JPH04250931A - ワーク支持台車及びそれを使用したワークの加工又は組立方法 - Google Patents

ワーク支持台車及びそれを使用したワークの加工又は組立方法

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JPH04250931A
JPH04250931A JP40855290A JP40855290A JPH04250931A JP H04250931 A JPH04250931 A JP H04250931A JP 40855290 A JP40855290 A JP 40855290A JP 40855290 A JP40855290 A JP 40855290A JP H04250931 A JPH04250931 A JP H04250931A
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JP
Japan
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workpiece
vehicle body
support
body member
work
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Pending
Application number
JP40855290A
Other languages
English (en)
Inventor
Masamichi Kogai
小飼 雅道
Nobuo Kihara
木原 伸雄
Masakatsu Osugi
大杉 政克
Yoshikazu Fujioka
良和 藤岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Publication of JPH04250931A publication Critical patent/JPH04250931A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワークをそれについて
の加工又は組立作業が行われるべく支持して搬送するワ
ーク支持台車、及び、それを使用したワークの加工又は
組立方法に関する。
【0002】
【従来の技術】車両製造工程における車体生産ラインに
あっては、例えば、複数の部材が結合せしめられて形成
されるとともにキャビン形成部分に配されるドア,エン
ジンルーム形成部分に配されるエンジンフッド,トラン
クスペース形成部分に配されるトランクリッド等が仮止
めされて一体化された車体本体が、塗装ライン区分にお
いて、シーリング剤が塗布された後に下塗りから上塗り
までの各部の必要に応じた塗装が施され、その後、ドア
,エンジンフッド,トランクリッド等が外されて、車体
本体とドア,エンジンフッド,トランクリッド等とが各
々別個の作業ライン区分に投入され、夫々が各作業ライ
ン区分において加工又は各種部品の組付けによる組立が
なされた後、再度、加工又は種々の部品の組付けがなさ
れた車体本体に、加工又は種々の部品の組付けがなされ
たドア,エンジンフッド,トランクリッド等が正規に取
り付けられて車体が完成せしめられる。
【0003】このような車体生産ラインにおける車体本
体のための作業ライン区分では、車体本体が台車に載置
されて、あるいは、コンベアにより支持されて搬送され
る状態のもとで、車体本体についての加工又は各種部品
の組付けによる組立が作業員による作業と設置された作
業ロボットによる作業とが併用されて行われるのが一般
的であるが、斯かる車体本体についての加工又は組立作
業を簡易に進めていくことができるものとすべく、例え
ば、実開昭62−108183号公報あるいは特開昭6
3−265779号公報にも示される如くに、車体本体
を複数の車体構成部材、例えば、上側車体構成部材とフ
ロア部材あるいはフロア部材を含んだ下側車体構成部材
とに分割し、各車体構成部材を予め加工又は各種部品の
組付けによる組立がなされたものとした後、相互に結合
させて車体本体を形成するようになすことが提案されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の如くに、例えば
、上側車体構成部材及びフロア部材あるいはフロア部材
を含んだ下側車体構成部材の如くに、相互結合されて車
体本体を形成する複数の車体構成部材の夫々を、それに
ついての加工又は各種部品の組付けによる組立てを行う
にあたっては、複数の車体構成部材の夫々に対応して複
数の作業ライン区分が設けられ、複数の車体構成部材の
うちの上側車体構成部材の如くの主要部をなす車体構成
部材は、それに対応する作業ライン区分において、例え
ば、台車に載置されて搬送される状態におかれたもとで
、その作業ライン区分における作業を受け持つ作業者、
あるいは、その作業ライン区分に固定設置された作業ロ
ボットにより、加工又は予め用意された部品の組付けが
行われるものとされる。斯かる作業ライン区分において
は、台車に載置されて搬送される車体構成部材の載置状
態(姿勢)及び高さ位置によって、車体構成部材に対す
る加工又は組立作業の容易さあるいは行い易さ、さらに
は、作業ロボットによる作業の可否等が左右されること
になり、その結果、作業効率の良否が決められることに
なる。
【0005】そこで、車体構成部材についての加工又は
組立てを行う作業ライン区分においては、ワークを搬送
する台車が、それにより支持される車体構成部材の姿勢
及び高さ位置を自在に調整できる機能を具えるものとさ
れることが望まれる。しかしながら、従来、例えば、実
開昭 59−109430号公報に示される如くの、車
体を回転可能に支持して移動可能とされた治具も提案さ
れているが、斯かるものを考慮にいれたもとにあっても
、それにより支持される車体構成部材の姿勢及び高さ位
置の調整機能を満足すべき態様をもって具えた台車は見
当たらない。
【0006】斯かる点に鑑み、本発明は、車体構成部材
等のワークをそれについての加工又は組立作業がなされ
るべく支持して走行するにあたり、そのワークに対する
加工作業又は部品組付作業の実体に応じて、その作業を
容易で行い易いものとなすべく、ワークの回転位置及び
高さ位置の調整を比較的簡単な構成のもとに確実に行う
ことができるものとされたワーク支持台車、及び、それ
を使用したワークの加工又は組立方法を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成すべく
、本発明に係るワーク支持台車は、走行可能とされた基
