JP2000058188A - 防水カプラ - Google Patents

防水カプラ

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JP2000058188A
JP2000058188A JP10221690A JP22169098A JP2000058188A JP 2000058188 A JP2000058188 A JP 2000058188A JP 10221690 A JP10221690 A JP 10221690A JP 22169098 A JP22169098 A JP 22169098A JP 2000058188 A JP2000058188 A JP 2000058188A
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JP
Japan
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electric wire
sealing
grommet
insertion hole
gap
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP10221690A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiro Iwasaki
明裕 岩崎
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】被覆付き電線2の端部に装着される防水カプラ
において、電線2の被覆部2b内の芯線2a間の隙間を
通してカプラハウジング4内に水が侵入することを防止
する。 【解決手段】被覆部2b内にシール剤を注入して、芯線
2a間の隙間をシールする。また、カプラハウジング1
の電線挿入孔4aの開口端側の空隙、或いは、グロメッ
ト6の外周のシールビード6a間の空隙にもシール剤a
を注入して、グロメット6が劣化したときのシール性を
確保するシール部7を形成する。被覆部2bに、該被覆
部2bの内部をシール部7に連通する連通路8を形成
し、電線挿入孔4aの周壁部に形成した注入口9からシ
ール部7と被覆部2b内とにシール剤aを注入できるよ
うにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被覆付き電線の端
部に装着される防水カプラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の防水カプラは、電線の端
部を、電線の被覆部に外挿したグロメットを介してカプ
ラハウジングの電線挿入孔に液密に挿入し、カプラハウ
ジング内の電気接続部に水が侵入しないようにしてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例の防水カプ
ラでは、電線の被覆部に傷やクラックが入ると、毛細管
現象或いはカプラ内外の圧力差等により電線の芯線間の
隙間を通して電気接続部に水が侵入してしまうことがあ
る。
【0004】本発明は、以上の点に鑑み、電線の被覆部
内に水が入っても、カプラハウジング内の電気接続部の
防水性を確保できるようにした防水カプラを提供するこ
とを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
本発明は、被覆付き電線の端部に装着される防水カプラ
であって、電線の端部を、電線の被覆部に外挿したグロ
メットを介してカプラハウジングの電線挿入孔に液密に
挿入するものにおいて、電線の端部の被覆部内にシール
剤を注入し、電線の芯線間の隙間をシールしている。
【0006】本発明によれば、電線の被覆部に傷やクラ
ックが入っても、被覆部内の芯線間の隙間はシール剤で
シールされているため、芯線間の隙間を通して水が侵入
することはなく、カプラハウジング内の電気接続部の防
水性が確保される。
【0007】また、前記電線挿入孔に前記グロメットを
グロメットの尾端が電線挿入孔の開口端より内方に入り
込むように挿入し、電線挿入孔の開口端側の空隙にシー
ル剤を注入して、該空隙をシールするシール部を形成
し、或いは、前記グロメットに形成した外周のシールビ
ード間にシール剤を注入して、前記電線挿入孔の内壁面
とシールビード間との空隙をシールするシール部を形成
すれば、グロメットの劣化等で、電線挿入孔の内壁面と
グロメットとの間のシール性が低下しても、シール部に
よって水の侵入を防止でき、防水性が一層向上する。
【0008】ここで、電線挿入孔の開口端側の空隙にシ
ール部を形成する場合、電線の被覆部に、該被覆部の内
部を前記シール部に連通する連通路を形成し、また、電
線挿入孔の内壁面とシールビード間との空隙にシール部
を形成する場合、グロメットと電線の被覆部とに、該被
覆部の内部を前記シール部に連通する連通路を形成して
おけば、シール部へのシール剤の注入で被覆部内にもシ
ール剤を注入でき、更に、電線挿入孔の周壁部に、前記
シール部に連通するシール剤の注入孔を形成しておけ
ば、電線の端部にカプラを装着した状態でカプラハウジ
ングの外周から電線に邪魔されることなくシール部及び
被覆部内にシール剤を注入でき、注入作業が容易にな
る。
【0009】
【発明の実施の形態】図1を参照して、1は電子制御ユ
ニット等の電気機器であり、被覆付き電線2の端部に装
着したカプラ3を電気機器1の器体に設けた差込部1a
に差込み自在としている。
【0010】カプラ3は、カプラハウジング4と、カプ
ラハウジング4内のプラグ5とで構成されており、電線
2の端部をカプラハウジング4の電線挿入孔4aに挿入
して、電線2の芯線2aをプラグ5にかしめ等で結線
し、カプラ3を差込部1aに差込んだとき、電気機器1
内の基板1b上のばね端子1cにプラグ5が接触して、
電線2が基板1bに電気的に接続されるようにしてい
る。
【0011】電線挿入孔4aには、図2に示す如く、電
線2の端部が、電線2の被覆部2bに外挿したグロメッ
ト6を介して液密に挿入されており、かくて、プラグ5
に対する電線2の結線部やプラグ5と基板1bとの接触
部といった電気接続部への水の侵入を防止する防水カプ
ラを構成している。グロメット6は、ゴム製で、外周に
複数のシールビード6aが形成されており、電線挿入孔
4aの内壁面にシールビード6aが密着して、シール性
