JPH07343A - 親水性潤滑処理テープ - Google Patents
親水性潤滑処理テープInfo
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- JPH07343A JPH07343A JP5143720A JP14372093A JPH07343A JP H07343 A JPH07343 A JP H07343A JP 5143720 A JP5143720 A JP 5143720A JP 14372093 A JP14372093 A JP 14372093A JP H07343 A JPH07343 A JP H07343A
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- hydrophilic lubrication
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明はテープ本体が固着された被覆対象部材
の屈曲時にその屈曲部の内側部分のテープ本体にしわが
発生することを防止して被覆対象部材の挿入性の低下等
を防止することを最も主要な特徴とする。 【構成】テープ本体36に内視鏡1の挿入部9の屈曲時
にしわが発生することを防止する多数の円孔37…を並
設したものである。
の屈曲時にその屈曲部の内側部分のテープ本体にしわが
発生することを防止して被覆対象部材の挿入性の低下等
を防止することを最も主要な特徴とする。 【構成】テープ本体36に内視鏡1の挿入部9の屈曲時
にしわが発生することを防止する多数の円孔37…を並
設したものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば内視鏡の挿入部に
装着される親水性潤滑処理テープに関する。
装着される親水性潤滑処理テープに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、医療分野において、内視鏡の挿
入部を体内に挿入するとともに、この内視鏡の観察光学
系を用いて体内を診断し、治療することの有用性は広く
認められている。
入部を体内に挿入するとともに、この内視鏡の観察光学
系を用いて体内を診断し、治療することの有用性は広く
認められている。
【0003】ところが、図11(A)に示す大腸aのよ
うに屈曲部やたるみの多い臓器に内視鏡の挿入部を挿入
する作業は難しい問題がある。特に、大腸a内に挿入さ
れた内視鏡の挿入部を大腸a内のS字状結腸下行結腸移
行部b、左結腸曲cおよび右結腸曲d等の屈曲部を通過
させる作業は非常に難しいものとなる。
うに屈曲部やたるみの多い臓器に内視鏡の挿入部を挿入
する作業は難しい問題がある。特に、大腸a内に挿入さ
れた内視鏡の挿入部を大腸a内のS字状結腸下行結腸移
行部b、左結腸曲cおよび右結腸曲d等の屈曲部を通過
させる作業は非常に難しいものとなる。
【0004】例えば、図11(B)に示すように内視鏡
の挿入部eの先端部側に設けられた湾曲部fがS字状結
腸下行結腸移行部bに達した際、これよりもさらに奥へ
進ませようと挿入部eの手元側を押し込んでも、湾曲部
fと腸壁との間の滑りが悪いために、図11(C)に示
すようにS字状結腸下行結腸移行部bの手前側のA部分
のループが大きくなるだけで、挿入部eの挿入が進ま
ず、披検者の負担が増大する問題がある。
の挿入部eの先端部側に設けられた湾曲部fがS字状結
腸下行結腸移行部bに達した際、これよりもさらに奥へ
進ませようと挿入部eの手元側を押し込んでも、湾曲部
fと腸壁との間の滑りが悪いために、図11(C)に示
すようにS字状結腸下行結腸移行部bの手前側のA部分
のループが大きくなるだけで、挿入部eの挿入が進ま
ず、披検者の負担が増大する問題がある。
【0005】そのため、例えば実開平2−104003
号公報では図12(A),(B)に示すように親水性潤
滑処理を施した軟性チューブgを湾曲部fの外表面に着
脱自在に被嵌させることにより、湾曲部fの外周面の滑
り性を良くすることが提案されている。
号公報では図12(A),(B)に示すように親水性潤
滑処理を施した軟性チューブgを湾曲部fの外表面に着
脱自在に被嵌させることにより、湾曲部fの外周面の滑