台と、基台に設けられた固定部と、固定部に変位可能に
設けられ、ワークを支持するとともにそれを所定の方向
に伸びる回転中心軸をもって回転させるべく固定部に対
して回動する支持手段と、固定部に設けられ、支持手段
により支持されるとともに回転せしめられるワークを所
定の回転状態に維持すべく、支持手段の回動を規制する
ロック手段とに加え、支持手段により支持されるととも
に回転せしめられるワークの高さ位置を調整すべく、支
持手段を固定部に対して上昇もしくは降下させる昇降手
段とを備えて構成される。
【0008】また、本発明に係るワークの加工又は組付
方法は、台車に設置された固定部に変位可能とされて設
けられた支持手段によってワークを支持し、支持手段を
固定部に対して回動させることによってワークを所定の
方向に伸びる回転中心軸をもって回転させ、その後支持
手段の回動を規制して支持手段により支持されるととも
に回転せしめられたワークを所定の回転状態に維持し、
さらに、支持手段を固定部に対して上昇もしくは降下さ
せて、支持手段により支持されて所定の回転状態に維持
されたワークの高さ位置を調整した後、ワークについて
の加工又は組立作業を行うものとされる。
【0009】
【作用】上述の如くの本発明に係るワーク支持台車、あ
るいは、本発明に係るワークの加工又は組付方法におい
ては、走行可能な基台に設けられた固定部に変位可能に
設けられた支持手段によって支持されたワークが、支持
手段が固定部に対して回動せしめられた後、あるいは、
回動せしめられることなく、その回動が規制され、さら
には、上昇もしくは降下せしめられることによって、所
定の方向に伸びる回転中心軸をもって回転せしめられる
た後に、あるいは、回動せしめられることなく、所定の
回転状態に維持され、さらに、高さ位置が調整されるも
のとなされて、その後に、ワークについての加工又は組
立作業が行われる。従って、ワークに対する加工作業又
は部品組付作業の実体に応じたワークの回転位置及び高
さ位置の調整が、比較的簡単な構成のもとに確実に行わ
れ得ることになり、ワークについての加工又は組立作業
が容易で行い易いものとされ、また、作業ロボットによ
って行うに適したものとされて、ワークについての加工
又は組立作業における作業効率の改善が図られることに
なる。
【0010】
【実施例】図1は、本発明に係るワーク支持台車の一例
を、それにより支持されたワーク及びそれに関連して設
置された他の装置と共に示し、支持されたワークは車両
の車体の主要部を構成する上側車体部材とされている。
【0011】図1に示されるワーク支持台車4は、上側
車体部材24を支持して、車体構成部材組立ラインにお
ける部品組付作業ライン区分に付設されてワーク搬送路
を形成する一対のレール38上を走行するものとされて
いる。上側車体部材24は、キャビン形成部A1,エン
ジンルーム形成部A2及びトランクスペース形成部A3
等を有するものとされており、キャビン形成部A1にお
ける底面部及び左右両側部に、夫々、フロア部分開口部
K1、及び、センターピラー1aを挾んで形成されたフ
ロントドア部分開口部K2及びリアドア部分開口部K3
が設けられ、また、エンジンルーム形成部A2にエンジ
ンルーム部分開口部K4が設けられ、さらに、トランク
スペース形成部A3にトランクスペース部分開口部K5
が設けられている。
【0012】車体構成部材組立ラインは、例えば、図6
に示される如くに、部品組付作業ライン区分LP1及び
LP2,フロア部材組付作業ライン区分LFA、及び、
外装部材組付作業ライン区分LEAを含むものとされて
いる。部品組付作業ライン区分LP1においては、ワー
ク搬送巡回路R1が形成されており、そのワーク搬送巡
回路R1上を複数のワーク支持台車5が走行するものと
されている。また、部品組付作業ライン区分LP2にお
いては、ワーク搬送巡回路R2が形成されており、その
ワーク搬送巡回路R2上を複数のワーク支持台車4が走
行するものとされていて、斯かる複数のワーク支持台車
4のうちの1台が図1に示されているのであり、ワーク
搬送巡回路R2は一対のレール38によって構成されて
いる。
【0013】部品組付作業ライン区分LP1におけるワ
ーク搬送巡回路R1の部分R1aの一端部には、例えば
、塗装ラインからの上側車体部材搬送路形成部T1の終
端部が連結されており、部分R1aの他端部は、ハンガ
ーコンベアH1を介してワーク搬送巡回路R2の部分R
2aの一端部に連結されている。部分R2aの他端部は
、ワーク搬送巡回路R2の部分R2bの一端部に連結さ
れており、部分R2bの他端部がハンガーコンベアH2
を介してワーク搬送巡回路R1の部分R1bの一端部に
連結されている。そして、部分R1bの他端部が、ハン
ガーコンベアH3を介してフロア部材組付作業ライン区
分LFAに連結されており、また、フロア部材組付作業
ライン区分LFAは、外装部材組付作業ライン区分LE
Aに連結されている。さらに、フロア部材組付作業ライ
ン区分LFAには、フロア部材処理ラインからのフロア
部材搬送路形成部T2の終端部が連結されており、同様
に、外装部材組付作業ライン区分LEAには、6個の外
装部材搬送路形成部T3の夫々の終端部が連結されてい
る。
【0014】斯かる車体構成部材組立ラインにおいては
、塗装ラインにおいて塗装が施された多数の上側車体部
材24が、上側車体部材搬送路形成部T1を通じて部品
組付作業ライン区分LP1におけるワーク搬送巡回路R
1の部分R1aの一端部へと順次搬送される。そして、
部品組付作業ライン区分LP1におけるワーク搬送巡回
路R1の部分R1aの一端部に搬入された上側車体部材
24は、そこに設けられたワーク載置部P1aにおいて
ワーク支持台車5に載置される。
【0015】ワーク支持台車5に載置された上側車体部
材24は、ワーク支持台車5によってワーク搬送巡回路
R1の部分R1aをその一端部から他端部へと矢印X1
の方向に搬送され、その間に、上側車体部材24にワイ
ヤーハーネス,グロメット,クリップ等の各種部品が組
み付けられる。その後、ワーク搬送巡回路R1の部分R
1aにおいて各種部品が組み付けられた上側車体部材2
4は、部分R1aの他端部に設けられたワーク退避部Q
1aにおいて、ワーク支持台車5から退避せしめられて
部品組付作業ライン区分LP2へと移送されるべくハン
ガーコンベアH1に移載され、ハンガーコンベアH1を
介して、部品組付作業ライン区分LP2におけるワーク
搬送巡回路R2の部分R2aの一端部に設けられたワー
ク載置部P2においてワーク支持台車4に載置される。
【0016】そして、ワーク支持台車4に載置された上
