JP5409974B1 - マニピュレータ装置 - Google Patents

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Abstract

マニピュレータ装置は、先端腕部の振動状態及び前記先端腕部の負荷状態の少なくとも一方を経時的に検出し、前記先端腕部の前記振動状態及び前記負荷状態の少なくとも一方を示す検出信号を生成する状態検出部を備える。前記マニピュレータ装置は、前記状態検出部で生成された前記検出信号に基づいてサーボ制御部での駆動指令に対する駆動電流のサーボゲインを変更し、前記サーボゲインを変更することにより、前記先端腕部の前記振動状態又は前記負荷状態に対応させて、前記先端腕部の振動に対する周波数特性をリアルタイムで変化させるサーボゲイン変更部を備える。

Description

本発明は、駆動部材を駆動させることにより動作を行う先端腕部がマニピュレータの先端部に設けられたマニピュレータ装置に関する。
特許文献1には、原子炉内の検査等に用いられるマニピュレータ装置が開示されている。このマニピュレータ装置は、原子炉内に挿入されるマニピュレータを備える。マニピュレータは、腕部(先端腕部)を備え、腕部は、3つの関節部と、それぞれが対応する関節部の先端方向側に延設される3つの棒状部(リンク部)と、を備える。それぞれの関節部の内部には、駆動部材である球面超音波モータが設けられている。原子炉外の操作指令入力部での操作指令に基づいてそれぞれの球面超音波モータの駆動指令が生成され、それぞれの駆動指令に基づいて球面超音波モータが駆動される。それぞれの球面超音波球面モータが駆動されることにより、対応する関節部が作動され、対応する関節部より先端方向側の部位が動作を行う。
また、特許文献1のマニピュレータ装置では、それぞれの球面超音波モータは、ステータと、ロータとを備える。それぞれの球面超音波モータでは、ステータからのロータへの押圧力により、駆動速度等の駆動特性が変化する。それぞれの関節部では、腕部(マニピュレータ)の姿勢の変化等に対応して作用する力が変化する。それぞれの球面超音波モータでのステータからのロータへの押圧力は、対応する関節部に作用する力に依存して変化する。
そこで、特許文献1のマニピュレータ装置では、それぞれの関節部の位置及び姿勢を検出する位置姿勢検出部が設けられている。それぞれの関節部に作用する力は、関節部の位置及び姿勢に基づいて、算出される。また、それぞれの関節部には、電磁石又は形状記憶合ばねが設けられている。それぞれの関節部では、電磁石に印加する電圧を変化させること、又は、形状記憶合金ばねに供給する電流を変化させることにより、ステータからのロータへの押圧力を調整している。電磁石に印加する電圧、及び、形状記憶合金ばねに供給する電流は、それぞれの関節部に作用する力の算出結果に基づいて制御される。以上のように、それぞれの関節部では、作用する力の算出結果に基づいて、ステータからのロータへの押圧力が調整され、剛性が調整される。
特開2011−182485号公報
マニピュレータ装置の使用時において、外力が作用することにより、腕部(マニピュレータ)が振動することがある。特に体内にマニピュレータが挿入される医療用のマニピュレータ装置では、処置性の低下を防止する観点から、先端腕部(マニピュレータ)において振動が発生した場合に、振動を迅速に抑制する必要がある。前記特許文献1のマニピュレータ装置では、それぞれの関節部において、作用する力に対応して剛性を調整している。しかし、それぞれの関節部の剛性を変化させるのみでは、発生した振動が迅速に抑制されるとは限らない。
