JPH10323324A - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡

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JPH10323324A
JPH10323324A JP9133560A JP13356097A JPH10323324A JP H10323324 A JPH10323324 A JP H10323324A JP 9133560 A JP9133560 A JP 9133560A JP 13356097 A JP13356097 A JP 13356097A JP H10323324 A JPH10323324 A JP H10323324A
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JP
Japan
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bending
endoscope
sheath material
sheath
bent
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JP9133560A
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Inventor
Hidenobu Kimura
英伸 木村
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は湾曲部の湾曲形状及び内視鏡性能を著
しく劣化させることなく、外皮チューブが穿孔した場合
でも、湾曲部の内部構成物を浸水による破損から保護す
ることができる内視鏡を提供することを最も主要な特徴
とする。 【解決手段】湾曲部15の最大湾曲時に、湾曲部15の
外周面における湾曲形状の内側部分に凹凸状のしわが発
生することを防止するしわ発生防止手段34Aをシース
材34に設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、体腔内に挿入され
る可撓性の挿入部の一部に湾曲操作可能な湾曲部が配設
された軟性の内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、軟性の内視鏡には体腔内に挿入
される可撓性の挿入部の一部に湾曲操作可能な湾曲部が
配設されている。この種の内視鏡の湾曲部は例えば実公
昭62−23444号公報に示されている構成になって
いる。すなわち、湾曲部にはリング状の関節金具である
湾曲駒が挿入部の軸方向に複数並設され、各湾曲駒間が
それぞれ接続ピンを介して回動自在に連結されている。
さらに、これらの湾曲駒の外周面上には金網等によって
形成された網管であるブレードが配設され、その外周面
に外皮チューブが被覆されている。
【0003】また、内視鏡の挿入部の内部には固体撮像
素子や、光ファイバ等によって形成されたライトガイド
ケーブルや、電気配線等の複数の内部構成部品が配設さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構成のものにあっては外皮チューブが穿孔した場合に
は、外部より水等がこの穿孔部位から外皮チューブ内に
浸入し、内視鏡の挿入部の内部構成部品である固体撮像
素子や、ライトガイドケーブル等を破損してしまうおそ
れがある。
【0005】そこで、図18(A)に示すように湾曲部
1の複数の湾曲駒2の連結体と外皮チューブ3との間の
中間層に水不透過で、かつ通気性を有するシース材4を
配設することが考えられている。この場合には外皮チュ
ーブ3の穿孔部位から水等が浸入した際に、水不透過
で、かつ通気性を有するシース材4によって水等の浸入
を遮断することにより、外部から浸入する水等が湾曲部
1の内部側に浸入することを防止するようになってい
る。なお、図18(A)中で、参照符号5は各湾曲駒間
の接続ピン、6は挿入部の先端部に配設された先端カバ
ー、7は挿入部の可撓管部である。
【0006】しかしながら、水不透過で、かつ通気性を
有するシース材4はゴムや、エラストマー等の弾性体で
はなく、弾性を有しない材料で形成されているため、図
18(A)に示すように湾曲部1の湾曲時に、湾曲部1
の外周面における湾曲形状の内側部分でこのシース材4
に凹凸状のしわ8が発生する問題がある。
【0007】ここで、シース材4は外側から外皮チュー
ブ3によって内向きに絞め付けられているため、シース
材4には外皮チューブ3の絞め付け力を越える凹凸状の
しわ8は発生しにくい。そのため、湾曲部1の湾曲時に
凹凸状のしわ8が発生するシース材4の部分で、湾曲に
対する反発力が発生し、この反発力は湾曲部1の湾曲抵
抗となるので、所望の湾曲角度が得られない問題があ
る。
【0008】さらに、シース材4の反発力によってスム
