JPH0218274B2 - - Google Patents
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- JPH0218274B2 JPH0218274B2 JP58243524A JP24352483A JPH0218274B2 JP H0218274 B2 JPH0218274 B2 JP H0218274B2 JP 58243524 A JP58243524 A JP 58243524A JP 24352483 A JP24352483 A JP 24352483A JP H0218274 B2 JPH0218274 B2 JP H0218274B2
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- loader
- vehicle
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Links
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62D—MOTOR VEHICLES; TRAILERS
- B62D65/00—Designing, manufacturing, e.g. assembling, facilitating disassembly, or structurally modifying motor vehicles or trailers, not otherwise provided for
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Automatic Assembly (AREA)
- Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
この発明は、自動車組立ラインにおける車体の
作業装置に関し、さらに詳しくは、例えば車室内
のシーリング作業を車体の連続搬送中において自
動的に行うようにした作業装置に関する。
作業装置に関し、さらに詳しくは、例えば車室内
のシーリング作業を車体の連続搬送中において自
動的に行うようにした作業装置に関する。
従来の技術とその問題点
自動車の組立工程においては、ボデイパネルの
合わせ目から浸水するのを防ぐため、溶接完了後
に上記ボデイパネルの合わせ目に沿つてシール剤
を塗布する工程が必要とされる(例えば「自動車
工学全書第19巻自動車の製造法」、(昭55.4.20)、
山海堂、P168参照)。そのため、とりわけ車室内
側のシーリング作業は従来は次のような方法法で
行われていた。
合わせ目から浸水するのを防ぐため、溶接完了後
に上記ボデイパネルの合わせ目に沿つてシール剤
を塗布する工程が必要とされる(例えば「自動車
工学全書第19巻自動車の製造法」、(昭55.4.20)、
山海堂、P168参照)。そのため、とりわけ車室内
側のシーリング作業は従来は次のような方法法で
行われていた。
すなわち、実際にはドア等のメタル部品を車体
に組み付けるメタル工程の後にシーリング作業が
行われ、メタルラインそのものは自動車の車体を
所定の速度で連続して搬送するいわゆるコンテイ
ニアスタイプの搬送コンベアを中心として構成さ
れているが、上記のシーリング作業に対応するた
めにこのコンテイニアスラインとは別に、一工程
づつ間欠的な搬送が可能なリフト&キヤリーコン
ベアまたはプレーンシヤトルコンベアを主体とす
るタクトラインを設置するとともに、このタクト
ラインの両サイドに床置定置式のシーリング作業
用の産業用ロボツトを設置し、車体が静止した状
態で前記産業用ロボツトに持たせたシーリングガ
ンにより所定のシーリング作業を行うようにして
いる。
に組み付けるメタル工程の後にシーリング作業が
行われ、メタルラインそのものは自動車の車体を
所定の速度で連続して搬送するいわゆるコンテイ
ニアスタイプの搬送コンベアを中心として構成さ
れているが、上記のシーリング作業に対応するた
めにこのコンテイニアスラインとは別に、一工程
づつ間欠的な搬送が可能なリフト&キヤリーコン
ベアまたはプレーンシヤトルコンベアを主体とす
るタクトラインを設置するとともに、このタクト
ラインの両サイドに床置定置式のシーリング作業
用の産業用ロボツトを設置し、車体が静止した状
態で前記産業用ロボツトに持たせたシーリングガ
ンにより所定のシーリング作業を行うようにして
いる。
ここで、シーリング作業に際して車体搬送ライ
ンをコンテイニアス運転システムからタクト運転
システムに変換して定置式ロボツト作業としてい
るのは、そもそも産業用ロボツトを移動する車体
に追従させることは困難で、またコンテイニアス
ラインにおける車体搬送用の台車の精度、および
該台車に対する車体の位置決め精度の再現性が悪
く、産業用ロボツトとの協働による反復作業が困
難であるからである。
ンをコンテイニアス運転システムからタクト運転
システムに変換して定置式ロボツト作業としてい
るのは、そもそも産業用ロボツトを移動する車体
に追従させることは困難で、またコンテイニアス
ラインにおける車体搬送用の台車の精度、および
該台車に対する車体の位置決め精度の再現性が悪
く、産業用ロボツトとの協働による反復作業が困
難であるからである。
ところが、上記のようなタクト運転システムに
よるシーリング作業装置にあつては、シーリング
工程の前後のコンテイニアスラインとは別に違つ
た形式のタクトラインを設置しなければならず、
しかもタクトラインにはその前段のコンテイニア
スラインからタクトラインに車体を投入するため
のローテイング装置ならびにタクトラインからそ
の後段のコンテイニアスラインに車体を移載する
車体取り出し用のアンローデイング装置を付帯さ