本発明は前記課題に着目してなされたものであり、その目的とするところは、動作を行うマニピュレータの先端腕部において振動が発生した場合に、振動を迅速に抑制することが可能なマニピュレータ装置を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明のある態様のマニピュレータ装置は、長手軸に沿って延設されるマニピュレータであって、先端部に動作可能に設けられる先端腕部を備え、前記先端腕部は先端部に先端機能部を備えるマニピュレータと、前記先端機能部の目標位置及び目標姿勢を示す操作指令が入力される操作指令入力部と、駆動電流が供給されることにより駆動され、駆動されることにより前記先端腕部を動作させる駆動部材と、前記操作指令入力部での前記操作指令に基づいて前記駆動部材の駆動指令が入力され、前記駆動指令に基づいて前記駆動部材に前記駆動電流を供給するサーボ制御部と、前記先端腕部の振動状態及び前記先端腕部の負荷状態の少なくとも一方を経時的に検出し、前記先端腕部の前記振動状態及び前記負荷状態の少なくとも一方を示す検出信号を生成する状態検出部と、前記状態検出部で生成された前記検出信号に基づいて前記サーボ制御部での前記駆動指令に対する前記駆動電流のサーボゲインを変更するサーボゲイン変更部であって、前記サーボゲインを変更することにより、前記先端腕部の前記振動状態又は前記負荷状態に対応させて、前記先端腕部の振動に対する周波数特性をリアルタイムで変化させるサーボゲイン変更部と、を備える。
本発明によれば、動作を行うマニピュレータの先端腕部において振動が発生した場合に、振動を迅速に抑制することが可能なマニピュレータ装置を提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係るマニピュレータ装置を示す概略図。 第1の実施形態に係るマニピュレータの関節部を作動する構成を概略的に示すブロック図。 第1の実施形態に係る駆動指令生成部での処理を説明する概略図。 第1の実施形態に係るマニピュレータ装置のある1つのサーボ制御部の構成を概略的に示すブロック図。 第1の実施形態に係るマニピュレータ装置のある1つのサーボ制御部、及び、そのサーボ制御部に対応するモータ及びエンコーダでの処理を説明するブロック図。 第1の実施形態に係るマニピュレータ装置のある1つのサーボ制御部でのサーボゲインと先端腕部の振動に対する周波数特性との関係を示す概略図。 マニピュレータ及び体壁を1つの振動系とした場合の、第1の実施形態に係るマニピュレータ装置のある1つのサーボ制御部でのサーボゲインと先端腕部の振動に対する周波数特性との関係を示す概略図。 第1の実施形態に係るマニピュレータ装置のある1つのサーボ制御部の振動検出部の構成を概略的に示すブロック図。 第1の実施形態に係るマニピュレータ装置のある1つのサーボ制御部の振動検出部での処理を経時的に示す概略図。 第1の実施形態に係る振動検出部の相関データ算出部での処理を説明する概略図。 第1の実施形態に係る振動検出部の相関データ算出部で算出された相関データとある1つのサーボ制御部でのサーボゲインの関係を示す概略図。 本発明の第2の実施形態に係るマニピュレータ装置の先端腕部を示す概略図。 第2の実施形態に係るマニピュレータの関節部及び把持部を作動する構成を概略的に示すブロック図。 第2の実施形態に係るマニピュレータ装置のある1つのサーボ制御部、そのサーボ制御部に対応するモータ及びエンコーダ、及び、負荷検出部での処理を説明するブロック図。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について、図1乃至図10を参照して説明する。図1は、マニピュレータ装置1を示す図である。マニピュレータ装置1は、医療処置等に用いられる医療用のマニピュレータ装置である。図1に示すように、マニピュレータ装置1は、マニピュレータ2と、制御ユニット3と、3Dデジタライザー等の操作指令入力部5と、を備える。
