JP2002270281A - 防水型シールドコネクタ - Google Patents

防水型シールドコネクタ

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JP2002270281A
JP2002270281A JP2001062294A JP2001062294A JP2002270281A JP 2002270281 A JP2002270281 A JP 2002270281A JP 2001062294 A JP2001062294 A JP 2001062294A JP 2001062294 A JP2001062294 A JP 2001062294A JP 2002270281 A JP2002270281 A JP 2002270281A
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JP
Japan
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shielded
connector
wire
electric wire
shield
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JP2001062294A
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English (en)
Inventor
Tadashi Miyazaki
正 宮崎
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シールド性能を向上させ、さらにコストダウ
ンも可能にできる防水型シールドコネクタを提供する。 【解決手段】 コネクタハウジング30はアルミダイキ
ャスト製であり、シールド電線20の外径よりも大きな
内径を備えた電線挿通孔31と、その筒部31の一端側
(図1の左端側)において径方向に延出する取付片部3
2とが一体成型されている。電線挿通孔31には導電パ
イプ27の端部がストッパ突部33に当接する位置まで
差し込んで圧入され、これがシールド電線20のシール
ド層23にカシメ付けられ、電線挿通孔31とシールド
電線20との間はモール樹脂層28により液密にシール
されている。コネクタハウジング30の端面には機器側
パッキン35が装着されて相手側のシールド壁10に密
着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気機器のシール
ド壁を貫通させてシールド電線を内部に導入するための
防水型シールドコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】図4には、従来の防水型シールドコネク
タの一例として、特開平12−46947号公報に掲載
されているものが示されている。このシールドコネクタ
は、板材を打ち抜いて形成したフランジ板1にシールド
電線2の先端を貫通させ、そのシールド電線2の編組線
からなるシールド層3に導電パイプ4をカシメ付けると
ともに、その導電パイプ4をフランジ板1に圧入し、全
体を絶縁性樹脂でモールドしたハウジング5にて覆った
構成である。ハウジング5にはシールド電線2の先端側
に延びる筒部5Aが突設され、ここに防水用のシールリ
ング6が嵌着されている。ハウジング5の筒部5Aを電
気機器のシールド壁7に形成した電線貫通孔7A内に差
し込み、フランジ板1をシールド壁7に宛ってボルト8
にて固定することでコネクタが取り付けられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のシー
ルドコネクタの構成では部品点数が多く、また、モール
ド成型によりハウジング6を製造するために、歩留まり
を高くできずにコスト高となるという問題がある。さら
には、電気機器のシールド壁8との間を、ハウジング6
の筒部6Aの外周に嵌着したシールリング7によって防
水する構成であるから、電気機器のシールド壁8はある
程度の厚さが必要となり、外箱を薄い板材によって構成
したものには使用できないという問題もある。
【0004】本発明は上記のような事情に基づいて完成
されたものであって、部品点数を削減してコストダウン
を図ることができ、また、電気機器のシールド壁が薄く
ても使用可能な防水型シールドコネクタを提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段として、請求項1の発明は、シールド電線の端
末部に設けられ、電気機器のシールド壁に取り付けられ
て前記シールド電線をそのシールド壁を貫通させて内部
に導入すると共に、シールド電線のシールド層をシール
ド壁に導通接続する防水型シールドコネクタにおいて、
シールド電線を貫通させる電線挿通筒部およびシールド
壁に取り付けるための取付片部を一体に有するダイキャ
スト金属製のコネクタケースと、シールド電線の端末部
で露出するシールド層に嵌着してカシメ付けられ、コネ
クタケースの電線挿通筒部に圧入された導電パイプと、
この導電パイプによるカシメ部分を含んでシールド電線
の端末部をコネクタケースの電線挿通筒部と共にモール
ドするモールド樹脂層と、コネクタケースのうち電線挿
通筒部の開口縁を取り囲んで装着され、そのコネクタケ
ースの取付片部を電気機器のシールド壁に宛って取り付
