JP2850261B2 - ボンネットとフロントフェンダの組付方法及び装置 - Google Patents

ボンネットとフロントフェンダの組付方法及び装置

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JP2850261B2 JP2033841A JP3384190A JP2850261B2 JP 2850261 B2 JP2850261 B2 JP 2850261B2 JP 2033841 A JP2033841 A JP 2033841A JP 3384190 A JP3384190 A JP 3384190A JP 2850261 B2 JP2850261 B2 JP 2850261B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、自動車車体にボンネットとフロントフェン
ダとを組付ける方法及び装置に関する。
(従来の技術) 従来の自動車製造ラインでは、ボンネットとフロント
フェンダとを別の組付ステーションで自動車車体に組付
けるようにしている。
又、特開昭62−99272号公報により、ボンネットの組
付ステーションの側部に、ボンネットを保持する組付治
具を搭載した組付ロボットを配置し、該ロボットにより
ボンネットを車体に開放状態で自動セットし得るように
したボンネットの組付装置が知られているが、組付治具
でボンネットを保持する場合、組付治具はボンネットの
外表面側に位置し、ボンネットの内側のヒンジブラケッ
トを車体に締結するためのナットランナを組付治具に搭
載することは、ボンネットとの干渉を生ずるため無理で
あり、従ってこのものでは、組付ロボットでボンネット
を車体に対し開放状態に保持したまま手作業か又は別に
設けた組付ロボットによりヒンジブラケットを車体に締
結するようにしており、締結後ボンネットを組付ロボッ
トの動作で閉じて、車体の次のステーションに搬送し、
フロントフェンダの組付けを行っている。
フロントフェンダの組付けは、一般に手作業で行って
いるが、フロントフェンダを保持する組付治具を搭載し
た組付ロボットをフロントフェンダ用の組付ステーショ
ンの側部に配置して、該ロボットによりフロントフェン
ダを車体に自動組付けする試みもなされている。
(発明が解決しようとする課題) ところで、フロントフェンダはその上縁のフランジ部
において車体に締結されるが、このフランジ部はボンネ
ットで覆われるような位置にあり、そのためボンネット
を開放した状態でフロントフェンダの組付けを行う必要
があり、ボンネット用の組付ステーションで組付後に閉
じられたボンネットをフロントフェンダ用の組付ステー
ションで再度開放しなければならず面倒であり、又ボン
ネットを自動的に開くためには、フロントフェンダ用の
組付ステーションにボンネットの開閉ロボットを設けな
ければならず、設備費が高くなる。
本発明は、以上の点に鑑み、ボンネットを開放状態に
してそのヒンジブラケットを車体に締結する際にフロン
トフェンダも同時に車体に締結するようにして、ボンネ
ットをフロントフェンダの組付けのために再度開放する
無駄を無くし、更にはボンネットの開閉ロボットやボン
ネット専用の締付ロボットを不要として設備費の削減を
図ることをその目的としている。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成すべく、本発明による組付方法は、ボ
ンネットを自動車車体に対し開放状態に保持する工程
と、フロントフェンダを自動車車体にセットする工程
と、フロントフェンダを自動車車体に締結すると共にボ
ンネットのヒンジブラケットの少なくとも一部の締付箇
所を自動車車体に締結する工程と、ボンネットを開放状
態から閉じ状態にする工程とから成り、これらの工程を
同一の組付ステーションで順に実行することを特徴とす
る。
この方法を実施すべく、本発明の組付装置では、自動
車車体を定置する組付ステーションの天井枠に、ボンネ
ットを保持する組付治具を搭載したボンネット組付ロボ
