JP2009034566A - 静電塗装装置及び静電塗装方法 - Google Patents

静電塗装装置及び静電塗装方法 Download PDF

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Abstract

【課題】特別な防爆構造を設けることなく開閉物との干渉予測を可能とすること。
【解決手段】静電塗装装置1は、車体2に設けられたドア3をドア開閉装置5により開閉しながらドア塗装ロボット4により静電塗装するように構成される。ドア開閉装置5は、多関節ロボット12と開閉ツール13により構成される。開閉ツール13のドア3と接触する開閉フック18は、絶縁体である樹脂より構成される。多関節ロボット12の第2アーム16は樹脂より構成され、その中に高電圧発生器19が設けられる。高電圧発生器19で発生する高電圧は、第2アーム16、第3アーム17及び開閉ツール13に印加される。第3アーム17には、第3アーム17とドア3との間の放電電流を検出するために電極ピン22と配線23が設けられる。高電圧コントローラ20は、電極ピン22で検出される放電電流に基づいてドア3と第3アーム17との位置関係を判断する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、被塗装物に設けられた開閉物を開閉手段により開閉しながら塗装手段により静電塗装を行う静電塗装装置及び静電塗装方法に関する。
従来、この種の技術として、例えば、下記の特許文献1〜4に記載される塗装技術が知られている。特に、特許文献1には、塗装ガンと、自動車のドアに係合する係合子と、ドアの位置を検出するセンサとを取り付けてなるロボットを用いて自動車のドア回りの塗装を行う技術が記載される。この技術では、センサで検出されるドアの位置に応じてロボットの位置補正を行い係合子をドアに係合させる。その後、ロボットにより係合子を移動させてドアを開き、ロボットにより塗装ガンを移動させてドア回りを塗装する。ここで、ドアを開けた後、センサで再びドア位置を検出してドアが開放状態にあるか否かを判断し、ドアが開放状態にあるときだけ塗装を実施するようになっている。
特開平6−142607号公報 特開2007−69136号公報 特公平2−25664号公報 実公平7−18542号公報
ところが、特許文献1に記載の塗装技術では、センサが近接スイッチから構成されているが、センサの防爆対策については何も記載されていない。自動車等の塗装環境では、電気的なセンサには、防爆構造を付加する必要があり、センサを防爆用のケースに収容することが行われている。従って、特許文献1に記載のセンサに防爆構造を付加した場合には、センサ周りが大型化するばかりでなく、センサによりドア位置を誤検出するおそれがあった。ドア位置を誤検出した場合、係合子をドアに対して正確に係合させることができず、ドアを開放状態にすることができない。また、係合子や塗装ガン、又はロボットそのものが、不用意にドアに接触するおそれがあった。
この発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、特別な防爆構造を設けることなく開閉物との干渉予測を可能とした静電塗装装置及び静電塗装方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、被塗装物に設けられた開閉物を開閉手段により開閉しながら塗装手段により静電塗装する静電塗装装置において、開閉手段に高電圧を印加するための高電圧印加手段と、開閉手段と開閉物との間の放電電流を検出するための放電電流検出手段とを備えたことを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、高電圧印加手段により高電圧を印加した開閉手段を開閉物に近付けることで、開閉手段と開閉物との間を流れる放電電流が放電電流検出手段により検出される。この検出される放電電流は、開閉手段と開閉物との位置関係の違いに合わせて変化する。
