JP6098475B2 - クランプ - Google Patents

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Description

本発明は、クランプに関する。
従来、ワイヤハーネスをパネルに固定するためのクランプとして、ワイヤハーネスの所定の位置にテープで巻きつけることでワイヤハーネスに取り付けられるテープ巻クランプや、所定の治具を用いて締め付けることでワイヤハーネスに取り付けられ、取り付けた後に余剰部分を切断除去するバンドクランプ等が汎用されていた。
このようなテープ巻クランプやバンドクランプにおいては、テープや治具等の別部品が必要であるとともに、切断除去作業等が必要であり、部品点数や作業工数が増大するといった問題があった。そこで、別部品を必要とすることがなく、またワイヤハーネスの固定時において部品の切断除去をする必要がなく取り付け時の作業工数が低減されたクランプが既に知られている(例えば、特許文献1参照)。
このようなクランプにおいては、図8に示すように、環状帯部110の両端より立設した一対の挿入係止部120、130を備え、この一対の挿入係止部120、130は、両端縁より突出した軸板部121、131と、軸板部121、131の先端より外側に折り返した羽根部122、132と、軸板部121、131より内方へ断面逆L字形状に形成したロック部123、133と、軸板部121、131の上端一部を切り欠いた被ロック部124、134と、を設け、環状帯部110にワイヤハーネスを収容した状態で、軸板部121、131を互いに接近させてロック部123、133を被ロック部124、134に係合させるように構成している。
特開2004−104924号公報
しかしながら、上述のようなクランプにおいては、環状帯部110は、軸板部121、131が接近する程度の撓みを許容する構成であるため、ワイヤーハーネスの直径が異なる場合に、そのワイヤハーネスの直径に対応した直径の環状帯部110を有するクランプを用意しなければならず、汎用性に欠けるという課題が残されていた。
また、この環状帯部110を上述したバンドクランプのように変形可能としても、軸板部121、131はそのままであるため、ワイヤーハーネスの直径の変化に対応させることはできず、汎用性に欠けるという問題は依然として解消できない。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、ワイヤハーネスを容易にパネルに固定することができ、かつワイヤハーネスの直径の変化に対応して汎用性を向上させることができるクランプを提供することを目的とする。
本発明に係るクランプは、上記目的達成のため、ワイヤハーネスを取り囲むよう略環状に湾曲可能なバンド部の両端側に、前記略環状での径方向の外側に向かって突出する一対の挿入係止部を有し、前記一対の挿入係止部をパネルの貫通穴に抜け止め可能に挿入するクランプであって、前記一対の挿入係止部の互いに対向する内面側に、それぞれ前記一対の挿入係止部の挿入方向で互い離間するよう複数設けられ、互いに接近したときに係止される係止凸部および係止凹部と、前記一対の挿入係止部の外面側にそれぞれ前記パネルに係止可能に複数設けられ、前記一対の挿入係止部の挿入方向で互いに離間した複数対の係止爪部とを有し、前記複数対の係止爪部は、前記外面側でそれぞれ前記パネルの厚みに対応する所定間隔を隔てて等間隔に離間し、前記一対の挿入係止部が前記パネルの貫通穴に挿入されるとき、前記複数対のうち前記バンド部の両端側に離間する任意のいずれか一対の係止爪部が前記パネルに係止されることを特徴とする。
この構成により、本発明に係るクランプは、バンド部を略環状に湾曲させてワイヤハーネスを取り囲むことで一対の挿入係止部に設けた係止凸部および係止凹部を互いに係止させ、一対の挿入係止部をパネルの貫通穴に挿入することで一対の係止爪部をパネルに係止させるため、容易にワイヤハーネスをパネルに固定することができる。
また、本発明に係るクランプは、ワイヤハーネスの直径に応じて挿入係止部の挿入方向にそれぞれ離間した複数対の係止爪部のパネルとの係止位置を変更することで、ワイヤハーネスの直径が変わってもワイヤハーネスをパネルに固定することができるため、汎用性を向上することができる。
