JPH08251765A - グロメット - Google Patents

グロメット

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Publication number
JPH08251765A
JPH08251765A JP7048334A JP4833495A JPH08251765A JP H08251765 A JPH08251765 A JP H08251765A JP 7048334 A JP7048334 A JP 7048334A JP 4833495 A JP4833495 A JP 4833495A JP H08251765 A JPH08251765 A JP H08251765A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sealing material
hole
grommet
wire harness
wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7048334A
Other languages
English (en)
Inventor
Norihiro Yoneyama
典裕 米山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP7048334A priority Critical patent/JPH08251765A/ja
Publication of JPH08251765A publication Critical patent/JPH08251765A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シール材の充填量が必要量に達したことを、
外部から簡単に確認できるようにする。 【構成】 筒壁22bの内部に、大径孔22aと小径孔
23aを連通したワイヤーハーネス挿通孔を有し、前記
大径孔22aの開口部22cを上に向けた姿勢で内部に
シール材5が充填されるグロメットにおいて、前記筒壁
22bに、該筒壁22bの内外を連通し且つ筒壁22b
の内側より外側へ下り傾斜したシール材確認孔27を設
けると共に、このシール材確認孔27の筒壁内部への開
口27a位置を、シール材必要充填量レベルに設定した

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内部にシール材(充填
時は液状で、充填後固化するもの)を充填することによ
り、止水を行うワイヤーハーネス用のグロメットに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、内部にシール材を充填して止水を
行うグロメットの例として、図4、図5、図6に示すも
のが知られている。
【0003】図4に示すグロメット(第1の従来例)1
は、実開平1−66713号公報に記載されたものであ
る。このグロメット1では、大径孔2aを有する大径筒
部2と、小径孔3aを有する小径筒部3とを弾性材料に
より一体形成し、大径筒部2の外周面に、パネルPの取
付孔Paに対する嵌着溝4を形成している。このグロメ
ット1では、ワイヤーハーネス挿通孔を構成する小径孔
3aと大径孔2aにワイヤーハーネスWを挿通した状態
で、大径筒部2側を上に向けた姿勢で、内部にシール材
5が充填固化されている。
【0004】図5に示すグロメット(第2の従来例)7
は、実開昭63−2328号公報に記載されたものであ
る。このグロメット7では、小径孔3aがワイヤーハー
ネスWの径より若干大きく形成され、ワイヤーハーネス
Wを通した後、テープ30巻きした状態で、シール材5
が充填固化されている。
【0005】図6に示すグロメット(第3の従来例)9
は、実開昭63−2327号公報に記載されたものであ
る。このグロメット9では、大径孔2a内に、小径孔3
aに連通する内筒8が設けられ、その内筒8と小径孔3
aにより構成されるワイヤーハーネス挿通孔にワイヤー
ハーネスWを挿通した状態で、大径筒部2側を上に向け
た姿勢で、内筒8と小径孔3aの内部にシール材5が充
填固化されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
に内部に直接シール材を充填して、止水性を確保する構
造のグロメットでは、シール材の充填量が非常に重要に
なってくるが、上述した従来のグロメット1(図4)、
7(図5)、9(図6)では、注入側から常に充填量を
確認しながらシール材5を充填しなくてはならないか
ら、作業性が悪く、また充填量のばらつきが大きかっ
た。特に、図6に示した内筒8付きのグロメット9の場
合は、充填量の確認がしづらかった。
【0007】本発明は、上記事情を考慮し、シール材の
充填量が必要量に達したことを外部から簡単に確認する
ことができて作業性の向上を図ることができ、しかも充
填量のばらつきを解消し得るグロメットを提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、筒壁
の内部に、大径孔と小径孔を連通したワイヤーハーネス
挿通孔を有し、前記大径孔の開口部を上に向けた姿勢で
内部にシール材が充填されるグロメットにおいて、前記
筒壁に、該筒壁の内外を連通し且つ筒壁の内側より外側
へ下り傾斜したシール材確認孔を設けると共に、このシ
ール材確認孔の筒壁内部への開口位置を、シール材必要
充填量レベルに設定したことを特徴とする。
【0009】請求項2の発明は、請求項1記載のグロメ
ットであって、前記シール材確認孔を、前記筒壁の周方
向に等間隔に複数設けたことを特徴とする。
【0010】請求項3の発明は、請求項1または2記載
のグロメットであって、前記大径孔の内部に、前記小径
孔と連通して前記ワイヤーハーネス挿通孔を構成する内
筒を設け、該内筒の内面に、前記シール材確認孔の筒壁
内部への開口を設けたことを特徴とする。
【0011】請求項4の発明は、請求項3記載のグロメ
ットであって、前記シール材確認孔の径を、前記内筒と
前記ワイヤーハーネス挿通孔内に挿通されるワイヤーハ
ーネスとの間の隙間より小さく設定したことを特徴とす
る。
【0012】
【作用】請求項1の発明では、ワイヤーハーネス挿通孔
にワイヤーハーネスを挿通した状態で、必要に応じて小
径孔側をテープ止めし、大径孔側の開口部を上に向けた
姿勢で筒壁内部にシール材を充填すると、小径孔側から
シール材が充填されていき、ワイヤーハーネス挿通孔の
内面とワイヤーハーネスとの隙間、及びワイヤーハーネ
スの電線間の隙間にシール材が浸透していく。そして、
シール材の充填量が必要充填量レベルを超えると、それ
以上のシール材がシール材確認孔に入り込み、傾斜を伝
って筒壁の外部に流れ出す。よって、シール材が外部に
流れ出したことで、シール材が確実に必要量だけ充填さ
れたことがわかる。また、シール材はシール材確認孔の
出口で固まるので、後で外から見るだけで、シール材充
