JPH02251277A - 自動車の蓋部品の塗装方法 - Google Patents

自動車の蓋部品の塗装方法

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JPH02251277A
JPH02251277A JP7167989A JP7167989A JPH02251277A JP H02251277 A JPH02251277 A JP H02251277A JP 7167989 A JP7167989 A JP 7167989A JP 7167989 A JP7167989 A JP 7167989A JP H02251277 A JPH02251277 A JP H02251277A
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JP
Japan
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lid
painting
jig
lid component
vehicle body
Prior art date
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Pending
Application number
JP7167989A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Arai
新井 弘
Tadashi Takeo
竹尾 正
Toru Yamamoto
徹 山本
Shogo Ozawa
小沢 省吾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Priority to GB9006698A priority patent/GB2235421B/en
Priority to CA002013067A priority patent/CA2013067A1/en
Priority to US07/499,067 priority patent/US5079822A/en
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  • Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は自動車の、ボンネツトやドア等の蓋部品を塗装
する方法に関する。
(従来の技術) 自動車の塗装ラインにおいては、、ボンネツトやドア等
の蓋部品を車体から一時的に分離し、該蓋部品と車体と
に各別に塗装を施し、その後に該蓋部品を再び車体に取
付ける方法が従来から用いられており、車体から分離し
た蓋部品は、例えば特開昭63−107782号公報や
特開昭59−98773号公報等に開示されているよう
に、通常、搬送治具に装着されて塗装ラインを搬送され
、レシプロケータや塗装ロボット等により蓋部品に塗装
が施される。
しかしながら、これらの開示技術においては、搬送治具
が各蓋部品を一定の姿勢で装着する構成となっているた
め、各蓋部品の内板面及び外板面の両面を塗装する場合
には、各蓋部品を搬送治具に装着したままでは該両面を
塗装することが困難であった。従って、各蓋部品の両面
を塗装するためには、各蓋部品の片面毎に塗装を行い、
蓋部品を搬送治具に装着し直す等の作業や、或いは複雑
な作動をする塗装ロボット等が必要になり、蓋部品の両
面の塗装作業に手間がかかってその作業の効率を向上さ
せる妨げとなっていた。
このため、装着された各蓋部品の姿勢を適宜変えること
ができるように搬送治具を構成し、該搬送治具の装着さ
れた各蓋部品の姿勢をその搬送途中で適宜変えて塗装を
施すことが好ましいが、このように被塗装物を搬送治具
に装着したままその姿勢を変えて塗装を施す技術として
は、例えば特公昭64−4452号公報に開示されてい
るように被塗装物を回動自在に搬送治具に装着し、これ
によって被塗装物の姿勢を変えて塗装を施すものが知ら
れている。
、しかしながら、この開示技術においては、搬送治具が
被塗装物の単品の塗装のみを考慮して構成したものであ
って、この搬送治具を上記の塗装ラインに用いた場合に
は、各蓋部高倍に塗装ロボット等により塗装を施さなけ
ればならず、塗装ラインが煩雑な構成となると共に、塗
装作業の効率が低下する虞れがある。
(解決しようとする課題) 本発明はかかる不都合を解消し、自動車のドアや、ボン
ネツト等の蓋部品の内板面及び外板面の塗装を比較的容
易な構成の塗装ラインで連続的に効率よく行うことので
きる方法を提供することを目的とする。
(課題を解決する手段) かかる目的を達成するために、本発明の第1の態様は、
自動車のドアや、ボンネツト等の蓋部品を塗装ラインで
搬送しながら塗装する方法であって、各蓋部品を相互に
搬送方向に略平行な姿勢で該搬送方向の回転軸回りに回
動自在に相互に間隔を存して側部に装着する搬送治具を
用い、各蓋部品を該搬送治具に装着して該搬送治具と共
に塗装ラインを搬送する工程と、該搬送途中において各
蓋部品がその内板面を該搬送治具に対して外側に向けた
略垂直姿勢となる位置まで各蓋部品を前記回転軸の回り
に回動させる工程と、次いで、塗装ラインで搬送される
搬送治具の側方に設けられた塗装ロボットにより各蓋部
品の内板面を側方から塗装する工程と、該内板面の塗装
後に各蓋部品がその外板面を上向きとした略水平姿勢と
なる位置まで各蓋部品を前記回転軸の回りに回動させる