さらに、本発明に係るクランプでは、ワイヤハーネスの直径に応じて、複数設けた係止凸部および係止凹部のいずれかを互いに係止させることができ、クランプを取り付けたワイヤハーネスを安定してパネルに固定することができる。
本発明に係るクランプは、前記複数対の係止爪部のうち前記パネルに係止される前記いずれか一対の係止爪部が前記パネルの裏面側に係合するとともに、前記いずれか一対の係止爪部に対し前記バンド部側に隣り合う他の一対の係止爪部が前記パネルの表面側に近接する状態で、前記ワイヤハーネスを取り囲みつつ前記略環状に湾曲した前記バンド部が、前記パネルに固定されたものであってもよい
本発明によれば、ワイヤハーネスを容易にパネルに固定することができ、かつワイヤハーネスの直径の変化に対応して汎用性を向上させることができるクランプを提供することができる。
本発明の実施の形態に係るクランプを示す正面図である。 本発明の実施の形態に係るクランプを示し、(A)は、ワイヤハーネスを保持可能とした組み付け状態の正面図、(B)は、同じく斜視図である。 本発明の実施の形態に係るクランプを示す断面図である。 本発明の実施の形態に係るクランプの係止凸部を示す要部の斜視図である。 本発明の実施の形態に係るクランプを示し、(A)は、ワイヤハーネスに取り付けた状態を示す斜視図、(B)は、ワイヤハーネスをパネルに固定した状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係るクランプを示し、ワイヤハーネスをパネルに固定した状態を示す概略の断面図である。 本発明の実施の形態に係るクランプを示し、ワイヤハーネスをパネルに固定した状態を示す変形例の概略の断面図である。 従来のクランプを示す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1、図2は、本実施の形態に係るクランプ10を示す図である。図1に示すように、クランプ10は、ワイヤハーネスWを取り囲むよう略環状に湾曲可能なバンド部10aと、バンド部10aの両端側に位置し、図2に示すように、バンド部10aを略環状としたときに径方向の外側に向かって突出する一対の挿入係止部10b、10cと、を有する。
図3に示すように、バンド部10aの長さLは、例えば、ワイヤハーネスWを車体に配索する場合に、想定し得るワイヤハーネスWの直径の最大の直径と最小の直径とを考慮した長さLとしている。
すなわち、車体に配索するワイヤハーネスWの場合、各種コントロールユニット等から主方向にまとめて配索したうえで、複数個所で分岐することで電源供給線や制御信号線等として用いている。
したがって、主方向に沿うワイヤハーネスは電線数が多いことから直径も太くなる。一方、分岐したワイヤハーネスは、電線数が少なくなることから直径も細くなる。
そこで、これら一群のワイヤハーネス10の配索において、同じクランプ10を用いることができれば、複数種類のものを用意する必要がなくなり、汎用性を向上することができる。
そのため、本実施の形態では、長さLは、主方向に沿って配索する最大径のときと分岐した最小径のときの周長の双方を考慮して、ワイヤハーネスWを取り囲んだときに、後述するパネルPへの固定が可能となる長さのものを用いるようにしている。
また、クランプ10は、湾曲自在な樹脂材料(例えば、PA66樹脂=ナイロン(商標登録))等によって、形成されている。
一対の挿入係止部10b、10cは、複数の係止爪部11a、11b、11c、複数の係止爪部12a、12b、12cと、複数の係止凸部13a、13b、13cと、複数の係止凹部14a、14b、14cと、を一体に備えている。
なお、係止爪部11a、11b、11c、係止爪部12a、12b、12c、係止凸部13a、13b、13c、係止凹部14a、14b、14cは、その位置が異なるのみであって、形状等の構成は、それぞれ同一のものを用いている。
したがって、以下の説明においては、必要に応じて、係止爪部11a、11b、11cは係止爪部11と総称し、係止爪部12a、12b、12cは、係止爪部12と総称し、係止凸部13a、13b、13cは、係止凸部13と総称し、係止凹部14a、14b、14cは係止凹部14と総称する。
