JP2006202571A - 電線の止水構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 電線端末に接続されたコネクタへの空気の取り込みを可能にすると共に、浸水領域の芯線露出部からの水の吸引を防止する。
【解決手段】 一端末を浸水領域に、他端末をコネクタ15に接続した電線10の絶縁被覆12を中間皮剥ぎして中間芯線露出部11−2を設けている一方、該中間芯線露出部11−2を、通気性と防水性を備えた透湿性被膜材20でシール状態で覆い、コネクタ15側で発生する負圧により透湿性被膜材20から空気を吸引させて、浸水領域の芯線露出部11−1から水を吸引させない構成としている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、電線の止水構造に関し、特に、電線端末に接続したコネクタ内の負圧による吸引で水が浸入するのを防止するものである。
自動車のエンジンルームなどの浸水領域に配索されるワイヤハーネスの接続には、密閉構造の防水コネクタが一般に用いられる。防水コネクタは、コネクタ端子挿入口と電線と間の隙間を封止する構造を備えている。このような防水コネクタをエンジンルーム内に配置した場合、エンジンルーム内の温度は、エンジン駆動時に上昇し、エンジンの停止により下降するため、これに伴いコネクタ内の空気も膨張・収縮し、収縮時にコネクタ内で負圧が発生する。
あるいは、密閉構造を備えない通常のコネクタであっても、コネクタを室内側に配置すると共に該コネクタに接続した電線をエンジンルーム側に配索している場合は、走行時の外気との圧力差により、やはりコネクタ内に負圧が発生する。
前記コネクタに接続された電線端末にはアース端子を接続し、該アース端子を車体パネルにボルト止めしている場合が多い。該アース端子の取付領域が浸水領域であると、電線端末から電線の芯線間を通して浸水が発生する恐れがある。特に、前記コネクタ内に発生した負圧により、コネクタに接続された電線の芯線の隙間を通して吸気作用が生じ、前記端末の被水部分から水を吸引しやすくなる。水が電線内を浸透してコネクタ内に達してコネクタ内に浸水が生じると、コネクタに接続された電子制御ユニットの動作不良等の不具合が発生する。
この問題に関し、図8(A)〜(D)に示すように、電線2の絶縁被覆2aを中間皮剥ぎして芯線露出部2bを形成し、この芯線露出部2bを溶接して撚り合わせた芯線を一体化した溶接部3を形成した後、溶接部3を含む芯線露出部2bに、シリコン4を塗布したテープ5を巻きつけて完全に被覆する止水構造が提案されている(特開2004−72943号参照)。該構成とすることで、アース端子1にかしめ圧着された芯線露出部2cから浸入した水の浸透を前記溶接部3で遮断すると共に、シリコン4を塗布した前記テープ5により、芯線露出部2bからの浸水も防止することができる。
しかしながら、前記止水構造では、芯線露出部2bの周囲をシリコン4とテープ5で完全被覆するため、コネクタ内の空気の排出、吸引が出来なくなる。従って、走行や温度上下により発生するコネクタ内の空気圧の増減を吸収できず、コネクタ自身がシール性を損ない、コネクタ嵌合部等に隙間ができ、隙間より水が浸入する等の不具合が発生する。
また、シリコン4の硬化まで放置時間が必要となり、管理工数が増え、コスト高となる点も問題である。
なお、前記のように溶接部3を形成する方法にかえて、芯線露出部2bを切断した後、つぎ足し圧着する方法もあるが、その場合は、回路を切断するために回路数が増えるという問題も生じる。
一方、電線の連結部や端末部などの芯線露出部に、図9に示すような容器6を被せて両側から電線を導出するとともに、該容器6内に一液性常温湿気硬化型樹脂のシール剤(図示せず)を充填し、これを常温常湿下で時間とともに硬化して、芯線露出部を完全にシールする止水構造も提案されている(実開平5−33634号参照)。前記容器6には、シール剤の硬化に必要な湿気を取り入れるために複数の通気穴7が形成されている。