り性を良くすることが提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構成のものに
あっては親水性潤滑処理テープgは長方形状に形成され
ている。そして、この親水性潤滑処理テープgは内視鏡
の湾曲部fの外表面に巻き付けた状態で装着されてい
る。そのため、図12(A),(C)に示すように内視
鏡の湾曲部fを曲げた場合にはその屈曲部hの内側部分
の親水性潤滑処理テープgにしわiが発生するので、こ
の親水性潤滑処理テープgにしわiの部分によって内視
鏡の挿入性を向上させるためのテープgの効果を半減さ
せてしまうおそれがある。
あっては親水性潤滑処理テープgは長方形状に形成され
ている。そして、この親水性潤滑処理テープgは内視鏡
の湾曲部fの外表面に巻き付けた状態で装着されてい
る。そのため、図12(A),(C)に示すように内視
鏡の湾曲部fを曲げた場合にはその屈曲部hの内側部分
の親水性潤滑処理テープgにしわiが発生するので、こ
の親水性潤滑処理テープgにしわiの部分によって内視
鏡の挿入性を向上させるためのテープgの効果を半減さ
せてしまうおそれがある。
【0007】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的は、テープ本体が固着された被覆対象部材
の屈曲時にその屈曲部の内側部分のテープ本体にしわが
発生することを防止して被覆対象部材の挿入性の低下等
を防止することができる親水性潤滑処理テープを提供す
ることにある。
で、その目的は、テープ本体が固着された被覆対象部材
の屈曲時にその屈曲部の内側部分のテープ本体にしわが
発生することを防止して被覆対象部材の挿入性の低下等
を防止することができる親水性潤滑処理テープを提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は柔軟性を備えた
テープ本体の外表面に親水性潤滑処理が施され、前記テ
ープ本体の内面が被覆対象部材に固定される親水性潤滑
処理テープにおいて、前記テープ本体に前記被覆対象部
材の屈曲時にしわが発生することを防止するしわ発生防
止手段を設けたものである。
テープ本体の外表面に親水性潤滑処理が施され、前記テ
ープ本体の内面が被覆対象部材に固定される親水性潤滑
処理テープにおいて、前記テープ本体に前記被覆対象部
材の屈曲時にしわが発生することを防止するしわ発生防
止手段を設けたものである。
【0009】
【作用】被覆対象部材の屈曲時にはテープ本体のスリッ
トや、孔等のしわ発生防止手段によってテープ本体にし
わが発生することを防止するようにしたものである。
トや、孔等のしわ発生防止手段によってテープ本体にし
わが発生することを防止するようにしたものである。
【0010】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図1乃至図4
(D)を参照して説明する。図1は電子内視鏡装置全体
の概略構成を示すものである。この電子内視鏡装置は電
子内視鏡1と、この電子内視鏡1に照明光を供給する光
源装置2と、電子内視鏡1に対する映像信号を処理する
ビデオプロセッサ3と、このビデオプロセッサ3で信号
処理された映像信号による被写体像を表示するモニタ4
と、映像信号を記録再生するVTR5と、映像信号によ
り被写体像を印字するビデオプリンタ6と、映像信号を
記録する大容量の記憶装置であるビデオディスク7等か
ら構成されている。
(D)を参照して説明する。図1は電子内視鏡装置全体
の概略構成を示すものである。この電子内視鏡装置は電
子内視鏡1と、この電子内視鏡1に照明光を供給する光
源装置2と、電子内視鏡1に対する映像信号を処理する
ビデオプロセッサ3と、このビデオプロセッサ3で信号
処理された映像信号による被写体像を表示するモニタ4
と、映像信号を記録再生するVTR5と、映像信号によ
り被写体像を印字するビデオプリンタ6と、映像信号を
記録する大容量の記憶装置であるビデオディスク7等か
ら構成されている。
【0011】また、電子内視鏡1には手元側の操作部8
とこの操作部8に連結され、体腔内に挿入できるように
細長に形成された挿入部9とが設けられている。さら
に、操作部8にはユニバーサルコード10の基端部が連
結されている。このユニバーサルコード10の先端部に
はコネクタ部11が連結されている。そして、このコネ
