JPH07245030A - グロメット - Google Patents
グロメットInfo
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- JPH07245030A JPH07245030A JP6036113A JP3611394A JPH07245030A JP H07245030 A JPH07245030 A JP H07245030A JP 6036113 A JP6036113 A JP 6036113A JP 3611394 A JP3611394 A JP 3611394A JP H07245030 A JPH07245030 A JP H07245030A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- inner member
- grommet
- wire harness
- outer member
- filler
- Prior art date
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R16/00—Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for
- B60R16/02—Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements
- B60R16/0207—Wire harnesses
- B60R16/0215—Protecting, fastening and routing means therefor
- B60R16/0222—Grommets
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02G—INSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
- H02G15/00—Cable fittings
- H02G15/013—Sealing means for cable inlets
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02G—INSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
- H02G3/00—Installations of electric cables or lines or protective tubing therefor in or on buildings, equivalent structures or vehicles
- H02G3/22—Installations of cables or lines through walls, floors or ceilings, e.g. into buildings
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Insulating Bodies (AREA)
- Installation Of Indoor Wiring (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 充填剤の注入作業を容易、かつ、別工程で行
なうことができ、しかも、電線挿通時に治具の不要なグ
ロメットを提供する。 【構成】 隔板10の貫通孔10aにワイヤハーネスW
を止水した状態で挿通させて取り付けるもので、インナ
ー部材12とアウター部材11とからなる。インナー部
材12は、一対の半割円筒部13a,13bからなり、
これら半割円筒部13a,13bを開いてワイヤハーネ
スWを挿通した後に閉じて筒状とするものである。アウ
ター部材11は、上記隔板10の貫通孔10aの周縁へ
の係止溝11cを外周面に設けた筒形状で、上記インナ
ー部材12に外嵌するものである。
なうことができ、しかも、電線挿通時に治具の不要なグ
ロメットを提供する。 【構成】 隔板10の貫通孔10aにワイヤハーネスW
を止水した状態で挿通させて取り付けるもので、インナ
ー部材12とアウター部材11とからなる。インナー部
材12は、一対の半割円筒部13a,13bからなり、
これら半割円筒部13a,13bを開いてワイヤハーネ
スWを挿通した後に閉じて筒状とするものである。アウ
ター部材11は、上記隔板10の貫通孔10aの周縁へ
の係止溝11cを外周面に設けた筒形状で、上記インナ
ー部材12に外嵌するものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車室側と車外とを仕切
る隔板の貫通孔に、ワイヤハーネスを止水状態で挿通し
て取り付けるグロメットに関し、特に、止水するために
グロメット内に注入する充填剤の充填作業を容易にする
と共に、ワイヤハーネスのグロメットへの挿入工程およ
び充填剤の注入工程を任意に変えることが出来るように
するものである。
る隔板の貫通孔に、ワイヤハーネスを止水状態で挿通し
て取り付けるグロメットに関し、特に、止水するために
グロメット内に注入する充填剤の充填作業を容易にする
と共に、ワイヤハーネスのグロメットへの挿入工程およ
び充填剤の注入工程を任意に変えることが出来るように
するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車において、エンジンルーム等の車
外より車室へと配線するワイヤハーネスは、車外で水が
かかりやすく、ワイヤハーネス内に浸水が発生する場合
がある。ワイヤハーネスに浸水した水は、自動車走行時
に車室内で発生する負圧又は車室側の経路が低い場合、
その高低差によりワイヤハーネス内部を通って車室側ま
で伝わり、車室側に接続したコネクタに腐食を発生させ
ると共に、車室内に水を垂らすという問題が発生する。
外より車室へと配線するワイヤハーネスは、車外で水が
かかりやすく、ワイヤハーネス内に浸水が発生する場合
がある。ワイヤハーネスに浸水した水は、自動車走行時
に車室内で発生する負圧又は車室側の経路が低い場合、
その高低差によりワイヤハーネス内部を通って車室側ま
で伝わり、車室側に接続したコネクタに腐食を発生させ
ると共に、車室内に水を垂らすという問題が発生する。
【0003】そのため、エンジンルーム側等の水のかか
りやすい被水箇所に配線するワイヤハーネスに対して種
