JP2702922B2 - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡

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JP2702922B2
JP2702922B2 JP62085281A JP8528187A JP2702922B2 JP 2702922 B2 JP2702922 B2 JP 2702922B2 JP 62085281 A JP62085281 A JP 62085281A JP 8528187 A JP8528187 A JP 8528187A JP 2702922 B2 JP2702922 B2 JP 2702922B2
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久雄 矢部
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Olympus Optic Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は操作ワイヤを押し引きして挿入部の湾曲管部
を強制的に湾曲操作するようにした内視鏡に関する。 〔従来の技術〕 一般に、内視鏡の挿入部における湾曲管部はその挿入
部に挿通した操作ワイヤを手元操作部におけるワイヤ牽
引操作機構により押し引きすることにより強制的に湾曲
させられるようになっている。そして、たとえば特開昭
60−66723号公報で示されるように上記操作ワイヤは挿
入部の可撓管部内においてはコイル状に形成したワイヤ
ガイドによって案内される。 〔発明が解決しようとする問題点〕 ところで、上記ワイヤガイドは内視鏡の使用を重ねる
と、座屈しやすくなる。特に、大きく湾曲する向きのも
のであったり、湾曲させる頻度の高い向きのものでは受
ける圧縮力により第4図で示すように座屈しやすい。そ
して、ワイヤガイドが座屈すると、操作ワイヤの進退が
妨げられる結果、ワイヤ押引き機構を駆動する湾曲操作
ノブを操作する回転力量が重くなり、操作性を損なう。 また、ワイヤガイドと操作ワイヤとの間のクリアラン
スを大きくすることも一応考えられるが、この方式では
ワイヤガイドの外径が大きくなるので挿入部内のスペー
スを狭くし、まさ、挿入部の外径を大きくする必要があ
るなどの不都合が生じる。 本発明は上記事情に着目してなされたもので、その目
的とするところは挿入部の外径の増加または挿入部内の
スペースを狭くすることを極力回避しつつ、ワイヤガイ
ドが座屈しても操作ワイヤの進退が比較的妨げられない
内視鏡を提供することにある。 〔問題点を解決するための手段および作用〕 本発明は挿入部の湾曲管部を湾曲操作する操作ワイヤ
とこれを挿通して案内するワイヤガイドとのクリアラン
スを少なくとも2種類とし、座屈しやすい側のクリアラ
ンスを座屈しにくい側のクリアランスよりも大きく設定
したものである。 したがって、座屈しやすい側のワイヤガイドが仮に座
屈してもこのワイヤガイドに挿通してある操作ワイヤの
進退は比較的妨げられない。また、すべてのワイヤガイ
ドについてクリアランスを大きくする必要がないので、
そのすべてのワイヤガイドを太くする必要がない。 〔実施例〕 第1図ないし第3図は本発明の一実施例を示すもので
ある。第1図中1は上部消化管汎用の内視鏡であり、こ
の内視鏡1は挿入部2、操作部3およびユニバーサルコ
ード4からなる。ユニバーサルコード4の先端には図示
しない光源装置に接続するためのコネクタ5が設けられ
ている。上記挿入部2は手元側の可撓管部6と、この可
撓管部6の先端に連結された湾曲管部7と、湾曲管部7
の先端に連結した先端構成部8とから構成されている。
この先端構成部8には対物レンズ9、図示しない照明窓
等が設けられている。そして、対物レンズ9にはイメー
ジガイド11が光学的に接続されており、このイメージガ
