JP2014050154A - グロメット - Google Patents

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【課題】コストアップを抑えつつ組付け作業性に優れたグロメットを提供する。
【解決手段】弾性材料からなるグロメット本体12と、
グロメット本体よりも硬質材料からなり、グロメット本体に収容されるインナー部材31とを備え、グロメット本体には、係合溝22よりも装着孔への装着方向前方側に、側方へ延在する係止板部26と、グロメット本体の周方向にわたって装着方向前方側が開口した収容溝30と、収容溝の内壁面から係止板部内部に向けて穿設されたスリット39とが形成され、インナー部材は、収容溝に収容される円筒状に形成されたインナー本体部32と、インナー本体部から径方向外方へ突出して形成された係止片部37とを有し、係止片部がスリットに挿入されることにより一体となる構造。
【選択図】図2

Description

本発明は、電線が挿通されるグロメットに関する。
例えば、車両の車室の内外を仕切る車体パネルにおける電線が通される孔にはグロメットが嵌合装着される。このようにグロメットに電線を通すことにより、防水性を確保しつつ電線を保護している。
このグロメットとしては、ゴム材料の一体成形品からなるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。このグロメットは、そのグロメット本体部が、小径環状部と大径環状部との間の外周に、貫通穴の周縁を嵌合させる係止用の周溝を備え、小径環状部の外周面がテーパ状の案内面とされている。案内面上に、1つの引掛け用突起および1つ以上の節度感用突起が設けられている。そして、このグロメットでは、グロメット本体部をパネルの貫通穴に装着する際、節度感用突起が貫通穴を通過する際に抵抗となり、貫通穴の周縁が周溝に嵌合した時に、急激な抵抗変化となるので、周溝に貫通穴の周縁が間違いなく嵌合したという確かな感触が得られる。
特開2004−274886号公報
上記のグロメットは、テーパ状の案内面上に、引掛け用突起および節度感用突起を設けている。しかしながら、このような引掛け用突起および節度感用突起を備えた複雑な形状のグロメットを弾性材料で一体成形することは、その成形用の金型からの抜き取りが困難となる。したがって、成形後にグロメットを抜き取れるようにするには、成形用の金型を複数に分割しなければならず、また、金型自体の形状の複雑化も招いてしまう。これにより、設備コストが嵩むとともに、作業工数の増加によって製造コストも嵩んでしまう。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、コストアップを抑えつつ組付け作業性に優れたグロメットを提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係るグロメットは、下記(1)〜(4)を特徴としている。
(1) 電線を保持するとともに、前記電線が通される板材の装着孔に装着されて前記電線を前記板材に液密的に配線させるグロメットであって、
前記装着孔へ嵌め込むことで前記装着孔の縁部が液密的に係合される係合溝が周方向にわたって形成された弾性材料からなるグロメット本体と、
該グロメット本体よりも硬質材料からなり、前記グロメット本体に収容されるインナー部材とを備え、
前記グロメット本体には、前記係合溝よりも前記装着孔への装着方向前方側に、側方へ延在する係止板部と、該グロメット本体の周方向にわたって前記装着方向前方側が開口した収容溝と、前記収容溝の内壁面から前記係止板部内部に向けて穿設されたスリットと、が形成され、
前記インナー部材は、前記収容溝に収容される、円筒状に形成されたインナー本体部と、前記インナー本体部から径方向外方へ突出して形成された係止片部と、を有し、
前記係止板部には、前記係止片部が前記スリットに挿入されることにより、前記係止片部が一体的に設けられていること。
(2) 上記(1)の構成のグロメットであって、
前記グロメット本体は、前記装着方向前方側に、前記収容溝の内壁面に穿設された穴部が周方向にわたって形成され、
前記インナー本体部は、径方向外方へ突出する固定片を有し、該固定片が前記穴部に挿入される、
