JP6092237B2 - 遮蔽された差込みコネクタ及び遮蔽された差込みコネクタを製造する方法 - Google Patents

遮蔽された差込みコネクタ及び遮蔽された差込みコネクタを製造する方法 Download PDF

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Description

本発明は、それぞれ独立請求項の上位概念に記載の遮蔽された差込みコネクタ並びに遮蔽された差込みコネクタを製造する方法に関する。
前記上位概念を形成するDE102006012194A1から公知の、遮蔽された差込みコネクタ(この場合はL型構造)は、遮蔽スリーブによって取り囲まれたコンタクト支持体を含む構成群を有しており、コンタクト支持体の内部には、遮蔽メッシュを有するケーブルの複数の電気的な導体の端部に結合された、複数のコンタクトパートナーが配置されており、この場合、遮蔽スリーブと、ケーブルの一方の端部から延びる遮蔽シェルとによって形成される遮蔽ケーシングが、ケーブルの前記端部からコンタクト支持体まで延在している。このような遮蔽された差込みコネクタにより、ケーブルの電気的な導体と、これらの導体の端部に結合されたコンタクトパートナーとを介して、信号、特に高周波信号を伝達することが可能になる。差込みコネクタを、対応差込みコネクタに嵌め合わせる場合には、差込みコネクタのコンタクトパートナーと、対応する対応差込みコネクタのコンタクトパートナーとを嵌め合わせることだけが必要とされているのではなく、伝達される信号の、電波障害に対する遮蔽が一貫して生ぜしめられていることも保証されていなければならない。同時に、ケーブルに沿って、且つまた差込み接続領域内でも一貫して遮蔽することにより、電気的な導体から高周波信号が外部に放射されることが阻止される、ということを保障する必要がある。この目的のために、前記上位概念を形成する従来技術では、自体公知の形式で遮蔽メッシュ等を有しているケーブルの端部に、差込みコネクタが配置されている。この差込みコネクタは、コンタクト支持体を有していて、このコンタクト支持体自体は、コンタクトパートナーが配置されたコンタクト室を有している。コンタクト支持体は、非導電性の材料(例えばプラスチック等)から成っているので、コンタクト支持体は、遮蔽物によって取り囲む必要がある。この場合、ケーブルの端部からコンタクト支持体まで、場合によってはローレット目付きナット等まで延在している遮蔽ケーシングは、複数の部分から成っている。つまり、導電性の材料から成る遮蔽スリーブが、コンタクト支持体を軸方向に見て同軸的に覆うようにして配置されている。この遮蔽スリーブは、例えば押さえねじ又はローレット目付きナット等の接続部材と導電接続している。この接続部材によって、差込みコネクタが対応差込みコネクタに嵌め合わされた場合に、差込みコネクタが当該接続部材を介して、対応差込みコネクタの対応する接続部材に、(差込み部の分離を回避するために)機械的に位置固定されると同時に、電気的に接触接続されることが保証される。この電気的な接触接続の結果、遮蔽は差込み接続部を越えても生ぜしめられていることが保障される。
更に、前記上位概念を形成する従来技術において、遮蔽ケーシングは、遮蔽スリーブだけでなく、別の遮蔽シェルをも有しており、この場合、この別の遮蔽シェルは、2つの遮蔽シェル半部の形態で形成されている。遮蔽スリーブは、円筒壁と、フランジとを有しており、このフランジでもって遮蔽スリーブは、コネクタ挿入部に押さえねじで保持される。更に遮蔽スリーブは、溝を有しており、この溝には遮蔽ケーシングの遮蔽シェル半部が、対応する継ぎ目でもって係合する。これらの遮蔽シェル半部の正しい整合を保証するためには、更に複数のストッパが設けられている。遮蔽シェル半部は、ホットメルト接着剤を噴射するための各1つの開口を有している。更に遮蔽シェル半部は、それぞれピンを有しており、これらのピンは、所属のシェル半部に設けられた、対応する穴に係合する。寸法は、遮蔽シェル半部を組み立てる際にプレス嵌めが行われるように、設定されている。
遮蔽シェルの、2つの構成部材としての前記構成を製造するには、特に手間がかかる。それというのも、互いに結合されるべき両遮蔽シェル半部は、複雑な幾何学形状を有しているからである。更に、ホットメルト接着剤を遮蔽シェルの内部に導入せねばならない開口は、高周波の観点から見て欠点である。それというのも、これらの開口は遮蔽を一切形成しないからである。その結果、妨害信号が、前記開口を介して差込みコネクタの内部に侵入するか、又は外部に向かって出て行くことになる。よって、要求される高周波シール(シールド若しくは遮蔽)は、満足のいくように保証されてはいない。