側車体部材24は、ワーク支持台車4によりワーク搬送
巡回路R2の部分R2aにおける一端部からその他端部
へと搬送され、さらに、ワーク搬送巡回路R2の部分R
2bの一端部からその他端部へと矢印X2の方向に搬送
されて、その間に、ルーフモール,シートベルト,内装
ユニット,インスツルメント・パネル,リア・シート,
フロント及びリアウインドシールドガラス等の各種部品
が組み付けられる。続いて、ワーク搬送巡回路R2の部
分R2a及びR2bにおいて各種部品が組み付けられた
上側車体部材24が、部分R2bの他端部に設けられた
ワーク退避部Q2において、ワーク支持台車4から退避
せしめられて部品組付作業ライン区分LP1へと移送さ
れるべくハンガーコンベアH2に移載され、ハンガーコ
ンベアH2を介して、部品組付作業ライン区分LP1に
おけるワーク搬送巡回路R1の部分R1bの一端部に設
けられたワーク載置部P1bにおいてワーク支持台車5
に載置される。
【0017】次に、再びワーク支持台車5に載置された
上側車体部材24が、ワーク支持台車5によりワーク搬
送巡回路R1の部分R1bにおける一端部からその他端
部へと搬送され、その間に、上側車体部材24に組み付
けられた各種部品について組付螺子部材の増締めが行わ
れて上側車体部材24についての組立作業が完了せしめ
られ、その後、組立作業が完了した上側車体部材24が
、部分R1bの他端部に設けられたワーク退避部Q1b
において、ワーク支持台車5から退避せしめられてフロ
ア部材組付作業ライン区分LFAへと移送されるべくハ
ンガーコンベアH3に移載され、ハンガーコンベアH3
を介して、フロア部材組付作業ライン区分LFAに設け
られた上側車体部材搬入部WSへと搬送される。
【0018】このようにして、部品組付作業ライン区分
LP1及びLP2において各種部品の組付け及び増締め
がなされて組み立てられた上側車体部材24が上側車体
部材搬入部WSから搬入されるフロア部材組付作業ライ
ン区分LFAにおいては、上側車体部材24に、フロア
部材搬送路形成部T2を通じてフロア部材搬入部FSか
ら導入されたフロア部材が組み付けられる。そして、フ
ロア部材が組み付けられた上側車体部材24が、フロア
部材組付作業ライン区分LFAから外装部材組付作業ラ
イン区分LEAへと移送される。
【0019】外装部材組付作業ライン区分LEAにおい
ては、フロア部材組付作業ライン区分LFAからのフロ
ア部材が組み付けられた上側車体部材24に、外装部材
搬入部ES1から導入されるフロントシュラウド,外装
部材搬入部ES2から導入されるトランクリッド,外装
部材搬入部ES3から導入されるリアパネル,外装部材
搬入部ES4から導入されるエンジンフッド,外装部材
搬入部ES5から導入されるフロントドア及びリアドア
、及び、外装部材搬入部ES6から導入されるフロント
フェンダが順次組み付けられて、車体が組み立てられる
【0020】なお、部品組付作業ライン区分LP1にお
けるワーク搬送巡回路R1の部分R1aの他端部に設け
られたワーク退避部Q1aにおいて、その上に載置され
た上側車体部材24が除去されたワーク支持台車5は、
ワーク搬送巡回路R1に沿って、ワーク退避部Q1aか
ら部分R1bの一端部に設けられたワーク載置部P1b
へと移動し、また、部品組付作業ライン区分LP2にお
けるワーク搬送巡回路R2の部分R2bの他端部に設け
られたワーク退避部Q2において、その上に載置された
上側車体部材24が除去されたワーク支持台車4は、ワ
ーク搬送巡回路R2に沿って、ワーク退避部Q2から部
分R2aの一端部に設けられたワーク載置部P2へと移
動し、さらに、部品組付作業ライン区分LP1における
ワーク搬送巡回路R1の部分R1bの他端部に設けられ
たワーク退避部Q1bにおいて、その上に載置された上
側車体部材24が除去されたワーク支持台車5は、ワー
ク搬送巡回路R1に沿って、ワーク退避部Q1bから部
分R1aの一端部に設けられたワーク載置部P1aへと
移動する。
【0021】上述の如くに上側車体部材24の組立てが
行われるにあたり、部品組付作業ライン区分LP1にお
いてワーク搬送巡回路R1に沿って移動し、上側車体部
材24が載置されるものとなされるワーク支持台車5は
、図7に示される如くに、それに取り付けられたモータ
6により車輪が駆動されて、ワーク搬送巡回路R1を形
成する一対のレール3上を走行するものとされる。そし
て、ワーク支持台車5のワーク支持面部5Aには、載置
される上側車体部材24の位置決め用のメインパレット
7と、メインパレット7により位置決めされた上側車体
部材24に対する作業を行う第1及び第2の作業ロボッ
ト8A及び8Bと、第1及び第2の作業ロボット8A及
び8Bに対して夫々設けられた2基のロボット用工具配
置台9A及び9Bと、第1及び第2の作業ロボット8A
及び8Bの動作制御を行う2個の制御ユニット10A及
び10Bとが設置されている。
【0022】メインパレット7は、フレーム状に形成さ
れており、複数個所において柱状支持部材32が植立せ
しめられていて、柱状支持部材32の夫々の頂部に設け
られた係合ピン31が上側車体部材24の底面部に設け
られた係合孔に係合せしめられる状態をもって、柱状支
持部材32により上側車体部材24が支持されるととも
に位置決めされる。
【0023】第1の作業ロボット8Aは、ワーク支持台
車5のワーク支持面部5A上にメインパレット7の中央
部により包囲される状態で固定された基台14A上に回
動部15Aが据えられ、回動部15Aによって支持され
た可動アーム部16Aを、メインパレット7により位置
決めされた上側車体部材24のキャビン形成部A1にお
ける底面部に設けられたフロア部分開口部K1を通じて
キャビン形成部A1の内部に入り込ませるものとされて
いる。そして、その可動アーム部16Aを支持する回動
部15Aは、基台14A上を上側車体部材24の長手方
向に沿って移動し得るものとされている。このようにし
て第1の作業ロボット8Aの回動部15Aが配される基
台14A上には、部品が載置されるサブパレット12A
が配されており、その上面には、上側車体部材24にお
ける主としてキャビン形成部A1の内側に組み付けられ
るべきグロメット,ワイヤーハーネス等の各種部品Pが
予め定められた態様をもって配置される。
【0024】第2の作業ロボット8Bは、ワーク支持台
車5のワーク支持面部5A上にメインパレット7のコ字
状端部により部分的に包囲される状態で固定された基台
14B上に回動部15Bが据えられ、回動部15Bによ
って支持された可動アーム部16Bを、メインパレット
7により位置決めされた上側車体部材24のエンジンル