ーズな湾曲部1の湾曲形状が得られない等の問題があ
り、強いては内視鏡の処置及び観察性能を著しく劣化さ
せてしまうおそれがある。
【0009】また、上記問題点に加え、湾曲部1の湾曲
時に湾曲部1の外周面における湾曲形状の内側部分でシ
ース材4に外皮チューブ3の絞め付け力を越えて凹凸状
のしわ8が発生した場合にはこのシース材4の凹凸状の
しわ8は外皮チューブ3の絞め付け力により、図18
(B)に示すように折り畳まれた状態に屈曲されること
になる。そのため、この場合には湾曲部1の湾曲を解除
しても折り畳まれたシース材4の凹凸状のしわ8の部分
が元の形状に戻らないので、湾曲部1がストレートに戻
らないという問題がある。
【0010】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的は、湾曲部の湾曲形状及び内視鏡性能を著
しく劣化させることなく、外皮チューブが穿孔した場合
でも、湾曲部の内部構成物を浸水による破損から保護す
ることができる内視鏡を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は体腔内に挿入さ
れる可撓性の挿入部の一部に湾曲操作可能な湾曲部が配
設され、水不透過で、かつ通気性を有するシース材によ
って少なくとも前記湾曲部の外周面が被覆されるととも
に、前記シース材の外周面に外皮チューブが配設された
内視鏡において、前記湾曲部の最大湾曲時に、前記湾曲
部の外周面における湾曲形状の内側部分に凹凸状のしわ
が発生することを防止するしわ発生防止手段を前記シー
ス材に設けたことを特徴とする内視鏡である。そして、
本発明ではシース材のしわ発生防止手段によって湾曲部
の最大湾曲時に湾曲部の外周面における湾曲形状の内側
部分に凹凸状のしわが発生することを防止するようにし
たものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
を図1乃至図11を参照して説明する。図1は本実施の
形態の内視鏡11のシステム全体の概略構成、図2は内
視鏡11の外観をそれぞれ示すものである。ここで、内
視鏡11には、図2に示すように体腔内に挿入される軟
性の可撓管より成る挿入部12が設けられている。この
挿入部12の基端部には検査者が把持する手元側の把持
部13が設けられている。
【0013】また、挿入部12には把持部13に基端部
が連結された細長い可撓管部14の先端部に上下方向お
よび左右方向にそれぞれ湾曲操作可能な湾曲部15が配
設されている。さらに、この湾曲部15の先端部には先
端構成部16が連結されている。
【0014】また、把持部13には湾曲部15の動作を
制御する上下湾曲操作ノブ17aおよび左右湾曲操作ノ
ブ18aと、上下湾曲制動レバー17bおよび左右湾曲
制動レバー18bと、送気送液機能を制御する送気/送
液ボタン19と、吸引機能を制御する吸引ボタン20
と、処置具等を導入する鉗子導入口21と、映像記録機
能や光量調整等を遠隔的に行うスイッチ22とがそれぞ
れ設けられている。そして、上下湾曲操作ノブ17aお
よび左右湾曲操作ノブ18aの操作にともない内視鏡1
1の湾曲部15を遠隔的に湾曲操作することにより、先
端構成部16を上下、左右にそれぞれ指向させるように
なっている。
【0015】さらに、把持部13の側面には可撓管より
成るユニバーサルコード23の基端部が連結されてい
る。このユニバーサルコード23の先端部にはコネクタ
24が連結されている。このコネクタ24は光源装置2
5に着脱可能に接続されている。
【0016】また、コネクタ24には信号ケーブル26
の一端部が接続されている。この信号ケーブル26の他
端部は信号処理装置であるビデオプロセッサ27に接続
されている。さらに、ビデオプロセッサ27には映像信
号を表示するモニター28と、映像を記録するVTRデ
ッキ29と、ビデオプリンタ30と、ビデオディスク3
1がそれぞれ接続されている。そして、内視鏡11によ
る観察像はこの内視鏡11の先端構成部16に設けられ
た図示しない固体撮像素子等によって電気信号に変換さ
れた後、この固体撮像素子からの出力信号が信号ケーブ
ル26を介して信号処理装置であるビデオプロセッサ2
7に送られるようになっている。さらに、ビデオプロセ
ッサ27にて処理された信号は、モニター28、VTR
デッキ29、ビデオプリンタ30、ビデオディスク31
にそれぞれ送られるようになっている。そして、モニタ
ー28に内視鏡11による観察像の映像が表示されると
ともに、必要に応じてVTRデッキ29およびビデオデ
ィスク31にその映像が記録され、さらににその映像が
ビデオプリンタ30でプリント出力されるようになって
いる。
【0017】また、本実施の形態の内視鏡11の湾曲部
15には、図3に示すようにリング状の接輪である湾曲
駒32が挿入部12の軸方向に複数並設されている。各
湾曲駒32間はそれぞれ接続ピン33を介して回動自在
に順次連結されている。