々の防水対策が施されており、その一つとして、グロメ
ットを挿通する部分に充填剤を注入して、電線同士の隙
間および電線とグロメット内周面の隙間に充填剤を充填
して止水する方法が採られている。
りやすい被水箇所に配線するワイヤハーネスに対して種
々の防水対策が施されており、その一つとして、グロメ
ットを挿通する部分に充填剤を注入して、電線同士の隙
間および電線とグロメット内周面の隙間に充填剤を充填
して止水する方法が採られている。
【0004】上記グロメットは、通常、図7に示すよう
に、車体へ係止する係止溝1aを外周面に形成した拡径
部1と、該拡径部1の一端の大開口部1bに連続した縮
径部2とを備え、この大開口部1bより充填剤3を注入
して、ワイヤハーネス(電線群)Wに密嵌する縮径部2
へと浸透させている。上記形状のグロメットGでは、拡
径部1の容積が大であるため、充填剤3の量が多くな
り、コスト高になると共に、充填剤の硬化が早く始まる
と、縮径部2側へ十分に浸透しない間に、拡径部1側に
溜まった状態で硬化する恐れがある。
に、車体へ係止する係止溝1aを外周面に形成した拡径
部1と、該拡径部1の一端の大開口部1bに連続した縮
径部2とを備え、この大開口部1bより充填剤3を注入
して、ワイヤハーネス(電線群)Wに密嵌する縮径部2
へと浸透させている。上記形状のグロメットGでは、拡
径部1の容積が大であるため、充填剤3の量が多くな
り、コスト高になると共に、充填剤の硬化が早く始まる
と、縮径部2側へ十分に浸透しない間に、拡径部1側に
溜まった状態で硬化する恐れがある。
【0005】そのため、図8に示す如き、拡径部1の内
部に大開口部1b内に筒状の液溜め部1cを突設し、該
液溜め部1cを通して縮径部2へと電線群Wを挿通さ
せ、液溜め部1cの先端開口より充填剤3を注入する構
成としたグロメットG’が提供されている。
部に大開口部1b内に筒状の液溜め部1cを突設し、該
液溜め部1cを通して縮径部2へと電線群Wを挿通さ
せ、液溜め部1cの先端開口より充填剤3を注入する構
成としたグロメットG’が提供されている。
【0006】上記図7および上記図8に示すワイヤハー
ネスWへのグロメットG、G’の取付および該グロメッ
トG,G′への充填作業は、いずれも、第一工程でワイ
ヤハーネスWを構成する電線群を集束して、テープ等で
結束し、第二工程でグロメットG、G’の縮径部2を治
具(図示せず)で4〜7倍程度拡げた状態で、上記ワイ
ヤハーネスWを挿通させ、第三工程で、ワイヤハーネス
Wの所定の位置にグロメットG、G’が位置するよう
に、縮径部2の先端とワイヤハーネスWにテープ4を巻
き付けて固定し、第四工程で、グロメットG、G’の拡
径部1の大開口部1bを上面として起立させた状態で、
大開口部1bあるいは液溜め部1cへ充填剤3を図示し
ない注入機のノズルより注入し、最後の第五工程で、注
入した充填剤3を硬化させている。
ネスWへのグロメットG、G’の取付および該グロメッ
トG,G′への充填作業は、いずれも、第一工程でワイ
ヤハーネスWを構成する電線群を集束して、テープ等で
結束し、第二工程でグロメットG、G’の縮径部2を治
具(図示せず)で4〜7倍程度拡げた状態で、上記ワイ
ヤハーネスWを挿通させ、第三工程で、ワイヤハーネス
Wの所定の位置にグロメットG、G’が位置するよう
に、縮径部2の先端とワイヤハーネスWにテープ4を巻
き付けて固定し、第四工程で、グロメットG、G’の拡
径部1の大開口部1bを上面として起立させた状態で、
大開口部1bあるいは液溜め部1cへ充填剤3を図示し
ない注入機のノズルより注入し、最後の第五工程で、注
入した充填剤3を硬化させている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、充填
剤3をノズルよりグロメットG,G′に注入する時、グ
ロメットG,G′より上下に夫々1m以上の電線群W’
が突出しているため、注入作業が困難であるが、上記図
8に示すグロメットG’では、液溜め部1cの外周に拡
径部1aの周壁部が位置するために、この拡径部1aが
邪魔となってノズルの移動をスムーズに行わせることが
できないという問題がある。
剤3をノズルよりグロメットG,G′に注入する時、グ
ロメットG,G′より上下に夫々1m以上の電線群W’
が突出しているため、注入作業が困難であるが、上記図
8に示すグロメットG’では、液溜め部1cの外周に拡
径部1aの周壁部が位置するために、この拡径部1aが
邪魔となってノズルの移動をスムーズに行わせることが
できないという問題がある。
【0008】また、グロメットG,G′への充填剤3の
注入工程は、上記したように、第一工程から第三工程を
経た後に行うため、ワイヤハーネスWの組立工程のライ
ンの近くで行う必要があった。このように、工程編成上
の制約を受けるため、グロメットG,G′の注入工程を
別ラインあるいは別の箇所で行うことは出来なかった。
注入工程は、上記したように、第一工程から第三工程を
経た後に行うため、ワイヤハーネスWの組立工程のライ
ンの近くで行う必要があった。このように、工程編成上
の制約を受けるため、グロメットG,G′の注入工程を
別ラインあるいは別の箇所で行うことは出来なかった。
【0009】しかも、最近、充填剤3として2液性充填
剤が汎用されているが、この2液性充填剤は速硬性があ
るため、迅速にグロメットG,G′に充填しないと、硬
化する問題があり、グロメットG,G′への注入は、短
時間のうちに、まとめて注入する必要がある。このた
め、上記のように、充填剤3の注入をワイヤハーネスW
の組立ライン上で行う場合、第一工程から第三工程まで
は所要時間を有するため、充填剤3の注入作業は間欠作
業とならざるを得ない問題もあった。
剤が汎用されているが、この2液性充填剤は速硬性があ
るため、迅速にグロメットG,G′に充填しないと、硬
化する問題があり、グロメットG,G′への注入は、短
時間のうちに、まとめて注入する必要がある。このた
め、上記のように、充填剤3の注入をワイヤハーネスW
の組立ライン上で行う場合、第一工程から第三工程まで
は所要時間を有するため、充填剤3の注入作業は間欠作
業とならざるを得ない問題もあった。
【0010】さらに、グロメットG,G′にワイヤハー
ネスWの電線群を通す時、グロメットG,G′の縮径部
を4〜7倍程度治具で押し拡げながら電線群を通す必要
があり、この電線通し作業に手数がかかる問題もあっ
