JP3514820B2 - カバー方式内視鏡 - Google Patents

カバー方式内視鏡

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JP3514820B2
JP3514820B2 JP13590994A JP13590994A JP3514820B2 JP 3514820 B2 JP3514820 B2 JP 3514820B2 JP 13590994 A JP13590994 A JP 13590994A JP 13590994 A JP13590994 A JP 13590994A JP 3514820 B2 JP3514820 B2 JP 3514820B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、気密的に構成され少な
くとも1つ以上の管腔部材を具備する挿入部カバーと、
前記挿入部カバーに挿入部を挿入して使用するカバー用
内視鏡とからなるカバー方式内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】内視鏡検査においては、検査終了後次の
検査に使用する前に、内視鏡を十分、洗浄・消毒する必
要がある。しかし内視鏡に備えられた送気・送水・吸引
を行なう各種管路内まで、洗浄・消毒するには、非常に
多くの時間が必要であり、また作業者の手間も大きい。
この為、内視鏡の使用効率が悪くなり1日に行なえる検
査数が少なくなってしまう。またこれを防ぐ為に、多く
の内視鏡を準備すると、その購入費用が多くなったり、
保管スペースが大きくなってしまうという問題がある。
これらを解決する方法として、特公平2−54734号
公報に示される様な、カバー方式内視鏡が提案されてい
る。
【0003】すなわち、従来技術としての前記カバー方
式内視鏡は、内視鏡挿入部にチャンネルや送気送水管路
を具備した可撓性を有する細長い鞘を嵌合し、内視鏡挿
入部を外部環境から絶縁すると共に、前記鞘と鞘に具備
されるチャンネル等の管腔部材を使い捨てとすること
で、内視鏡使用における症例間の手間を簡素化させるも
のである。
【0004】このカバー方式内視鏡において、内視鏡挿
入部に鞘を取り付ける方法として、例えば、特公平2−
54734号公報には以下に記す2つの方法が記載され
ている。
【0005】まず第1の方法は、鞘が内視鏡の手元側か
ら先端に向かって巻き込まれた状態にあり、そのものを
内視鏡の先端から手元側にかけて広げていくことにより
装着する方法である。
【0006】また第2の方法には、チャンネル管路が鞘
と一体となっているもので、細長い鞘の手元側から鞘の
内部をガスで加圧し、鞘を膨張させて内視鏡挿入部を先
端から挿入していく方法である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術による前述の方法において、まず第1の方法では軸
方向の長さが1mを越える長尺な鞘(以下カバーシー
ス)は、それを手元側から先端に至るまで巻き上げるこ
とは不可能に近く、例えば軸方向の長さ1.5mでその
外径がφ10mm、そしてカバーシースの肉厚が+0.1
〜0.5mmのものを巻き上げることはできない。例えで
きたとしてもその内腔は小さなピンホール状に潰れてし
まい、そこに内視鏡の先端部を嵌合させることはおろ
か、内視鏡の挿入部に広げることさえもできない状態と
なる。
【0008】また、第2の方法では、装着は可能となる
が、前述のような厚さが0.1〜0.5mmの、しかも柔
軟な薄肉の樹脂からなるカバーシースを膨張させると破
裂させてしまう恐れがあり、これではカバーを内視鏡に
被覆させる意味がなくなってしまう。
【0009】以上のことから、柔軟なカバーシースを巻
き上げたり、ガスで加圧することなく、内視鏡挿入部を
カバーシースの手元側から摺動させながら挿入していく
方法が望ましくなってくるが、この場合カバーシースと
内視鏡との摺動抵抗が大きくなってしまい、カバーシー
スが軸方向に伸びてしまうことが生じる。
【0010】カバーシースとチャンネル等の管腔部材が
組み合わせられる内視鏡カバーは前記カバーシースとチ
ャンネルがその先端と手元側との端部で連結されてお
り、またそれらの素材は求められる機能特性が異なるこ
とから軸方向の負荷によって伸びる割合も異なってく
る。特にカバーシースは柔軟で伸び易い素材からなりチ
ャンネルは比較的伸びにくい素材となっている。
【0011】従って、内視鏡を内視鏡カバーに挿入する
時に生じる前述のカバーシースの伸びはチャンネルに負
荷として伝わり、比較的細い管腔部材で構成するチャン
ネルはその両端部の接続部で破損してしまう虞がある。
【0012】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、内視鏡カバーに内視鏡を挿入する時あるいは装