【0018】さらに、これらの湾曲駒32の外周面上に
は水不透過で、かつ通気性を有するシース材34が配設
されている。そして、このシース材34によって少なく
とも湾曲部15の外周面が被覆されている。
【0019】また、シース材34の外周面には外皮チュ
ーブ35が配設されている。この外皮チューブ35は例
えばゴム、又はエラストマーなどの伸展性を有する弾性
材料によって形成されている。そして、この外皮チュー
ブ35によってシース材34の外周面全体が被覆されて
いる。
【0020】また、シース材34には湾曲部15の最大
湾曲時に、湾曲部15の外周面における湾曲形状の内側
部分に凹凸状のしわが発生することを防止するしわ発生
防止手段34Aが設けられている。このしわ発生防止手
段34Aは次のように構成されている。
【0021】すなわち、シース材34は図5に示すよう
に水不透過で、かつ通気性を有する材料であるチューブ
状の通気防水部材36と、高伸展性を有するゴム、また
はエラストマーよりなるチューブ状の弾性部材37とを
接続して形成されている。ここで、通気防水部材36は
図6に示すようにポリテトラフロロエチレンに多数の微
細孔38が形成されたチューブ状の材料によって形成さ
れている。さらに、弾性部材37は、シリコン、フッ
ソ、ウレタン等の材料によってチューブ状に形成されて
いる。そして、チューブ状の通気防水部材36の一端は
チューブ状の弾性部材37の一端に接続されている。こ
の通気防水部材36と弾性部材37との間の接続部は図
6に示すように、通気防水部材36の複数の微細孔38
に弾性部材37を圧入した状態で成形されている。
【0022】また、図5に示すようにシース材34の自
然時の長手方向の全長L1 は図9に示すように湾曲部1
5の最大湾曲時にこの湾曲部15の外周面上における湾
曲形状の内側部分に発生する挿入方向の最短長La と等
しくなるように形成されている。
【0023】さらに、図7に示すようにシース材34の
弾性変形内での引張時の全長L2 は湾曲部15の最大湾
曲時にこの湾曲部15の外周面上における湾曲形状の外
側部分に発生する挿入方向の最大長Lb 以上となるよう
に形成されている。
【0024】また、シース材34の先端部は湾曲部15
における湾曲駒32の連結体の最先端位置の湾曲駒32
aに接着等で固定され、シース材34の後端部は湾曲駒
32の連結体の最後端位置の湾曲駒32bに接着等で固
定されている。ここで、シース材34の両端固定部は、
全周液密的にそれぞれ固定されている。
【0025】また、図5に示すシース材34の内径寸法
1 と図3に示す湾曲駒32の外径寸法D1 とは、 D1 ≧d1 の関係に設定されている。さらに、図3に示すシース材
34の外径寸法D2 は外皮チューブ35の自然時におけ
る内径寸法以上に設定されている。
【0026】また、最先端位置の湾曲駒32aは先端構
成部16の一部である硬質の先端構成部本体39に固定
されている。さらに、最後端位置の湾曲駒32bは可撓
管部14の先端部に一体的に固定されている。
【0027】ここで、挿入部12の可撓管部14は金属
等より成る帯状の板を螺旋状に巻いて管状に形成された
螺旋管と、この螺旋管の外周面に外装される金属材料又
は高分子材料等により管状に編まれた編み線管と、この
編み線管の上に一体的に外装された外皮樹脂40とによ
り構成されている。
【0028】また、先端構成部本体39には樹脂等の絶
縁性を有する部材より成るキャップ状の先端カバー41
が固着されている。ここで、外皮チューブ35の先端部
と先端カバー41との接触部の外周面には連結リング4
2aが外嵌されている。さらに、外皮チューブ35の後
端部と外皮樹脂40との接触部の外周面にも同様に連結
リング42bが外嵌されている。これらの連結リング4
2a,42bは加熱によりその内径寸法が収縮する熱収
縮性チューブによって形成されている。
【0029】なお、外皮チューブ35の両端部は先端カ
バー41および外皮樹脂40との接触部の外周面に糸等
を巻き付け、さらにこの糸巻き付け部の外周面を接着剤
によって塗り固める構成にしてもよい。
【0030】次に、上記構成の作用について説明する。
本実施の形態の内視鏡11が不使用状態で保持される待
機時には内視鏡11の把持部13の上下湾曲操作ノブ1
7aおよび左右湾曲操作ノブ18aは所定の固定位置で
保持される。この状態では内視鏡11の湾曲部15は図
3に示すように湾曲部15が略直線状に延伸された基準
状態で保持される。
【0031】また、内視鏡11の使用時には把持部13
の上下湾曲操作ノブ17aおよび左右湾曲操作ノブ18
aの操作にともない内視鏡11の湾曲部15が遠隔的に
湾曲操作され、先端構成部16が上下、左右にそれぞれ
指向される。
【0032】この湾曲部15の湾曲操作時には湾曲部1
5の各湾曲駒32はそれぞれ接続ピン33を支点にして
回動する。このとき、図4に示すように湾曲部15の外
周面における湾曲形状の内側部分は図3に示す略直線状