けることによりシールド壁との間に挟み付けられる機器
側パッキンとを備えた構成に特徴を有する。
【0006】また、請求項2の発明は、請求項1の発明
において、電線挿通筒部の内周部に、その端部から所定
深さ位置に導電パイプの先端が当接するストッパ部を形
成したところに特徴を有する。
【0007】
【発明の作用及び効果】請求項1の発明によれば、シー
ルド電線のシールド層には導電パイプが嵌着され、これ
が金属製のコネクタケースの電線挿通筒部に圧入または
インサート成型により一体化されており、シールド層は
導電パイプおよびコネクタケースを介して電気機器のシ
ールド壁に電気的に連なる。従って、従来必要であった
金属製のフランジ板が不要となり、部品点数を削減して
コストダウンを図ることができる。また、導電パイプは
コネクタケースの電線挿通筒部に圧入またはインサート
成型により一体化されているから、接触面積を十分に確
保することができ、接触抵抗を低くしてシールド性能を
高めることができる。さらに、コネクタケースの取付片
部を電気機器のシールド壁に宛って取り付けることによ
りシールド壁との間に挟み付けられる機器側パッキンと
を備えた構成としているから、電気機器のシールド壁に
厚さは必要なくなり、これを薄い板材にて製造すること
も可能になる。
【0008】さらに、請求項2の構造では、導電パイプ
を電線挿通筒部に圧入する場合に導電パイプの先端がス
トッパ部に当接するようになるから、圧入深さを一定値
に保持することができ、製品毎に安定した値の接触抵抗
値を得ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を例えば電気自動車
のモータへの接続構造に適用した一実施形態について図
1ないし図4を参照しつつ説明する。電気機器としての
モータは導電性のシールド壁10によって包囲されてお
り、そのシールド壁10の所要部分に電線を引き込むた
めの電線導入孔11が形成されている。一方、このモー
タに電力を供給するためのシールド電線20は、図2に
示すように、軸心側から芯線21、内部絶縁層22、編
組線からなるシールド層23及び外部被覆層24を順次
同心状に備えてなる周知構成である。
【0010】このシールド電線20の端末部は、芯線2
1、内部絶縁層22及びシールド層23が先端側から順
次露出されており、その芯線21の先端には端子25が
カシメ付けられている。また、外部被覆層24の先端部
には金属スリーブ26が嵌合され、シールド層23先端
の露出部分がその金属スリーブ26上に折り返されるよ
うになっている。そして、図1に示すように、折り返さ
れたシールド層23の外側には、導電パイプ27が嵌合
されて金属スリーブ26上でカシメ付けられ、これにて
シールド層23が導電パイプ27に電気的に接続され
る。なお、金属スリーブ26は導電パイプ27のカシメ
時における圧縮力を受ける。
【0011】コネクタハウジング30は金属ダイキャス
ト製、例えばアルミダイキャスト製であり、シールド電
線20の外径よりも十分に大きな内径を備えた電線挿通
孔31を備えると共に、径方向に延出する取付片部32
が一体成型されている。電線挿通孔31の内周部には左
端側から所定深さ寸法の箇所にストッパ部に相当するス
トッパ突部33が一体に形成されており、電線挿通孔3
1の左端部には前記シールド電線20にカシメ付けられ
た導電パイプ27の端部が上記ストッパ突部33に当接
する位置まで差し込んで圧入されている。なお、この導
電パイプ27は一端部が予めコネクタハウジング30の
電線挿通孔31に圧入され、この導電パイプ27内にシ
ールド電線20を挿通させてシールド層23に導電パイ
プ27をカシメ付けたものである。
【0012】この導電パイプ27のカシメ部には、ここ
を覆うようにモールド樹脂層28がインサート成型によ
り形成され、そのモールド樹脂28が導電パイプ27の
全周を覆うと共に、導電パイプ27の端部に回り込んで
シールド電線20の内部絶縁層22の全周に環状に密着
して液密にシールし、反対側では前記ストッパ突部33
間の隙間を通って電線挿通孔31の反対側に達してお
り、ここでシールド電線20の外部被覆層24の外周に
環状に密着する電線シール部28Aが形成されている。
【0013】また、コネクタハウジング30のうち上記
導電パイプ27の圧入側の端面には、電線挿通孔31の
開口端の周囲に位置して環状溝34が形成され、ここに
機器側パッキン35が嵌合されている。この機器側パッ
キン35は取付片部32の外周の3カ所に形成した切欠
部36(図3参照)に係合爪部35Aを係合させること
でコネクタハウジング30に固定されている。
【0014】なお、上記取付片部32は涙滴型をなして
おり、前記環状溝34の外周側に取付孔38が形成さ
れ、ここに挿通させたボルト39によってコネクタハウ
ジング30をシールド壁10に固定されるようになって
いる。コネクタハウジング30がシールド壁10に固定
された状態では、導電パイプ27よりも先端側部分がシ
ールド壁10の奥方に貫通して位置しており、機器側パ
ッキン35がコネクタハウジング30とシールド壁10
との間で圧縮され、双方に密着して防水機能が発揮され
る。
【0015】この本実施形態のシールドコネクタによれ
ば、コネクタハウジング30の取付片部32をモータの
シールド壁10に固定した状態では、シールド電線20