着した後もカバーシースやチャンネルチューブが破損す
ることなく、容易にかつ確実に装着することのできるカ
バー方式内視鏡を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段および作用】本発明の第1
のカバー方式内視鏡は、気密的に構成され少なくとも1
つ以上の管腔部材を具備する挿入部カバーと、前記挿入
部カバーに挿入部を挿入して使用するカバー用内視鏡と
を有するカバー方式内視鏡において、前記管腔部材は、
内視鏡を被覆するカバーシースに対して非挿入状態にお
いてたるみを有するように、当該管腔部材の先端部が、
前記カバーシースの前端に接続された前側接続部材に取
り付けられると共に、当該管腔部材の後端部が、前記カ
バーシースの後端に接続された後側接続部材に取り付け
られていることを特徴とする。
【0014】また、本発明の第2のカバー方式内視鏡
は、気密的に構成され少なくとも1つ以上の管腔部材を
具備する挿入部カバーと、前記挿入部カバーに挿入部を
挿入して使用するカバー方式内視鏡とを有するカバー方
式内視鏡において、前記管腔部材は、内視鏡を被覆する
カバーシースに対して非挿入状態においてたるみを有す
るように、当該管腔部材の先端部が、内視鏡を被覆する
カバーシースの前端に接続された前側接続部材に取り付
けられる共に、当該管腔部材の後端部が、前記カバーシ
ースの後端に接続された後側接続部材に取り付けられて
おり、前記挿入部を前記挿入部カバーに挿入する際に、
カバーシースの伸びに応じて前記後側接続部材内での弛
みが除去されて各管路が先端側に移動することを特徴と
する。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例に
ついて述べる。
【0016】図1乃至図5は本発明の実施例に係わり、
図1は内視鏡カバー方式の内視鏡装置の構成を示す構成
図、図2は図1の挿入部カバー部の構成を示す構成図、
図3は図2の挿入部カバー部に内視鏡挿入部を装着する
際の挿入部カバー部の作用を説明する第1の説明図、図
4は図2の挿入部カバー部に内視鏡挿入部を装着する際
の挿入部カバー部の作用を説明する第2の説明図、図5
は図3及び図4により挿入部カバー部に内視鏡挿入部を
装着した際の内視鏡操作部の口体部への固定を説明する
説明図である。
【0017】図1に示すように、内視鏡カバー方式の内
視鏡装置1は、内視鏡カバー方式の内視鏡(以下、カバ
ー方式内視鏡と略す)2を有する装置である。
【0018】前記カバー方式内視鏡2は、内視鏡カバー
(以下、カバーと略記する)3と、このカバー3に装着
される内視鏡カバー用内視鏡(以下、カバー用内視鏡と
略記する)4との組み合わせからなっている。内視鏡検
査を行う際には、清潔なカバー3によってカバー用内視
鏡4の挿入部等は覆われ、検査後にはカバー3は破棄さ
れ、一方、カバー用内視鏡4は、新しい清潔なカバー3
によって覆われ、繰り返し使用されることが特徴とな
る。これにより、検査後における内視鏡の洗浄、消毒を
不要とするものである。
【0019】前記内視鏡装置1は、前記カバー方式内視
鏡2と、このカバー方式内視鏡2が接続される各種周辺
機器等を内設したカート5と、前記カバー方式内視鏡2
を保持するカバー保持具6とを有している。
【0020】前記カート5には、例えば光源装置7、ビ
デオプロセッサ8、流体制御装置9、カバー3にカバー
用内視鏡4を装着する際に使用する内視鏡カバー拡張器
(以下、拡張器と略記する)10等が収納されている。
また、前記カート5の上面部には、ビデオプロセッサ8
からの映像信号を受けて内視鏡画像を表示するモニタ1
1が載置されている。
【0021】カバー用内視鏡4は、細長の内視鏡挿入部
14の手元側基端部に太径の把持部を兼ねた操作部12
が連設され、操作部12の側部からユニバーサルコード
13が延出しており、このユニバーサルコード13の端
部にコネクタ19が設けられている。
【0022】光源装置7は、前記コネクタ19を介して
カバー用内視鏡4と着脱自在に接続され、内視鏡に照明
光を供給するようになっている。また、ビデオプロセッ
サ8は、前記コネクタ19の側部から延出する信号ケー
ブル21を介してカバー用内視鏡4と着脱自在に接続さ
れ、カバー用内視鏡4に内蔵された撮像手段の駆動、お
よび撮像手段から出力される信号に対する信号処理を行
い、標準的な映像信号に変換してモニタ11へ出力する
ようになっている。
【0023】前記拡張器10は、拡張チューブ34が接
続され、この拡張チューブ34を介してカバー3内に空
気を送り込んで拡張するためのものであり、この拡張に
よりカバー3は、カバー用内視鏡4の装着あるいは抜去
が容易にできるようになっている。このカバー用内視鏡
4にカバー3を装着あるいは取り外す際にはカバー保持
具6を用い、例えばカバー保持具6によってカバー3の
基端側を保持してカバー用内視鏡4を挿入あるいは抜去