の基準状態よりも挿入部12の軸方向の長さが縮小さ
れ、湾曲部15の外周面における湾曲形状の外側部分は
基準状態よりも挿入部12の軸方向の長さが伸長され
る。この湾曲部15の湾曲時には外皮チューブ35は伸
展するため、この外皮チューブ35が湾曲駒32の回動
を阻害することはない。
【0033】また、シース材34の自然時の内径寸法d
1 は湾曲駒32の外径寸法D1 以下に設定されているた
め、湾曲部15の湾曲時には図4に示すようにシース材
34の内周面は常に湾曲駒32の外周面に密着する。さ
らに、外皮チューブ35の自然時での内径寸法は、湾曲
駒32への組み付け時におけるシース材34の外径寸法
2 以下に設定されているため、外皮チューブ35の内
周面は常にシース材34の外周面に密着する。
【0034】そして、湾曲部15の最大湾曲時には図9
に示すように湾曲部15の外周面における湾曲形状の内
側部分は挿入部12の軸方向の長さが最短長さLa まで
変化し、湾曲部15の外周面における湾曲形状の外側部
分は挿入部12の軸方向の長さが最大長さLb まで変化
する。このとき、湾曲形状の外側部分では、シース材3
4が長手方向へ引張られるので、このシース材34の弾
性部材37が図7に示すように伸び、シース材34全体
の長手方向の長さはL2 となる。また、湾曲形状の内側
部分では逆に引張力が解放され、シース材34の弾性部
材37は略自然長に戻るので、図5に示すようにシース
材34全体の長手方向の長さはL1 となる。
【0035】したがって、湾曲部15の湾曲時には図1
0に示すように湾曲形状の内側部分では外皮チューブ3
5に発生するの凹凸状のしわ35aよりも、シース材3
4に発生する凹凸状のしわの方が小さいので、湾曲部1
5の湾曲時に図11に示すようにシース材34に凹凸状
のしわ34aが発生する場合のように外皮チューブ35
によりシース材34のしわの発生を抑止することがなく
なる。その結果、シース材34は外皮チューブ35と同
様に湾曲駒32の回動を阻害することがなくなるので、
湾曲部15の湾曲形状及び内視鏡11の性能を著しく劣
化させるおそれがない。
【0036】そこで、上記構成のものにあっては次の効
果を奏する。すなわち、シース材34にしわ発生防止手
段34Aを設けたので、湾曲部15の最大湾曲時に、湾
曲部15の外周面における湾曲形状の内側部分に凹凸状
のしわが発生することを防止することができる。
【0037】また、このしわ発生防止手段34Aではシ
ース材34の自然時の長手方向の全長L1 を図9に示す
ように湾曲部15の最大湾曲時にこの湾曲部15の外周
面上における湾曲形状の内側部分に発生する挿入方向の
最短長La と等しくなるように形成したので、湾曲部1
5の湾曲動作時には湾曲形状の内側部分ではシース材3
4の弾性部材37は略自然長に戻る。そのため、湾曲部
15の湾曲時に、湾曲形状の内側部分におけるシース材
34の凹凸状のしわの発生を少なくすることができるの
で、外皮チューブ35によるシース材34の外周面の絞
め付けによって、シース材34による湾曲方向に対する
反発力が発生しない。
【0038】さらに、湾曲形状の内側部分におけるシー
ス材34の凹凸状のしわの発生が少ないので、湾曲部1
5の湾曲時には前後の湾曲駒32間に形成される隙間へ
のシース材34の落ち込みも無くなる。そのため、湾曲
部15の湾曲時にシース材34が湾曲駒32の回動を阻
害することがないので、内視鏡11の湾曲性能に影響を
与えることがない。
【0039】また、湾曲部15の湾曲時に外皮チューブ
35の絞め付け力によりシース材34が折り畳まれるこ
とも無いので、湾曲部15がストレートに戻らなくなる
おそれもない。
【0040】また、シース材34は挿入部12の軸方向
に対し弾性部材36が伸縮するのみであるため、このシ
ース材34は、外径寸法が変化することがない。そのた
め、湾曲部15の外周面にはこの湾曲部15の外周面と
接触する粘膜を損傷したり、体腔内へ挿入部12を挿入
する際の挿入抵抗となるような著しいしわが発生しな
い。ここで、著しいしわとは、通気防水部材36におい
て、前後の湾曲駒32間に形成される隙間に落ち込み、
湾曲部15の湾曲時に前後の湾曲駒32間に挟まれた
り、外皮チューブ35に発生するしわ(凹凸)よりも大
きな凹凸よりなるものを指し、これ以外のものは含まな
い。
【0041】また、外皮チューブ35に穴または亀裂等
が生じた場合においても、シース材34の通気防水部材
36によりシース材34の内部への水等の液体の浸入を
防ぐことができるので、挿入部12の内部に配された信
号ケーブル、固体撮像素子、ライトガイドファイバー等
の内部構成部品の破損を防ぐことができる。
【0042】また、図12は第1の実施の形態(図1乃
至図11参照)の第1の変形例を示すものである。本変
形例は第1の実施の形態のシース材34における通気防
水部材36と弾性部材37との組み合わせを次の通り変
更したものである。
