JP2015186399A - グロメット、グロメット付パネル、及びグロメット付ワイヤーハーネス - Google Patents

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Abstract

【課題】パネルに対するグロメットの回転位置の間違いを抑制することを目的とする。
【解決手段】
グロメット20は、パネル16に形成された取付孔18に取付けられる。グロメット20は、ワイヤーハーネス12が挿通される挿通孔が形成された筒部22と、筒部
22から外側に拡がるように形成され、その外周部に取付孔18の周縁部を嵌め込み可能な環状溝36が形成された拡径部30と、を備え、拡径部30に、取付孔18の周縁部に部分的に形成された凹部18a又は凸部と嵌まり合い可能な位置決め凸部50又は位置決め凹部が形成されている。
【選択図】図5

Description

この発明は、パネルの孔に挿通されるワイヤーハーネスを保護すると共にパネルの両面間で止水するためのグロメットに関する。
従来、この種のグロメットとして、特許文献1〜3に開示のものがある。
特許文献1は、グロメットの大径部に、取付時に水平軸又は鉛直軸に略一致する片側ラインを設ける技術を開示している。
特許文献2は、グロメットに、その内部空間から外部に通じる外通孔を形成すると共に、グロメットの大径部に、外通孔の開口方向と開口位置とを示す矢印を設けた技術が開示されている。
特開2007−186134号公報 実開平6−43953号公報
しかしながら、特許文献1及び2に開示の技術によると、作業者が目視で、片側ライン又は矢印の位置を確認しつつ、片側ライン又は矢印が所定方向を向くように、グロメットの取付作業を行う必要がある。
このため、パネルに対するグロメットの回転位置を間違えてしまう恐れがある。
そこで、本発明は、パネルに対するグロメットの回転位置の間違いを抑制することを目的とする。
上記課題を解決するため、第1の態様は、パネルに形成された取付孔に取付けられるグロメットであって、ワイヤーハーネスが挿通される挿通孔が形成された筒部と、前記筒部から外側に拡がるように形成され、その外周部に前記取付孔の周縁部を嵌め込み可能な環状溝が形成された拡径部と、を備え、前記拡径部に、前記取付孔の周縁部に部分的に形成された凹部又は凸部と嵌まり合い可能な位置決め凸部又は位置決め凹部が形成されているものである。
第2の態様は、第1の態様に係るグロメットであって、前記位置決め凸部は、前記筒部の軸方向に沿って視て、前記拡径部から外方に突出するように形成されているものである。
第3の態様に係るグロメット付パネルは、周縁部に部分的な凹部又は凸部が形成された第1取付孔と、周縁部が連続する環状形状を呈する第2取付孔とが形成されたパネルと、第1グロメットとして、前記第1取付孔に取付られた請求項1又は請求項2に記載のグロメットと、ワイヤーハーネスが挿通される挿通孔が形成された筒部と、前記筒部から外側に拡がるように形成され、その外周部に前記取付孔の周縁部を嵌め込み可能な環状溝が形成された拡径部と含み、前記拡径部のうち前記第2取付孔の周縁部と接する部分が連続する環状形状を呈し、前記第2取付孔に取付けられた第2グロメットと、を備える。
第4の態様に係るグロメット付ワイヤーハーネスは、第1又は第2の態様に係るグロメットと、前記筒部に挿通保持されたワイヤーハーネスと、を備える。
第1〜第4の態様によると、拡径部に、前記取付孔の周縁部に部分的に形成された凹部又は凸部と嵌まり合い可能な位置決め凸部又は位置決め凹部が形成されているため、位置決め凸部又は位置決め凹部が前記取付孔の周縁部に部分的に形成された凹部又は凸部に嵌まり合う状態が、グロメットの正常な取付状態における回転位置であると一意的に決る。このため、パネルに対するグロメットの回転位置の間違いを抑制することができる。
第2の態様によると、グロメットをパネルに形成された取付孔に取付ける際に、グロメットの回転姿勢を容易に確認することができる。
第3の態様によると、第1取付孔に、第1グロメットとして第1〜第3のいずれか1つの態様に係るグロメットが取付けられ、第2取付孔に、拡径部のうち前記第2取付孔の周縁部と接する部分が連続する環状形状を呈する第2グロメットが取付けられるため、第1取付孔及び第2取付孔に対する、第1グロメットと第2グロメットとの取付間違いを抑制できる。