せなければならないために占有面積が大きく、ま
た設備投資の面でも著しく不利になるという不具
合がある。
よるシーリング作業装置にあつては、シーリング
工程の前後のコンテイニアスラインとは別に違つ
た形式のタクトラインを設置しなければならず、
しかもタクトラインにはその前段のコンテイニア
スラインからタクトラインに車体を投入するため
のローテイング装置ならびにタクトラインからそ
の後段のコンテイニアスラインに車体を移載する
車体取り出し用のアンローデイング装置を付帯さ
せなければならないために占有面積が大きく、ま
た設備投資の面でも著しく不利になるという不具
合がある。
発明の目的
この発明は以上のような点に鑑みてなされたも
ので、従来のように別のタクトラインを設置する
必要がなく、コンテイニアスラインでの車体の連
続搬送中において、台車の精度や該台車に対する
車体の位置決め精度の影響を受けることなくシー
リング作業等の所定の作業を行うことができるよ
うにした自動車組立ラインにおける車体の作業装
置を提供することを目的としている。
ので、従来のように別のタクトラインを設置する
必要がなく、コンテイニアスラインでの車体の連
続搬送中において、台車の精度や該台車に対する
車体の位置決め精度の影響を受けることなくシー
リング作業等の所定の作業を行うことができるよ
うにした自動車組立ラインにおける車体の作業装
置を提供することを目的としている。
発明の構成
この目的のため本発明の作業装置においては、
車体を搭載して該車体を所定速度で連続して搬送
するフロアタイプの車体搬送コンベアと、可搬式
でかつ折り畳み可能であつて、ロボツトアーム先
端には車体に対して所定の作業を施す作業具を備
えるとともに、車室内に投入されることで車体の
一部を基準部として該車体に対し自律的に位置決
めされるセルロケート機能を備えた作業ロボツト
と、車体搬送コンベアに隣接して設けられるとと
もに車体と同期走行可能であつて、前記作業ロボ
ツトを支持して該作業ロボツトを車室内に投入す
るローダと、車体搬送コンベアべ隣接し車体搬送
方向において前記ローダよりも下流側に設けられ
るとともに車体と同期走行可能であつて、所定の
作業を終えた作業ロボツトを車室内から取り出す
アンローダと、前記車体搬送コンベアと平行して
設けられ、アンローダが取り出した作業ロボツト
を受け取つてこの作業ロボツトをローダ側に帰還
させるリターンコンベアとを備えたことを特徴と
している。
車体を搭載して該車体を所定速度で連続して搬送
するフロアタイプの車体搬送コンベアと、可搬式
でかつ折り畳み可能であつて、ロボツトアーム先
端には車体に対して所定の作業を施す作業具を備
えるとともに、車室内に投入されることで車体の
一部を基準部として該車体に対し自律的に位置決
めされるセルロケート機能を備えた作業ロボツト
と、車体搬送コンベアに隣接して設けられるとと
もに車体と同期走行可能であつて、前記作業ロボ
ツトを支持して該作業ロボツトを車室内に投入す
るローダと、車体搬送コンベアべ隣接し車体搬送
方向において前記ローダよりも下流側に設けられ
るとともに車体と同期走行可能であつて、所定の
作業を終えた作業ロボツトを車室内から取り出す
アンローダと、前記車体搬送コンベアと平行して
設けられ、アンローダが取り出した作業ロボツト
を受け取つてこの作業ロボツトをローダ側に帰還
させるリターンコンベアとを備えたことを特徴と
している。
作 用
以上の構成によれば、車室内に対する作業ロボ
ツトの投入から所定の作業の遂行ならびに作業ロ
ボツトの取り出しまでの一連の作業が車体の連続
搬送中において行われることになる。しかも、作
業ロボツトは車体の一部を基準として位置決めさ
れるので、車体搬送用の台車の精度や該台車に対
する車体の位置決め精度が問題となることはな
い。
ツトの投入から所定の作業の遂行ならびに作業ロ
ボツトの取り出しまでの一連の作業が車体の連続
搬送中において行われることになる。しかも、作
業ロボツトは車体の一部を基準として位置決めさ
れるので、車体搬送用の台車の精度や該台車に対
する車体の位置決め精度が問題となることはな
い。
実施例
以下、この発明のより具体的な実施例を先の車
室内シーリング作業用の作業装置を例にとつて図
面に基づき説明する。
室内シーリング作業用の作業装置を例にとつて図
面に基づき説明する。
第1図〜第4図はこの発明の第1の実施例を示
す図である。図において、1はコンテイニアスタ
イプの車体搬送ラインの中心となるフロアタイプ
の車体搬送コンベア、2は車体搬送コンベア1を
取り囲むように設けられた門形の機枠で、車体搬
送コンベア1の走行部位としての台車3にはその
治具Jの上に車体Bが位置決めされて搭載されて
おり、台車3が例えば図示外のチエーンに牽引さ
れて所定速度で連続的に走行することで車体Bが
搬送される。ここで、車体搬送コンベア1として
は必ずしも台車方式のものである必要はなく、車
体を連続的に搬送できるものであれば台車方式以
外のコンベアを用いてもよい。
す図である。図において、1はコンテイニアスタ
イプの車体搬送ラインの中心となるフロアタイプ
の車体搬送コンベア、2は車体搬送コンベア1を
取り囲むように設けられた門形の機枠で、車体搬
送コンベア1の走行部位としての台車3にはその
治具Jの上に車体Bが位置決めされて搭載されて
おり、台車3が例えば図示外のチエーンに牽引さ
れて所定速度で連続的に走行することで車体Bが
搬送される。ここで、車体搬送コンベア1として
は必ずしも台車方式のものである必要はなく、車
体を連続的に搬送できるものであれば台車方式以
外のコンベアを用いてもよい。
4は機枠2内に配設されて該機枠2よりブラケ
ツト27を介して吊り下げられた門形の可動フレ