係止爪部11、12は、ワイヤハーネスWを取り囲むようにバンド部10aを略環状に湾曲させた場合に、各挿入係止部10b、10cの外面側となる面にそれぞれ3つずつ設けられている。
各係止爪部11a、11b、11cは、それぞれ挿入係止部10bの挿入方向に沿って等間隔に離間して設けている。また、各係止爪部12a、12b、12cも同様に、それぞれ挿入係止部10cの挿入方向に離間して設けている。ここで、挿入方向とは、バンド部10aを略環状に湾曲させ、後述するパネルPの貫通穴Hに挿入係止部10b、10cを挿入する方向を意味する。なお、係止爪部11、12は、パネルPへの挿入方向に沿ってそれぞれ離間して3つ設けたものを例示したが、例えば、上述した長さLと同様に、想定し得る適用範囲に応じて任意であり、本発明は、これに限定されない。
また、各係止爪部11、12は、例えば、各挿入係止部10b、10cの先端位置を基準として、各挿入係止部10b、10cの挿入方向において同位置になるようにそれぞれ設けられている。したがって、係止爪部11aと係止爪部12a、係止爪部11bと係止爪部12b、係止爪部11cと係止爪部12cのそれぞれが、互いに対となっている。
例えば、係止爪部11aの挿入係止部10bにおける挿入方向の位置と、係止爪部12aの挿入係止部10cにおける挿入方向の位置とは、共に同位置であり、バンド部10aを略環状に湾曲した場合に、一対の係止爪部11a、12aとなる。また、係止爪部11b、11cおよび係止爪部12b、12cについても、同様である。
また、各係止爪部11、12は、挿入方向前方側、すなわち、各挿入係止部10b、10cの先端から挿入方向後方側に向かうほど、各挿入係止部10b、10cから離れる方向に傾斜した面を一体に備えており、貫通穴Hに挿入し易いように構成している。
係止凸部13および係止凹部14は、ワイヤハーネスWを取り囲むようにバンド部10aを略環状に湾曲させた場合に、各挿入係止部10b、10cの内面側となる面にそれぞれ3つずつ設けられている。また、係止凸部13および係止凹部14は、挿入方向に沿って各係止爪部11、12の間に位置している。なお、係止凸部13および係止凹部14は、パネルPへの挿入方向に沿ってそれぞれ離間して3つ設けたものを例示したが、例えば、上述した長さLや各係止爪部11、12と同様に、想定し得る適用範囲に応じて任意であり、本発明は、これに限定されない。
図4に示すように、係止凸部13は、ワイヤハーネスWを取り囲むようにバンド部10aを湾曲させたときに挿入係止部10bの内面側から突出しており、挿入係止部10bから略垂直に立ち上がる脚部23aと、脚部23aの先端に位置して片側矢じり状に形成された爪部23bと、を有している。
脚部23aは、挿入係止部10cの肉厚以上の長さを有している。また、クランプ10が湾曲可能な樹脂であることから、脚部23aも弾性変形が可能となっている。
爪部23bは、先端側に先細りとなるように形成されており、脚部23aよりも厚肉な部分を有することにより、係止凹部14に対して係止可能となっている。したがって、爪部23bは、上述した片側矢じり状の他、両側矢じり状や球状等、その形状は特に限定されるものではない。
係止凹部14は、挿入係止部10cの内面側から外面側に貫通しており、挿入係止部10cの外面側に爪部23bが係止可能となるように凹んだ凹形状に形成されている。
各係止凸部13a、13b、13cは、それぞれ挿入係止部10bの挿入方向に等間隔に離間して係止爪部11と対向する位置に設けられている。また、各係止凹部14a、14b、14cも同様に、それぞれ挿入係止部10cの挿入方向に等間隔に離間して係止爪部12と対向する位置に設けられている。
また、各係止凸部13および係止凹部14は、各挿入係止部10b、10cの挿入方向において同位置になるようにそれぞれ設けられている。このため、クランプ1は、バンド部10aを略環状に湾曲した場合に、係止凹部14に係止凸部13が係止されることで、バンド部10aの湾曲した姿勢が保持される。
図5は、ワイヤハーネスWにクランプ10を取り付けた状態を示す図である。図5に示すように、クランプ10は、バンド部10aを略環状に湾曲させてワイヤハーネスWを取り囲むよう変形させることで、ワイヤハーネスWに取り付けることができる。