工程と、次いで、該搬送治具の上方に設けられたレシプ
ロケータにより該蓋部品の外板面を上方から塗装する工
程とから成ることを特徴とする。
また、本発明の第2の態様は、自動車のドアや、ボンネ
ツト等の蓋部品を塗装ラインで搬送しながら塗装する方
法であって、各蓋部品を相互に搬送方向に略平行な姿勢
で該搬送方向の回転軸回りに回動自在に相互に間隔を存
して側部に装着する搬送治具を用い、各蓋部品を該搬送
治具に装着して該搬送治具と共に塗装ラインを搬送する
工程と、該搬送途中において各蓋部品がその内板面を上
方に向けた略水平姿勢となる位置まで各蓋部品を前記回
転軸の回りに回動させる工程と、次いで、塗装ラインで
搬送される搬送治具の上方位置に設けられた第1のレシ
プロケータにより各蓋部品の内板面を上方から塗装する
工程と、該内板面の塗装後に各蓋部品がその外板面を上
向きとした略水平姿勢となる位置まで各蓋部品を前記回
転軸の回りに回動させる工程と、次いで、該搬送治具の
上方位置に設けられた第2のレシプロケータにより該蓋
部品の外板面を上方から塗装する工程とから成ることを
特徴とする。
(作用) 本発明の第1の態様及び第2の態様によれば、前記各蓋
部品が相互に略平行となる姿勢で搬送方向の回転軸の回
りに回動自在に前記搬送治具に装着されるので、その搬
送途中において各蓋部品を該回転軸の回りに回動させる
ことによってその内板面及び外板面が順次その塗装に適
した同一の方向に向けられ、各蓋部品の内板面及び外板
面をそれぞれ同一の方向から比較的簡単な構成の塗装手
段により一斉に塗装することが可能となる。
そして、本発明の第1の態様によれば、まず、各蓋部品
の内板面を塗装する際には、前記搬送治具の側部に装着
された各蓋部品が回動されてその内板面を搬送治具に対
して外側に向けた略垂直姿勢とされた後に、各蓋部品の
内板面が前記塗装ロボットにより側方から塗装されるの
で、該内板面の所望の箇所のみを該塗装ロボットにより
無駄なく塗装することが可能となると共に、該塗装ロボ
ットが比較的簡単な作動で各蓋部品の内板面を塗装する
ことが可能となる。次いで、各蓋部品の外板面を塗装す
る際には、各蓋部品が回動されてその外板面を上向きと
した略水平姿勢とされた後に、各蓋部品の外板面が塗装
されるので、該外板面を簡単な構成の塗装手段である前
記レシプロケータにより上方から均一に塗装することが
可能となる。
また、本発明の第2の態様によれば、各蓋部品内板面及
び外板面を順次塗装する際には、各蓋部品が回動されて
その内板面及び外板面を順次上向きとしだ略水平姿勢と
されるので、各蓋部品の内板面及び外板面がそれぞれ簡
単な構成の塗装手段である前記第1のレシプロケータ及
び第2のレシプロケータにより上方から均一に塗装され
る。
(実施例) 本発明の自動車の蓋部品の塗装方法の一例を用いて構成
した自動車の塗装ラインの概要を第1図に従って説明す
る。第1図はこの塗装ラインの概略的構成を説明するた
めのブロック図である。
第1図で、Aは自動車の車体1にドア等の蓋部品2を取
付けた状態で両者に前処理、乾燥、下塗り、乾燥、シー
リング及び乾燥の処理を順に施す第1工程、Bは詳細を
後述するが蓋部品脱着装置3により車体1から蓋部品2
を取外して搬送治具4に取付ける第2工程、C2Cは詳
細を後述するが車体1及び蓋部品2のそれぞれに上塗り
及び乾燥の処理を順に施す第3工程、D、Dは車体1及
び蓋部品2のそれぞれに犠装を施す第4工程、Eは詳細
を後述するが蓋部品脱着装置3により搬送治具4から蓋
部品2を取外して車体1に取付ける第6エ程である。
また、5.6はそれぞれ塗装ラインの上流側及び下流側
の位置に設けられて車体1及び蓋部品2を搬送する搬送
路、7,8はそれぞれ該両搬送路5.6の間で搬送路5
に連続してその下流端から並列に分岐され、搬送路6に
合流する車体用搬送路及び蓋部品用搬送路、9は搬送治
具4を搬送するための治具用搬送路である。
第11程A及び第2工程Bは、搬送路5に沿ってその上
流側から順に設けられ、第3工程C及び第4工程りは車
体用搬送路7及び蓋部品用搬送路8に沿ってそのそれぞ
れの上流側から順に各別に設けられ、第5工程Eは搬送
路6に沿って設けられている。そして、治具用搬送路9
は該第5工程Eの下流側で搬送路6から分岐されて塗装
ラインの上流側に戻り、第1工程A及び第2工程Bの間
で搬送路5に合流されている。
かかる構成の塗装ラインでは、車体1及び蓋部品2は、
両者を組付けた状態で搬送路5を搬送され、その搬送途
中の第1工程Aにおいて車体1及び蓋部品2に前記の下
塗り等の処理が施された後に、第2工程Bにおいて該車
体1及び蓋部品2が分離されてそれぞれ車体用搬送路7
及び蓋部品用搬送路8を各別に搬送され、次いで、その
搬送途中の第3工程C及び第4工程りにおいて車体1及
び蓋部品2に各別に前記の上塗り及び蟻装等の処理が施
された後に両者が搬送路6に合流され、第5工程Eにお
いて車体l及び蓋部品2が再び組付けられる。この時、
詳細は後述するが、搬送治具4は第2工程Bから第5工
程已にわたって繰り返し用いられ、蓋部品2を装着して
搬送路5,8゜6.9を順に搬送される。
尚、この塗装ラインでは、車体1は図示しないがチェー
ン駆動等により搬送路5,7.6を移動自在な支持台上
に支持されて該搬送路5,7.6を順次搬送され、搬送
治具4も同様に搬送路5゜8.6.9を移動自在な支持
台(図示しない)上に支持されて該搬送路5,8,6.