【0043】すなわち、第1の実施の形態では図5に示
すように、通気防水部材36の一端に弾性部材37を接
続した構成を示したが、本変形例では図12に示すよう
に通気防水部材36の両端に弾性部材37を接続したも
のである。さらに、図13に示す第1の実施の形態の第
2の変形例のように複数の通気防水部材36と複数の弾
性部材37とを交互に接続させる構成にしても良い。
【0044】また、図14は第1の実施の形態の第3の
変形例を示すものである。本変形例は第1の実施の形態
のシース材34における通気防水部材36と弾性部材3
7との間の接続部の構成を次の通り変更したものであ
る。
【0045】すなわち、本変形例では図14に示すよう
にシース材34における通気防水部材36と弾性部材3
7との間の接続部に硬質の円管状部材である接続リング
51が設けられている。この接続リング51の外周面に
は通気防水部材36の後端部及び弾性部材37の前端部
がそれぞれ嵌合され、互いに当接されている。さらに、
接続リング51に外嵌された通気防水部材36と弾性部
材37との接続部の外周面上を糸52で縛り、さらにこ
の糸52の上を全周に渡り、接着剤53を塗布して硬化
させることにより、防水的に接続させるようにしてい
る。
【0046】また、図15(A),(B)は本発明の第
2の実施の形態を示すものである。本実施の形態は第1
の実施の形態(図1乃至図11参照)のシース材34の
構成を次の通り変更したものである。
【0047】すなわち、本実施の形態では図15(A)
に示すように通気性を有し、かつ水不透過性の材質から
成るシート状の通気防水シート61を湾曲部15の各湾
曲駒32の外周面上に螺旋状に巻き付けた巻装体62に
よって第1の実施の形態のシース材34を構成したもの
である。
【0048】ここで、巻装体62は通気防水シート61
が一定幅の重なり部63を有するように巻かれている。
この重なり部63の幅寸法は図15(B)に示すよう
に、湾曲部15の最大湾曲時に重なり部63が無くなら
ないように設定されている。
【0049】次に、上記構成の作用について説明する。
本実施の形態では、湾曲部15の湾曲時には通気防水シ
ート61の重なり部63の部分が摺動する。これによ
り、湾曲部15の湾曲時に通気防水シート61が湾曲駒
32の回動を阻害することがない。
【0050】また、湾曲部15の最大湾曲時においても
湾曲駒32の外周面は全域において通気防水シート61
にて外装される。その他の作用については、第1の実施
の形態と同様であり、ここではその説明を省略する。
【0051】そこで、上記構成のものにあっては湾曲部
15の湾曲時には通気防水シート61の重なり部63の
部分が摺動するので、湾曲部15の最大湾曲時にこの通
気防水シート61の外周面に凹凸状のしわが発生するお
それがない。そのため、本実施の形態でも第1の実施の
形態と同様に湾曲部15の外周面における湾曲形状の内
側部分に凹凸状のしわが発生することを防止することが
できる効果がある。
【0052】また、図16(A)〜(C)は本発明の第
3の実施の形態を示すものである。本実施の形態では第
1の実施の形態(図1乃至図11参照)のシース材34
の外周面における挿入部12の可撓管部14との接続端
部側に、弾性を有する略チューブ状の樹脂材71が装着
されている。この樹脂材71は例えばフッ素、シリコ
ン、RTVゴム等により略チューブ状に形成されてい
る。そして、この樹脂材71はシース材34の外周面に
挿入部12の軸方向の約50%の範囲に亙り外嵌されて
いる。
【0053】なお、樹脂材71は溶剤により分散された
状態にてシース材34の外周面にコーティングしてもよ
い。このコーティングに際して、図16(B)に示すよ
うに、シース材34を構成する通気防水部材36に形成
された微細孔38に樹脂材71を圧入するようにしても
良い。
【0054】次に、上記構成の作用について説明する。
本実施の形態では、湾曲部15の湾曲時に、シース材3
4における樹脂材71が装着された範囲の部分の湾曲駒
32の回動抵抗が樹脂材71が配されていない部分の湾
曲駒32の回動抵抗よりも大きくなる。そのため、樹脂
材71が配されていない範囲に位置する湾曲駒32が優
先的に回動する。
【0055】そこで、本実施の形態でも第1の実施の形
態と同様の効果が得られることに加え、本実施の形態で
は特に湾曲部15の湾曲時に、湾曲部15の先端側の部
分を後端側よりも優先的に湾曲させることができる。そ
のため、先端カバー41を所望の方向に向かせる場合に
図16(C)中に実線で示すように、挿入部12の中心
軸と先端カバー41との間の距離Aを同図中に点線で示
す従来例の場合の挿入部12の中心軸と先端カバー41
との間の距離Bに比べて大幅に小さくすることができる
ので、先端カバー41の振り幅を小さくすることができ
る。その結果、狭い管腔内においても観察性能が向上す
る効果がある。
【0056】また、図17(A)は本発明の第4の実施