ームで、この可動フレーム4は第4図に示すよう
に機枠2に設けたガイドレール5に案内されて走
行できるようにしてある。より詳しくは、可動フ
レーム4の下端には左右それぞれ2つづつ(第1
図)の同期結合装置6(詳細な図示は省略したが
シリンダ等により進退して台車3の側部に係合可
能な部材を可動フレーム4に取り付ける公知のタ
イプのものが使用できる)が設けられており、こ
れらの同期結合装置6が作動して台車3側と機械
的に結合されることで可動フレーム4は台車3と
同期して走行する。
ツト27を介して吊り下げられた門形の可動フレ
ームで、この可動フレーム4は第4図に示すよう
に機枠2に設けたガイドレール5に案内されて走
行できるようにしてある。より詳しくは、可動フ
レーム4の下端には左右それぞれ2つづつ(第1
図)の同期結合装置6(詳細な図示は省略したが
シリンダ等により進退して台車3の側部に係合可
能な部材を可動フレーム4に取り付ける公知のタ
イプのものが使用できる)が設けられており、こ
れらの同期結合装置6が作動して台車3側と機械
的に結合されることで可動フレーム4は台車3と
同期して走行する。
そして、可動フレーム4の両側部には第2図お
よび第4図に示すようにドアDを自動的に開閉す
るためのドア開閉装置7が設けられている(ただ
し、第2図では片側のみ図示してある)。このド
ア開閉装置7はピラー部等のシーリング作業の際
にドアDが障害にならぬように予め開いておく一
方で作業完了後に再びドアDを閉じるためのもの
で、第2図および第4図に示すように先端にバキ
ユームカツプ28を装着したリンク29aをシリ
ンダ29の作動により回転運動させることでドア
Dを自動開閉する構造となつている。
よび第4図に示すようにドアDを自動的に開閉す
るためのドア開閉装置7が設けられている(ただ
し、第2図では片側のみ図示してある)。このド
ア開閉装置7はピラー部等のシーリング作業の際
にドアDが障害にならぬように予め開いておく一
方で作業完了後に再びドアDを閉じるためのもの
で、第2図および第4図に示すように先端にバキ
ユームカツプ28を装着したリンク29aをシリ
ンダ29の作動により回転運動させることでドア
Dを自動開閉する構造となつている。
8は第1図に示すように機枠2の始端部寄りの
上部に設けられたロボツト投入用のローダ、9は
同じく機枠2の終端部寄りの上部すなわちローダ
よりも下流側に設けられたロボツト取り出し用の
アンローダである。ローダ8は、自走機能を有す
るキヤリア11に案内支持されて車体Bの走行方
向と同方向に走行可能であると同時に、テレスコ
ピツクタイプの垂直軸12cの存在により上下動
可能で、かつ該垂直軸12cを回転中心として旋
回可能となつている。そして、キヤリア11は機
枠2に設けられたガイドレール10に案内支持さ
れていて、このガイドレール10に沿つてキヤリ
ア11が車体搬送方向と直交方向(車幅方向)に
走行するようになつている。
上部に設けられたロボツト投入用のローダ、9は
同じく機枠2の終端部寄りの上部すなわちローダ
よりも下流側に設けられたロボツト取り出し用の
アンローダである。ローダ8は、自走機能を有す
るキヤリア11に案内支持されて車体Bの走行方
向と同方向に走行可能であると同時に、テレスコ
ピツクタイプの垂直軸12cの存在により上下動
可能で、かつ該垂直軸12cを回転中心として旋
回可能となつている。そして、キヤリア11は機
枠2に設けられたガイドレール10に案内支持さ
れていて、このガイドレール10に沿つてキヤリ
ア11が車体搬送方向と直交方向(車幅方向)に
走行するようになつている。
ここで、ガイドレール10は第3図に示すよう
に可動フレーム4との干渉を防止するために一部
が切除されて逃げ部51が形成されているもの
の、キヤリア11は多数のガイドローラ52を備
えているために走行に際して上記の逃げ部51が
障害となることはない。
に可動フレーム4との干渉を防止するために一部
が切除されて逃げ部51が形成されているもの
の、キヤリア11は多数のガイドローラ52を備
えているために走行に際して上記の逃げ部51が
障害となることはない。
可動フレーム4には、ガイドレール5との接触
に伴う回転子の回転によつて信号を発生するロー
タリーエンコーダ13が設けられており、可動フ
レーム4の走行に併せてロータリーエンコーダ1
3から同期信号が発せられると、これを受けてキ
ヤリア11に巻回されたチエーンCがモータ53
により駆動され、その結果としてチエーンCに連
結されているローダ8がキヤリア11に沿つて車
体搬送方向に同期走行することになる。そして、
ローダ8は後述するリターンコンベア14aまた
は14b上の作業ロボツト15Aまたは15Bを
そのチヤツク部12aにて把握し、第1図および
第3図に示すようにフロントウインド開口部から
連続搬送中の車体B内に進入して車室内に作業ロ
ボツト15Aまたは15Bを投入することにな
る。
に伴う回転子の回転によつて信号を発生するロー
タリーエンコーダ13が設けられており、可動フ
レーム4の走行に併せてロータリーエンコーダ1
3から同期信号が発せられると、これを受けてキ
ヤリア11に巻回されたチエーンCがモータ53
により駆動され、その結果としてチエーンCに連
結されているローダ8がキヤリア11に沿つて車
体搬送方向に同期走行することになる。そして、
ローダ8は後述するリターンコンベア14aまた
は14b上の作業ロボツト15Aまたは15Bを
そのチヤツク部12aにて把握し、第1図および
第3図に示すようにフロントウインド開口部から
連続搬送中の車体B内に進入して車室内に作業ロ
ボツト15Aまたは15Bを投入することにな
る。
ここで、ロータリーエンコーダ13は上記の逃
げ部51と対応する位置でガイドレール5と接触