クタ部11は光源装置2に着脱可能に接続されている。
なお、コネクタ部11に接続された接続ケーブル12の
先端部はビデオプロセッサ3に接続されている。
とこの操作部8に連結され、体腔内に挿入できるように
細長に形成された挿入部9とが設けられている。さら
に、操作部8にはユニバーサルコード10の基端部が連
結されている。このユニバーサルコード10の先端部に
はコネクタ部11が連結されている。そして、このコネ
クタ部11は光源装置2に着脱可能に接続されている。
なお、コネクタ部11に接続された接続ケーブル12の
先端部はビデオプロセッサ3に接続されている。
【0012】また、挿入部9には操作部8に連結された
長尺の可撓管部13と、最先端に配置された先端構成部
14との間に4方向に湾曲可能な湾曲部15が配設され
ている。さらに、図2に示すように先端構成部14の本
体14a内には対物レンズユニット16とそれに接続さ
れている固体撮像装置17とが設置されている。
長尺の可撓管部13と、最先端に配置された先端構成部
14との間に4方向に湾曲可能な湾曲部15が配設され
ている。さらに、図2に示すように先端構成部14の本
体14a内には対物レンズユニット16とそれに接続さ
れている固体撮像装置17とが設置されている。
【0013】対物レンズユニット16内には図示しない
対物レンズが設置されている。さらに、固体撮像装置1
7内には図示しない固体撮像素子やそれに接続されてい
る回路基板が設置されている。この回路基板に接続され
た信号ケーブル18の基端部は図1に示すようにユニバ
ーサルコード10内を通してコネクタ部11に接続され
ている。このコネクタ部11は接続ケーブル12によっ
てビデオプロセッサ3に接続され、モニタ4上に画像を
写し出している。
対物レンズが設置されている。さらに、固体撮像装置1
7内には図示しない固体撮像素子やそれに接続されてい
る回路基板が設置されている。この回路基板に接続され
た信号ケーブル18の基端部は図1に示すようにユニバ
ーサルコード10内を通してコネクタ部11に接続され
ている。このコネクタ部11は接続ケーブル12によっ
てビデオプロセッサ3に接続され、モニタ4上に画像を
写し出している。
【0014】また、先端構成部14の本体14a内には
図2に示す鉗子挿通孔19および図3に示すノズル挿通
孔20が形成されている。ここで、鉗子挿通孔19には
鉗子挿通パイプ21の先端部が挿入状態で連結されてい
る。この鉗子挿通パイプ21の基端部は鉗子挿通孔19
の外部側に延出され、この延出部に鉗子挿通チャンネル
22の先端部が接続されている。
図2に示す鉗子挿通孔19および図3に示すノズル挿通
孔20が形成されている。ここで、鉗子挿通孔19には
鉗子挿通パイプ21の先端部が挿入状態で連結されてい
る。この鉗子挿通パイプ21の基端部は鉗子挿通孔19
の外部側に延出され、この延出部に鉗子挿通チャンネル
22の先端部が接続されている。
【0015】さらに、ノズル挿通孔20の先端部には対
物レンズを洗浄する送気送水ノズル23の基端部が挿入
状態で連結されている。この送気送水ノズル23はディ
スポーザブルであり、図示しない取付けねじで先端構成
部本体14aの外面を被覆する絶縁カバー24の側面よ
り固定されている。なお、送気送水ノズル23の外径と
先端構成部14内のノズル挿通孔20の内径とは略同径
である。
物レンズを洗浄する送気送水ノズル23の基端部が挿入
状態で連結されている。この送気送水ノズル23はディ
スポーザブルであり、図示しない取付けねじで先端構成
部本体14aの外面を被覆する絶縁カバー24の側面よ
り固定されている。なお、送気送水ノズル23の外径と
先端構成部14内のノズル挿通孔20の内径とは略同径
である。
【0016】また、ノズル挿通孔20の基端部には送気
送水パイプ25の先端部が挿入状態で連結されている。
この送気送水パイプ25の基端部は鉗子挿通孔19の外
部側に延出され、この延出部に送気送水チューブ26の
先端部が接続されている。
送水パイプ25の先端部が挿入状態で連結されている。
この送気送水パイプ25の基端部は鉗子挿通孔19の外
部側に延出され、この延出部に送気送水チューブ26の
先端部が接続されている。
【0017】また、湾曲部15には図4(A)に示すよ
うにアクリルまたはプラスチック材料によって形成され