しかしながら、この止水構造は、芯線露出部の被水そのものを防止する構造であり、シール剤の硬化後は、芯線露出部は該シール剤により完全被覆され、電線内への通気性も遮断されるため、この電線の端末にコネクタが接続されている場合に、コネクタ内の空気圧の変化に対応できないという問題が残る。
特開2004−72943号公報 実開平5−33634号公報
本発明は前記問題に鑑みてなされたもので、電線の端末に接続されたコネクタ内の空気の吸引・排出(即ち、呼吸作用)を可能とするとともに、コネクタ内への空気の吸引に伴う水の吸引を防止することができる電線の止水構造の提供を課題としている。
浸水領域に位置する端末側からコネクタ接続される他端末の間に絶縁被覆が皮剥ぎされた芯線露出部を設け、該芯線露出部を、通気性と防水性を備えた透湿性被膜材でシール状態で覆い、前記コネクタ側で発生する負圧により前記透湿性被膜材から空気を吸引させて前記浸水領域から水を吸引させない構成としていることを特徴とする電線の止水構造を提案している。
前記止水構造によれば、電線の端末に接続されたコネクタが、密閉構造を備えた防水コネクタや室内側に配置されたコネクタであっても、前記透湿性被膜材を通じて芯線露出部から空気を吸引することにより、コネクタ内で発生した負圧を解消することができる。また、これにより、浸水領域に位置する端末側の芯線露出部にまで負圧が伝わらないため、浸水領域側の芯線露出部からの空気の吸引と、それに伴う水の吸引とを防止することができる。さらに、前記透湿性被膜材は通気性はあるが水を透過しないため、中間皮剥ぎ位置の芯線露出部が浸水したとしても、空気の吸引を確保しながら水の吸引を阻止することができる。従って、浸水によるコネクタ等への悪影響を防ぎ、品質向上を図ることができる。
さらに、従来例のように電線の溶接や切断は必要なく、シリコン硬化までの放置時間も不要であり、簡易な作業で防水処理できるため、作業性が向上すると共にコスト低減を図ることができる、
また、本発明は、浸水領域に位置する端末側からコネクタ接続される他端末の間に絶縁被覆が皮剥ぎされた芯線露出部を設け、前記芯線露出部をシール状態で覆う絶縁保護容器を設け、該絶縁保護容器に設けた開口を、通気性と防水性を備えた透湿性被膜材で覆い、前記コネクタ側で発生する負圧により前記透湿性被膜材から空気を吸引させて前記浸水領域から水を吸引させない構成としていることを特徴とする電線の止水構造を提案している。
本実施形態においても、前記開口を通じて空気を吸引できるため、コネクタ側の負圧を解消することができるうえ、浸水領域側の芯線露出部からの空気の吸引とそれに伴う水の吸引を防止することができる。また、開口を透湿性被膜材で覆うことにより、該開口からの空気の吸引を確保しながらも、水の吸引は阻止することができる。
かつ、芯線露出部を絶縁保護容器を被せて保護しているため、電線に損傷を発生させないと共に絶縁性の確実に図ることができる。
前記絶縁保護容器は、樹脂成形品とし、薄肉ヒンジ部を介して一端が連結されると共に他端に互いに結合されるロック部を設けた両側枠部からなり、該一側枠部に前記透湿性被膜材で覆われた開口を設け、かつ、前記両側枠部に外周縁に沿ってシール剤が塗布されており、前記芯線露出部を挟んで前記両側枠部を閉じてロック結合している。
あるいは、前記絶縁容器は、ゴム等からなる筒体からなり、その一部に前記透湿性被膜材で覆われた開口を設け、前記筒体で前記芯線露出部を外嵌し、該筒体の両端を前記電線にテープ巻き結束してもよい。
前記透湿性被膜材は、耐水度100kPa以上のものが好まく、具体的には、日東電工製のミクロテックス(商品名)や住友電工ファインポリマーのポアフロン(商品名)などが好適である。
前記浸水領域に位置する電線端末にはアース端子が接続され、該アース端子が浸水領域のエンジンルーム内の車体パネルあるいは機器に固定され、前記他端のコネクタは室内側に配置されている。