ットを配置すると共に、該組付ステーションの側部にフ
ロントフェンダを保持する組付治具を搭載したフロント
フェンダ組付ロボットを配置し、ボンネット組付ロボッ
トにより自動車車体に対してボンネットを開放状態にセ
ット自在とし、フロントフェンダ組付ロボットに搭載し
た前記組付治具に、フロントフェンダを自動車車体に締
結するフロントフェンダ用のナットランナとボンネット
のヒンジブラケットの少なくとも一部の締付箇所を自動
車車体に締結するボンネット用のナットランナとを搭載
した。
(作用) 本発明装置では、ボンネット組付ロボットを天井枠に
配置することにより、組付ステーションの側部にフロン
トフェンダ組付ロボットを配置でき、ボンネットとフロ
ントフェンダとを同時に組付けることが可能となる。
組付けに際しては、ボンネット組付ロボットに搭載し
た組付治具にボンネットと、フロントフェンダ組付ロボ
ットに搭載した組付治具にフロントフェンダとを保持さ
せ、先ずボンネット組付ロボットの作動によりボンネッ
トを開放状態で車体にセットし、次いでフロントフェン
ダ組付ロボットによりフロントフェンダを車体にセット
し、フロントフェンダの組付治具に搭載したフロントフ
ェンダ用とボンネット用のナットランナによりフロント
フェンダとボンネットのヒンジブラケットとを同時に車
体に締結し、最後にボンネット組付ロボットの作動でボ
ンネットを閉じて1サイクルの作業を完了する。
(実施例) 第1図を参照して、(1)は自動車車体aの搬送路、
(2)は該搬送路(1)の途中に設けた組付ステーショ
ンを示し、該ステーション(2)の左右両側に設けた各
基台(3)上に、前方から順にフロントフェンダbの組
付ロボット(4)とフロントドアC1の組付装置(51)と
リヤドアC2の組付装置(52)とを配置すると共に、該ス
テーション(2)の天井枠(6)を架設して、該天井枠
(6)に、ボンネットdの組付ロボット(7)とトラン
クリッドeの組付ロボット(8)とを配置し、更に該ス
テーション(2)に天井枠(6)より上方にのびるドロ
ップリフタ用の機枠(9)を立設して、該機枠(9)の
左右両側に、フロントフェンダb及びドアC1,C2用の第
1ドロップリフタ(10)(10)と、その前側にボンネッ
トd用の第2ドロップリフタ(11)と、その後側にトラ
ンクリッドe用の第3ドロップリフタ(12)とを夫々昇
降自在に設け、組付ステーション(2)の上方の左右両
側を通る1対の第1ハンガコンベア(13)(図面には片
側のみを図示)のハンガ(13a)に吊持されるフロント
フェンダbとドアC1,C2とを第1ドロップリフタ(10)
を介してフロントフェンダ用の組付ロボット(4)とド
ア用の各組付装置(51)(52)に受渡し、又組付ステー
ション(2)の上方中央部を通る第2ハンガコンベア
(14)のハンガ(図示せず)に吊持されるボンネットd
とトランクリッドeとを夫々第2と第3のドロップリフ
タ(11)(12)を介してボンネット用とトランクリッド
用の組付ロボット(7)(8)に受渡し、これらロボッ
ト等によりフロントフェンダb、ドアC1,C2、ボンネッ
トd、トランクリッドeを単一の組付ステーション
(2)で自動車車体aに組付けるよにした。
尚、各ドア用の組付装置(51)(52)は、ドアのセッ
トロボット(5a)とドアヒンジの締結ロボット(5b)と
で構成されている。
本発明に関係するのは、フロントフェンダ組付ロボッ
ト(4)とボンネット組付ロボット(7)であり、以下
これらロボット(4)(7)について詳述する。
フロントフェンダ組付ロボット(4)は、車幅方向、
車長方向、車高方向を夫々X軸、Y軸、Z軸として、第
2図乃至第4図に示すように、基台(3)上のガイドレ
ール(15a)に沿ってモータ(15b)によりラックピニオ
ン機構(15c)を介してY軸方向に移動される第1スラ
イド台(15)と、該第1スライド台(15)上のガイドレ
ール(16a)に沿ってモータ(16b)によりラックピニオ
ン機構(16c)を介してX軸方向に移動される第2スラ