た複数の湾曲駒27…が並設されている。この場合、最
先端の第1湾曲駒27aは図3に示すように先端構成部
本体14aの後端部に固定されている。
うにアクリルまたはプラスチック材料によって形成され
た複数の湾曲駒27…が並設されている。この場合、最
先端の第1湾曲駒27aは図3に示すように先端構成部
本体14aの後端部に固定されている。
【0018】さらに、図4(B)に示すように各湾曲駒
27には軸方向に沿って貫通された8個の貫通孔29…
が設けられている。各々の貫通孔29には湾曲軸28の
垂直方向、水平方向の4ケ所にアングルワイヤ30が挿
通されている。また、各アングルワイヤ30間の4ケ所
の貫通孔29にはステンレス製のSUSパイプ31が挿
通されている。そして、これらのSUSパイプ31の弾
性によって湾曲部15の弾発性をあげ、内視鏡1の挿入
性を向上させることができる。
27には軸方向に沿って貫通された8個の貫通孔29…
が設けられている。各々の貫通孔29には湾曲軸28の
垂直方向、水平方向の4ケ所にアングルワイヤ30が挿
通されている。また、各アングルワイヤ30間の4ケ所
の貫通孔29にはステンレス製のSUSパイプ31が挿
通されている。そして、これらのSUSパイプ31の弾
性によって湾曲部15の弾発性をあげ、内視鏡1の挿入
性を向上させることができる。
【0019】また、湾曲部15には湾曲駒27…の外周
面側に湾曲部ゴムチューブ32が配設されている。この
湾曲部ゴムチューブ32の外周にはこの湾曲部ゴムチュ
ーブ32の破裂防止のためにステンレス製の網管によっ
て形成されるSUSブレード33が装着されている。な
お、湾曲部ゴムチューブ32の先端部には固定糸によっ
て先端構成部本体14a側に固定された糸巻固定部34
が設けられている。
面側に湾曲部ゴムチューブ32が配設されている。この
湾曲部ゴムチューブ32の外周にはこの湾曲部ゴムチュ
ーブ32の破裂防止のためにステンレス製の網管によっ
て形成されるSUSブレード33が装着されている。な
お、湾曲部ゴムチューブ32の先端部には固定糸によっ
て先端構成部本体14a側に固定された糸巻固定部34
が設けられている。
【0020】さらに、挿入部9の外周面には図4(C)
に示すように親水性潤滑処理テープ35が貼着されてい
る。この親水性潤滑処理テープ35は柔軟性を備えたテ
ープ本体36の外表面に親水性潤滑処理が施されるとと
もに、このテープ本体36の内面が内視鏡1の挿入部9
等の被覆対象部材に接着固定されるものである。
に示すように親水性潤滑処理テープ35が貼着されてい
る。この親水性潤滑処理テープ35は柔軟性を備えたテ
ープ本体36の外表面に親水性潤滑処理が施されるとと
もに、このテープ本体36の内面が内視鏡1の挿入部9
等の被覆対象部材に接着固定されるものである。
【0021】また、この親水性潤滑処理テープ35には
テープ本体36に図4(C),(D)に示すように多数
の円孔37…が並設されている。そして、これらの円孔
37…によって被覆対象部材である内視鏡1の挿入部9
の屈曲時にテープ本体36にしわが発生することを防止
するしわ発生防止手段が形成されている。
テープ本体36に図4(C),(D)に示すように多数
の円孔37…が並設されている。そして、これらの円孔
37…によって被覆対象部材である内視鏡1の挿入部9
の屈曲時にテープ本体36にしわが発生することを防止
するしわ発生防止手段が形成されている。
【0022】なお、親水性潤滑処理テープ35を内視鏡
1の挿入部9に貼着する場合には予め、親水性潤滑処理
テープ35を内視鏡1の挿入部9の長さに合わせて切断
する。そして、この親水性潤滑処理テープ35の長手方
向を挿入部9の軸心方向に合わせた状態で、挿入部9の
外周面をこの親水性潤滑処理テープ35で巻くように親
水性潤滑処理テープ35を内視鏡1の挿入部9に張り付
けるようになっている。
1の挿入部9に貼着する場合には予め、親水性潤滑処理
テープ35を内視鏡1の挿入部9の長さに合わせて切断
する。そして、この親水性潤滑処理テープ35の長手方
向を挿入部9の軸心方向に合わせた状態で、挿入部9の
外周面をこの親水性潤滑処理テープ35で巻くように親
水性潤滑処理テープ35を内視鏡1の挿入部9に張り付
けるようになっている。
【0023】次に、上記構成の作用について説明する。