上記目的を達成するために、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、検出される放電電流に基づいて開閉物と開閉手段との位置関係を判断するための位置関係判断手段を備えたことを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、請求項1に記載の発明の作用に加え、検出される放電電流の変化から、位置関係判断手段により、開閉手段と開閉物との位置関係が判断される。
上記目的を達成するために、請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、開閉手段は、順次連接された複数のアームを含む多関節ロボットと、複数のアームのうち最先側アームの先端部にて開閉物に係合可能に設けられた係合具とを含み、放電電流検出手段は、最先側アームにて開閉物に接近可能に設けられた電極ピンを含み、少なくとも最先側アームに高電圧を印加することを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、請求項1又は2に記載の発明の作用に加え、最先側アームの先端部に設けられた係合具を開閉物に係合させて多関節ロボットを駆動することにより開閉物が開閉される。最先側アームを移動させるときに、最先側アームと開閉物との間を流れる放電電流は、電極ピンにより集中的に検出される。
上記目的を達成するために、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、係合具に、開閉物の位置を検出するための位置センサを設けたことを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、請求項3に記載の発明の作用に加え、係合具を開閉物へ向けて移動させることにより、位置センサにより開閉物の位置が検出される。
上記目的を達成するために、請求項5に記載の発明は、被塗装物に設けられた開閉物を開閉手段により開閉しながら塗装手段により静電塗装する静電塗装方法において、開閉手段に高電圧印加手段により高電圧を印加し、開閉手段と開閉物との間で放電する放電電流を放電電流検出手段により検出し、その検出される放電電流に基づいて開閉物と開閉手段との位置関係を判断しながら静電塗装を行うことを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、高電圧印加手段により高電圧を印加した開閉手段を開閉物に近付けることで、開閉手段と開閉物との間に流れる放電電流が放電電流検出手段により検出される。この検出される放電電流の変化から、開閉手段と開閉物との位置関係、つまりは開閉物の開閉手段による開閉状態が判断される。
上記目的を達成するために、請求項6に記載の発明は、被塗装物に設けられた開閉物を開閉手段により開閉しながら塗装手段により静電塗装する静電塗装装置において、塗装手段に高電圧を印加するための高電圧印加手段と、塗装手段と開閉物との間の放電電流を検出するための放電電流検出手段とを備えたことを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、高電圧印加手段により高電圧を印加した塗装手段を開閉物に近付けることで、塗装手段と開閉物との間を流れる放電電流が放電電流検出手段により検出される。この検出される放電電流は、塗装手段と開閉物との位置関係の違いに合わせて変化する。
上記目的を達成するために、請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の発明において、検出される放電電流に基づいて開閉物と塗装手段との位置関係を判断するための位置関係判断手段を備えたことを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、請求項6に記載の発明の作用に加え、検出される放電電流の変化から、位置関係判断手段により、塗装手段と開閉物との位置関係が判断される。
上記目的を達成するために、請求項8に記載の発明は、被塗装物に設けられた開閉物を開閉手段により開閉しながら塗装手段により静電塗装する静電塗装方法において、塗装手段に高電圧印加手段により高電圧を印加し、塗装手段と開閉物との間で放電する放電電流を放電電流検出手段により検出し、その検出される放電電流に基づいて開閉物と塗装手段との位置関係を判断しながら静電塗装を行うことを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、高電圧印加手段により高電圧を印加した塗装手段を開閉物に近付けることで、塗装手段と開閉物との間に流れる放電電流が放電電流検出手段により検出される。この検出される放電電流の変化から、塗装手段と開閉物との位置関係が判断される。