ーム形成部A2に設けられたエンジンルーム部分開口部
K4内に入り込ませるものとされている。そして、その
可動アーム部16Bを支持する回動部15Bは、基台1
4B上を上側車体部材24の長手方向に沿って移動し得
るものとされている。このようにして第2の作業ロボッ
ト8Bの回動部15Bが配される基台14B上には、部
品が載置されるサブパレット12Bがエンジンルーム部
分開口部K4内に対応する位置をもって配されており、
その上面には、上側車体部材24における主としてエン
ジンルーム形成部A2の内側に組み付けられるべきグロ
メット,ワイヤーハーネス等の各種部品P’が予め定め
られた態様をもって配置される。
【0025】第1及び第2の作業ロボット8A及び8B
は、多関節型ロボットとされ、夫々の可動アーム部16
Aもしくは16Bは、夫々、回動部15Aもしくは15
Bによって回動せしめられるとともに複数個所での屈伸
動作を行い得るものとされ、その先端部にリスト部17
Aもしくは17Bが設けられている。
【0026】ロボット用工具配置台9Aは、メインパレ
ット7によって支持された上側車体部材24のキャビン
形成部A1の外方における、第1の作業ロボット8Aの
可動アーム部16Aに設けられたリスト部17Aが到達
できる位置に配されており、その工具載置面上に第1の
作業ロボット8Aのリスト部17Aに着脱自在に取り付
けられる各種工具Qが予め定められた態様をもって配置
される。また、ロボット用工具配置台9Bは、メインパ
レット7によって支持された上側車体部材24のエンジ
ンルーム形成部A2の近傍における、第2の作業ロボッ
ト8Bの可動アーム部16Bに設けられたリスト部17
Bが到達できる位置に配されており、その工具載置面上
に第2の作業ロボット8Bのリスト部17Bに着脱自在
に取り付けられる各種工具Q’が予め定められた態様を
もって配置される。
【0027】2個の制御ユニット10A及び10Bは、
ワーク支持台車5のワーク支持面部5Aにおける端部に
配設されており、第1及び第2の作業ロボット8A及び
8Bの夫々に、例えば、予め設定された制御プログラム
に従った動作制御信号を供給して、それらの動作制御を
行う。
【0028】また、上側車体部材24の組立てが行われ
るにあたり、部品組付作業ライン区分LP2においてワ
ーク搬送巡回路R2に沿って移動し、上側車体部材24
が載置されることになる図1に示されるワーク支持台車
4は、それに取り付けられたモータ36により車輪37
が駆動されて、ワーク搬送巡回路R2を形成する一対の
レール38上を走行するものとされた基台39を備えて
いる。基台39の一対のレール38に沿う方向における
両端部には、夫々上方に向かって伸びる支持ポスト40
及び41が立設されている。
【0029】支持ポスト40は、それを貫通して伸びる
昇降シャフト42が配されたものとされており、昇降シ
ャフト42はその一側部に全体に亙ってラック43が形
成されたものとされている。また、支持ポスト40には
、昇降シャフト42に形成されたラック43に係合する
ピニオンギア44,ピニオンギア44と軸を共通にする
ギア45、及び、ギア45に噛合したギア46が、夫々
の軸が固定されて内蔵されている。同様に、支持ポスト
41は、それを貫通して伸びる昇降シャフト47が配さ
れたものとされており、昇降シャフト47はその一側部
に全体に亙ってラック48が形成されたものとされてい
る。また、支持ポスト41には、昇降シャフト47に形
成されたラック48に係合するピニオンギア49,ピニ
オンギア49と軸を共通にするギア50、及び、ギア5
0に噛合したギア51が、夫々の軸が固定されて内蔵さ
れている。
【0030】また、基台39の中央部には、支持ポスト
40の基部と支持ポスト41の基部とを結ぶ方向に伸び
る回動軸55及びモータ56が内蔵されており、回動軸
55の中間部に固定されたギア57にモータ56の軸に
固定された駆動ギア58が噛合している。従って、回動
軸55は、モータ56の軸の回転が駆動ギア58及びギ
ア57を介して伝達されて回転せしめられる。そして、
回動軸55の両端部には、駆動ギア59及び60が取り
付けられており、駆動ギア59が支持ポスト40に内蔵
されたギア46に噛合し、また、駆動ギア60が支持ポ
スト41に内蔵されたギア51に噛合している。従って
、回動軸55の回転が、駆動ギア59,ギア46及びギ
ア45を介してピニオンギア44に伝達されるとともに
、駆動ギア60,ギア51及びギア50を介してピニオ
ンギア49に伝達されて、ピニオンギア44及び49は
、回動軸55によって同時にかつ同方向に回転せしめら
れるべく駆動される。このようにピニオンギア44及び
49が同時にかつ同方向に回転せしめられるべく駆動さ
れることにより、昇降シャフト42及び47は、同期し
て支持ポスト40及び41に対する昇降動を行うものと
されている。
【0031】昇降シャフト42の上端部には、車体部材
支持機構部61が設けられており、車体部材支持機構部
61は、固定部62と、固定部62に回動軸55に平行
な回動中心軸もって回動可能に取り付けられた車体部材
支持腕部材63とを含んで構成されている。車体部材支
持腕部材63には、固定部62に対向する側面部に多数
の突起64が環状配置されて形成されたギア65、及び
、車体部材係合部66が設けられており、車体部材係合
部66は、車体部材に螺子止め係合せしめられるものと
されている。さらに、固定部62には、その上端部分に
、図2に示される如くの、ギア65に対するロック機構
67がその位置が固定されて設けられており、ロック機
構67はその操作ロッド68が図2における矢印DRの
方向に移動せしめられることにより、一対の可動部69
がギア65に形成された突起64を挾持するものとされ
て、ギア65に対するロック状態をとり、操作ロッド6
8が図2における矢印DLの方向に移動せしめられるこ
とにより、一対の可動部69がギア65に形成された突
起64を挾持しないものとされて、ギア65に対する噛
付解除状態をとるものとされている。
【0032】また、昇降シャフト47の上端部にも、車
体部材支持機構部71が設けられており、車体部材支持
機構部71は、固定部72と、固定部72に回動軸55
に平行な回動中心軸もって回動可能に取り付けられた車
体部材支持腕部材73とを含んで構成されている。車体
部材支持腕部材73には、固定部72に対向する側面部
に多数の突起74が環状配置されて形成された円板75
、及び、車体部材係合部76が設けられており、車体部
材係合部76は、車体部材に螺子止め係合せしめられる
ものとされている。さらに、固定部72には、その上端