することになるためにガイドレール5等とは干渉
しない。
げ部51と対応する位置でガイドレール5と接触
することになるためにガイドレール5等とは干渉
しない。
一方、アンローダ9はガイドレール10、キヤ
リア11等とともにローダ8側と全く同一構成を
なし、第1図に示すように先にローダ8によつて
車室内に投入された作業ロボツト15Aまたは1
5Bを取り出す機能を有する。
リア11等とともにローダ8側と全く同一構成を
なし、第1図に示すように先にローダ8によつて
車室内に投入された作業ロボツト15Aまたは1
5Bを取り出す機能を有する。
車体搬送コンベア1の両サイドには第2図に示
すように作業ロボツト15Aまたは15Bを帰還
させるためのリターンコンベア14a,14bが
並設されており、アンローダ9によつて車体Bか
ら取り出された作業ロボツト15Aまたは15B
が前記リターンコンベア14aまたは14bによ
つてローダ8側に帰還されるようになつている。
すように作業ロボツト15Aまたは15Bを帰還
させるためのリターンコンベア14a,14bが
並設されており、アンローダ9によつて車体Bか
ら取り出された作業ロボツト15Aまたは15B
が前記リターンコンベア14aまたは14bによ
つてローダ8側に帰還されるようになつている。
ここで、作業ロボツト15A,15Bの詳細を
第5図および第6図をもとに説明すると、この作
業ロボツト15A,15Bは可搬式で、かつ折り
畳み可能に構成されている。同図に示すように作
業ロボツト15A,15Bは、略井桁状に形成さ
れたフレーム16と、このフレーム16の両側部
に設けられたスライドベース17と、このスライ
ドベース17に沿つて第5図の左右方向に走行可
能なピボツト部18と、ピボツト部18の軸心O
を中心として旋回可能なスライドベース19と、
このスライドベース19に沿つて第5図の左右方
向に走行可能で、かつ軸心Oを中心として旋回可
能なチルトブロツク部20と、チルトブロツク部
20の軸心Pを中心として回動可能なスイーベル
ブロツク部21と、スイーベルブロツク部21の
軸Qを中心として首振り旋回可能な作業具として
のシーリングガン22とから構成されており、全
体として6軸構成の二つのロボツトアーム23を
有している。
第5図および第6図をもとに説明すると、この作
業ロボツト15A,15Bは可搬式で、かつ折り
畳み可能に構成されている。同図に示すように作
業ロボツト15A,15Bは、略井桁状に形成さ
れたフレーム16と、このフレーム16の両側部
に設けられたスライドベース17と、このスライ
ドベース17に沿つて第5図の左右方向に走行可
能なピボツト部18と、ピボツト部18の軸心O
を中心として旋回可能なスライドベース19と、
このスライドベース19に沿つて第5図の左右方
向に走行可能で、かつ軸心Oを中心として旋回可
能なチルトブロツク部20と、チルトブロツク部
20の軸心Pを中心として回動可能なスイーベル
ブロツク部21と、スイーベルブロツク部21の
軸Qを中心として首振り旋回可能な作業具として
のシーリングガン22とから構成されており、全
体として6軸構成の二つのロボツトアーム23を
有している。
また、フレーム16の四隅部には図外のアクチ
ユエータのはたらきによつて回動する脚部24が
設けられており、これらの脚部24は第6図に一
点鎖線で示す位置まで回動させることで折り畳む
ことができる構成となつている。
ユエータのはたらきによつて回動する脚部24が
設けられており、これらの脚部24は第6図に一
点鎖線で示す位置まで回動させることで折り畳む
ことができる構成となつている。
このように、脚部24を折り畳むとともにロボ
ツトアーム23の各部をスライドあるいは回動さ
せて折り畳むことで作業ロボツト15A,15B
は第5図に示すように平坦状に変形して車室内に
対する投入および取り出しを容易にする一方、第
6図に示すように脚部24を開いて該脚部24の
先端のロケート部24aを車体フロアに形成した
作業穴(例えば塗装用の水抜き孔)25に係合さ
せることで、車体Bに対して作業ロボツト15
A,15B全体が自律的に位置決めされるいわゆ
るセルフロケート機能を有している。
ツトアーム23の各部をスライドあるいは回動さ
せて折り畳むことで作業ロボツト15A,15B
は第5図に示すように平坦状に変形して車室内に
対する投入および取り出しを容易にする一方、第
6図に示すように脚部24を開いて該脚部24の
先端のロケート部24aを車体フロアに形成した
作業穴(例えば塗装用の水抜き孔)25に係合さ
せることで、車体Bに対して作業ロボツト15
A,15B全体が自律的に位置決めされるいわゆ
るセルフロケート機能を有している。
尚、第1図の26は作業ロボツト15A,15
Bの配線・配管群を案内・支持するケーブルベヤ
を示す。
Bの配線・配管群を案内・支持するケーブルベヤ
を示す。
次に、以上の構成に係る車室内シーリング作業
装置の一連の作用について説明する。ただし、本
実施例においては第2図に示すようにリターンコ
ンベア14a,14bを2台並設したのと併せ
て、作業ロボツト15A,15Bも2台使用する
ものとし、第1図に示すように一方の作業ロボツ
ト15Aが車体B内に投入される過程では、他方
の作業ロボツト15Bは先にシーリング作業が終
了した車体Bから取り出されてリターンコンベア
14bによつてローダ8側に帰還されるようにす
る。つまり、2台の作業ロボツト15A,15B
を交互に使用することでロスタイムの短縮化を図
つている。
装置の一連の作用について説明する。ただし、本
実施例においては第2図に示すようにリターンコ
ンベア14a,14bを2台並設したのと併せ
て、作業ロボツト15A,15Bも2台使用する
ものとし、第1図に示すように一方の作業ロボツ
