JP2008223918A - アンカー - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は取付孔の孔径の異なるパネルに適応でき、一体に成形され、取付作業の効率を向上させ、構造が簡単で製造が容易なアンカーを提供する。
【解決手段】本アンカー1は、合成樹脂等で一体に成形されて作られており、板状の基台部2と、基台部2上に互いに間隔を隔てて立設された一対の支持部3と、一対の支持部3からそれぞれ外側に突設された一対の第1の係止片4と、基台部2上に設けられた一対の第2の係止片5とを有し、パネルP1〜P3に形成された取付孔6a,6bの孔径に応じて一対の支持部3の間隔が拡縮される。
【選択図】図6
【解決手段】本アンカー1は、合成樹脂等で一体に成形されて作られており、板状の基台部2と、基台部2上に互いに間隔を隔てて立設された一対の支持部3と、一対の支持部3からそれぞれ外側に突設された一対の第1の係止片4と、基台部2上に設けられた一対の第2の係止片5とを有し、パネルP1〜P3に形成された取付孔6a,6bの孔径に応じて一対の支持部3の間隔が拡縮される。
【選択図】図6
Description
本発明は、車両等に設けられたパネルの取付孔に装着されるアンカーに関し、特に、取付孔の孔径の異なるパネルに適応することができるアンカーに関する。
一般に、ワイヤハーネス用クランプ、プロテクタ、クリップ、コネクタホルダ等には、車両等に設けられたパネルの取付孔に装着するためのアンカーが設けられている。
近年、車両の車種や仕様の多様化等に伴い、取付孔の孔径の異なるパネルが多数用いられている。そのため、従来から、取付孔の孔径の異なるパネルに適応可能なアンカーが提案されている。
例えば、特許文献1には、ワイヤーハーネスに固定される本体と、該本体に突設され、パネルの取付孔に嵌入係合するクリップとからなるワイヤーハーネス固定具において、クリップを半割りして2つのクリップ半体に分割し、両クリップ半体の間隔を可変とすべく、少なくとも一方のクリップ半体を、本体に形成したガイドにスライド自在に係合させ、該スライド自在なクリップ半体を複数の位置で固定する固定手段を設けたワイヤーハーネス固定具が提案されている(以下、この技術を従来例という)。
特開平9−159059号公報
従来例では、2つの部品で構成されており、部品点数が多くなるので、組立工数がかかり、管理が煩雑になるという課題があった。
また、事前に一方のクリップ半体をスライドさせて他方のクリップ半体との間隔を調整する必要があるので、取付作業の効率が低下するという課題があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、取付孔の孔径の異なるパネルに適応でき、一体に成形され、取付作業の効率を向上させ、構造が簡単で製造が容易なアンカーを提供することを目的とする。
本発明の第1のアンカーは、基台部と、当該基台部上に互いに間隔を隔てて立設された一対の支持部と、当該一対の支持部からそれぞれ外側に突設された一対の第1の係止片と、前記基台部上に設けられた一対の第2の係止片とを一体成形して構成され、前記一対の支持部は、パネルの一方側の面に向かって、前記パネルの取付孔の孔径に応じて拡縮して挿入され、前記一対の第1の係止片は、前記挿入の際、前記パネルの取付孔の外周方向に付勢された状態で弾性変形し、前記パネルの取付孔の外周側面に係止され、前記一対の第2の係止片は、前記挿入の際、前記挿入方向に付勢された状態で弾性変形し、前記パネルの他方側の面に係止されることを特徴とするものである。
本発明の第2のアンカーは、基台部と、当該基台部上に互いに間隔を隔てて立設された一対の支持部と、当該一対の支持部からそれぞれ外側に突設された一対の第1の係止片と、当該一対の第1の係止片に連設された一対の第2の係止片とを一体成形して構成され、前記一対の支持部は、パネルの一方側の面に向かって、前記パネルの取付孔の孔径に応じて拡縮して挿入され、前記一対の第1の係止片は、前記挿入の際、前記パネルの取付孔の外周方向に付勢された状態で弾性変形し、前記パネルの取付孔の周縁に係止され、前記一対の第2の係止片は、前記挿入の際、前記挿入方向に付勢された状態で弾性変形し、前記パネルの他方側の面に係止されることを特徴とするものである。
本発明の第1のアンカーによれば、一体に成形されているので、組立の必要がなく、アンカーの管理が簡単になる。
また、パネルに形成された取付孔の孔径に応じて一対の支持部の間隔が拡縮されるので、事前にアンカーをパネルの孔径に合わせて調整する必要がなく、取付作業の効率が向上する。