まず、内視鏡1の挿入部9の湾曲時にはこの挿入部9に
おける湾曲の内部側には圧縮力、湾曲の外部側には引っ
張り力がそれぞれ作用する。そして、挿入部9の外周面
に貼着された親水性潤滑処理テープ35にも同様に湾曲
の内部側には圧縮力、湾曲の外部側には引っ張り力がそ
れぞれ作用する。
まず、内視鏡1の挿入部9の湾曲時にはこの挿入部9に
おける湾曲の内部側には圧縮力、湾曲の外部側には引っ
張り力がそれぞれ作用する。そして、挿入部9の外周面
に貼着された親水性潤滑処理テープ35にも同様に湾曲
の内部側には圧縮力、湾曲の外部側には引っ張り力がそ
れぞれ作用する。
【0024】このとき、親水性潤滑処理テープ35に作
用する湾曲の内部側の圧縮力および湾曲の外部側の引っ
張り力は親水性潤滑処理テープ35のテープ本体36に
形成されている多数の円孔37…の変形動作によって吸
収されるので、従来のように湾曲の内側部分の親水性潤
滑処理テープ35のテープ本体36にしわが発生するこ
とを防止することができる。そのため、親水性潤滑処理
テープ35の効果を十分に発揮させることができ、内視
鏡1を体腔内にスムーズに挿入することができるので、
内視鏡検査時の患者の苦痛を低減させることができる。
用する湾曲の内部側の圧縮力および湾曲の外部側の引っ
張り力は親水性潤滑処理テープ35のテープ本体36に
形成されている多数の円孔37…の変形動作によって吸
収されるので、従来のように湾曲の内側部分の親水性潤
滑処理テープ35のテープ本体36にしわが発生するこ
とを防止することができる。そのため、親水性潤滑処理
テープ35の効果を十分に発揮させることができ、内視
鏡1を体腔内にスムーズに挿入することができるので、
内視鏡検査時の患者の苦痛を低減させることができる。
【0025】また、図5(A),(B)は本発明の第2
の実施例を示すものである。これは、第1の実施例とは
異なる形状の親水性潤滑処理テープを設けたものであ
る。すなわち、ここでは親水性潤滑処理テープのテープ
本体41における中心部42の両側にそれぞれくし歯状
の複数のスリット43…を形成するとともに、中心部4
2には多数の孔44…を並設させたものである。
の実施例を示すものである。これは、第1の実施例とは
異なる形状の親水性潤滑処理テープを設けたものであ
る。すなわち、ここでは親水性潤滑処理テープのテープ
本体41における中心部42の両側にそれぞれくし歯状
の複数のスリット43…を形成するとともに、中心部4
2には多数の孔44…を並設させたものである。
【0026】そこで、上記構成のものにあっても内視鏡
1の挿入部9の湾曲時に親水性潤滑処理テープのテープ
本体41に作用する湾曲の内部側の圧縮力および湾曲の
外部側の引っ張り力は親水性潤滑処理テープのテープ本
体41に形成されているくし歯状の複数のスリット43
…および中心部42の多数の孔44…の変形動作によっ
て吸収させることができるので、この場合も第1の実施
例と同様に湾曲の内側部分の親水性潤滑処理テープのテ
ープ本体41にしわが発生することを防止することがで
き、親水性潤滑処理テープの効果を十分に発揮させるこ
とができる。
1の挿入部9の湾曲時に親水性潤滑処理テープのテープ
本体41に作用する湾曲の内部側の圧縮力および湾曲の
外部側の引っ張り力は親水性潤滑処理テープのテープ本
体41に形成されているくし歯状の複数のスリット43
…および中心部42の多数の孔44…の変形動作によっ
て吸収させることができるので、この場合も第1の実施
例と同様に湾曲の内側部分の親水性潤滑処理テープのテ
ープ本体41にしわが発生することを防止することがで
き、親水性潤滑処理テープの効果を十分に発揮させるこ
とができる。
【0027】また、図6(A),(B)は本発明の第3
の実施例を示すものである。これは、親水性潤滑処理テ
ープのテープ本体51における一方の端辺に形成された
連結部52の片側にくし歯状の複数のスリット53…を
形成したものである。
の実施例を示すものである。これは、親水性潤滑処理テ
ープのテープ本体51における一方の端辺に形成された
連結部52の片側にくし歯状の複数のスリット53…を
形成したものである。
【0028】そこで、上記構成のものにあっても内視鏡
1の挿入部9の湾曲時に親水性潤滑処理テープのテープ
本体51に作用する湾曲の内部側の圧縮力および湾曲の