た。
ネスWの電線群を通す時、グロメットG,G′の縮径部
を4〜7倍程度治具で押し拡げながら電線群を通す必要
があり、この電線通し作業に手数がかかる問題もあっ
た。
【0011】本発明は、上記した問題に鑑みてなされた
もので、グロメットへの充填剤の注入作業が容易にで
き、しかも、ワイヤハーネスの組立工程上で、グロメッ
トの組み付けおよび充填剤の注入工程を、従来のように
拘束されずに、変えることが出来るようにして、充填剤
の注入作業を別ラインあるいは別の箇所でまとめて出来
るようにし、さらに、グロメットへの電線通し時にグロ
メットを治具で押し広げる必要をなくすことを目的とし
ている。
もので、グロメットへの充填剤の注入作業が容易にで
き、しかも、ワイヤハーネスの組立工程上で、グロメッ
トの組み付けおよび充填剤の注入工程を、従来のように
拘束されずに、変えることが出来るようにして、充填剤
の注入作業を別ラインあるいは別の箇所でまとめて出来
るようにし、さらに、グロメットへの電線通し時にグロ
メットを治具で押し広げる必要をなくすことを目的とし
ている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、請求項1で、隔板の貫通孔に、ワイヤハ
ーネスを止水した状態で挿通させて取り付けるグロメッ
トであって、一対の半割円筒部からなり、これら半割円
筒部を開いて電線群を挿通した後に閉じて筒状とするイ
ンナー部材と、上記隔板の貫通孔の周縁への係止溝を外
周面に設けた筒形状で、上記インナー部材に外嵌するア
ウター部材とからなり、上記インナー部材の内部にワイ
ヤハーネスを挿通して筒状とした状態で、充填剤を注入
して硬化させておき、上記ワイヤハーネスを止水状態で
挿通したインナー部材を、上記アウター部材に挿入固定
していることを特徴とするグロメットを提供するもので
ある。
め、本発明は、請求項1で、隔板の貫通孔に、ワイヤハ
ーネスを止水した状態で挿通させて取り付けるグロメッ
トであって、一対の半割円筒部からなり、これら半割円
筒部を開いて電線群を挿通した後に閉じて筒状とするイ
ンナー部材と、上記隔板の貫通孔の周縁への係止溝を外
周面に設けた筒形状で、上記インナー部材に外嵌するア
ウター部材とからなり、上記インナー部材の内部にワイ
ヤハーネスを挿通して筒状とした状態で、充填剤を注入
して硬化させておき、上記ワイヤハーネスを止水状態で
挿通したインナー部材を、上記アウター部材に挿入固定
していることを特徴とするグロメットを提供するもので
ある。
【0013】また、請求項2で、上記インナー部材を剛
性を有する樹脂で形成する一方、アウター部材はゴム等
の弾性材で形成し、かつ、該アウター部材の内径は筒状
としたインナー部材の外径以下に設定している請求項1
に記載のグロメットを提供するものである。また、請求
項3で、上記インナー部材は一対の半割筒部材の軸方向
の一端をヒンジを介して連結していると共に、他端側に
互いに着脱自在に係止するロック部を形成している請求
項1または請求項2に記載のグロメットを提供するもの
である。なお、上記一対の半割筒部材は独立して形成
し、電線群を挿通した状態で筒形状に組み合わせて係止
するロック部を各半割部材の両端に夫々設けても良い。
性を有する樹脂で形成する一方、アウター部材はゴム等
の弾性材で形成し、かつ、該アウター部材の内径は筒状
としたインナー部材の外径以下に設定している請求項1
に記載のグロメットを提供するものである。また、請求
項3で、上記インナー部材は一対の半割筒部材の軸方向
の一端をヒンジを介して連結していると共に、他端側に
互いに着脱自在に係止するロック部を形成している請求
項1または請求項2に記載のグロメットを提供するもの
である。なお、上記一対の半割筒部材は独立して形成
し、電線群を挿通した状態で筒形状に組み合わせて係止
するロック部を各半割部材の両端に夫々設けても良い。
【0014】また、請求項4で、上記インナー部材のロ
ック部は外周面より突出させる一方、アウター部材の内
周面に、上記突出したロック部と係止する位置決め用の
凹部を設けている上記請求項のいずれか1項に記載のグ
ロメットを提供するものである。また、請求項5で、上
記アウター部材は外周面が拡大した拡径部と、該拡径部
の一端に連続する縮径部とからなり、上記拡径部の外周
面に上記係止溝を設けている一方、上記インナー部材の
一端に、アウター部材の拡径部の端面に係止するフラン
ジ部を突設していると共に、他端をワイヤハーネス貫通
孔をあけた閉鎖部としている上記請求項のいずれか1項
に記載のグロメットを提供するものである。また、請求
項6で、上記筒形状に係止したインナー部材およびアウ
ター部材は一端より他端にかけて漸次縮径する円錐筒形
状としている上記請求項のいずれか1項に記載のグロメ
ットを提供するものである。
ック部は外周面より突出させる一方、アウター部材の内
周面に、上記突出したロック部と係止する位置決め用の
凹部を設けている上記請求項のいずれか1項に記載のグ
ロメットを提供するものである。また、請求項5で、上
記アウター部材は外周面が拡大した拡径部と、該拡径部
の一端に連続する縮径部とからなり、上記拡径部の外周
面に上記係止溝を設けている一方、上記インナー部材の
一端に、アウター部材の拡径部の端面に係止するフラン
ジ部を突設していると共に、他端をワイヤハーネス貫通
孔をあけた閉鎖部としている上記請求項のいずれか1項
に記載のグロメットを提供するものである。また、請求
項6で、上記筒形状に係止したインナー部材およびアウ
ター部材は一端より他端にかけて漸次縮径する円錐筒形
状としている上記請求項のいずれか1項に記載のグロメ
ットを提供するものである。
【0015】さらに、請求項7で、上記インナー部材の
内部にワイヤハーネスに挿通した状態で注入する充填材
として、1液性又は2液性充填剤を用いている上記請求
項のいずれか1項に記載のグロメットを提供するもので
ある。上記2液性充填剤は、主剤と硬化剤とからなり、
主剤としてはポリエーテルポリオール等が用いられ、硬
化剤としては脂肪系イソシアネートが好適に用いられる
が、トリレンジイソシアネート、メチレンジイソシアネ
ート(別名 イソシアン酸ジフェニールメタン)等も用
いることが出来る。尚、本発明に用いる充填剤は上記2
液性充填剤に限定されないことは言うまでもない。
内部にワイヤハーネスに挿通した状態で注入する充填材
として、1液性又は2液性充填剤を用いている上記請求
