JP2000185013A - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡

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JP2000185013A
JP2000185013A JP10364291A JP36429198A JP2000185013A JP 2000185013 A JP2000185013 A JP 2000185013A JP 10364291 A JP10364291 A JP 10364291A JP 36429198 A JP36429198 A JP 36429198A JP 2000185013 A JP2000185013 A JP 2000185013A
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tube
sheath
bending
bending operation
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Kiyoshi Miyake
清士 三宅
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、ガイドワイヤーが良好に滑り得る湾
曲操作ワイヤー案内用シースを提供すると共に、その湾
曲操作ワイヤー案内用シース自体が可撓管の屈曲等によ
り発生する圧縮力等に十分に耐え得るようにした内視鏡
を提示することにある。 【解決手段】本発明は、挿入部2の少なくとも一部に設
けた湾曲部6を、湾曲操作ワイヤー31による牽引動作
により湾曲させると共に、上記湾曲操作ワイヤー31を
挿通して案内するワイヤー案内用シース45を上記挿入
部2内に配置した内視鏡において、上記ワイヤー案内用
シース45は上記湾曲操作ワイヤー31が挿通する内層
46と、この内層46の外周に被嵌され、上記内層46
を保護する外層47とを具備し、上記内層46は外層4
7に比較して上記湾曲操作ワイヤー31との摺動抵抗が
小さいものとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、挿入部内に挿通し
た湾曲操作ワイヤーに外装体を設けた内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、工業用分野において、内視鏡が、
ボイラー、化学プラント類等の管内状態の観察に使用さ
れたり、管内表面の付着物を採取して検査する等の保守
面にも利用されている。また、医療用分野においても、
胃や腸等の体腔内に挿入して、体腔内組織表面の観察や
鉗子等による病片の採取による診断、鉗子等による処置
等に利用されている。
【0003】内視鏡では、挿入部内に挿通した湾曲操作
ワイヤーの先端を湾曲部の先端近傍に連結し、その湾曲
操作ワイヤーを牽引することにより牽引方向へ湾曲部を
湾曲するようになっている。
【0004】湾曲操作ワイヤーは強い張力が加えられた
状態で牽引されるため、可撓管の内部空間においての位
置決めと、他の内蔵物に強く摺動する干渉を防ぎ、かつ
摩耗による内蔵物の損傷等を回避するため、湾曲操作ワ
イヤーはシース体に挿通されている。この外装用シース
体は一般に金属製の単線を素線としてこれをスプリング
状に巻いたコイル体が用いられている。このため、コイ
ル体の内面において素線の周部が凸部となって内方へ突
き出し、この凸部の頂部が湾曲操作ワイヤーに接し、摩
擦抵抗を発生するという問題点がある。
【0005】この摩擦抵抗を低減するために以下のよう
な公知の技術が知られている。まず特開平8−1733
71号公報で知られる外装シース体はコイル体ではな
く、合成樹脂材からなるチューブ体によって形成し、こ
のチューブ体の壁部内にはその軸方向に沿ってステーワ
イヤーを埋設したものである。また、特開平6−631
42号公報で知られる外装シース体は、コイルシースの
内面に連続するフッ素樹脂層を射出成形によって設けた
ものである。さらに、実開平6−75403号公報で知
られる外装シース体は、コイルシース内にチューブを配
置し、そのチューブ内に湾曲操作ワイヤーを通すように
したものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】特開平8−17337
1号公報で知られる外装シース体は、コイル体を用いず
に合成樹脂材で作られたチューブ体の壁部内にその軸方
向に沿ってステーワイヤーを埋設し、剛性を高めたもの
であるが、埋設するステーワイヤーの本数が少ない場合
にはチューブ体自体に剛性の方向性が生じてしまう。
【0007】このチューブ体が内部に配置される内視鏡
の可撓管が屈曲した場合、可撓管内部においてそのチュ
ーブ体が屈曲に追従し、チューブ体内に挿通する湾曲操
作ワイヤーの位置を規制する。しかし、チューブ体自体
の剛性に方向性があると、可撓管の屈曲に追従しながら
湾曲操作ワイヤーが移動する際、ある方向においてのみ
は剛性が高くなり、その剛性の偏りによってライトガイ
ドファイバーバンドル、イメージガイドファイバーバン
ドル等のような、特に損傷し易い内蔵物が損傷する可能
性がある。
【0008】内蔵物が損傷を受けた場合、例えば、ライ
トガイドファイバーバンドルの一部のファイバーに折れ
が生じた場合、その折れ部分で光伝達が遮られ、照明光
としての光量が低下する。また、イメージガイドファイ
バーバンドルの一部のファイバーに折れが生じた場合に
は、その折れ部分で光伝達が遮られ、折れ部分に対応し
た観察像の画素部分が黒点になり、観察像の質を悪くす
る。
【0009】尚、チューブ体に方向性を持たせないため
に十分な数のステーワイヤーをチューブ体に埋設した場
合には、その多くのステーワイヤーの存在のために、チ
ューブ体の肉厚が増加する結果を招く。多くのステーワ
イヤーがある場合、実質的な樹脂の充実部分が減少す
る。その結果、ステーワイヤーとチューブ体の壁面との
樹脂層が少なくなり、いわゆる肉切れという問題が生じ
る。これを防止するには樹脂層を厚くする以外にない。
【0010】このように樹脂層が厚くなることで、チュ
ーブ体が太径化すると、しいては内視鏡自体が太径化す
ることになる。内視鏡が太径化することはまさしく特開
平8−173371号公報に記述されている患者に苦痛
を生ずるといった問題が生ずることになる。
【0011】また、太径化を防止するために外径をある
寸法以内に収める場合、内蔵物の容積を減らす等の対応
を取らねばならない。例えば、照明光を伝達するライト
ガイドファイバーのファイバー本数を減らす。この場
合、照明光の光量が減少し、内視鏡の先端部より得られ