填済みであることが分かる。
【0013】請求項2の発明では、シール材確認孔が筒
壁の周方向に等間隔に複数設けられているので、これら
のシール材確認孔からのシール材の流れ方によって、内
部に充填したシール材の液面の水平度を確認することが
できる。
【0014】請求項3の発明では、大径孔の内部に内筒
があって、通常の作業では極めて確認しづらい場合で
も、内筒の内部へのシール材の充填量が必要充填量レベ
ルを超えると、シール材がシール材確認孔から外部に流
れ出す。したがって、それによって、シール材を確実に
必要量だけ充填したことがわかる。
【0015】請求項4の発明では、シール材確認孔の径
が本来充填しようとしている隙間(内筒とワイヤーハー
ネスの隙間)よりも小さいから、シール材が一時的にシ
ール材確認孔よりも高いレベルまで注入された場合で
も、優先的に前記隙間へシール材が浸透し、シール材確
認孔からはあまり流れ出ない。そして、前記隙間へシー
ル材が十分浸透した段階で、シール材確認孔側へシール
材が流れる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0017】図1は本発明の一実施例の斜視図、図2は
半断面図、図3はシール材充填方向から見た正面図であ
る。
【0018】このグロメット21は、ゴムや軟質樹脂等
の弾性材料により一体形成されたもので、大径孔22a
を有する大径筒部22と、小径孔23aを有する小径筒
部23とからなり、大径筒部22の外周面に、パネル取
付孔に対する嵌着溝24を有している。
【0019】また、大径孔22a内に、小径孔23aに
連通する内筒25を有し、その内筒25と、大径筒部2
2の周壁(筒壁)22bとの間に、周方向に等間隔に配
置され内部にシール材確認孔27が穿設された4つのリ
ブ26を有している。これらシール材確認孔27は、大
径筒部22内に設けられた内筒25の内面に内端が開口
(内端開口27a)し、大径筒部22の周壁22bの外
面に外端が開口(外端開口27b)している。
【0020】このグロメット21は、大径筒部22側を
上に向けた姿勢で大径筒部22の開口22cから、内筒
25と小径孔23aの内部にシール材5を充填するもの
で、シール材確認孔27は、シール材充填時の姿勢(大
径筒部22を上に向け、小径筒部23を下に向けた姿
勢)を基準にした場合、内端開口27aより外端開口2
7bへ向かって下り傾斜している。
【0021】そして、内端開口27aの位置が、シール
材必要充填量レベルに設定されている。また、これらシ
ール材確認孔27の径は、内筒25と挿通されるワイヤ
ーハーネスWとの間の隙間よりも小さく設定されてい
る。
【0022】次に作用を説明する。
【0023】ワイヤーハーネス挿通孔を構成する内筒2
5と小径孔23a内に、ワイヤーハーネスを挿通した状
態で、小径筒部23側をテープ30を巻いてワイヤーハ
ーネスWに固定し、大径筒部22側の開口部22cを上
に向けた姿勢で、内筒25内にシール材5を注入する
と、小径孔23a側からシール材5が充填されていき、
ワイヤーハーネス挿通孔(内筒25及び小径孔23a)
の内面とワイヤーハーネスWとの隙間、及びワイヤーハ
ーネスWの電線間の隙間にシール材5が浸透していく。
そして、シール材5の充填量が必要充填量レベルを超え
ると、それ以上のシール材5がシール材確認孔27に入
り込み、傾斜を伝って大径筒部22の外部に流れ出す。
【0024】よって、シール材5がシール材確認孔27
の外端開口27bから外部に流れ出したことで、シール
材5が確実に必要量だけ充填されたことがわかる。ま
た、シール材5はシール材確認孔27の外端開口27b
で固まるので、後で外から見るだけで、シール材5が充
填済みであることが分かる。また、シール材確認孔27
は等間隔に複数設けられているので、各シール材確認孔
27からのシール材5の流れ方によって、内部に充填し
たシール材5の液面の水平度を確認することができる。
【0025】また、シール材確認孔27の径は、本来充
填しようとしている隙間(内筒25とワイヤーハーネス
Wの隙間)よりも小さく設定されているので、一時的に
シール材5を多く注入してしまった場合でも、本来充填
しようとしている隙間の方へ優先的にシール材5が流
れ、その間はシール材確認孔27側からはシール材5が
あまり流れ出ない。したがって、充填空間の途中にシー
ル材確認孔27があるからと言って、作業の仕方によっ
て、シール材5の充填性が悪くなるということがない。
【0026】このように、実施例のグロメット21によ
れば、シール材5の充填量が必要量に達したことを、外
部から簡単に確認することができるので、いちいち注入
側から確認する必要がなく、作業が簡単にできるように
なる。また、充填量のばらつきもなく、常に良好な充填
性を維持することができる。
【0027】なお、上記実施例では、大径筒部22の内
部に内筒25を設けた場合を示したが、図5、図6に示
したような内筒25のないタイプのグロメットにも、本
発明は適用することができる。その場合は、筒壁(大径
筒部22の周壁22b)の内面に直接シール材確認孔2
7の内端開口27aを設ければよい。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、シール材の充填量が必要量に達したことを、外
部から簡単に確認することができ、作業性が向上する。
また、必要量以上は外に流れ出すので、一定の充填量に
簡単に管理することができ、充填量のばらつきを解消す
ることができる。
【0029】請求項2の発明によれば、内部に充填した
シール材の液面の水平度を確認しながら、シール材の充
填を行うことができるので、良好な充填性を確保するこ
とができる。
【0030】請求項3の発明によれば、シール材の充填
量を確認しづらかった内筒付きグロメットの場合にも、
シール材の充填量が必要量に達したことを外部から簡単
に確認することができる。
【0031】請求項4の発明によれば、一時的にシール
材を多く注入した場合でも、本来充填しようとしている
隙間の方へ優先的にシール材が流れ、その間はシール材
確認孔側からはシール材があまり流れ出ない。よって、
筒壁の途中にシール材確認孔があるからと言って、作業
の仕方によって、シール材の充填性が悪くなるというこ
とがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の斜視図である。
【図2】本発明の一実施例の半断面図である。
【図3】本発明の一実施例の正面図である。
【図4】第1の従来例を示す断面図である。
【図5】第2の従来例を示す半断面図である。
【図6】第3の従来例を示す半断面図である。
【符号の説明】
5 シール材 21 グロメット 22 大径筒部 22a 大径孔 22b 筒壁 22c 開口部 23 小径筒部 23a 小径孔 25 内筒 27 シール材確認孔 27a 内端開口 27b 外端開口 W ワイヤーハーネス