ここで、クランプ10は、挿入係止部10b、10cが車体等のパネルPに設けた貫通穴Hと対向する向きになるようにワイヤハーネスWに取り付ける。また、クランプ10は、すべての係止凸部13を係止凹部14に係止させることで、ワイヤハーネスWに取り付けるためにバンド部10aを略環状に変形させた姿勢を保持するとともに、クランプ10のワイヤハーネスWの周方向の位置を保持する。
図6は、クランプ10によってワイヤハーネスWをパネルPに固定した状態を示す図である。図5に示すように、クランプ10は、挿入係止部10b、10cを貫通穴Hに向けて挿入した状態で、係止爪部11a、12aがパネルPの裏面側で貫通穴Hの縁部に係止させることによって、ワイヤハーネスWをパネルPに固定することができる。
この構成により、本実施の形態に係るクランプ10は、バンド部10aを略環状に湾曲させワイヤハーネスWを取り囲みつつ一対の挿入係止部10b、10cに設けた係止凸部13および係止凹部14を互いに係止させた状態で、一対の挿入係止部10b、10cをパネルPの貫通穴Hに挿入することで一対の係止爪部11a、12aがパネルPに係止されるため、容易にワイヤハーネスWをパネルPに固定することができる。
ここで、ワイヤハーネスWが、直径の太いワイヤハーネスW1である場合、クランプ10は、図7に示すように、係止凸部13b、13cがそれぞれ係止凹部14b、14cに係止されることによって、バンド部10aを略環状に変形した姿勢およびワイヤハーネスW1の周方向の位置を保持し、係止爪部11b、12bが貫通穴Hの縁部に係止されることによって、ワイヤハーネスW1をパネルPに固定する。
このように、ワイヤハーネスWの径に応じて、パネルPに対する係止爪部11a、11b、11c及び各係止爪部12a、12b、12cの係止位置を変えることにより、ワイヤハーネスWの直径(周長)に相当するバンド部10aの長さLを実質的に可変する絞り込み作用を付与することができる。
この構成により、本実施の形態に係るクランプ10は、ワイヤハーネスの直径に応じてパネルPに対する係止爪部11a、11b、11c及び各係止爪部12a、12b、12cの係止位置を変更することで、ワイヤハーネスの直径が変わってもワイヤハーネスをパネルPに固定することができるため、高い汎用性を有することができる。
同様に、ワイヤハーネスWの径に応じて、ワイヤハーネスWに対する係止凸部13a、13b、13c、係止凹部14a、14b、14cの係止位置を変えることにより、ワイヤハーネスWの直径(周長)に相当するバンド部10aの長さLを実質的に可変する絞り込み作用をパネルPに固定する前に付与することができる。
この構成により、本実施の形態に係るクランプ10は、ワイヤハーネスW(W1)の径にかかわらず、複数設けられた係止凸部13および係止凹部14のいずれかが互いに係止されるため、クランプ10をワイヤハーネスW(W1)に取り付けた場合におけるワイヤハーネスW(W1)の周方向の位置を事前に安定して保持することができる。
したがって、係止凸部13および係止凹部14を用いることにより、ワイヤハーネスW(W1)をより一層安定して取り囲むことができる。
以上のように、本実施の形態に係るクランプ10は、バンド部10aを略環状に湾曲しワイヤハーネスWを取り囲むことで一対の挿入係止部10b、10cに設けられた係止凸部13および係止凹部14が互いに係止され、一対の挿入係止部10b、10cをパネルPの貫通穴Hに挿入することで一対の係止爪部11a、12aがパネルPに係止されるため、容易にワイヤハーネスWをパネルPに固定することができる。
また、本実施の形態に係るクランプ10は、ワイヤハーネスの直径に応じてパネルPに係止される一対の係止爪部11、12を変更することで、ワイヤハーネスの直径が変わってもワイヤハーネスをパネルPに固定することができるため、高い汎用性を有することができる。
また、本実施の形態に係るクランプ10は、ワイヤハーネスの径にかかわらず、複数設けられた係止凸部13および係止凹部14のいずれかが互いに係止されるため、クランプ10をワイヤハーネスに取り付けた場合におけるワイヤハーネスの周方向の位置を安定して保持することができる。
なお、本実施の形態において、クランプ10は、3つの係止爪部11、12を有する構成なっているが、これに限らず、複数個有する構成であればよい。