項のいずれか1項に記載のグロメットを提供するもので
ある。上記2液性充填剤は、主剤と硬化剤とからなり、
主剤としてはポリエーテルポリオール等が用いられ、硬
化剤としては脂肪系イソシアネートが好適に用いられる
が、トリレンジイソシアネート、メチレンジイソシアネ
ート(別名 イソシアン酸ジフェニールメタン)等も用
いることが出来る。尚、本発明に用いる充填剤は上記2
液性充填剤に限定されないことは言うまでもない。
【0016】
【作用】上記請求項1のグロメットでは、まず、一対の
半割部材を開いた状態でワイヤハーネスの電線群をイン
ナー部材に通した後、半割部材を閉じて筒状とし、該イ
ンナー部材の一端より充填剤を注入する。充填剤が硬化
して電線群を止水状態で挿通したインナー部材をアウタ
ー部材に挿入する。其の際、請求項2に記載のように、
インナー部材の外径に対してアウター部材の内径を同一
または小さく設定していると、インナー部材に対するア
ウター部材密着性を高め、インナー部材とアウター部材
との間に浸水が発生する隙間を発生させない。
半割部材を開いた状態でワイヤハーネスの電線群をイン
ナー部材に通した後、半割部材を閉じて筒状とし、該イ
ンナー部材の一端より充填剤を注入する。充填剤が硬化
して電線群を止水状態で挿通したインナー部材をアウタ
ー部材に挿入する。其の際、請求項2に記載のように、
インナー部材の外径に対してアウター部材の内径を同一
または小さく設定していると、インナー部材に対するア
ウター部材密着性を高め、インナー部材とアウター部材
との間に浸水が発生する隙間を発生させない。
【0017】特に、電線群をインナー部材に通す時に、
従来では治具を用いてグロメットの縮径部を4〜7倍程
度押し広げる必要があったが、本発明では、半割れ部材
としているため、治具を用いることなく、インナー部材
に電線群を通す事が出来る。
従来では治具を用いてグロメットの縮径部を4〜7倍程
度押し広げる必要があったが、本発明では、半割れ部材
としているため、治具を用いることなく、インナー部材
に電線群を通す事が出来る。
【0018】また、請求項2に記載のように、上記イン
ナー部材を剛性を有する樹脂で形成する一方、アウター
部材をゴム等の弾性材で形成した場合、両方がゴム等の
弾性材である場合と比較して、インナー部材とアウター
部材との嵌合作業を容易とすることが出来る。
ナー部材を剛性を有する樹脂で形成する一方、アウター
部材をゴム等の弾性材で形成した場合、両方がゴム等の
弾性材である場合と比較して、インナー部材とアウター
部材との嵌合作業を容易とすることが出来る。
【0019】また、請求項3に記載したように、インナ
ー部材を構成する一対の半割筒部材を、その軸方向の一
端でヒンジを介して連結し、電線群を通した後に半割筒
部材を閉じて、当接した他端側に設けたロック部で係止
する形状とした場合、インナー部材が1部材からなるた
め、部品管理が容易になると共に、電線を通した後に容
易に閉じることが出来る。また、請求項4に記載したよ
うに、上記インナー部材の外周面より突出させたロック
部に、アウター部材の内周面に設けた凹部を係止させる
と、インナー部材とアウター部材とを正確に位置決めし
て嵌合固定出来る。
ー部材を構成する一対の半割筒部材を、その軸方向の一
端でヒンジを介して連結し、電線群を通した後に半割筒
部材を閉じて、当接した他端側に設けたロック部で係止
する形状とした場合、インナー部材が1部材からなるた
め、部品管理が容易になると共に、電線を通した後に容
易に閉じることが出来る。また、請求項4に記載したよ
うに、上記インナー部材の外周面より突出させたロック
部に、アウター部材の内周面に設けた凹部を係止させる
と、インナー部材とアウター部材とを正確に位置決めし
て嵌合固定出来る。
【0020】また、請求項5に記載したように、インナ
ー部材の一端に突設したフランジ部をアウター部材の端
面に係止すると、インナー部材と充填剤を介して固着し
たワイヤハーネスに引張力が作用しても、インナー部材
はアウター部材に係止されて、アウター部材から離脱し
ない。
ー部材の一端に突設したフランジ部をアウター部材の端
面に係止すると、インナー部材と充填剤を介して固着し
たワイヤハーネスに引張力が作用しても、インナー部材
はアウター部材に係止されて、アウター部材から離脱し
ない。
【0021】また、請求項6に記載したように、インナ
ー部材およびアウター部材を円錐形状とした場合、アウ
ター部材にインナー部材を挿入する時、アウター部材の
大径側よりインナー部材の小径側をスライドさせて挿入
していくと、大きな挿入力を要することなく挿入でき、
よって、治具によりアウター部材を拡げる必要がなくな
る。
ー部材およびアウター部材を円錐形状とした場合、アウ
ター部材にインナー部材を挿入する時、アウター部材の
大径側よりインナー部材の小径側をスライドさせて挿入
していくと、大きな挿入力を要することなく挿入でき、
よって、治具によりアウター部材を拡げる必要がなくな
る。
【0022】さらに、請求項7に記載したように、充填
剤として、2液性充填剤を用いると、充填時には低粘度
であるため、電線間への浸透性が良く、また、急速に硬
化するため、インナー部材の上端から注入した充填剤が
インナー部材の下端から不要な領域まで流れ出ることが
防止できる。
剤として、2液性充填剤を用いると、充填時には低粘度
であるため、電線間への浸透性が良く、また、急速に硬
化するため、インナー部材の上端から注入した充填剤が
インナー部材の下端から不要な領域まで流れ出ることが
防止できる。
【0023】
【実施例】以下、本発明を図1から図6に示す実施例に
より詳細に説明する。図1及び図2は第1実施例に係る
グロメットを示し、車両のエンジンルーム側Xと車室側
Yとの隔板10に設けたワイヤハーネス挿通用の貫通孔
10aに装着されている。
より詳細に説明する。図1及び図2は第1実施例に係る
グロメットを示し、車両のエンジンルーム側Xと車室側
Yとの隔板10に設けたワイヤハーネス挿通用の貫通孔
10aに装着されている。
【0024】上記グロメットは、アウター部材11とイ
ンナー部材12とからなる。アウター部材11は、拡径
部11aと縮径部11bとを一体成形したもので、例え
ば、ゴム、熱可塑性エラストマー樹脂等の弾性材料が使
用される。このアウター部材11の内径寸法は軸方向に
一定であり、下記するインナー部材12の外径寸法に比