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒壁の内部に、大径孔と小径孔を連通し
    たワイヤーハーネス挿通孔を有し、前記大径孔の開口部
    を上に向けた姿勢で内部にシール材が充填されるグロメ
    ットにおいて、 前記筒壁に、該筒壁の内外を連通し且つ筒壁の内側より
    外側へ下り傾斜したシール材確認孔を設けると共に、こ
    のシール材確認孔の筒壁内部への開口位置を、シール材
    必要充填量レベルに設定したことを特徴とするグロメッ
    ト。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のグロメットであって、 前記シール材確認孔を、前記筒壁の周方向に等間隔に複
    数設けたことを特徴とするグロメット。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のグロメットであ
    って、 前記大径孔の内部に、前記小径孔と連通して前記ワイヤ
    ーハーネス挿通孔を構成する内筒を設け、該内筒の内面
    に、前記シール材確認孔の筒壁内部への開口を設けたこ
    とを特徴とするグロメット。
  4. 【請求項4】請求項3記載のグロメットであって、 前記シール材確認孔の径を、前記内筒と前記ワイヤーハ
    ーネス挿通孔内に挿通されるワイヤーハーネスとの間の
    隙間より小さく設定したことを特徴とするグロメット。
JP7048334A 1995-03-08 1995-03-08 グロメット Pending JPH08251765A (ja)

Priority Applications (1)

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JP7048334A JPH08251765A (ja) 1995-03-08 1995-03-08 グロメット

Applications Claiming Priority (1)

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JP7048334A JPH08251765A (ja) 1995-03-08 1995-03-08 グロメット

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JPH08251765A true JPH08251765A (ja) 1996-09-27

Family

ID=12800522

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7048334A Pending JPH08251765A (ja) 1995-03-08 1995-03-08 グロメット

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JP (1) JPH08251765A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016207555A (ja) * 2015-04-27 2016-12-08 株式会社ハイレックスコーポレーション グロメット

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016207555A (ja) * 2015-04-27 2016-12-08 株式会社ハイレックスコーポレーション グロメット

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