グロメット付ワイヤーハーネスを示す正面図である。 グロメット付ワイヤーハーネスを示す背面図である。 図1のIII−III線における断面図である。 図1のIV−IV線における断面図である。 グロメットを車体パネルに取付ける途中工程を示す説明図である。 グロメットを車体パネルに取付けた状態を示す説明図である。 変形例に係るグロメットを車体パネルに取付ける途中工程を示す説明図である。 図7のVIII−VIII線における断面図である。 グロメット付パネルを示す正面図である。 車体パネルに2つのグロメットを取付ける途中工程を示す説明図である。
以下、実施形態に係るグロメット及びグロメット付ワイヤーハーネスについて説明する。
図1はグロメット付ワイヤーハーネス10を示す正面図であり、図2はグロメット付ワイヤーハーネス10を示す背面図であり、図3は図1のIII−III線における断面図であり、図4は図1のIV−IV線における断面図である。また、図5は、グロメット20を車体パネル16に取付ける途中工程を示す説明図であり、図6はグロメット20を車体パネル16に取付けた状態を示す説明図である。
なお、車体パネル16は、車両において空間を仕切る略板状の部材である。車体パネル16としては、例えば、車室とエンジンルームとを仕切るパネルが想定される。車体パネル16には、その両面側に貫通する取付孔18が形成されている。ここでは、取付孔18は、円形状である。
取付孔18の周縁部には、車体パネル16の一方主面側に向けて立ち上がる環状凸部19が形成されている。環状凸部19は、いわゆるバーリング加工によって形成されている。
また、ここでは、取付孔18の周縁部に、部分的に外周側に凹む凹部18aが形成されている。ここでは、取付孔18の周縁部のうち最も下側の部分に、方形状に凹む凹部18aが形成されている。
グロメット付ワイヤーハーネス10は、ワイヤーハーネス12と、グロメット20とを備える。
ワイヤーハーネス12は、束ねられた複数の電線14を含む(図3参照)。このワイヤーハーネス12は、後述する車体パネル16の取付孔18を通って配設されることで、車体パネル16によって区画される2つの空間のそれぞれに設置される電気機器同士を電気的に接続する部材である。
グロメット20は、上記ワイヤーハーネス12の長手方向中間部に取付けられた状態で、車体パネル16に形成された取付孔18に取付けられる。この状態で、グロメット20は、ワイヤーハーネス12を取付孔18の周縁部から保護する役割を果す。また、グロメット20は、車体パネル16によって区画される2つの空間の間での水等の行き来を防ぐ役割をも果す。
グロメット20は、例えば、エラストマー(ゴム、又は、合成樹脂素材等の弾性素材)で形成されており、筒部22と、拡径部30とを備える。
筒部22は、筒形状に形成されており、その内部にワイヤーハーネス12が挿通される挿通孔24が形成されている。挿通孔24の開口は、ワイヤーハーネス12の断面よりも小さく(ここでは、若干小さく)設定されている。
挿通孔24の孔径を広げるように筒部22を弾性変形させることで、挿通孔24にワイヤーハーネス12を挿通可能となる。ワイヤーハーネス12が挿通された後、筒部22が収縮することで、筒部22にワイヤーハーネス12が締め付け固定される。
また、このように、筒部22にワイヤーハーネス12が挿通保持された状態で、筒部22の外側端部及びワイヤーハーネス12に粘着テープが巻回されることによっても、筒部22に対してワイヤーハーネス12が固定される。
拡径部30は、筒部22から外側に拡がるように形成されている。ここでは、拡径部30は、傘状部32と、傘状部32の開放端部側に設けられた厚肉部34と、傘状部32と厚肉部34とを連結する連結部35とを備える。
傘状部32は、筒部22の一端部から順次外方に広がるように形成されている。傘状部32の外周部には、その中心から外方に放射状に広がるようにして、複数のリブ部33が形成されている。
厚肉部34は、傘状部32の開放側端部に設けられている。厚肉部34は、傘状部32の厚みよりも大きい厚みを有する環状形状に形成されている。
傘状部32と厚肉部34との間の外周部に、取付孔18の周縁部を嵌め込み可能な環状溝36が形成されている。連結部35は、環状溝36の底側に位置して、傘状部32と厚肉部34とを連結している。
環状溝36の溝幅は、車体パネル16の取付孔18の周縁部をはめ込める程度の幅とされ、具体的には、車体パネル16の厚みと同じか、それよりも若干大きくなるように設定される。環状溝36の底部の外径(連結部35の外径)は、取付孔18の外径と同程度に設定されている。