べて小さくなっている。上記拡径部11aの外周面には
係止溝11cが形成されている。この係止溝11cは貫
通孔10aの周縁に係止し、グロメットを隔板10に装
着する形状となっている。また、アウター部材11の拡
径部11a側内周面には、一対の環状凹部11dが並設
されている。
ンナー部材12とからなる。アウター部材11は、拡径
部11aと縮径部11bとを一体成形したもので、例え
ば、ゴム、熱可塑性エラストマー樹脂等の弾性材料が使
用される。このアウター部材11の内径寸法は軸方向に
一定であり、下記するインナー部材12の外径寸法に比
べて小さくなっている。上記拡径部11aの外周面には
係止溝11cが形成されている。この係止溝11cは貫
通孔10aの周縁に係止し、グロメットを隔板10に装
着する形状となっている。また、アウター部材11の拡
径部11a側内周面には、一対の環状凹部11dが並設
されている。
【0025】インナー部材12は、図3又は図4に示す
半割構造で、樹脂成形しており、アウター部材11がゴ
ムから成形して弾性を有するのに対して、剛性材料とし
ている点に特徴を有する。
半割構造で、樹脂成形しており、アウター部材11がゴ
ムから成形して弾性を有するのに対して、剛性材料とし
ている点に特徴を有する。
【0026】図3に示すインナー部材12aは、一対の
半割円筒部13a,13bを各側縁部を薄肉ヒンジ部1
3cで連結した構造で、この薄肉ヒンジ部13cを介し
て開閉するようになっている。上記半割円筒部13aの
非連結側の側縁部の中央には係止爪14aが形成され、
半割円筒部13bの対応する位置には係止穴14bが形
成され、互いに着脱自在に係止するロック部が設けられ
ている。係止爪14aは先端が外方、すなわち、インナ
ー部材12aの外周面側に突出した構造である。一方、
係止穴14bはインナー部材12aの内縁を部分的に切
り欠き、側縁から所定寸法内方を外周側に開口させた構
造である。係止爪14aは、半割円筒部13a,13b
を閉じた際、半割円筒部13bの縁部で弾性変形した
後、係止穴14bに係止し、インナー部材12aを円筒
状に完成させる。
半割円筒部13a,13bを各側縁部を薄肉ヒンジ部1
3cで連結した構造で、この薄肉ヒンジ部13cを介し
て開閉するようになっている。上記半割円筒部13aの
非連結側の側縁部の中央には係止爪14aが形成され、
半割円筒部13bの対応する位置には係止穴14bが形
成され、互いに着脱自在に係止するロック部が設けられ
ている。係止爪14aは先端が外方、すなわち、インナ
ー部材12aの外周面側に突出した構造である。一方、
係止穴14bはインナー部材12aの内縁を部分的に切
り欠き、側縁から所定寸法内方を外周側に開口させた構
造である。係止爪14aは、半割円筒部13a,13b
を閉じた際、半割円筒部13bの縁部で弾性変形した
後、係止穴14bに係止し、インナー部材12aを円筒
状に完成させる。
【0027】また、上記インナー部材12aは軸方向に
内外径が一定で、一端側にフランジ部15a,15bを
有している。フランジ部15a,15bは半割円筒部1
3a,13bを図3に示す状態に開放できるように一
部、すなわち、半割円筒部13a,13bの連結部分側
が切り欠かれ、両者の干渉が防止されている。なお、こ
のようにフランジ部15a,15bの一部が切り欠かれ
たとしても、下記する充填剤18の注入にはノズルを使
用しており、直接内部に充填剤18を注入することがで
きるので支障がない。
内外径が一定で、一端側にフランジ部15a,15bを
有している。フランジ部15a,15bは半割円筒部1
3a,13bを図3に示す状態に開放できるように一
部、すなわち、半割円筒部13a,13bの連結部分側
が切り欠かれ、両者の干渉が防止されている。なお、こ
のようにフランジ部15a,15bの一部が切り欠かれ
たとしても、下記する充填剤18の注入にはノズルを使
用しており、直接内部に充填剤18を注入することがで
きるので支障がない。
【0028】さらに、上記インナー部材12aを構成す
る半割円筒部13a,13bのフランジ部15a,15
bの近傍外周面には上記各環状凹部11dにそれぞれ係
止される一対の環状凸部16a,16bが並設されてい
る(図2参照)。一方、インナー部材12aの他端部
は、中心にワイヤハーネスWを挿通される貫通孔17a
を有する閉塞部17となっている。
る半割円筒部13a,13bのフランジ部15a,15
bの近傍外周面には上記各環状凹部11dにそれぞれ係
止される一対の環状凸部16a,16bが並設されてい
る(図2参照)。一方、インナー部材12aの他端部
は、中心にワイヤハーネスWを挿通される貫通孔17a
を有する閉塞部17となっている。
【0029】また、図4に示すインナー部材12bは、
半割円筒部13a,13bを完全に分離した構造で、こ
れによれば、上記インナー部材12aのように、フラン
ジ部14a,14bに切欠きは必要でない。該構造とし
た場合、半割円筒部13a,13bの両側縁部には、図
示しないが、互いに係止する係止爪と係止穴とからなる
ロック部を形成している。
半割円筒部13a,13bを完全に分離した構造で、こ
れによれば、上記インナー部材12aのように、フラン
ジ部14a,14bに切欠きは必要でない。該構造とし
た場合、半割円筒部13a,13bの両側縁部には、図
示しないが、互いに係止する係止爪と係止穴とからなる
ロック部を形成している。
【0030】上記インナー部材12とワイヤハーネスW
との間には充填剤18が充填されている。充填剤18と
しては、例えば、主剤をポリエーテルポリオール等、硬
化剤を脂肪族系イソシアネート等とする2液性充填剤が
使用される。
との間には充填剤18が充填されている。充填剤18と
しては、例えば、主剤をポリエーテルポリオール等、硬
化剤を脂肪族系イソシアネート等とする2液性充填剤が
使用される。
【0031】上記構成からなるグロメットは、下記の工
程で、ワイヤハーネスWに取り付けられる。すなわち、
まず、ワイヤハーネスWの所定位置にインナー部材12
を取り付ける。この取付作業は、インナー部材12を構
成する半割円筒部13a,13bの間にワイヤハーネス
Wを挟み込むようにして両者を組み合わせるだけで容易
に行なうことができる。この場合、閉塞部17に穿設さ
れた貫通孔17aの内径はワイヤハーネスWの外径より
も若干小さく形成されているので、ワイヤハーネスWに