したがって本発明の根底を成す課題は、冒頭で述べた欠点を回避する、遮蔽された差込みコネクタ及びこのような遮蔽された差込みコネクタを製造する方法を提供することにある。特に、従来技術に比べて改善された遮蔽作用が生ぜしめられていることが保障されていると同時に、差込みコネクタの製造も簡略化され、且つ部品の種類も減らされることが望ましい。
遮蔽された差込みコネクタの構造に関して前記課題を解決するために、本発明では、遮蔽ケーシング若しくは遮蔽シェルが一体的に形成されている。この遮蔽ケーシングは、特にプレス嵌めでケーブルに固定されている。つまり、従来技術では遮蔽スリーブと、2つの遮蔽ケーシング半部とによって形成される遮蔽ケーシングが、遮蔽スリーブと、一体的に形成された遮蔽シェルとによって代替される。このことは、部品の種類が減らされる、という利点を有している。更に、一体的に形成された遮蔽シェルは、好適にはホットメルト接着剤等を供給するための開口を一切有していないので、構成群(遮蔽スリーブ、コンタクト支持体、接続部材等)を挿入するために必要とされる開口だけが存在することになる。遮蔽ケーシングは別の開口を有していないので、遮蔽ケーシングは、ケーブルの端部領域とコンタクト支持体とが配置されている内部領域を、高周波に対して完全にシールしている。充填材料(ホットメルト接着剤等)を供給するために別の開口が設けられていることが望ましい場合、この開口は、高周波シールドが保障されている程度の小ささに選択されている。これにより、差込みコネクタに妨害電波が外部から侵入することは一切できなくなる、ということが有利に保証され、且つ高周波信号が差込みコネクタから外部に放射されることも阻止される。更に、特に一体的に形成された遮蔽シェルはプレス嵌めでケーブルに固定されているので、これにより取付けが著しく簡略化されることになる。それというのも、ケーブルに遮蔽ケーシングを固定すると同時に、ケーブルの遮蔽メッシュも接触接続され、且つ同時に引っ張り力の軽減が実現されるからである。
本発明の改良において、遮蔽ケーシング若しくは遮蔽シェルは、スリットを有している。このスリットを介して、ケーブルを含む前記構成群を遮蔽ケーシングに挿入し、且つ当該スリットを取り囲む遮蔽ケーシングの領域を圧縮することが可能であり、これにより、プレス嵌めが実現され、この場合、圧縮されたスリットの領域には、ケーブルの端部が配置されているか、又はケーブルの遮蔽メッシュの準備された端部領域も配置されている。
本発明の改良において、遮蔽ケーシング若しくは遮蔽シェルのスリットの領域には、同軸的に取り囲むようにして、クリンプスリーブが配置されている。このクリンプスリーブによって、遮蔽ケーシングの、スリットが存在している領域は、遮蔽メッシュに接触接続させられる。更にクリンプスリーブは、該クリンプスリーブが導電性材料から成っている場合には、遮蔽ケーシングの不変のままで残されたスリットが、高周波に対して閉鎖される、という利点を有している。このことは、圧縮後にスリットがまだ僅かに存在していることが望ましい場合についても当てはまり、残留ギャップを閉鎖することにより、高周波シールドが更に改善される。更に、クリンプスリーブの配置及び圧縮には、更なる組立簡略化をも伴う。それというのも、前記構成群が遮蔽ケーシングに挿入され、且つスリットはまだ圧縮されていない場合に、クリンプスリーブを、まだ圧縮されていないスリットに被せ嵌めて、両者を同時に圧縮することができるからである。
本発明の改良において、遮蔽メッシュは、遮蔽ケーシング若しくは遮蔽シェルの内側及び/又は遮蔽ケーシングの外側に接触している。これにより、遮蔽メッシュを電気的且つ機械的に遮蔽ケーシングに接続する複数の可能性が供与されている。つまり、クリンプスリーブが付加的に使用される場合は、遮蔽メッシュが有利には外側に接触している。クリンプスリーブの圧縮により、遮蔽メッシュはクリンプスリーブと共に、遮蔽ケーシングの外側に接触するように押し当てられて、その位置を機械的に固定されると同時に、この過程において電気的に接触接続される。これに対して択一的又は補足的に、遮蔽メッシュは、遮蔽ケーシングの内側に接触してもよい。この場合、例えばケーブルの端部を、遮蔽メッシュが露出されてケーブル外装の残留端部の方向に折り曲げられているように準備し、そこに遮蔽ケーシングの一方の端部領域、特にスリットを備える領域を配置して圧縮する。