JP3015117B2 - 内視鏡の湾曲装置 - Google Patents

内視鏡の湾曲装置

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JP3015117B2
JP3015117B2 JP3020171A JP2017191A JP3015117B2 JP 3015117 B2 JP3015117 B2 JP 3015117B2 JP 3020171 A JP3020171 A JP 3020171A JP 2017191 A JP2017191 A JP 2017191A JP 3015117 B2 JP3015117 B2 JP 3015117B2
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徹明 森
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、挿入部の湾曲部に内設
される内蔵物の配設スペースを確保する一方、湾曲部の
細径化を可能とするよう改良した内視鏡の湾曲装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】内視鏡は、細長な挿入部の先端側に湾曲
部を設け、この湾曲部を湾曲することにより照明窓、観
察窓および処置具口等を有する先端部を任意の方向へ指
向することが可能になっている。前記湾曲部は、複数の
湾曲駒を回動自在に枢支連結して管状に構成されてお
り、挿入部内に挿通されて先端部後方に止着したアング
ルワイヤを手元操作部側での操作により牽引、弛緩する
ことによって湾曲駒の各枢支部を回動させ湾曲するよう
になっている。
【0003】前記湾曲駒の枢支部の構造としては、特開
昭63−21032号公報に見られるものが知られてい
る。この先行技術例は、図10に示す如く各湾曲駒1に
一対の平行な平面状連結部2,2を平面状にプレスして
形成し、支軸3にて枢支しており、この連結部2,2を
湾曲駒1の内径より内側に、且つ該湾曲駒1の内径中心
に対称に設けており、その為湾曲駒1の内部空間が狭く
なってしまい、内蔵物の内設に制約が生じてしまってい
る。
【0004】そこで、図11に示す如く前記平面状連結
部2,2を湾曲駒1の内径より外側に、且つ内径中心に
対称に設けると、湾曲駒1の内部空間は狭くならないの
で、内蔵物、例えばチャンネルチューブ4、ライトガイ
ドファイバーバンドル5、送気送水チューブ6、撮像装
置等の電装部7、アングルワイヤ8の配列に影響を及ぼ
すことはなくなる。しかし、その反面湾曲駒1の外側が
突出することになるため、湾曲部の外径がその分太くな
ってしまい、内視鏡の体腔内等への挿入性が悪くなると
いった不都合がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記したように、湾曲
部を構成する各湾曲駒の平面状連結部を湾曲駒の内径よ
り内側に、且つ該湾曲駒の内径中心に対称に設けると、
湾曲駒の内部空間が狭くなって内蔵物の内設に制約が生
じる一方、前記平面状連結部を湾曲駒の内径より外側
に、且つ内径中心に対称に設けると、湾曲駒の内部空間
は狭くならずに内蔵物の配列に影響がない反面、湾曲駒
の外側が突出してその分湾曲部の外径が太くなるという
問題がある。
【0006】本発明は、これらの事情に鑑みてなされた
もので、湾曲部の内径を太径化することなく、内設され
る内蔵物の配列に制約を受けないようにした内視鏡の湾
曲装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明による内視鏡の湾曲装置は、断面が略円形である
複数の湾曲駒を互いに回動自在に枢支連結して、アング
ルワイヤの牽引、弛緩により湾曲するものであって、前
記湾曲駒に少なくとも一対の平行な平面状連結部を湾曲
駒の内径中心に対して非対称に設けたものである。
【0008】
【作用】この構成で、湾曲駒内に配列される内蔵物には
片寄りがあることから、内蔵物の充填率に余裕のある側
では平面状連結部を外側に設けることなく、一方内蔵物
の充填率に余裕のない側ではその分平面状連結部を湾曲
部内径より外側に設ける。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0010】図1ないし図3は本発明装置の一実施例に
係り、図1は挿入部先端部の断面図、図2は挿入部の先
端側を示す縦断面図、図3は内視鏡装置の全体を示す概
略説明図である。
【0011】図3において符号11は本実施例の湾曲装
置が適用される一例としての電子内視鏡で、手元側の把
持部を兼ねた操作部12の前方に先端部13及び湾曲部
14を有する細長な挿入部15を延設する一方、この操
作部12の側部にユニバーサルコード16を延設してコ
ネクタを介して例えば光源装置17とビデオプロセッサ
18に接続されるようになっている。前記ビデオプロセ
ッサ18は電子内視鏡11からの撮像信号を信号処理す
る信号処理回路を有し、接続したモニタ19に伝送して
画像表示するようになっていると共に、このビデオプロ
セッサ18は必要に応じてVTRデッキ20、ビデオプ
リンタ21、ビデオディスク22、カメラ装置23を接
続して内視鏡画像を記録することができるようになって
いる。
【0012】前記挿入部15は、細長な可撓管部24と
前記した湾曲部14及び先端部13とより構成され、例
えば手元側の操作部12に設けた図示しないアングルノ
ブ、或いはスイッチ(モータを有する場合)を操作して
挿入部15内に挿通したアングルワイヤを牽引、弛緩す
ることにより湾曲部14を湾曲して照明窓、観察窓、処
置具口等を有する先端部13を任意の方向に指向するこ
とができるようになっている。
【0013】前記挿入部15は例えば図2に示すように
構成されている。可撓管部24は、ブレード25、螺線
管26、外皮27よりなり、ある程度の弾性を付与され