9を順次搬送される。
また、蓋部品2としては、自動車の、ボンネツト、トラ
ンクリッド、左右の前後のドア及び左右のフロントフェ
ンダを対象とする。
次に、前記搬送治具4を第2図乃至第4図に従って詳説
する。第2図、第3図及び第4図はそれぞれ搬送治具4
の平面図、側面図及び背面図である。
第2図乃至第4図で、IOL、 IORはそれぞれ搬送
治具4の上部の両側の位置で前後方向に延びてその軸心
回りに回動自在に設けられた回転軸、11.12L。
13L、 13Lはそれぞれ第2図仮想線示の、ボンネ
ツト2 a s左側のフロントフェンダ2b及び左側の
前後のドア2c、2cに対応して回転軸10Lに沿って
その前側から順に配設されて該回転軸10Lと共に回動
自在な、ボンネツト装着手段、フェンダ装着手段及び一
対のドア装着手段、12R,13R,13J?、 14
はそれぞれ第2図仮想線示の右側のフロントフェンダ2
b、右側の前後のドア2c、2c及びトランクリッド2
dに対応して回転軸10Rに沿ってその前側から順に配
設されて該回転軸10Rと共に回動自在なフェンダ装着
手段、一対のドア装着手段及びトランクリッド装着手段
である。各装着手段11゜12L、 12R,13L、
 13R,14の前後左右の相互の位置関係は各蓋部品
2の車体1に対する相互の位置関係にほぼ対応している
回転軸10L、 IORはそれぞれ搬送治具4の基台フ
レーム15の前後部の両側の位置から第4図示のように
斜め上方に向かって一対ずつ延設されたアーム16L、
16Rの上端部に設けられた軸支承部17L、 17R
に回動自在に支承され、回転軸10Lよりも回転軸10
Rの方が高位置に設けられている。そして、アーム16
L、 16Rはそれぞれ基台フレーム15に設けられた
前後方向の揺動軸18L、 18Rに連結されてその回
りに揺動自在とされ、その揺動に伴って回転軸10L、
 IORがそれぞれ第4図実線示のように幅方向に離れ
た状態から仮想線示のように上下方向に間隔を存して重
なる状態まで揺動軸18L、 18Hの回りに揺動する
ようになっている。
また、回転軸10L、 IORの後端部にはそれぞれ第
2図及び第3図示のように、該回転軸10L、 IOR
を回動させるための駆動力を付与される動力付与部19
L、 19Rがスプラインにより軸方向に移動自在に連
結され、該動力付与部19L、 19Rはそれぞれ前記
支承部17L、 17Rに図示しなシ1ピン等を介して
着脱自在とされている。そして、回転軸10L、 IO
Rは支承部17L、 17Rに動力付与部19L、 1
9Rが装着された状態では回動されず、支承部17L、
 17Rから動力付与部19L、 19Rが脱離された
状態で該動力付与部19L。
19Rを把持して回動力を付与することにより回動され
る。
前記、ボンネツト装着手段11は、第2図示のように中
央部が回転軸10Lの前部に固定されてこれと直交する
方向に延びる装着ロッド20を備え、該装着ロッド20
の両端部には、前記車体1にボンネン)2aを取付ける
ボルト(図示しない)により該、ボンネツト2aを車体
1と同様に取付可能な装着部21.21が設けられてい
る。そして、装着ロッド20の前方位置には、ボンネツ
ト2aの前端部の下面を吸着保持するための磁石等の磁
性材料から成る保持部22が第3図示のように回転軸1
0Lに突設されている。この装着手段11では、第2図
示のように、、ボンネツト2aが回転軸10Lと平行な
姿勢で装着ロッド20の装着部21.21に取付けられ
、その前端部は第3図示のように保持部22に吸着保持
される。
前記トランクリッド装着手段14は、第2図示のように
、、ボンネツト装着手段11と同様に回転軸10Hの後
部に固定された装着ロッド23を備え、その両端部には
、車体1にトランクリッド2dを取付けるボルト、(図
示しない)により該トランクリッド2dを車体1と同様
に取付可能な装着部24.24が設けられている。そし
て、装着ロッド23の後方位置にはトランクリッド2d
の後端部の下面を吸着保持するための磁石等の磁性材料
から成る保持部25が回転軸10Rに設けられている。
この装着手段14では、第2図示のように、トランクリ
ッド2dが回転軸10Rと平行な姿勢で装着ロッド23
の装着部24.24に取付けられ、その後端部は第3図
示のように保持部25に吸着保持される。
前記ドア装着手段13L、 13Rは、それぞれ第2図
示のように、前記装着ロッド20.23と平行に回転軸
10L、 IORから延設された装着ロッド26.26
を備え、その両端部には車体1に各ドア2cを取付ける
ヒンジピン(図示しない)により車体1と同様に各ドア
2Cを開閉自在に取付可能なヒンジ27゜27が設けら
れている。そして、後側のドア2Cに対応する装着ロッ
ド26には、その前側のドア2Cの後端部を吸着保持す
るための磁性材料から成る保持部28が設けられ、これ
と同様に後側の左右のドア2c、2cの後端部を吸着保
持するための保持部29.29がそれぞれ回転軸10L
及び前記装着ロッド23に設けられている。
この装着手段13L、 13Rでは、それぞれ第2図示
のように各ドア2Cが回転軸10L、 IOHに平行な
姿勢で装着ロッド26のヒンジ27.27に取付けられ
、その後端部は保持部28.29により吸着保持される
この時、各ドア2Cはヒンジピンによりヒンジ27゜2
7に取付けられるので、車体1への取付状態と同様に開
閉自在となる。
前記フェンダ装着手段12L、 12Rは、それぞれ第
2図示のように、前記前側のドア2c、2cに対応する
装着ロッド26.26と一体に回転軸10L、 IOR
から前記装着ロッド20.23と平行に延設された装着
ロッド30を備え、その端部には、車体1にフェンダ2
bを取付けるボルト(図示しない)により該フェンダ2
bを車体1と同様に取付可能な装着部31が設けられて
いる。そして、前記装着ロッド20には、左側のフェン
ダ2bの前端部を吸着保持するための磁性材料から成る
保持部32Lが設けられ、これと同様に右側のフェンダ
2bの前端部を吸着保持するための保持部32Rが回転
軸10Rから延設されたアーム33に設けられている。
この装着手段12L、 12Rでは、第2図示のように
、各フェンダ2bが回転軸10L、 IOHに平行な姿
勢で装着ロッド26の装着部31に取付けられ、その前
端部は保持部32L、 32Hに吸着保持される。
かかる構成の搬送治具4では、回転軸10Lに沿った各
装着手段11.12L、 13L、 13Lの装着ロッ
ド20.30゜26.26が互いに平行であり、回転軸
10Rに沿った各装着手段12R,13R,13R,1
4の装着ロッド30.26.26゜23が互いに平行で
あるので、回転軸10L、 IORを適当に回動させる
ことにより第2図示のように各装着ロッド20.23.
26.30が全て水平状態とされ、この水平状態から回
転軸10L、 IORを90度回動させることにより各
装着ロッド20.23.26.30が全て垂直状態とさ
れる。
従って、、ボンネツト2a及びトランクリッド2dを搬
送治具4に取付ける際には、各装着ロッド20゜23.