ト15Aが車体B内に投入される過程では、他方
の作業ロボツト15Bは先にシーリング作業が終
了した車体Bから取り出されてリターンコンベア
14bによつてローダ8側に帰還されるようにす
る。つまり、2台の作業ロボツト15A,15B
を交互に使用することでロスタイムの短縮化を図
つている。
先ず、台車3による連続搬送中の車体Bが可動
フレーム4と対応する位置に到達するまでは、可
動フレーム4は第1図に実線で示す位置よりもさ
らに右寄りで待機している。そして、車体Bが所
定位置に達したことを図外のセンサーが検知する
と、同期結合装置6が作動して可動フレーム4と
台車3とが機械的に連結される。これにより、可
動フレーム4は台車3の駆動力によつて該台車3
と同期して走行を開始する。そののち、ドア開閉
装置7が作動してドアDを開くことになる。な
お、可動フレーム4が走行する際には第2図のア
シストシリンダ54によつても可動フレーム4を
引つ張る方向のアシスト力が与えられ、これによ
つて台車3と可動フレーム4との同期走行中にお
けるサージング現象が防止される。
フレーム4と対応する位置に到達するまでは、可
動フレーム4は第1図に実線で示す位置よりもさ
らに右寄りで待機している。そして、車体Bが所
定位置に達したことを図外のセンサーが検知する
と、同期結合装置6が作動して可動フレーム4と
台車3とが機械的に連結される。これにより、可
動フレーム4は台車3の駆動力によつて該台車3
と同期して走行を開始する。そののち、ドア開閉
装置7が作動してドアDを開くことになる。な
お、可動フレーム4が走行する際には第2図のア
シストシリンダ54によつても可動フレーム4を
引つ張る方向のアシスト力が与えられ、これによ
つて台車3と可動フレーム4との同期走行中にお
けるサージング現象が防止される。
一方、ローダ8は、第1図および第3図に示す
ようにリターンコンベア14aから折り畳み状態
にある一方の作業ロボツト15Aを受け取つてそ
のチヤツク部12aに保持して車体搬送コンベア
1の真上で待機しており、上記のように車体Bと
可動フレーム4とが同期走行を開始するのと同時
にローダ8もまた同期走行を開始し、作業ロボツ
ト15Aを車体Bのフロントウインド開口部から
車室内に投入する。
ようにリターンコンベア14aから折り畳み状態
にある一方の作業ロボツト15Aを受け取つてそ
のチヤツク部12aに保持して車体搬送コンベア
1の真上で待機しており、上記のように車体Bと
可動フレーム4とが同期走行を開始するのと同時
にローダ8もまた同期走行を開始し、作業ロボツ
ト15Aを車体Bのフロントウインド開口部から
車室内に投入する。
この時、前述したように、一方の作業ロボツト
15Aの投入作業およびそれに続くシーリング作
業と併行して、その前に既にシーリング作業が終
了した車体Bから他方の作業ロボツト15Bを取
り出す作業がアンローダ9によつて行なわれてお
り、アンローダ9によつて取り出された他方の作
業ロボツト15Bはリターンコンベア14bによ
つてローダ8側に帰還されて待機することにな
る。
15Aの投入作業およびそれに続くシーリング作
業と併行して、その前に既にシーリング作業が終
了した車体Bから他方の作業ロボツト15Bを取
り出す作業がアンローダ9によつて行なわれてお
り、アンローダ9によつて取り出された他方の作
業ロボツト15Bはリターンコンベア14bによ
つてローダ8側に帰還されて待機することにな
る。
次いで、作業ロボツト15Aがローダ8に保持
されたままの状態で車室内の所定位置まで搬入さ
れると脚部24が回動して開脚し、第6図に示す
ように脚部24のロケート部24aが車体フロア
Fの作業穴25に係合することで、車体Bに対し
て作業ロボツト15Aが位置決めされる。そし
て、作業ロボツト15Aが位置決めされるとロー
ダ8は作業ロボツト15Aを開放して車体Bのフ
ロントウインド開口部から脱し、さらにローダ8
を支持しているキヤリア11がガイドレール10
に沿つてリターンコンベア14bの真上まで移動
して待機する。つまり、第1図に示すようにキヤ
リア11の右端部に位置していたローダ8がキヤ
リア11の左端部まで移動する間に作業ロボツト
15Aの投入作業を終えて、キヤリア11に可動
フレーム4が接近するまでの間にキヤリア11が
車体搬送コンベア1の真上からリターンコンベア
14bの真上まで退避するように設定されている
ので、キヤリア11と可動フレーム4とは干渉し
ない。
されたままの状態で車室内の所定位置まで搬入さ
れると脚部24が回動して開脚し、第6図に示す
ように脚部24のロケート部24aが車体フロア
Fの作業穴25に係合することで、車体Bに対し
て作業ロボツト15Aが位置決めされる。そし
て、作業ロボツト15Aが位置決めされるとロー
ダ8は作業ロボツト15Aを開放して車体Bのフ
ロントウインド開口部から脱し、さらにローダ8
を支持しているキヤリア11がガイドレール10
に沿つてリターンコンベア14bの真上まで移動
して待機する。つまり、第1図に示すようにキヤ
リア11の右端部に位置していたローダ8がキヤ
リア11の左端部まで移動する間に作業ロボツト
15Aの投入作業を終えて、キヤリア11に可動
フレーム4が接近するまでの間にキヤリア11が
車体搬送コンベア1の真上からリターンコンベア
14bの真上まで退避するように設定されている
ので、キヤリア11と可動フレーム4とは干渉し
ない。
一方、車体B内に位置決めされた作業ロボツト
15Aは第6図に示すようにスライトベース19
を中心としたロボツトアーム23が下方に回動す
ることでシーリングガン22が車体フロアFと対
向するかたちとなり、予め教示された位置データ
に沿つて移動して車室内の所定のシーリング作業
を実行する。