インナー部材12を仮止め状態とすることができる。
程で、ワイヤハーネスWに取り付けられる。すなわち、
まず、ワイヤハーネスWの所定位置にインナー部材12
を取り付ける。この取付作業は、インナー部材12を構
成する半割円筒部13a,13bの間にワイヤハーネス
Wを挟み込むようにして両者を組み合わせるだけで容易
に行なうことができる。この場合、閉塞部17に穿設さ
れた貫通孔17aの内径はワイヤハーネスWの外径より
も若干小さく形成されているので、ワイヤハーネスWに
インナー部材12を仮止め状態とすることができる。
【0032】次に、インナー部材12のフランジ部15
a,15b側を上面として立てた状態で、インナー部材
12のフランジ部15a,15b側の開口から充填剤1
8を注入する。この場合、ワイヤハーネスWの外周部に
はインナー部材12のみが位置するだけであるので、充
填剤注入用のノズル(図示せず)の移動を妨げることが
なく、作業性が向上する。注入された充填剤18は2液
性充填剤であるため、浸透性がよく、ワイヤハーネスW
を構成する各電線の隙間に漏れなく充填され、しかも、
速硬性があるため上記閉塞部17の貫通孔17aを介し
て下方へ流出することはない。
a,15b側を上面として立てた状態で、インナー部材
12のフランジ部15a,15b側の開口から充填剤1
8を注入する。この場合、ワイヤハーネスWの外周部に
はインナー部材12のみが位置するだけであるので、充
填剤注入用のノズル(図示せず)の移動を妨げることが
なく、作業性が向上する。注入された充填剤18は2液
性充填剤であるため、浸透性がよく、ワイヤハーネスW
を構成する各電線の隙間に漏れなく充填され、しかも、
速硬性があるため上記閉塞部17の貫通孔17aを介し
て下方へ流出することはない。
【0033】上述したように、充填剤18によりワイヤ
ハーネスWの所定位置にインナー部材を固定した後、イ
ンナー部材12をアウター部材11に挿入して組み付け
る。すなわち、アウター部材11の内径を図示しない広
げ治具を利用して拡開しながらインナー部材12の閉塞
部17側よりアウター部材11をスライドさせることに
より、インナー部材12の外周部にアウター部材11を
装着する。
ハーネスWの所定位置にインナー部材を固定した後、イ
ンナー部材12をアウター部材11に挿入して組み付け
る。すなわち、アウター部材11の内径を図示しない広
げ治具を利用して拡開しながらインナー部材12の閉塞
部17側よりアウター部材11をスライドさせることに
より、インナー部材12の外周部にアウター部材11を
装着する。
【0034】この場合、アウター部材11の拡径部11
aの端面をインナー部材12のフランジ部15a,15
bに当接させるだけで、アウター部材11に形成した環
状凹部11dにインナー部材12に形成した環状凸部1
6a,16bを係止することができ、取付作業が容易で
ある。
aの端面をインナー部材12のフランジ部15a,15
bに当接させるだけで、アウター部材11に形成した環
状凹部11dにインナー部材12に形成した環状凸部1
6a,16bを係止することができ、取付作業が容易で
ある。
【0035】また、インナー部材12の外径に比べてア
ウター部材11の内径が小さく形成され、かつ、このア
ウター部材11が弾性材料から構成されているため、ア
ウター部材11とインナー部材12との間には適度な密
着性が得られることにより、アウター部材11は確実に
インナー部材12に固定されることになる。
ウター部材11の内径が小さく形成され、かつ、このア
ウター部材11が弾性材料から構成されているため、ア
ウター部材11とインナー部材12との間には適度な密
着性が得られることにより、アウター部材11は確実に
インナー部材12に固定されることになる。
【0036】このようにしてワイヤハーネスWに装着さ
れたグロメットは、アウター部材11の縮径部11b側
から隔板10に穿設した貫通孔10aに挿通し、アウタ
ー部材11の拡径部11aの外周に形成した係止溝11
cに隔板10に穿設した貫通孔10aの周縁を係止する
ことにより、隔板10に取り付ける。
れたグロメットは、アウター部材11の縮径部11b側
から隔板10に穿設した貫通孔10aに挿通し、アウタ
ー部材11の拡径部11aの外周に形成した係止溝11
cに隔板10に穿設した貫通孔10aの周縁を係止する
ことにより、隔板10に取り付ける。
【0037】上記取付状態では、アウター部材11の環
状凹部11dとインナー部材12の環状凸部16a,1
6bの係止部分は、隔板10が係止する係止溝11cに
対応する部分に位置することになるため、脱落しにく
い。また、ワイヤハーネスWに対して図1中右側に引っ
張り力が作用することがあったとしても、ワイヤハーネ
スWに充填剤18を介して一体化したインナー部材12
のフランジ部15a,15bによってアウター部材11
の端部が隔板10との間に挾圧されることになるので脱
落することはない。
状凹部11dとインナー部材12の環状凸部16a,1
6bの係止部分は、隔板10が係止する係止溝11cに
対応する部分に位置することになるため、脱落しにく
い。また、ワイヤハーネスWに対して図1中右側に引っ
張り力が作用することがあったとしても、ワイヤハーネ
スWに充填剤18を介して一体化したインナー部材12
のフランジ部15a,15bによってアウター部材11
の端部が隔板10との間に挾圧されることになるので脱
落することはない。
【0038】図5及び図6は第2実施例に係るグロメッ
トで、このグロメットは上記第1実施例のものとは次の
点が異なる以外はほぼ同様な構造である(図5,6中、
対応する部材には10を付加した符号を付してあ
る。)。すなわち、インナー部材22は半割構造で、フ
ランジ部25a,25b側に向かうに従って徐々に外径
が大きくなっている。また、アウター部材21では拡径
部21a側に向かって徐々に内径が大きくなっている。
トで、このグロメットは上記第1実施例のものとは次の
点が異なる以外はほぼ同様な構造である(図5,6中、
対応する部材には10を付加した符号を付してあ
る。)。すなわち、インナー部材22は半割構造で、フ
ランジ部25a,25b側に向かうに従って徐々に外径
が大きくなっている。また、アウター部材21では拡径
部21a側に向かって徐々に内径が大きくなっている。
【0039】したがって、第2実施例に係るグロメット
では、アウター部材21をインナー部材21の外周部に