外部側の引っ張り力は親水性潤滑処理テープのテープ本
体51に形成されているくし歯状の複数のスリット53
…の変形動作によって吸収させることができるので、こ
の場合も第1の実施例と同様に湾曲の内側部分の親水性
潤滑処理テープのテープ本体41にしわが発生すること
を防止することができ、親水性潤滑処理テープの効果を
十分に発揮させることができる。
1の挿入部9の湾曲時に親水性潤滑処理テープのテープ
本体51に作用する湾曲の内部側の圧縮力および湾曲の
外部側の引っ張り力は親水性潤滑処理テープのテープ本
体51に形成されているくし歯状の複数のスリット53
…の変形動作によって吸収させることができるので、こ
の場合も第1の実施例と同様に湾曲の内側部分の親水性
潤滑処理テープのテープ本体41にしわが発生すること
を防止することができ、親水性潤滑処理テープの効果を
十分に発揮させることができる。
【0029】また、図7に示す本発明の第4の実施例の
ように内視鏡1の挿入部9におけるアングルのダウン側
のみに親水性潤滑処理テープ35を装着する構成にして
もよい。
ように内視鏡1の挿入部9におけるアングルのダウン側
のみに親水性潤滑処理テープ35を装着する構成にして
もよい。
【0030】また、図8に示す本発明の第5の実施例の
ように内視鏡1の湾曲部15の外周面に装着される親水
性潤滑処理テープ35の先端部を先端構成部本体14a
の絶縁カバーに設けられた溝61内に係合される弾性部
材でできたリング状の固定具62により固定する構成に
してもよい。
ように内視鏡1の湾曲部15の外周面に装着される親水
性潤滑処理テープ35の先端部を先端構成部本体14a
の絶縁カバーに設けられた溝61内に係合される弾性部
材でできたリング状の固定具62により固定する構成に
してもよい。
【0031】また、図9は湾曲部15の変形例を示すも
のである。ここでは、湾曲部15の前部側に配設された
前部湾曲部の各湾曲駒27の内周面にワイヤ受部71が
突設され、各ワイヤ受部71にアングルワイヤ30が挿
通されている。
のである。ここでは、湾曲部15の前部側に配設された
前部湾曲部の各湾曲駒27の内周面にワイヤ受部71が
突設され、各ワイヤ受部71にアングルワイヤ30が挿
通されている。
【0032】さらに、湾曲部15の後部側部に配設され
た後部側湾曲部の最先端の湾曲駒27にはステンレス製
のSUSパイプ72の先端部が固定され、このSUSパ
イプ72の基端部側が操作部8側に向って延出されると
ともに、このSUSパイプ72内にアングルワイヤ30
が挿通されている。したがって、この場合にはSUSパ
イプ72の弾性によって湾曲部15の弾発性をあげ、内
視鏡1の挿入性を向上させることができる。
た後部側湾曲部の最先端の湾曲駒27にはステンレス製
のSUSパイプ72の先端部が固定され、このSUSパ
イプ72の基端部側が操作部8側に向って延出されると
ともに、このSUSパイプ72内にアングルワイヤ30
が挿通されている。したがって、この場合にはSUSパ
イプ72の弾性によって湾曲部15の弾発性をあげ、内
視鏡1の挿入性を向上させることができる。
【0033】また、図10は内視鏡1のオートクレーブ
滅菌ケースを示すものである。このオートクレーブ滅菌
ケースのケース本体81内には内視鏡1を固定するハン
ガー82が設置されており、このハンガー82に内視鏡
1が設置される。
滅菌ケースを示すものである。このオートクレーブ滅菌
ケースのケース本体81内には内視鏡1を固定するハン
ガー82が設置されており、このハンガー82に内視鏡
1が設置される。
【0034】また、ケース本体81の上面開口部には蓋
体83が装着され、この状態でオートクレーブ滅菌処理
が行なわれる。ここで、ケース本体81および蓋体83
は共に耐オートクレーブ性のある材質でできている。さ
らに、蓋体83は抗菌材でできている。
体83が装着され、この状態でオートクレーブ滅菌処理
が行なわれる。ここで、ケース本体81および蓋体83
は共に耐オートクレーブ性のある材質でできている。さ
らに、蓋体83は抗菌材でできている。
【0035】また、ケース本体81の側面には床面から
離された位置に通気孔84が形成され、ケース本体81
の半分よりも上方に配設されている。さらに、蓋体83
の周縁部位には通気孔84を閉塞する通気孔閉塞部が設
けられている。