こと。
(3) 上記(1)または(2)の構成のグロメットであって、
前記インナー本体部は、先端部が爪部とされ、前記収容溝を画成する壁部を跨いでグロメット本体の係合溝へ向かって延在された係止爪を有する、
こと。
(4) 上記(3)の構成のグロメットであって、
前記係止爪は、その外面が、前記装着方向前方へ向かって前記インナー本体部の中心側へ傾斜したテーパ面とされている、
こと。
上記(1)の構成のグロメットでは、係止板部を装着孔へ挿し込んで係止板部の形成箇所における係合溝に装着孔の縁部を係合させた状態で、装着孔の縁部が係合した係合箇所を支点として回動させることで、極めて容易に、係合溝に装着孔の縁部を入り込ませて板材に装着させることができる。このとき、係止板部は、グロメット本体よりも硬質材料からなるインナー部材の係止片部が一体的に設けられて剛性が高められているので、装着孔へ係止板部を挿し込んでグロメットを回動させる装着作業を容易にかつ確実に行うことができる。これにより、装着孔が狭隘な場所に配置されて目視が困難な場合でも、グロメットを装着孔へ容易に嵌め込んで電線を配線することができる。
また、弾性材料からなるグロメット本体の係合溝に車体パネルの装着孔の縁部が係合するので、グロメットと板材とを確実に密着させて良好な防水性及び遮音性を確保することができ、しかも、板材の装着孔の縁部へ無理な力が加わらず、変形等の不具合を抑制することができる。
また、上記(1)の構成のグロメットによれば、係止板部に一体的に設けられた係止片部を有するインナー部材を、グロメット本体と別体としているので、グロメットが複雑形状であっても、グロメット本体及びインナー部材の形状の簡略化を図ることができる。これにより、これらのグロメット本体及びインナー部材の成形用の金型の形状の簡略化及びこれらのグロメット本体及びインナー部材の成形作業の容易化を図ることができ、よって、設備コスト及び製造コストの削減を図ることができる。
また、上記(1)の構成のグロメットによれば、インナー部材の係止片部を有する係止板部が車体パネルPを係止しているので、グロメットが装着孔から外れる不具合が防止される。
上記(2)の構成のグロメットによれば、インナー部材の固定片がグロメット本体の穴部に挿入されていることにより、グロメットが変形して装着孔から外れるような不具合がより一層防止される。
上記(3)または(4)の構成のグロメットによれば、装着孔へ嵌め込むことで、硬質材料からなるインナー部材の係止爪が装着孔の縁部を係止するので、低装着力での装着を可能としつつ装着孔から外れるような不具合を確実に防止することができる。しかも、この係止爪が装着孔の縁部を係止する際の感触や音で板材へのグロメットの装着を確認することができ、よって、グロメットの未装着を未然に防止することができる。
本発明によれば、コストアップを抑えつつ組付け作業性に優れたグロメットを提供できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本実施形態に係るグロメットの斜視図である。 図2は、図1におけるA−A線の断面図である。 図3は、図1におけるB−B線の断面図である。 図4は、本実施形態に係るグロメットの車体パネルへの装着の仕方を説明する図であって、図4(a)及び図4(b)は、それぞれ側面図である。 図5は、参考例に係るグロメットの断面図である。 図6は、参考例に係るグロメットの断面図である。
以下、本発明に係る実施の形態の例を、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係るグロメットの斜視図、図2は、図1におけるA−A線の断面図、図3は、図1におけるB−B線の断面図、図4は、本実施形態に係るグロメットの車体パネルへの装着の仕方を説明する図であって、図4(a)及び図4(b)は、それぞれ側面図である。
図1から図3に示すように、本実施形態に係るグロメット11は、ゴム等の弾性材料から一体成形されたグロメット本体12を有している。このグロメット本体12は、平面視円形状に形成されており、円筒状に形成された筒状部13が一体に形成されている。