請求項1に記載の発明によれば、特別な防爆構造を設けることなく開閉手段と開閉物との干渉を予測することができる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、開閉手段による開閉物の開閉状態を監視することができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の発明の効果に加え、最先側アームと開閉物との間の干渉予測を正確に行うことができる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項3に記載の発明の効果に加え、位置センサによる開閉物の検出に基づいて係合具を開閉物の位置に整合させることができる。
請求項5に記載の発明によれば、特別な防爆構造を設けることなく開閉手段により開閉物の開閉状態を監視しながら開閉物に静電塗装をすることができる。
請求項6に記載の発明によれば、特別な防爆構造を設けることなく塗装手段と開閉物との干渉を予測することができる。
請求項7に記載の発明によれば、請求項6に記載の発明の効果に加え、塗装手段と開閉物との接近状態を監視することができる。
請求項8に記載の発明によれば、特別な防爆構造を設けることなく塗装手段と開閉物との接近状態を監視しながら開閉物に静電塗装をすることができる。
以下、本発明における静電塗装装置及び静電塗装方法を具体化した一実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1に、この実施形態の静電塗装装置1を概略構成図により示す。この静電塗装装置1は、被塗装物としての車体2に設けられた開閉物であるドア3を開閉しながら静電塗装を行うように構成される。この実施形態で、ドア3は、水平方向へ開閉するタイプのものである。この静電塗装装置1は、本発明の塗装手段としてのドア塗装ロボット4と、本発明の開閉手段としてのドア開閉装置5とを備える。車体2は、キャリッジ6に載せられて静電塗装装置1の近くに運ばれるようになっている。車体2はキャリッジ6を介して電気的にアースされる。
ドア塗装ロボット4は、ベース部材7と、ベース部材7に旋回可能に設けられた旋回部材8と、旋回部材8に順次連接され、旋回可能に設けられた第1アーム9及び第2アーム10と、第2アーム10の自由端に設けられた塗装ノズル11とを備える。塗装ノズル11は、塗料を噴射して霧化粒子塗料にするようになっている。塗装ノズル11は、上記した各部材7〜10が相互に旋回することで、所定範囲内で、上下、前後及び左右の各方向へ自由に移動できるようになっている。
この静電塗装装置1は、塗装ノズル11の側を陰極、車体2の側を陽極として、塗装ノズル11と車体2との間に3万〜10万ボルトの高電圧をかけて塗装を行うようになっている。塗装ノズル11から噴射される霧化粒子塗料は、アースである車体2に引き付けられ、車体2の表面に静電付着する。このとき、霧化粒子塗料は、塗装ノズル11と対向しない車体2の裏側にも廻り込んでその表面に付着するようになっている。
ドア開閉装置5は、多関節ロボット12と、多関節ロボット12の先端部に設けられた開閉ツール13とを含む。多関節ロボット12は、ベース部材14と、ベース部材14に順次連接された第1アーム15、第2アーム16及び第3アーム17を含む。第1アーム15は、ベース部材14に対して水平に支持され、水平方向へ回転可能に設けられる。第2アーム16は、第1アーム15の先端部に対して水平に支持され、水平方向へ回転可能に設けられる。最先側の第3アーム17は、第2アーム16の先端部にて垂直に支持され、水平方向へ回転可能に、かつ、垂直方向へ移動可能に設けられる。この実施形態で、第1アーム15及び第3アーム17は金属により構成され、第2アーム16は樹脂により構成される。