15Aは第6図に示すようにスライトベース19
を中心としたロボツトアーム23が下方に回動す
ることでシーリングガン22が車体フロアFと対
向するかたちとなり、予め教示された位置データ
に沿つて移動して車室内の所定のシーリング作業
を実行する。
尚、これらの動作は全て車体Bの走行中におい
て行なわれることは言うまでもない。
て行なわれることは言うまでもない。
以上のように、シーリングガン22によるシー
リング作業が終了すると、ロボツトアーム23が
上方に旋回して第5図のように初期状態となると
ともに、車体搬送コンベア1の真上で待機してい
たアンローダ9が車体Bと同期走行を開始し、ア
ンローダ9が車室内に進入して作業ロボツト15
Aを支持する。そして、作業ロボツト15Aがア
ンローダ9に支持されると、脚部24が上方に回
動して折り畳まれ、作業ロボツト15Aはアンロ
ーダ9により車体Bから取り出されてリターンコ
ンベア14aに移載された上、ローダ8側に戻さ
れる。同時に、ドア開閉装置7がドアDを閉じる
とともに同期結合装置6による台車3と可動フレ
ーム4との同期結合が解除され、可動フレーム4
はアシストシリンダ54の送動作により高速にて
ローダ8側に帰還する。
リング作業が終了すると、ロボツトアーム23が
上方に旋回して第5図のように初期状態となると
ともに、車体搬送コンベア1の真上で待機してい
たアンローダ9が車体Bと同期走行を開始し、ア
ンローダ9が車室内に進入して作業ロボツト15
Aを支持する。そして、作業ロボツト15Aがア
ンローダ9に支持されると、脚部24が上方に回
動して折り畳まれ、作業ロボツト15Aはアンロ
ーダ9により車体Bから取り出されてリターンコ
ンベア14aに移載された上、ローダ8側に戻さ
れる。同時に、ドア開閉装置7がドアDを閉じる
とともに同期結合装置6による台車3と可動フレ
ーム4との同期結合が解除され、可動フレーム4
はアシストシリンダ54の送動作により高速にて
ローダ8側に帰還する。
これと併行して、先の他のリターンコンベア1
4b上で待機していた他方の作業ロボツト15B
はローダ8により支持されるとともに、上記のよ
うに可動フレーム4の帰還を待つて車体搬送コン
ベア1の真上まで移動し、次なる車体B内に投入
されて以後は上記と同様の動作を繰り返す。
4b上で待機していた他方の作業ロボツト15B
はローダ8により支持されるとともに、上記のよ
うに可動フレーム4の帰還を待つて車体搬送コン
ベア1の真上まで移動し、次なる車体B内に投入
されて以後は上記と同様の動作を繰り返す。
以上のように、2台の作業ロボツト15A,1
5Bの投入・取り出しを交互に行なうことで、台
車3とともに連続走行中の車体Bのそれぞれにつ
いてシーリング作業を施すことになる。
5Bの投入・取り出しを交互に行なうことで、台
車3とともに連続走行中の車体Bのそれぞれにつ
いてシーリング作業を施すことになる。
第7図〜第10図はこの発明の第2の実施例を
示すもので、第1実施例と実質的同一部分には同
一符号を付してその詳細な説明は省略するものと
する。この実施例において第1実施例と主に異な
る点は、第1実施例におけるシーリング作業用の
作業ロボツト15A,15Bが車体フロアFに対
して位置決めされる方式であつたのに対し、本実
施例においては車体の前方横架部材たるカウルト
ツプパネルおよび後方横架部材たるリアパーセル
シエルフを位置決め基準部として作業ロボツトを
位置決めするようにしたものである。
示すもので、第1実施例と実質的同一部分には同
一符号を付してその詳細な説明は省略するものと
する。この実施例において第1実施例と主に異な
る点は、第1実施例におけるシーリング作業用の
作業ロボツト15A,15Bが車体フロアFに対
して位置決めされる方式であつたのに対し、本実
施例においては車体の前方横架部材たるカウルト
ツプパネルおよび後方横架部材たるリアパーセル
シエルフを位置決め基準部として作業ロボツトを
位置決めするようにしたものである。
第7図〜第10図において、41はキヤリア、
48はローダ、49はアンローダ、35Aおよび
35Bは作業ロボツトである。シーリング作業用
の作業ロボツト35A,35Bは、車体Bのカウ
ルトツプパネルCtとリアパーセルシエルフRp間
に架橋可能な長さを有するバー状の基体30を中
心として構成され、この基体30の両端部にカウ
ルトツプパネルCtおよびリアパーセルシエルフ
Rpのエツジ部に係合可能な位置決めブロツク3
1,32を取着するとともに、先端に作業具とし
てのシーリングガン34を備えたロボツトアーム
33を設けてある。そして、このロボツトアーム
33は基体30に沿つて移動する機能や該ロボツ
トアーム33を旋回させる機能等を含めて複数の
軸構成をなし、第7図と第10図とを比較すると
明らかなように折り畳んで変形させることができ
る。
48はローダ、49はアンローダ、35Aおよび
35Bは作業ロボツトである。シーリング作業用
の作業ロボツト35A,35Bは、車体Bのカウ
ルトツプパネルCtとリアパーセルシエルフRp間
に架橋可能な長さを有するバー状の基体30を中
心として構成され、この基体30の両端部にカウ
ルトツプパネルCtおよびリアパーセルシエルフ
Rpのエツジ部に係合可能な位置決めブロツク3
1,32を取着するとともに、先端に作業具とし
てのシーリングガン34を備えたロボツトアーム
33を設けてある。そして、このロボツトアーム
33は基体30に沿つて移動する機能や該ロボツ
トアーム33を旋回させる機能等を含めて複数の
軸構成をなし、第7図と第10図とを比較すると
明らかなように折り畳んで変形させることができ
る。
一方、ローダ48およびアンローダ49は、第
7図に示すようにそのチヤツク部50にて作業ロ