イド台(16)と、該第2スライド台(16)上にモータ
(17a)によりZ軸回りに旋回自在に設けた旋回台(1
7)と、該旋回台(17)の側面のガイドレール(18a)に
沿ってモータ(18b)によりラックピニオン機構(18c)
を介してZ軸方向に昇降される昇降枠(18)と、該昇降
枠(18)に取付けた3軸構造の手首(19)とから成る7
軸ロボットで構成され、該手首(19)は、第4図及び第
5図に示す如く、昇降枠(18)に対しX軸に平行なθ1
軸回りに回動可能に軸支した回動枠(19a)と、該回動
枠(19a)にθ1軸に直交するZ軸方向のV1軸回りに回動
可能に軸支した十字ヨーク(19b)と、該十字ヨーク(1
9b)にV1軸に直交するY軸方向のW1軸回りに回動可能に
軸支したヘッド枠(19c)とで構成され、該ヘッド枠(1
9c)に治具ホルダ(20)を介してフロントフェンダb用
の組付治具(21)を搭載した。尚、回動枠(19a)、十
字ヨーク(19b)、ヘッド枠(19c)は、夫々モータ(19
a1)(19b1)(19c1)によりボールねじ機構(19a2
(19b2)(19c2)を介して各軸回りに回動される。
前記組付治具(21)は、第6図及び第7図に示す如
く、フロントフェンダbをそのホイールアーチ部b1の上
側の2箇所と後側の1箇所においてラフに位置決めして
支承するバー形状の3個の支持部材(22)と、フロント
フェンダbの上縁を前後2箇所で受ける2個の第1受座
(23)と、フロントフェンダbの後縁を上下2箇所で受
ける2個の第2受座(24)と、ホイールアーチ部b1を略
等間隔の4箇所において放射方向に押圧する4個の押圧
部材(25)と、フロントフェンダbの上縁を前後3箇所
において第8図に示す如くX軸方向(車幅方向)にクラ
ンプする3個のクランプ部材(26)と、フロントフェン
ダbの外表面を受ける複数の受座(27)と、フロントフ
ェンダbをその外表面において受座(27)と協働して所
定の取付け姿勢に吸着保持する複数の吸着部材(28)
と、車体aのサイドシルa1と前端部下面に重合するフロ
ントフェンダbの後部下端の舌片部b2をサイドシルa1
重合するように押圧するフォーク状の押圧部材(29)
と、フロントフェンダbの上縁に形成したフランジ部b3
をその前後3箇所において車体aに締結する上側の3個
の第1ナットランナ(301)と、舌片部b2の先端を車体
aに締結する後端下側の第2ナットランナ(302)と、
後記するボンネットdのヒンジブラケットd1を車体aに
締結する後端上側の第3ナットランナ(303)とを備え
る。(25a)(29a)は各押圧部材(25)(29)の駆動シ
リンダ、(24a)は下段の第2受座(24)をY軸方向
(車長方向)に進退するシリンダである。
前記第1ドロップリフタ(10)からのワークの受渡し
に際しては、組付治具(21)を前記手首(19)のW1軸回
りの回動で斜め上向きに傾動して、支持部材(22)によ
りフロントフェンダbを支承し、次いで押圧部材(25)
によりフロントフェンダbを押圧してその上縁と後縁を
夫々第1受座(23)と第2受座(24)とに当接させ、次
いでフロントフェンダbの上縁をクランプ部材(26)に
よりクランプした後吸着部材(28)を吸引作動させて、
フロントフェンダbをX,Y,Zの3軸方向に位置決めして
組付治具(21)に保持させる。
次に、組付治具(21)を垂直姿勢に戻すと共に、組付
ステーション(2)に設ける図示しない位置センサで検
出される車体aのずれに合わせて組付治具(21)のY軸
及びZ軸方向の位置補正とθ1軸及びV1軸回りの傾動補
正を行い、この状態で組付治具(21)をX軸方向に前進
させてフロントフェンダbを車体aにセットし、次いで
フロントフェンダbの舌片部b2を押圧部材(29)により
サイドシルa1の下面に重合した後、第1第2ナットラン
ナ(301),(302)によりフロントフェンダbの上縁の
フランジ部b3と舌片部b2の先端とを車体aに締結し、フ
ロントフェンダbの組付けを行う。組付ステーション
(2)には、第1図に示す如く、フロントフェンダ組付