る画像が暗くなるという不具合がある。一方、観察像を
伝達するイメージガイドファイバーのファイバーの本数
を減らすと、本数が減った分、解像度が低下してしま
う。また、湾曲部を湾曲させる湾曲操作ワイヤーを細く
すると、ワイヤー切れによる検査不能を招く事態が多く
なることが予想される。さらには、湾曲操作ワイヤーの
伸びによって湾曲角度が所望量出なくなるアングルダウ
ン現象に繋がり検査に不具合が生じることは明らかであ
る。
【0012】また、特開平6−63142号公報で知ら
れる外装シース体はコイルシースの内面にフッ素樹脂層
を連続的に設けたものであり、元来、優れた追従性を有
しているコイルシースにフッ素樹脂層によって剛性が加
わるため、方向性は生じないものの、可撓管が屈曲した
場合、その剛性により他の内蔵物に損傷を与える虞が発
生する。
【0013】また、この外装シース体の剛性を回避する
ため、フッ素樹脂層を薄くすると、摩擦により容易に剥
がれる等、樹脂層の剥がれによるコイルシース内の詰ま
りや、剥がれ屑によるコイルとワイヤーの抵抗上昇とい
った新たな問題が発生する。
【0014】一方、実開平6−75403号公報で知ら
れる外装シース体はコイルシース内に、ガイドワイヤー
を通すチューブを配置する形式のものである。このた
め、以下の如く、一目瞭然にその外装シース体自体が太
径化することになる。すなわちこの種の外装シース体は
そのコイルシースの素線はある程度の径の大きいもの、
例えば0.2mm以上のものを使用する必要があるが、
その径の素線によって作られるコイルシースと、このコ
イルシース内にチューブを挿通させるだけのクリアラン
ス、さらに摩擦抵抗に耐え得るチューブの肉厚等を勘案
した場合、外装シース体は太径化する。
【0015】尚、湾曲操作ワイヤー案内管が単なるフッ
素系樹脂製チューブそれ自体のみであると、脆弱であっ
たり、折れ易い特性があるため、座屈、皺、縮みが生
じ、所望の湾曲角度が出なくなるアングルダウンや、湾
曲不能といった自体に陥る可能性がある。
【0016】本発明は上記事情に着目してなされたもの
であり、その目的とするところは、ガイドワイヤーが良
好に滑り得る湾曲操作ワイヤー案内管を提供すると共
に、その湾曲操作ワイヤー案内管自体が可撓管の屈曲等
により発生する圧縮力等に十分に耐え得るようにした内
視鏡を提示することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段及び作用】(手段)本発明
は、挿入部の少なくとも一部に設けた湾曲部を、湾曲操
作ワイヤーによる牽引動作により湾曲させると共に、上
記湾曲操作ワイヤーを挿通して案内する案内管を上記挿
入部内に配置した内視鏡において、上記案内管は上記湾
曲操作ワイヤーを挿通する第1のチューブ体からなる内
層と、この内層の外周に被嵌され、上記内層を保護する
第2のチューブ体からなる外層とを具備し、上記内層は
外層に比較して上記湾曲操作ワイヤーとの摺動抵抗が小
さいものとした。
【0018】(作用)上記構成により内層の、湾曲操作
ワイヤーとの滑り性が向上し、また、保護用外層により
可撓管部の蛇行、屈曲においても内層の形を維持し、湾
曲操作ワイヤーの安定した挿通状態を維持する。
【0019】
【発明の実施の形態】[第1実施形態]図1から図5ま
での図面を参照して本発明の第1実施形態を説明する。
【0020】(構成)図1は、第1実施形態に係る工業
用内視鏡1の全体を概略的に示す斜視図である。内視鏡
1は長尺な挿入部2と操作部3とユニバーサルコード4
を有し、操作部3に挿入部2とユニバーサルコード4を
連結している。
【0021】上記挿入部2は先端より順に先端部5、湾
曲部6、可撓管部7と一列に続き、その順番で接続され
ている。図2で示すように、先端部5は先端部本体11
を有しており、この先端部本体11には対物光学系12
と固体撮像素子13とライトガイド14などが組み付け
られている。そして、対物光学系12を通じて観察する
視野を固体撮像素子13に結像させて固体撮像素子13
によって撮像するようになっている。
【0022】上記固体撮像素子13には撮像した信号を
伝送する撮像信号線15が接続されており、この撮像信
号線15は、挿入部2とユニバーサルコード4内を通じ
てコネクタ16に導かれ、さらに、そのコネクタ16か
ら導出するCCDコード17内を通じてCCDコネクタ
18まで導かれている。CCDコネクタ18は図示しな
い画像処理装置に接続されるものである。画像処理装置
は固体撮像素子13によって撮像して得た信号を処理
し、映像信号に変換すると共に、その映像信号を図示し
ないTVモニタに送り、内視鏡観察像として映し出すよ
うになっている。
【0023】上記ライトガイド14は挿入部2とユニバ
ーサルコード4の内部を通じて上記コネクタ16に導か
れ、そのコネクタ16に接続される図示しない光源装置
により照明光を受けてその照明光を後述する着脱カバー
に設けた照明窓まで送るようになっている。
【0024】上記先端部5における先端部本体11には
着脱カバー21がねじ等の取着手段を利用する装着リン
グ22により着脱自在に装着されている。着脱カバー2
1には対物光学系12に対向する観察窓23とライトガ
イド14の先端に対向する照明窓24が設けられてい
る。観察窓23は視野の像を上記対物光学系12に伝達
する。また、照明窓24はライトガイド14の先端から
出射する照明光を拡大して視野内に出射するようになっ
ている。
【0025】上記湾曲部6は以下のように構成されてい
る。すなわち環状に形成した多数の節輪25を挿入部2
の軸方向に直列に並べ、その隣接する節輪25同士を軸
支体であるリベット26にて回動自在に軸支することで
連結し、節輪群27を構成する。この節輪群27の外周
には湾曲部網管28が被せられ、さらに湾曲部網管28
の外周には屈曲自在な軟性のチューブ体29が被覆され
て管状の湾曲部6を構成している。
【0026】さらに、上記先端部本体11の後端に設け
られた接続用口金部30や、後述する可撓管部7の先端
に設けた接続用口金部40は接着や螺子、半田や溶接、
圧入等の固定手段にて固定されるようになっている。最
先端の節輪25が接続用口金を兼ねてもよいが、ここで
は最先端の節輪25に接続用口金部30が接続されてい
る。この接続用口金部30はその先端部が僅かに太い径
で形成され、この太い径の先端縁部分が上記先端部本体
11の後端部内にねじ込まれて固定的に取着されてい
る。
【0027】上記各節輪25の内面には湾曲操作ワイヤ
ー31を挿通して案内するワイヤー保持環32が設けら
れている。通常、湾曲操作ワイヤー31としては上下左
右にそれぞれ配置される4本のものがあり、いずれの湾