部分に、図2に示されるロック機構67と同様に構成さ
れた、円板75に対するロック機構77がその位置が固
定されて設けられている。
【0033】上述の如くの構成を有したワーク支持台車
4が走行するものとされた部品組付作業ライン区分LP
2においては、その複数箇所において、図1に示される
如くの一対の台車係合機構81及び82が、ワーク搬送
巡回路R2を構成する一対のレール38上を走行するワ
ーク支持台車4の上方となる位置に設置されている。台
車係合機構81は、モータ83を備えて固定された昇降
駆動部84と、昇降駆動部84によって昇降せしめられ
る係合部85とから成り、係合部85は、モータ86に
よって回転駆動される駆動ギア87と、アクチュエータ
88によって駆動されるロック機構制御部89とを備え
ている。そして、係合部85は、昇降駆動部84によっ
て下降位置をとるものとされるとき、駆動ギア87をワ
ーク支持台車4の支持ポスト40に設けられた車体部材
支持機構部61におけるギア65に噛合させるとともに
、ロック機構制御部89を車体部材支持機構部61にお
けるロック機構67に係合させる。駆動ギア87は、ギ
ア65に噛合せしめられたもとでモータ86により駆動
されて回転せしめられ、それによりギア65を回転させ
、それに伴って、車体部材支持機構部61における車体
部材支持腕部材63を回動させる。また、ロック機構制
御部89は、ロック機構67における操作ロッド68に
係合し、アクチュエータ88によって駆動されることに
より、ロック機構67における操作ロッド68を図2に
おける矢印DRもしくは矢印DLの方向に移動させ、そ
れにより、ロック機構67にギア65に対するロック状
態もしくはロック解除状態をとらせる。
【0034】一方、台車係合機構82は、モータ90を
備えて固定された昇降駆動部91と、昇降駆動部91に
よって昇降せしめられる係合部92とから成り、係合部
92は、アクチュエータ93によって駆動されるロック
機構制御部94を備えている。そして、係合部92は、
昇降駆動部91によって下降位置をとるものとされると
き、ロック機構制御部94をワーク支持台車4の支持ポ
スト41に設けられた車体部材支持機構部71における
ロック機構77に係合させる。ロック機構制御部94は
、ロック機構77に係合してアクチュエータ93により
駆動されることによって、ロック機構77に円板75に
対するロック状態もしくはロック解除状態をとらせる。
【0035】以上の如くの第1及び第2の作業ロボット
8A及び8Bが設置されたワーク支持台車5を備える部
品組付作業ライン区分LP1、及び、車体部材支持機構
部61及び71が設置されたワーク支持台車4を備える
部品組付作業ライン区分LP2を通じて、上側車体部材
搬送路形成部T1から部品組付作業ライン区分LP1へ
と搬送された上側車体部材24についての、本発明に係
るワークの加工又は組立方法に従った各種部品の組付け
及び増締めをなすことによる組立てを行うにあたっては
、先ず、部品組付作業ライン区分LP1におけるワーク
載置部P1aにおいて、上側車体部材24を、部品組付
作業ライン区分LP1におけるワーク搬送巡回路R1を
構成する一対のレール3上を走行するものとされた複数
のワーク支持台車5のうちの一個にその上方から載置す
る。その際、ワーク支持台車5のワーク支持面部5Aに
設置された第1の作業ロボット8Aを、その可動アーム
部16Aが上側車体部材24のキャビン形成部A1に設
けられたフロア部分開口部K1を通じてキャビン形成部
A1の内部に入り込むものとなすとともに、同じく、ワ
ーク支持台車5のワーク支持面部5Aに設置された第2
の作業ロボット8Bを、その可動アーム部16Bが上側
車体部材24のエンジンルーム形成部A2に設けられた
エンジンルーム部分開口部K4の内部に入り込むものと
なしたもとで、ワーク支持台車5のワーク支持面部5A
上に設置されたメインパネル7に植立せしめられた複数
の柱状支持部材32の夫々に設けられた係合ピン31に
、上側車体部材24のエンジンルーム形成部A2及びト
ランクスペース形成部A3に設けられた係合孔を嵌合さ
せて、図1に示される如くの、上側車体部材24が複数
の柱状支持部材32によって支持されるとともに位置決
めされる状態となす。
【0036】次に、上側車体部材24が載置されたワー
ク支持台車5を、そのモータ6が作動状態とされて、一
対のレール3上を所定の速度をもって部品組付作業ライ
ン区分LP2に向かう方向に走行し、上側車体部材24
を第1及び第2の作業ロボット8A及び8Bと共に部品
組付作業ライン区分LP2に向けて搬送する状態となす
【0037】続いて、走行中のワーク支持台車5に設置
された制御ユニット10Aから予め設定された制御プロ
グラムに従って送出される動作制御信号を第1の作業ロ
ボット8Aに供給し、第1の作業ロボット8Aに、その
回動部15Aがワーク支持台車5のワーク支持面部5A
上に固定された基台14A上で必要に応じて移動すると
ともに、その可動アーム部16Aが、それに設けられた
リスト部17Aを、上側車体部材24のキャビン形成部
A1に設けられたフロントドア部分開口部K2、あるい
は、リアドア部分開口部K3を通じて、ロボット用工具
配置台9Aの位置に到達させて、ロボット用工具配置台
9Aに配置された工具Qのうちの1個がリスト部17A
に装着される状態をとった後、装着された工具Qを用い
て、サブパレット12Aに配置された各種の部品Pを、
主として上側車体部材24のキャビン形成部A1の内側
に順次組み付けていく動作を行う状態をとらせる。斯か
る状態においては、第1の作業ロボット8Aは、図8に
おいて実線及び破線により示される如くに、リスト部1
7Aに取り付けられた工具Qにより、サブパレット12
Aに配置された各種部品Pのうちから特定のものを選択
保持して、それを上側車体部材24のキャビン形成部A
1におけるサブパレット12Aの周囲の部分に組み付け
る。そして、このような上側車体部材24に対する各種
の部品Pの組付作業にあたっては、第1の作業ロボット
8Aに、そのリスト部17Aに装着される工具Qを、上
側車体部材24に組み付けられる部品Pに応じて、それ
を扱うに適したものに適宜交換する動作も行わせる。
【0038】また、それとともに、走行中のワーク支持
台車5に設置された制御ユニット10Bから予め設定さ
れた制御プログラムに従って送出される動作制御信号を
第2の作業ロボット8Bに供給し、第2の作業ロボット
8Bに、その回動部15Bがワーク支持台車5のワーク
支持面部5A上に固定された基台14B上で必要に応じ