離された位置に通気孔84が形成され、ケース本体81
の半分よりも上方に配設されている。さらに、蓋体83
の周縁部位には通気孔84を閉塞する通気孔閉塞部が設
けられている。
【0036】そこで、上記構成のものにあってはオート
クレーブ滅菌後、オートクレーブ滅菌ケースのケース本
体81を内視鏡1の収納ケースとしても使えるので、検
査に内視鏡1を使うまで、内視鏡1の滅菌状態を保つこ
とができる。
クレーブ滅菌後、オートクレーブ滅菌ケースのケース本
体81を内視鏡1の収納ケースとしても使えるので、検
査に内視鏡1を使うまで、内視鏡1の滅菌状態を保つこ
とができる。
【0037】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではない。例えば、上記実施例では内視鏡1の挿入部
9に親水性潤滑処理テープ35を装着したものを示した
が、鉗子等の処置具や、カテーテルの挿入部に親水性潤
滑処理テープ35を装着する構成にしてもよい。さら
に、その他本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実
施できることは勿論である。
のではない。例えば、上記実施例では内視鏡1の挿入部
9に親水性潤滑処理テープ35を装着したものを示した
が、鉗子等の処置具や、カテーテルの挿入部に親水性潤
滑処理テープ35を装着する構成にしてもよい。さら
に、その他本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実
施できることは勿論である。
【0038】
【発明の効果】本発明によればテープ本体に被覆対象部
材の屈曲時にしわが発生することを防止するしわ発生防
止手段を設けたので、テープ本体が固着された被覆対象
部材の屈曲時にその屈曲部の内側部分のテープ本体にし
わが発生することを防止して被覆対象部材の挿入性の低
下等を防止することができる。
材の屈曲時にしわが発生することを防止するしわ発生防
止手段を設けたので、テープ本体が固着された被覆対象
部材の屈曲時にその屈曲部の内側部分のテープ本体にし
わが発生することを防止して被覆対象部材の挿入性の低
下等を防止することができる。
【図1】 電子内視鏡装置全体の概略構成図。
【図2】 先端構成部における鉗子挿通チャンネルの接
続状態を示す要部の縦断面図。
続状態を示す要部の縦断面図。
【図3】 先端構成部における送気送水ノズルの取付け
状態を示す要部の縦断面図。
状態を示す要部の縦断面図。
【図4】 (A)は湾曲部の湾曲駒の連結状態を示す要
部の縦断面図、(B)は同横断面図、(C)は本発明の
第1の実施例の親水性潤滑処理テープを内視鏡の挿入部
に装着した装着状態を示す斜視図、(D)は親水性潤滑
処理テープの平面図。
部の縦断面図、(B)は同横断面図、(C)は本発明の
第1の実施例の親水性潤滑処理テープを内視鏡の挿入部
に装着した装着状態を示す斜視図、(D)は親水性潤滑
処理テープの平面図。
【図5】 本発明の第2の実施例を示すもので、(A)
は親水性潤滑処理テープの装着状態を示す斜視図、
(B)は親水性潤滑処理テープの平面図。
は親水性潤滑処理テープの装着状態を示す斜視図、
(B)は親水性潤滑処理テープの平面図。
【図6】 本発明の第3の実施例を示すもので、(A)
は親水性潤滑処理テープの装着状態を示す斜視図、
(B)は親水性潤滑処理テープの平面図。
は親水性潤滑処理テープの装着状態を示す斜視図、
(B)は親水性潤滑処理テープの平面図。
【図7】 本発明の第4の実施例を示す側面図。
【図8】 本発明の第5の実施例を示す要部の縦断面
図。
図。
【図9】 湾曲部の変形例を示す要部の縦断面図。
【図10】 内視鏡のオートクレーブ滅菌ケースを示す
縦断面図。
縦断面図。
【図11】 (A)は大腸の概略構成図、(B)は内視
鏡の挿入部の大腸内への挿入状態を示す概略構成図、
(C)は内視鏡の挿入部の挿入が進まない状態を示す概
略構成図。
鏡の挿入部の大腸内への挿入状態を示す概略構成図、
(C)は内視鏡の挿入部の挿入が進まない状態を示す概
略構成図。
【図12】 従来例を示すもので、(A)は内視鏡の挿
入部に装着された親水性潤滑処理テープの装着状態を示
す側面図、(B)は同斜視図、(C)は湾曲部の湾曲状
態を示す側面図。
入部に装着された親水性潤滑処理テープの装着状態を示