グロメット本体12は、充填空間Sを有している。この充填空間Sは、一方側が開口部21とされており、筒状部13は、グロメット本体12における開口部21と反対側に設けられている。
充填空間Sを形成するグロメット本体12の内周面には、開口部21の近傍に、周方向へわたって突状部20が形成されている。
グロメット本体12は、開口部21側が装着部12aとされており、この装着部12aが、例えば、自動車のエンジンルームと車室とを仕切るため車両の車体パネルPに形成された装着孔Hへ嵌合される。
グロメット本体12は、その外周に、周方向へわたって形成された係合溝22を有している。また、グロメット本体12には、係合溝22よりも装着孔Hへの装着方向前方側の外周面を、装着孔Hへの装着方向へ向かって次第に窄まるテーパ形状に形成することでガイド面12bが形成されている。そして、このグロメット11は、装着部12aを装着孔Hへ向けて嵌合させることで、装着孔Hの縁部がガイド面12bで案内されて係合溝22へ入り込んで係合する。これにより、車体パネルPにおける装着孔Hの縁部が係合溝22の内面と密着し、グロメット11が車体パネルPに対して液密に装着される。
筒状部13は、挿通孔23を有する筒状に形成されたもので、この挿通孔23に、車体パネルPの装着孔Hへ配線する電線Wが挿通される。
グロメット本体12の充填空間Sには、発泡材15が充填されている。そして、この発泡材15によって電線Wとグロメット11との間がシールされている。
発泡材15は、発泡ウレタン等からなるもので、液体状態から発泡して膨張し、その後、硬化するものである。
また、グロメット本体12には、係合溝22よりも装着部12a側(つまり、装着孔Hへの装着方向前方側)における周面に、径方向外方へ突出する係止板部26が設けられている。
グロメット本体12には、装着部12a側が開口した収容溝30が、グロメット本体12の周方向にわたって形成されており、この収容溝30には、インナー部材31が収容されている。このインナー部材31は、例えば、プラスチック等の硬質な合成樹脂から成形されている。
インナー部材31は、円筒状に形成されたインナー本体部32を有しており、このインナー本体部32が、収容溝30内に配置されている。このインナー本体部32には、収容溝30への収容方向における外周面に、係合突状部33が形成されており、この係合突状部33は、グロメット本体12の収容溝30におけるインナー本体部32の外周側に形成された溝部35に係止されている。また、インナー本体部32には、径方向外方へ突出する固定片36及び係止片部37が形成されている。固定片36は、グロメット本体12の収容溝30の内壁面に穿設された穴部38に挿入されている。また、係止片部37は、グロメット本体12の収容溝30の内壁面から係止板部26の内部に向けて穿設されたスリット39に挿入されている。
また、インナー部材31には、先端部が爪部41とされた係止爪42が形成されている。この係止爪42は、収容溝30を画成するグロメット本体12の壁部を跨いでグロメット本体12の係合溝22へ向かって延在されており、その外面は、装着孔Hへの装着方向へ向かって次第にインナー本体部32の中心側へ傾斜したテーパ面42aとされている。
インナー部材31をグロメット本体12に組み付けるには、まず、インナー部材31の係止片部37をグロメット本体12の係止板部26のスリット39へ挿し込む。次に、インナー部材31のインナー本体部32をグロメット本体12の収容溝30へ収容し、係合突状部33を溝部35に係合させる。さらに、インナー部材31の固定片36を、グロメット本体12の穴部38に挿入する。これにより、インナー部材31がグロメット本体12に組付けられて一体化される。
次に、グロメット11の装着の仕方について説明する。
まず、発泡材15の充填前のグロメット本体12の筒状部13に電線Wを挿入する。
その後、グロメット本体12の充填空間Sへ、適量の液状の発泡材15を開口部21から充填する。
このように、充填空間Sへ適量の液状の発泡材15を充填すると、この発泡材15が時間の経過とともに発泡して膨張して硬化する。
発泡材15が膨張すると、グロメット本体12に形成された突状部20に発泡材15が密着し、突状部20の一部が発泡材15に食い込み、よって、グロメット本体12と発泡材15とが確実に一体化される。