ている。そして、図示の実施例では、さらなる弾性を付
与するべく、弾性部材28を操作部12側から湾曲部1
4側にかけて内設している。この弾性部材28は、操作
部12側の挿入部屈曲防止部29に内設した口金30の
内周壁にステンレスパイプ、リン青銅パイプ等の挿通管
31を固着し、この挿通管31内に後端側を挿通して保
持した状態で可撓管部24内を湾曲部14側に遊挿さ
れ、該湾曲部14後部側に設けた口金32に先端側を固
着している。
【0014】一方、先端部13から湾曲部14にかけて
は対物レンズ系33、撮像装置34が内設されており、
対物レンズ系33で撮像装置34の個体撮像素子35に
結像した内視鏡像を光電変換して撮像信号を得、この信
号を挿入部24、ユニバーサルコード16に内設した信
号線36にて外部のビデオプロセッサ18に伝送するよ
うになっている。
【0015】前記湾曲部14は、複数の湾曲駒37…を
支軸38によって回動自在に枢支し連結して構成した湾
曲管39の外周にブレード40を被覆し、さらにこのブ
レード40を湾曲ゴム41にて被覆している。そして、
最先端の湾曲駒37は、先端部13の主体である先端構
成部42の外周に嵌合し固定されている一方、アングル
ワイヤ43の先端が固定されている。
【0016】前記湾曲駒37は、一対の平行な平面状連
結部44,44を有しており、連設する各湾曲駒37,
37の各一対の平面状連結部44…を重合して支軸38
にて枢支している。この実施例では、図1に示す如く前
記湾曲駒37の一対の平面状連結部44,44を湾曲駒
37の内径中心に対して非対称に設けている。すなわ
ち、内視鏡の内蔵物としての撮像装置34、チャンネル
チューブ45、ライトガイドファイババンドル46、送
気送水チューブ47、アングルワイヤ43等が各湾曲駒
37に配設されるが、これらの内蔵物は図1にてわかる
ようにその断面形状や太さが各々異なっているので、湾
曲駒37内で片寄りを生じ、該湾曲駒37内の余裕空間
に片寄りが生じることから、余裕空間のある側では前記
平面状連結部44を外側に突出させることなく形成し、
逆に空間に余裕のない側では必要な寸法だけ前記平面状
連結部44を外側に突出させて形成するものである。こ
のことにより、内蔵物の配列に影響を受けることなく外
径を可能な限り細径に形成できる。
【0017】尚、この実施例において、内視鏡として電
子式の内視鏡を説明したが、本発明は当然オプティカル
内視鏡にも適用できる。
【0018】図4ないし図6は内視鏡の湾曲部の構成例
を示し、図4は湾曲部の縦断面図、図5は図4の横断面
図、図6は他の例の横断面図である。
【0019】一般に内視鏡観察では、画像に対して上方
向に当たる湾曲部14の湾曲を重視することが多く、し
たがって湾曲角度も大きく設定されている。しかし、湾
曲部14内に配列されているチャンネルチューブ45、
ライトガイドファイババンドル46、ケーブル16等の
内蔵物は各々可撓性が異なっているため、術者が湾曲部
14を大きく湾曲させたとき、前記内蔵物の影響で湾曲
部14が素直に湾曲できず、術者が所望する方向から若
干左右方向へ外れることがあった。そこで、図5及び図
6に示すように湾曲駒37の外径寸法を上下方向と、左
右方向と変えることにより、この問題点が解決できる。
すなわち、湾曲駒37の左右方向の外径寸法を上下方向
より大きくすることにより、湾曲ゴム41、ブレード4
0による締め付け圧力が左右方向の方が高くなるので、
左右方向に湾曲しにくくなり、上方向に湾曲部14を大
きく湾曲させた場合であっても、左右方向に湾曲方向が
外れることはない。
【0020】図7ないし図9は先端部を湾曲させる構成
例を示し、図7は縦断面図、図8は横断面図、図9は使
用例を示す説明図である。
【0021】この図示例は、湾曲部を構成することなく
先端部13を任意の方向に指向させるようにしたもの
で、先端構成部42と可撓管外皮27との間にバルーン
51を例えば周回状に4ケ設け、且つこの各バルーン5
1…に独立して送水するチューブ52…を挿入部15に
内設したものである。この構成によると、チューブ52
にて必要とするバルーン51に必要な量の水を送水して
必要量バルーン51を膨張させることにより、図9に示
す如く、先端部13を任意の方向に指向させることが可
能となる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、湾
曲部の外径を太径化することなく、内設される内蔵物の
配列に制約を受けることがないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1ないし図3は本発明装置の一実施例に係
り、図1は挿入部先端部の断面図。
【図2】挿入部の先端側を示す縦断面図。
【図3】内視鏡装置の全体を示す概略説明図。
【図4】図4ないし図6は内視鏡の湾曲部の構成例を示
し、図4は湾曲部の縦断面図。
【図5】図4の横断面図。
【図6】他の例の横断面図。
【図7】図7ないし図9は先端部を湾曲させる構成例を
示し、図7は縦断面図。
【図8】横断面図。
【図9】使用例を示す説明図。
【図10】従来例を示す断面図。
【図11】従来例を示す断面図。
【符号の説明】
14……湾曲部 37……湾曲駒 38……支軸 44……平面状連結部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 1/00 - 1/32

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面が略円形である複数の湾曲駒を互い
    に回動自在に枢支連結して、アングルワイヤの牽引、弛
    緩により湾曲するものであって、前記湾曲駒に少なくと
    も一対の平行な平面状連結部を湾曲駒の内径中心に対し
    て非対称に設けたことを特徴とする内視鏡の湾曲装置。
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