JPH0117284Y2 - - Google Patents

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JPH0117284Y2
JPH0117284Y2 JP1984052811U JP5281184U JPH0117284Y2 JP H0117284 Y2 JPH0117284 Y2 JP H0117284Y2 JP 1984052811 U JP1984052811 U JP 1984052811U JP 5281184 U JP5281184 U JP 5281184U JP H0117284 Y2 JPH0117284 Y2 JP H0117284Y2
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tube
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reinforcing
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は内視鏡の処置具挿通用チユーブの改良
に関するものである。
技術的背景とその問題点 従来、チユーブの内面、外面の滑りを良くし、
彎曲にも座屈することのないチユーブとして出願
人は実願昭58−166190号(実開昭60−74110号)
を出願している。これは延伸発泡性四弗化エチレ
ン樹脂製の可撓性チユーブに補強管と四弗化エチ
レン樹脂層を設けたものである。しかし、この構
造ではチユーブ内を通水した場合、チユーブを水
が透過し、確実な水密性が確保できない。
即ち、延伸発泡性四弗化エチレン樹脂製チユー
ブは多孔質である為、耐水圧が弱く、加圧下では
水が透過してしまう。又、最外層の四弗化エチレ
ン樹脂層はテープ状に捲回固定されている為、内
視鏡の彎曲時にテープの継目から水が透過する危
険性がある。内視鏡では内部に僅かの水分でも浸
入すれば、その湿気でフアイバーの動きが悪化し
てフアイバー折れとなり、光学レンズ内に水が浸
入して観察不能となる。
考案の目的 本考案は確実な水密性をもち、且つ小さな半径
での彎曲時にも座屈することのない内視鏡の処置
具挿通用チユーブを提供することを目的とする。
考案の概要 本考案は延伸発泡性四弗化エチレン樹脂よりな
る可撓性チユーブと、この可撓性チユーブ外面に
水密層を設けるとともに補強層を被覆し、更にそ
の外面に延伸発泡性四弗化エチレン樹脂層を形成
したことを特徴とする内視鏡の処置具挿通用チユ
ーブである。
実施例 以下、図面に基づいて本考案の一実施例を説明
する。
第1図及至第3図は本考案の第1実施例を示し
ており、第1図は内視鏡本体1を示す図である。
この本体1は手元側の操作部2と体腔内への挿入
部3とからなり、操作部2の側面からはライトガ
イドケーブル4が連結されて、その他端にはコネ
クタ5が設けられる。又、操作部2には接眼部
6、送気送水切換装置7、吸引切換装置8、処置
挿通用の鉗子栓9が設けられている。挿入部3は
可撓管部10の先端に彎曲管部11を介して先端
構成部12を連結してなり、彎曲管部11は操作
部2のアングル操作機構(図示せず)によつて遠
隔的に彎曲操作される。
第2図は先端構成部12と彎曲管部11の一部
の断面図である。先端構成部12の構成本体13
はその軸方向に適宜数の貫通穴があけられてい
る。この貫通穴は、対物光学系14、送気送水ノ
ズル15および処置具挿通チヤンネル用の開口穴
16等が設けられている。対物光学系14の前部
側光学系は先端構成部12の先端面部12bに取
り付けられており、後部側光学系は、取付筒17
を介して構成本体13に固定されている。対物光
学系14の後部に対向してイメージガイドフアイ
バ18が口金19を介して取付筒17に固定され
ている。イメージガイドフアイバ18は口金19
の一方の端面から挿入部3、操作部2を通つて接
眼部6まで挿通される。イメージガイドフアイバ
18の外部には略全長にわたつてたとえばシリコ
ンゴムからなる外装チユーブ20が被覆されてい
る。この外装チユーブ20はその一端が口金19
の後部側外周に糸で巻かれて固定されている。
一方、構成本体13の外周には彎曲ゴム21の
一端が糸により固定される。なお、彎曲部11の
彎曲ゴム21内には点線で示す彎曲コマ22が設
けられている。また、先端構成部12の送気送水
ノズル15の嵌挿された貫通穴の後端には送気送
水用取付筒23の先端一部が内挿固定され、取り