するようになっている。
【0024】カバー3は、軟性の挿入部カバー部22
と、薄肉で軟らかい例えば塩化ビニル等の高分子材料で
構成された操作部カバー部23およびユニバーサルコー
ドカバー部24とを備えて構成されており、カバー用内
視鏡4の内視鏡挿入部14、操作部12、ユニバーサル
コード13をそれぞれ覆うようになっている。
【0025】流体制御装置9は、送気制御弁35、送水
制御弁36、吸引制御弁37が設けられ、送気,送水,
吸引をこれらの電磁弁で制御するようになっている。送
気制御弁35、送水制御弁36、吸引制御弁37は、そ
れぞれに挿入部カバー部22から延出している送気管路
26、送水管路27、吸引管路28が接続されている。
【0026】また、吸引制御弁37には吸引チューブ3
8が接続され、その端部には図示しない吸引器が接続さ
れ、内視鏡先端部より不用な体液等の吸引を行うように
なっている。送水制御弁36には送水チューブ39が接
続されており、その先端部には送水タンク33が接続さ
れている。さらに、流体制御装置9からは2本の送気チ
ューブ40が延出しており、送気制御弁35と送水タン
ク33とに接続されている。
【0027】図2(a)に示すように、挿入部カバー部
22の先端は光学系のレンズカバー15やチャンネル開
口部16、送気送水ノズル17を備える接続部材として
の先端カバー18に弾性を有するカバーシース20が接
続され構成されており、チャンネル開口部16、送気送
水ノズル17はカバーシース20内を挿通する管腔部材
としてのチャンネル管路25、送気管路26及び送水管
路27にそれぞれ接続されている。
【0028】そして,図2(b)に示すように、挿入部
カバー部22の手元側後端にはカバーシース20に接続
される接続部材としての口体部30が設けられ、この口
体部30内に前記チャンネル管路25と送気管路26,
送水管路27が導入され、口体部30における鉗子栓3
1近傍にてチャンネル管路25は吸引管路28と分岐さ
れると共に、チャンネル管路25は鉗子栓31へ、そし
て吸引管路28、送気管路26、送水管路27は口体部
30に水密的に固定されながら、手元側の外部へ導出さ
れる。
【0029】チャンネル管路25、送気管路26、送水
管路27は前記カバーシース20内において、図2
(a)に示すようにカバーシース20と並行して、自然
な真直状態で配設され、口体部30内においては、図2
(b)に示すように、たるみを持たせて配設され、その
ことから前記カバーシース20と前記3本の管路とは相
対的に異なる軸方向の長さで取り付けられる。
【0030】尚、カバーシース20は柔軟な樹脂からな
り、例えばポリウレタン、塩化ビニル、シリコーンゴム
等、ゴム状の伸縮特性を有する。またチャンネル管路2
5や送気送水管路26,27は、屈曲に対して潰れにく
いよう比較的硬質な樹脂からなり、例えばフッ素系樹
脂、ポリエチレン等であり、軸方向の負荷に対して伸び
にくい特性を有する。
【0031】このように構成されたカバー方式内視鏡2
において、挿入部カバー22を内視鏡挿入部14に装着
する際には、図3に示すように、挿入部カバー22の手
元側口体部30より内視鏡挿入部14を挿入していく。
【0032】この時、カバーシース20は内視鏡挿入部
14との摺動摩擦のために軸方向に伸びる。この伸びる
量は、挿入が進むにつれて増加していくものとなり先端
カバー18に内視鏡先端29が当接する時に最大とな
る。
【0033】尚、カバーシース20両端の先端カバー1
8、および口体部30との接続部はカバーシース20が
伸びることによって負荷を吸引することから接続が破損
することがないようその接続強度が保たれている。
【0034】そして、内視鏡挿入部14を挿入する際、
チャンネル管路25、送気送水管路26,27は、図4
に示すように、カバーシース20の伸びに応じて口体部
30内でのたるみが除去され、各管路が先端側に移動し
ていく。このたるみが除去されることによって、チャン
ネル管路25、送気送水管路26,27には軸方向の負
荷がかからず、そのため管路両端の先端カバー18およ
び口体部30との接続部が破損することを防ぐ。
【0035】尚、前記内視鏡先端29が先端カバー18
に当接する時まで各管路の移動がなされるよう口体部3
0内での各管路のたるみ量、つまり軸方向の長さが設定
される。
【0036】口体部30は、図5に示すように、先端で
の嵌合がなされたところで内視鏡操作部12上で固定部
32によって固定される。
【0037】尚、口体部30の固定部32は、口体部3
0とネジで嵌合されるナット41との間に設けられる弾
性部材42をナット41の回動により変形させ、操作部
12に摩擦係止するようになっている。
【0038】固定する位置はカバーシース20が伸ばさ
れた状態のまま固定する場合もあれば、カバーシース2
0の伸びた量だけ口体部30を先端側に移動し、伸びを
緩和させて固定する場合も考えられ、各々カバーシース