開閉ツール13は、垂直に支持された第3アームの先端に設けられる。開閉ツール13は、鉤形をなすフレーム13aと、フレーム13aの先端に設けられた開閉フック18とを含む。開閉フック18は、本発明の係合具に相当し、下方へ向けてドア3に係合可能に設けられる。開閉フック18は、抵抗入り導体、半導体又は絶縁体により構成される。この実施形態では、開閉フック18は、絶縁体である樹脂より形成される。
図2に、開閉フック18とドア3の関係例を断面図により示す。ドア3は、アウタパネル3aとインナパネル3bから構成される。両パネル3a,3bの間には、窓ガラスを装着するためのガラス溝3cが設けられる。多関節ロボット12を駆使することにより、開閉フック18は、図2に実線で示す位置から、図2に2点鎖線で示すように、ドア3のガラス溝3cの中に挿入されるようになっている。この挿入状態から、開閉フック18を水平方向へ移動させることにより、ドア3を開閉することができる。
図3に、開閉ツール13の先端部の構成等を断面図により示す。開閉フック18を含む開閉ツール13の先端部には、ドア3の位置を検出するための位置センサ31が設けられる。開閉ツール13を構成するフレーム13aと開閉フック18は、それぞれ中空筒状をなす。開閉フック18は、フレーム13aの先端外周に嵌め込まれて固定される。開閉フック18は、先端部分が円錐台形状をなし、先端へ向けて収束し、その先端に開口18aを有する。位置センサ31は、フレーム13aの先端部に固定され、開閉フック18との境目に配置される。この実施形態で、位置センサ31は、防爆対策の必要のない光ファイバセンサより構成される。この位置センサ31には、投光用及び受光用の光ファイバ32a,32bが接続される。フレーム13aの中空には、汚れ防止用のパージエアが供給されるようになっている。位置センサ31は、開閉フック18の開口18aを通じて、検出対象に対して投光及び受光を行うようになっている。
図1に示すように、この実施形態では、ドア開閉装置5のうち、第2アーム16、第3アーム17及び開閉ツール13の表面に、静電塗装の霧化粒子塗料と同極性の高電圧を印加するための高電圧印加手段としての高電圧発生器19が設けられる。この高電圧発生器19は、樹脂製の第2アーム16の中、又は手間に設けられる。この高電圧発生器19を制御するために、多関節ロボット12の外部には、高電圧コントローラ20が設けられる。この実施形態では、霧化粒子塗料が陰極性であることから、高電圧発生器20により、陰極性の高電圧(例えば「−60kV」)を第2アーム16、第3アーム17及び開閉ツール13に印加するようになっている。これにより、第2アーム16、第3アーム17及び開閉ツール13の周囲には、霧化粒子塗料と同じ陰極性を有する静電界21(図1に破線で示す。)が形成される。
この実施形態では、最先側の第3アーム17の中間部に、外方へ突出する電極ピン22が設けられる。この電極ピン22は、配線23を介して高電圧発生器19に接続される。電極ピン22及び配線23は、ドア開閉装置5とドア3との間の放電電流を検出するための本発明の放電電流検出手段を構成する。上記した電極ピン22は、配線23及び高電圧発生器19を介して高電圧コントローラ20に接続される。
高電圧コントローラ20は、電極ピン22等を介して検出される放電電流を入力し、その放電電流に基づいてドア3と第3アーム17との位置関係を判断するようになっている。高電圧コントローラ20は、本発明の位置関係判断手段に相当する。
この実施形態では、上記した静電塗装装置1を使用することにより、車体2に設けられたドア3をドア開閉装置5により開閉しながらドア塗装ロボット4により静電塗装を行うようになっている。この静電塗装に際して、ドア開閉装置5のうちドア3と接触する開閉フック18を樹脂により構成し、静電塗装の霧化粒子塗料と同じ陰極性の高電圧を、ドア開閉装置5の第2及び第3のアーム16,17と開閉ツール13の表面に、高電圧発生器19により印加しながら静電塗装を行うようになっている。また、この静電塗装に際して、ドア開閉装置5の第2及び第3のアーム16,17と開閉ツール13に高電圧発生器19により印加し、第3アーム17とドア3との間で放電する放電電流を電極ピン22等により検出し、その検出される放電電流に基づいて第3アーム17とドア3との位置関係を判断しながら静電塗装を行うようになっている。