26.30を全て水平状態とすることにより、、ボンネ
ツト2a及びトランクリッド2dがそれぞれ車体1への
取付姿勢と同一の略水平姿勢で前記したように、ボンネ
ツト装着手段11及びトランクリッド装着手段14に取
付けられ、各ドア2c及びフェンダ2bを搬送治具4に
取付ける際には、各装着ロッド20.23.26.30
を全て垂直状態とすることにより、各ドア2c及びフェ
ンダ2bが第4図仮想線示のドア2cのように車体1へ
の取付袋゛勢と同一の略垂直姿勢で前記したように各ド
ア装着手段13L。
13R及びフェンダ装着手段12L、 12Rに取付け
られる。尚、この時、フェンダ2bは車体1への取付姿
勢に対してその面内で90度面回転せた状態でフェンダ
装着手段12L、 12Rに取付けられる。そして、上
記のように搬送治具4に装着された各蓋部品2は、各装
着ロッド20.23.26.30が全て水平状態のとき
には、第2図及び第3図示のように水平姿勢で相互に平
行になり、各装着ロッド20,23.26.30が全て
垂直状態のときには垂直姿勢で相互に平行になる。
また、詳細を後述するが、搬送治具4に装着された各蓋
部品2の内板面に前記第3工程Cにおいて上塗りを施す
際には、回転軸10L、 IORを回動させることによ
って第4図仮想線示のドア2c+のように各蓋部品2は
その内板面を搬送治具4に対して外側に向けた垂直姿勢
とされ、各蓋部品2の外板面に上塗りを施す際には、回
転軸10L、 IORを回動させることによって第4図
仮想線示のドア2czのように各蓋部品2はその外板面
を上向きとした水平姿勢とされる。
さらに、該第3工程Cにおいて上塗り処理後に各蓋部品
2を乾燥させる際には、回転軸10L、 IORを回動
させると共に、前記アーム16L、 16Rを前記した
ように揺動させることによって、第4図仮想線示のドア
2 cs、  2 C3のように各蓋部品2はその内板
面を上向きとした水平姿勢とされると共に、回転軸10
Lに沿った蓋部品2と回転軸10Rに沿った蓋部品2と
が上下に間隔を存して重ね合わせられる。
次に、前記第2工程Bに設けられた蓋部品脱着装置3を
第5図乃至第7図に従って詳説する。第5図乃至第7図
はそれぞれ蓋部品脱着装置3の平面図、側面図及び説明
的斜視図である。
第5図乃至第7図で、B l+ B t、 B s、 
B aはそれぞれ第2工程Bにおいて前記搬送路5の途
中に上流側から順に等間隔で設けられた第1、第2、第
3及び第4作業ステーション、34.35はそれぞれ第
1作業ステーションB+において搬送路5の上方に設け
られた、ボンネツト脱着装置及びトランクリッド脱9着
装置、36は車体1に閉状態で取付けられている各ドア
2cを開くために第1作業ステーションB+において搬
送路5の両側方に一対スつ設けられたドアオープナ、3
7は第1作業ステーションB+において搬送路5の両側
方に一対ずつ設けられたドア脱着装置、38は第1作業
ステーションB+において搬送路5の両側方に設けられ
たフェンダ脱着装置である。
搬送路5には第7図示のように前記治具用搬送路9から
前記搬送治具4が車体1の上流側の位置に搬入され、車
体1と搬送治具4とが等間隔で交互に間欠的に前後方向
に搬送される。そして、該車体l及び搬送治具4はそれ
ぞれ前記第1、第2、第3及び第4作業ステーションB
+、Bz、Bs、Baに順次位置決めされる。
前記、ボンネツト脱着装置34は、第5図及び第6図示
のように、第1作業ステーションB+に位置決めされる
車体1の、ボンネツト2aの上方位置に、該ボンネン)
2aを着脱自在に把持する把持手段39と、、ボンネツ
ト2aを車体1に取付けているボルトを脱着するボルト
脱着手段40とを備え、これらは、第1作業ステーショ
ンB+において搬送路5の上方に設けられたメインフレ
ーム41上に搬送路5と直交する方向に敷設されたレー
ル42.42を移動自在に該メインフレーム41から前
方に向かって延設されたアームフレーム43の先端部に
設けられ、昇降手段44により昇降自在とされている。
この把持手段39及びボルト脱着手段40は、前記搬送
治具4が第1作業ステーションB+に位置決めされた時
にはレール42.42を移動されて前記、ボンネツト装
着手段11の上方に位置する。
前記トランクリッド脱着装置35は、、ボンネツト脱着
装置34と同様に、トランクリッド2dを着脱自在に把
持する把持手段45と、トランクリッド2dを車体1に
取付けているボルトを脱着するボルト脱着手段46とを
備え、これらは、前記レール42゜42を移動自在に前
、記メインフレーム41から後方に向かって延設された
アームフレーム47の先端部に設けられ、昇降手段48
により昇降自在とされている。この把持手段45及びボ
ルト脱着手段46は、前記搬送治具4が第1作業ステー
ションB+に位置決めされた時にはレール42.42を
移動されて前記トランクリッド装着手段14の上方に位
置する。
これらの脱着装置34.35の把持手段39.45及び
ボルト脱着手段40.46は、車体1が第1作業ステー
ションB+に位置決めされた時に、それぞれ昇降手段4
4.48により、ボンネツト2a及びトランクリッド2
dに向かって下降され、、ボンネツト2a及びトランク
リッド2dがそれぞれ把持手段39゜45により把持さ
れると共にボルト脱着手段40.46によりボルトがは
ずされて取外され、次いで、把持手段39.45及びボ
ルト脱着手段40.46が上昇されて、ボンネツト2a
及びトランクリッド2dが車体1から脱離される。この
時、、ボンネツト2a及びトランクリッド2dは車体1
への取付姿勢と同一の略水平姿勢で把持手段39.45
に保持される。
また、はずされたボルトはボルト脱着手段40.46に
より保持される。
そして、上記のように、ボンネツト2a及びトランクリ
ッド2dを把持して上昇した把持手段39゜45及びボ
ルト脱着手段40.46は、車体1に続いて搬送治具4
が前記したようにその各装着ロッド20゜23.26.