す側面図、(B)は同斜視図、(C)は湾曲部の湾曲状
態を示す側面図。
【符号の説明】 9…挿入部(被覆対象部材)、36,41,51…テー
プ本体、37…円孔(しわ発生防止手段)、43,53
…スリット(しわ発生防止手段)、44…孔(しわ発生
防止手段)。
プ本体、37…円孔(しわ発生防止手段)、43,53
…スリット(しわ発生防止手段)、44…孔(しわ発生
防止手段)。
Claims (1)
- 【請求項1】 柔軟性を備えたテープ本体の外表面に親
水性潤滑処理が施され、前記テープ本体の内面が被覆対
象部材に固定される親水性潤滑処理テープにおいて、前
記テープ本体に前記被覆対象部材の屈曲時にしわが発生
することを防止するしわ発生防止手段を設けたことを特
徴とする親水性潤滑処理テープ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5143720A JPH07343A (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | 親水性潤滑処理テープ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5143720A JPH07343A (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | 親水性潤滑処理テープ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07343A true JPH07343A (ja) | 1995-01-06 |
Family
ID=15345430
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5143720A Withdrawn JPH07343A (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | 親水性潤滑処理テープ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07343A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006288743A (ja) * | 2005-04-11 | 2006-10-26 | Olympus Medical Systems Corp | カプセル型内視鏡の収容ケース |
JP2012125442A (ja) * | 2010-12-16 | 2012-07-05 | Hoya Corp | 内視鏡および内視鏡挿入部先端への外皮固定方法 |
WO2015140264A1 (en) | 2014-03-20 | 2015-09-24 | Karlsruher Institut für Technologie | Oxyfluoride compounds for lithium-cells and batteries |
-
1993
- 1993-06-15 JP JP5143720A patent/JPH07343A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006288743A (ja) * | 2005-04-11 | 2006-10-26 | Olympus Medical Systems Corp | カプセル型内視鏡の収容ケース |
JP4579038B2 (ja) * | 2005-04-11 | 2010-11-10 | オリンパスメディカルシステムズ株式会社 | 無線型被検体内情報取得装置の収容ケース |
JP2012125442A (ja) * | 2010-12-16 | 2012-07-05 | Hoya Corp | 内視鏡および内視鏡挿入部先端への外皮固定方法 |
WO2015140264A1 (en) | 2014-03-20 | 2015-09-24 | Karlsruher Institut für Technologie | Oxyfluoride compounds for lithium-cells and batteries |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000905 |