この場合、車両の走行時に、室内側のコネクタは外気との気圧差により負圧を発生するが、中間皮剥ぎした前記芯線露出部や、該芯線露出部を覆った前記絶縁保護容器の開口から空気を吸引することができるため、コネクタ内の負圧を効果的に解消することができるとともに、浸水領域にあるアース端子側の芯線露出部からの空気の吸引をなくし、水の浸入も防止することができる。
上述したように、本発明の電線の止水構造によれば、中間皮剥ぎされた芯線露出部から透湿性被膜材を通じて空気を取り込むことができるため、コネクタ内で発生する負圧を解消することができるとともに、浸水領域にある端末側の芯線露出部からの空気の吸引と、それに伴う水の吸引を防止することができる。また、透湿性被膜材が防水性を備えるため、中間皮剥ぎ位置の芯線露出部が被水しても、空気の吸引とともに水が吸引されてしまうことを防止できる。従って、浸水や負圧によるコネクタやその他の機器への悪影響を防止し、品質向上を図ることができる。
さらに、前記止水構造を形成する作業は、簡易で短時間に行うことができるため、作業性が向上すると共に、コスト低減を図ることもできる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図3は本発明の第一実施形態を示している。電線10の一端にはアース端子13を接続し、他端には防水コネクタ15を接続している。アース端子13の端子部13aは、エンジンルームXの浸水領域に位置する車体パネルP1にボルトBで固定され、他方の防水コネクタ15は、エンジンルームX内の機器17に接続されている。エンジンルームXは、室内Y側と車体パネルP2で仕切られている
前記電線10は、端末の絶縁被覆12を皮剥ぎした端末芯線露出部11−1に、アース端子13の圧着部13bを接続している。また、電線10の他端末は、図2に示すように、絶縁被覆12を皮剥ぎしてコネクタ端子14を接続し、前記防水コネクタ15の端子挿入口15aに挿入接続している。この端子挿入口15a内には樹脂16を充填し、電線10と端子挿入口15aの内壁との間の隙間を封止している。
前記電線10の、アース端子13と接続した端末側と防水コネクタ15と接続した他端末の間の比較的浸水しにくい箇所あるいは非浸水領域には、図3に示すように、絶縁被覆12を皮剥ぎした中間芯線露出部11−2を設けている。この中間芯線露出部11−2には、該中間芯線露出部11−2を覆い、かつ両端の絶縁被覆部12a、12bにも被さるように、四角形状の透湿性被膜材20を巻きつけている。
このとき、透湿性被膜材20の巻きつけ面20aの両側縁20b、20cと巻き付け終わり端縁20dにホットメルト接着剤21を塗布しておく。これにより、透湿性被膜材20を中間芯線露出部11−2に巻きつけた際に、ホットメルト接着剤21によって、該透湿性被膜材20が前記絶縁被覆部12a、12bに密着し、透湿性被膜材20の巻き付け終わり端縁20dが透湿性被膜材20の外面に密着するため、前記中間芯線露出部11−2をこの透湿性被膜材20でシール状態で覆うことができる。
前記透湿性被膜材20は、通気性と防水性を備えたものであり、本実施形態では日東電工社製の「ミクロテックス」の「S−NTF2131A−PS06(品番)」を用い、耐水性を100kPaとしている。
前記止水構造によれば、防水コネクタ15に負圧が発生しても、中間皮剥ぎして形成した中間芯線露出部11−2から、前記透湿性被膜材20を通して空気を吸引することができるため、防水コネクタ15の負圧は浸水領域の端末芯線露出部11−1まで伝わらず、該端末芯線露出部11−1からの空気の吸引、およびそれに伴う水の吸引を防止することができる。また、中間芯線露出部11−2は、防水性を備えた前記透湿性被膜材20でシール状態で覆われているため、該中間芯線露出部11−2からの水を吸引も防止できる。従って、防水コネクタ15の負圧を解消することができると共に、防水コネクタ15への水の浸透も防止でき、コネクタおよび他の機器類への悪影響を防止することができる。