の形態を示すものである。本実施の形態は第1の実施の
形態(図1乃至図11参照)のシース材34を構成する
通気防水部材36に形成される微細孔38の数を、先端
側の部分81よりも手元側の部分82の方が少なくなる
ように設定したものである。ここで、微細孔38の数が
少ない手元側の部分82は通気防水部材36の長手方向
に約50%の範囲に亙り形成されている。
【0057】次に、上記構成の作用について説明する。
本実施の形態では、湾曲部15の湾曲時に、微細孔38
の数が少ない、若しくは空孔率が小さい通気防水部材3
6の手元側の約50%の範囲の部分82における湾曲駒
32の回動抵抗が、シース材34の通気防水部材36の
先端側の部分81の湾曲駒32の回動抵抗よりも大きく
なるため、回動抵抗が小さい通気防水部材36の先端側
の部分81の湾曲駒32が優先的に回動する。
【0058】そこで、本実施の形態でも第3の実施の形
態(図16(A)〜(C)参照)と同様に湾曲部15の
湾曲時に、湾曲部15の先端側の部分を後端側よりも優
先的に湾曲させることができるので、先端カバー41の
振り幅を小さくすることができ、狭い管腔内においても
観察性能が向上する効果がある。
【0059】また、図17(B)は第4の実施の形態
(図17(A)参照)の変形例を示すものである。本変
形例は第1の実施の形態(図1乃至図11参照)のシー
ス材34を構成する通気防水部材36の先端側の部分8
1に形成される微細孔38aの形状を手元側の部分82
の微細孔38よりも長穴状に成形することにより、手元
側の部分82に比べて先端側の部分81の微細孔38a
によるシース材34の空孔率を大きくしたものである。
ここで、シース材34の空孔率とは通気防水部材36の
中実部に対する微細孔38,38aによる中空部の割合
である。
【0060】そこで、本変形例でも第4の実施の形態と
同様に湾曲部15の湾曲時に、湾曲部15の先端側の部
分を後端側よりも優先的に湾曲させることができるの
で、先端カバー41の振り幅を小さくすることができ、
狭い管腔内においても観察性能が向上する効果がある。
【0061】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々
変形実施できることは勿論である。次に、本出願の他の
特徴的な技術事項を下記の通り付記する。
【0062】記 (付記項1) 可撓性の挿入部と、少なくともこの挿入
部に構成された湾曲部の外周を水不透過でかつ通気性を
有するシース材にて被覆し、更にこの外周に外皮チュー
ブを配してなる内視鏡において、前記シース材は、湾曲
部の最大湾曲時に、湾曲内側に位置する部位に凹凸が発
生しないように形成されたことを特徴とする内視鏡。
【0063】(付記項2) 付記項1において、シース
材は、自然状態での全長が、湾曲部の最大湾曲時におけ
る、湾曲部外周面上で挿入方向の長さが最短の距離と略
同一であることを特徴とする内視鏡。
【0064】(付記項3) 付記項1に於いて、前記シ
ース材は、水不透過でかつ通気性を有する部分と、伸縮
性を有するゴムまたはエラストマーよりなる弾性部分よ
り成ることを特徴とする内視鏡。
【0065】(付記項4) 付記項3において、水不透
過でかつ通気性を有する部分と、弾性部分は連続的に接
続され、かつ全体が防水であることを特徴とする内視
鏡。 (付記項5) 付記項3において、水不透過でかつ通気
性を有する部材は、延伸性のポリテトラフルオロエチレ
ンにより形成されていることを特徴とする内視鏡。
【0066】(付記項6) 付記項3において、弾性部
分は、水不透過でかつ通気性を有する部分の少なくとも
1端に接続されていることを特徴とする内視鏡。 (付記項7) 付記項1に於いて、前記シース材の伸縮
は、弾性部分の弾性変形によることを特徴とする内視
鏡。
【0067】(付記項8) 請求項1に於いて、挿入部
の湾曲部を外挿するシース材の内径は、湾曲部の外径以
下にて形成されていることを特徴とする内視鏡。 (付記項9) 付記項8において、挿入部の湾曲部を外
挿するシース材の内径は、湾曲部の外径に対し90〜1
00%の範囲にて形成されていることを特徴とする内視
鏡。
【0068】(付記項10) 付記項1に於いて、外皮
チューブの内径は、湾曲部にシース材を外嵌した状態
で、シース材の外径以下にて形成されていることを特徴
とする内視鏡。
【0069】(付記項11) 付記項10において、外
皮チューブの内径は、シース材の外径に対し、80〜1
00%の範囲にて形成されていることを特徴とする内視
鏡。 (付記項1〜11の従来技術) 付記項1〜11に対す
る従来技術には実公昭62−23444号公報がある。
【0070】(付記項1〜11が解決しようとする課
題) 実公昭62−23444号公報及び、特公平8−
17766号公報の間題点は、外皮チューブが穿孔した
場合、外部より水等が穿孔部位より内視鏡の内部に侵入
し、内視鏡の内部構成部である固体撮像素子、ライトガ