付けられている。送気送水用取付筒23には送気
送水チユーブ24が糸で巻きつけられ取付けられ
ている。送気送水チユーブ24は送気送水切換機
構7を介してコネクタ5に設けられた口金(図示
しない)に連通し、この口金(図示しない)を通
して送気ポンプ(図示しない)や送水タンク(図
示しない)に接続される。先端構成部12の開口
穴16の後部には取付筒25が一部を内挿固定し
て取りつけられている。取付筒25には処置具挿
通チユーブ26が糸で巻きつけられ取り付けられ
ている。
ここで、この考案の要部となる処置具挿通用チ
ユーブ26について説明すれば、これは第3図で
示すようになつている。
すなわち、図中27は可撓性チユーブである。
この可撓性チユーブ27は延伸発泡性四弗化エチ
レン樹脂、すなわち多孔性微細構造を有する高分
子材料よりなり、したがつて滑性があり、かつ伸
縮性、柔軟性を有している。そして、この可撓性
チユーブ27の外面にはフツ素ゴムから成る水密
層28が被覆されている。更に、水密層28の外
周面には金属の螺旋管からなる補強管29が捲回
されて被覆され、可撓性チユーブ27の径方向に
対する変形に制限を与えている。つまり、側面か
らの押圧(外力)に対して容易に変形しないよう
にしている。そして、この補強管29の外周面に
は、四弗化エチレン樹脂よりなるテープが捲回さ
れ、補強管29上に滑性に優れる四弗化エチレン
樹脂層30をを構成している。なお、四弗化エチ
レン樹脂層30は補強管29、水密層28に対し
て接着、あるいは溶着されている。
この処置具挿通チユーブ26は、操作部2内で
二又に分かれ、一方は鉗子栓9に連通し、他方は
吸引切換機構8を介してコネクタ5に設けられた
口金(図示しない)に連通し、この口金(図示し
ない)を通して所定の吸引ポンプ(図示しない)
に接続される。また、挿入部3内には図示しない
ライトガイドフアイバが挿通されている。
この実施例では、内視鏡の挿入部2、特に彎曲
部3が彎曲することにより処置具挿通用チユーブ
26は小さな曲率半径で彎曲され、他の内蔵物も
彎曲される。この場合、可撓性チユーブ27と最
外層である四弗化エチレン樹脂層30はその材質
により伸縮性、柔軟性を充分に有しており、補強
管29も断面形状保持力を有しているので、座屈
することなく小さな曲率半径で彎曲される。ま
た、可撓性チユーブ27はフツ素樹脂であるの
で、表面摩擦係数が小さく、鉗子等の処置具を挿
入した場合、その挿通性が円滑であり、彎曲時で
も抵抗がなく挿通が繰返せる。更に、挿入部3内
は充填率が高く、彎曲時には処置具挿通用チユー
ブ26の外表面は他の内蔵物と接触しながら動
く、この時、最外層30はフツ素樹脂より成る
為、他の内蔵物との間の動きが円滑となる。
更に、水密層28が中間に設けられているの
で、多孔性である可撓性チユーブ27及び最外層
30を通して水が通過することがなく、内視鏡内
部への水の浸入を防止できる。
尚、可撓性チユーブ27は四弗化エチレン樹脂
の繊維状組織が管軸方向に配向され、最外層30
も同様にテープを長手方向に配向している。従つ
て、処置具挿通用チユーブ26として形成されて
いる状態では可撓性チユーブと最外層30の各々
の繊維状組織は互いに交差しているので、処置具
挿通用チユーブ26の引裂き強度が向上する。
第4図は本考案の第2実施例を示す図である。
この実施例では第1実施例と同様に可撓性チユー
ブ27の外面に水密層28を設け、その外面には
補強管として網状管31が設けられ、更にテープ
状の四弗化エチレン樹脂層30が網状管31の外
面に捲回固定されている。尚、網状管31の材質
としてはタングステン線が好適である。
第2実施例では、網状管31を補強管として使
用しているので、比較的肉厚を薄くできる。又、
タングステン線を使用すれば、その機械的強度が
優れており、その線径をより小さくでき、肉厚を
より薄くできる。例えば、ステンレス線では製造
上線径が0.03mm以下に製作することは困難であ
り、強度上からも0.05〜0.15mmの線径が必要とな
る。しかし、タングステン線は0.008〜0.015mmで
の製作が可能となり、引張り強さもステンレス線
が200〜250Kg/mm2であるのに対し、タングステン
線では470Kg/mm2以上と約2倍近くの強度を保つ
ことができる。また、弾性係数も高く、弾性を向
上できる。
第5図は本考案の第3実施例を示す図である。
この実施例では四弗化エチレン樹脂の可撓性チユ
ーブ27の外面に補強管としての螺旋管29を密