て移動するとともに、その可動アーム部16Bが、それ
に設けられたリスト部17Bを、ロボット用工具配置台
9Bの位置に到達させ、ロボット用工具配置台9Bに配
置された工具Q’のうちの1個がリスト部17Bに装着
される状態とした後、装着された工具Q’を用いて、サ
ブパレット12Bに配置された各種の部品P’を、主と
して上側車体部材24のエンジンルーム形成部A2の内
側に順次組み付けていく動作を行うものとなる状態をと
らせる。斯かる上側車体部材24に対する各種の部品P
’の組付作業にあたっても、第2の作業ロボット8Bに
、そのリスト部17Bに装着される工具Q’を、上側車
体部材24に組み付けられる部品P’に応じて、それを
扱うに適したものに適宜交換する動作も行わせる。
【0039】以上よりして、各種の部品P及びP’の組
付けがなされたものとされる上側車体部材24を得るこ
とができ、斯かる上側車体部材24を、ワーク支持台車
5から部品組付作業ライン区分LP2におけるワーク搬
送巡回路R2を走行するものとされた複数のワーク支持
台車4のうちの一個に移載する。
【0040】このようにして、上側車体部材24,サブ
パレット12A及び12B,第1及び第2の作業ロボッ
ト8A及び8B,制御ユニト10A及び10B、及び、
ロボット用工具配置台9A及び9Bが、共通のワーク支
持台車5に設置されて搬送されつつ、第1及び第2の作
業ロボット8A及び8Bによる上側車体部材24に対し
てのサブパレット12A及び12Bに配置された各種部
品P及びP’の組み付けが行われ、しかも、その際、第
1の作業ロボット8Aが、主として上側車体部材24に
おけるキャビン形成部A1の内側に対する各種部品Pの
組付けを、その可動アーム部16Aがフロア部分開口部
K1を通じてキャビン形成部A1内に配置された状態で
行うものとされ、また、第2の作業ロボット8Bが、主
として上側車体部材24におけるエンジンルーム形成部
A2の内側に対する各種部品P’の組付けを、その可動
アーム部16Bがエンジンルーム部分開口部K4内に配
置された状態で行うものとされることにより、第1及び
第2の作業ロボット8A及び8Bによる部品組付作業中
、上側車体部材24の第1及び第2の作業ロボット8A
及び8Bに対する位置決めが精度良く行われた状態が維
持されて、第1及び第2の作業ロボット8A及び8Bの
作業負荷が軽減され、また、第1及び第2の作業ロボッ
ト8A及び8Bが上側車体部材24の到来を待つことに
なる待時間が無くされ、それに加えて、第1及び第2の
作業ロボット8A及び8Bの夫々についての必要に応じ
た工具交換が極めて短時間のうちに行われて、第1及び
第2の作業ロボット8A及び8Bの稼働率が著しく向上
せしめられる。
【0041】部品組付作業ライン区分LP2のワーク載
置部P2における上側車体部材24のワーク支持台車4
への載置は、図1に示される如くに、上側車体部材24
の長手方向の両端部を、ワーク支持台車4の支持ポスト
40に設けられた車体部材支持機構部61の車体部材支
持腕部材63における車体部材係合部66、及び、ワー
ク支持台車4の支持ポスト41に設けられた車体部材支
持機構部71の車体部材支持腕部材73における車体部
材係合部76により夫々支持されるとともに、螺子止係
合されるものとなすことにより行う。
【0042】次に、上側車体部材24を車体部材支持機
構部61の車体部材支持腕部材63及び車体部材支持機
構部71の車体部材支持腕部材73によって係合支持し
たワーク支持台車4を、モータ36の作動制御により一
対のレール38上を間歇的に走行させて、ワーク搬送巡
回路R2の他端部に設けられたワーク退避部Q2に向け
て移動する状態となし、ワーク支持台車4がワーク退避
部Q2に到達するまでに、上側車体部材24に、ルーフ
モールディング,シートベルト,内装ユニット,インス
ツルメント・パネル,リア・シート,フロント及びリア
ウインドシールドガラス等を組み付ける。その際、上側
車体部材24への組付けがなされる部品に応じて、ワー
ク支持台車4における車体部材支持機構部61の車体部
材支持腕部材63及び車体部材支持機構部71の車体部
材支持腕部材73を所定の回転角だけ回動させた後、あ
るいは、車体部材支持腕部材63及び車体部材支持腕部
材73を回転させることなく、車体部材支持腕部材63
及び73に夫々設けられたギア65及び円板75を、車
体部材支持機構部61及び71に夫々設けられたロック
機構67及び77にギア65及び円板75に対するロッ
ク状態をとらせることにより回転規制されたものとなし
て、車体部材支持腕部材63及び73によって係合支持
された上側車体部材24に部品の組付作業に都合の良い
姿勢をとらせるとともに、基台39に内蔵されたモータ
56を作動させて回動軸55を回転させ、それにより、
昇降シャフト42及び47を同期して昇降させて、車体
部材支持腕部材63及び73によって係合支持された上
側車体部材24に部品の組付作業を行い易い高さ位置を
とらせる。
【0043】例えば、上側車体部材24にルーフモール
ディングの組付けを行うにあたっては、長手方向の両端
部が車体部材支持腕部材63における車体部材係合部6
6、及び、車体部材支持腕部材73における車体部材係
合部76に夫々螺子止係合された上側車体部材24を、
図3に示される如くに、その底面がワーク支持台車4の
基台39と平行になるように支持される状態(平行支持
状態)となし、その状態から車体部材支持腕部材63及
び73を回転させることなく、車体部材支持腕部材63
及び73に夫々設けられたギア65及び円板75を、車
体部材支持機構部61及び71に夫々設けられたロック
機構67及び77にギア65及び円板75に対するロッ
ク状態をとらせることにより回転規制されたものとなす
。そして、ワーク支持台車4における基台39に内蔵さ
れたモータ56を作動させて回動軸55を回転させ、そ
れにより、昇降シャフト42及び47を同期して昇降さ
せて、車体部材支持腕部材63及び73により支持され
た上側車体部材24に、ルーフモールディングの組付作
業を行い易い高さ位置をとらせる。
【0044】その後、図3に示される如くに、部品組付
作業ライン区分LP2に設置された作業ロボット101
をそのアーム部102にモールディング用工具103が
装着された状態となし、その作業ロボット101に、ル
ーフモールディングの組付作業を行い易い高さ位置をと
るものとされた上側車体部材24のキャビン形成部A1
におけるルーフ部分104の外面にルーフモールディン
グ105を組み付ける作業を行わせる。
【0045】また、例えば、上側車体部材24にシート