また、環状溝36の底部から厚肉部側に向けて環状に凹む逃げ溝37が形成されており、取付孔18の環状凸部19が本逃げ溝37内に収容される。
なお、上記傘状部32のうち環状溝36側の外径及び厚肉部34の外径は、取付孔18の外径よりも大きい。従って、取付孔18を環状溝36内に嵌め込んだ状態で、車体パネル16のうち取付孔18の周縁部分が、傘状部32と厚肉部34との間で挟込まれる。
環状溝36自体は、外方に開口する円状溝であるため、上記取付孔18に対する取付姿勢は、自由である。
また、連結部35の内周部からその内周側に向けて張出すようにして、環状板部40が形成されている。環状板部40は、薄い円板状に形成されている。
また、環状板部40の中央部から外方に突出するようにして、補助筒部42が突設されている。補助筒部42は、ワイヤーハーネス12を挿通可能な円筒状に形成されている。そして、ワイヤーハーネス12が本補助筒部42に挿通された状態で、粘着テープが補助筒部42及びワイヤーハーネス12に巻付けられることで、ワイヤーハーネス12が本補助筒部42に対しても取付け保持される。
なお、これら環状板部40及び補助筒部42には、部分分割スリット40Sが形成されている。部分分割スリット40Sは、本グロメット20を金型成形する際に、これらの各部分を容易に弾性変形させて容易に型抜きできるようにする、等の役割を果す。
また、本グロメット20には、筒部22を挟む2箇所の位置に、ケーブル挿通部46が形成されている。
ケーブル挿通部46は、傘状部32の内周部から連結部35及び厚肉部34の内周部に沿った経路を通って環状板部40を貫通するように形成されている。ケーブル挿通部46は、ケーブル状部材48を挿通可能な筒形状に形成されている。ケーブル挿通部46のうち傘状部32側の一端部は、当該傘状部32を貫通して外方に開口している。また、ケーブル挿通部46のうち環状板部40より外方に突出する側の他端部は、封止部47によって閉鎖されている。
そして、ワイヤーハーネス12とは別に、本グロメット20に、アンテナケーブル、ウオッシャーホース等のケーブル状部材48を配設する際に、本ケーブル挿通部46が用いられる。すなわち、ケーブル挿通部46の他端部の先端部が切除され、ケーブル挿通部46にケーブル状部材48が挿通される。この状態で、ケーブル挿通部46の他端部及びケーブル状部材48に粘着テープが巻回される。これにより、ケーブル挿通部46に対してケーブル状部材48が挿通保持されると共に、ケーブル挿通部46とケーブル状部材48との間でも止水が図られる。
なお、上記ケーブル状部材48は、必要に応じて設けられる要素である。このため、本グロメットの設置箇所、車種等によって、ケーブル挿通部46の使用の有無、使用数等が異なり得る。
ケーブル挿通部46にケーブル状部材48を挿通した場合、グロメット20を車体パネル16に取付けた状態で、当該ケーブル状部材48は、車体における所定の経路に沿って配設される必要がある。このため、車体パネル16に対する本グロメット20の適切な回転姿勢が一意的に定る。例えば、2つのケーブル挿通部46のうちケーブル状部材48を挿通したものが、右側方又は左側方に位置する回転姿勢というように、車体パネル16に対するグロメット20の回転姿勢が一意的に定められる。
なお、ケーブル挿通部46が使用されない場合、ケーブル挿通部46は封止部47によって閉鎖された状態のまま用いられるため、本グロメット20が、車体パネル16の両面間で止水する機能を維持することができる。
また、上記拡径部30には、上記凹部18aと嵌まり合い可能な位置決め凸部50が形成されている。
ここでは、位置決め凸部50は、拡径部30の外周部のうち、取付孔18の凹部18aに対応する位置に部分的に形成されている。ここでは、筒部22の軸を中心として見ると、位置決め凸部50は、上記2つのケーブル挿通部46に対して90度回転した位置に設けられている。
グロメット20を、筒部22の軸方向に沿った方向から視ると、位置決め凸部50は、拡径部30の外周部から方形状に突出する形状に形成されている。位置決め凸部50の外形状は、凹部18aに対応する方形状、即ち、当該凹部18aにがたつき無く嵌り込む形状に形成されている。
なお、凹部18a、位置決め凸部50の形状は上記例に限られず、半円状、三角形状等の凹み又は突起形状であってもよい。
