JPS63252128A

JPS63252128A - 内視鏡

Info

Publication number: JPS63252128A
Application number: JP62087068A
Authority: JP
Inventors: 鷲塚　信彦
Original assignee: Olympus Optical Co Ltd
Current assignee: Olympus Corp
Priority date: 1987-04-10
Filing date: 1987-04-10
Publication date: 1988-10-19

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は挿入部に湾曲部を設け、この湾曲部を強制的に
湾曲できるようにした内視鏡に関する。

［従来の技術］一般に、内視鏡の挿入部には湾曲部を設けてなり、この
湾曲部における湾曲芯材は複数の湾曲部を回動自在に連
結して構成されている。そして、挿入部内に挿通された
操作ワイヤの先端を湾曲芯材の先端付近に連結し、操作
ワイヤを押し引きすることにより湾曲するようになって
いる。

【発明が解決しようとする間ｍ点］ところで、近年では血管などの非常に狭い体腔内の観察
にも内視鏡が利用されるようになった。

このため、挿入部のより細い内視鏡が望まれるようにな
ってきている。従来、この種の内視鏡では挿入部の細径
化を目的として２方向へのみ湾曲させる形式のものが多
い。しかし、２方向のみの湾曲操作を行うにしても操作
ワイヤを２本設けることから挿入部の細径化には限界が
あった。

そこで、使用する操作ワイヤを１本にしてこの１本の操
作ワイヤを引くことにより湾曲部を一方の向きに湾曲さ
せるとともにその張力を解除することにより湾曲部の外
皮の弾性力により復元させる方式も試みられた。

しかし、この方式では湾曲部を被覆するゴム製の外皮に
ある弾性力を利用するが、その外皮には充分な弾性力が
なく、このため、湾曲部を引張る力を取り除いても湾曲
部が充分に元に戻らず、応答性のよい湾曲操作を行なう
ことができない。

本発明は上記事情に着目してなされたもので、その目的
とするところは挿入部の湾曲部を湾曲する操作ワイヤが
１本でも応答性のよい湾曲操作を行なうことができる内
視鏡を提供することにある。

［問題点を解決するための手段および作用］本発明は湾
曲芯材に弾性力を有した外皮を被覆して湾曲部を構成し
、この湾曲部は１本の操作ワイヤで片側に湾曲させるよ
うにするとともに上記外皮は操作ワイヤで湾曲する向き
とは反対側に位置する外皮部分側の弾性力を他の外皮部
分より強く形成したものである。

これによれば、１本の操作ワイヤでも応答性のよい湾曲
操作ができる。

［実施例］第１図ないし第３図は本発明の第１の実施例を示すもの
である。

第３図はこの実施側の内視鏡１を示している。

この内視鏡１は操作部２に挿入部３とユニバーサルコー
ド４とを連結してなる。挿入部３は手元側の可撓管浮か
ん５の先端に湾曲管６を連結し、この湾曲管６の先端に
は先端部７を連結してなるものである。また、ユニバー
サルコード４の延出先端には図示しない光源装置に接続
するためのコネクタ７が取着されている。さらに、操作
部２には湾曲操作用アングルレバ−８と接眼部９が設け
られている。

上記挿入部２における湾曲管（湾曲部）６は第１図で示
すように構成されている。すなわち、この湾曲管６は複
数の湾曲部１０を挿入部３の軸方向に沿って並べるとと
もにその隣接する湾曲部１０同士を軸ピン１１により回
動自在に連結して上下方向に湾曲自在な湾曲芯材１２を
構成してなり、この湾曲芯材１２の外周には金属製の網
管１３を被嵌し、さらに、網管１３の外周には弾性力の
ある、たとえば樹脂製の外皮１４を被覆しである。そし
て、最先端の湾曲部１０には上記先端部７の本体１５が
取着固定されている。また、手元側端の湾曲部１０は接
続管１６を介して可撓管５の先５の先端が取着固定され
ている。

さらに、上記湾曲部１０の内壁面部にはたとえばその壁
部を内側へ円弧状に切り出してなるワイヤ挿通ガイド部
１７が形成されている。また、この各ワイヤ挿通ガイド
部１７は第１図で示すように湾曲芯材１２の上側内面で
一列に並べて配設されている。つまり、各ワイヤ挿通ガ
イド部１７は上側に片寄って配置されている。そして、
この各ワイヤ挿通ガイド部１７にわたって１本の操作ワ
イヤ１８が挿通されている。この操作ワイヤ１８の先端
は最先端の湾曲部１０に対して取着されている。また、
操作ワイヤ１８の基端側は操作部２に導びかれ、その操
作部２内に設置したワイヤ牽引機構（図示しない。）に
連結されている。なお、ワイヤ牽引機構は上述したアン
グルレバ−８を回動操作することにより駆動され、操作
ワイヤ１８を牽引するようになっている。

また、上記湾曲管６の外皮の肉厚１４はその全周にわた
り均等ではなく、第２図で示すようにその内周円と外周
円とを偏心させることにより厚肉部１９と薄肉部２０と
を形成している。モして厚肉部１９は下側に、薄肉部２
０は上側になるように形成されている。つまり、操作ワ
イヤ１８を牽引することにより湾曲管６が湾曲する向き
側が薄く、これと対向する反対向き側が厚くなっている
。