この場合もクリンプスリーブを使用してよいが、必須ではない。前記両ケースでは、遮蔽メッシュを遮蔽ケーシングに接続するための、組立技術的に極めて簡単なバリエーションが供与されている。実地との関連性は低いが、遮蔽メッシュが遮蔽ケーシングの内側と外側の両方に接触するように、遮蔽メッシュを準備し且つ組立過程を実施することも考えられる。これに関連して言及しておくと、「遮蔽メッシュ」とは、ケーブル、特に同軸ケーブルの遮蔽物のあらゆるバリエーションを意味するものである。即ち、ケーブルの少なくとも1つの、しばしば複数の内部導体を取り囲んでおり且つケーブル外装の下側に同軸的に配置されている遮蔽物は、必ずしもメッシュとして形成されているのではなく、他の形態で形成されていてもよい。
本発明の改良において、遮蔽シェルは、該遮蔽シェルが遮蔽スリーブを取り囲んでいる領域内に、少なくとも1つの突出部を有している。特に有利には、遮蔽シェルの周面にわたって配分された複数の突出部が設けられている。好適にはリブとして形成されているこれらの突出部によって、遮蔽スリーブの圧入時に、遮蔽スリーブ(より正確には遮蔽スリーブの表面)と、一体的な遮蔽シェル(より正確には遮蔽シェルの内側表面)との間に、複数の規定されたコンタクト箇所が生ぜしめられることになる。
本発明の改良において、少なくとも遮蔽シェルの外側表面及び/又は遮蔽シェルの内側には、ホットメルト接着剤が配置されている。これにより、機械的に安定した結合が、ケーブルの端部と、コンタクト支持体と、(遮蔽シェルと遮蔽スリーブとから形成された)遮蔽ケーシングとの間で得られる。遮蔽ケーシングの内部の中空室にホットメルト接着剤を充填することにより、遮蔽された差込みコネクタの内部領域の、遮蔽ケーシングの金属の構成部材間に水等が侵入することを阻止する、媒体密な結合が生ぜしめられる。この場合はホットメルト接着剤を充填することにより、特に差込みコネクタの長手方向での防水性が生ぜしめられている。
本発明の改良において、少なくとも遮蔽シェルは、少なくともその外側表面を、外装射出成形部によって取り囲まれている。差込みコネクタを取り囲んで射出成形を行うことにより、(場合によってはケーブルの一部に被さるようにして)ケーブルの端部から、対応差込みコネクタ用の接続部材(ローレット目付きナット、キャップナット等)の方向に延在するケーシングが得られる。このことは、簡単に自動化して1つのプラスチック射出成形過程で行うことができ、この場合は、予め組み立てられた差込みコネクタを射出成形型に入れ、次いでプラスチックからケーシングを射出成形する。この場合、接続部材は依然として、未だ遮蔽スリーブを巡って自由に運動可能に回動することができる、ということが保障されていなければならない。
遮蔽された差込みコネクタを製造する方法に関して本発明では、遮蔽スリーブの一方の端部領域と、ケーブルの一方の端部領域との間に、一体的に形成された遮蔽シェルを配置して、遮蔽ケーシング若しくは遮蔽シェルの内側に接触するケーブルの遮蔽メッシュに、プレス嵌めで固定する。既に述べたように、一体的に形成された遮蔽シェルによって、部品の種類が減らされ且つ組立が簡略化される。それというのも、組立に際して1つの部品を取り扱うだけで済むからである。この1つの部品が有する利点は、ケーブルの端部に配置された、準備された構成群を、一体的に形成された遮蔽シェルに挿入し、この遮蔽シェルを圧縮しさえすれば、プレス嵌め状態が得られる、という点にある。圧縮により、遮蔽シェルはケーブルの端部に固定されると同時に、ケーブルの遮蔽メッシュに電気的に接触接続されることになる。
本発明の改良において、方法に関しては、遮蔽シェルに設けられたスリットを圧縮することを想定しており、その結果、遮蔽シェルのこの領域は位置固定された状態で、ケーブルの端部を取り囲むことになる。これにより、スリットが配置されている遮蔽シェルの領域が、ケーブルの外装上で固定されるようになっており、この場合、遮蔽メッシュを遮蔽ケーシング、特に遮蔽ケーシングの遮蔽スリーブ又は遮蔽シェルにおいて電気的に接触接続させるためには、別の手段が必要とされている。これに対して択一的又は補足的に、スリットが位置する遮蔽シェルの領域が、電気的に接触接続もするように、遮蔽メッシュを取り囲むことが想定されている。つまり、遮蔽シェルを機械的にケーブルに位置固定する一方で、遮蔽ケーシングを遮蔽メッシュに電気的に接触接続させるためには、2つのステップが必要とされている。しかしながら好適には、1つのステップで実施される。