20の張りぐあいの違いによる挿入部の特性を選択して
固定する位置を設定する。
【0039】また、口体部30を先端に移動させて固定
する場合に各管路はカバーシース20の伸びが緩和され
ていくに従って口体部30内で再びたるみが形成される
ようになっている。
【0040】従って、挿入部カバーに内視鏡挿入部を挿
入して装着する際にカバーシースやチャンネル管路等の
両端接続部の破損を防ぐことができ、そのため確実に挿
入部カバーを内視鏡挿入部に装着することができる。
【0041】次に本発明の参考例について説明する。
【0042】図6は本発明の第1の参考例に係る挿入部
カバーの手元側の構成を示す断面図である。第1参考例
は実*施例とほとんど同じであるので、異なる構成のみ
説明し、同一の構成には同じ符号をつけ説明は省略す
る。
【0043】第1参考例では、図6に示すように、挿入
部カバー22の手元側は、カバーシース20に接着固定
される第1の口体部43とチャンネル管路25、送気送
水管路26,27が固定される第2の口体部44とで構
成され、前記第1の口体部43と第2の口体部44とは
所定の距離Aだけ摺動できるよう嵌合されている。
【0044】内視鏡挿入部14が装着されない状態にお
いては、前記第1の口体部43と第2の口体部44は当
接部45がAの距離だけ離れているよう配設され、その
状態において口体部30内での各管路はたるみがないよ
うカバーシース20から導出され、第2の口体部44に
実*施例と同様な構造で固定されている。
【0045】第2の口体部44には、内視鏡操作部12
に摩擦係合しながら固定される固定部32も設けられて
いる。その他の構成は実*施例と同じである。
【0046】このように構成された第1参考例のカバー
方式内視鏡において、実*施例と同様に挿入部カバー2
2の手元側口体部30から内視鏡挿入部14を挿入して
いく。
【0047】この時、口体部30を内視鏡挿入部14に
対して摺動させるのに第1の口体部43を手で把持しな
がら行う。このことによってカバーシース20に内視鏡
挿入部14を挿入する時の負荷がかかりチャンネル管路
25等には軸方向の応力はかからない。そして第1の口
体部43と第2の口体部44とはカバーシース20の伸
びに応じて相互に摺動しながら挿入部カバー22への内
視鏡挿入部14の挿入が進められる。
【0048】カバーシース20の伸び量が第1の口体部
43と第2の口体部44との当接部分で定められるAの
量を越えた時は前記第1の口体部43と第2の口体部4
4とが当接部45で当接し、そこから内視鏡挿入部14
の挿入の負荷がかかると第1の口体部43から当接部4
5を介して第2の口体部44に伝わり、チャンネル管路
25、送気送水管路26,27に応力が生じる。
【0049】その状態動作が行われることによってカバ
ーシース20への過度な負荷をかけることなく、また軸
方向の伸びにくい各管路への負荷も必要以上にかけるこ
となく挿入を続けることができる。挿入部カバー22に
内視鏡先端29が嵌合固定された後は第2の口体部44
に設けられる固定手段32で内視鏡操作部12を固定さ
れ第1の口体部43はカバーシース20の伸び量だけ縮
み元の自然長に復帰する。
【0050】従って、実*施例における効果に加えて、
内視鏡挿入時の挿入部カバーにかかる負荷をカバーシー
スと各管路に最適に分散させることができるようにな
り、そのためカバーシースの両端接続部が各管路の接続
部の破損を防ぎ、確実に挿入部カバーを内視鏡挿入部に
装着することが可能となる。
【0051】また、挿入部カバーの口体部を内視鏡操作
部に固定した時、第1の口体部が内視鏡操作部に固定さ
れる第2の口体部に対して摺動してカバーシースの伸び
が自然状態に自動的に戻るため挿入部でのカバーシース
の張りが不要に生じず、操作性の向上が可能となる。
【0052】次に第2参考例について説明する。図7は
本発明の第2参考例に係る挿入部カバーの構成を示す断
面図である。第2参考例は実*施例とほとんど同じであ
るので、異なる構成のみ説明し、同一の構成には同じ符
号をつけ説明は省略する。
【0053】第2参考例においては、図7(a)に示す
ように、実*施例と同様、内視鏡挿入部14が挿入され
る挿入部カバー22のカバーシース20内にはチャンネ
ル管路25と送気送水管路26,27が内視鏡挿入部1
4と並行するように設けられ、前記チャンネル管路2
5、送気送水管路26,27には管路被覆部材46が設
けられている。
【0054】管路被覆部材46は、カバーシース20よ
り柔軟な例えばシリコーンやウレタンエラストマー等か
らなる管腔形状をなしており、図7(b)に示すよう
に、その先端は先端カバー18に接続され後端は口体部
30内に接続されて固定する。
【0055】そして前記管路被覆部材46は、挿入部カ
バー22に内視鏡挿入部14を装着しない状態における
カバーシース20が自然長の状態において軸方向に引張