イドケーブル等を破損してしまう。
【0071】これに加え、湾曲する部分と外皮チューブ
の中間層に配する水不透過でかつ通気性を有する材料
は、ゴム、エラストマーではなく、弾性を有しないた
め、単に中間層に配しただけでは、水不透過でかつ通気
性を有する材料の湾曲内側部に図20に示すような凹凸
が発生する。
【0072】しかし、該凹凸は外周方向より外皮チュー
ブにて絞め付けられているため、外皮チューブの絞め付
け力を越える凹凸は発生せず、これにより該凹凸が発生
する部分で湾曲に対する反発力が発生してしまう。
【0073】上記反発力は、湾曲抵抗となってしまい、
所望の湾曲角度が得られない。また、スムーズな湾曲形
状を呈しない等の問題があり、強いては内視鏡の処置及
び観察性能を著しく劣化させてしまう。
【0074】上記問題点に加え、外皮チューブの絞め付
け力を越えて発生させた水不透過でかつ通気性を有する
材料の湾曲内側部に発生する凹凸は、外皮チューブの絞
め付け力により図21に示されるように折り畳まれる様
になり、湾曲を解除しても折り畳まれた部位が戻らず、
湾曲部がストレートにならないという問題がある。
【0075】(付記項1〜11の目的) 付記項1〜1
1の目的は、内視鏡の湾曲形状及び性能を著しく劣化さ
せることなく、外皮チューブが穿孔した場合に於いて
も、内視鏡の内部構成物を浸水による破損から保護する
ことにある。
【0076】(付記項1〜7の作用) 付記項1〜7に
係わる作用は、湾曲部の最大湾曲時において、湾曲部外
周面上で挿入方向の最長部では、シース材に一体的に構
成されている弾性部材が挿入方向に伸展される。また、
湾曲部外周面上で挿入方向の最短部では、シース材の弾
性部材が略自然長に戻る。これにより、湾曲時に湾曲内
側に位置するシース材に、外皮チューブによる絞め付け
力に反発し、外皮チューブを内径方向より圧迫するほど
の凹凸が発生せず、湾曲部の湾曲動作を規制されること
がない。
【0077】また、シース材が湾曲時に外皮チューブの
絞め付け力により折り畳まれることも無く、湾曲部がス
トレートに戻らないと言うことがない。また、シース材
は挿入方向に対し弾性部材が伸縮するのみであるため、
該シース材は、外径を変化することがなく、湾曲部の外
周面上に、粘膜を損傷したり、体腔内への挿入抵抗とな
るような著しいしわが発生しない。
【0078】(付記項8〜11の作用) 付記項8〜1
1に係わる作用は、シース材の内径が湾曲部外径よりも
小さく形成されているため、該シース材の塑性変形によ
り、湾曲部外径を全長にわたって密着できる。
【0079】加えて、外皮チューブにてシース材の外周
を覆っているため、外皮チューブの弾性力にてシース材
の外径方向を押圧し、湾曲時にシース材に粘膜を損傷し
たり、体腔内への挿入抵抗となるような著しいしわが発
生することを防ぐ。
【0080】(付記項1〜11の効果) 付記項1〜1
1に記載の構成によると、従来技術の外皮チューブが穿
孔した場合、外部より水等が穿孔部位より内視鏡の内部
に浸入し、内視鏡の内部構成部を破損する。水不透過で
かつ通気性を有する材料による湾曲抵抗により、所望の
湾曲角度が得られない。スムーズな湾曲形状を呈しな
い。という問題点が解決される。
【0081】(付記項12) 付記項1において、シー
ス材は、湾曲部において操作部側よりも先端側を軟らか
く形成したことを特徴とする内視鏡。 (付記項13) 付記項12において,シース材の軟ら
かく形成した範囲は、湾曲部の先端側より約50%であ
ることを特徴とする内視鏡。
【0082】(付記項14) 付記項12において、シ
ース材の水不透過でかつ通気性を有する材料部分は、操
作部側より先端側に向かって徐々に軟らかくなるように
形成されたことを特徴とする内視鏡。
【0083】(付記項15) 付記項14において、シ
ース材の水不透過でかつ通気性を有する材料部分には、
湾曲部における、操作部側の外周面及び内周面の少なく
とも一方に、本材料よりも硬度が高い樹脂が配されてい
ることを特徴とする内視鏡。
【0084】(付記項16) 付記項15において、水
不透過でかつ通気性を有する材料よりも硬度が高い樹脂
は、溶剤により溶解された状態で塗布され配されること
を特徴とする内視鏡。
【0085】(付記項17) 付記項15において、水
不透過でかつ通気性を有する材料よりも硬度が高い樹脂
は、水不透過でかつ通気性を有する材料に形成されてい
る無数の微細な透孔に圧入されていることを特徴とする
内視鏡。
【0086】(付記項18) 付記項12において、水
不透過で通気性を有する材料は、本材料に形成されてい
る無数の微細な空孔を、操作部側よりも先端側の方に多
く形成させたことを特徴とする内視鏡。
【0087】(付記項12〜18の従来技術) 付記項
12〜18に対する従来技術には特公平8−17766
号公報がある。 (付記項12〜18の目的) 付記項12〜18の目的
は、付記項1〜11の目的に加え、湾曲部の先端側を積