装着する場合に、広げ治具は不要である。つまり、イン
ナー部材12の小径側へアウター部材11の大径側を外
嵌して、ワイヤハーネスWに沿ってアウター部材21を
摺動させれば、このアウター部材21はインナー部材2
2の外周面に沿って徐々に拡開され、無理なく装着する
ことができる。
では、アウター部材21をインナー部材21の外周部に
装着する場合に、広げ治具は不要である。つまり、イン
ナー部材12の小径側へアウター部材11の大径側を外
嵌して、ワイヤハーネスWに沿ってアウター部材21を
摺動させれば、このアウター部材21はインナー部材2
2の外周面に沿って徐々に拡開され、無理なく装着する
ことができる。
【0040】なお、上記各実施例では、グロメットを略
円筒形状としたが、多角形状としてもよいことは勿論で
ある。また、上記各実施例では、インナー部材12,2
2の外周面に環状凸部12b,22b、アウター部材1
1,21の内周面に環状凹部11d,21dを形成する
ようにしたが、インナー部材12,22の外周面に環状
凹部、アウター部材11,21の内周面に環状突部をそ
れぞれ形成するようにしてもよい。さらに、上記充填剤
18,28の注入は、アウター部材11の取付け等と共
に同一組立ラインで行なっておいても、あるいは、予め
別個に行っておいてもよく、取付作業の柔軟性の点で優
れている。
円筒形状としたが、多角形状としてもよいことは勿論で
ある。また、上記各実施例では、インナー部材12,2
2の外周面に環状凸部12b,22b、アウター部材1
1,21の内周面に環状凹部11d,21dを形成する
ようにしたが、インナー部材12,22の外周面に環状
凹部、アウター部材11,21の内周面に環状突部をそ
れぞれ形成するようにしてもよい。さらに、上記充填剤
18,28の注入は、アウター部材11の取付け等と共
に同一組立ラインで行なっておいても、あるいは、予め
別個に行っておいてもよく、取付作業の柔軟性の点で優
れている。
【0041】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に記載の発明によれば、充填剤の注入はインナー部材
に対して行うため、注入時に邪魔となるアウター部材の
周壁部が存在せず、注入作業が容易となる。また、アウ
ター部材への取付は、充填剤の注入後に行うため、注入
作業を、必ずしもワイヤハーネスの組立工程上で行う必
要はなくなる。よって、注入作業をまとめて行うことが
でき、特に、充填剤として請求項7に記載したように、
2液性充填剤で行う場合には、混合液の硬化の問題を解
消できる。
1に記載の発明によれば、充填剤の注入はインナー部材
に対して行うため、注入時に邪魔となるアウター部材の
周壁部が存在せず、注入作業が容易となる。また、アウ
ター部材への取付は、充填剤の注入後に行うため、注入
作業を、必ずしもワイヤハーネスの組立工程上で行う必
要はなくなる。よって、注入作業をまとめて行うことが
でき、特に、充填剤として請求項7に記載したように、
2液性充填剤で行う場合には、混合液の硬化の問題を解
消できる。
【0042】請求項2に記載の発明によれば、インナー
部材を剛性を有する樹脂材料で構成すると共に、アウタ
ー部材を弾性材料で構成するようにしたので、従来のよ
うに、両者を弾性材料で構成した場合に比べてアウター
部材の組み付けを容易に行なうことができる。また、ア
ウター部材の内径をインナー部材の外径以下としたの
で、両者の接触面における密着性が高まって止水性が向
上すると共に、インナー部材に対してアウター部材を確
実に固定することが可能である。
部材を剛性を有する樹脂材料で構成すると共に、アウタ
ー部材を弾性材料で構成するようにしたので、従来のよ
うに、両者を弾性材料で構成した場合に比べてアウター
部材の組み付けを容易に行なうことができる。また、ア
ウター部材の内径をインナー部材の外径以下としたの
で、両者の接触面における密着性が高まって止水性が向
上すると共に、インナー部材に対してアウター部材を確
実に固定することが可能である。
【0043】請求項3に記載の発明によれば、インナー
部材を構成する一対の半割筒部材が軸方向の一端でヒン
ジを介して連結されているので、その取り付け作業が容
易となり作業能率を向上させることができる。
部材を構成する一対の半割筒部材が軸方向の一端でヒン
ジを介して連結されているので、その取り付け作業が容
易となり作業能率を向上させることができる。
【0044】請求項4に記載の発明によれば、インナー
部材の外周面より突出させたロック部をアウター部材の
内周面に形成した凹部に係止するようにしたので、両者
の位置決めを正確に行なうことができると共に、その位
置ずれを防止することが可能である。
部材の外周面より突出させたロック部をアウター部材の
内周面に形成した凹部に係止するようにしたので、両者
の位置決めを正確に行なうことができると共に、その位
置ずれを防止することが可能である。
【0045】請求項5に記載の発明によれば、インナー
部材の一端にフランジ部を形成するようにしたので、た
とえワイヤハーネスに引っ張り力が作用したとしても、
上記フランジ部が隔板との間にアウター部材の端部を挾
圧することができ、インナー部材がアウター部材から脱
落することを防止可能である。
部材の一端にフランジ部を形成するようにしたので、た
とえワイヤハーネスに引っ張り力が作用したとしても、
上記フランジ部が隔板との間にアウター部材の端部を挾
圧することができ、インナー部材がアウター部材から脱
落することを防止可能である。
【0046】請求項6に記載の発明によれば、インナー
部材及びアウター部材を円錐形状としたので、アウター
部材にインナー部材を差し込む際、従来のように、アウ
ター部材の内径を治具を使用して拡開させておく必要が
なく、無理なくスムーズに行なうことができる。
部材及びアウター部材を円錐形状としたので、アウター
部材にインナー部材を差し込む際、従来のように、アウ
ター部材の内径を治具を使用して拡開させておく必要が
なく、無理なくスムーズに行なうことができる。
【0047】請求項7に記載の発明によれば、充填剤と
して2液性充填剤を用いるようにしたので、インナー部
材を使用することと相俟って、充填時の低粘度状態で電
線間にスムーズに浸透させることができる上、急速に硬
化することによりインナー部材の下端から不要な領域ま
で流れ出ることを防止できる。
して2液性充填剤を用いるようにしたので、インナー部