られた状態で取り付けられている。
【0056】チャンネル管路25と送気送水管路26,
27は前述のように管路被覆部材46内に配設される
が、口体部30内においては、実*施例と同様たるみを
持たせて口体部30の鉗子栓31もしくはその近傍に固
定される。その他の構成は実*施例と同じである。
【0057】このように構成された第2参考例のカバー
方式内視鏡において、実*施例と同様挿入部カバー22
の手元側口体部30から内視鏡挿入部14が挿入されて
いる時、挿入部カバー22の挿入部は内視鏡挿入部14
との摩擦抵抗によって軸方向に引張負荷がかけられる。
この負荷はカバーシース20と軸方向に引張られている
管路被覆部材46にかかり、口体部30内でたるみを有
する管路部材にはかけられないようになっている。
【0058】負荷がかけられるカバーシース20と管路
被覆部材46とでは引張りながら取り付けられる管路被
覆部材46により大きな負荷がかかるが、管路被覆部材
46はカバーシース20より薄肉でかつ、より柔軟な素
材となっているため、負荷に応じた伸びが大きく、その
結果管路被覆部材46は伸びによる負荷の吸収がカバー
シース20より大きくなり、その結果カバーシース20
と同等の負荷となるよう構成される。
【0059】つまり、前記管路被覆部材46をカバーシ
ース20が自然状態の長さにおいて引張られるよう配設
する際にはカバーシース20と管路被覆部材46との弾
性力の相対比によって、前記管路被覆部材46の張りぐ
あいが定められる取り付け長として配設し、内視鏡挿入
部14を挿入する際の負荷がカバーシース20と同じに
なるよう構成することとなる。
【0060】従って、実*施例の効果に加えて、チャン
ネル管路、送気送水管路の3本を1本の管状体としてま
とめることができ、3本の管腔部材がよじれて内視鏡挿
入部の挿入が困難となることがなく、また装着状態で使
用する際にも、内視鏡挿入部に並行した位置に保持で
き、内視鏡挿入部のまわりにねじれて操作性を劣化させ
る虞がなくなる。
【0061】次に第3参考例について説明する。図8乃
至図11は本発明の第3参考例に係わり、図8はカバー
用内視鏡の内視鏡挿入部の構成を示す斜視図、図9は図
8の内視鏡挿入部に装着される挿入部カバーの構成を示
す斜視図、図10は図9の挿入部カバーを内視鏡挿入部
に装着した際の挿入部カバーの断面形状を示す断面図、
図11は図9の挿入部カバーの変形例の構成を示す断面
図である。第3参考例は実*施例とほとんど同じである
ので、異なる構成のみ説明し、同一の構成には同じ符号
をつけ説明は省略する。
【0062】図8に示すように、体腔内を観察する光学
的信号伝送手段(図示せず)と先端湾曲部47を所定の
方向に湾曲させる湾曲手段(図示せず)を備えた内視鏡
挿入部14は、その先端部29の断面形状がD形状をな
しており、そこから後方に連結する湾曲部47にかけて
の先端部分29aの断面形状が連続的に丸形へ変形して
いくよう構成される。そして湾曲部47からその後方に
連結する可撓管48、そして可撓管48の後端に至るま
では、断面が丸形で構成される。
【0063】前記内視鏡挿入部14に被覆される挿入部
カバー22は、実*施例と同様に、柔軟な樹脂材料から
なるカバーシース20に前記内視鏡挿入部14に並設さ
れるようにチャンネル管路25や送気送水管路26,2
7が備わる。
【0064】そして、図9に示すように、前記カバーシ
ース20は、内視鏡挿入部14が挿入されるルーメンと
前記チャンネル管路25、送気送水管路26,27が挿
通されるルーメンを有するダブルルーメンチューブ49
となっており、内視鏡挿入部14の可撓管48が挿通さ
れる挿入ルーメン49aの形状は、図10(c)に示す
ように、丸形の内視鏡挿入部14の可撓管48に合わせ
られた丸形となっている。そして挿入部カバー22の先
端18は、D形断面の内視鏡挿入部先端29が嵌合固定
されるよう構成され、それに加えて前記チャンネル管路
25と送気送水管路26,27が接続される先端カバー
18が前記カバーシース20に接続されて構成する。そ
の他の構成は実*施例と同じである。
【0065】このように構成された第3参考例のカバー
方式内視鏡において、挿入部カバー22の手元側口体部
30から内視鏡挿入部14の先端を挿入していくと、ダ
ブルルーメンチューブ49からなるカバーシース20の
内視鏡挿入部14が挿入される丸形のルーメンは、内視
鏡挿入部14の先端のD形断面形状に合わせて変形し、
その状態で挿入されていく。
【0066】前記内視鏡挿入部14の先端29が図10
(a)のように先端カバー18に嵌合固定されると、カ
バーシース20及び挿入ルーメン49aは、内視鏡挿入
部14の先端から手元にかけての形状変化に合わせ図1
0(b)から図10(c)に示すような形態となる。
【0067】そしてこのように内視鏡挿入部14の可撓
管48の形状にカバーシース20及び挿入ルーメン49