30を水平状態として第1作業ステーションB1に位置
決めされた時に、それぞれ前記レール42、42を移動
されてそれぞれ前記、ボンネツト装着手段11及びトラ
ンクリッド装着手段14の上方に位置し、上記と逆の作
動により、ボンネツト2μ及びトランクリッド2dをそ
れぞれその水平姿勢を維持して該装着手段11.14に
取付ける。この時、、ボンネツト2a及びトランクリッ
ド2dは、ボルト脱着手段40.46によりこれらを車
体1から取外した際に保持されたボルトにより前記した
ように装着手段11.14に取付けられる。
前記各ドアオープナ36は第5図及び第6図示のように
搬送路5の側方に立設された主軸49の上端部に回動自
在に設けられたL型アーム50を備え、該アーム50の
先端部には、第1作業ステーションB1に位置決めされ
る車体lに閉状態で取付けられているドア2cに係脱自
在な係止片51が設けられている。そして、各ドアオー
プナ36は、第2作業ステーションB2に車体1が位置
決めされた時に各ドア2Cの側方に位置し、その係止片
51が各ドア2Cに向かうようにL型アーム50が回動
され、該係止片51が各ドア2cに係止される。そして
、該係止状態で、アーム50が上記と逆に回動され、こ
れによってドア2cが開かれる。
前記ドア脱着装置37は、第5図及び第6図示のように
、第1作業ステーションB1に位置決めされる車体1の
開状態の各ドア2cの側方位置に、各ドア2cを着脱自
在に把持する把持手段52と各ドア2cを車体1に取付
けているヒンジピンを脱着するヒンジピン脱着手段53
を備え、把持手段52は搬送路5の側方に該搬送路5に
向かって斜めに敷設されたレール54を車体1の開状態
のドア2Cの内板面に沿って移動自在に設けられている
。そして、ヒンジピン脱着手段53は、第3作業ステー
ションB3において搬送路5の上方に設けられたメイン
フレーム55にレール54の上方位置で設けられた基台
56にレール54と平行に敷設されたレール57、57
を移動自在に該基台56から延設されたアームフレーム
58の先端部に設けられ、昇降手段59により昇降自在
とされている。
これらの各把持手段52及びヒンジピン脱着手段53は
、第3作業ステーションB3に各ドア2cが開かれた状
態で車体1が位置決めされた時に、それぞれレール54
及びレール57.57を各ドア2Cの内板面に沿って車
体1のヒンジ(図示しない)に向かって移動される。そ
して、ドア2cが把持手段52により把持されると共に
、ヒンジピン脱着手段53が昇降手段59によりヒンジ
に向かって下降してヒンジピンをはずして各ドア2cを
車体1から取外し、次いで、各把持手段52及びヒンジ
ピン脱着手段53がそれぞれレール54及びレール57
.57を後退して各ドア2Cが車体1から脱離される。
この時、ドア2cは車体1への取付姿勢と同一の略垂直
姿勢で把持手段52に保持される。また、はずされたヒ
ンジピンはヒンジピン脱着手段53により保持される。
そして、上記のようにドア2cを把持して後退した把持
手段52及びヒンジピン脱着手段53は、前記搬送治具
4がその各装着ロッド20,23,26.30を全て垂
直状態として第3作業ステーションB3に位置決めされ
た時に、前記各ドア装着手段13L、 13Rの側方に
位置し、上記と逆の作動により各ドア2cをその開状態
の垂直姿勢を維持して装着手段13L。
13Rに取付ける。この時、各ドア2cはヒンジピン脱
着手段53によりこれを車体1から°取外した際に保持
されたヒンジピンにより装着手段13L、 13Rに開
状態で取付けられる。そして、搬送治具4に取付けられ
た各ドア2cは第3作業ステー、ジョンB、で搬送路5
の側方に第5図示のように設けられたドアクローザ60
により閉状態とされる。
前記各フェンダ脱着装置38は、第5図及び第6図示の
ように、第3作業ステーションB、に位置決めされる車
体1の各フェンダ2bの側方位置に、フェンダ2bを着
脱自在に把持する把持手段61とフェンダ2bを車体1
に取付けているボルトを脱着するボルト脱着手段62と
を備え、把持手段61は搬送路5の側方にフェンダ2b
に向かって設けられたレール63を移動自在に設けられ
、ボルト脱着手段62は第3作業ステーションB、に位
置決めされた車体1のフェンダ2bの上方で昇降手段6
4によりフェンダ2bに向かって昇降自在に前記メイン
フレーム55に設けられている。
このフェンダ脱着装置38では、第3作業ステーション
B、に車体lが位置決めされた時に、把持手段61がフ
ェンダ2bに向かってその側方からレール63を移動さ
れると共に、ボルト脱着手段62が昇降手段64により
該フェンダ2bに向かってその上方から下降される。そ
して、フェンダ2bが把持手段61により把持されると
共にボルト脱着手段62により車体1からボルトがはず
されてフェンダ2bが取外され、次いで把持手段61が
後退されてフェンダ2bが車体1から脱離される。この
時、フェンダ2bは把持手段61により車体1への取付
姿勢と同一の略垂直姿勢で保持され、次いでその垂直面
内で90度何回転れる。また、はずされたボルトはボル
ト脱着手段62により保持される。
そして、前記搬送治具4がその各装着ロッド20゜23
、26.30を全て垂直状態として第3作業ステーショ
ンB、に位置決めされた時に、把持手段61及びボルト
脱着手段62は前記各フェンダ装着手段12L。
12Rの側方に位置し、上記と逆の作動により各フェン
ダ2bを装着手段12L、 12Hに垂直姿勢で取付け