さらに、この防水処理作業は、透湿性被膜材20を中間芯線露出部11−2に巻きつけてシールするだけの簡易かつ短時間の作業であるため、作業性がよく、コストダウンを図ることもできる。
図4および図5は本発明の第二実施形態を示し、電線10の中間芯線露出部11−2を絶縁保護容器30で覆っている。なお、電線10の一端末は、アース端子13を接続し、エンジンルームXの浸水領域に位置する車体パネルP1にボルトBで固定しているが、他端にはコネクタ18を接続し、室内Y側に配置されている機器19に接続している。その他の点では前記第1実施形態と同一構成であるため、同一符号を付して説明を省略する。
前記絶縁保護容器30は、図5(A)に示すように、管状体の半割り形状よりなる一対の枠部31、32を、薄肉ヒンジ33を介して一端を連結するとともに、他端である開閉端31a、32aにはロック部34と被ロック部35を設けた形状よりなり、絶縁樹脂で一体成形している。枠部31の略中央位置には開口36を設け、該開口36の周縁に透湿性被膜材37を内側から固着して開口36を覆っている。
前記両側枠部31、32の外周縁には予めブチル38を塗布しておき、図5(B)に示すように、この両側枠部31、32を電線10の中間芯線露出部11−2に被せて閉鎖し、前記ロック部34を被ロック部34に係止して両側枠部31、32をロック結合する。このとき、前記ブチル38により、両側枠部31、32の開閉端31a、32aが互いに固着すると共に、中間芯線露出部11−2の両端の絶縁被覆部12a、12bの外周面に両側枠部31、32が固着する。
前記透湿性被膜材37は、通気性と防水性を備えたものであり、前記第一実施形態と同様に、日東電工社製の「ミクロテックス」の「S−NTF2131A−PS06(品番)」を用いている。
本実施形態においては、中間芯線露出部11−2を絶縁保護容器30でシール状態で覆っているが、絶縁保護容器30の内部は空洞であり、中間芯線露出部11−2そのものは枠部31の前記開口36を通じて外気との通気性を備えている。従って、室内Y側に配置されたコネクタ18が自動車の走行により負圧を発生しても、透湿性被膜材37を通じて開口35から空気を取り入れ、中間芯線露出部11−2からコネクタ18内へ空気を吸引することができる。
また、端末芯線露出部11−1にまで負圧が伝わらず、該端末芯線露出部11−1からの空気および水の吸引を防止できると共に、前記開口35を覆った透湿性被膜材38により中間芯線露出部11−2からの水の吸引も防止することができる。
図6および図7は本発明の第三実施形態を示している。本実施形態では、電線10の中間芯線露出部11−2に、ゴム製で筒体の絶縁保護容器40を被せている。その他の点では前記第2実施形態と同一構成である。
前記絶縁保護容器40は、長さ方向の両端に小径部41a、41bを、長さ方向の中間部に大径部42を連続一体に形成し、図7に示すように内部を中空としている。大径部42には開口43を設け、該開口43の周縁に透湿性被膜材44を内側から固着し、該開口43を透湿性被膜材44で覆っている。
前記透湿性被膜材44は、通気性と防水性を備えたものであり、前記実施形態と同様に、日東電工社製の「ミクロテックス」の「S−NTF2131A−PS06(品番)」を用いている。
前記絶縁保護容器40を中間芯線露出部11−2に取り付けるときは、該絶縁保護容器40の両端の小径部41a、41bを、電線10の中間芯線露出部11−2の両端の絶縁被覆部12a、12bに外嵌し、前記大径部42を中間芯線露出部11−2上に配置する。このとき、絶縁保護容器40はゴム製で弾性を有するため、絶縁被覆部12a、12bの外周面に前記小径部41a、41bが密着し、中間芯線露出部11−2をシール状態で覆うことができる。この状態で、絶縁保護容器40の両端の前記小径部41a、41bから電線10にかけてテープ45を巻き付け、絶縁保護容器40を位置決め固定する。