aの形状が合わせられることにより、それらのすき間を
最小限にすることができ、カバーシース20の外表から
加える操作力を内視鏡の挿入部14に直接的に伝えるこ
とができる。その他の作用は実*施例と同じである。
【0068】従って、実*施例の効果に加え、挿入部カ
バーを第3参考例の構成とすることで、カバーシースの
外表から加える操作力を内視鏡の挿入部に直接的に伝え
ることができるので、挿入部カバーを装着した内視鏡挿
入部を、カバーが付いていない通常の内視鏡挿入部と同
等に捻り等の操作をすることができ、体腔内へ挿入する
際の操作性を向上させることができる。
【0069】尚、カバーシースとなるダブルルーメンチ
ューブの形態はこれに限らず、図11(a)に示すよう
なD形状のルーメンを有するダブルルーメン50とし、
そこに丸形の可撓管48が挿入されると図11(b)に
示すような形状に変形するよう構成しても、同様の効果
が得られる。
【0070】また、前述の第3参考例の構成において、
カバーシースの断面形状が図10に示す各部分において
内視鏡挿入部による変形でなされるものではなく、完全
に内視鏡挿入部の形状に合うよう成形することも考えら
れるが、このことによっても同様の効果を得られること
はいうまでもない。
【0071】次に第4参考例について説明する。図12
乃至図14は本発明の第4参考例に係わり、図12は内
視鏡挿入部に装着した挿入部カバーの構成を示す斜視
図、図13は図12のチャンネル管路の口体部における
接続を説明する説明図、図14は図13の接続による挿
入部カバーの作用を説明する説明図である。第4参考例
は実*施例とほとんど同じであるので、異なる構成のみ
説明し、同一の構成には同じ符号をつけ説明は省略す
る。
【0072】第4参考例において、まず、チャンネル管
路25を備える挿入部カバー22に内視鏡挿入部14を
挿入して挿入部カバー22を内視鏡挿入部14に装着し
た状態を図12に示す。
【0073】図12に示すように、カバーシース20内
でチャンネル管路25は内視鏡挿入部14に並設される
よう設けられ、その先端は先端カバー18に接続固定さ
れると共に、その後端は口体部30にて鉗子栓31に接
続されている。
【0074】そして、その鉗子栓31におけるチャンネ
ル管路25の接続は、図13(a)に示すようにチャン
ネル管路25の端部に固定される口金51が口体部30
に対して回動自在に嵌合されており、さらに図13
(b)にその構成部材を示すように,口金51が口体部
30に対して約1回転で規制されるよう口金51の溝に
設けられる当接部52に口体部30の突起53が当接す
る構造となっている。その他の構成は実*施例と同じで
ある。
【0075】このように構成された第4参考例のカバー
方式内視鏡において、図14に示すように、挿入部カバ
ー22が装着された内視鏡挿入部14をループ状となる
よう曲げた場合、カバーシース20内で内視鏡挿入部1
4の可撓管48とチャンネル管路25は相対的に捻れる
よう移動する。この時、可撓管48とチャンネル管路2
5とで、相対的に捻り力が生じる。この捻り力に応じて
チャンネル管路25は鉗子栓31における接続部である
口金51で回動する。その他の作用は実*施例と同じで
ある。
【0076】尚、このチャンネル管路25は挿入部が真
直な状態から任意な方向に曲げられた時に常に回動する
よう、挿入部が真直な状態においてチャンネル管路25
に接続される口金51の当接部52が鉗子栓31の突起
部53から約180°の回転位置にあるよう配置されて
いる。
【0077】従って、実*施例の効果に加え、上記構成
によって、チャンネル管路を備える挿入部カバーを装着
した挿入部を任意な方向に曲げたりループ状に形成した
時に、内視鏡挿入部とチャンネル管路とで生じる相対的
な捻り力をチャンネル管路が鉗子栓への接続部である口
金での回動で吸収させるため、チャンネル管路が捻れに
よって座屈したり潰れたりすることを防ぐことができ
る。
【0078】そして、このことで処置具の挿通を常に確
保することができることになる。
【0079】尚、第4参考例では挿入部カバーに備わる
チャンネル管路のみについて記載したがこれに限らず、
挿入部カバー内で内視鏡挿入部と並設される送気管路や
送水管路等、全ての管路に適用される。
【0080】[付記] 1)前記管腔部材は、前記カバーシースで規定される前
記前後端の前記接続部材の軸方向の距離より長い長さで
取り付けられている請求項1に記載のカバー方式内視
鏡。
【0081】2)前記管腔部材は、処置具を挿通させる
チャンネル管路である付記1)に記載のカバー方式内視
鏡。
【0082】3)前記管腔部材は、チャンネル管路と送
気送水管路である付記1)に記載のカバー方式内視鏡。
【0083】4)前記管腔部材が前記カバーシースに比
べて伸びにくい材質により構成される付記3)に記載の
カバー方式内視鏡。
【0084】5)前記管腔部材は、チャンネル、送気送