曲操作ワイヤー31もそれぞれに対応するワイヤー保持
環32によって湾曲部6の内面の上下左右の壁面に沿っ
て個別的に導かれ、それらの先端はそれぞれ上記先端部
本体11または接続用口金部30あるいは湾曲部6の最
先端の節輪25に接続されている。
【0028】湾曲操作ワイヤー31の手元側は後述する
ようにして可撓管部7内に設けたコイルシース内を通じ
て上記操作部3内に導かれ、その操作部3に設けられた
牽引操作手段としての牽引機構(図示せず)に連結され
ている。そして、牽引機構は操作部3の外部に露出して
設けた湾曲操作ノブ36により手動操作され、4本の湾
曲操作ワイヤー31を選択的に牽引して、湾曲部6を牽
引方向へ湾曲するようになっている。尚、図1で示すよ
うに、操作部3にはスイッチ37等が設けられている。
【0029】上記可撓管部7は以下のように構成されて
いる。まず、骨格となる螺旋管41は帯状の板材を螺旋
状に巻いて管状に形成され、この螺旋管41の外周には
可撓管網管42を外装し、さらに可撓管網管42の外周
には樹脂層43を設け、全体として屈曲自在な可撓性を
有する管状部材として構成されている。可撓管部7の先
端は筒状の接続用口金部40を介して上記湾曲部6の後
端に接続されている。
【0030】このとき、接続用口金部40の先端部外周
に最後端の節輪25を被嵌した状態で固定し、また、接
続用口金部40の後端部は可撓管部7の螺旋管41と可
撓管網管の先端積層部分の外周(樹脂層43を剥離した
部分)に被嵌し、さらに最後端の部分は可撓管部7の樹
脂層43の外周に被嵌して固定されている。
【0031】上記先端部5から湾曲部6及び可撓管部7
にかけてそれらの外周には外側網管44が被覆されてい
る。外側網管44の構造は上述した湾曲部網管28や可
撓管網管42のものと略同様の構成のものであって、金
属素線を筒状に編みまたは組んだものである。そして、
外側網管44は後述する手段にて先端部分が上述した先
端部本体11側の接続用口金部30に固定され、後端部
分が上記接続用口金部40に固定されている。この外側
網管44を固定する方式としては後述する第3実施形態
において述べる固定手段等があるが、糸を巻き付けて糸
巻き部分を接着剤により固めた糸締め方式のものでもよ
い。また、外側網管44は網線の乱れを防止する意味で
樹脂を含浸させても問題はない。
【0032】また、湾曲部6を湾曲操作を行うための湾
曲操作ワイヤー31はこの可撓管部7内において整列し
た状態で保持されるべく、それぞれがワイヤー案内用シ
ース(案内管)45内に個別的に挿通されている。ワイ
ヤー案内用シース45は先端が接続用口金部40の内壁
面部分に、例えば、接着、半田、螺子止め等のいずれか
の手段にて固定されている。
【0033】なお、このワイヤー案内用シース45は挿
入部2内に配置される湾曲操作ワイヤー31の経路を規
制する外装体として設けられるものであるが、このよう
な意図以外にも可撓管部7内に設置されるライトガイド
14等の他の内蔵物との干渉を避け、他の内蔵物を破損
させないという目的でも設けられているものである。次
に、図3を用いて、ワイヤー案内用シース45の詳細な
構成を説明する。各ワイヤー案内用シース45はそれぞ
れの湾曲操作ワイヤー31に外装する形で配設されてい
る。
【0034】上記ワイヤー案内用シース45は図3で示
す如く、湾曲操作ワイヤー31を内挿する第1のチュー
ブ体から形成された内層46と、この内層46に外装す
る保護用の第2のチューブ体から形成された外層47と
の二重層チューブより成る。内層46を形成する第1の
チューブ体は湾曲操作ワイヤー31との摺動抵抗を低減
するため、例えばフッ素樹脂からなる樹脂チューブによ
って作られており、特に滑り性が良好であるPTFE
(ポリテトラフルオロエチレン)、FEP(テトラフル
オロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体)、
PFA(テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキ
ルビニールエーテル共重合体)、ETFE(テトラフル
オロエチレン−エチレン共重合体)のいずれかの材料の
ものであるとする。内層46の内面は滑り性をより高め
るためにその内面は滑らかに形成されている。
【0035】一方、外層47は内層46を外装保護する
ためのチューブ体であり、ここでは温度変化を付加する
ことによりその内外の径が収縮する熱収縮性チューブが
用いられている。この熱収縮性チューブは一般的なフッ
素系の樹脂によって形成される。例えば、FEP(テト
ラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合
体)、PFA(テトラフルオロエチレン−パーフルオロ
アルキルビニールエーテル共重合体)である。
【0036】内層46は厚く、外層47は薄く形成され
ている。通常、内層46の樹脂チューブは内径が、0.
35〜1.0mm、その肉厚が、0.15〜0.3mm
であればよく、また、外層47を形成する上記熱収縮性
チューブの収縮後の肉厚が、0.03〜0.07mmで
あるのものとする。
【0037】(作用)図3で示す如く、湾曲操作ワイヤ
ー31はワイヤー案内用シース45内に挿通されてい
る。内視鏡1の湾曲部6を湾曲操作する場合、操作者は
手元側の湾曲操作ノブ36を回動する。すると、その湾
曲操作ノブ36の回動に伴い、湾曲操作ノブ36に直接
的または間接的に連結した湾曲操作ワイヤー31が牽引
動作される。ワイヤー案内用シース45内を通る湾曲操
作ワイヤー31の先端が先端部本体11ないしは最先端
の節輪25に固定してあるため、湾曲操作ワイヤー31
の牽引により湾曲部6の節輪群27に回転モーメントが
加わり、節輪25が順次回動し、湾曲部6の全体が湾曲
した状態になる。
【0038】このとき、湾曲操作ワイヤー31の多くの
部分をワイヤー案内用シース45内に内挿してあるた
め、湾曲操作ワイヤー31はワイヤー案内用シース45
の内面と必然的に擦れ合い、摩擦が生じる。しかし、ワ
イヤー案内用シース45は湾曲操作ワイヤー31と擦れ
合う部分に、フッ素樹脂から成る樹脂チューブによる内
層46を設けているため、湾曲操作ワイヤー31とワイ
ヤー案内用シース45との両者の滑り性が良くなる。そ
の結果、湾曲操作ワイヤー31が移動するときの摩擦抵
抗が減り、手元側と湾曲部6の間において損失する力量
が小さくなる。
【0039】また、挿入部2の蛇行、屈曲時において、
その形状が挿入部2と同様に変化する。この時、ワイヤ
ー案内用シース45には可撓管部7の両端で固定されて
いるため、可撓管部7内における経路の状態によっては
ワイヤー案内用シース45に圧縮ないし引張りに負荷が