本実施形態においても、絶縁保護容器40の大径部42内は空洞であり、前記中間芯線露出部11−2は前記開口43を覆う透湿性被膜材44を通じて外気との通気性を保つことができる。従って、コネクタ18に負圧が発生しても、この開口43から空気を吸引してコネクタ18の負圧を解消することができると共に、端末芯線露出部11−1および中間芯線露出部11−2からの水の吸引を防止することができる。
また、絶縁保護容器40の中間部を大径部42とすることにより、開口43を大きく設けることができるため、該開口43からの空気吸引を効果的に行い、端末芯線露出部11−1への負圧の伝達をより確実に阻止することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、浸水領域側の端末にはアース端子以外の端子を接続してもよい。また、絶縁保護容器には、透湿性被膜材に覆われた開口を複数設けてもよい。防水コネクタの密閉構造は、端子挿入口に樹脂等を充填してシールするもののほか、端子挿入口の内壁にシール構造を突設しているものでもよい。
本発明の第一実施形態に係る電線の止水構造を示す全体概略図である。 防水コネクタの要部を示す断面図である。 図1に示す電線の止水構造の要部を示す分解斜視図である。 本発明の第二実施形態に係る電線の止水構造を示す全体概略図である。 図4に示す電線の止水構造の要部を示し、(A)は分解斜視図であり、(B)は絶縁保護容器を取り付けた状態を示す斜視図である。 本発明の第三実施形態に係る電線の止水構造の要部を示す拡大斜視図である。 図6に示す絶縁保護容器の断面図である。 従来例の図である。 他の従来例の図である。
符号の説明
10 電線
11−1 端末芯線露出部
11−2 中間芯線露出部
13 アース端子
15 防水コネクタ
18 コネクタ
20、37、44 透湿性被膜材
21 ホットメルト接着剤
30、40 絶縁保護容器
36、43 開口
38 ブチル

Claims (5)

  1. 浸水領域に位置する端末側からコネクタ接続される他端末の間に絶縁被覆が皮剥ぎされた芯線露出部を設け、該芯線露出部を通気性と防水性を備えた透湿性被膜材でシール状態で覆い、前記コネクタ側で発生する負圧により前記透湿性被膜材から空気を吸引させて前記浸水領域から水を吸引させない構成としていることを特徴とする電線の止水構造。
  2. 浸水領域に位置する端末側からコネクタ接続される他端末の間に絶縁被覆が皮剥ぎされた芯線露出部を設け、該芯線露出部をシール状態で覆う絶縁保護容器を設け、該絶縁保護容器に設けた開口を、通気性と防水性を備えた透湿性被膜材で覆い、前記コネクタ側で発生する負圧により前記透湿性被膜材から空気を吸引させて前記浸水領域から水を吸引させない構成としていることを特徴とする電線の止水構造。
  3. 前記絶縁保護容器は樹脂成形品からなり、薄肉ヒンジ部を介して一端が連結されると共に他端に互いに結合されるロック部を設けた両側枠部からなり、該一側枠部に前記透湿性被膜材で覆われた開口を設け、かつ、前記両側枠部に外周縁に沿ってシール剤が塗布されており、前記芯線露出部を挟んで前記両側枠部を閉じてロック結合している請求項2に記載の電線の止水構造。
  4. 前記絶縁容器は、ゴム等からなる筒体からなり、その一部に前記透湿性被膜材で覆われた開口を設け、前記筒体で前記芯線露出部を外嵌し、該筒体の両端を前記電線にテープ巻き結束している請求項2に記載の電線の止水構造。
  5. 前記浸水領域に位置する電線端末にはアース端子が接続され、該アース端子が浸水領域のエンジンルーム内の車体パネルあるいは機器に固定され、前記他端のコネクタは室内側に配置されている請求項乃至請求項4のいずれか1項に記載の電線の止水構造。
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