JPH0438805Y2 - - Google Patents

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JPH0438805Y2
JPH0438805Y2 JP1986091293U JP9129386U JPH0438805Y2 JP H0438805 Y2 JPH0438805 Y2 JP H0438805Y2 JP 1986091293 U JP1986091293 U JP 1986091293U JP 9129386 U JP9129386 U JP 9129386U JP H0438805 Y2 JPH0438805 Y2 JP H0438805Y2
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JP
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tube
layer
tetrafluoroethylene resin
spiral
watertight
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JP1986091293U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は内視鏡内に設けられる処置具挿通用
チユーブに関する。
〔従来の技術〕
従来、内視鏡の処置具挿通用チユーブとして
は、特公昭59−49464号公報に示されるように、
ポリテトラフロロエチレン製のチユーブに気密性
の材料を被覆し、さらにその外側を再びポリテト
ラフロロエチレンで被覆して形成したものがあ
る。しかしながら、、このような構造のチユーブ
によると、使用に際して処置具が内壁面に引掛る
と、その壁面が外方に突出してしまい、他の内視
鏡内蔵物を圧迫し、損傷させることがあるという
欠点があつた。とくに、内視鏡挿入部の湾曲管部
は大きく湾曲されるので、処置具がチユーブの内
壁に引掛りやすく、チユーブ壁面の外方への突出
が生じることが多い。
そこで、このような欠点を除去するため、本件
出願人は実開昭60−166301号公報に示される処置
具挿通用チユーブを提案した。つまり、チユーブ
の周壁を補強するために螺旋管を用いるようにし
たもので、その構造は可撓性チユーブの外面に水
密層と螺旋管(補強管)とを被覆し、この水密層
と螺旋管上に延伸発泡性四弗化エチレン樹脂層を
設けるようにしている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
このような構造によれば、上記螺旋管によつて
チユーブを補強することができるものの、上記螺
旋管の螺旋のピツチ間に上記水密層が介在した状
態にある。したがつて、上記チユーブが湾曲され
るときに、螺旋管のピツチ間に介在する水密層が
湾曲の内側では圧縮され、外側では引張られるこ
とになるので、それが抵抗となつてチユーブの柔
軟性が低下するという問題が生じる。
この考案は、柔軟性を低下させることなく螺旋
管で補強するようにした内視鏡の処置具挿通用チ
ユーブを提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段及び作用〕
この考案は、延伸発泡性四弗化エチレン樹脂よ
りなる可撓性チユーブ1の外周面に水密層2を被
覆し、この水密層2の外側に延伸発泡性四弗化エ
チレン樹脂からなる層3を設けるとともに、この
層3の外側面に螺旋管4を接着して設ける。そし
て上記螺旋管4によつて上記可撓性チユーブ1を
補強して外部へ突出変形するのを防止し、また上
記螺旋管4がチユーブ1の湾曲変形時に大きな抵
抗とならないようにした。
〔実施例〕
以下、図面に基づいてこの考案の実施例を説明
する。
第1図はこの考案の第1の実施例を示すもの
で、図中1は延伸発泡性四弗化エチレン樹脂によ
つて形成された可撓性チユーブである。この可撓
性チユーブ1の外周面にはフツ素ゴム等水分を通
過させない可撓性の樹脂からなる水密層2が被覆
形成されている。この水密層2の外周面は延伸発
泡性四弗化エチレン樹脂製のテープ3が層を形成
する状態に巻装されている。このテープ3によつ
て形成された層の内視鏡の湾曲部に相当する部分
には金属や硬質合成樹脂によつて形成された螺旋
管4が嵌装され、接着剤5によつて接着固定され
ている。接着剤5としては硬質なエポキシ系接着
材や柔軟なゴム系接着剤のいずれであつてもよ
く、また上記螺旋管4のピツチ間にはみ出した接
着剤5はふき取られている。
このような構造によれば、可撓性チユーブ1と
水密層2は十分な弾力性を有するので、湾曲部で
の湾曲に対して可撓性チユーブ1がつぶれてしま
うことがなく、しかも上記可撓性チユーブ1の材
質が四弗化エチレン樹脂なので、摩擦係数が小さ
く、鉗子等の処置具が引掛りにくく、抵抗も少な
い。さらに、処置具が引掛つても、外表面は螺旋
管4によつて補強されているので、表面に突出す
ることがない。しかも、螺旋管4はテープ3の層
に接着固定されているので、そのピツチのずれが
なく、ピツチ間から処置具が突出することがな
い。
また、テープ3の層の螺旋管4のピツチ間の部
分は接着剤5をふき取つているので、その部分を
