JP2018074730A - 外装部材及び外装部材付ワイヤーハーネス - Google Patents
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Abstract
【課題】外装部材の端部において、ワイヤーハーネスを平坦に保持する部分を短尺化する技術を提供することを目的とする。
【解決手段】外装部材10は、ワイヤーハーネス90の外周部に取付けられる部品である。外装部材10は、ワイヤーハーネス90の周囲のうち少なくとも一部を覆う形状に形成された本体部20と、本体部20の端部に連結しており、ワイヤーハーネス90に固定されるワイヤーハーネス固定部30とを備える。ワイヤーハーネス固定部30は、本体部20に連結されている基部32と、基部32にヒンジ部340を介して連結された蓋部34と、基部32の一部から帯状に延出するバンド部40と、蓋部34に設けられており、バンド部40の中間部を固定するバンド固定部50とを備える。
【選択図】図2
【解決手段】外装部材10は、ワイヤーハーネス90の外周部に取付けられる部品である。外装部材10は、ワイヤーハーネス90の周囲のうち少なくとも一部を覆う形状に形成された本体部20と、本体部20の端部に連結しており、ワイヤーハーネス90に固定されるワイヤーハーネス固定部30とを備える。ワイヤーハーネス固定部30は、本体部20に連結されている基部32と、基部32にヒンジ部340を介して連結された蓋部34と、基部32の一部から帯状に延出するバンド部40と、蓋部34に設けられており、バンド部40の中間部を固定するバンド固定部50とを備える。
【選択図】図2
Description
この発明は、ワイヤーハーネスに取付けられる外装部材に関する。
従来、ワイヤーハーネスの保護又は経路規制等を目的として、ワイヤーハーネスの中間部に外装部材を取付ける場合がある。
例えば、特許文献1は、プロテクタの端部でワイヤーハーネスを固定する技術を開示している。具体的には、プロテクタ本体の端部に断面L字状のテープ巻部を突設して、そのテープ巻部をワイヤーハーネスとともにテープ巻きすることによって、プロテクタをワイヤーハーネスに固定している。
車両などにおいて、ワイヤーハーネスの配索空間に周辺部品が存在するなどの諸事情により、外装部材から延出したワイヤーハーネスの部分を円形のまま搭載できない場合、その部分を平坦化する場合がある。
特許文献1において、テープ巻部においてワイヤーハーネスを平坦にする場合、テープ巻きの長さ分を確保するためにテープ巻部を長く設計すると、そのテープ巻部が周辺部品と干渉するおそれがある。このため、テープ巻部の長さが足りないために、ワイヤーハーネスを平坦に保持することが困難な場合があった。
そこで、本発明は、外装部材の端部においてワイヤーハーネスを平坦に保持する部分を短尺化する技術を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、第1態様は、ワイヤーハーネスの外周部に取付けられる外装部材であって、前記ワイヤーハーネスの周囲のうち少なくとも一部を覆う形状に形成された本体部と、前記本体部の端部に連結しており、前記ワイヤーハーネスに固定されるワイヤーハーネス固定部とを備え、前記ワイヤーハーネス固定部は、前記本体部に連結されている基部と、前記基部にヒンジ部を介して連結されており、該ヒンジ部を軸にして回転可能な蓋部と、前記基部の一部から帯状に延出するバンド部と、前記蓋部に設けられており、前記バンド部の中間部を固定するバンド固定部とを備える。
また、第2態様は、第1態様の外装部材であって、前記バンド部の表面に、前記基部の表面よりも、前記ワイヤーハーネスに対する摩擦係数が大きい滑り抑制面が形成されている。
また、第3態様は、第1又は第2態様の外装部材であって、前記蓋部の表面に、前記基部の表面よりも前記ワイヤーハーネスに対する摩擦係数が大きい滑り抑制面が形成されている。
また、第4態様は、第1態様から第3態様のいずれか1つの外装部材であって、前記バンド固定部が、前記バンド部を挿通可能な挿通孔を形成しており、その挿通孔の内側に、前記バンド部に形成された係止溝を係止するバンド係止部を備える。
また、第5態様は、第4態様の外装部材であって、前記バンド固定部が、複数の前記バンド挿通孔を、前記蓋部における前記ワイヤーハーネスの周方向に対応する方向に間隔を設けて形成しており、かつ、前記バンド挿通孔各々の内側に前記バンド係止部を備える。