加わる。通常は引張りによる負荷を軽減するために、ワ
イヤー案内用シース45の部材は可撓管部7内におい
て、ある寸法分、押し込められた状態で、両端が固定さ
れている。つまり、挿入部2の形状が変化した場合、ワ
イヤー案内用シース45には、圧縮の負荷が加わること
となる。
【0040】ここで、ワイヤー案内用シース45が単な
る樹脂チューブ、例えば内層46のチューブ材単体のも
のであった場合、曲げや蛇行等によりチューブ自身に圧
縮力が加わったとき、図4で示すように、途中部分に座
屈48が生じることが多くなる。しかし、本実施形態で
は内層46に熱収縮性チューブ製の外層47を外装した
ことにより、その樹脂チューブ製の内層46の異常な変
形及び損傷を防止することができる。
【0041】また、挿入部2が直線状態であっても内層
46のみの樹脂チューブ単体の場合において、湾曲操作
ワイヤー31の牽引時、ワイヤー案内用シース45を手
繰り寄せる力が発生し、図5で示す如く、ワイヤー案内
用シースには縮みや皺49が生じていたが、本実施形態
においてのワイヤー案内用シース45の場合には、手繰
り寄せられても、熱収縮性チューブ製の外層47が内層
46を外側より保護するため、上述したような縮みや皺
49等の発生の心配がない。
【0042】(効果)本実施形態においては湾曲操作ワ
イヤー31とワイヤー案内用シース45の摺動抵抗が減
少することにより、湾曲操作を行う際の湾曲操作ノブ3
6の回動操作に要する力量を軽減できる。その結果、軽
い操作感を得られ、このことで、操作者の疲労も軽減で
きる。また、検査者の見落としや、誤操作を防止する効
果もある。加えて、ワイヤー案内用シース45に保護用
外層47を設けているため、内視鏡1の使用時、挿入部
2の蛇行や屈曲等により座屈や縮みの生じないワイヤー
案内用シース45を提供することができる。チューブ体
単体のみのワイヤー案内用シース45の脆弱による不具
合を回避することができる。
【0043】従来の技術の欄で述べた実開平6−754
03号公報に記載のようなもの、つまり、コイルシース
内にチューブを挿入して配置する場合にはそのチューブ
の肉厚は摩擦抵抗に耐え得る程の十分な厚さが必要であ
り、しかも、コイルシース内へチューブを挿入する際に
要するクリアランス等も必要であり、その結果、コイル
シースがかなり太径化してしまう。しかし、本実施形態
での保護用外層47を設けた場合はコイルシース内にチ
ューブを挿入して配置する必要がなく、チューブを挿入
する際に要するクリアランス等も不要である。このた
め、チューブの肉厚もそれなりに薄くて済むので、ワイ
ヤー案内用シース45が従来技術の場合のように太径化
する虞がない。
【0044】また、特開平6−63142号公報で知ら
れる外装シース体のように、コイルシース内面に射出成
形等により樹脂層を設けたものではワイヤとの摩擦によ
りその剥がれの心配が常につきまとうものであるが、本
実施形態での保護用外層47は、コート形成するもので
はなく、肉厚部が充実した一体のチューブ体を予め作
り、これを使用しているため、耐久性が生じると共に、
その剥れの心配がない。
【0045】また、湾曲操作は手動による湾曲操作ノブ
36の操作によって行わず、モータ制御等の電動制御を
行う場合には抵抗を減らすことで、従来までのトルクを
発生するモータを必要としないため、モータを小型化す
ることができる。モータが小型になることで、そのモー
タが手元側の操作部3に内蔵する場合、その操作部3を
小型化、軽量化でき、上記と同様に、操作者の疲労を軽
減できる効果がある。
【0046】また、小型化をしないまでも、トルクが従
来並み以上に必要でないということであれば、安価な、
トルクの小さいモータを採用してこれを組み込むことが
できる。その結果、原価を抑えることができ、より使用
者が購入し易くなるという効果がある。
【0047】また、医療用に使用される内視鏡において
も大腸検査等で挿入部が蛇行することがあるため、上述
した効果があることは言うまでもない。
【0048】なお、この寸法増加分(0.03〜0.0
7)と同様の径を有する金属素線をステーワイヤとして
も、この素線径では脆弱であるため、本実施形態と同様
の効果を有するのは難しい。
【0049】[第2実施形態]図6の図面を参照して本
発明の第2実施形態を説明する。上記第1実施形態と同
様の作用、効果を有する構成については同符号を付し、
その説明を省略する。
【0050】(構成)ワイヤー案内用シース45は樹脂
チューブ製の内層46と、熱収縮性チューブ製の保護用
外層47の2層のものであり、両者は一体化されてい
る。外層47にはそれ自体の内外面に貫通した疎部とし
ての複数の孔部51が形成されている。各孔部51はそ
の内側のみが内層46の外側面によって閉塞され、外側
が開口する穴になっている。孔部51を形成することに
より、外層47は実部52と疎部53の部分が形成さ
れ、全体的に網状のチューブとして形成されている。そ
の結果、外層47は全長にわたり肉厚が等しいものでは
なく、部分的に肉厚が異なるものになっている。
【0051】(作用)複数の孔部51を有する熱収縮性
チューブにて樹脂製の外層47を形成し、内層46を保
護するようにしたため、ワイヤー案内用シース45とし
ての機能を維持しつつ、ワイヤー案内用シース45自体
の剛性を低下させる。
【0052】(効果)第1実施形態での構成にて挿入部
2に内蔵した内蔵物が非常に脆く、デリケートな素材か
らなる場合において、特に、以下のような効果がある。
ワイヤー案内用シース45を軟らかくしたいが、樹脂チ
ューブのみであると軟らかすぎて、ワイヤー案内用シー
ス45としての機能を十分に発揮できない場合に、外層
47に孔部51を設けることで、ワイヤー案内用シース
45としての機能と柔らかさを兼ね備える。その結果、
内視鏡1の使用時に内蔵物を破損するようなことはなく
なり、それにも拘らず、上述した第1実施形態の効果を
確保できる。
【0053】また、孔部51の大きさの大小、数の多
少、その配置等を調節することによりワイヤー案内用シ
ース45の軟らかさを調整することができる。また、可
撓管部7に可撓性の変化を持たせて操作性を良くするこ
ともできる。また、貫通する孔部51に代わり貫通しな
い穴部を形成したり、部分的に薄肉部を形成するように
しても同様な作用効果が得られる。
【0054】尚、本実施形態のように、外層47が孔部
51を有する熱収縮性チューブではなく、図7で示す如
く、その外層47が、実部52、その巻ピッチの間を形
成する疎部53よりなる螺旋状を成す熱収縮性チューブ
54によって形成したものであってもよい。
【0055】また、図8で示す如く、内層46と保護用
