JPH0720941A - 作業座標上で柔らかさを指定可能な柔軟なサーボ制御方法 - Google Patents

作業座標上で柔らかさを指定可能な柔軟なサーボ制御方法

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JPH0720941A
JPH0720941A JP5191962A JP19196293A JPH0720941A JP H0720941 A JPH0720941 A JP H0720941A JP 5191962 A JP5191962 A JP 5191962A JP 19196293 A JP19196293 A JP 19196293A JP H0720941 A JPH0720941 A JP H0720941A
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    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]

Abstract

(57)【要約】 【目的】 作業座標上での柔らかさの設定により、各軸
に組まれたロボットのサーボ系のゲインの変更を可能と
する柔軟なサーボ制御方法を提供する。 【構成】 位置制御ループおよび速度制御ループを備え
る制御系で制御されるサーボモータの制御方法におい
て、サーボモータが位置する作業座標上において指定し
た柔らかさを、該サーボモータの各軸におけるサーボゲ
インKp,Kvに変換し、該変換したサーボゲインK
p,Kvによりサーボモータを駆動し、該サーボモータ
で駆動される被駆動体を手動で移動可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロボットアーム等を駆
動するサーボモータの制御に関し、位置、速度制御ルー
プを有し、位置を制御するサーボ制御方法に関する。柔
軟なサーボ制御方法に関し、特に作業座標上において柔
らかさを指定することのできる柔軟なサーボ制御方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】ロボットのアーム等の制御において、該
アームを駆動するサーボモータの制御は、位置、速度ル
ープを有し、該サーボモータの位置を制御することによ
ってアーム等の被駆動体の位置を制御している。このよ
うな制御系において、サーボモータが制御されると、位
置指令を与え、その位置に向かってロボットアーム等の
被駆動体が移動している途中に、障害物があっても、そ
の障害物を避けることが出来ず、そのまま目標位置に向
かって移動し続けるという現象が生じる。例えば、ロボ
ットがハンドによって工作機械にワークを取り付ける作
業を行なっている場合、ワークの精度が悪くて、指令し
た位置とワークの位置に多少のずれが生じる場合には、
ワークを工作機械に取り付けることができない。しか
も、このような場合に、手動でロボットアームを移動さ
せてワークを工作機械の取付け位置に移動させることも
困難となる。
【0003】このような問題点を解決して、人力によっ
て被駆動体を移動させ、障害物から回避させることがで
きる柔軟なサーボ制御方法が提案されている。図5は、
従来の柔軟なサーボ制御方法に用いるサーボ系のブロッ
ク図である。図5において、柔軟なサーボ制御を行なう
には、ポジションゲインKp、速度制御ループの比例ゲ
インK2を設定した柔らかさの度合いに応じて低下さ
せ、また、速度制御ループの積分器の出力を設定クラン
プ値にリミットする。これにより、位置偏差が増大して
もトルク指令は格別大きな値とならないので、このサー
ボモータで駆動される被駆動体を人力で移動させること
が可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
従来の柔軟なサーボ制御方法において、その柔らかさの
程度の指定は、ロボットアーム等の被駆動体を駆動する
ロボットのモータの有する各軸(3軸およびその軸の回
り)に組まれたサーボ系に対するものであって、実際に
ロボットアーム等の被駆動体を駆動する作業座標上にお
ける指定となっていない。したがって、ロボットアーム
等の被駆動体を従来の柔軟なサーボ制御方法によりその
柔らかさの程度を指定しようとすると、通常作業を行な
う例えばX,Y,Z座標等の作業座標上での被駆動体の
移動状態を推定しながら、この被駆動体を駆動するモー
タの各軸に組まれたサーボ系に対して、ポジションゲイ
ンと速度制御ループの比例ゲインを、設定した柔らかさ
の度合いに応じて低下させる必要がある。しかしなが
ら、各軸の動作は他の軸の動作と関連しているため、モ
ータの各軸に組まれたサーボ系に対する柔らかさの調整
を行なうことによって作業座標上での柔らかさを設定す