着捲回し、その外面に水密層28を形成し、更
に、テープ状の四弗化エチレン樹脂層30が捲回
固定されている。
第3実施例では、補強管を可撓性チユーブ27
と水密層28との間に水密層28中に埋込む様に
形成したので、処置具挿通用チユーブ26の外周
面を平滑化することができる。
第6図は本考案の第4実施例を示す図である。
この実施例では四弗化エチレン樹脂の可撓性チユ
ーブ27の外面に補強管としての網状管31を密
着捲回し、その外面に水密層28を一体に形成
し、更にテープ状の四弗化エチレン樹脂層30が
捲回固定されている。
第4実施例でも第3実施例と同様に、処置具挿
通チユーブ26の外周面を平滑化することができ
る。
尚、本考案は上記実施例のみに限定されるもの
ではなく、水密層28はフツ素樹脂以外のポリウ
レタン樹脂等でもよい。
考案の効果 本考案によれば、確実な水密性を有し、且つ小
さな曲率半径での彎曲時にも耐圧縮性に優れ、外
力に対して容易に変形せず、座屈することがな
く、処置具の挿通を妨げない。また、内外面とも
に滑性に優れ、鉗子等の処置具の挿通性が良く、
他の内蔵物との接触時の摩擦が小さく、円滑に動
く。
【図面の簡単な説明】
第1図は内視鏡の全体図、第2図は第1実施例
の内視鏡先端付近の断面図、第3図は第1実施例
の処置具挿通用チユーブを示す図、第4図は第2
実施例の処置具挿通用チユーブを示す図、第5図
は第3実施例の処置具挿通用チユーブを示す図、
第6図は第4実施例の処置具挿通用チユーブを示
す図である。 26……処置具挿通用チユーブ、27……可撓
性チユーブ、28……水密層、29,31……補
強管、30……四弗化エチレン樹脂層。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 延伸発泡性四弗化エチレン樹脂よりなる可撓
    性チユーブと、この可撓性チユーブの外面に被
    覆される水密層及び補強管と、この水密層ない
    し補強管上に形成される延伸発泡性四弗化エチ
    レン樹脂層とから成ることを特徴とする内視鏡
    の処置具挿通用チユーブ。 (2) 上記補強管は可撓性チユーブに水密層を被覆
    した外面に設けたことを特徴とする実用新案登
    録請求の範囲第1項記載の内視鏡の処置具挿通
    用チユーブ。 (3) 上記水密層は可撓性チユーブに補強管を被覆
    した外面に設けたことを特徴とする実用新案登
    録請求の範囲第1項記載の内視鏡の処置具挿通
    用チユーブ。 (4) 上記水密層はフツ素ゴムであることを特徴と
    する実用新案登録請求の範囲第1項又は第2項
    又は第3項記載の内視鏡の処置具挿通用チユー
    ブ。 (5) 上記補強管は螺旋管であることを特徴とする
    実用新案登録請求の範囲第1項又は第2項又は
    第3項記載の内視鏡の処置具挿通用チユーブ。 (6) 上記補強管は網状管であることを特徴とする
    実用新案登録請求の範囲第1項又は第2項又は
    第3項記載の内視鏡の処置具挿通用チユーブ。 (7) 上記網状管はタングステン線より成ることを
    特徴とする実用新案登録請求の範囲第6項記載
    の内視鏡の処置具挿通用チユーブ。
JP5281184U 1984-04-11 1984-04-11 内視鏡の処置具插通用チユ−ブ Granted JPS60166301U (ja)

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JPS60166301U JPS60166301U (ja) 1985-11-05
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53422A (en) * 1976-06-25 1978-01-06 Olympus Optical Co Flexible tube
JPS577503B2 (ja) * 1975-06-18 1982-02-10
JPS577502B2 (ja) * 1973-03-30 1982-02-10

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS577502U (ja) * 1980-06-14 1982-01-14
JPS577503U (ja) * 1980-06-16 1982-01-14

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