しかして、薄肉部２０側に対して厚肉部１９の弾性力が
強く、強い復元力を示すようになっている。

次に、上記内視鏡１の湾曲作用について説明する。すな
わち、湾曲管６を上向きに湾曲させる場合には操作部２
におけるアングルレバ−８を回動操作して図示しないワ
イヤ牽引機構を駆動し、操作ワイヤ１８を牽引する。こ
れにより湾曲芯材１２の湾曲部１０を回動し、第２図で
示す矢印方向に湾曲芯材１２を湾曲する。この湾曲時に
おいて外皮１４の厚肉部１９にはその厚肉なために強力
な弾性力が生じている。

そこで、アングルレバ−８から手を離して操作ワイヤ１
８の張力を解除すると、上記厚肉部１９における弾性力
によって湾曲管６の全体が真直ぐな状態（中立状態）に
自動的に復元する。

しかして、１本の操作ワイヤ１８で湾曲管６を操作でき
るとともに、応答性のよい湾曲操作を行なうことができ
る。また、外皮１４の厚さを変えるだけで、湾曲管６を
中立な状態に戻すための機構を別に設ける必要がない。

第４図は本発明の第２の実施例を示すものである。この
実施例は外皮１４の厚さは全周にわたり均一であるとと
もに、湾曲管６の中心面を境にして下側の外皮部分２５
の弾性を強く、上側の外皮部分２６を弱くしたものであ
る。また、この各外皮部分２５．２６は一体に成型され
ている。この実施例においても弾性力の強い下側の外皮
部分２５の弾性力によって湾曲した湾曲管６を応答よく
真直状態に復元させる。

第５図は本発明の第３の実施例を示すものである。この
実施例は外皮１４の厚さを全周にわたり均一に形成する
とともに、操作ワイヤ１８に対向する下側の外皮部分２
７の部分に比較的弾性力の強い棒状の補強用弾性体２８
をその湾曲管６の中心軸方向に沿って内蔵したものであ
る。この実施例では補強用弾性体２８があることによっ
て下側の外皮部分２７の弾性力が他の部分より強くなる
。

このため、上記同様に湾曲管６を中立状態に戻す弾性力
が働く。

第６図および第７図は本発明の第４の実施例を示すもの
である。この実施例は上記第３の実施例における補強用
弾性体２８を第７図で示すような板状のものとしたもの
であり、より強い弾性力が得られる。

第８図は本発明の第５の実施例を示すものである。この
実施例は第３の実施例と同様に補強用弾性体２９を操作
ワイヤ１８に対向する外皮部分３０に設けるが、この補
強用弾性体２９は操作ワイヤ１８のある側とは反対側に
向けてγ４曲するような曲がりぐせを付設したものであ
る。したがって、操作ワイヤ１８に牽引張力を加えてい
ない状態では湾曲管６は第８図で示すように補強用弾性
体２９側に湾曲している。そこで、アングルレバ−８を
回動することにより操作ワイヤ１８を牽引すると、湾曲
管部８はその湾曲状態から一旦真直な中立状態となり、
さらに、牽引すると操作ワイヤ１８側へ湾曲する。そし
て、操作ワイヤ１８の牽引を解除すると、上記補強用弾
性体２９の弾性力により元の曲りぐせのついた状態まで
戻る。この実施例では１本の操作ワイヤ１８によって応
答性ののよい２方向への湾曲が行なえる。

なお、上記第１ないし第４の各実施例の方式の場合にも
この第５の実施例と同様の曲りぐせを付ければ２方向の
湾曲を行なえる。

［発明の効果］以上説明したように本発明によれば、挿入部の湾曲部を
湾曲する操作ワイヤが１本でも応答性のよい湾曲操作を
行なうことができる。そして、１本の操作ワイヤを用い
るだけでよいため、その挿入部の細径化が図れる。

【図面の簡単な説明】

第１図は第１の実施例における挿入部の先端付近の側断
面図、第２図は同じくその第１の実施例の湾曲管を一部
切断して示す斜視図、第３図は同じくその第１の実施例
の内視鏡の斜視図、第４図は第２の実施例の湾曲管を一
部切断して示す斜視図、第５図は第３の実施例の湾曲管
を一部切断して示す斜視図、第６図は第４の実施例の湾
曲管を一部切断して示す斜視図、第７図は同じくその第
４の実施例の補強用弾性体の斜視図、第８図は第５の実
施例の湾曲管を一部切断して示す斜視図である。１・・・内視鏡、３・・・挿入部、６・・・湾曲管、１
０・・・湾曲部、１２・・・湾曲芯材、１４・・・外皮
、１８・・・操作ワイヤ、１９・・・厚肉部、２５・・
・外皮部分、２８．２９・・・弾性体。出願人代理人　弁理士　鈴江武彦６４曲管第１図第２図第４図第５図第７図第６図第８図

Claims

【特許請求の範囲】

湾曲芯材に弾性力のある外皮を被覆してなる湾曲部を有
した挿入部と、この挿入部内に挿通され一端を上記湾曲
芯材の先端側部分に連結した１本の操作ワイヤと、この
操作ワイヤを引き上記湾曲芯材を片側に湾曲させる操作
手段と、この操作手段で操作ワイヤを引いたとき湾曲す
る向きとは反対側に位置し他の外皮部分より弾性力を強
く形成した外皮部分とからなることを特徴とする内視鏡
。