イド11は挿入部2内を通じて操作部3に導びかれ、接眼
部12に接続されている。また、照明窓に接続されるライ
ドガイド13は挿入部2、操作部3およびユニバーサルコ
ード4を通じてコネクタ5のライトガイド管14内に達し
ている。なお、挿入部2内には第2図で示すように鉗子
チャンネルチューブ15や送気送水チューブ16等が内挿さ
れている。 上記挿入部2の湾曲管部7は第1図で示すように複数
の湾曲駒17…を軸方向に並べて互いに上下方向へ回動自
在に連結してなり、この外側を外皮チューブ18で覆って
いる。 また、この湾曲駒17…の形状は上向き側と下向き側と
で異なっており、湾曲角は上向きに210゜,下向きに90
゜になっている。つまり、上向き側の場合がより大きく
湾曲できる構成としてある。 さらに、最先端の湾曲駒17には上下一対の湾曲の操作
ワイヤ21,22が連結されている。すなわち、湾曲駒17の
上下端には操作ワイヤ21,22の先端を連結するための取
着部23,24を設けてある。また、上下の操作ワイヤ21,22
は挿入部2の内腔の上下に沿って挿通され、湾曲管部7
内においては湾曲駒17…に形成したガイドリング25…,2
6…によって案内されるとともに、可撓管部6内におい
てはそれぞれ後述するワイヤガイド27,28によって案内
されている。そして、この操作ワイヤ21,22の基端は操
作部3に設けたワイヤ牽引操作機構29に連結されてい
る。 このワイヤ牽引操作機構29はピニオン31とこのピニオ
ン31を挾むように設けた一対のラック32,33とからな
り、上記ラック32,33に対して個々に上記操作ワイヤ21,
22を連結してある。また、ピニオン31の回転軸34には図
示しない湾曲操作ノブが取り付けられている。 一方、挿入部2の可撓管部6内において操作ワイヤ2
1,22を案内するワイヤガイド27,28は第3図で示すよう
に断面形状が円形でたとえばステンレス等の金属製素線
35を密巻きとしたコイルからなり、この内部に一定のク
リアランスを設けてそれぞれ操作ワイヤ21,22を挿通し
ている。また、各ワイヤガイド27,28は可撓管部6の上
下各内面に沿ってそれぞれ配設されるとともに、その先
端と後端は可撓管部6の先端部分と後端部分にそれぞれ
取着固定される。さらに、各ワイヤガイド27,28におけ
る上記クリアランスは異なり、この実施例の場合には上
向き側のワイヤガイド27のものが下向き側のワイヤガイ
ド28のものより大きく設定してある。すなわち、上向き
側、下向き側の操作ワイヤ21,22とも同じ0.62mmの外径
のものであり、また、各ワイヤガイド27,28の金属製素
線35も同じ径0.3mmのものを用いてあるが、そのコイル
の内径を異ならしてある。つまり、上向き側のワイヤガ
イド27の内径を0.85mmとし、下方向側のワイヤガイド28
の内径を0.7mmとしてある。したがって、上向き側のワ
イヤガイド27におけるクリアランスは0.23mm、下方向側
のワイヤガイド28におけるクリアランスは0.08mmであ
る。 しかして、上記内視鏡においてその湾曲管部7は前述
したように上向き側の湾曲角が210゜で下向き側の90゜
に比べて大きい。また、この内視鏡1は上部消化管に使
用されるため、上向き側に集中して大きく湾曲させられ
る頻度が多い。そして、このような使用を重ねていく
と、牽引使用頻度の多い上向き側のワイヤガイド27に加
わる圧縮力が大きいので、これが座屈することが起り得
る。 しかし、この上向き側のワイヤガイド27におけるクリ
アランスは大きくしてあるので、仮に座屈しても操作ワ
イヤ21の進退が比較的妨げられることはない。したがっ
て、操作ノブの操作を重くすることがない。 また、座屈が起きても操作ワイヤ21の進退が妨げられ
ず、このため、操作ワイヤ21に必要以上の張力が加わら
ない。したがって、操作ワイヤ21が伸び、湾曲角の減少
をもたらすことがない。 一方、下向き側のワイヤガイド28についてのクリアラ