やはり択一的又は補足的に、スリットの圧縮後に、遮蔽メッシュが遮蔽シェルの外側を取り囲み、次いでクリンプスリーブにより同軸的に位置固定し且つ電気的に接触接続するように取り囲まれることが想定されている。つまり、クリンプスリーブによって付加的に、スリットを(圧縮後も小さなギャップを有していることが望ましい場合は)高周波に対してシールすることが可能であり、この場合はクリンプスリーブによっても、遮蔽メッシュは遮蔽シェルに位置固定されるように且つ電気的に接触接続されるように固定される。この場合、この目的のために、遮蔽メッシュはクリンプスリーブの内側と、スリットの領域の遮蔽シェルの外側との間に同軸的に、場合によっては被さるように、位置している。
差込みコネクタの原理図である。 ケーブルの端部に配置された構成群の複数の要素の平面図(左側)と断面図(右側)である。 図2に示した組立段階の次の組立段階を示す図である。 遮蔽シェルの全体と詳細とを示す図である。 図2において準備された構成群が遮蔽シェルに挿入されている差込みコネクタの断面図である。 遮蔽シェルの内側領域が、ケーブルの端部領域の一部を覆って係合するように、ホットメルト接着剤を有していることを示す図である。 外装射出成形部を示す図である。 本発明による差込みコネクタの別の重要な構成を示す図である。 本発明による差込みコネクタの更に別の重要な構成を示す図である。 本発明による差込みコネクタの更に別の重要な構成を示す図である。 本発明による差込みコネクタの更に別の重要な構成を示す図である。 完成した差込みコネクタの断面図である。 図4又は図8に示した遮蔽シェルを詳細に示した図である。 上部図面は、完成した差込みコネクタを立体的に示す図であり、下部左側の図面は、差込みコネクタの差込み面を上から見た図であり、下部右側の図面は、差込みコネクタの断面図である。
以下に、遮蔽された差込みコネクタの実施形態、並びにその製造方法を図面につき説明する。
図1には原理図として、ここではL型差込みコネクタとして形成されている、差込みコネクタ1の典型的な構造が示されている。その他に直線的な構造も考えられる。差込みコネクタ1は、ケーブル2の端部に配置されていて、コンタクト支持体3と、対応差込みコネクタ(図示せず)に対する接続部材とを有している。この接続部材は、ローレット目付きナット4、押さえねじ等として形成されている。好適には、差込みコネクタ1は丸型構造で構成されているが、他の構造も排除されてはいない。連続した遮蔽を得るために、差込みコネクタ1は、以下に説明する遮蔽ケーシング5を有している。この場合、ケーブル2は、データ信号を伝達する1つ又は複数の電気的な導体を備えたデータケーブルである。ケーブル2に入射する電波による電波障害又はケーブル2から出射する電波による電波障害を回避するために、ケーブル2は遮蔽部を有している。この場合、基本的に重要なのは、この遮蔽部が、遮蔽ケーシング5と電気的に接触接続される点である。差込みコネクタ1が、対応差込みコネクタ(図示せず)に接続された場合に、遮蔽ケーシング5と、この遮蔽ケーシング5に同様に電気的に接触接続された、必然的にやはり導電性材料から成る接続部材とを介して、遮蔽が連続的に実現されているということが保証される。この場合、対応差込みコネクタも同様に、相応する遮蔽ケーシングと、データケーブルとを有しており、データケーブル自体もやはり遮蔽メッシュを有していることは自明である。差込みコネクタ1は、前記対応差込みコネクタの代わりに、例えばプリント基板上の対応差込みコネクタ又は制御装置等のケーシングから外側に突出している対応差込みコネクタにも接続させることができる。
図2には、ケーブル2の端部に配置された構成群の複数の要素が、平面図(左側)と断面図(右側)とで示されている。この場合、前記要素は、ケーブル2の内部に配置されている、複数の電気的な導体6である。ケーブル2の遮蔽メッシュには、符号7が付されている。更に、1つ又は複数のコンタクトパートナー8が、非導電性材料(例えばプラスチック)から成るコンタクト支持体3内の、相応するコンタクト室内に配置されている。更に、コンタクト支持体3を少なくとも部分的に同軸的に取り囲む遮蔽スリーブ9が設けられていて、この遮蔽スリーブ9は、(従来技術と同様に)遮蔽ケーシング5の構成部材である。つまり、差込みコネクタ1を引き続き製造するために、図2に示した様な構成群が準備される。即ち、電気的な導体6の端部にコンタクトパートナー8を、例えばろう接又は圧着等で結合し、且つコンタクトパートナー8を、コンタクト支持体3に属するコンタクト室に挿入する。