ボツト35Aまたは35Bの基体30を片持ち状
態で支持する構成となつており、車体Bに作業ロ
ボツト35Aまたは35Bを投入する場合および
取り出す場合のいずれの場合にも、第1実施例と
異なりローダ48およびアンローダ49が車体B
を追いかけるようにして該車体Bのリアウインド
開口部側から作業ロボツト35Aまたは35Bの
投入および取り出しを行なうように構成されてい
る。尚、2台の作業ロボツト35A,35Bを交
互に使用している点については第1実施例の場合
と同様である。
7図に示すようにそのチヤツク部50にて作業ロ
ボツト35Aまたは35Bの基体30を片持ち状
態で支持する構成となつており、車体Bに作業ロ
ボツト35Aまたは35Bを投入する場合および
取り出す場合のいずれの場合にも、第1実施例と
異なりローダ48およびアンローダ49が車体B
を追いかけるようにして該車体Bのリアウインド
開口部側から作業ロボツト35Aまたは35Bの
投入および取り出しを行なうように構成されてい
る。尚、2台の作業ロボツト35A,35Bを交
互に使用している点については第1実施例の場合
と同様である。
したがつて、以上の構成に係る第2実施例によ
れば、車体Bが所定位置に到達して可動フレーム
4と同期走行を開始するのとほぼ同時に、リター
ンコンベア14a上の作業ロボツト35Aを支持
した上で車体搬送コンベア1の真上まで移動して
車体Bの後方で待機していたローダ48が車体B
を追いかけるようにして同期走行を開始し、該ロ
ーダ48に支持されている一方の作業ロボツト3
5Aを車体B内に投入する。そして位置決めブロ
ツク31,32がカウルトツプパネルCtおよび
リアパーセルシエルフRpのエツジ部にそれぞれ
係合することで車体Bに対する作業ロボツト35
Aの位置決めが行なわれ、またドア開閉装置7に
よつてドアDが開かれる。
れば、車体Bが所定位置に到達して可動フレーム
4と同期走行を開始するのとほぼ同時に、リター
ンコンベア14a上の作業ロボツト35Aを支持
した上で車体搬送コンベア1の真上まで移動して
車体Bの後方で待機していたローダ48が車体B
を追いかけるようにして同期走行を開始し、該ロ
ーダ48に支持されている一方の作業ロボツト3
5Aを車体B内に投入する。そして位置決めブロ
ツク31,32がカウルトツプパネルCtおよび
リアパーセルシエルフRpのエツジ部にそれぞれ
係合することで車体Bに対する作業ロボツト35
Aの位置決めが行なわれ、またドア開閉装置7に
よつてドアDが開かれる。
作業ロボツト35Aの位置決めが完了すると、
ローダ48は作業ロボツト35Aを車室内に残し
て車体後方に退避し、さらにキヤリア41ごとリ
ターンコンベア14bの真上まで移動して待機す
る。一方、作業ロボツト35Aは第10図に示す
ようにそのロボツトアーム33が下方に回動して
車室内の所要位置にシーリングガン34によりシ
ーリングを施す。
ローダ48は作業ロボツト35Aを車室内に残し
て車体後方に退避し、さらにキヤリア41ごとリ
ターンコンベア14bの真上まで移動して待機す
る。一方、作業ロボツト35Aは第10図に示す
ようにそのロボツトアーム33が下方に回動して
車室内の所要位置にシーリングガン34によりシ
ーリングを施す。
シーリング作業が完了すると、それまでリター
ンコンベア14bの真上で待機していたアンロー
ダ49がキヤリア41ごと車体搬送コンベア1の
真上まで移動した上で車体Bを追いかけるように
して同期走行を開始し、リアウインド開口部から
車室内に進入して作業ロボツト35Aを取り出し
た上でキヤリア41ごとリターンコンベア14a
の真上まで移動して、その作業ロボツト35Aを
リターンコンベア14aに移載する。そして作業
ロボツト35Aはリターンコンベア14aにより
ローダ48側に戻され、以後は上記と同様の動作
を繰り返す。
ンコンベア14bの真上で待機していたアンロー
ダ49がキヤリア41ごと車体搬送コンベア1の
真上まで移動した上で車体Bを追いかけるように
して同期走行を開始し、リアウインド開口部から
車室内に進入して作業ロボツト35Aを取り出し
た上でキヤリア41ごとリターンコンベア14a
の真上まで移動して、その作業ロボツト35Aを
リターンコンベア14aに移載する。そして作業
ロボツト35Aはリターンコンベア14aにより
ローダ48側に戻され、以後は上記と同様の動作
を繰り返す。
尚、上記の各実施例においては2台の作業ロボ
ツトを交互に使用するようにしているが、1台の
作業ロボツトを連続して使用するようにしてもよ
く、また本発明はシーリング作業のみならず例え
ば車室内外のバリ取り、各種研摩等の作業にも応
用できるものである。
ツトを交互に使用するようにしているが、1台の
作業ロボツトを連続して使用するようにしてもよ
く、また本発明はシーリング作業のみならず例え
ば車室内外のバリ取り、各種研摩等の作業にも応
用できるものである。
発明の効果
以上のようにこの発明によれば、従来のように
タクト運転による別のラインを設ける必要がない
ので、設備投資が少なくて済み、またスペース的
にも著しく有利となるほか、既存のコンテイニア
スタイプのラインに改良を加えるのみで実施でき
るという効果がある。
タクト運転による別のラインを設ける必要がない
ので、設備投資が少なくて済み、またスペース的
にも著しく有利となるほか、既存のコンテイニア
スタイプのラインに改良を加えるのみで実施でき
るという効果がある。
第1図は本発明の第1実施例を示す正面説明
図、第2図は第1図の平面説明図、第3図は第2
図の−線に沿う断面矢視図、第4図はシーリ
ング作業状態を示す説明図、第5図は作業ロボツ
トの折り畳み状態を示す平面図、第6図は同じく
作業ロボツトのシーリング作業時の側面図、第7
図はこの発明の第2の実施例を示す正面説明図、