また、グロメット20を、筒部22の軸方向に対して直交する側方から視ると、位置決め凸部50は、傘状部32のうち厚肉部34側の端部から厚肉部34に至る部分で突出するように形成されている。位置決め凸部50は、環状溝36及び逃げ溝37をも埋めるように形成されている(図3参照)。
このように構成されたグロメット20では、拡径部30に、取付孔18の周縁部に部分的に形成された凹部18aと嵌まり合い可能な位置決め凸部50が形成されている。このため、位置決め凸部50が取付孔18の凹部18aに嵌まり合う状態が、グロメット20の正常な取付状態における回線姿勢であると一意的に定る。例えば、一対のケーブル挿通部46のうちケーブル状部材48が取付けられたものが、筒部22に対して一側方の位置に配設される回転姿勢が、正常取付状態であると一意的に定る(図6及び図7参照)。
仮に、位置決め凸部50が凹部18aに嵌り込んでいないと、グロメット20の一部分が不自然に変形する。例えば、グロメット20と取付孔18の周縁部との間に隙間が生じる。このため、グロメット20を取付孔18に正常に取付けできていないことが、明らかに作業者によって確認される。
このため、車体パネル16に対するグロメット20の回転位置の間違いを抑制することができる。
なお、グロメットの回転位置の間違いを抑制する方法として、グロメットにペン等によって記号を付しておく方法が考えられる。しかしながら、この場合には、ペン等によって記号を付する作業が必要となる。これに対して、本実施形態によると、グロメット20には、成型加工当初から、位置決め凸部50が形成されているため、そのような作業が不要であり、コスト削減を図ることができる。
また、位置決め凸部50は、グロメット20を、その筒部22の軸方向から見て突出するように位置決め凸部50が形成されているため、作業者がグロメット20を取付孔18に取付ける際に、その位置決め凸部50を認識し易い。これにより、グロメット20の回転姿勢を確認しながら、グロメット20を取付孔18に取付ける作業を行えるという利点がある。
また、取付孔18にも凹部18aが形成されているため、作業者は、当該凹部18aをも視認しながらグロメット20の取付作業を行えるため、この点からも、グロメット20を正規回転位置で取付孔18に取付ける作業を容易に行える。
なお、本実施形態では、取付孔18の周縁部に凹部18aが形成され、グロメット20に位置決め凸部50が形成される例で説明したが、図7及び図8に示すように、上記凹凸関係が逆の構成とされていてもよい。すなわち、本変形例では、取付孔18に対応する取付孔18Bの周縁部にその内周側に向けて突出する凸部18Baが形成されている。また、グロメット20に対応するグロメット20Bに、当該凸部18Baを嵌め込み可能な位置決め凹部50Bが形成されている。ここでは、位置決め凹部50Bは、環状溝36の底部から連結部35を貫通して内周側に至る貫通凹部によって、位置決め凹部50Bが形成されている。位置決め凹部50Bは、連結部35を貫通する構成であっても、有底凹部の形状であってもよい。
この場合でも、位置決め凹部50Bに取付孔18Bの凸部18Baが嵌まる状態が、グロメット20Bの正常な取付状態における回線姿勢であると一意的に定るため、車体パネル16に対するグロメット20Bの回転位置の間違いを抑制することができる。
また、本実施形態では、取付孔18、18Bの周縁部に、その開口形状を変更するような凹部又は凸部を形成した例で説明したが、上記のように、バーリング加工により形成された環状凸部にその周方向において部分的に凹部又は凸部を形成し、グロメット側に当該凹部又は凸部に嵌り込む位置決め凸部又は位置決め凹部を形成するようにしてもよい。
図9はグロメット付パネル100を示す正面図であり、図10は車体パネル116にグロメット120A、120Bを取付ける途中工程を示す説明図である。
ここでは、車体パネル116に複数(ここでは、2つ)の取付孔118A、118Bが形成され、それぞれの取付孔118A、118Bに、グロメット120A、120Bが取付けられる場合において、その左右間違えを防止するための構成について説明する。
すなわち、車体パネル116は、例えば、車体のエンジンルームと車室とを区切る板状部材であり、その左右両側に取付孔118A、118Bが形成されている。
一方側(図9及び図10において左側)の取付孔118Aは、上記実施形態で説明したように、周縁部に部分的な凹部18aが形成された第1取付孔118Aである。
また、他方側(図9及び図10において右側)の取付孔118Bは、上記実施形態で説明したものとは異なり、周縁部に部分的な凹部又は凸部が形成されていない、即ち、周縁部が曲線として連続する環状形状を呈する第2取付孔118Bである。