マニピュレータ2は、長手軸Cを有し、長手軸Cに沿って延設されている。ここで、長手軸Cに平行な方向の一方を先端方向(図1の矢印C1の方向)とし、長手軸Cに平行な方向の他方を基端方向(図1の矢印C2の方向)とする。マニピュレータ2は、長手軸Cに沿って延設される細長い管状部11と、管状部11の先端方向側に設けられる先端腕部12と、を備える。先端腕部12は、マニピュレータ2の先端部に位置し、動作可能に設けられている。管状部11の基端方向側には、保持部13が設けられている。保持部13には、ユニバーサルコード7の一端が接続されている。ユニバーサルコード7の他端は、制御ユニット3に接続されている。また、制御ユニット3は、操作指令入力部5からの操作指令を無線通信により受信可能である。
先端腕部12は、複数(本実施形態では3つ)の関節部15A〜15Cと、複数(本実施形態では3つ)のリンク部17A〜17Cと、を備える。それぞれのリンク部17A〜17Cは、対応する関節部15A〜15Cの先端方向側に延設されている。リンク部17Cの先端方向側には、先端処置部(先端機能部)であるメス部19が設けられている。すなわち、メス部19は、先端腕部12の先端部に位置し、最も先端方向側の関節部15Cより先端方向側に位置している。それぞれの関節部15A〜15Cが作動される(actuated)ことにより、先端腕部12において作動された関節部(15A〜15C)を中心として作動された関節部(15A〜15C)より先端方向側の部位が回動する。また、メス部19によって、生体組織等の処置対象の切開が行われ、処置対象が処置される。
図2は、関節部15A〜15Cを作動する構成を示す図である。図2に示すように、マニピュレータ2の保持部13には、駆動部材であるモータ21A〜21Cと、エンコーダ22A〜22Cとが設けられている。それぞれのエンコーダ22A〜22Cは、対応するモータ21A〜21Cの駆動状態(駆動位置)を検出する。モータ21A〜21C及びエンコーダ22A〜22Cは、先端腕部12の基端より基端方向側に位置している。
マニピュレータ2の内部では、線状部材であるワイヤ23A〜23Cが長手軸Cに沿って延設されている。それぞれのワイヤ23A〜23Cは、対応するモータ21A〜21Cと先端腕部12との間で、延設されている。それぞれのワイヤ23A〜23Cの先端は、対応する関節部15A〜15Cに接続されている。それぞれのワイヤ23A〜23Cは、対応するモータ21A〜21Cの駆動状態に対応して、長手軸Cに沿って移動する。それぞれのワイヤ23A〜23Cが長手軸Cに沿って移動することにより、対応する関節部15A〜15Cが作動される。これにより、先端腕部12が動作を行う。
図2に示すように、制御ユニット3は、操作指令入力部5での操作指令を無線通信により受信する指令受信部25を備える。指令受信部25は、制御ユニット3に設けられる駆動指令生成部26に、電気的に接続されている。駆動指令生成部26は、操作指令入力部5での操作指令に含まれるメス部19(先端処置部)の目標位置データ及び目標姿勢データを検出する。すなわち、操作指令入力部12では、メス部19の目標位置及び目標姿勢を示す操作指令が入力される。そして、操作指令に含まれるメス部19の目標位置データ及び目標姿勢データに基づいて、それぞれのモータ21A〜21Cの駆動指令を生成する。
図3は、駆動指令生成部26での処理を説明する図である。図3に示すように、駆動指令生成部26は、メス部19を目標位置及び目標姿勢にする関節部15A〜15Cの位置及び姿勢を算出する。そして、Denavit-Hartenberg法に基づく座標変換を用いて、メス部19を目標位置及び目標姿勢にする関節部15A〜15Cの位置及び姿勢での、関節部15A〜15Cの屈曲角度等の作動状態が算出される。ここで、4つの座標系S0〜S3を規定する。座標系S0は、管状部11に原点を有し、管状部11において長手軸Cに平行な方向が1つの軸の軸方向と一致する。座標系S1は、関節部15Aを原点とし、リンク部17Aにおいて長手軸Cに平行な方向が1つの軸の軸方向と一致する。座標系S2は、関節部15Bを原点とし、リンク部17Bにおいて長手軸Cに平行な方向が1つの軸の軸方向と一致する。座標系S3は、関節部15Cを原点とし、リンク部17Cにおいて長手軸Cに平行な方向が1つの軸の軸方向と一致する。