が確保される。また、差込部1aの内端面にカプラハウ
ジング4の端面との間に挟まれるシールリング1dを設
け、カプラハウジング4の外周からの器体内への水の侵
入も防止できるようにしている。
【0012】ところで、電線2の被覆部2bに傷やクラ
ックが入って、被覆部2b内に水が侵入すると、毛細管
現象やカプラの内外の圧力差等により水が電線2の芯線
2a間の隙間を通してカプラハウジング4内に侵入し、
電気接続部の防水性が損われる可能性がある。尚、電線
2の芯線2aは、実際には、図2のように複数本を並設
するのではなく、複数本を撚り合わせているが、芯線2
a間に微小な隙間が残るため、水が浸透する。
【0013】そこで、本実施形態では、電線2の被覆部
2b内にシール剤aを注入して、芯線2a間の隙間をシ
ールし、この隙間を通して水が侵入することを防止でき
るようにしている。シール剤aとしては、シリコン系の
浸透性の有るゲル状のものを用いることが望ましい。
【0014】また、本実施形態では、電線挿入孔4aに
グロメット6をグロメット6の尾端が電線挿入部4aの
開口端より内方に入り込むように挿入し、電線挿入孔4
aの開口端側の空隙にシール剤aを注入して、該空隙を
シールするシール部7を形成している。これによれば、
グロメット6の劣化等でグロメット6と、電線挿入孔4
aの内壁面との間のシール性が低下しても、シール部7
によって水の侵入を防止でき、防水性が一層向上する。
【0015】この場合、電線2の被覆部2b内とシール
部7とに個別にシール剤aを注入することも可能である
が、これでは手間がかかるため、本実施形態では、電線
2の被覆部2bに、該被覆部2bの内部をシール部7に
連通する連通路8を形成し、シール部7にシール剤aを
注入する際に、連通路8を介して被覆部2b内にもシー
ル剤aが注入されるようにしている。更に、本実施形態
では、電線挿入孔4aの周壁部に、シール部7に連通す
るシール剤の注入孔9を形成し、カプラハウジング4の
外周側から電線2に邪魔されることなくシール部7及び
被覆部2b内にシール剤aを注入できるようにしてい
る。尚、連通路8は、被覆部2bに形成した径方向の透
孔で形成しているが、被覆部2bを分割して、この分割
部の隙間で連通路8を構成しても良い。
【0016】図3は第2実施形態を示し、上記第1実施
形態と同様の部材には上記と同一の符号を付している。
第1実施形態と相違するのは、グロメット6のシールビ
ード6a間にシール剤aを注入して、電線挿入孔4aの
内壁面とシールビード6a間との空隙をシールするシー
ル部10を形成し、グロメット6の劣化等によってもシ
ール部10で防水性を確保できるようにしたことであ
る。また、第2実施形態では、電線2の被覆部2bとグ
ロメット6とに、被覆部2bの内部とシール部10とを
連通する連通路8,11を形成すると共に、電線挿入孔
4aの周壁部に、シール部10に連通するシール剤aの
注入孔9を形成し、該注入孔9からシール部10と被覆
部2b内とにシール剤aを注入できるようにしている。
【0017】尚、第2実施形態のものでは、グロメット
6に、被覆部2bの連通路8に連通する内周の環状溝1
1aと、該溝11aとシール部10とを連通する径方向
の透孔11bとを形成して、これら環状溝11aと透孔
11bとで連通路11を構成しているが、図4に示す第
3実施形態の如く、グロメット6を分割し、この分割部
の隙間で連通路11を構成しても良い。
【0018】また、図5に示す第4実施形態の如く、電
線挿入孔4aの周壁部に、シール剤aの注入孔9に加え
てシール部10に連通する排出孔12を形成しても良
く、これによれば、排出口12からのエア抜きにより、
シール部10にエアを残すことなくシール剤aを充填で
きる。
【0019】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、電線の被覆部内の芯線間の隙間を通して水が
侵入することを防止でき、防水性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明カプラの使用状態を示す図
【図2】本発明カプラの第1実施形態の截断側面図
【図3】本発明カプラの第2実施形態の截断側面図
【図4】本発明カプラの第3実施形態の截断側面図
【図5】本発明カプラの第4実施形態の截断側面図
【符号の説明】
2 電線 2a 芯線 2b 被覆部 3 カプラ 4 カプラハウジング 4a 電線挿入孔 6 グロメット 6a シールビード 7,10 シール部 8被覆部の
連通路 9 注入孔 11 グロメットの
連通路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被覆付き電線の端部に装着される防水カプ
    ラであって、電線の端部を、電線の被覆部に外挿したグ
    ロメットを介してカプラハウジングの電線挿入孔に液密
    に挿入するものにおいて、 電線の端部の被覆部内にシール剤を注入し、電線の芯線
    間の隙間をシールする、 ことを特徴とする防水カプラ。
  2. 【請求項2】前記電線挿入孔に前記グロメットをグロメ
    ットの尾端が電線挿入孔の開口端より内方に入り込むよ
    うに挿入し、電線挿入孔の開口端側の空隙にシール剤を
    注入して、該空隙をシールするシール部を形成すること
    を特徴とする請求項1に記載の防水カプラ。
  3. 【請求項3】前記電線の被覆部に、該被覆部の内部を前
    記シール部に連通する連通路を形成することを特徴とす
    る請求項2に記載の防水カプラ。
  4. 【請求項4】前記グロメットに形成した外周のシールビ
    ード間にシール剤を注入して、前記電線挿入孔の内壁面
    とシールビード間との空隙をシールするシール部を形成
    することを特徴とする請求項1に記載の防水カプラ。
  5. 【請求項5】前記グロメットと前記電線の被覆部とに、
    該被覆部の内部を前記シール部に連通する連通路を形成
    することを特徴とする請求項4に記載の防水カプラ。
  6. 【請求項6】前記電線挿入孔の周壁部に、前記シール部
    に連通するシール剤の注入孔を形成することを特徴とす
    る請求項3又は5に記載の防水カプラ。
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Effective date: 20051101