る。この時、フェンダ2bはボルト脱着手段62により
これを車体1から取外した際に保持されたボルトにより
前記したように装着手段12L、 12Rに取付けられ
る。
尚、第2及び第1作業ステーションBt、Baには、そ
れぞれ第5図仮想線示のように搬送路5の両側に、前記
搬送治具4の回転軸10L、 IORを回動させるため
に前記動力付与部19L、 19Rに駆動力を与えるロ
ボット65が設けられている。
次に、かかる蓋部品脱着装置3の全体の作動を第7図に
従って説明する。
搬送路5に前記したように搬送治具用搬送路9から搬送
治具4が搬入された後に、車体1は前記第1乃至第4作
業ステーションB I+ B z、 B 3. B a
に順次位置決めされ、まず、第1作業ステーションB+
において、前記、ボンネツト脱着装置34及びトランク
リッド脱着装置35により前記したように、ボンネツト
2a及びトランクリッド2dが水平姿勢で取外され、次
いで、第2作業ステーションB2において各ドア2cが
前記ドアオープナ36により開かれた後に、第3作業ス
テーションB、において、前記ドア脱着装置37及びフ
ェンダ脱着装置38により前記したように各ドア2c及
び各フェンダ2bが垂直姿勢で取外される。そして、第
4作業ステーションB4を通過した後、搬送路5から前
記車体用搬送路7を搬送される。
一方、車体1の上流側に搬入された搬送治具4は、車体
1に続いて第1乃至第4作業ステーシランB I+ B
 z、 B s、 B aに順次位置決めされる。この
時、まず、第1作業ステーションB+に位置決めされる
際には、搬送治具4の各装着ロッド20.23゜26.
30は全て水平状態とされており、この状態で前記、ボ
ンネツト脱着装置34及びトランクリッド脱着装置35
により前記したように、ボンネツト2a及びトランクリ
ッド2dがそれぞれ水平姿勢で、ボンネツト装着手段1
1及びトランクリッド装着手段14に取付けられる。次
いで、第2作業ステーションB2において前記ロボット
65により搬送治具4の動力付与部19L、 19Rが
把持されてボンネッ)2a及びトランクリッド2dがそ
の外板面を外向きとした垂直姿勢となるように回転軸1
0L、 IORが90度何回転れ、これによって各装着
ロッド20.23.26.30は全て垂直状態とされる
次いで、この搬送治具4のドア装着手段13L、 13
R及びフェンダ装着手段12L、 12Rには、第3作
業ステーションB、において、前記ドア脱着装置36及
びフェンダ脱着装置37により前記したようにドア2c
及びフェンダ2bが垂直姿勢で取付けられる。
この時、搬送治具4に装着された各蓋部品2は垂直姿勢
で互いに平行となっている。その後に、第4作業ステー
ラインB4において、前記ロボット65により搬送治具
4の動力付与部19L、 19Rが把持されて回転軸1
0L、 IORが180度回転され、これによって各蓋
部品2がその内板面を搬送治具4に対して外側に向けた
垂直姿勢とされ、この姿勢で第7図示のように搬送路5
から前記蓋部品用搬送路8を搬送される。
次に、前記第3工程Cにおける車体1への具体的な上塗
り方法を第8図に従って説明する。第8図は第3工程C
における車体1の塗装ラインの説明的斜視図である。
第8図で66、67はそれぞれ前記車体用搬送路7の途
中に順次設けられたペースコートブース及びクリアコー
トブースであり、この塗装ラインにおける上塗り処理で
は車体1にペースコート及びクリアコートを順次施すよ
うにしている。
ペースコートブース66は、第8図示のように、塗装ロ
ボット68、レシプロケータ69、塗装ロボット701
 レシプロケータ71及び塗装ロボット72を車体用搬
送路7に沿って順次備え、車体用搬送路7を搬送される
車体1は、まずペースコートブース66内においてこれ
らの塗装ロボット68.70.72及びレシプロケータ
69.71によりその各部にベースコートが施される。
更に詳細には、まず塗装ロボット68により車体1のエ
ンジンルーム1a1 トランクルーム1b及びドア取付
開口1cの周縁部が塗装され、次いで、車体1の上方か
らレシプロケータ69によりルーフ1d等の車体1の上
面が予備塗装された後に、塗装ロボット70により車体
1の側面が予備塗装される。そして、その後にレシプロ
ケータ71及び塗装ロボット72により順次車体1の上
面及び側面が再度塗装され、これによってベースコート
が重ね塗りで施される。
ベースコートが施された車体1は、次にクリアコートブ
ース67に進入し、該ブース67において上記と同様の
塗装処理が繰り返され、クリアコートが重ね塗りで施さ
れる。
上記の上塗り処理の後に、車体lは車体用搬送路7を搬
送されながら図示しない乾燥炉内を通って乾燥され、次
いで、前記第4工程りにおいて開袋が施される。
次に、前記第3工程Cにおける蓋部品2への具体的な上
塗り方法を第9図に従って説明する。第9図は第3工程
Cにおける蓋部品2の塗装ラインの説明的斜視図である
蓋部品2の塗装ラインも前記車体1の塗装ラインと同様
に蓋部品用搬送路8の途中にペースコートブース73及
びクリアコートブース74が順次設けられ、ペースコー
トブース73は、塗装ロボット75、搬送治具4の回転
軸10L、 IORを回転させるための前記ロボット6
5、レシプロケータ76、77を蓋部品用搬送路8に沿
って順次備えている。
前記第2工程Bにおいて搬送治具4に装着された蓋部品
2は、前記したようにその内板面を外側に向けた垂直姿