ることは、実際上困難である。
【0005】そこで、本発明は前記した従来の柔軟なサ
ーボ制御方法の問題点を解消し、作業座標上での柔らか
さの設定により、各軸に組まれたロボットのサーボ系の
ゲインの変更を可能とする柔軟なサーボ制御方法を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、位置制御ループおよび速度制御ループを
備える制御系で制御されるサーボモータの制御方法にお
いて、サーボモータが位置する作業座標上において指定
した柔らかさを、該サーボモータの各軸におけるサーボ
ゲインに変換し、該変換したサーボゲインによりサーボ
モータを駆動し、該サーボモータで駆動される被駆動体
を手動で移動可能とするものであり、作業座標上におい
て、柔らかさを指定可能とするものである。
【0007】また、サーボモータが位置する作業座標上
における柔らかさの指定は、作業座標軸方向およびその
回りのバネ定数を指定することにより行なうことができ
る。
【0008】また、サーボモータの各軸におけるサーボ
ゲインは、該サーボモータの各軸の位置制御ループゲイ
ンおよび速度制御ループゲインにより指定することがで
きるものである。
【0009】本発明の柔らかさを指定する作業座標は、
ロボットあるいは被駆動体が存在し移動する座標系であ
り、例えばx,y,z座標とすることができ、その柔ら
かさはx,y,z座標方向のバネ定数およびその座標軸
の回りのモーメントのバネ定数とすることができる。ま
た、本発明のサーボモータの各軸のサーボゲインは、各
軸における柔らかさの程度を表すものである。
【0010】
【作用】本発明によれば、前記構成により、位置制御ル
ープおよび速度制御ループを備える制御系で制御される
サーボモータの制御方法において、サーボモータが位置
する作業座標上において柔らかさを指定すると、その作
業座標上において柔らかさは該サーボモータの各軸にお
けるサーボゲインに変換され、該変換されたサーボゲイ
ンによりサーボモータが駆動される。この指定された柔
らかさの程度に応じてサーボモータを駆動することによ
り、被駆動体を手動で移動可能とすることができ、サー
ボモータの各軸の柔らかさを作業座標上じ指定可能とす
ることができる。
【0011】
【実施例】図1は本発明の作業座標上で柔らかさを指定
可能な柔軟なサーボ制御方法を実施するサーボ制御系の
ブロック図である。図5に示す従来のサーボ制御系と相
違する点は、各軸に組まれたサーボ制御系中の位置制御
ループのポジションゲインKpおよび速度制御ループの
比例ゲインK2の変更を、作業座標系での柔軟制御の柔
らかさの程度の指定に応じて行なう点である。
【0012】本発明の柔軟なサーボ制御方法において
は、作業座標系において柔軟制御の柔らかさの程度を指
定すると、この指定された柔らかさの程度はモータの各
軸に組み込まれたサーボ制御系に対する柔らかさの程度
に変換されて、各軸の位置制御ループのポジションゲイ
ンKpおよび速度制御ループの比例ゲインK2が変更さ
る。
【0013】各軸に組まれたサーボ制御系の位置制御ル
ープのポジションゲインKpおよび速度制御ループの比
例ゲインK2が変更さると、その後は従来の柔軟なサー
ボ制御方法と同様にして、ポジションゲインが柔らかさ
の度合いに応じて通常のポジションゲインより小さな値
となるため、位置偏差に該ゲインKpが乗じられて得ら
れる速度指令も通常の制御時よりも小さくなる。そのた
め、該速度指令とモータ速度との差の速度偏差も通常時
よりは小さくなる。そして、速度制御ループの比例ゲイ
ンK2も通常より小さな値に変更されているので、比例
項3からの出力値も通常より小さくなる。さらに、速度
制御ループの積分器2もその出力をクランプ値にリミッ
トされた出力れるため、トルク指令Tcは大きな値とな
ることはなく、人力τによってでも該サーボモータで駆
動される被駆動体を移動させることができる。
【0014】図2は本発明の一実施例を実施するロボッ
ト制御系のブロック図である。
【0015】図2中、10はロボットを制御するホスト
コンピュータ、11は該ホストコンピュータから出力さ
れる移動指令や制御信号を後述するディジタルサーボ回
路のプロセッサに引き渡し、逆にディジタルサーボ回路
のプロセッサからの各種信号をホストコンピュータに引
き渡すための共有メモリである。また、12は、上述し
たサーボ制御を実行するディジタルサーボ(ソフトウエ
アサーボ)回路で、プロセッサ(CPU)、ROM、R
AM等のメモリ等で構成されている。13はロボット1
4における各サーボモータの位置のフィードバック値、
速度のフィードバック値、電流のフィードバック値等が
書き込まれる帰還レジスタである。