更に、ローレット目付きナット4を遮蔽スリーブ9と作用結合させるが、その際に、ローレット目付きナット4は未だ遮蔽スリーブ9を中心として回転可能である、ということが保証されていなければならない。更に、ケーブル2の端部側で、遮蔽メッシュ7の一部が露出されていて、延いては引き続く接触接続のためにアプローチ可能であるように準備する。電気的な導体6とコンタクトパートナー8との間の接続に関しては、更に以下で述べる。ケーブル2の電気的な導体6が、コンタクト支持体3の領域内にまで直接に案内されていて、そこで所属のコンタクトパートナー8に接続されている構成が考えられる。これに対して択一的に考えられるのは、電気的な導体6が、ケーブル2の端部の直後で終わっており、そこにはそれ自体がコンタクトパートナー8に通じている、別の電気的な複数の導体が配置されている構成である。この変化態様では、コンタクトパートナー8が一方ではコンタクト支持体3の端面の方向での接触接続を可能にし、且つ別の方向へは、ケーブル2の電気的な導体6の端部に到るまで一体的に案内され、そこで接触接続されるように、コンタクトパートナー8が形成されていることも考えられる。
図3には、次の組立段階が示されており、図2において準備した構成群が、一体的に形成された遮蔽シェル10に挿入される。この場合、遮蔽メッシュ7は、遮蔽シェル10の(図3で見て)下向きの端部と、特に電気的に接触接続するように作用結合させられるように準備されたことが認識可能である。同時に遮蔽シェル10は、遮蔽スリーブ9の一方の端部に接続され、この際に両構成部材、つまり遮蔽スリーブ9と遮蔽シェル10とは、完全な遮蔽ケーシング5(図1参照)を形成する。内部に準備した構成群が位置している遮蔽スリーブ9と、一体的に形成された遮蔽シェル10との協働に基づき、概ね完全な遮蔽が得られる。この遮蔽は特に、一体的に形成された遮蔽シェル10の一方の端部が、遮蔽メッシュ7に接続されるために得られ、この場合、一体的に形成された遮蔽シェル10の他方の端部は、遮蔽スリーブ9の一方の端部に接続されている。遮蔽スリーブ9の他方の端部は、コンタクト支持体3の端面側の端部の方向に向いているが、前記端面にまでは達していない。遮蔽スリーブ9によって包囲されていないコンタクト支持体3の領域をも高周波に対して遮蔽するためには、接続部材、ここでは特にローレット目付きナット4が設けられており、このローレット目付きナット4は、ギャップを介した状態でコンタクト支持体3を同軸的に取り囲んでいる。前記ギャップは、接続部材(特にローレット目付きナット4)と作用結合させるべき、対応差込みコネクタの対応する接続部材を装着するために適しているように形成されている。これにより、差込みコネクタ1と対応差込みコネクタとから成る、このような組み立てられた差込み接続部の完全な遮蔽が実現されている。更に図3には、ケーブル2を同軸的に取り囲んでいるクリンプスリーブ11が示されている。このクリンプスリーブ11は、設けられていてよいが、必須ではない。クリンプスリーブ11は、図3ではその取付け前位置で示されている。クリンプスリーブ11の取付け及び最終位置については更に説明する。
図4には、一体的に形成された遮蔽シェル10が再度、全体図と詳細図(細部D)とで示されている。この場合、遮蔽シェル10は開口12を有していることが認識可能であり、この開口12は、図2に示したように準備された構成群、特に遮蔽スリーブ9の一方の端部を収容するために適しているように形成されている。更に、スリット13が設けられていて、このスリット13は、遮蔽シェル10の、開口12とは反対側の部分に配置されている。この場合、スリット13の幅は、図2に示したように準備された構成群、特にケーブル2の端部領域(又は択一的にケーブル2の端部領域を起点とする、電気的な導体6を備えた領域)が、スリット13を通って挿入され得るように選択されている。更に図4では、遮蔽スリーブ9の端部領域と作用結合状態にもたらされるべき遮蔽シェル10の内側領域が、少なくとも1つの突出部、好適には周面にわたって配分された複数の突出部14を有していることが認識可能である。特にリブとして形成された、これらの突出部14に基づいて、遮蔽スリーブ9を、遮蔽シェル10の開口12が位置する側の所属の端部領域に圧入した場合には、遮蔽スリーブ9の表面と、遮蔽シェル10の内部領域との間に、複数の規定された接触箇所が生ぜしめられることになる。これにより、連続的な遮蔽を実現する、高い接触確実性が保証されている。