勢でペースコートブース73に搬入され、まず、塗装ロ
ボット75により各蓋部品2の内板面が側方から塗装さ
れ、次いで、ロボット65により搬送治具4の回転軸1
0L、 IORが回動されて各蓋部品2が同時にその外
板面を上向きとした水平姿勢とされる。そして、各蓋部
品2はこの水平姿勢でその上方からレシプロケータ76
、77により順次外板面が繰り返し塗装されてベースコ
ートが重ね塗りで施される。
ベースコートが施された蓋部品2は、次にクリアコート
ブース74に進入して上記と同様の塗装処理が繰り返さ
れ、クリアコートが重ね塗りで施される。
その後に、クリアコートブース74の下流側で蓋部品用
搬送路8の途中の両側に設けられた第9図示のロボット
78.78により搬送治具4の回転輪10L。
10Rが回動されると共に搬送治具4の前記アーム16
L、 16Rが前記したように揺動され、これによって
第9図示のように各蓋部品2がその内板面を上向きとし
た水平姿勢とされると共に、回転軸10Lに沿った蓋部
品2と回転軸10Rに沿った蓋部品2とが上下に間隔を
存して重ね合わせられる。そして、この状態で蓋部品2
は蓋部品用搬送路8を搬送されながら図示しない乾燥炉
内を通って乾燥され、次いで、前記第4工程りにおいて
開裂が施される。
上述したように、各蓋部品2の内板面を塗装する際には
、各蓋部品2が搬送治具4の両側位置でその内板面を外
側に向けた垂直姿勢とされるので、前記塗装ロボット7
5が比較的簡単な動作で該内板面を側方から塗装するこ
とができる。そして、該内板面が塗装ロボット75によ
り塗装されるので、該内板面の所望の箇所のみに確実に
塗料が吹きつけられる。
また、各蓋部品2の外板面を塗装する際には、各蓋部品
2が搬送治具4の回転軸10L、 IOHの回りに回動
されてその外板面を上向きとした水平姿勢とされるので
、簡単な構成の塗装手段である前記レシプロケータ76
、77により外板面を塗装することができる。
尚、本実施例では、蓋部品2に上塗り処理を施した後、
乾燥炉に搬入する前に搬送治具4のアーム16L、 1
6Rを揺動させて上記のように回転軸10Lに沿った蓋
部品2と回転軸10Rに沿った蓋部品2とが上下に間隔
を存して重ね合わせるようにしているので、搬送治具4
が小型化され、比較的小型な乾燥炉を用いることができ
る。
次に、前記第5工程已におけるライン構成及びその作動
を第1θ図に従って詳説する。第10図は該ライン構成
の説明的斜視図である。
第5工程已におけるラインでは、前記車体用搬送路7及
び蓋部品用搬送路8を合流して成る前記搬送路6の途中
に、前記脱着装置3が第5図及び第6図示と同様に配設
され、前記各作業ステーションB、〜B4に対応して第
1乃至第4作業ステーションE、〜E4が搬送路6の上
流側から順に設けられている。
車体lから取外された蓋部品2を装着した搬送治具4は
蓋部品用搬送路8から搬送路6に搬入される際に車体1
の下流側に位置され、搬送治具4及び車体1が交互に搬
送路6を搬送されて各作業ステーションE、−E、に順
次位置決めされる。
この時、搬送治具4の回転軸10L、 IORは、搬送
路6に搬入される前に回動されており、各蓋部品2はそ
の外板面を上に向けた水平姿勢で搬送治具4に装着され
ている。
そして、搬送治具4はまず、第1作業ステーションE、
において、ボンネツト脱着装置34及びトランクリッド
脱着装置35によりその、ボンネツト2a及びトランク
リッド2dが車体1からの取外と同様に取外され、次い
で、第2作業ステーションExにおいてロボット65に
より回転軸10L、 IORが回動されてドア2C及び
フェンダ2bがその外板面を外側に向けた垂直姿勢とさ
れた後に、ドアオープナ36によりドア2Cが開かれる
次いで、第3作業ステーションE3において、ドア脱着
装置37及びフェンダ脱着装置38により搬送治具4に
装着されているドア2C及びフェンダ2bが車体1から
の取外と同様に取外され、その後に第4作業ステーショ
ンE4において、ロボット65により搬送治具4の回転
軸10L、 IORが回動されてその各装着ロッド20
.23.26.30が水平状態とされた後に、搬送治具
4が搬送路6から前記治具用搬送路9に移載されて前記
搬送路5に搬送される。
一方、車体lはまず、第1作業ステーションE。
において、、ボンネツト脱着装置34及びトランクリッ
ド脱着35により、ボンネツト2a及びトランクリッド
2dが搬送治具4への取付と同様に取付けられ、次いで
、第2作業ステーションE2を通過した後に、第3作業
ステーションE、においてドア脱着装置37及びフェン
ダ脱着装置38によりドア2c及びフェンダ2bが搬送
治具4への取付と同様に取付けられ、その後に第4作業
ステーションE4を通過して搬送路6をそのまま搬送さ
れる。
以上説明したように、本実施例では、蓋部品2の車体1
からの取外及び車体1への取付において、車体1及び搬
送治具4を搬送路5.6で交互に搬送しながら前記各脱
着装置34..35.37.38により車体1及び搬送
治具4の間で各蓋部品2の授受を行うようにしているの
で、該取外及び取付を効率良く行うことができる。
次に、前記第3工程Cにおける蓋部品2の塗装ラインの
他の例を第11図に従って説明する。第11図は該塗装
ラインの説明的斜視図である。
この塗装ラインは、前記した第9図示のペースコートブ
ース73において、各蓋部品2の内板面を塗装するため
の前記塗装ロボット75に代えてレシプロケータ79.