ベルトの組付けを行うにあたっては、それに先立ち、上
側車体部材24を平行支持状態となるように係合支持し
たワーク支持台車4を、図1に示される如くに、一対の
台車係合機構81及び82の下方位置に停止させる。そ
して、台車係合機構81のモータ83及び台車係合機構
82のモータ90を作動させて、台車係合機構81及び
82に下降位置をとらせ、それにより、台車係合機構8
1に設けられた係合部85に、駆動ギア87を車体部材
支持腕部材63に設けられたギア65に噛合させるとと
もに、ロック機構制御部89を車体部材支持機構部61
におけるロック機構67に係合させる状態をとらせ、ま
た、台車係合機構82に設けられた係合部92に、ロッ
ク機構制御部94を車体部材支持機構部71におけるロ
ック機構77に係合させる状態をとらせる。続いて、台
車係合機構81の係合部85に備えられたモータ86を
作動させて駆動ギア87を回転させ、車体部材支持腕部
材63に設けられたギア65を駆動して車体部材支持腕
部材63を回動させる。その際、車体部材支持腕部材6
3の回動が上側車体部材24を介して車体部材支持腕部
材73に伝達され、車体部材支持腕部材73も車体部材
支持腕部材63に伴って回動する。
【0046】車体部材支持腕部材63及び73の回動に
より、車体部材支持腕部材63及び73によって係合支
持された上側車体部材24が、シートベルトの組付けに
都合の良い姿勢となる回転角位置、例えば、平行支持状
態に対して45度をなす回転角位置をとるものとされた
とき、台車係合機構81の係合部85に備えられたモー
タ86の作動を停止させるとともに、台車係合機構81
の係合部85に備えられたアクチュエータ88及び台車
係合機構82の係合部92に備えられたアクチュエータ
93を作動させて、台車係合機構81の係合部85に備
えられたロック機構制御部89を、車体部材支持機構部
61におけるロック機構67にギア65に対するロック
状態をとらせるものとなすとともに、台車係合機構82
の係合部92に備えられたロック機構制御部94を、車
体部材支持機構部71におけるロック機構77に円板7
5に対するロック状態をとらせるものとなす。それによ
り、車体部材支持腕部材63及び73によって係合支持
された上側車体部材24が、シートベルトの組付けに都
合の良い、平行支持状態に対して45度をなす回転角位
置をとる姿勢に維持される。
【0047】次に、ワーク支持台車4における基台39
に内蔵されたモータ56を作動させて回動軸55を回転
させ、それにより、昇降シャフト42及び47を同期し
て昇降させて、車体部材支持腕部材63及び73により
、平行支持状態に対して45度をなす回転角位置を維持
する状態で係合支持された上側車体部材24に、シート
ベルトの組付作業を行い易い高さ位置をとらせる。その
結果、図4に示される如くに、ワーク支持台車4により
支持された上側車体部材24が、シートベルトの組付け
に都合の良い姿勢と、シートベルトの組付作業を行い易
い高さ位置とを有するものとされる。
【0048】その後、例えば、上側車体部材24を図4
に示される如くのシートベルトの組付けに都合の良い姿
勢と、シートベルトの組付作業を行い易い高さ位置とを
有する状態をもって支持したワーク支持台車4を走行状
態となし、上側車体部材24におけるキャビン形成部A
1の内部に、シートベルト106を組み付ける。
【0049】さらに、例えば、上側車体部材24にイン
スツルメント・パネルの組付けを行うにあたっては、そ
れに先立ち、上側車体部材24を平行支持状態となるよ
うに係合支持したワーク支持台車4を、図1に示される
如くに、一対の台車係合機構81及び82の下方位置に
停止させる。そして、台車係合機構81のモータ84及
び台車係合機構82のモータ91を作動させて、台車係
合機構81及び82に下降位置をとらせ、それにより、
台車係合機構81に設けられた係合部85に、駆動ギア
87を車体部材支持腕部材63に設けられたギア65に
噛合させるとともに、ロック機構制御部89を車体部材
支持機構部61におけるロック機構67に係合させる状
態をとらせ、また、台車係合機構82に設けられた係合
部92に、ロック機構制御部94を車体部材支持機構部
71におけるロック機構77に係合させる状態をとらせ
る。続いて、台車係合機構81の係合部85に備えられ
たモータ86を作動させて駆動ギア87を回転させ、車
体部材支持腕部材63に設けられたギア65を駆動して
車体部材支持腕部材63を回動させる。その際、車体部
材支持腕部材63の回動が上側車体部材24を介して車
体部材支持腕部材73に伝達され、車体部材支持腕部材
73も車体部材支持腕部材63に伴って回動する。
【0050】車体部材支持腕部材63及び73の回動に
より、車体部材支持腕部材63及び73によって係合支
持された上側車体部材24が、インスツルメント・パネ
ルの組付けに都合の良い姿勢となる回転角位置、例えば
、平行支持状態に対して90度をなす回転角位置をとる
ものとされたとき、台車係合機構81の係合部85に備
えられたモータ86の作動を停止させるとともに、台車
係合機構81の係合部85に備えられたアクチュエータ
88及び台車係合機構82の係合部92に備えられたア
クチュエータ93を作動させて、台車係合機構81の係
合部85に備えられたロック機構制御部89を、車体部
材支持機構部61におけるロック機構67にギア65に
対するロック状態をとらせるものとなすとともに、台車
係合機構82の係合部92に備えられたロック機構制御
部94を、車体部材支持機構部71におけるロック機構
77に円板75に対するロック状態をとらせるものとな
す。それにより、車体部材支持腕部材63及び73によ
って係合支持された上側車体部材24が、インスツルメ
ント・パネルの組付けに都合の良い、平行支持状態に対
して90度をなす回転角位置をとる姿勢に維持される。
【0051】次に、ワーク支持台車4における基台39
に内蔵されたモータ56を作動させて回動軸55を回転
させ、それにより、昇降シャフト42及び47を同期し
て昇降させて、車体部材支持腕部材63及び73により
、平行支持状態に対して90度をなす回転角位置を維持
する状態で係合支持された上側車体部材24に、インス
ツルメント・パネルの組付作業を行い易い高さ位置をと
らせる。その結果、図5に示される如くに、ワーク支持
台車4により支持された上側車体部材24が、インスツ
ルメント・パネルの組付けに都合の良い姿勢と、インス
ツルメント・パネルの組付作業を行い易い高さ位置とを
有するものとされる。
【0052】その後、図5に示される如くに、部品組付
作業ライン区分LP2に設置された作業ロボット107