図5は、図2に示すように準備された構成群が遮蔽シェル10に挿入されている差込みコネクタ1を断面図として示しており、この場合、遮蔽スリーブ9は、遮蔽シェル10の内部に位置固定されて配置され、例えば加圧されている。図5で見て下側の部分において、遮蔽シェル10は、ケーブル2に、より正確にはケーブル2の構成部材である遮蔽メッシュ7に、プレス嵌めで固定されている。この変化態様において、遮蔽メッシュ7は、遮蔽シェル10の外側表面と、クリンプスリーブ11の内側領域とに接して位置している。つまりこの場合、クリンプスリーブ11は、一方では加圧後のスリット13を、(未だギャップが残されている限り)付加的にシールし、且つ他方では遮蔽メッシュ7を、遮蔽シェル10の表面上に位置固定すると同時に、電気的に接触接続させるために使用される。択一的な変化態様では、ケーブル2の端部が、遮蔽シェル10の下端部の方向に向かって、遮蔽シェル10に挿入されて案内され、これにより、ケーブル2のケーブル外装の一方の端部領域も、遮蔽シェル10の内部にまで突入するようになっている。この変化態様は、これにより同時に引っ張り力の軽減も得られている、という利点を有している。
遮蔽シェル10にケーブル2が直接に固定されているのではなく、ケーブル2の遮蔽メッシュ7がプレス嵌めで固定されている、図5に示した変化態様では更に、後の差込みコネクタ1の機械的な安定性を得るために、付加的な対策を講じることが必要とされている。この機械的な安定性は、種々様々な方法で得ることができる。例えば図6には、遮蔽シェル10の内側領域が、ケーブル2の端部領域の一部を覆って係合するように、ホットメルト接着剤15を有していることが示されている。このようなホットメルト接着剤15は、一方では遮蔽シェル10内に残されている中空室を満たし延いては媒体密な(媒体に対してシールされた)結合が得られる、という利点を有している。媒体密な結合は、差込みコネクタ1の内部領域内の金属部品間への、水や汚染粒子等の侵入を阻止する。更に、遮蔽メッシュ7の領域及びケーブル2(より正確にはケーブル2のケーブル外装)の端部領域にも存在しているホットメルト接着剤15によって、長手方向での防水性が得られるだけでなく、機械的な、好適には最初の安定性も得られる。それというのも、通常、図5に示した様な形態の遮蔽メッシュ7は、差込みコネクタ1の作動に必要とされる機械的な安定性を、未だ有してはいないからである。この安定性は、図6に示したようなホットメルト接着剤15により、初めて得られる。図6に示したホットメルト接着剤15により得られた機械的な安定性が未だ十分ではないか、又はホットメルト接着剤15がケーブル2の端部領域を越えてはいない場合は、択一的又は補足的に、図7に示す外装射出成形部16が設けられてよい。或いはこの外装射出成形部16は、遮蔽シェル10の内部空間内にまでも到達して、この内部空間を満たすと同時に、差込みコネクタ1のアウタケーシングを形成するように構成される。このような場合は、ホットメルト接着剤15を省くことができる。しかしながら、ホットメルト接着剤15が長手方向での防水性を実現するために付与されている場合、ホットメルト接着剤15は付加的に、外装射出成形部16によって特に有利な形式で取り囲まれてよい。なぜならば、ホットメルト接着剤15(又は関与する材料間の媒体密な結合が得られる同様の材料)により、長手方向での防水性が達成され、機械的な安定性は、外装射出成形部16によって初めて得られるか、又はホットメルト接着剤15との協働において高められるからである。
図8〜図13には、本発明による差込みコネクタ1の、本発明による別の重要な構成が示されており、この差込みコネクタ1の主要要素、機能及び製造は、図1〜図7に示した差込みコネクタ1に基づいている。
図8では、遮蔽シェルがその上部の円筒形の領域の、差込み面側の開口とは反対の側の端面に、開口17を有していることが認識可能である。この開口17は、遮蔽シェル10に設けられた、外側に向かってやや湾曲された隆起部に配置されている。この開口17を介して、遮蔽シェル10の内部に(及び場合によっては遮蔽スリーブ9の内部にも)ホットメルト接着剤等の充填材料を充填することができる。この場合、開口17の直径は、一方では所望量の充填材料を許容可能な時間内で内部に送ると同時に、高周波シールが保証されていることを保障するために、十分な大きさであるように選択されている。開口17の直径は、遮蔽シェル10の円筒形部分の全直径を基準としていて、この円筒形部分の全直径よりも著しく小さい。