以上説明したこの実施形態の静電塗装装置1によれば、ドア開閉装置5のうち、ドア3に直接接触する開閉フック18が樹脂より構成される。このため、開閉フック18をドア3に係合させた状態で、開閉フック18に静電塗装の霧化粒子塗料と同極性の高電圧が印加されることで、その電流がドア3へ全て流れることがなく、開閉フック18に高電圧が印加され、その電荷が開閉フック18の表面に保持される。従って、未塗着の浮遊した霧化粒子塗料が、開閉フック18の表面の電荷に反発し、その表面に付着し難くなる。この結果、ドア3を開閉するために使用される開閉フック18について未塗着塗料による汚れを軽減することができる。
また、この実施形態では、開閉フック18を含む開閉ツール13と、多関節ロボット12を構成する第2アーム16及び第3アーム17にも霧化粒子塗料と同極性の高電圧が印加され、その電荷が開閉ツール13、第2及び第3のアーム16,17の表面にも保持される。従って、未塗着の浮遊した霧化粒子塗料が、これら部材13,l6,17の表面の電荷に反発し、その表面に付着し難くなる。この結果、開閉ツール13、第2アーム16及び第3アーム17についても未塗着塗料による汚れを軽減することができる。
この実施形態では、高電圧発生器19が多関節ロボット12の第2アーム16の中に設けられるので、高電圧発生器19のために特別な設置スペースが必要ない。このため、高電圧印加機能を確保しながらドア開閉装置5をコンパクトなものにすることができる。
上記のようにこの実施形態では、ドア開閉装置5につき、ドア3に接触又は近付く部分である開閉ツール13と第2及び第3のアーム16,17の未塗着塗料による汚れを軽減できる。このため、ドア開閉装置5について汚れ落としのための清掃頻度を減らすことができる。例えば、従来は、約1時間の静電塗装に対して汚れ落としの清掃を1回行っていたが、この実施形態によれば、約4〜5時間の静電塗装に対して汚れ落としの清掃を1回行えばよい。また、汚れ塗料がスピットとなって車体2やドア3に付着することを防止することができるので、車体2等の塗装品質の低下を防止することができる。
また、この実施形態では、高電圧発生器19によりドア開閉装置5に高電圧を印加しながら、ドア開閉装置5の第3アーム17をドア3に対して移動させる。このとき、第3アーム17とドア3との間を流れる放電電流は、電極ピン22により集中的に検出される。従って、この実施形態では、電極ピン22により集中的に検出される放電電流の変化に基づき、高電圧コントローラ20により、第3アーム17とドア3との間の干渉予測を正確に行うことができる。また、第3アーム17によるドア3の開閉状態を、高電圧コントローラ20により監視することができる。この実施形態では、ドア3の開閉状態を監視するために、第3アーム17とドア3との間の放電電流を検出しているだけなので、特別な防爆構造を設ける必要がない。
図4に、静電塗装を行うに際して、ドア開閉装置5によるドア3の開閉動作が正常に行われる場合の(A)ドア開閉装置5の起動、(B)高電圧発生器19による高電圧印加、(C)ドア開閉装置5によるドア開閉動作、(D)電極ピン22を通じて検出される放電電流の電流値の挙動をタイムチャートにより示す。この実施形態では、図4(A)に示すように、時刻t1〜t8で、ドア開閉装置5が動作している間にドア3の開閉状態を判断するようになっている。ここでは、図4(B),(C)に示すように、ドア3を開く(時刻t3)よりも少し前の時刻t2にてドア開閉装置5に高電圧が印加され、ドア3を閉じて(時刻t6)少し経過した時刻t7にて高電圧の印加を停止している。ここで、図4(D)に示すように、時刻t2で高電圧を印加した直後に電極ピン22を通じて検出される放電電流の電流値が立ち上がり、時刻t3〜t4で、ドア3を開けるために第3アーム17がドア3に接近するに連れてその電流値が上昇する。その後、時刻t4〜t5でドア3を開けている間は、電流値に変化がなく、時刻t5でドア3を閉めてから、時刻t5〜t6で第3アーム17をドア3から離脱させるに連れてその電流値が減少する。その後、時刻t7で、高電圧の印加を停止した直後に、その電流値が立ち下がる。このように、ドア開閉装置5によるドア3の開閉動作が正常に行われる場合は、電極ピン22を通じて検出される放電電流の電流値が、図4(C)に示すドアの開閉動作に合わせて、図4(D)に示すように各値a,b,cの間を適正に変化する。この電流値の挙動を監視することにより、第3アーム17とドア3との干渉を予測することができ、ドア開閉装置5によるドア3の開閉状態を監視することができる。