第8図は第7図の平面説明図、第9図は第8図の
−線に沿う断面矢視図、第10図はシーリン
グ作業状態を示す説明図である。 1……車体搬送ライン、3……台車、6……同
期結合装置、8,48……ローダ、9,49……
アンローダ、14a,14b……リターンコンベ
ア、15A,15B,35A,35B……作業ロ
ボツト、22,34……シーリングガン(作業
具)、23,33……ロボツトアーム、24……
脚部、25……作業穴、31,32……位置決め
ブロツク、B……車体、F……車体フロア、Ct
……カウルトツプパネル、Rp……リアパーセル
シエルフ。
図、第2図は第1図の平面説明図、第3図は第2
図の−線に沿う断面矢視図、第4図はシーリ
ング作業状態を示す説明図、第5図は作業ロボツ
トの折り畳み状態を示す平面図、第6図は同じく
作業ロボツトのシーリング作業時の側面図、第7
図はこの発明の第2の実施例を示す正面説明図、
第8図は第7図の平面説明図、第9図は第8図の
−線に沿う断面矢視図、第10図はシーリン
グ作業状態を示す説明図である。 1……車体搬送ライン、3……台車、6……同
期結合装置、8,48……ローダ、9,49……
アンローダ、14a,14b……リターンコンベ
ア、15A,15B,35A,35B……作業ロ
ボツト、22,34……シーリングガン(作業
具)、23,33……ロボツトアーム、24……
脚部、25……作業穴、31,32……位置決め
ブロツク、B……車体、F……車体フロア、Ct
……カウルトツプパネル、Rp……リアパーセル
シエルフ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 車体を搭載して該車体を所定速度で連続して
搬送するフロアタイプの車体搬送コンベアと、 可搬式でかつ折り畳み可能であつて、ロボツト
アーム先端には車体に対して所定の作業を施す作
業具を備えるとともに、車室内に投入されること
で車体の一部を基準部として該車体に対し自律的
に位置決めされるセルロケート機能を備えた作業
ロボツトと、 車体搬送コンベアに隣接して設けられるととも
に車体と同期走行可能であつて、前記作業ロボツ
トを支持して該作業ロボツトを車室内に投入する
ローダと、 車体搬送コンベアに隣接し車体搬送方向におい
て前記ローダよりも下流側に設けられるとともに
車体と同期走行可能であつて、所定の作業を終え
た作業ロボツトを車室内から取り出すアンローダ
と、 前記車体搬送コンベアと平行に設けられ、アン
ローダが取り出した作業ロボツトを受け取つてこ
の作業ロボツトをローダ側に帰還させるリターン
コンベア、 とを備えたことを特徴とする自動車組立ラインに
おける車体の作業装置。 2 作業ロボツトは折り畳み可能な複数の脚部を
有し、この脚部が車体フロアに形成した作業穴に
係合することで車体に対する作業ロボツトの位置
決めがなされるようにしたことを特徴とする特許
請求の範囲第1項記載の自動車組立ラインにおけ
る車体の作業装置。 3 作業ロボツトは車室内の前方横架部材と後方
横架部材との間に架橋的に配設されて、この前方
横架部材と後方横架部材とを基準として車体に対
する位置決めがなされるようにしたことを特徴と
する特許請求の範囲第1項記載の自動車組立ライ
ンにおける車体の作業装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58243524A JPS60135382A (ja) | 1983-12-23 | 1983-12-23 | 自動車組立ラインにおける車体の作業装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58243524A JPS60135382A (ja) | 1983-12-23 | 1983-12-23 | 自動車組立ラインにおける車体の作業装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60135382A JPS60135382A (ja) | 1985-07-18 |
JPH0218274B2 true JPH0218274B2 (ja) | 1990-04-25 |
Family
ID=17105184
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58243524A Granted JPS60135382A (ja) | 1983-12-23 | 1983-12-23 | 自動車組立ラインにおける車体の作業装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60135382A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0625090U (ja) * | 1992-09-04 | 1994-04-05 | トヨタ車体株式会社 | 基準補正機能付き室内作業自動機 |
JP4650777B2 (ja) * | 2001-03-05 | 2011-03-16 | Toto株式会社 | 水洗便器 |
CN114408063A (zh) * | 2021-12-22 | 2022-04-29 | 上海智能制造功能平台有限公司 | 一种汽车车门密封条自动滚压系统及控制方法 |
-
1983
- 1983-12-23 JP JP58243524A patent/JPS60135382A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60135382A (ja) | 1985-07-18 |
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