80を蓋部品用搬送路8に沿って配設したものであって
、搬送治具4に装着された各蓋部品2はペースコートブ
ース73に搬入される前に回転軸10L、 IOHの回
りに回動されてその内板面が上向きとなる水平姿勢とさ
れ、該水平姿勢で搬送路8をペースコートブース73内
に搬入される。
かかる塗装ラインでは、搬送治具4に装着された各蓋部
品2は、まずその内板面力々上向きとなる水平姿勢にお
いてレシプロケータ79.80により順次核内板面が上
方から塗装され、次いで、上記と同様に前記ロボット6
5により搬送治具4の回転輪10L、IORが回動され
て各蓋部品2がその外板面を上向きとした水平姿勢とさ
れた後に、該外板面が前記レシプロケータ76、77に
より順次塗装されてペースコートが重ね塗りで施される
その後に蓋部品2は、図示しないが前記クリアコートブ
ース74に搬入されて前記の例と同一の手順でクリアコ
ートが重ね塗りで施され、次いで乾燥される。
上述したように、この実施例では、各蓋部品2の内板面
を塗装する際には、各蓋部品2がその内板面を上向きと
した水平姿勢とされるので、簡単な構成の塗装手段であ
るレシプロケータ79.80により内板面を塗装するこ
とができる。
尚、本実施例では、4ドアの自動車に対応して塗装ライ
ンを構成したが、2ドアの自動車に対しても本実施例と
同様に塗装ラインを構成することができることはもちろ
んである。
(効果) 上記の説明から明らかなように、本発明の自動車の蓋部
品の塗装方法によれば、各蓋部品が相互に略平行となる
姿勢で搬送方向の回転軸の回りに回動自在に搬送治具に
装着され、その搬送途中で各蓋部品が該回転軸の回りに
回動されてその内板面及び外板面が順次塗装に適した同
一方向に向けられて塗装されることによって、各蓋部品
の内外板面を効率よく連続的に塗装することができる。
そして、本発明の第1の態様によれば、各蓋部品の内板
面を垂直姿勢でその側方から塗装ロボットで塗装するこ
とによって、該塗装ロボットとして比較的簡単な作動の
ものを使用して該内板面の所望の箇所を確実に塗装する
ことができ、また、各蓋部品の外板面を水平姿勢でその
上方から塗装することによって、簡単な構成のレシプロ
ケータにより該外板面を塗装することができ、従って、
比較的容易な構成の塗装ラインで各蓋部品の内外板面を
効率よく塗装することができる。
また、本発明の第2の態様によれば、各蓋部品の内外板
面をいずれも水平姿勢で上方から塗装することによって
、各蓋部品の両面を簡単な構成のレシプロケータにより
塗装す、ることができ、従って、さらに容易な構成の塗
装ラインで各蓋部品の内外板面を効率よく塗装すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の自動車の蓋部品の塗装方法の一例を用
いて構成した自動車の塗装ライン概略的構成を説明する
ためのブロック図、第2図乃至第4図はそれぞれ蓋部品
を装着する搬送治具の平面図、側面図及び背面図、第5
図乃至第7図はそれぞれ第1図の塗装ラインにおける蓋
部高脱着装置の平面図、側面図及び説明的斜視図、第8
図は車体の塗装ラインの説明的斜視図、第9図は蓋部品
の塗装ラインの説明的斜視図、第10図は蓋部品を車体
に取付けるラインの説明的斜視図、第11図は蓋部品の
塗装ラインの他の例の説明的斜視図である。 2・・・蓋部品      4・・・搬送治具10L、
 IOR・・・回転軸   75・・・塗装ロボット7
6、77・・・レシプロケータ 79、80・・・第1のレシプロケータ76゜ 77・・・第2のレシプロケータ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、自動車のドアや、ボンネツト等の蓋部品を塗装ライ
    ンで搬送しながら塗装する方法であって、各蓋部品を相
    互に搬送方向に略平行な姿勢で該搬送方向の回転軸回り
    に回動自在に相互に間隔を存して側部に装着する搬送治
    具を用い、各蓋部品を該搬送治具に装着して該搬送治具
    と共に塗装ラインを搬送する工程と、該搬送途中におい
    て各蓋部品がその内板面を該搬送治具に対して外側に向
    けた略垂直姿勢となる位置まで各蓋部品を前記回転軸の
    回りに回動させる工程と、次いで、塗装ラインで搬送さ
    れる搬送治具の側方に設けられた塗装ロボットにより各
    蓋部品の内板面を側方から塗装する工程と、該内板面の
    塗装後に各蓋部品がその外板面を上向きとした略水平姿
    勢となる位置まで各蓋部品を前記回転軸の回りに回動さ
    せる工程と、次いで、該搬送治具の上方に設けられたレ
    シプロケータにより該蓋部品の外板面を上方から塗装す
    る工程とから成ることを特徴とする自動車の蓋部品の塗
    装方法。 2、自動車のドアやボンネツト等の蓋部品を塗装ライン
    で搬送しながら塗装する方法であって、各蓋部品を相互
    に搬送方向に略平行な姿勢で該搬送方向の回転軸回りに
    回動自在に相互に間隔を存して側部に装着する搬送治具
    を用い、各蓋部品を該搬送治具に装着して該搬送治具と
    共に塗装ラインを搬送する工程と、該搬送途中において
    各蓋部品がその内板面を上方に向けた略水平姿勢となる
    位置まで各蓋部品を前記回転軸の回りに回動させる工程
    と、次いで、塗装ラインで搬送される搬送治具の上方位
    置に設けられた第1のレシプロケータにより各蓋部品の
    内板面を上方から塗装する工程と、該内板面の塗装後に
    各蓋部品がその外板面を上向きとした略水平姿勢となる
    位置まで各蓋部品を前記回転軸の回りに回動させる工程
    と、次いで、該搬送治具の上方位置に設けられた第2の
    レシプロケータにより該蓋部品の外板面を上方から塗装
    する工程とから成ることを特徴とする自動車の蓋部品の
    塗装方法。
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