図5に、ドア3の開閉状態が正常か異常かを判断するための判断論理を表に示す。この実施形態では、表に示すように、「接近、離脱動作中」の場合、すなわち第3アーム17とドア3とが互いに接近又は離脱してい場合に、電流値が上限値aを超えないときは「正常」と判断され、上限値aを超えるときは「異常」と判断される。一方、この実施形態では、表に示すように、「開閉動作中」の場合、すなわち開閉フック18がドア3に係合してドア3を開閉している場合に、電流値が上限値aと中間値bとの間にあるときは「正常」と判断され、電流値が上限値aを超えたときは「異常(1)」と判断され、電流値が中間値bと下限値cとの間にあるときは「異常(2)」と判断される。
図6に、静電塗装を行うに際し、ドア開閉装置5の第3アーム17がドア3に異常接近した場合の(A)ドア開閉装置5の起動、(B)高電圧発生器19による高電圧印加、(C)ドア開閉装置5によるドア開閉動作、(D)電極ピン22を通じて検出される放電電流の電流値の挙動をタイムチャートにより示す。図6(D)に実線で示すように、時刻t4〜t5で、ドア3を開けているときに、実線円E1の中に示すように、電流値が上限値aを超えた場合は、高電圧コントローラ20は、ドア開閉動作の異常と判断する。図6(D)に示す2点鎖線は、正常な場合の電流値の変化を示す。
図7に、静電塗装を行うに際して、ドア開閉装置5の第3アーム17がドア3から異常に離脱した場合の(A)ドア開閉装置5の起動、(B)高電圧発生器19による高電圧印加、(C)ドア開閉装置5によるドア開閉動作、(D)電極ピン22を通じて検出される放電電流の電流値の挙動をタイムチャートにより示す。図6(D)に実線で示すように、時刻t4〜t5で、ドア3を開けているときに、実線楕円E2の中に示すように、電流値が中間値bと下限値cとの間にある場合は、高電圧コントローラ20は、ドア開閉動作の異常と判断する。図7(D)に示す2点鎖線は、正常な場合の電流値の変化を示す。
上記したように本実施形態では、電極ピン22により検出される放電電流に基づき、第3アーム17とドア3との位置関係、つまりはドア開閉装置5によるドア3の開閉状態を高電圧コントローラ20により監視し、正常又は異常を判断することができる。ドア3の開閉状態が正常と判断された場合は、予め設定されたプログラム通りにドア塗装ロボット4とドア開閉装置5を動作させることで、予定通りにドア3に対して静電塗装を行うことができる。ドア3の開閉状態が異常と判断された場合は、直ちにドア塗装ロボット4とドア開閉装置5の動作を停止し。静電塗装を中断すればよい。このように、ドア3の開閉状態を監視しながらドア3に対して適正に静電塗装を行うことができる。
また、この実施形態では、開閉フック18に、ドア3の位置を検出するための位置センサ31が設けられる。従って、開閉フック18をドア3へ向けて移動させることにより、位置センサ31によりドア3の位置が検出される。このため、位置センサ31によるドア3の検出に基づいて、開閉フック18をドア3の位置に正確に整合させることができる。
すなわち、図3に2点鎖線で示すように、開閉フック18を、左側の第1位置P1から右側の第2位置P2へ、ドア3の上方を水平に移動させると共に、その移動の間に位置センサ31を作動させる。これにより、ドア3のガラス溝3cの位置を検出することができる。このときの開閉フック18の水平位置と位置センサ31により検出される光反射強度との関係を図8にグラフにより示す。図8に示すように、第1位置P1から第2位置P2までの間で、2つの中間位置P3,P4にて、光反射強度は2つのピークを示すように変化する。一方の中間位置P3で示すピークは、図3において、位置センサ31がアウタパネル3aの頂点の真上に達したときを示し、他方の中間位置P4に示すピークは、図3において、位置センサ31がインナパネル3bの頂点の真上に達したときを示す。従って、開閉フック18の移動範囲において、これら2つの中間位置P3,P4を特定することにより、両中間位置P3,P4の間をガラス溝3cの位置として特定することができる。このように位置センサ31により検出される位置情報をドア開閉装置5の動作にフィードバックすることにより、ドア3のガラス溝3cに開閉フック18を確実に挿入して係合させることができる。