【0016】ここで、本発明の作業座標上で柔らかさを
指定可能な柔軟なサーボ制御方法において、作業座標系
において柔軟制御の柔らかさの程度を指定を、モータの
各軸に組み込まれたサーボ制御系に対する柔らかさの程
度に変換して、各軸の位置制御ループの位置ループゲイ
ン(ポジションゲイン)Kpおよび速度ループゲイン
(比例ゲインK2×トルク定数Kt)Kvを求める手順
について説明する。
【0017】図3は、作業座標系からモータの各軸に組
み込まれたサーボ制御系への変換の概略を説明する図で
ある。図3において、21は通常において作業を行なう
例えばx,y,z座標等の作業座標系であり、23はモ
ータの各軸に組み込まれる例えばモータの3軸とその回
りの計6軸からなるサーボ制御系であり、22は作業座
標系21での柔らかさの程度を設定するゲインからサー
ボ制御系23での柔らかさの程度を設定するゲインへの
変換を概念的に示した変換部分である。
【0018】サーボ制御系23は、従来の柔軟なサーボ
制御において示したように、モータの各軸(6軸)に組
み込まれたサーボ制御系でのゲインをゲインKJ1〜ゲイ
ンK J6で表すと、このゲインKJ1〜ゲインKJ6を柔らか
さの程度に応じて設定し、このゲインによりモータを制
御する。
【0019】一方、作業座標系21は、通常の作業を行
なう座標系であり、この座標系をx,y,z座標とする
と、柔らかさの程度はゲインKx ,Ky ,Kz ,KMX
MY,KMZを指定することによって設定される。なお、
このゲインKx ,Ky ,Kzはそれぞれx軸,y軸,z
軸方向のバネ定数であり、ゲインKMX,KMY,KMZはそ
れぞれx軸,y軸,z軸の回りのモーメントのバネ定数
である。
【0020】そして、通常、作業座標系21上において
は、柔らかさの程度はこのゲインKx ,Ky ,Kz ,K
MX,KMY,KMZにより指定可能であり、サーボ制御系で
のゲインKJ1〜ゲインKJ6を直接に作業座標系21上で
設定することは困難である。そこで、本発明では変換部
22において、作業座標系21上で設定した柔らかさの
程度を表すゲインKx ,Ky ,Kz ,KMX,KMY,KMZ
をサーボ制御系23でのゲインKJ1〜ゲインKJ6に変換
し、このゲインKJ1〜ゲインKJ6によってモータを制御
する。
【0021】次に、各系におけるゲインKを図4を用い
て説明する。図4は、作業座標系およびサーボ制御系で
の位置フィードバックによる位置ループの状態を説明す
る図であり、図4の(a)は作業座標系を示し、図4の
(a)はサーボ制御系を示している。
【0022】図4の(a)の作業座標系において、x
軸,y軸,z軸方向およびその回りについて、位置ルー
プを求めると以下の式となる。
【0023】 Kx (xcod −xfb)=Fx …(1) Ky (ycod −yfb)=Fy …(2) Kz (zcod −zfb)=Fz …(3) KMX(θxcod−θxfb )=Mx …(4) KMY(θycod−θyfb )=My …(5) KMZ(θzcod−θzfb )=Mz …(6) なお、上式においてKx ,Ky ,Kz は作業座標上の各
軸方向のバネ定数、KMX,KMY,KMZは作業座標上の各
軸の回りのモーメントのバネ定数であり、xcod ,y
cod ,zcod ,θxcod,θycod,θzcodは作業座標上の
指令位置であり、xfb,yfb,zfb,θxfb ,θyfb
θzfb は作業座標上のフィードバック量であり、Fx,
y ,Fz は作業座標上の各軸方向の力であり、Mx,
y ,Mzは作業座標上の各軸方向の回りのモーメント
である。
【0024】上記式(1)〜(6)において、例えば式
(1)においては、例えば停止状態(xcod =0)から
x軸方向にxfbだけ移動させるにはFxの力を要するこ
とを意味しており、バネ定数Kx を変えることによって
そのFxの大きさを変更することができる。
【0025】また、図4の(b)のサーボ制御系におい
て、モータの各軸(6軸)について、位置ループを求め
ると以下の式となる。なお、モータの各軸をJ1〜J6
によって表すものとする。
【0026】 KJ1(θJ1cod −θJ1fb)=TJ1 …(7) KJ2(θJ2cod −θJ2fb)=TJ2 …(8) KJ3(θJ3cod −θJ3fb)=TJ3 …(9) KJ4(θJ4cod −θJ4fb)=TJ4 …(10) KJ5(θJ5cod −θJ5fb)=TJ5 …(11) KJ6(θJ6cod −θJ6fb)=TJ6 …(12) なお、上式においてKJ1〜KJ6はサーボ制御系の各軸の
モータの柔らかさを表すバネ定数であってゲインを表し
ており、θJ1cod 〜θJ6cod はサーボ制御系の各軸への
指令位置であり、θJ1fb〜θJ6fbはサーボ制御系のフィ