をそのアーム部108に装着された工具によってインス
ツルメント・パネル109を把持した状態となし、その
作業ロボット107に、インスツルメント・パネル10
9の組付作業を行い易い高さ位置をとるものとされた上
側車体部材24のキャビン形成部A1における内側端部
にインスツルメント・パネル109を組み付ける作業を
行わせる。
【0053】このように、部品組付作業ライン区分LP
2においては、上側車体部材24に対する各種の部品が
、ワーク支持台車4により支持された上側車体部材24
が各部品の組付けに都合の良い姿勢と、各部品の組付作
業を行い易い高さ位置とを有する状態とされたもとで組
み付けられるので、上側車体部材24に対する各種部品
の組付作業が、効率良く行われることになる。
【0054】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、本発明に
係るワーク支持台車、あるいは、本発明に係るワークの
加工又は組立方法によれば、走行可能な基台に設けられ
た固定部に変位可能に設けられた支持手段によって支持
された、例えば、車体構成部材とされるワークが、支持
手段が固定部に対して回動せしめられた後、あるいは、
回動せしめられることなく、その回動が規制され、さら
には、上昇もしくは降下せしめられることによって、所
定の方向に伸びる回転中心軸をもって回転せしめられた
後、あるいは、回動せしめられることなく、所定の回転
角位置を維持する状態とされ、さらに、高さ位置が調整
されるものとなされて、加工又は組立作業に都合の良い
姿勢と加工又は組立作業を行い易い高さ位置とをとるも
のとされ、その後、ワークについての加工又は組立作業
が行われることになるので、ワークに対する加工作業又
は部品組付作業の実体に応じたワークの回転位置及び高
さ位置の調整を、比較的簡単な構成のもとに確実に行え
ることになり、ワークについての加工又は組立作業を容
易で行い易いもの、さらには、作業ロボットによって行
うに適したものとなすことができて、ワークについての
加工又は組立作業における作業効率の改善を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るワーク支持台車の一例をそれに載
置された車体構成部材、及び、それに関連して設けられ
た他の機構と共に示す側面図である。
【図2】図1に示されるワーク支持台車の例の部分を示
す拡大平面図である。
【図3】本発明に係るワークの加工又は組立方法が適用
された車体構成部材の組立作業工程の説明に供される斜
視図である。
【図4】本発明に係るワークの加工又は組立方法が適用
された車体構成部材の組立作業工程の説明に供される斜
視図である。
【図5】本発明に係るワークの加工又は組立方法が適用
された車体構成部材の組立作業工程の説明に供される斜
視図である。
【図6】本発明に係るワーク支持台車及び本発明に係る
ワークの加工又は組立方法が適用された車体構成部材組
立ラインの一例の配置態様を示す構成図である。
【図7】本発明に係るワーク支持台車及び本発明に係る
ワークの加工又は組立方法が適用された車体構成部材組
立ラインに使用されるワーク支持台車をそれに載置され
た車体構成部材と共に示す側面図である。
【図8】本発明に係るワーク支持台車及び本発明に係る
ワークの加工又は組立方法が適用された車体構成部材組
立ラインにおける作業工程の説明に供される断面図であ
る。
【符号の説明】
LP1  部品組付作業ライン区分 LP2  部品組付作業ライン区分 R1  ワーク搬送巡回路 R2  ワーク搬送巡回路 4  ワーク支持台車 5  ワーク支持台車 8A  第1の作業ロボット 8B  第2の作業ロボット 24  上側車体部材 37  車輪 39  基台 40  支持ポスト 41  支持ポスト 42  昇降シャフト 47  昇降シャフト 55  回動軸 61  車体部材支持機構部 62  固定部 63  車体部材支持腕部材 66  車体部材係合部 67  ロック機構 71  車体部材支持機構部 72  固定部 73  車体部材支持腕部材 76  車体部材係合部 81  台車係合機構 82  台車係合機構

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】走行可能とされた基台と、該基台に設けら
    れた固定部と、該固定部に変位可能に設けられ、ワーク
    を支持するとともに該ワークを所定の方向に伸びる回転
    中心軸をもって回転させるべく上記固定部に対して回動
    する支持手段と、上記固定部に設けられ、上記支持手段
    により支持されるとともに回転せしめられるワークを所
    定の回転状態に維持すべく、上記支持手段の回動を規制
    するロック手段と、上記支持手段により支持されるとと
    もに回転せしめられるワークの高さ位置を調整すべく、
    上記支持手段を上記固定部に対して上昇もしくは降下さ
    せる昇降手段と、を備えて構成されるワーク支持台車。
  2. 【請求項2】支持手段が車体構成部材をワークとして支
    持するとともに、該車体構成部材における長手方向に沿
    って伸びる回転中心軸をもって回転させるものとされた
    ことを特徴とする請求項1記載のワーク支持台車。
  3. 【請求項3】台車に設置された固定部に変位可能に設け
    られた支持手段によりワークを支持し、上記支持手段を
    上記固定部に対して回動させて上記ワークを回転させ、
    その後上記支持手段の回動を規制して上記支持手段によ
    り支持されるとともに回転せしめられたワークを所定の
    回転状態に維持し、上記支持手段を上記固定部に対して
    上昇もしくは降下させ、該支持手段により支持されて所
    定の回転状態に維持されたワークの高さ位置を調整した
    後、上記ワークについての加工又は組立作業を行うワー
    クの加工又は組立方法。
  4. 【請求項4】車体構成部材をワークとし、ワークについ
    ての加工又は組立作業として上記車体構成部材における
    キャビン形成部の内側に対する部品の組付けを行うこと
    を特徴とする請求項3記載のワークの加工又は組立方法
  5. 【請求項5】部品を上記車体構成部材におけるキャビン
    形成部に設けられたフロア部分開口部から上記キャビン
    形成部の内側に搬入することを特徴とする請求項4記載
    のワークの加工又は組立方法。
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