発泡材15の硬化後、グロメット11を、車体パネルPの装着孔Hへ、装着部12a側から嵌め込み、装着孔Hの縁部を係合溝22に係合させ、グロメット11を、車体パネルPに液密に装着させる。
グロメット11を車体パネルPに装着するには、まず、図4(a)に示すように、係止板部26を装着孔Hへ挿し込む。
そして、この係止板部26の形成箇所における係合溝22に装着孔Hの縁部を係合させる。
この状態で、装着孔Hの縁部が係合した係合溝22の係合箇所を支点Oとしてグロメット11を図中矢印α方向へ回動させる。
すると、図4(b)に示すように、インナー部材31に形成された係止爪42のテーパ面42aが装着孔Hの縁部に接触する。
さらに、グロメット11を回動させると、係止爪42が装着孔Hの縁部によって径方向内方へ押圧されて弾性変形する。
その後、グロメット本体12のガイド面12bが装着孔Hの縁部に当接して装着孔Hへ案内され、装着孔Hの縁部が全周にわたって係合溝22に入り込む。また、このとき、弾性変形していた係止爪42が車体パネルPにおけるグロメット11の装着方向前方側に入り込んで径方向外方へ復元することで、爪部41が車体パネルPにおけるグロメット11の装着方向前方側の縁部を係止することとなる。
これにより、グロメット11は、係合溝22に車体パネルPの装着孔Hの縁部が係合され、よって、車体パネルPに対して確実に液密に装着され、電線Wが車体パネルPに配線される。
ここで、電線Wが引っ張られると、車体パネルPから外れる力がグロメット11に作用することがある。
しかし、グロメット11は、インナー部材31の係止爪42の爪部41及びインナー部材31の係止片部37を有する係止板部26がそれぞれ車体パネルPを係止しているので、グロメット11が装着孔Hから外れるような不具合が防止される。さらに、インナー部材31の固定片36がグロメット本体12の穴部38に挿入されていることにより、穴部38の近傍に位置するグロメット本体12の一部は、弾性変形するときに固定片36によって規制される。このため、グロメット11が変形して装着孔Hから外れるような不具合がより一層防止される。
ここで、図5に示すものは、ゴムなどの弾性材料から一体成形したグロメット101である。このグロメット101は、車体パネルPの装着孔Hへ嵌め込むことで、外周に形成された係合溝102に装着孔Hの縁部が係合する。このグロメット101は、装着孔Hへ単に嵌め込むことで装着させるため、特に、装着孔Hが狭隘な場所に配置されて目視が困難な場合では、装着孔Hへ容易に嵌め込むことが難い。また、装着孔Hへ嵌め込んでも装着音などがせず、装着孔Hの縁部が確実に係合溝102へ係合しているかの確認も困難である。
これに対して、本実施形態に係るグロメット11によれば、係止板部26を装着孔Hへ挿し込んで係止板部26の形成箇所における係合溝22に装着孔Hの縁部を係合させた状態で、係合箇所を支点Oとして回動させることで、容易に、係合溝22に装着孔Hの縁部を入り込ませて車体パネルPに装着させることができる。このとき、係止板部26は、グロメット本体12よりも硬質材料からなるインナー部材31の係止片部37が一体的に設けられて剛性が高められているので、装着孔Hへ係止板部26を挿し込んでグロメット11を回動させる装着作業を容易にかつ確実に行うことができる。これにより、装着孔Hが狭隘な場所に配置されて目視が困難な場合でも、グロメット11を装着孔Hへ容易に嵌め込んで電線Wを配線することができる。
また、装着孔Hへ嵌め込むことで、硬質材料からなるインナー部材31の係止爪42が装着孔Hの縁部を係止するので、低装着力での装着を可能としつつ装着孔Hから外れるような不具合を確実に防止することができる。しかも、この係止爪42が装着孔Hの縁部を係止する際の感触や音で車体パネルPへのグロメット11の装着を確認することができ、よって、グロメット11の未装着を未然に防止することができる。
また、本実施形態に係るグロメット11では、係止板部26に一体的に設けられた係止片部37及び係止爪42を有するインナー部材31を、グロメット本体12と別体としているので、グロメット11が複雑形状であっても、グロメット本体12及びインナー部材31の形状の簡略化を図ることができる。これにより、これらのグロメット本体12及びインナー部材31の成形用の金型の形状の簡略化及びこれらのグロメット本体12及びインナー部材31の成形作業の容易化を図ることができ、よって、設備コスト及び製造コストの削減を図ることができる。