また、第6態様は、外装部材付ワイヤーハーネスであって、第1から第5のいずれか1つの外装部材と、前記外装部材の前記ワイヤーハーネス固定部に固定されたワイヤーハーネスとを備える。
第1態様の外装部材によると、蓋部を回転させて、基部と蓋部との間にワイヤーハーネスを挟んだ状態で、バンド部の中間部を蓋部のバンド固定部に固定することによって、ワイヤーハーネスを平坦に保持できる。また、バンド部が基部に一体に形成されているため、バンド部を蓋部に設けられたバンド固定部に固定する作業が容易となる。これによって、基部及び蓋部を短尺化できるため、ワイヤーハーネス固定部を短尺化できる。
第2態様の外装部材によると、バンド部の表面に滑り抑制面が形成されていることによって、バンド部に対するワイヤーハーネスの滑りを抑制できる。これによって、ワイヤーハーネスの位置ずれを抑制できる。
第3態様の外装部材によると、蓋部の表面に滑り止め抑制面が形成されていることによって、蓋部に対するワイヤーハーネスの滑りを抑制できる。これによって、ワイヤーハーネスの位置ずれを抑制できる。
第4態様の外装部材によると、バンド係止部によってバンド部を係止することによって、蓋部にバンド部を固定できる。
第5態様の外装部材によると、複数のバンド挿通孔のいずれか選択して、バンド部を蓋部に固定できる。これによって、様々な径のワイヤーハーネスに対応して、外装部材の端部をワイヤーハーネスに固定できる。
第6態様の外装部材付ワイヤーハーネスによると、蓋部を回転させて、基部と蓋部との間にワイヤーハーネスを挟んだ状態で、バンド部の中間部を蓋部のバンド固定部に固定することによって、ワイヤーハーネスを平坦に保持できる。また、バンド部が基部に一体に形成されているため、バンド部を蓋部に設けられたバンド固定部に固定する作業が容易となる。これによって、基部及び蓋部を短尺化できるため、ワイヤーハーネス固定部を短尺化できる。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、この実施形態に記載されている構成要素はあくまでも例示であり、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。図面においては、理解容易のため、必要に応じて各部の寸法や数が誇張又は簡略化して図示されている場合がある。
<1. 第1実施形態>
図1は、第1実施形態の外装部材付ワイヤーハーネス100を示す概略正面図である。図2は、第1実施形態の外装部材10を示す概略斜視図である。図3は、第1実施形態の外装部材10を示す概略正面図である。図4は、第1実施形態のバンド固定部50を示す概略断面図である。
図1は、第1実施形態の外装部材付ワイヤーハーネス100を示す概略正面図である。図2は、第1実施形態の外装部材10を示す概略斜視図である。図3は、第1実施形態の外装部材10を示す概略正面図である。図4は、第1実施形態のバンド固定部50を示す概略断面図である。
<外装部材付ワイヤーハーネス100>
外装部材付ワイヤーハーネス100は、外装部材10とワイヤーハーネス90とを備える。外装部材10は、ワイヤーハーネス90の保護、経路規制、又は、これらの双方を目的としてワイヤーハーネス90の延在方向の中間部に取付けられる部材である。ワイヤーハーネス90は、電力の供給或は信号の通信を行う電線を複数含んでおり、自動車等の車両において電気機器同士を接続する配線材として用いられる。
外装部材付ワイヤーハーネス100は、外装部材10とワイヤーハーネス90とを備える。外装部材10は、ワイヤーハーネス90の保護、経路規制、又は、これらの双方を目的としてワイヤーハーネス90の延在方向の中間部に取付けられる部材である。ワイヤーハーネス90は、電力の供給或は信号の通信を行う電線を複数含んでおり、自動車等の車両において電気機器同士を接続する配線材として用いられる。
<外装部材10>
外装部材10は、本体部20と、ワイヤーハーネス固定部30とを備える。なお、以下の説明において、外装部材10における、ワイヤーハーネス90の延在方向(軸方向)に対応する方向を、軸方向と称する。また、外装部材10におけるワイヤーハーネス90の周方向に対応する方向を、周方向と称する。