さらに、構造が簡単であるので、容易に製造でき、製造コストを低減できる。 本発明の第2のアンカーによれば、一対の第2の係止片を略水平状態になるまでの板厚のパネルに装着できるので、パネルの板厚の適応範囲を広くすることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施形態例に係るアンカーを示す斜視図、図2はその正面図、図3はその側面図、図4はその平面図、図5は図3のV−V線断面図である。
本発明の第1の実施形態例に係るアンカー1は、合成樹脂等で一体に成形されて作られており、図1〜図5に示すように、板状の基台部2と、基台部2上に互いに間隔を隔てて立設された一対の支持部3と、一対の支持部3からそれぞれ外側に突設された一対の第1の係止片4と、基台部2上に設けられた一対の第2の係止片5とを有する。
一対の第1の係止片4は、一対の支持部3の先端から突設して外側方向へ下り勾配に傾斜して連設されており、その先端には突出部4aが形成され、突出部4aの下部には平坦状の当接面4bが形成されている。
一対の第2の係止片5は、一対の支持部3から間隔を隔てた位置の基台部2から外側方向へ上り勾配に傾斜して連設されている。
図6(A)は本発明の第1の実施形態例に係るアンカーを孔径の広い取付孔が形成されたパネルに装着した状態を示す断面図、(B)は孔径の狭い取付孔が形成されたパネルに装着した状態を示す断面図である。
本発明の第1の実施形態例に係るアンカー1を孔径の広い取付孔6aが形成されたパネルP1に装着する場合には、図6(A)に示すように、本発明の第1の実施形態例に係るアンカー1をパネルP1の取付孔6aに挿入することにより、一対の第1の係止片4が取付孔6aの外周方向に付勢された状態で弾性変形し、突出部4aが取付孔6aを乗り越えると、復元して一対の第1の係止片4に形成された当接面4bがパネルP1の取付孔6aの外周側面に当接して係止される。
また、一対の第2の係止片5は、挿入方向に付勢された状態で、一対の第2の係止片5に形成された突出部5aがパネルP1の他方側の面に当接して係止される。なお、突出部5aは、例えば球形状に形成されており、パネルP1の板厚が薄い場合に、先端の変形を防止する。
本発明の第1の実施形態例に係るアンカー1を孔径の狭いパネルP2に装着する場合には、図6(B)に示すように、アンカー1をパネルP2の取付孔6bに挿入すると、一対の支持部3の間隔がパネルP2の取付孔6bの孔径に応じて内側に狭められ、その状態で、一対の第1の係止片4に形成された当接面4bがパネルP2の取付孔6の外周側面に当接して係止され、一対の第2の係止片5に形成された突出部5aがパネルP2の他方側の面に当接して係止される。
本発明の第1の実施形態例に係るアンカー1によれば、一体に成形されているので、組立の必要がなく、アンカー1の管理が簡単になる。
また、パネルP1、P2に形成された取付孔6a,6bの孔径に応じて一対の支持部3の間隔が拡縮されるので、事前にアンカー1をパネルの孔径に合わせて調整する必要がなく、取付作業の効率が向上する。
さらに、構造が簡単であるので、容易に製造でき、製造コストを低減できる。
なお、本発明の実施形態例に係るアンカー1を板厚の厚いパネルP3に装着する場合には、図6(C)に示すように、一対の第2の係止片5がパネルP3の板厚に合わせて下側に弾性変形し、パネルP3の他方側の面に当接して係止される。
図7は本発明の第2の実施形態例に係るアンカーを示す斜視図、図8(A)は本発明の第2の実施形態例に係るアンカーを孔径の広い取付孔が形成されたパネルに装着した状態を示す断面図、(B)は孔径の狭い取付孔が形成されたパネルに装着した状態を示す断面図、(C)は板厚の厚いパネルに装着した状態を示す断面図である。
図7及び図8に示すように、本発明の第2の実施形態例に係るアンカー7では、一対の第2の係止片8が一対の第1の係止片4の当接面4bの下部から外側方向へ上り勾配に傾斜して連設されている。
また、一対の第1の係止片4は、挿入の際、パネルP1〜P3の取付孔6a,6bの外周方向に付勢された状態で弾性変形し、パネルP1〜P3の取付孔6a,6bの周縁に係止される。なお、従来と同一に相当する構成部材は同一符号を付して、その説明を省略する。
本発明の第2の実施形態例に係るアンカー7によれば、一対の第2の係止片8を略水平状態になるまでの板厚のパネルP3に装着できるので(図8(C)参照)、パネルの板厚の適応範囲を広くすることができる。
本発明は、上記実施の形態に限定されることはなく、特許請求の範囲に記載された技術的事項の範囲内において、種々の変更が可能である。
例えば、パネルP1の取付孔6aが広い場合、アンカー1を挿入した後に支持部3が弾性変形して、アンカー1がパネルP1から抜けてしまうおそれがあるので、図9に示すように、一対の支持部3の隙間に固定部材9を詰めて、支持部3を動かないように固定してもよい。
本発明のアンカーは、合成樹脂等で一体に成形されて作られ、ワイヤハーネス用クランプ、プロテクタ、クリップ、コネクタホルダ等のように、車両等に設けられたパネルの取付孔に装着するための用いられる。