ロボット(4)の配置部前方に位置するボルトセットロ
ボット(31)とその近傍のボルト供給装置(32)とが設
けられており、前記旋回台(17)の旋回により組付治具
(21)を前方に向けて、ボルト供給装置(32)からボル
トセットロボット(31)を介して前記各ナットランナ
(301)(302)(303)に締付ボルトをセットするよう
にした。
又、組付治具(21)は機種毎に専用化されており、治
具ホルダ(20)に対し組付治具(21)を着脱交換自在と
する。第1図で(48)は組付治具(21)の交換装置であ
る。
前記ボンネット組付ロボット(7)は、第9図乃至第
11図に示す如く、天井枠(6)のX軸方向両側の梁(6
a)(6a)に跨って該各梁(6a)上のガイドレール(33
a)に沿ってモータ(33b)によりラックピニオン機構
(33c)を介してY軸方向に移動される第1スライド枠
(33)と、該第1スライド枠(33)上のレール(34a)
に沿ってモータ(34b)によりボールねじ機構(34c)を
介してX軸方向に移動される第2スライド枠(34)と、
該第2スライド枠(34)の前面両側のリニヤガイド(35
a)に沿ってモータ(35b)によりラックピニオン機構
(35c)を介してZ軸方向に昇降され且つ該第2スライ
ド枠(34)に立設した支柱(34d)の上端にピストンロ
ッドを連結したバランスシリンダ(35d)を内挿する昇
降コラム(35)と、該昇降コラム(35)の下端に取付け
た3軸構造の手首(36)とから成る6軸ロボットで構成
される。該手首(36)は、前記フロントフェンダ組付ロ
ボット(4)の手首(19)と基本構造は同じであり、昇
降コラム(35)に対してZ軸に平行なθ2軸回りにモー
タ(36a1)によりボールねじ機構(36a2)を介して回動
される回動枠(36a)と、該回動枠(36a)に対しθ2
に直交するY軸方向のV2軸回りにモータ(36b1)により
ボールねじ機構(36b2)を介して回動される十字ヨーク
(36b)と、該十字ヨーク(36b)に対しV2軸に直交する
X軸方向のW2軸回りにモータ(36c1)によりボールねじ
機構(36c2)を介して回動されるヘッド枠(36c)とで
構成され、該ヘッド枠(36c)にボンネットdを保持す
る組付治具(37)を搭載した。
該組付治具(37)は、第12図及び第13図に示す如く、
ボンネットdの前縁下面に係合するようにシリンダ(38
a)で上下方向に揺動される左右1対の第1クランプ部
材(38)であってボンネットdの前縁を受けるローラ
(38b)を有するものと、ボンネットdの後縁下面に係
合するようにシリンダ(39a)で上下方向に揺動される
左右1対の第2クランプ部材(39)と、ボンネットdの
両側縁に当接するようにシリンダ(40a)でラックピニ
トン機構(40b)を介してX軸方向に開閉される左右1
対のクランプ片(40c)(40c)から成る前後1対の第3
クランプ部材(40)と、ボンネットdの後縁中央部を押
圧するようにロッドレスシリンダ(41a)によってY軸
方向に進退されるローラ形状の押圧部材(41)と、ボン
ネットdの外表面即ち上面を吸着するようにシリンダ
(42a)で上下動される複数の吸着部材(42)と、ボン
ネットdの後端両側のヒンジブラケットd1を下方から押
上げるようにシリンダ(43a)で上下方向に揺動される
左右1対のヒンジクランプ部材(43)とを備え、更に組
付治具(37)の前端に、X軸方向の枢軸(44a)を中心
にしてボンネットdから離間する方向にばね(44b)に
抗して揺動可能なアーム片(44)を枢着し、該アーム片
(44)にボンネットdの前縁中央部に係脱自在で且つ該
アーム片(44)上のシリンダ(45a)により係脱動作さ
れるオープナーフック(45)を取付けた。該フック(4
5)は、前後方向に位置をずらして左右1対に設けら
れ、更に前記第2クランプ部材(39)と後部側方の吸着
部材(42)とヒンジクランプ部材(43)とを、組付治具
(37)の後部側方のガイドレール(46a)に沿ってシリ