外装部材10は、本体部20と、ワイヤーハーネス固定部30とを備える。なお、以下の説明において、外装部材10における、ワイヤーハーネス90の延在方向(軸方向)に対応する方向を、軸方向と称する。また、外装部材10におけるワイヤーハーネス90の周方向に対応する方向を、周方向と称する。
<本体部20>
本体部20は、ワイヤーハーネス90の延在方向(または配索経路)に沿って延びる長尺状に形成された部分である。本体部20は、ここでは、ワイヤーハーネス90の延在方向に沿って延びる一対の板状部22a,22bを備える。
本体部20は、ワイヤーハーネス90の延在方向(または配索経路)に沿って延びる長尺状に形成された部分である。本体部20は、ここでは、ワイヤーハーネス90の延在方向に沿って延びる一対の板状部22a,22bを備える。
一対の板状部22a,22bは、外装部材10の周方向に配列されており、各々の長手方向に沿う端部が互いに連結されている。図2に示すように、一対の板状部22a,22bは、正面視においてL字状となるように、連結されている。詳細には、板状部22bは、板状部22aの側部から、板状部22aの一方側主面(ワイヤーハーネス90に対向する主面)側に起立する部分として設けられている。ここでは、板状部22a,22bは、湾曲する部分でつながれているが、屈曲する部分でつながれていてもよい。ワイヤーハーネス90が一対の板状部22a,22bの内側に載置されることによって、ワイヤーハーネス90の外周の一部が、一対の板状部22a,22bに覆われる。
本体部20の形状が、正面視においてL字状であることは必須ではない。例えば、本体部20の形状が、正面視においてU字状又は環状に形成されていてもよい。
<ワイヤーハーネス固定部30>
ワイヤーハーネス固定部30は、本体部20の端部(ここでは、ワイヤーハーネス90の延在方向の端部)に連結された部分であり、ワイヤーハーネス90に固定される部分である。ワイヤーハーネス固定部30は、基部32、蓋部34、バンド部40及びバンド固定部50を備える。
ワイヤーハーネス固定部30は、本体部20の端部(ここでは、ワイヤーハーネス90の延在方向の端部)に連結された部分であり、ワイヤーハーネス90に固定される部分である。ワイヤーハーネス固定部30は、基部32、蓋部34、バンド部40及びバンド固定部50を備える。
<基部32>
基部32は、本体部20に連結された部分である。基部32は、外装部材10の周方向に配列された板状部32a,32bを備える。板状部32bは、板状部32aの端部から板状部32aの一方側主面(ワイヤーハーネス90に対向する主面)側に起立する部分として設けられている。板状部32aは、本体部20の板状部22aの端部に連続しており、板状部32bは、本体部20の板状部22bの端部に連続している。
基部32は、本体部20に連結された部分である。基部32は、外装部材10の周方向に配列された板状部32a,32bを備える。板状部32bは、板状部32aの端部から板状部32aの一方側主面(ワイヤーハーネス90に対向する主面)側に起立する部分として設けられている。板状部32aは、本体部20の板状部22aの端部に連続しており、板状部32bは、本体部20の板状部22bの端部に連続している。
<蓋部34>
蓋部34は、板状部22bの周方向端部に連結されている。蓋部34と板状部22bは、ヒンジ部340を介してつながれている。ここでは、ヒンジ部340は、蓋部34又は板状部32bよりも薄く形成されることによって、曲げ容易に構成されている。なお、軸方向に沿ってスリット状の貫通孔(又は切込み)を断続的に複数形成することによって、ヒンジ部340を曲げ容易としてもよい。蓋部34は、ヒンジ部340を軸にして、回転移動可能に構成されている。図1に示すように、蓋部34は、ヒンジ部340周りに回転することによって、板状部32aに対向配置される。
蓋部34は、板状部22bの周方向端部に連結されている。蓋部34と板状部22bは、ヒンジ部340を介してつながれている。ここでは、ヒンジ部340は、蓋部34又は板状部32bよりも薄く形成されることによって、曲げ容易に構成されている。なお、軸方向に沿ってスリット状の貫通孔(又は切込み)を断続的に複数形成することによって、ヒンジ部340を曲げ容易としてもよい。蓋部34は、ヒンジ部340を軸にして、回転移動可能に構成されている。図1に示すように、蓋部34は、ヒンジ部340周りに回転することによって、板状部32aに対向配置される。
