JP3967422B2 - 内視鏡の光学繊維束 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、内視鏡に組み込まれる光学繊維束に関する。
【0002】
【従来の技術】
イメージガイド光学繊維束やライトガイド光学繊維束等のような内視鏡の光学繊維束は、ガラス製の多数の光学繊維を束にしたものであり、内視鏡の湾曲部内等において他の部材で圧迫された状態で繰り返し曲げられると、光学繊維が折れてしまう。
【0003】
そこで従来は、図5に示されるように、光学繊維束50を形成する多数の光学繊維51の端部を口金53内に固着して、その他の部分を可撓性の被覆チューブ52で被覆し、その被覆チューブ52の外周に螺旋管54を被せて光学繊維51が圧迫されないようにし、さらにその外周に網状管55を被覆して、螺旋管54と他の部材とがひっかからないようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述のように螺旋管54の外周に網状管55を被せた構造では、イメージガイド光学繊維束50に対して軸線方向の圧縮力が加わったときに全体が容易に圧縮されて、光学繊維51に座屈による折れが発生する。
【0005】
そのような圧縮力は湾曲部内において光学繊維束に繰り返し加わるので、上述のような従来の構造では、内視鏡を長期間使用しているうちに光学繊維束が徐々に折損することが多かった。
【0006】
そこで本発明は、光学繊維束に圧縮力が加わらず、長期間の使用によっても光学繊維の折損が発生しない耐久性の優れた内視鏡の光学繊維束を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の内視鏡の光学繊維束は、遠隔操作によって屈曲自在に挿入部に設けられた湾曲部内を通過するように配置された内視鏡の光学繊維束であって、多数の光学繊維を可撓性のあるチューブで被覆し、少なくとも上記湾曲部内に配置される部分において、上記被覆チューブの外周に網状管を被せ、さらにその網状管の外周に螺旋管を被せたことを特徴とする。
【0008】
なお、上記網状管が、細い線材を編組して形成されており、上記螺旋管が、弾性のある金属部材を一定の径でピッチ方向に隙間をあけて螺旋状に巻いて形成されていてもよい。
【0009】
また、上記光学繊維の端部が口金内に固着されていて、上記網状管の一端が上記口金に緊縛固定されていてもよく、上記螺旋管のピッチ間の隙間に弾力性のある充填剤が充填されていてもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】
図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図4は内視鏡の全体構成を示しており、可撓管状の挿入部1の基端部に操作部2が連結されている。7は、図示されていない光源装置に接続されるライトガイドコネクタであり、可撓性連結管8を介して操作部2に連結されている。
【0011】
挿入部1の先端近くの部分は、操作部2に設けられた湾曲操作ノブ4を操作することによって遠隔的に屈曲させることができる湾曲部3になっており、対物光学系等が内蔵された先端部本体10が湾曲部3の先端に連結されている。
【0012】
挿入部1内には、内視鏡観察像を伝達するためのイメージガイド光学繊維束50と照明光を伝達するためのライトガイド光学繊維束60等が、チューブ類等と共に全長にわたって挿通配置されている。
【0013】
そして、イメージガイド光学繊維束50の像射出端は、操作部2に突設された接眼部6内に達していて、接眼部6に内蔵された接眼レンズ(図示せず)によって内視鏡観察像を拡大して観察することができる。ライトガイド光学繊維束60は、操作部2内から可撓性連結管8内を通り、入射端はライトガイドコネクタ7に配置されている。
【0014】
図2は挿入部1の先端部分を示しており、湾曲部3は最先端の節輪31によって先端部本体10に連結されていて、多数の節輪32がリベット33で傾動自在に連結されている。
【0015】
そして、節輪32の外周には網状管34が被覆され、その外周がゴムチューブ35によって外装被覆されている。36は、操作部2から牽引操作される操作ワイヤである。
【0016】
先端部本体10の先端面には、対物レンズ11が配置された観察窓や、ライトガイド光学繊維束60の射出端が配置された照明窓(図示せず)、及び鉗子チャンネル15の出口開口等が設けられている。
【0017】
対物レンズ11は、複数のレンズが鏡枠12に固着されて構成されている。その鏡枠12は、先端部本体10内に嵌挿固定された接続パイプ13の先端部分に固着されていて、その接続パイプ13に反対側からイメージガイド光学繊維束50の口金53が差し込まれて固定されている。
【0018】
イメージガイド光学繊維束50については、図2だけでなく、イメージガイド光学繊維束50の先端部分の拡大断面図である図3及び全体側面図である図1をも参照して説明をする。
【0019】
イメージガイド光学繊維束50には、数千本又は一万本以上の数の光学繊維51が平行に並べて用いられていて、その両端部分は口金53,153内に固着されている。