外層47の間に両者を接合する接着層55を設けても良
い。この場合、保護用外層47を内層46に一体として
ワイヤー案内用シース45を形成できるため、保護用外
層47に剥離や剥がれが生じることなく、内層46の保
護を強化することができる。
【0056】尚、この接着層55はエポキシ系の接着剤
であっても、保護用外層47を透明の樹脂にて形成し、
直接に接着層55に紫外線を照射して硬化することがで
きるUV硬化型接着剤であってもよい。
【0057】[第3実施形態]図9ないし図11の図面
を参照して本発明の第3実施形態を説明する。上記第1
実施形態と同様の作用、効果を有する構成については同
符号を付し、その説明を省略する。
【0058】(構成)内視鏡1の可撓管部7はこの内部
に樹脂層60を介在させることにより第1の内蔵物であ
って、ワイヤー案内用シース路である複数のワイヤー案
内用シース61と、第2の内蔵物となる撮像用信号線
(ケーブル)62、ライトガイド14を内挿する挿管体
である挿管チューブ63のいずれもを埋め込んで一体的
に成形することにより可撓管部7を形成した。ワイヤー
案内用シース61は可撓管部7の中央寄りに位置して軸
方向に沿って、それ自身旋回することなく、整列されて
ワイヤー案内用シース群64を成している。
【0059】本実施形態において、ワイヤー案内用シー
ス61は4本であり、この4本にてワイヤー案内用シー
ス群64を成しているが、ワイヤー案内用シース61は
2本であっても良い。また、ワイヤー案内用シース61
が4本であれば、4本の湾曲操作ワイヤーを用いて、内
視鏡1の先端部5を上下右左の4方向に向けるように湾
曲部6を湾曲させることができる。また、2本であれ
ば、上下または左右の組み合せの2方向にて湾曲させる
ことができる。
【0060】4本のワイヤー案内用シース61が形成す
るワイヤー案内用シース群64に対して、信号線62、
ライトガイド14を挿入する挿管チューブ63が巻装さ
れている。この巻装の方向は右巻きでも、左巻きでも良
い。また、図9中では、信号線62、ライトガイド用挿
管チューブ63が、各々1本ずつであるが、両者を複数
にして配設しても良い。
【0061】尚、樹脂層60の樹脂の種類としては、ポ
リウレタン、ポリエチレンでもよいが、可撓管部7の反
発弾性を考慮した場合、ポリエステルが適している。ま
た、ポリウレタンにポリエステルを混合させ、反発弾性
を向上させても良い。その場合には、可撓管部7の先端
から後端にかけて、またはその逆にかけて、混合比を変
化させても良い。その場合には、先端側と後端側で、反
発弾性を変化させ、挿入性を向上させる働きがある。
【0062】また、挿管チューブ63はPTFE(ポリ
テトラフルオロエチレン)、FEP(テトラフルオロエ
チレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体)、PFA
(テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニ
ールエーテル共重合体)、ETFE(テトラフルオロエ
チレン−エチレン共重合体)のいずれかであるものとす
る。
【0063】(作用)上記構成にて可撓管部7を形成し
た場合、図10(a)で示す如く可撓管部7が直線の状
態から図10(b)で示す如く屈曲やループ状に湾曲し
た場合、その可撓管部7は内周側と外周側に伸び縮みが
生じる。湾曲外側に位置する部分は引張りの力が加わり
その部分の全長が長くなり、湾曲内側に位置する部分に
は逆に圧縮の力が加わり全長が短くなる。
【0064】つまり、その内外側に位置する部分にワイ
ヤー案内用シース61が配置される場合にはその湾曲に
応じて管路長が長くなる場合と短くなる場合が生じる。
そして、ワイヤー案内用シース61の管路長が短くなる
場合にはその管路内に挿通する湾曲操作ワイヤー31が
相対的にワイヤー案内用シース61に対して押し出され
る。また、ワイヤー案内用シース61の管路長が長くな
る場合にはその管路内に挿通する湾曲操作ワイヤー31
が相対的にワイヤー案内用シース61に対して引き込ま
れる。その結果、湾曲操作ワイヤー31の移動によっ
て、湾曲操作ノブ36が回動したり、さらには湾曲部6
が勝手に湾曲するような不具合が生じかねない。
【0065】しかしながら、本実施形態の構成ではそれ
とは異なり、ワイヤー案内用シース61(ワイヤー案内
用シース群64)が可撓管部7の中央(中心)寄りに位
置する配置としたので、可撓管部7が湾曲しても、図1
1で示す如く、ワイヤー案内用シース61にはあまり伸
縮せず、湾曲操作ワイヤー31との差はさほど生じな
い。従って、上述したようなワイヤー案内用シース61
の管路長との相対的な差が生じなくなる。
【0066】(効果)本実施形態の構成によれば、内蔵
物を樹脂層にて一体的に成形して構成していた可撓管部
7において問題であった、管路長差による湾曲操作ノブ
36が回動したり、湾曲部6が勝手に湾曲する不具合が
著しく軽減できるという効果が得られる。
【0067】また、抵抗、損失などの影響を受けにくい
内蔵物を旋回とし、抵抗、損失などの影響を受ける内蔵
物を非旋回とすることで、旋回による影響を未然に防ぐ
作用がある。ここでは、旋回を行うことで摩擦抵抗が増
加する湾曲操作ワイヤー31とワイヤー案内用シース6
1自身を旋回させないため、両者間の摩擦抵抗を最小限
に抑える。つまり、ワイヤー案内用シース61の長さを
最短にでき、しかも、湾曲操作ワイヤー31とワイヤー
案内用シース61により生じる摩擦を最小限に抑えるこ
とができる。また、旋回がない分、湾曲操作ワイヤー3
1と接触する割合が減るため、この点においても、摩擦
を低減できる。
【0068】さらに、可撓管部7の内部が中空でなく、
樹脂層60にて充実しているため、外力による潰れに対
しても強く、使用時の不意の外力により潰れる心配がな
い。
【0069】尚、不意の外力が加わる場合としては以下
のようなものがある。工業用内視鏡では、検査者の踏
み、工具や検査装置等による圧迫、医療用内視鏡では、
患者による噛み等がある。
【0070】[第4実施形態]図12の図面を参照して
本発明の第3実施形態を説明する。上記第3実施形態と
同様の作用、効果を有する構成については同一の符号を
付し、その説明を省略する。
【0071】(構成)本実施形態でのワイヤー案内用シ
ース群64は個々のワイヤー案内用シース61を束ねた
ものではなく、4室有するマルチルーメンチューブ65
によって形成したものである。上記第3実施形態と同様
の作用、効果を有する構成については同符号を付し、そ
の説明を省略する。
【0072】(作用)第3実施形態と同様である。ま
た、マルチルーメンチューブ65は細く長い管路であっ