ここでは、蓋部34及び基部32の板状部32a,32bにおける、ワイヤーハーネス90に当接する主要部分の厚さを略同一としているが、これは必須ではない。
<バンド部40>
バンド部40は、基部32の一部から帯状に延出する部分である。すなわち、バンド部40は、基部32に対して一体に形成された部分であって、バンド部40の基端部が基部32の一部に連続している。バンド部40は、基部32のうち、蓋部34とは周方向反対側の端部に設けられている。より詳細には、板状部32aの周方向の両側端部のうち、板状部32bに連結される部分とは反対側の端部に設けられている。また、基部32の板状部32aにおける、軸方向の中間部から延出している。バンド部40の幅は、基部32の軸方向の長さ、及び、蓋部34の軸方向の長さの双方よりも小さくなっている。
バンド部40は、基部32の一部から帯状に延出する部分である。すなわち、バンド部40は、基部32に対して一体に形成された部分であって、バンド部40の基端部が基部32の一部に連続している。バンド部40は、基部32のうち、蓋部34とは周方向反対側の端部に設けられている。より詳細には、板状部32aの周方向の両側端部のうち、板状部32bに連結される部分とは反対側の端部に設けられている。また、基部32の板状部32aにおける、軸方向の中間部から延出している。バンド部40の幅は、基部32の軸方向の長さ、及び、蓋部34の軸方向の長さの双方よりも小さくなっている。
外装部材10は、樹脂(ポリ塩化ビニル、ポリプロピレンなど)を金型成形することによって形成するとよい。金型成形によって本体部20及びワイヤーハーネス固定部30(バンド部40及び蓋部34を含む。)を一体に成形できる。
バンド部40の厚さは、基部32の板状部32aの厚さよりも小さくなっている。このため、バンド部40は、基部32よりも柔軟に変形可能とされている。バンド部40の表面のうち、ワイヤーハーネス90に対向する面には、滑り抑制面42が形成されている。滑り抑制面42は、基部32の表面よりも、ワイヤーハーネス90に対する摩擦係数(静止摩擦係数及び動摩擦係数)が大きくなっている。このように、滑り抑制面42を設けることによって、バンド部40に対してワイヤーハーネス90の滑りを抑制できる。これによって、ワイヤーハーネス90の位置ずれを抑制できる。
バンド部40が樹脂で形成されている場合、バンド部40の表面にゴムの層を形成すことによって、滑り抑制面42を形成するとよい。ゴムの層は、例えば、二色成形によって形成するとよい。また、ゴムの層を設ける代わりに、例えば樹脂で形成されたバンド部40の表面に、山状に突出する微小な凸部を複数形成することによって、滑り抑制面42を形成してもよい。
また、本例では、蓋部34のワイヤーハーネス90に対向する主面に、滑り抑制面342が形成されている。この滑り抑制面342についても、滑り抑制面42と同様にして形成するとよい。
<バンド固定部50>
バンド固定部50は、蓋部34に設けられており、バンド部40の中間部を固定する部分である。図4に示すように、バンド固定部50は、バンド部40が挿通されるバンド挿通孔52を形成するとともに、そのバンド挿通孔52の内側に、バンド部に形成された係止溝44を係止するバンド係止部54を備える。バンド挿通孔52は、蓋部34を貫通する孔である。バンド係止部54は、バンド挿通孔52の一端側開口寄りの位置から他端側開口に向けて、バンド挿通孔52に対して傾斜しつつ延びている。
バンド固定部50は、蓋部34に設けられており、バンド部40の中間部を固定する部分である。図4に示すように、バンド固定部50は、バンド部40が挿通されるバンド挿通孔52を形成するとともに、そのバンド挿通孔52の内側に、バンド部に形成された係止溝44を係止するバンド係止部54を備える。バンド挿通孔52は、蓋部34を貫通する孔である。バンド係止部54は、バンド挿通孔52の一端側開口寄りの位置から他端側開口に向けて、バンド挿通孔52に対して傾斜しつつ延びている。
バンド係止部54の先端部には、係止爪56が設けられている。ここでは、3つの係止爪56が設けられている。係止爪56は、断面視において三角突起状に形成されている。係止爪56各々は、バンド挿通孔52の他方側開口に向けて延びる突状に形成されている。なお、バンド係止部54は、係止爪56を3つ備えていることは必須ではない。