ンダ(46b)により進退されるように設けたスライダ(4
6)に取付け、第12図に仮想線で示すボンネットdと1
点鎖線で示すボンネットd′との機種変更に対処し得る
ようにした。
前記第2ドロップリフタ(11)からのワークの受渡し
に際しては、該リフタ(11)に備える反転治具(図示せ
ず)によりボンネットdを水平姿勢に倒して天井枠
(6)の下方に下降させ、次いでボンネット組付ロボッ
ト(7)を後方の退去位置から前進させて組付治具(3
7)をボンネットd上に位置させ、先ず第1クランプ部
材(38)と第2クランプ部材(39)とを作動させてボン
ネットdの前後両縁を支承し、この状態で反転治具をア
ンクランプして第2ドロップリフタ(11)を上昇させ、
次に押圧部材(41)を作動させてボンネットdをY軸方
向前方に押圧し、ボンネットdの前縁を第1クランプ部
材(38)のローラ(38b)に当接させてボンネットdの
Y軸方向の位置決めを行い、次いで第3クランプ部材
(40)を作動させてボンネットdのX軸方向の位置決め
を行った後、吸着部材(42)を作動させてボンネットd
を吸着し、更にヒンジクランプ部材(43)を作動させて
ヒンジブラケットd1をクランプすると共に、オープナー
フック(45)をボンネットdの前縁に係合させる。
次に、組付治具(37)を手首(36)のW2軸回りの回動
でボンネットdが前下りの所定の閉じ姿勢になるように
傾動すると共に、車体aのずれに合わせて組付治具(3
7)のX軸及びY軸方向の位置補正とθ2軸及びV2軸回り
の傾動補正とを行い、この状態で組付治具(37)をZ軸
方向に下降させ、車体aに充分接近したところでヒンジ
クランプ部材(43)をアンクランプした後組付治具(3
7)を更に小ストローク下降させてボンネットdを車体
aにセットする。
ボンネットdのヒンジブラケットd1は、ボンネットd
の閉じ状態でその後端の締付箇所d1aがボンネットdの
後縁後方に露出するようになっており、前記天井枠
(6)の各側の梁(6a)に、第1図に示すように、ナッ
トランナを搭載した締付ロボット(47)を吊設してお
き、該ロボットの(47)によりヒンジブラケットd1の後
端の締付箇所d1aを車体aに締結する。
次に、第1乃至第3クランプ部材(38)(39)(40)
をアンクランプすると共に押圧部材(41)を退去させて
オープナーフック(45)のみをボンネットdに係合させ
た状態とし、組付治具(27)にY軸移動とZ軸移動とW2
軸回りの回動との合成動作を与えて該フック(45)をボ
ンネットdの前縁の回動軌跡に沿って移動し、ボンネッ
トdを開放してこの状態に保持する。
上記したフロントフェンダbの組付けは、ボンネット
dをこのように開放してから行うもので、フロントフェ
ンダ組付ロボット(4)の組付治具(21)に搭載した第
1第2ナットランラ(301)(302)でフロントフェンダ
bを車体aに締結する際に、ボンネットdのヒンジブラ
ケットd1の前端の締付箇所d1bを該組付治具(21)に搭
載した第3ナットランナ(303)で同時に車体aに締結
し、次いで該組付治具(21)によるフロントフェンダb
のクランプを解いて該組付治具(37)をX軸方向外方に
後退させた後、ボンネット用の組付治具(37)を上記と
は逆に動作させてボンネットdを閉じ、最後にオープナ
ーフック(45)をボンネットdの前縁から離脱させて該
組付治具(37)を上昇させ、ボンネットdとフロントフ
ェンダbの組付作業を完了する。
尚、本実施例では、ボンネットdを一旦閉じ状態で車
体aにセットして、ヒンジブラケットd1の後端の締付箇
所d1aを車体aに締結するようにしたが、ボンネットd
の開放状態でヒンジブラケットd1の全ての締付箇所を車
体aに締結できる場合には、ボンネットdを最初から開
放状態で車体aにセットし、フロントフェンダ用の組付
治具(21)に搭載するボンネット用のナットランナでヒ
ンジブラケットd1の全ての締付箇所を締結することがで
きる。
(発明の効果) 以上の説明から明らかなように、請求項1の発明によ
れば、ボンネットを自動車車体に開放状態にセットして