たワイヤー案内用シース61に比べ、成形時の高温下で
伸長し難いために成形時の潰れ等を回避する作用があ
る。
【0073】また、ワイヤー案内用シース61を4本束
ねた場合、成形時にバラバラになるいわゆるバラケが生
じ、配列の乱れが心配であったが、このマルチルーメン
チューブ65とすることで、それがなくなり、簡単に成
形する作用がある。
【0074】(効果)第3実施形態と同様である。ま
た、マルチルーメンチューブ65は細く長い管路であっ
たワイヤー案内用シース61に比べ、成形時の高温下で
伸長し難いため、成形時に潰れにくく、歩留まりが向上
できる。その結果、コストを抑えることができるという
効果がある。また、マルチルーメンチューブ65にする
ことで、内蔵物の束ねる本数が減るため、簡単に成形で
き、この場合もコストを抑えることができるという効果
がある。
【0075】尚、本実施形態にて、撮像用信号線62で
はなく、ファイバー式内視鏡である場合、その代わり
に、イメージガイドファイバーバンドルと該バンドルを
挿管する挿管チューブとしてもよい。
【0076】また、ワイヤー案内用シース61や挿管チ
ューブ63を、SUS304−WPBによるコイルシー
スとしてもよい。
【0077】また、上述した第3実施形態において、湾
曲操作ワイヤー31による不具合よりも、例えば、照明
光の損失量を軽減させたい場合、または、ファイバーバ
ンドルを短くし、安価にしたい場合等には第1の内蔵物
をライトガイドやイメージガイドのファイバーバンド
ル、または該バンドルを挿管する挿管チューブにし、第
2の内蔵物を湾曲操作ワイヤー31、ワイヤー案内用シ
ース45としてもよい。また、挿管チューブ63を設け
ずに、信号線62のように直接にライトガイド14、イ
メージガイドのファイババンドルを巻装するようにして
もよい。
【0078】[第5実施形態]図13の図面を参照して
本発明の第5実施形態を説明する。本実施形態は前述し
た第3実施形態または第4実施形態のように、可撓管部
7内に充填される樹脂と内蔵物を一体化して、耐潰れ強
度を向上させるのではなく、螺旋管41の部分の構造を
以下の如く構成して可撓管部7の潰れ強度を向上させる
ようにしたものである。
【0079】従来の内視鏡における可撓管部は前述した
ように、薄板螺旋管を可撓管部の骨格として構成した
が、この螺旋管の場合、パイプ材の円周が連続し、完結
した円筒部材に比し、潰れに対する強度が弱い。
【0080】そこで、図13で示す如く、可撓管部7の
骨格が、複数の短管状のパイプ材71を直列に連結し、
このパイプ材71の外周に薄板螺旋管72を巻き付けて
構成するようにした。この場合は、円筒部材のものよ
り、潰れに対しての強度が向上する。また、単純に螺旋
管と円筒部材の2重構造であることも潰れ強度の向上に
寄与する。
【0081】ここで、パイプ材71は他のものと突き当
て対象となる端縁の位置に凸部73を形成することで、
その凸部73同士の当接や凸部73とパイプ材71との
当接により、凸部73の頂点を中心にし、パイプ材71
が回動できる。すなわち、円筒部材を有していても、可
撓管部7として必要な特性である、屈曲、ループ等の湾
曲が自在である。
【0082】尚、薄板螺旋管72は円筒部材の外側でな
くとも図14で示すように、円筒部材の内側に薄板螺旋
管72を配設するようにしてもよい。また、上述した第
3実施形態及び第4の実施形態の照明系において、発光
手段として発光素子、例えばLEDを配し、ライトガイ
ドの代わりにそのLEDに電力を供給する電線ケーブル
を設けるようにしたものであってもよい。
【0083】<1群の付記> (付記項1)挿入部の少なくとも一部に設けた湾曲部
を、湾曲操作ワイヤーによる牽引動作により湾曲させる
と共に、上記湾曲操作ワイヤーを挿通して案内する案内
管を上記挿入部内に配置した内視鏡において、上記案内
管は上記湾曲操作ワイヤーが挿通する第1のチューブ体
からなる内層と、この内層の外周に被嵌され、上記内層
を保護する第2のチューブ体からなる外層とを具備し、
上記内層は外層に比較して上記湾曲操作ワイヤーとの摺
動抵抗が小さいことを特徴とする内視鏡。 (付記項2)付記項1において、内層のチューブ体はそ
の壁部の厚さが全体的に等しい寸法であることを特徴と
するもの。
【0084】(付記項3)付記項2において、内層のチ
ューブ体はフッ素樹脂製チューブであることを特徴とす
るもの。 (付記項4)付記項3において、フッ素樹脂は、PTF
E(ポリテトラフルオロエチレン)であることを特徴と
するもの。 (付記項5)付記項3において、フッ素樹脂は、FEP
(テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン
共重合体)であることを特徴とするもの。
【0085】(付記項6)付記項3において、フッ素樹
脂は、PFA(テトラフルオロエチレン−パーフルオロ
アルキルビニールエーテル共重合体)であることを特徴
とするもの。
【0086】(付記項7)付記項3において、フッ素樹
脂は、ETFE(テトラフルオロエチレン−エチレン共
重合体)であることを特徴とするもの。 (付記項8)付記項1において、保護用外層のチューブ
体は、熱収縮特性を有する熱収縮性チューブであること
を特徴とするもの。 (付記項9)付記項8において、保護用外層のチューブ
体の壁部が部分的に肉厚寸法が異なるように実部と疎部
を形成したものであることを特徴とするもの。 (付記項10)付記項9において、可撓管部に与える可
撓性の変化に合わせて保護用外層のチューブ体の壁部の
実部と疎部を設定したものであることを特徴とするも
の。
【0087】(付記項11)付記項9において、疎部は
貫通した孔、貫通しない穴、または薄肉部等により形成
したものであることを特徴とするもの。 (付記項12)付記項1において、保護用外層のチュー
ブ体は熱収縮性螺旋体よりなり、実部と疎部を形成した
ことを特徴とするもの。 (付記項13)付記項8,12において、熱収縮性チュ
ーブ体の、収縮後の肉厚が、0.03〜0.07である
ことを特徴とするもの。
【0088】(付記項14)付記項1において、内層と
保護用外層の間に両者を接着する接着層を有することを
特徴とするもの。 (付記項15)付記項14において、接着層は、エポキ
シ系接着剤からなり、内層および保護用外層には、接着
層との接合性を良くするよう表面浸食処理を施したこと
を特徴とするもの。 (付記項16)付記項1において、保護用外層は、内面
まで透視可能な透明の樹脂にて形成されることを特徴と
するもの。 (付記項17)付記項14、16において、接着層は、
紫外線硬化型のUV接着剤からなることを特徴とするも
の。
【0089】<2群の付記> (付記項1)樹脂の介在により内蔵物を一体的に成形