また、この実施形態では、位置センサ31が開閉フック18の内部に設けられることから、位置センサ31をダスト(汚れ)から保護することができる。また、開閉フック18の内部にはパージエアが供給されることから、この意味でも、位置センサ31をダスト(汚れ)から保護することができる。更に、この実施形態では、位置センサ31として、防爆対策を必要としない光ファイバセンサを使用しているので、防爆構造を省略することができ、開閉フック18に対して位置センサ31をコンパクトに設けることができる。
なお、この発明は前記実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱することのない範囲で構成の一部を適宜に変更して実施することもできる。
(1)前記実施形態では、水平方向へ開閉するドア3を開閉物とし、そのドア3を開閉するドア開閉装置5につき、第3アーム17に電極ピン22を設けて放電電流を検出して、ドア3の開閉状態を判断するように構成した。これに対し、開閉物を垂直方向に開閉する、車体のトランクカバーやボンネット、あるいは、車体後部のはね上げ式ドアとし、それらトランクカバー、ボンネット又ははね上げ式ドアを開閉する開閉装置につき、電極ピンにより放電電流を検出して、トランクカバー等の開閉状態を判断するように構成してもよい。例えば、図9に示すように、前述したドア塗装ロボット4と同じ構成を有するロボットを開閉手段であるドア開閉装置25として使用することもできる。図9において、第2アーム10を樹脂により構成し、その第2アーム10の中に高電圧発生器19を設ける。また、第2アーム10の先端に、電極ピン22を設けると共に、係合具として樹脂よりなる鉤形の開閉フック26を設ける。この開閉フック26を、トランクカバー等に引っ掛けて第2アーム10を上下方向へ回動させることにより、トランクカバー等を上下方向へ開閉させることができる。この開閉動作のときに、電極ピン22を通じて放電電流を検出することにより、トランクカバー等の開閉状態を判断することができる。
(2)前記実施形態では、ドア3を開閉物とし、そのドア3を開閉するドア開閉装置5につき、第3アーム17に電極ピン22を設けて放電電流を検出して、ドア3の開閉状態を判断するように構成した。これに加え、図10に示すように、ドア塗装ロボット4につき、第2アーム10を樹脂により構成し、その第2アーム10の中に高電圧発生器19を設ける。また、第2アーム10の自由端に放電電流検出手段としての鉤形の電極ピン27を設ける。そして、その電極ピン27を通じて放電電流を検出し、ドアと塗装ノズル11との間の位置関係を判断するように構成してもよい。この場合は、特別な防爆構造を設けることなく塗装ノズル11とドア3との干渉を予測することができる。また、塗装ノズル11とドア3との接近状態を監視することができる。この他、この構成において、ドアと塗装ノズル11との位置関係を判断した後は、塗装ノズル11を駆使するときに、電極ピン27とドアとの干渉を回避するために、電極ピン27を第2アーム10に対してシリンダ等を使用して収縮させるように構成してもよい。
(3)前記実施形態では、開閉ツール13と第2及び第3のアーム16,17の両方に高電圧を印加するように構成した。これに対し、開閉ツール13と第3のアームだけに高電圧を印加するように構成してもよい。
(4)前記実施形態では、開閉フック18を絶縁体である樹脂により構成したが、この開閉フックを、抵抗入り導体や半導体を材料として構成してもよい。抵抗入り導体として「カーボン入り樹脂」が挙げられ、半導体として「ポリウレタン」が挙げられる。また、絶縁体である樹脂にフッ素系コーティング(例えば「テフロン」(登録商標))を施してもよい。
(5)前記実施形態では、放電電流検出手段として第3アーム17に電極ピン22と配線23を設けたが、電極ピン22を省略して配線23だけとすることもできる。この場合、第3アーム17それ自体がドア3との間の放電電流を検出する手段として機能することとなる。