そのヒンジブラケットを車体に締結する際にフロントフ
ェンダも同時に車体に締結するため、フロントフェンダ
の組付けのためにボンネットを再度開放する無駄を無く
すことができ、且つ同一工程でボンネットとフロントフ
ェンダの組付けを行うためライン長さを短縮できる効果
を有する。
又、請求項2の発明によれば、ボンネットとフロント
フェンダとの組付けを完全自動化でき、更にフロントフ
ェンダ用の組付治具に搭載したナットランナでフロント
フェンダとボンネットのヒンジブラケットとを車体に締
結するため、ボンネットの開放状態でヒンジブラケット
を車体に締結する別の締付ロボットが不要となり、ボン
ネットの開閉ロボットが不要になることと相俟って設備
費の削減を図れる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置を具備する組付ステーションの斜視
図、第2図はフロントフェンダ組付ロボットのY軸方向
前方から見た側面図、第3図はその平面図、第4図は第
2図のIV−IV線截断面図、第5図はフロントフェンダ組
付ロボットの手首部分の斜視図、第6図はフロントフェ
ンダ用の組付治具のX軸方向内方から見た正面図、第7
図は第6図の左側面図、第8図は第6図のVIII−VIII線
截断面図、第9図はボンネット組付ロボットのY軸方向
前方から見た正面図、第10図はその平面図、第11図は第
9図のXI−XI線截断面図、第12図はボンネット用の組付
治具の底面図、第13図はこの組付治具のX線方向から見
た側面図である。 a…車体 b…フロントフェンダ d…ボンネット d1…ヒンジブラケット (2)…組付ステーション (4)…フロントフェンダ組付ロボット (6)…天井枠 (7)…ボンネット組付ロボット (21)…フロントフェンダ用の組付治具 (301)(302)…フロントフェンダ用のナットランナ (303)…ボンネット用ナットランナ (37)…ボンネット用組付治具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−202584(JP,A) 特開 平1−306376(JP,A) 特開 昭62−99272(JP,A) 実開 昭56−28826(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B62D 65/00 B23P 21/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボンネットを自動車車体に対し開放状態に
    保持する工程と、フロントフェンダを自動車車体にセッ
    トする工程と、フロントフェンダを自動車車体に締結す
    ると共にボンネットのヒンジブラケットの少なくとも一
    部の締付箇所を自動車車体に締結する工程と、ボンネッ
    トを開放状態から閉じ状態にする工程とから成り、これ
    らの工程を同一の組付ステーションで順に実行すること
    を特徴とするボンネットとフロントフェンダの組付方
    法。
  2. 【請求項2】自動車車体を定置する組付ステーションの
    天井枠に、ボンネットを保持する組付治具を搭載したボ
    ンネット組付ロボットを配置すると共に、該組付ステー
    ションの側部にフロントフェンダを保持する組付治具を
    搭載したフロントフェンダ組付ロボットを配置し、ボン
    ネット組付ロボットにより自動車車体に対してボンネッ
    トを開放状態にセット自在とし、フロントフェンダ組付
    ロボットに搭載した前記組付治具に、フロントフェンダ
    を自動車車体に締結するフロントフェンダ用のナットラ
    ンナとボンネットのヒンジブラケットの少なくとも一部
    の締付箇所を自動車車体に締結するボンネット用のナッ
    トランナとを搭載したことを特徴とするボンネットとフ
    ロントフェンダの組付装置。
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