ンスは通常通りに設定し、そのワイヤガイド28の太径化
を防止するため、挿入部2内のスペースを狭くすること
がなく、また、挿入部2の細径化を確保できる。 なお、上部消化管汎用内視鏡でも左右方向にも湾曲さ
せる形式のものではこの左右方向の湾曲角が下向き側と
同じように小さく、また、使用頻度が低い。したがっ
て、上向き側のワイヤガイドについてのクリアランスの
みを他のものより大きくすればよい。 また、大腸用内視鏡では上下方向の湾曲角が左右方向
のものより大きく、その使用頻度も高い。ERCPに用いる
十二指腸用内視鏡では下向きと左向きの湾曲角が同じで
右向きの湾曲角より小さいが、上向きの湾曲角はこれら
より大きい。また、使用頻度は上向き湾曲が最も多く、
これについで右向きが多く、これに比べて下向きと左向
きは著しく使用頻度が小さい。そこで、ワイヤガイドの
クリアランスは大腸用内視鏡では上向き側と下向き側の
ワイヤガイドのクリアランスを同じく、かつ左右側のワ
イヤガイドのクリアランスより大きく設定する。また、
左右側のワイヤガイドのクリアランスは同じ大きさにす
る。十二指腸用内視鏡では上向き側のワイヤガイドのク
リアランスを最も大きくし、これについで右向き側のワ
イヤガイドのクリアランスを大きくし、これに比べて下
向き側と左向き側の各ワイヤガイドのクリアランスを小
さく、かつ下向き側と左向き側のクリアランスを同じく
する。このように湾曲の大きさ、頻度は内視鏡の機種に
よって異なるが、座屈しやすい側のワイヤガイドのクリ
アランスを選んでこれを大きく設定する。 なお、座屈しやすい側のワイヤガイドの素線径のみを
太くすることにより挿入部2を太くすることなく、座屈
を防止することもできる。また、座屈を起しやすい側の
操作ワイヤは比較的伸びやすいものであるから、この操
作ワイヤのみを太くして強度をもたしてもよい。また、
ワイヤガイドの中間自由部分に熱収縮チューブ等を被せ
て座屈を極力防止するようにしてもよい。 〔発明の効果〕 以上説明したように本発明によれば、座屈を起しやす
い側のワイヤガイドのみにおけるクリアランスを大きく
したから、このワイヤガイドが座屈しても操作ワイヤの
進退を比較的妨げず、湾曲操作力量の増加を抑制できる
とともに、この操作ワイヤの伸びを抑制できる。また、
他のワイヤガイドにおけるクリアランスを大きくしない
ので、このワイヤガイドの細径化を確保できる。したが
って、挿入部内のスペースを広くできるとともに、挿入
部の細径化を達成できる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の一実施例の内視鏡の側断面図、第2図
は第1図中II−II線に沿う断面図、第3図および第4図
はワイヤガイドに操作ワイヤを挿通した状態の断面図で
ある。 1……内視鏡、2……挿入部、7……湾曲管部、21,22
……操作ワイヤ、27,28……ワイヤガイド、29……ワイ
ヤ牽引操作機構。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.密巻きコイルからなる複数のワイヤガイドを挿入部
    内に配設し、前記複数のワイヤガイドの各々に1本ずつ
    挿通した操作ワイヤを押し引きすることにより挿入部の
    湾曲管部を強制的に湾曲し得るようにした内視鏡におい
    て、 前記ワイヤガイドと前記操作ワイヤの各セットにおける
    前記ワイヤガイドと前記操作ワイヤとのクリアランスを
    少なくとも2種類とし、 湾曲角が大きい側あるいは使用頻度が高い側の湾曲方向
    に配置される前記ワイヤガイドと前記操作ワイヤにおけ
    るクリアランスを、湾曲角が小さい側あるいは使用頻度
    が低い側の湾曲方向に配置される前記ワイヤガイドと前
    記操作ワイヤにおけるクリアランスよりも大きくしたこ
    とを特徴とする内視鏡。
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