第1取付孔118Aに取付けられるグロメット120Aは、上記実施形態で説明したように、拡径部30に位置決め凸部50が形成された、第1グロメット120Aである。
また、第2取付孔118Bに取付けられるグロメット120Bは、上記実施形態で説明したものとは異なり、上記グロメット20において、位置決め凸部50を省略したもの、即ち、上記筒部22と同様構成の筒部122と、拡径部30と同様構成の拡径部130とを備え、拡径部30のうち第2取付孔118Bの周縁部と接する部分が連続する環状形状に形成された構成とされている。
このように、車体パネル116に取付けられる第1グロメット120Aと、第2グロメット120Bとを使い分けることによって、その左右の取付け間違いをも抑制することができる。
すなわち、車両の左右では配線経路が異なるため、第1グロメット120Aに挿通保持されるワイヤーハーネス12と、第2グロメット120Bに挿通保持されるワイヤーハーネス12とでは、異なるものが用いられる。従って、第1グロメット120Aと第2グロメット120Bとの取付位置の間違いを抑制する必要がある。
本変形例では、一方側の第1取付孔118Aに凹部18aが形成され、これに取付けられる第1グロメット120Aに位置決め凸部50が形成され、他方側の第2取付孔118Bには凹部が形成されず、また、これに取付けられる第2取付孔118Bには位置決め凸部が形成されていない。
このため、作業者は、凹部18a及び位置決め凸部50の有無を視認することで、第1グロメット120A及び第2グロメット120Bが左右いずれの第1取付孔118A及び第2取付孔118B用であるから確認することができる。
また、仮に、第1グロメット120Aを第2取付孔118Bに無理に取付けてしまうと、位置決め凸部50が第2取付孔118Bの周縁部に当接し、第1グロメット120Aと第2取付孔118Bとの間に隙間が空いてしまう。このため、取付け後において、容易に、取付け間違いを確認することができる。
これにより、第1グロメット120A及び第2グロメット120Bの取付間違いを抑制できる。
以上のようにこの発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
10 グロメット付ワイヤーハーネス
12 ワイヤーハーネス
14 電線
16,116 車体パネル
18,18B 取付孔
18a 凹部
18Ba 凸部
20,20B グロメット
22,122 筒部
30,130 拡径部
36 環状溝
50 位置決め凸部
50B 位置決め凹部
100 グロメット付パネル
118A 第1取付孔
118B 第2取付孔
120A 第1グロメット
120B 第2グロメット

Claims (4)

  1. パネルに形成された取付孔に取付けられるグロメットであって、
    ワイヤーハーネスが挿通される挿通孔が形成された筒部と、
    前記筒部から外側に拡がるように形成され、その外周部に前記取付孔の周縁部を嵌め込み可能な環状溝が形成された拡径部と、
    を備え、
    前記拡径部に、前記取付孔の周縁部に部分的に形成された凹部又は凸部と嵌まり合い可能な位置決め凸部又は位置決め凹部が形成されている、グロメット。
  2. 請求項1記載のグロメットであって、
    前記位置決め凸部は、前記筒部の軸方向に沿って視て、前記拡径部から外方に突出するように形成されている、グロメット。
  3. 周縁部に部分的な凹部又は凸部が形成された第1取付孔と、周縁部が連続する環状形状を呈する第2取付孔とが形成されたパネルと、
    第1グロメットとして、前記第1取付孔に取付られた請求項1又は請求項2に記載のグロメットと、
    ワイヤーハーネスが挿通される挿通孔が形成された筒部と、前記筒部から外側に拡がるように形成され、その外周部に前記取付孔の周縁部を嵌め込み可能な環状溝が形成された拡径部と含み、前記拡径部のうち前記第2取付孔の周縁部と接する部分が連続する環状形状を呈し、前記第2取付孔に取付けられた第2グロメットと、
    を備えるグロメット付パネル。
  4. 請求項1又は請求項2に記載のグロメットと、
    前記筒部に挿通保持されたワイヤーハーネスと、
    を備えるグロメット付ワイヤーハーネス。
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