し、可撓管とした内視鏡において、内蔵物は、少なくと
も可撓管の軸方向に対し、非旋回で配設される第1の内
蔵物と、上記軸方向に対し、旋回して配設される第2の
内蔵物とから形成されることを特徴とするもの。 (付記項2)付記項1において、内蔵物は、第1の内蔵
物と、第1の内蔵物に巻装して配設される第2の内蔵物
とから形成されることを特徴とするもの。従来、電線ケ
ーブル等に見られる内蔵物を樹脂にて一体的に成形する
場合、内蔵物を撚る必要があり、上記可撓管部を樹脂に
より一体的に成形する場合、内蔵物を撚る必要がある
が、付記項2のものによれば、非旋回の第1の内蔵物に
対して、旋回し巻装する第2の内蔵物を有することで、
内蔵物を一体的に束ねることができ、従来の電線ケーブ
ルと同様に成形させる作用がある。また、抵抗、損失な
どの影響を受けにくい内蔵物を旋回とし、抵抗、損失な
どの影響を受ける内蔵物を非旋回とすることで、旋回に
よる影響を未然に防ぐ作用がある。
【0090】(付記項3)付記項1において、第1の内
蔵物は、手元側の操作を伝達し湾曲部を湾曲させる湾曲
操作ワイヤーと、この湾曲操作ワイヤーを内挿する案内
管路との組み合せからなる操作手段からなり、第2の内
蔵物は、少なくとも対物光学系、照明系の一部を構成す
る観察手段からなることを特徴とするもの。 (付記項4)付記項1において、第1の内蔵物は、少な
くとも対物光学系、照明系の一部を構成する観察手段の
ものであり、第2の内蔵物は、手元側の操作を伝達し、
湾曲部を湾曲させる操作ワイヤーと操作ワイヤーを内挿
する案内管路との組み合せからなる操作手段からなるこ
とを特徴とするもの。これによれば、旋回を行うことで
光路長が長くなり、損失が増加する観察手段を非旋回と
することで、損失を最小限に抑える作用がある。
【0091】(付記項5)付記項3において、操作手段
は、その組み合わせが複数からなることを特徴とするも
の。 (付記項6)付記項5において、その組み合わせは、2
つからなることを特徴とするもの。
【0092】(付記項7)付記項5において、その組み
合わせは、4つからなることを特徴とするもの。 (付記項8)付記項3において、観察手段の少なくとも
1つは、直接的ないしは間接的に、内視鏡の先端部に配
した固体撮像素子と、画像処理装置とを結ぶ信号線であ
ることを特徴とするもの。
【0093】(付記項9)付記項3において、観察手段
の少なくとも1つは、直接的ないしは間接的に、内視鏡
の先端部に配した対物光学系と、手元側の接眼部とを結
ぶイメージガイドファイバーバンドルであることを特徴
とするもの。 (付記項10)付記項3,8,9において、観察手段の
少なくとも1つは、信号線及びイメージガイドファイバ
ーバンドルを挿管し、配設する挿管体であることを特徴
とするもの。 (付記項11)付記項3において、観察手段の少なくと
も1つは、直接的ないしは間接的に、内視鏡の先端部に
配した照明光学系に照明光を伝達するライトガイドファ
イバーバンドルであることを特徴とするもの。
【0094】(付記項12)付記項3において、観察手
段の少なくとも1つは、直接的ないしは間接的に、内視
鏡の先端部に配した発光手段に信号を伝達する信号線で
あることを特徴とするもの。 (付記項13)付記項3,11,12において、観察手
段の少なくとも1つは信号線及びライトガイドファイバ
ーバンドルを挿管し、配設する挿管体であることを特徴
とするもの。 (付記項14)付記項3,10,13において、挿管体
および案内管路は、チューブであることを特徴とするも
の。 (付記項15)付記項14において、チューブは、フッ
素樹脂チューブであることを特徴とするもの。
【0095】(付記項16)付記項15において、フッ
素樹脂は、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)で
あることを特徴とするもの。 (付記項17)付記項15において、フッ素樹脂は、F
EP(テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピ
レン共重合体)であることを特徴とするもの。 (付記項18)付記項15において、フッ素樹脂は、P
FA(テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキル
ビニールエーテル共重合体)であることを特徴とするも
の。
【0096】(付記項19)付記項15において、フッ
素樹脂は、ETFE(テトラフルオロエチレン−エチレ
ン共重合体)であることを特徴とするもの。 (付記項20)付記項3,10,13において、挿管体
および案内管路は、金属素線を巻回したコイルシースで
あることを特徴とするもの。 (付記項21)付記項20において、金属素線はステン
レス鋼線であることを特徴とするもの。
【0097】(付記項22)付記項21において、ステ
ンレス鋼線は、SUS304−WPBであることを特徴
とするもの。 (付記項23)付記項1において、樹脂は、ポリエステ
ルであることを特徴とするもの。 (付記項24)付記項1において、樹脂は、ポリウレタ
ンであることを特徴とするもの。 (付記項25)付記項1において、樹脂は、ポリエステ
ルとポリウレタンの混合体であることを特徴とするも
の。
【0098】(付記項26)付記項25において、混合
体の配合比を可撓管の先端から後端にかけて変化させた
ことを特徴とするもの。 (付記項27)付記項26において、先端側において、
ポリエステルの配合比が多いことを特徴とするもの。 (付記項28)付記項27において、後端側において、
ポリエステルの配合比が多いことを特徴とするもの。 (付記項29)付記項3,10,13において、挿管体
および案内管路は、チューブまたはコイルシースである
ことを特徴とするもの。
【0099】(2群の従来例)従来の内視鏡の可撓管部
は特願62−103250号公報において知られるよう
に、薄板製の螺旋管に金網を被覆し、その上に樹脂によ
る外皮を被覆して形成したものであり、その可撓管部の
内部は中空となっている。この可撓管部の中空部内に内
視鏡の内蔵物である、イメージガイドファイバーバンド
ル、ライトガイドファイバーバンドル、湾曲部を湾曲さ
せる湾曲操作ワイヤー、湾曲操作ワイヤーに外装し、そ
の湾曲操作ワイヤーの走行を規制する案内管、さらに、
電子式内視鏡の場合にはイメージガイドファイバーバン
ドルの代わりに、先端部に設けた固体撮像素子の信号
を、手元側の画像処理装置に送受信する信号線が配され
ている。
【0100】しかし、この中空体である可撓管部では、
外力に対する潰れ強度が不十分であるために、管内部部
分が全体的に中空ではなく、略全体に樹脂等が一体また