水管路を被覆する管腔部材であり、前記管腔部材が前記
カバーシースで規定される、前記前後端の前記接続部材
の距離に引き伸ばされた状態で取り付けられている請求
項1に記載のカバー方式内視鏡。
【0085】6)前記カバーシースで規定される前記前
後端の前記接続部材の軸方向の距離が、前記カバー用内
視鏡の前記挿入部で規定される前記前後端の接続部材の
固定位置の軸方向の距離より短かい請求項1に記載のカ
バー方式内視鏡。
【0086】7)気密的に構成され少なくとも1つ以上
の管腔部材(図7のチャンネル管路25、送気送水管路
26,27)を具備する挿入部カバーと、前記挿入部カ
バーに挿入部を挿入して使用するカバー用内視鏡とから
なるカバー方式内視鏡において、前記挿入部カバーに具
備される前記管腔部材は、前記カバー用内視鏡の前記挿
入部を被覆するカバーシースの先端側に接続する先端カ
バー部材(図2の先端カバー18)に前記管腔部材の先
端を接続固定すると共に、前記カバーシースの後端側に
接続する第1の後端部材(図7の第1の口体部43)に
対して軸方向に可動する第2の後端部材(図7の第2の
口体部44)に前記管腔部材の後端を接続して構成され
るカバー方式内視鏡。
【0087】このように構成した付記7)のカバー方式
内視鏡では、第2の後端部材を内視鏡挿入時に第1の後
端部材に対して軸方向に可動することで、内視鏡挿入時
の挿入部カバーにかかる負荷をカバーシースと管腔部材
に最適に分散させ、これによりカバーシースの両端接続
部が管腔部材の接続部の破損を防ぎ、確実に挿入部カバ
ーを挿入部に装着することが可能となる。
【0088】8)前記挿入部カバーの前記カバーシース
は、軸方向に伸ばされた状態で、かつ前記挿入部カバー
に具備される前記管腔部材が伸ばされない状態で前記カ
バー用内視鏡の前記挿入部に装着される付記7)に記載
のカバー方式内視鏡。
【0089】9)前記第1の後端部材と前記第2の後端
部材とが気密的にかつ摺動自在に嵌合されている付記
7)に記載のカバー方式内視鏡。
【0090】10)気密的に構成され少なくとも1つ以
上の管腔部材(図10のチャンネル管路25、送気送水
管路26,27)を具備する挿入部カバーと、前記挿入
部カバーに挿入部を挿入して使用するカバー用内視鏡と
からなるカバー方式内視鏡において、前記挿入部カバー
に設けられる、前記カバー用内視鏡の前記挿入部が挿入
される挿入路(図10の挿入ルーメン49a)の断面形
状が、前記挿入部と略同一の形状であるカバー方式内視
鏡。
【0091】このように構成されたカバー方式内視鏡で
は、カバーシースの外表から加える操作力を内視鏡の挿
入部に直接的に伝えることで、挿入部カバーを装着した
内視鏡挿入部を、カバーが付いていない通常の内視鏡挿
入部と同等に捻り等の操作をすることができ、体腔内へ
挿入する際の操作性を向上させることが可能となる。
【0092】11)前記挿入部の断面形状が、先端近傍
では断面異形状で、前記先端の後方では断面丸形である
付記10)に記載のカバー方式内視鏡。
【0093】12)前記挿入部が挿入される前記挿入路
の断面形状が、前記挿入部を装着した状態にて前記挿入
部と略同一な形状となるよう変形する付記10)に記載
のカバー方式内視鏡。
【0094】13)前記挿入部カバーがダブルルーメン
チューブよりなる付記10)に記載のカバー方式内視
鏡。
【0095】14)前記挿入部が挿入される前記挿入路
の断面形状が、前記挿入部の断面丸形状と略同一な形状
である付記13)に記載のカバー方式内視鏡。
【0096】15)前記挿入部カバーがダブルルーメン
チューブよりなり、前記ダブルルーメンチューブは、前
記ダブルルーメンチューブの前記挿入部が挿入される前
記挿入路の断面形状が、前記カバー用内視鏡を装着した
状態で前記挿入部と略同一な形状となるよう変形する、
異形状のルーメンである付記12)に記載のカバー方式
内視鏡。
【0097】16)気密的に構成され少なくとも1つ以
上の管腔部材(図12のチャンネル管路25)を具備す
る挿入部カバーと、前記挿入部カバーに挿入部を挿入し
て使用するカバー用内視鏡とからなるカバー方式内視鏡
において、前記挿入部カバーは、柔軟な素材からなる管
状体のカバーシースと、前記カバーシース内に挿通され
比較的伸びにくい素材からなる前記管腔部材と、前記カ
バーシースと前記管腔部材の先端に連結される先端部材
(図12の先端カバー18)と前記カバーシースと前記
管腔部材の後端に連結される後端部材(図12の口金5
1)とから構成され、前記後端部材は、前記カバー用内
視鏡の前記挿入部が挿入される開口部を有すると共に、
前記開口部が前記カバーシースの内腔と前記先端部材内
に連通されるカバー方式内視鏡。
【0098】このように構成されたカバー方式内視鏡で
は、管腔部材を備える挿入部カバーを装着した挿入部を
任意な方向に曲げたりループ状に形成した時に、挿入部