極的に湾曲させることで、湾曲部の振り幅が小さくで
き、狭い管腔内における観察処置性能を向上させ得ると
言うことである。
【0088】(付記項12〜18の作用) 付記項12
〜18に係わる作用は、湾曲部において、シース材のし
なやかさを、樹脂の塗布又は形成される空孔の数によ
り、操作部側よりも先端側にて高くしているため、湾曲
部は先端側が曲がりやすい。よって、湾曲動作開始時
に、観察光学系に近い湾曲部の先端側から曲がり始める
ため、先端部の振り幅が小さくできる。
【0089】(付記項12〜18の効果) 付記項12
〜18に記載の構成によると、付記項1〜11に記載の
効果に加え、狭い管腔内に於ける、内視鏡の観察処置性
能が向上する。
【0090】
【発明の効果】本発明によれば湾曲部の最大湾曲時に、
湾曲部の外周面における湾曲形状の内側部分に凹凸状の
しわが発生することを防止するしわ発生防止手段をシー
ス材に設けたので、湾曲部の湾曲形状及び内視鏡性能を
著しく劣化させることなく、外皮チューブが穿孔した場
合でも、湾曲部の内部構成物を浸水による破損から保護
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態の内視鏡のシステ
ム全体の概略構成図。
【図2】 第1の実施の形態の内視鏡の斜視図。
【図3】 第1の実施の形態の内視鏡の湾曲部を示す縦
断面図。
【図4】 第1の実施の形態の内視鏡における湾曲部の
湾曲状態を示す縦断面図。
【図5】 第1の実施の形態の内視鏡における湾曲部の
シース材を示す斜視図。
【図6】 第1の実施の形態の内視鏡における湾曲部の
シース材の接続状態を示す要部の縦断面図。
【図7】 第1の実施の形態の内視鏡におけるシース材
の引っ張り状態を示す斜視図。
【図8】 第1の実施の形態の内視鏡における湾曲部の
シース材の湾曲状態を示す側面図。
【図9】 第1の実施の形態の内視鏡における湾曲部の
最大湾曲状態を示す側面図。
【図10】 第1の実施の形態の内視鏡における湾曲部
の最大湾曲時の内部構造体の湾曲状態を示す要部の縦断
面図。
【図11】 一般の内視鏡における湾曲部の湾曲時のし
わの発生状態を示す側面図。
【図12】 第1の実施の形態の第1の変形例を示す要
部の斜視図。
【図13】 第1の実施の形態の第2の変形例を示す要
部の斜視図。
【図14】 第1の実施の形態の第3の変形例を示す要
部の縦断面図。
【図15】 本発明の第2の実施の形態を示すもので、
(A)は内視鏡の湾曲部を示す縦断面図、(B)は内視
鏡の湾曲部の湾曲状態を示す縦断面図。
【図16】 本発明の第3の実施の形態を示すもので、
(A)は内視鏡の湾曲部を示す側面図、(B)は湾曲部
のシース材と樹脂材との接続状態を示す要部の縦断面
図、(C)は内視鏡の湾曲部の湾曲状態を示す側面図。
【図17】 (A)は本発明の第4の実施の形態の内視
鏡の湾曲部のシース材を示す斜視図、(B)は第4の実
施の形態の変形例を示す斜視図。
【図18】 従来例を示すもので、(A)は内視鏡の湾
曲部のシース材の凹凸状のしわを示す縦断面図、(B)
は内視鏡の湾曲部のシース材の凹凸状のしわが折り畳ま
れた状態に屈曲された湾曲状態を示す縦断面図。
【符号の説明】
12 挿入部 15 湾曲部 34 シース材 34A しわ発生防止手段 35 外皮チューブ 34a,35a 凹凸状のしわ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 体腔内に挿入される可撓性の挿入部の一
    部に湾曲操作可能な湾曲部が配設され、水不透過で、か
    つ通気性を有するシース材によって少なくとも前記湾曲
    部の外周面が被覆されるとともに、前記シース材の外周
    面に外皮チューブが配設された内視鏡において、 前記湾曲部の最大湾曲時に、前記湾曲部の外周面におけ
    る湾曲形状の内側部分に凹凸状のしわが発生することを
    防止するしわ発生防止手段を前記シース材に設けたこと
    を特徴とする内視鏡。
JP9133560A 1997-05-23 1997-05-23 内視鏡 Withdrawn JPH10323324A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006202571A (ja) * 2005-01-19 2006-08-03 Sumitomo Wiring Syst Ltd 電線の止水構造
WO2008047797A1 (en) * 2006-10-18 2008-04-24 Olympus Corporation Structure for endoscope curve section
JP2012512670A (ja) * 2008-12-10 2012-06-07 アンブ・エ/エス 屈曲部分を有する内視鏡

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