のシールド層23は導電パイプ27を介してコネクタハ
ウジング30に電気的に連なり、そのコネクタハウジン
グ30の取付片部32を介してシールド壁10に電気的
に連なる。ここで、導電パイプ27はコネクタハウジン
グ30の電線挿通孔31に圧入されており、そのコネク
タハウジング30はアルミダイキャスト製であるから、
その圧入深さは十分に確保することができ、従って、圧
入部分の接触抵抗を十分に低く抑えることができ、これ
にてシールド性能を高めることが可能である。また、コ
ネクタハウジング30とシールド電線20との間はモー
ルド樹脂層28により液密にシールされているから、確
実なシール性が得られる。しかも、コネクタハウジング
30とシールド壁10との間に機器側パッキン35を装
着する構成であるから、シールド壁10の厚さ寸法が薄
い場合でも確実な防水構造とすることができるという効
果を奏する。
【0016】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。
【0017】(1)上記実施形態では、導電パイプ27
をコネクタハウジング30の電線挿通孔31に圧入して
一体化したが、これはコネクタハウジング30の製造時
にインサート成型により一体化してもよい。
【0018】(2)上記実施形態では、電線挿通孔31
にストッパ突部33を形成したが、これは必要に応じて
設ければよい。
【0019】(3)上記実施形態では、1本のシールド
電線20に対して1個のコネクタハウジング30を貫通
させるようにしたが、1個のコネクタハウジングに例え
ば3本の電線挿通筒部を形成して3本のシールド電線を
貫通させる構成としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す断面図
【図2】シールド電線の端末部を示す側面図
【図3】シールドコネクタの正面図
【図4】従来のシールドコネクタを示す断面図
【符号の説明】
10…シールド壁 20…シールド電線 23…シールド層 27…導電パイプ 28…モールド樹脂層 30…コネクタハウジング 31…電線挿通筒部 32…取付片部 33…ストッパリング 34…環状溝 35…機器側パッキン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮崎 正 愛知県名古屋市南区菊住一丁目7番10号 株式会社オートネットワーク技術研究所内 Fターム(参考) 5E087 EE08 FF18 LL05 LL12 MM09 MM12 RR03 RR05 RR12 RR36

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シールド電線の端末部に設けられ、電気
    機器のシールド壁に取り付けられて前記シールド電線を
    そのシールド壁を貫通させて内部に導入すると共に、前
    記シールド電線のシールド層を前記シールド壁に導通接
    続する防水型シールドコネクタにおいて、 前記シールド電線を貫通させる電線挿通筒部および前記
    シールド壁に取り付けるための取付片部を一体に有する
    ダイキャスト金属製のコネクタケースと、 前記シールド電線の端末部で露出する前記シールド層に
    嵌着してカシメ付けられ、前記コネクタケースの前記電
    線挿通筒部に圧入された導電パイプと、 この導電パイプによるカシメ部分を含んで前記シールド
    電線の端末部を前記コネクタケースの電線挿通筒部と共
    にモールドするモールド樹脂層と、 前記コネクタケースのうち前記電線挿通筒部の開口縁を
    取り囲んで装着され、そのコネクタケースの前記取付片
    部を前記電気機器のシールド壁に宛って取り付けること
    により前記シールド壁との間に挟み付けられる機器側パ
    ッキンとを備えてなる防水型シールドコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記電線挿通筒部の内周部には、その端
    部から所定深さ位置に前記導電パイプの先端が当接する
    ストッパ部が形成されていることを特徴とする請求項1
    記載の防水型シールドコネクタ。
JP2001062294A 2001-03-06 2001-03-06 防水型シールドコネクタ Pending JP2002270281A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7153146B2 (en) 2005-04-15 2006-12-26 Hitachi Cable, Ltd. Termination structure of cable with shield layer
JP2008130555A (ja) * 2006-11-22 2008-06-05 Coninvers Eletrotechnische Bauelemente Gmbh 壁固定型プラグ式コネクター
JP2010211935A (ja) * 2009-03-06 2010-09-24 Yazaki Corp 高圧電線l字状コネクタ
WO2022057632A1 (zh) * 2020-09-16 2022-03-24 东莞中工通明光电科技有限公司 一种快接防水防尘接头及快接防水防尘连接结构

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