更に、遮蔽シェル10は、対向して位置する2つの段部18を有していて、これらの段部18は、遮蔽シェル10の円筒形部分の長手方向軸線の下方に設けられている。更に、遮蔽シェル10内には係止突起19が設けられていて、この係止突起19は開口20の領域内に配置されている。係止突起19により、遮蔽シェル10は、遮蔽スリーブ9(図9参照)に係止するようにして結合可能である。このために遮蔽スリーブ9は切欠き21を有しており、この場合、遮蔽スリーブ9が遮蔽シェル10に同軸的に挿入されると、切欠き21の縁部が、遮蔽シェル10の段部18に接触するようになっている。その際に、係止突起19と、遮蔽スリーブ9の開口22も作用接続するようになっていて、これにより、遮蔽スリーブ9が、遮蔽シェル10に係止されて固定される。この取付け状態は、図10及び図11に示されている。図10には、遮蔽スリーブ9及び遮蔽シェル10の内部が未だ充填材料で満たされていない状態(しかし充填可能な状態)が示されているのに対して、図11の左側の図面には、遮蔽スリーブ9及び遮蔽シェル10の内部が外装射出成形部16で満たされており且つ/又は遮蔽スリーブ9及び遮蔽シェル10の外部が外装射出成形部16によって取り囲まれている状態が示されている。図11の右側の図面に示したリング23は、設けられていてよいが、必須ではない。このリング23もやはり、ホットメルト接着剤又は外装射出成形部等によって形成されていてよく、長手方向での防水性を実現するために、リング23内に位置する、例えばコンタクト支持体3やコンタクトパートナー8等の部材を取り囲んでいる。最後に図12には、完成した差込みコネクタ1が断面図で示されており、この場合、外装射出成形部16は、ケーシングを形成する別の外装射出成形部24によって取り囲まれている。ホットメルト接着剤15、外装射出成形部16及び外装射出成形部24は、連続する方法ステップで製造され且つ同一の又は異なる材料から成っていてよい。この場合、3つ全ての材料を使用する必要はなく、場合によっては、ケーシングを形成する外装射出成形部16又は外装射出成形部24だけを(例えばこの場合はホットメルト接着剤15無しで)設けても十分である、ということが云える。
図13には再度、図4又は図8に示した遮蔽シェル10の構成が詳細に示されている。この場合、遮蔽シェル10は、開口を全く有していないか、又は開口17を有しているかのいずれかである。両変化態様では、遮蔽スリーブ9を位置固定するために、遮蔽シェル10にそれぞれ段部18が設けられており、この場合、2つの段部18が対向して位置するように、遮蔽シェル10内に位置している。2つの段部18が位置する平面は、遮蔽シェル10の円筒形の上側部分若しくは遮蔽スリーブ9の、長手方向軸線が延びている平面以外に位置している。これにより、遮蔽スリーブ9は、その切欠き21の長手方向縁部でもって両段部18に接触するようになっていることが保障されていて、遮蔽シェル10内に相対回動不能に配置されることになる。更に、遮蔽スリーブ9を遮蔽シェル10内に相対回動不能に支持する、別の形態も考えられる。最後に図13では更に、遮蔽シェル10がその下向きの端部領域に、即ちスリット13の領域に、表面隆起部を有していることが詳細に認識される。この表面構造によって、好適には軸方向で下方に向かう方向に見て(交互に設けられた)隆起部と凹部とによって、遮蔽メッシュ7のために、より大きな表面積、延いてはこれに伴ってより大きな接触確実性が実現される、ということが保障される。
図14の上部には、完成した差込みコネクタ1が立体的に示されている。下部左側の図面には、差込みコネクタ1の差込み面を上から見た図が示されており、下部右側の図面には、差込みコネクタ1の断面図が再度示されている。
以下に、図面で見て下向きの、遮蔽シェルの円筒形部分に対する遮蔽メッシュ7の結合に関して説明する。一方では、遮蔽メッシュ7は、遮蔽シェル10の円筒形部分の内側に配置することができる。この場合、複数の電気的な導体6は、1つの共通の外装により取り囲まれており、この外装もやはり、遮蔽メッシュ7によって取り囲まれていることが考えられる。この場合、遮蔽メッシュ7は(外装を除去した後の)電気的な導体6に支持され、且つ/又は遮蔽シェル10の円筒形部分が遮蔽メッシュ7を覆うように配置されてからプレス嵌めで固定される場合は、遮蔽メッシュ7がケーブル2の外装に支持されてよい。このことは、遮蔽シェル10が圧縮可能に構成されており且つ圧縮可能な材料から成っていて、これによりスリット13が縮小するようになっていることを前提としている。