バンド部40をバンド挿通孔52の一端側開口(ワイヤーハーネス90に対向する側の開口)から他端側開口に向けて挿通される。その際、バンド係止部54の基端側部分が弾性的に変形することによって、係止爪56各々がバンド部40の係止溝44を容易に乗り越える。一方で、バンド部40をバンド挿通孔52の他端側開口から一端側開口に引き戻そうとした場合、係止爪56各々がバンド部40の係止溝44に引っかかるため、係止溝44を乗り越えることが困難である。これによって、バンド挿通孔52に挿通されたバンド部40は、バンド挿通孔52に抜け止めされる。この作用によって、バンド部40の中間部(係止溝44が形成された部分)が、バンド固定部50に固定される。
以上の構成を有する外装部材10をワイヤーハーネス90に固定する場合、まず、ワイヤーハーネス90の中間部(外装部材10の取付対象部位)が外装部材10の本体部20及びワイヤーハーネス固定部30に載置される。この状態で、図1に示すように、ヒンジ部340が曲げられて蓋部34がワイヤーハーネス90に当てられる。バンド部40が蓋部34に設けられたバンド固定部50のバンド挿通孔52に挿通され、さらに、バンド係止部54によってバンド部40が抜け止め固定される。これによって、図1に示すように、ワイヤーハーネス90が、蓋部34と基部32の板状部32aの間に挟持される。
基部32の板状部32a及び蓋部34が所要の剛性を有する場合、図1に示すように、板状部32a及び蓋部34がワイヤーハーネス90に強く当てられる。これによって、ワイヤーハーネス90を平坦化(ここでは、断面視において長円状化)できるとともに、外装部材10をワイヤーハーネス90に強固に固定できる。
また、バンド部40が基部32に一体に設けられているため、バンド部40を蓋部34のバンド固定部50に固定する作業は比較的容易である。このため、基部32及び蓋部34の軸方向の長さを短尺化できるため、ワイヤーハーネス固定部30の軸方向の長さを短尺化できる。特に、特許文献1のように、テープ巻きによってワイヤーハーネスを平坦にしつつ固定する場合に比べて、ワイヤーハーネス固定部30を短尺化できる。
<2. 第2実施形態>
次に、第2実施形態について説明する。なお、以降の説明において、既に説明した要素と同様の機能を有する要素については、同じ符号又はアルファベット文字を追加した符号を付して、詳細な説明を省略する場合がある。
次に、第2実施形態について説明する。なお、以降の説明において、既に説明した要素と同様の機能を有する要素については、同じ符号又はアルファベット文字を追加した符号を付して、詳細な説明を省略する場合がある。
図5は、第2実施形態の外装部材10Aを示す概略正面図である。外装部材10Aの、蓋部34には、複数のバンド挿通孔52を形成するバンド固定部50Aが設けられている。バンド挿通孔52各々の内側には、図4に示すバンド係止部54が設けられている。また、複数のバンド挿通孔52は、蓋部34における周方向に所定の間隔を設けて形成されている。
このようなバンド固定部50Aを備えることによって、複数のバンド挿通孔52のいずれか1つを選択して、そのバンド挿通孔52にバンド部40を固定できる。これによって、様々な径のワイヤーハーネス90に対応して、それぞれのワイヤーハーネス90に外装部材10の端部を固定できる。例えば、ワイヤーハーネス90が比較的小径の場合、蓋部34の基部側(ヒンジ部340に近い側)のバンド挿通孔52を選択し、ワイヤーハーネス90が比較的大径の場合、蓋部34の先端側(ヒンジ部340から遠ざかる側)のバンド挿通孔52を選択するとよい。
この発明は詳細に説明されたが、上記の説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。上記各実施形態及び各変形例で説明した各構成は、相互に矛盾しない限り適宜組み合わせたり、省略したりすることができる。
10,10A 外装部材
20 本体部
22a,22a 板状部
30 ワイヤーハーネス固定部
32 基部
32a,32b 板状部
34 蓋部
340 ヒンジ部
342 滑り抑制面
40 バンド部
42 滑り抑制面
44 係止溝
50,50A バンド固定部
52 バンド挿通孔
54 バンド係止部
56 係止爪
90 ワイヤーハーネス
100 外装部材付ワイヤーハーネス
20 本体部
22a,22a 板状部