1:アンカー
2:基台部
3:支持部
4:第1の係止片
4a:突出部
4b:当接面
5:第2の係止片
5a:突出部
6a:取付孔
6b:取付孔
7:アンカー
8:第2の係止片
9:固定部材
P1〜P3:パネル
2:基台部
3:支持部
4:第1の係止片
4a:突出部
4b:当接面
5:第2の係止片
5a:突出部
6a:取付孔
6b:取付孔
7:アンカー
8:第2の係止片
9:固定部材
P1〜P3:パネル
Claims (2)
- 基台部と、
当該基台部上に互いに間隔を隔てて立設された一対の支持部と、
当該一対の支持部からそれぞれ外側に突設された一対の第1の係止片と、
前記基台部上に設けられた一対の第2の係止片と、
を一体成形して構成され、
前記一対の支持部は、パネルの一方側の面に向かって、前記パネルの取付孔の孔径に応じて拡縮して挿入され、
前記一対の第1の係止片は、前記挿入の際、前記パネルの取付孔の外周方向に付勢された状態で弾性変形し、前記パネルの取付孔の外周側面に係止され、
前記一対の第2の係止片は、前記挿入の際、前記挿入方向に付勢された状態で弾性変形し、前記パネルの他方側の面に係止される、
ことを特徴とするアンカー。 - 基台部と、
当該基台部上に互いに間隔を隔てて立設された一対の支持部と、
当該一対の支持部からそれぞれ外側に突設された一対の第1の係止片と、
当該一対の第1の係止片に連設された一対の第2の係止片と、
を一体成形して構成され、
前記一対の支持部は、パネルの一方側の面に向かって、前記パネルの取付孔の孔径に応じて拡縮して挿入され、
前記一対の第1の係止片は、前記挿入の際、前記パネルの取付孔の外周方向に付勢された状態で弾性変形し、前記パネルの取付孔の周縁に係止され、
前記一対の第2の係止片は、前記挿入の際、前記挿入方向に付勢された状態で弾性変形し、前記パネルの他方側の面に係止される、
ことを特徴とするアンカー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007064244A JP2008223918A (ja) | 2007-03-13 | 2007-03-13 | アンカー |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2007064244A JP2008223918A (ja) | 2007-03-13 | 2007-03-13 | アンカー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008223918A true JP2008223918A (ja) | 2008-09-25 |
Family
ID=39842780
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007064244A Pending JP2008223918A (ja) | 2007-03-13 | 2007-03-13 | アンカー |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2008223918A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011004823A1 (ja) * | 2009-07-07 | 2011-01-13 | 株式会社ニフコ | 外装部材の取付構造及びクリップ |
JP2013028206A (ja) * | 2011-07-27 | 2013-02-07 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | 車両用プロテクタ |
JP2015183824A (ja) * | 2014-03-26 | 2015-10-22 | 住友理工株式会社 | 配管固定具 |
JP2017196933A (ja) * | 2016-04-25 | 2017-11-02 | アイシン精機株式会社 | ルーフ装置 |
JP2021522455A (ja) * | 2018-04-27 | 2021-08-30 | イリノイ トゥール ワークス インコーポレイティド | スナップフィット締結具 |
-
2007
- 2007-03-13 JP JP2007064244A patent/JP2008223918A/ja active Pending
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JP7245263B2 (ja) | 2018-04-27 | 2023-03-23 | イリノイ トゥール ワークス インコーポレイティド | スナップフィット締結具 |
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