これに対して補足的又は択一的に、遮蔽メッシュ7全体を、遮蔽シェル10の下向きの円筒形の端部領域の外側表面上に配置するか、又は遮蔽メッシュ7を部分的に前記外側表面の内側に配置し且つ部分的に前記外側表面の外側に配置することが考えられる。特に好適なのは、遮蔽メッシュ7を、より正確には遮蔽メッシュ7の端部を、遮蔽シェル10の下側の端部領域の外側表面上に配置することである。この場合、遮蔽シェル10は、遮蔽メッシュ7がプレス嵌めで遮蔽シェル10に固定される場合に、遮蔽シェル10が遮蔽メッシュ7の押し当てに際して、若しくはクリンプスリーブ11の被せ嵌め及び圧着に際して、変形されないように(若しくは僅かにしか変形されないように)構成されており且つこのような材料から成っていて、これにより、遮蔽シェル10は、プレス嵌めを実現するために、安定的な反力を提供している。プレス嵌めに対して択一的又は補足的に、遮蔽メッシュ7を、別の方法及び/又は手段によって、遮蔽シェル10の内側及び/又は外側に固定して、電気的に接触接続することも考えられる。この場合、例えば溶接、かしめ、(導電性の接着剤による)接着等が考慮される。
1 差込みコネクタ
2 ケーブル
3 コンタクト支持体
4 ローレット目付きナット
5 遮蔽ケーシング
6 電気的な導体
7 遮蔽メッシュ
8 コンタクトパートナー
9 遮蔽スリーブ
10 遮蔽シェル
11 クリンプスリーブ
12 開口
13 スリット
14 突出部
15 ホットメルト接着剤
16 外装射出成形部
17 開口
18 段部
19 係止突起
20 開口
21 切欠き
22 開口
23 リング
24 外装射出成形部
25 シール

Claims (8)

  1. 遮蔽された差込みコネクタ(1)であって、遮蔽スリーブ(9)により取り囲まれたコンタクト支持体(3)を含む構成群を有しており、前記コンタクト支持体(3)内には、遮蔽メッシュ(7)を有するケーブル(2)の電気的な導体(6)の端部に結合されたコンタクトパートナー(8)が配置されており、前記遮蔽スリーブ(9)と、前記ケーブル(2)の一方の端部から延びている遮蔽シェル(10)とによって形成された遮蔽ケーシング(5)が、前記ケーブル(2)の前記端部から、前記コンタクト支持体(3)まで延在しているものにおいて、
    前記遮蔽シェル(10)は、一体的に形成されており、
    前記遮蔽シェル(10)は、対向して位置する2つの段部(18)を該遮蔽シェル(10)の円筒形部分の長手方向軸線の下方に有し、かつ係止突起(19)を前記長手方向軸線の上方に有していて、遮蔽スリーブ(9)は、前記2つの段部(18)に接触可能な縁部を備えた切欠き(21)と、前記係止突起(19)が係合可能な開口(22)を有しており、遮蔽スリーブ(9)を遮蔽シェル(10)内に同軸的に挿入すると、遮蔽シェル(10)の前記2つの段部(18)に遮蔽スリーブ(9)の前記切欠き(21)の前記縁部が接触し、遮蔽スリーブ(9)の前記開口(22)に遮蔽シェル(10)の前記係止突起(19)が係合するようになっていることを特徴とする、遮蔽された差込みコネクタ。
  2. 前記遮蔽シェル(10)は、スリット(13)を有している、請求項1記載の遮蔽された差込みコネクタ。
  3. 前記遮蔽シェル(10)の前記スリット(13)の領域を同軸的に取り囲むように、クリンプスリーブ(11)が配置されている、請求項2記載の遮蔽された差込みコネクタ。
  4. 前記遮蔽メッシュ(7)は、前記遮蔽シェル(10)の内側及び/又は前記遮蔽シェル(10)の外側に接触している、請求項1から3までのいずれか1項記載の遮蔽された差込みコネクタ。
  5. 前記遮蔽シェル(10)は、該遮蔽シェル(10)が前記遮蔽スリーブ(9)を取り囲んでいる領域内に、少なくとも1つの突出部(14)を有している、請求項1から4までのいずれか1項記載の遮蔽された差込みコネクタ。
  6. 前記遮蔽シェル(10)の周面にわたって配分された、複数の突出部(14)が設けられている、請求項5記載の遮蔽された差込みコネクタ。
  7. 少なくとも前記遮蔽シェル(10)の外側表面及び/又は内側に、ホットメルト接着剤(15)が配置されている、請求項1から6までのいずれか1項記載の遮蔽された差込みコネクタ。
  8. 少なくとも前記遮蔽シェル(10)は、少なくともその外側表面を、外装射出成形部(16)によって取り囲まれている、請求項1から7までのいずれか1項記載の遮蔽された差込みコネクタ。
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