30 ワイヤーハーネス固定部
32 基部
32a,32b 板状部
34 蓋部
340 ヒンジ部
342 滑り抑制面
40 バンド部
42 滑り抑制面
44 係止溝
50,50A バンド固定部
52 バンド挿通孔
54 バンド係止部
56 係止爪
90 ワイヤーハーネス
100 外装部材付ワイヤーハーネス
Claims (6)
- ワイヤーハーネスの外周部に取付けられる外装部材であって、
前記ワイヤーハーネスの周囲のうち少なくとも一部を覆う形状に形成された本体部と、
前記本体部の端部に連結しており、前記ワイヤーハーネスに固定されるワイヤーハーネス固定部と、
を備え、
前記ワイヤーハーネス固定部は、
前記本体部に連結されている基部と、
前記基部にヒンジ部を介して連結されており、該ヒンジ部を軸にして回転可能な蓋部と、
前記基部の一部から帯状に延出するバンド部と、
前記蓋部に設けられており、前記バンド部の中間部を固定するバンド固定部と、
を備える、外装部材。 - 請求項1の外装部材であって、
前記バンド部の表面に、前記基部の表面よりも、前記ワイヤーハーネスに対する摩擦係数が大きい滑り抑制面が形成されている、外装部材。 - 請求項1又は請求項2の外装部材であって、
前記蓋部の表面に、前記基部の表面よりも前記ワイヤーハーネスに対する摩擦係数が大きい滑り抑制面が形成されている、外装部材。 - 請求項1から請求項3のいずれか1項の外装部材であって、
前記バンド固定部が、前記バンド部を挿通可能な挿通孔を形成しており、その挿通孔の内側に、前記バンド部に形成された係止溝を係止するバンド係止部を備える、外装部材。 - 請求項4の外装部材であって、
前記バンド固定部が、複数の前記バンド挿通孔を、前記蓋部における前記ワイヤーハーネスの周方向に対応する方向に間隔を設けて形成しており、かつ、前記バンド挿通孔各々の内側に前記バンド係止部を備える、外装部材。 - 外装部材付ワイヤーハーネスであって、
請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の外装部材と、
前記外装部材の前記ワイヤーハーネス固定部に固定されたワイヤーハーネスと、
を備える、外装部材付ワイヤーハーネス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016211296A JP2018074730A (ja) | 2016-10-28 | 2016-10-28 | 外装部材及び外装部材付ワイヤーハーネス |
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JP2016211296A JP2018074730A (ja) | 2016-10-28 | 2016-10-28 | 外装部材及び外装部材付ワイヤーハーネス |
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---|---|
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JP2016211296A Pending JP2018074730A (ja) | 2016-10-28 | 2016-10-28 | 外装部材及び外装部材付ワイヤーハーネス |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2018074730A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102240643B1 (ko) | 2019-10-15 | 2021-04-15 | 한국전력공사 | 애자 절연 보강 커버 |
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2016
- 2016-10-28 JP JP2016211296A patent/JP2018074730A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR102240643B1 (ko) | 2019-10-15 | 2021-04-15 | 한국전력공사 | 애자 절연 보강 커버 |
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