また、ゴム等の弾性材料からなるグロメット本体12の係合溝22に車体パネルPの装着孔Hの縁部が係合するので、グロメット11と車体パネルPとを確実に密着させて良好な防水性及び遮音性を確保することができ、しかも、車体パネルPの装着孔Hの縁部へ無理な力が加わらず、変形等の不具合を抑制することができる。
また、インナー部材31は、グロメット本体12の収容溝30へ嵌め込むことで容易にグロメット本体12に組付けることができる。
ここで、図6に示すものは、インナー部材111を収容するために、グロメット本体112に深い収容溝113を形成したグロメット114である。また、このグロメット114は、インナー部材111に形成された係止爪115によって装着孔Hの縁部を係止させ、この係止爪115の反対側の防水リブ116に装着孔Hの縁部を押し付けて防水性を確保する構造を備えている。
このグロメット114のように、深い収容溝113を形成すると、この収容溝113の形成箇所におけるグロメット本体112の厚みが薄くなって遮音性が低下してしまう。また、防水リブ116が変形して良好な防水性の確保が困難となる場合もある。
これに対して、本実施形態に係るグロメット11では、インナー部材31を装着させる収容溝30の形成箇所においても、グロメット本体12に十分な厚みを持たせているので、十分な遮音性を確保することができる。また、ゴム等の弾性材料からなるグロメット本体12の係合溝22へ装着孔Hの縁部が係合して密着するので、防水リブ116などを設けることなく良好な防水性を確保することができる。
尚、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
11 グロメット
12 グロメット本体
22 係合溝
26 係止板部
30 収容溝
31 インナー部材
32 インナー本体部
36 固定片
37 係止片部
38 穴部
39 スリット
42 係止爪
H 装着孔
P 車体パネル(板材)
W 電線

Claims (4)

  1. 電線を保持するとともに、前記電線が通される板材の装着孔に装着されて前記電線を前記板材に液密的に配線させるグロメットであって、
    前記装着孔へ嵌め込むことで前記装着孔の縁部が液密的に係合される係合溝が周方向にわたって形成された弾性材料からなるグロメット本体と、
    該グロメット本体よりも硬質材料からなり、前記グロメット本体に収容されるインナー部材とを備え、
    前記グロメット本体には、前記係合溝よりも前記装着孔への装着方向前方側に、側方へ延在する係止板部と、該グロメット本体の周方向にわたって前記装着方向前方側が開口した収容溝と、前記収容溝の内壁面から前記係止板部内部に向けて穿設されたスリットと、が形成され、
    前記インナー部材は、前記収容溝に収容される、円筒状に形成されたインナー本体部と、前記インナー本体部から径方向外方へ突出して形成された係止片部と、を有し、
    前記係止板部には、前記係止片部が前記スリットに挿入されることにより、前記係止片部が一体的に設けられていることを特徴とするグロメット。
  2. 前記グロメット本体は、前記装着方向前方側に、前記収容溝の内壁面に穿設された穴部が周方向にわたって形成され、
    前記インナー本体部は、径方向外方へ突出する固定片を有し、該固定片が前記穴部に挿入される、
    ことを特徴とする請求項1に記載のグロメット。
  3. 前記インナー本体部は、先端部が爪部とされ、前記収容溝を画成する壁部を跨いでグロメット本体12の係合溝へ向かって延在された係止爪を有する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のグロメット。
  4. 前記係止爪は、その外面が、前記装着方向前方へ向かって前記インナー本体部の中心側へ傾斜したテーパ面とされている、
    ことを特徴とする請求項3に記載のグロメット。
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