(6)前記実施形態では、開閉物であるドア3を備えた車体2を被塗装物として静電塗装する場合について説明したが、開閉物を備えた被塗装物であれば車体に限定されるものではない。
静電塗装装置を示す概略構成図。 開閉フックとドアの関係例を示す断面図。 開閉ツールの先端部の構成等を示す断面図。 正常時のドア開閉装置起動、高電圧印加、ドア開閉動作及び電流値等の関係を示すタイムチャート。 ドア開閉状態の正常・異常を判断するための判断論理を示す表。 異常時のドア開閉装置起動、高電圧印加、ドア開閉動作及び電流値等の関係を示すタイムチャート。 異常時のドア開閉装置起動、高電圧印加、ドア開閉動作及び電流値等の関係を示すタイムチャート。 開閉フックの水平位置と位置センサにより検出される光反射強度との関係を示すグラフ。 開閉装置を示す側面図。 ドア塗装ロボットを示す側面図。
符号の説明
1 静電塗装装置
2 車体(被塗装物)
3 ドア(開閉物)
4 ドア塗装ロボット(塗装手段)
5 ドア開閉装置(開閉手段)
12 多関節ロボット
15 第1アーム
16 第2アーム
17 第3アーム
18 開閉フック(係合具)
19 高電圧発生器(高電圧印加手段)
20 高電圧コントローラ(位置関係判断手段)
22 電極ピン(放電電流検出手段)
23 配線(放電電流検出手段)
25 ドア開閉装置(開閉手段)
26 開閉フック(係合具)
27 電極ピン(放電電流検出手段)
31 位置センサ

Claims (8)

  1. 被塗装物に設けられた開閉物を開閉手段により開閉しながら塗装手段により静電塗装する静電塗装装置において、
    前記開閉手段に高電圧を印加するための高電圧印加手段と、
    前記開閉手段と前記開閉物との間の放電電流を検出するための放電電流検出手段と
    を備えたことを特徴とする静電塗装装置。
  2. 前記検出される放電電流に基づいて前記開閉物と前記開閉手段との位置関係を判断するための位置関係判断手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の静電塗装装置。
  3. 前記開閉手段は、順次連接された複数のアームを含む多関節ロボットと、前記複数のアームのうち最先側アームの先端部にて前記開閉物に係合可能に設けられた係合具とを含み、前記放電電流検出手段は、前記最先側アームにて前記開閉物に接近可能に設けられた電極ピンを含み、少なくとも前記最先側アームに前記高電圧を印加することを特徴とする請求項1又は2に記載の静電塗装装置。
  4. 前記係合具に、前記開閉物の位置を検出するための位置センサを設けたことを特徴する請求項3に記載の静電塗装装置。
  5. 被塗装物に設けられた開閉物を開閉手段により開閉しながら塗装手段により静電塗装する静電塗装方法において、
    前記開閉手段に高電圧印加手段により高電圧を印加し、前記開閉手段と前記開閉物との間で放電する放電電流を放電電流検出手段により検出し、その検出される放電電流に基づいて前記開閉物と前記開閉手段との位置関係を判断しながら静電塗装を行うことを特徴とする静電塗装方法。
  6. 被塗装物に設けられた開閉物を開閉手段により開閉しながら塗装手段により静電塗装する静電塗装装置において、
    前記塗装手段に高電圧を印加するための高電圧印加手段と、
    前記塗装手段と前記開閉物との間の放電電流を検出するための放電電流検出手段と
    を備えたことを特徴とする静電塗装装置。
  7. 前記検出される放電電流に基づいて前記開閉物と前記塗装手段との位置関係を判断するための位置関係判断手段を備えたことを特徴とする請求項6に記載の静電塗装装置。
  8. 被塗装物に設けられた開閉物を開閉手段により開閉しながら塗装手段により静電塗装する静電塗装方法において、
    前記塗装手段に高電圧印加手段により高電圧を印加し、前記塗装手段と前記開閉物との間で放電する放電電流を放電電流検出手段により検出し、その検出される放電電流に基づいて前記開閉物と前記塗装手段との位置関係を判断しながら静電塗装を行うことを特徴とする静電塗装方法。
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