ードバック量であり、TJ1〜TJ6はサーボ制御系へのモ
ーメンイトである。
【0027】上記式(7)〜(12)において、例えば
式(7)においては、例えば停止状態(θJ1cod =0)
から各軸方向にθJ1fbだけ回転させるにはTJ1のトルク
を要することを意味しており、ゲインKJ1を変えること
によってそのトルクTJ1の大きさを変更することができ
る。
【0028】上式(1)〜(6)の作業座標上の各軸方
向のバネ定数Kx ,Ky ,Kz および作業座標上の各軸
の回りのモーメントのバネ定数KMX,KMY,KMZを直接
設定することが困難であるため、本発明の柔軟なサーボ
制御方法においては、上式(7)〜(12)中のサーボ
制御系の各軸のモータの柔らかさを表すゲインKJ1〜K
J6を変化させることによって、上式(1)〜(6)中の
作業座標上の各軸方向のバネ定数Kx ,Ky ,Kz およ
び作業座標上の各軸の回りのモーメントのバネ定数
MX,KMY,KMZが指定した値となるように制御する。
【0029】そこで次に、上式(1)〜(6)をサーボ
制御系の各軸の座標に書き直して、ゲインKx ,Ky
z ,KMX,KMY,KMZをゲインKJ1〜ゲインKJ6に変
換する関係式を求める。
【0030】各軸θから、x,y,z軸およびその軸の
回りへは、一般に順変換fによって変換することができ
る。この順変換fによると、式(1)〜(6)の
cod ,ycod ,zcod ,θxcod,θycod,θzcodは式
(7)〜(12)のθJ1cod 〜θJ6cod を用いて次式
【0031】
【数1】 によって表される。
【0032】また、各軸へのモーメントTJ1〜TJ6と、
業座標上の各軸方向の力Fx,Fy,Fz およびと各軸
方向の回りのモーメントMx,My ,Mz との間には、
力に関してヤコビアンJを用いて次式(14)で表され
ることが一般に知られている。
【0033】
【数2】 なお、JT はヤコビアンの転置を表している。
【0034】次に、上式(13),(14)を用いて、
式(1)〜(6)を書き直すと、
【0035】
【数3】 となる。なお、diag〔λ1 ,λ2 〕はλ1 およびλ2
対角要素に持つ対角行列である。
【0036】上式(15)書き直すと、
【0037】
【数4】 なお、ErrorθJ はθJcod とθJfb の誤差(θJcod
−θJfb )を表している。
【0038】上式(16)において、Kx,y,
z,MX,KMY, MZは作業座標上で柔らかさを指定する
際に設定する設定値であり、f(θJ1cod 〜θJ6cod
は作業座標上で入力する指令値であり、f(θJ1cod
θJ6cod )は作業座標上における検出値であり、Error
θJ1〜ErrorθJ6はエラーレジスタに記憶される誤差値
であるから、各軸上でのゲインKJ1〜ゲインKJ6はこれ
らの既知の値の関数として求めることができる。
【0039】そこで、式(16)を各軸上でのゲインK
J1〜ゲインKJ6について解き、作業座標上で指定した柔
らかさの度合いをオンライン等で入力し、CPUにおい
てこのゲインKJ1〜ゲインKJ6の値を各周期毎に変更
し、その値に基づいて制御を行なうことにより、柔軟な
サーボ制御を行なうことができる。
【0040】なお、このゲインKJ の設定を、例えばサ
ーボ制御系においてあらかじめ基準となる柔らかさを定
めておき、その柔らかさに対する度合いにより行なうこ
とができる。また、このゲインKJ は位置ループゲイン
(ポジションゲイン)Kpと速度ループゲインKv(比
例ゲインK2×トルク定数Kt)の積で表されるので、
このゲインKJ の設定を位置ループゲインKpおよび速
度ループゲインKvをそれぞれ設定することにより行な
うことができる。
【0041】例えば、柔らかさが0%(充分に固い状
態)の場合のゲインKJ をKJ (0%)とし、そのとき
の位置ループゲインKpおよび速度ループゲインKvを
それぞれKp(0%)、およびKv(0%)とすると、
ゲインKJ は、位置ループゲインKpと速度ループゲイ
ンKvの二つのループゲインによりそれぞれ Kp=Kp(0%)×(KJ /KJ (0%))1/2 …(17) Kv=Kv(0%)×(KJ /KJ (0%))1/2 …(18) となる。
【0042】そこで、このロボット制御系におけるディ
ジタルサーボ回路12のプロセッサは、上記のようにし
て、本発明の作業座標上で柔らかさを指定可能な柔軟な
サーボ制御方法において、作業座標系における柔らかさ
の程度を指定を、モータの各軸に組み込まれたサーボ制
御系に対する柔らかさの程度に変換して求めれる各軸の
位置制御ループの位置ループゲイン(ポジションゲイ
ン)Kp、および速度ループゲイン(比例ゲインK2×