螺旋管4が旋されていない他部分と同様の力で湾
曲させることができる。また、上記螺旋管4のピ
ツチ間の部分にはなにも介在していないから、湾
曲時に螺旋管4の圧縮側と引張側の変形が大きな
抵抗なく円滑に行なわれる。
また、可撓性チユーブ1の繊維の方向が管軸方
向に向いて形成され、テープ3はその長手方向に
繊維が走つているので、全体として繊維が交差
し、チユーブ1の引張り、ねじり等の強度が増し
ている。さらに、水密層2を全長にわたつて有す
るので、可撓性チユーブ1から内視鏡内部へ水分
が浸入することがない。
つぎに、この考案の第2の実施例を第2図と第
3図に基づいて説明する。なお、第1の実施例と
同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
すなわち、この実施例は接着剤5に代り両面接着
テープ7を用いて螺旋管4をテープ3の層に接着
固定するようにした。上記両面接着テープ7は第
3図に示すように螺旋状でなく環状に軸方向に沿
つて所定間隔で設けるようにした。
〔考案の効果〕
以上述べたようにこの考案によれば、外力に対
して容易に変形せず、処置具の挿通性が良好な内
視鏡の処置具挿通用チユーブを提供することがで
きる。また、補強用の螺旋管を最も外側に接着固
定し、その螺旋のピツチ間になにも介在しないよ
うにしたから、上記螺旋管によつて湾曲時の柔軟
性が大きく損なわれることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の第1の実施例を示す一部断
面した側面図、第2図はこの考案の第2の実施例
を示す一部断面した側面図、第3図は同じく螺旋
管を除去した側面図である。 1……可撓性チユーブ、2……水密層、3……
テープ、4……螺旋管、5……接着剤、7……両
面接着テープ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 第1の延伸発泡性四弗化エチレン樹脂よりな
    る可撓性チユーブと、この可撓性チユーブの外
    面を被覆した水密層と、この水密層の外側に形
    成された第2の延伸発泡性四弗化エチレン樹脂
    の層と、この第2の延伸発泡性四弗化エチレン
    樹脂の層の外側面に固着して設けられた螺旋管
    とを具備したことを特徴とする内視鏡の処置具
    挿通用チユーブ。 (2) 上記第2の延伸発泡性四弗化エチレン樹脂の
    層は、上記水密層に巻装されたテープからなる
    ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第(1)
    項記載の内視鏡の処置具挿通用チユーブ。
JP1986091293U 1986-06-17 1986-06-17 Expired JPH0438805Y2 (ja)

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JP1986091293U JPH0438805Y2 (ja) 1986-06-17 1986-06-17

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JP1986091293U JPH0438805Y2 (ja) 1986-06-17 1986-06-17

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JPS62202802U JPS62202802U (ja) 1987-12-24
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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002204778A (ja) * 2001-01-10 2002-07-23 Asahi Optical Co Ltd 内視鏡の多層チューブ補強構造

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5566342A (en) * 1978-11-15 1980-05-19 Olympus Optical Co Conduction pipe for endoscope

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JPS60166301U (ja) * 1984-04-11 1985-11-05 オリンパス光学工業株式会社 内視鏡の処置具插通用チユ−ブ

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JPS5566342A (en) * 1978-11-15 1980-05-19 Olympus Optical Co Conduction pipe for endoscope

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JPS62202802U (ja) 1987-12-24

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