材を使用することと相俟って、充填時の低粘度状態で電
線間にスムーズに浸透させることができる上、急速に硬
化することによりインナー部材の下端から不要な領域ま
で流れ出ることを防止できる。
【図1】 第1実施例に係るグロメットの部分断面正面
図である。
図である。
【図2】 図1のアウター部材装着前の状態を示す斜視
図である。
図である。
【図3】 図1のインナー部材の展開斜視図である。
【図4】 他のインナー部材の分解斜視図である。
【図5】 第2実施例に係るグロメットの部分断面正面
図である。
図である。
【図6】 図5のアウター部材装着前の状態を示す斜視
図である。
図である。
【図7】 従来例に係るグロメットの部分断面正面図で
ある。
ある。
【図8】 他の従来例に係るグロメットの部分断面正面
図である。
図である。
10 隔板 10a 貫通孔 11 アウター部材 11c 係止溝 12 インナー部材 13a,13b 半割円筒部 W ワイヤハーネス。
Claims (7)
- 【請求項1】 隔板の貫通孔に、ワイヤハーネスを止水
した状態で挿通させて取り付けるグロメットであって、 一対の半割円筒部からなり、これら半割円筒部を開いて
電線群を挿通した後に閉じて筒状とするインナー部材
と、 上記隔板の貫通孔の周縁への係止溝を外周面に設けた筒
形状で、上記インナー部材に外嵌するアウター部材とか
らなり、 上記インナー部材の内部にワイヤハーネスを挿通して筒
状とした状態で、充填剤を注入して硬化させておき、 上記ワイヤハーネスを止水状態で挿通したインナー部材
を、上記アウター部材に挿入固定していることを特徴と
するグロメット。 - 【請求項2】 上記インナー部材は剛性を有する樹脂で
形成する一方、アウター部材は弾性材で形成し、かつ、
該アウター部材の内径は筒状としたインナー部材の外径
以下に設定している請求項1に記載のグロメット。 - 【請求項3】 上記インナー部材は一対の半割筒部材の
軸方向の一端をヒンジを介して連結していると共に、他
端側に互いに着脱自在に係止するロック部を形成してい
る請求項1または請求項2に記載のグロメット。 - 【請求項4】 上記インナー部材のロック部は外周面よ
り突出させる一方、アウター部材の内周面に、上記突出
したロック部と係止する位置決め用の凹部を設けている
上記請求項のいずれか1項に記載のグロメット。 - 【請求項5】 上記アウター部材は外周面が拡大した拡
径部と、該拡径部の一端に連続する縮径部とからなり、
上記拡径部の外周面に上記係止溝を設けている一方、上
記インナー部材の一端に、アウター部材の拡径部の端面
に係止するフランジ部を突設していると共に、他端をワ
イヤハーネス貫通孔をあけた閉鎖部としている上記請求
項のいずれか1項に記載のグロメット。 - 【請求項6】 上記筒形状に係止したインナー部材およ
びアウター部材は一端より他端にかけて漸次縮径する円
錐筒形状としている上記請求項のいずれか1項に記載の
グロメット。 - 【請求項7】 上記インナー部材の内部にワイヤハーネ
スに挿通した状態で注入する充填材として、1液性又は
2液性充填剤を用いている上記請求項のいずれか1項に
記載のグロメット。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6036113A JPH07245030A (ja) | 1994-03-07 | 1994-03-07 | グロメット |
US08/399,722 US6010134A (en) | 1994-03-07 | 1995-03-07 | Sealed grommet for wire harnesses having a split cylindrical core member with a complementary grommet sleeve |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6036113A JPH07245030A (ja) | 1994-03-07 | 1994-03-07 | グロメット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07245030A true JPH07245030A (ja) | 1995-09-19 |
Family
ID=12460731
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6036113A Withdrawn JPH07245030A (ja) | 1994-03-07 | 1994-03-07 | グロメット |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6010134A (ja) |
JP (1) | JPH07245030A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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CN103311857A (zh) * | 2013-05-27 | 2013-09-18 | 上海焕葆电气有限公司 | 一种成套开关设备的电缆进出线密封、固定装置 |
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JP2015036284A (ja) * | 2013-08-13 | 2015-02-23 | スズキ株式会社 | 自動二輪車のウィンカ取付構造 |
CN104575880A (zh) * | 2013-10-10 | 2015-04-29 | 国家电网公司 | 绝缘护管 |
CN105305327A (zh) * | 2015-12-04 | 2016-02-03 | 中国航空工业集团公司洛阳电光设备研究所 | 一种低气压电缆密封装置及其制造方法 |
JP2016026283A (ja) * | 2010-05-25 | 2016-02-12 | ベーレ エンフィネーリンフ ベー.フェー. | 開口に密封システムを提供するアセンブリおよび方法 |
CN105736840A (zh) * | 2016-04-15 | 2016-07-06 | 周安平 | 一种线缆密封件及安装方法 |
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