トルク定数Kt)Kvを用いて柔軟なサーボ制御の処理
を行なう。
【0043】なお、柔軟制御指令、および柔らかさの程
度は手動によってオペレータが入力してもよく、また、
あらかじめ柔軟な制御を行なうプログラム領域をプログ
ラムで指定してもよい。
【0044】ロボットの動作を開始すると、ディジタル
サーボ回路12のプロセッサは、柔軟制御指令にしたが
って、通常の制御から柔軟な制御に切り換え、位置・速
度ループ処理周期毎に柔軟な制御の処理を行なう。そし
て、共通メモリ等に記憶しておいた作業座標系における
柔らかさの程度を表すKx,y,z,MX,KMY, MZ
読み出し、このデータに基づいて上記した本発明の柔軟
な制御方法によりゲインKJ1〜ゲインKJ6を例えば位置
ループゲインKpJ1〜KpJ6、および速度ループゲイン
KvJ1〜KvJ6の形態で演算して更新し、再び共通メモ
リ等に記憶する。ディジタルサーボ回路は、この共通メ
モリから更新したゲインKJ1〜ゲインKJ6(位置ループ
ゲインKpJ1〜KpJ6、および速度ループゲインKvJ1
〜KvJ6)を読み出し、そのデータに基づいてモータの
制御を行なう。
【0045】その結果、サーボモータが出力するトルク
は、小さな値となり、この柔軟な制御状態においては、
オペレータがサーボモータで制御されるロボットアーム
を手動によって任意の位置に移動させることができる。
これにより、ワークを工作機械等に取り付ける場合に、
ワークの精度が悪く、取付け位置とロボットアームによ
り搬送されるワークの位置が一致しない場合、手動でロ
ボットアームを移動させて取付け位置にワークを位置決
めすることができる。
【0046】(本発明の実施例の効果)本発明の実施例
によれば、ゲインKJ の設定を位置ループゲインKpお
よび速度ループゲインKvをそれぞれ設定することによ
りサーボ制御系の安定性が得られるという効果がある。
【0047】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形が可能で
あり、それらを本発明の範囲から排除するものではな
い。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
作業座標上での柔らかさの設定により、各軸に組まれた
ロボットのサーボ系のゲインの変更を可能とする柔軟な
サーボ制御方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の作業座標上で柔らかさを指定可能な柔
軟なサーボ制御方法を実施するサーボ制御系のブロック
図である。
【図2】本発明の一実施例を実施するロボット制御系の
ブロック図である。
【図3】作業座標系からモータの各軸に組み込まれたサ
ーボ制御系への変換の概略を説明する図である。
【図4】作業座標系およびサーボ制御系での位置フィー
ドバックによる位置ループの状態を説明する図である。
【図5】従来の柔軟なサーボ制御方法に用いるサーボ系
のブロック図である。
【符号の説明】
1 位置制御ループのポジションゲインの項 2 速度制御ループの積分器の項 3 速度制御ループの比例ゲインの項 4 モータの伝達関数の項 5 モータ速度からモータ位置を求める伝達関数の項 Kp ポジションゲイン K1 積分ゲイン K2 比例ゲイン 10 ホスト 11 共有メモリ 12 ディジタルサーボ回路 13 帰還信号レジスタ 14 ROBOT 21 作業座標系 22 変換部 23 サーボ制御系

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 位置制御ループおよび速度制御ループを
    備える制御系で制御されるサーボモータの制御方法にお
    いて、サーボモータが位置する作業座標上において指定
    した柔らかさを、該サーボモータの各軸におけるサーボ
    ゲインに変換し、該変換したサーボゲインによりサーボ
    モータを駆動し、該サーボモータで駆動される被駆動体
    を手動で移動可能とした作業座標上で柔らかさを指定可
    能な柔軟なサーボ制御方法。
  2. 【請求項2】 サーボモータが位置する作業座標上にお
    いて指定する柔らかさは、作業座標軸方向およびその回
    りのバネ定数である請求項1記載の作業座標上で柔らか
    さを指定可能な柔軟なサーボ制御方法。
  3. 【請求項3】 サーボモータの各軸におけるサーボゲイ
    ンは、該サーボモータの各軸の位置制御ループゲインお
    よび速度制御ループゲインである請求項1、又は2記載
    の作業座標上で柔らかさを指定可能な柔軟なサーボ制御
    方法。
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