【0020】
両口金53,153の間の部分は、例えばシリコンチューブ等のような可撓性のある被覆チューブ52によって被覆されており、被覆チューブ52の端部は、緊縛糸56,156によって口金53,153に緊縛固定されている。
【0021】
そして、湾曲部3内に位置する部分においては、被覆チューブ52の外周に網状管55が被せられている。網状管55は、例えば直径が0.05mm程度のステンレス鋼線を複数本束ねて編組して形成されており、その先端部分は緊縛糸56によって口金53の外周に緊縛固定されている。網状管55の他端側は、後述する螺旋管54と共に被覆チューブ52の外周面に接着剤で固定されている。
【0022】
その網状管55の外周には、さらに螺旋管54が被せられている。螺旋管54は、例えば薄いステンレス鋼帯を一定の径で螺旋状にピッチ方向に隙間をあけて巻いて形成されている。
【0023】
網状管55の編み角度が軸線と垂直の方向に対してなす角度は30°〜60°程度であり、それに対して、螺旋管54の帯が軸線と垂直の方向に対してなす角度は10°以下である。
【0024】
したがって、網状管55と螺旋管54とが被覆されたイメージガイド光学繊維束50に圧縮力が作用すると、内側の網状管55の方が外側の螺旋管54より大きく膨らもうとするので、その動きが螺旋管54にぶつかって規制され、その結果イメージガイド光学繊維束50は圧縮されない。
【0025】
螺旋管54のピッチ間の隙間の部分には、例えばシリコンゴム系充填剤等のような弾力性のある充填剤57が充填されている。したがって、外表面には螺旋管54による凹凸がなく、滑らかな表面に形成されている。
【0026】
なお、網状管55と螺旋管54の被覆範囲は、少なくとも湾曲部3内に位置する部分であればよく、挿入部1内の相当に長い範囲において被覆しても差し支えない。
【0027】
このように構成されたイメージガイド光学繊維束50は、湾曲部3内においては螺旋管54で被覆されているので、湾曲部3が繰り返し屈曲されても、他の部材によって潰されることがなく圧迫による光学繊維51の折損が発生しない。
【0028】
また、螺旋管54の内側に網状管55を配置したことにより圧縮力が加わってもイメージガイド光学繊維束50が圧縮されないので、湾曲部3が繰り返し屈曲されても、イメージガイド光学繊維束50が挿入部1内で軸線方向にスムーズに移動し、座屈による光学繊維51の折損が発生しない。
【0029】
なお、上記の実施の形態においてはイメージガイド光学繊維束50に本発明を適用した例を示したが、ライトガイド光学繊維束60に本発明を適用してもよい。
【0030】
【発明の効果】
本発明によれば、内視鏡の湾曲部内に配置される部分において、光学繊維束を被覆する被覆チューブの外周に網状管を被せ、さらにその網状管の外周に螺旋管を被せたことにより、圧縮力が加わると大きく膨らもうとする網状管がその外側の螺旋管にぶつかって膨らみが規制され、それによって耐圧縮力が発生して光学繊維束が圧縮されないので、長期間の使用によっても光学繊維の折損が発生せず、優れた耐久性を得ることができる。また、網状管の外周にバネ性の強い螺旋管が被せられているので、網状管の自由端部側にチューブ等を被覆する必要がなく、組み立てをより容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のイメージガイド光学繊維束の全体側面図である。
【図2】本発明の実施の形態の内視鏡の挿入部の先端部分の側面断面図である。
【図3】本発明の実施の形態のイメージガイド光学繊維束の先端部分の側面断面図である。
【図4】本発明の実施の形態の内視鏡の全体構成を示す側面図である。
【図5】従来のイメージガイド光学繊維束の先端部分の側面断面図である。
【符号の説明】
3 湾曲部
50 イメージガイド光学繊維束
51 光学繊維
52 被覆チューブ
53 口金
54 螺旋管
55 網状管
57 弾性充填剤
60 ライトガイド光学繊維束

Claims (5)

  1. 遠隔操作によって屈曲自在に挿入部に設けられた湾曲部内を通過するように配置された内視鏡の光学繊維束であって、
    多数の光学繊維を可撓性のある被覆チューブで被覆し、少なくとも上記湾曲部内に配置される部分において、上記被覆チューブの外周に網状管を被せ、さらにその網状管の外周に螺旋管を被せて、上記網状管を両端部分のみにおいて上記被覆チューブに固定したことを特徴とする内視鏡の光学繊維束。
  2. 上記網状管が、細い線材を編組して形成されている請求項1記載の内視鏡の光学繊維束。
  3. 上記螺旋管が、弾性のある金属部材を一定の径でピッチ方向に隙間をあけて螺旋状に巻いて形成されている請求項1又は2記載の内視鏡の光学繊維束。
  4. 上記光学繊維の端部が口金内に固着されていて、上記網状管の一端が上記口金に緊縛固定されている請求項1、2又は3記載の内視鏡の光学繊維束。
  5. 上記螺旋管のピッチ間の隙間に弾力性のある充填剤が充填されている請求項1、2、3又は4記載の内視鏡の光学繊維束。
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