は一体的に充填し、内蔵物を通す部分を中空にした、い
わゆるマルチルーメンチューブによって構成された可撓
管部が実公昭60−24323号公報において知られて
いる。
【0101】(2群の課題)実公昭60−24323号
公報において知られたものは、内蔵物を通す案内管路の
部分を残して他の部分が充填されたものである。この場
合、各内蔵物の位置は可撓管部の各ルーメン内において
定められる。
【0102】従来の管空を有する可撓管部においてはそ
の可撓管部自体をループさせても内蔵物は最短の距離を
位置取りするように移動できたものが、マルチルーメン
チューブによって構成された可撓管部においては内蔵物
が移動できなくなる。
【0103】この内蔵物が、湾曲操作ワイヤーを挿通す
る湾曲操作ワイヤー案内管路である場合を考える。内蔵
物を移動できないよう固定した状態において、円弧状に
可撓管部を湾曲させた場合、その円弧の外側に位置する
案内管路はその管路長が長くなり、円弧の中心寄りに位
置する案内管路はその管路長が短くなる。その結果、案
内管路の管路長が短くなる場合には管路内を挿通する湾
曲操作ワイヤーが相対的に案内管路に対して押し出さ
れ、案内管路の管路長が長くなる場合には管路内を挿通
する湾曲操作ワイヤーが相対的に案内管路に対して引き
込まれることとなる。その結果、その湾曲操作ワイヤー
の移動によって、アングルノブが回動したり、湾曲部が
勝手に湾曲するという不具合が生じる。
【0104】これを防止するために、内蔵物を撚って樹
脂にて一体成形することで、可撓管部の屈曲等により発
生する圧縮、引っ張りの力を吸収するようにしてもよい
が、撚った分、経路長が長くなるため、案内管路と湾曲
操作ワイヤーとの摩擦抵抗が増加する。また、撚った場
合には、湾曲操作ワイヤーがストレートな状態とは異な
って、接触面積が増大するため、この場合も摩擦抵抗が
増大する。
【0105】また、撚る内蔵物が、湾曲操作ワイヤーと
案内管路ではなく、イメージガイド、ライトガイドに使
用されるファイバーバンドルである場合、経路長が増加
することにより、光損失が増加するという欠点がある。
さらに、中空部を有する可撓管部では、外力によるつぶ
れに弱いという課題もある。
【0106】(2群の発明の目的)2群の発明は、中空
部を無くし、内部を樹脂にて一体化することで、潰れに
対する強度を高めると共に、湾曲性能や、観察性能を低
下させないことを目的とする。
【0107】(2群の効果)2群の発明によれば、内蔵
物を樹脂層にて一体的に成形して構成していた可撓管部
5で問題であった、管路長差によるアングルノブが回動
したり、湾曲部が勝手に湾曲する不具合が、著しく軽減
できるという効果がある。
【0108】また、ワイヤー案内用シース路自身を旋回
する必要が無いため、ワイヤー案内用シース路の長さを
最短にでき、湾曲操作ワイヤーとワイヤー案内用シース
路により生じる摩擦を最小限に抑えることができる。ま
た、旋回がない分、湾曲操作ワイヤーと接触する割合が
減るため、この点においても、摩擦を低減できる。
【0109】このように摩擦が低減することで、上述す
ると同様の効果がある。また、可撓管部の中身が中空で
ないため、耐潰れ性を向上できる効果がある。
【0110】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、湾
曲操作ワイヤーとワイヤー案内用シースの摺動抵抗が減
少することにより、湾曲をさせる際の操作ノブの操作に
要する力量を軽減できる。その結果、軽い操作感を得ら
れることで、操作者の疲労も軽減でき、検査者の見落と
しや、誤操作を防止する効果もある。
【0111】加えて、ワイヤー案内用シースに保護層を
設けたため、内視鏡の使用時の挿入部の蛇行や屈曲等に
より座屈や縮みの生じないワイヤー案内用シースを提供
できる。また、チューブ体のみのワイヤー案内用シース
の脆弱によるワイヤー案内用シースの座屈、縮みからな
るアングルダウン、アングル不能等の不具合を防止でき
る。
【0112】また、操作ノブの操作が手動でなく、モー
タによる電動制御による場合、抵抗を減らすことで、従
来までのトルクを発生するモータを必要としないため、
モータを小型化することができる。小型化になること
で、モータが手元側の操作部に内蔵されている場合に
は、操作部を小型化、軽量化でき、上記と同様に、操作
者の疲労を軽減できる効果がある。
【0113】また、小型化をしないまでも、トルクが従
来並みに必要でないということで、安価な、トルクの小
さいモータを採用することができる。その結果、原価を
抑えることができ、より使用者が購入し易くなるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る内視鏡の全体を概略的に示
す斜視図。
【図2】上記内視鏡の挿入部の縦断面図。
【図3】上記内視鏡のワイヤー案内用シースの斜視図。
【図4】ワイヤー案内用シースの異常な座屈を示す斜視
図。
【図5】ワイヤー案内用シースの異常な皺変形を示す斜
視図。
【図6】第2実施形態に係る内視鏡のワイヤー案内用シ
ースの斜視図。
【図7】上記内視鏡のワイヤー案内用シースの変形例を
示す斜視図。
【図8】上記内視鏡のワイヤー案内用シースの変形例を
示す斜視図。
【図9】第3実施形態に係る内視鏡の可撓管部の説明
図。
【図10】内視鏡の可撓管部が湾曲したときの状態の説
明図。
【図11】第3実施形態に係る内視鏡の可撓管部が湾曲
したときの状態の説明図。
【図12】第4実施形態に係る内視鏡の可撓管部の説明
図。
【図13】第4実施形態に係る内視鏡の可撓管部の説明
図。
【図14】内視鏡の可撓管部の変形例の説明図。
【符号の説明】
1…内視鏡、2…挿入部、3…操作部、5…挿入部の先
端部、6…挿入部の湾曲部、7…挿入部の可撓管部、3
1…湾曲操作ワイヤー、45…ワイヤー案内用シース、
46…内層、47…外層。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】挿入部の少なくとも一部に設けた湾曲部
    を、湾曲操作ワイヤーによる牽引動作により湾曲させる
    と共に、上記湾曲操作ワイヤーを挿通して案内する案内
    管を上記挿入部内に配置した内視鏡において、 上記案内管は上記湾曲操作ワイヤーを挿通する第1のチ
    ューブ体からなる内層と、この内層の外周に被嵌され、
    上記内層を保護する第2のチューブ体からなる外層とを
    具備し、上記内層は外層に比較して上記湾曲操作ワイヤ
    ーとの摺動抵抗が小さいことを特徴とする内視鏡。
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