また、本実施の形態において、係止爪部11、12は、それぞれ挿入係止部10b、10cの挿入方向にそれぞれ等間隔に離間して設けられているが、これに限らず、各係止爪部11、12がそれぞれ対となる位置、すなわち、各係止爪部11a、11b、11cの挿入係止部10bの挿入方向における位置および各係止爪部12a、12b、12cの挿入係止部10cの挿入方向における位置がそれぞれ同じであるならば、各係止爪部11a、11b、11c同士の間隔および係止爪部12a、12b、12c同士の間隔がそれぞれ異なっていてもよい。
また、本実施の形態において、クランプ10は、3つの係止凸部13および3つの係止凹部14を有する構成なっているが、これに限らず、係止凸部13および係止凹部14の数が同数となり、かつ複数個有する構成であればよい。
また、本実施の形態において、係止凸部13および係止凹部14は、それぞれ挿入係止部10b、10cの挿入方向にそれぞれ等間隔に離間して設けられているが、これに限らず、各係止凸部13および各係止凹部14がそれぞれ互いに係止する位置、すなわち、各係止凸部13a、13b、13cの挿入係止部10bの挿入方向における位置および各係止凹部14a、14b、14cの挿入係止部10cの挿入方向における位置がそれぞれ同じであるならば、各係止凸部13a、13b、13c同士の間隔および係止爪部14a、14b、14c同士の間隔がそれぞれ異なっていてもよい。
また、本実施の形態において、係止凸部13および係止凹部14は、それぞれ係止爪部11、12と対向する位置に設けられているが、これに限らず、バンド部10aを略環状にした場合における挿入係止部10b、10cの内面側に設けられていればよい。
なお、各係止爪部11a、11b、11cと各係止爪部12a、12b、12cの挿入方向の離間距離はパネルPの肉厚を考慮して決定されている。また、係止凸部13a、13b、13cと係止凹部14a、14b、14cの挿入方向の離間距離は各係止爪部11a、11b、11cと各係止爪部12a、12b、12cの離間距離と同一である。
したがって、例え、洋服のボタンのように係止凸部13a、13b、13cと係止凹部14a、14b、14cとの係止位置にかけ違いが発生したとしても、各係止爪部11a、11b、11cと各係止爪部12a、12b、12cの位置もかけ違うだけで、パネルPに対するワイヤハーネスの固定はそのまま可能である。
10 クランプ
10a バンド部
10b、10c 挿入係止部
11a、11b、11c 係止爪部
12a、12b、12c 係止爪部
13a、13b、13c 係止凸部
14a、14b、14c 係止凹部
H 貫通穴
P パネル
W、W1 ワイヤハーネス

Claims (2)

  1. ワイヤハーネスを取り囲むよう略環状に湾曲可能なバンド部の両端側に、前記略環状での径方向の外側に向かって突出する一対の挿入係止部を有し、前記一対の挿入係止部をパネルの貫通穴に抜け止め可能に挿入するクランプであって、
    前記一対の挿入係止部の互いに対向する内面側に、それぞれ前記一対の挿入係止部の挿入方向で互い離間するよう複数設けられ、互いに接近したときに係止される係止凸部および係止凹部と、
    前記一対の挿入係止部の外面側にそれぞれ前記パネルに係止可能に複数設けられ、前記一対の挿入係止部の挿入方向で互いに離間した複数対の係止爪部とを有し、
    前記複数対の係止爪部は、前記外面側でそれぞれ前記パネルの厚みに対応する所定間隔を隔てて等間隔に離間し、前記一対の挿入係止部が前記パネルの貫通穴に挿入されるとき、前記複数対のうち前記バンド部の両端側に離間する任意のいずれか一対の係止爪部が前記パネルに係止されることを特徴とするクランプ。
  2. 前記複数対の係止爪部のうち前記パネルに係止される前記いずれか一対の係止爪部が前記パネルの裏面側に係合するとともに、前記いずれか一対の係止爪部に対し前記バンド部側に隣り合う他の一対の係止爪部が前記パネルの表面側に近接する状態で、前記ワイヤハーネスを取り囲みつつ前記略環状に湾曲した前記バンド部が、前記パネルに固定されたことを特徴とする請求項1に記載のクランプ。
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