と管腔部材とで生じる相対的な捻り力を後端部材で吸収
させることができ、管腔部材が捻れによって座屈したり
潰れたりすることを防ぐことが可能となる。
【0099】
【発明の効果】以上説明したように本発明のカバー方式
内視鏡によれば、前記管腔部材を、内視鏡挿入部を被覆
するカバーシースの前後端に接続される接続部材に、前
記カバーシースで規定される、前記前後端の前記接続部
材の軸方向の距離と異なる長さで取り付けているので、
内視鏡カバーに内視鏡を挿入する時あるいは装着した後
もカバーシースやチャンネルチューブが破損することな
く、容易にかつ確実に装着することができるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実*施例に係る内視鏡カバー方式の内
視鏡装置の構成を示す構成図
【図2】図1の挿入部カバー部の構成を示す構成図
【図3】図2の挿入部カバー部に内視鏡挿入部を装着す
る際の挿入部カバー部の作用を説明する第1の説明図
【図4】図2の挿入部カバー部に内視鏡挿入部を装着す
る際の挿入部カバー部の作用を説明する第2の説明図
【図5】図3及び図4により挿入部カバー部に内視鏡挿
入部を装着した際の内視鏡操作部の口体部への固定を説
明する説明図
【図6】本発明の第1参考例に係る挿入部カバーの手元
側の構成を示す断面図
【図7】本発明の第2参考例に係る挿入部カバーの構成
を示す断面図
【図8】本発明の第3参考例に係るカバー用内視鏡の内
視鏡挿入部の構成を示す斜視図
【図9】図8の内視鏡挿入部に装着される挿入部カバー
の構成を示す斜視図
【図10】図9の挿入部カバーを内視鏡挿入部に装着し
た際の挿入部カバーの断面形状を示す断面図
【図11】図9の挿入部カバーの変形例の構成を示す断
面図
【図12】本発明の第4参考例に係る内視鏡挿入部に装
着した挿入部カバーの構成を示す斜視図
【図13】図12のチャンネル管路の口体部における接
続を説明する説明図
【図14】図13の接続による挿入部カバーの作用を説
明する説明図
【符号の説明】
1…内視鏡カバー方式の内視鏡装置 2…内視鏡カバー方式の内視鏡 3…内視鏡カバー 4…カバー用内視鏡 5…カート 6…カバー保持具 7…光源装置 8…ビデオプロセッサ 9…流体制御装置 10…内視鏡カバー拡張器 11…モニタ 12…操作部 13…ユニバーサルコード 14…内視鏡挿入部 15…レンズカバー 16…チャンネル開口部 17…送気送水ノズル 18…先端カバー 19…コネクタ 20…カバーシース 21…信号ケーブル 22…挿入部カバー部 23…操作部カバー部 24…ユニバーサルコードカバー部 25…チャンネル管路 26…送気管路 27…送水管路 28…吸引管路 29…内視鏡先端 30…口体部 31…鉗子栓 32…固定部 33…送水タンク 34…拡張チューブ 35…送気制御弁 36…送水気制御弁 37…吸引気制御弁 38…吸引チューブ 39…送水チューブ 40…送気チューブ 41…ナット 42…弾性部材 43…第1の口体部 44…第2の口体部 45、52…当接部 46…管路被覆部材 47…湾曲部 48…可撓管 49、50…ダブルルーメンチューブ 49a…挿入ルーメン 51…口金 53…突起部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気密的に構成され少なくとも1つ以上の
    管腔部材を具備する挿入部カバーと、前記挿入部カバー
    に挿入部を挿入して使用するカバー用内視鏡とを有する
    カバー方式内視鏡において、 前記管腔部材は、 内視鏡を被覆するカバーシースに対して非挿入状態にお
    いてたるみを有するように、 当該管腔部材の先端部が、前記カバーシースの前端に接
    続された前側接続部材に取り付けられると共に、 当該管腔部材の後端部が、前記カバーシースの後端に接
    続された後側接続部材に取り付けられていることを特徴
    とするカバー方式内視鏡。
  2. 【請求項2】 気密的に構成され少なくとも1つ以上の
    管腔部材を具備する挿入部カバーと、前記挿入部カバー
    に挿入部を挿入して使用するカバー方式内視鏡とを有す
    るカバー方式内視鏡において、 前記管腔部材は、 内視鏡を被覆するカバーシースに対して非挿入状態にお
    いてたるみを有するように、 当該管腔部材の先端部が、内視鏡を被覆するカバーシー
    スの前端に接続された前側接続部材に取り付けられる共
    に、 当該管腔部材の後端部が、前記カバーシースの後端に接
    続された後側接続部材に取り付けられており、 前記挿入部を前記挿入部カバーに挿入する際に、カバー
    シースの伸びに応じて前記後側接続部材内での弛みが除
    去されて各管路が先端側に移動することを特徴とするカ
    バー方式内視鏡。
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