座標系S1から座標系S0への変換行列をH(0←1)とし、座標系S2から座標系S1への変換行列をH(1←2)とし、座標系S3から座標系S2への変換行列をH(2←3)とする。この場合、座標系S0でのメス部19(マニピュレータ2の先端)の位置姿勢ベクトルU0は、座標系S1でのメス部19の位置姿勢ベクトルU1、座標系S2でのメス部19の位置姿勢ベクトルU2及び座標系S3でのメス部19の位置姿勢ベクトルU3を用いて、
Figure 0005409974
となる。変換行列H(0←1)に基づいて、メス部19を目標位置及び目標姿勢にする関節部15A〜15Cの位置及び姿勢での、関節部15Aの作動状態が算出される。変換行列H(1←2)に基づいて、メス部19を目標位置及び目標姿勢にする関節部15Bの位置及び姿勢での、関節部15Bの作動状態が算出される。そして、変換行列H(2←3)に基づいて、メス部19を目標位置及び目標姿勢にする関節部15Cの位置及び姿勢での、関節部15Cの作動状態が算出される。以上のように、メス部19を目標位置及び目標姿勢にする関節部15A〜15Cの位置及び姿勢での、関節部15A〜15Cの作動状態が算出される。そして、算出結果に基づいて、それぞれの関節部15A〜15Cに対応するモータ21A〜21Cの駆動指令が生成される。
駆動指令生成部26は、制御ユニット3に設けられるサーボ制御部27A〜27Cに電気的に接続されている。それぞれのサーボ制御部27A〜27Cには、対応するモータ21A〜21Cの駆動指令が、駆動指令生成部26から入力される。それぞれのサーボ制御部27A〜27Cは、対応するモータ21A〜21Cに電気的に接続され、駆動指令に基づいて対応するモータ21A〜21Cに駆動電流を供給する。また、それぞれのサーボ制御部27A〜27Cには、対応するエンコーダ22A〜22Cが電気的に接続されている。これにより、それぞれのサーボ制御部27A〜27Cには、対応するモータ21A〜21Cの駆動状態(駆動位置)がフィードバックされる。
図4は、サーボ制御部27Aの構成を示す図である。図5は、サーボ制御部27A、モータ21A及びエンコーダ22Aでの処理を説明する図である。なお、以下の説明では、ある1つのサーボ制御部27A、及び、そのサーボ制御部27Aに対応するモータ21A及びエンコーダ22Aについてのみ説明するが、サーボ制御部27B,27C、モータ21B,21C及びエンコーダ22B,22Cについても、サーボ制御部27A、モータ21A及びエンコーダ22Aと構成及び処理は、同様である。
図4に示すように、サーボ制御部27Aは、モータ21Aの駆動位置を制御する駆動位置制御部31と、モータ21Aの駆動速度を制御する駆動速度制御部32と、を備える。また、サーボ制御部27Aは、微分実施部33と、サーボゲイン変更部35と、振動検出部37と、を備える。なお、本実施形態では、サーボ制御部27Aにサーボゲイン変更部35及び振動検出部37が設けられているが、サーボゲイン変更部35及び振動検出部37がサーボ制御部27Aとは別に設けられていてもよい。
図5に示すように、駆動指令生成部26からのモータ21Aの駆動指令は、駆動位置制御部31に入力される。駆動位置制御部31は、駆動指令に含まれるモータ21Aの駆動位置データに基づいて、モータ21Aの駆動位置の制御を行う(ステップS101)。そして、モータ21Aの駆動指令は、駆動速度制御部32に入力される。駆動速度制御部32は、駆動指令に含まれるモータ21Aの駆動速度データに基づいて、モータ21Aの駆動速度の制御を行う(ステップS102)。駆動位置制御部31でのモータ21Aの駆動位置の制御、及び、駆動速度制御部32でのモータ21Aの駆動速度の制御に基づいて、駆動電流がモータ21Aに供給される。
モータ21Aに駆動電流が供給されることにより、モータ21Aが駆動される(ステップS103)。これにより、関節部15Aが作動される。この際、先端腕部12の振動状態が、モータ21Aの駆動に影響を及ぼす。マニピュレータ装置1の使用において、外力等によって、先端腕部12が振動することがある。この場合、先端腕部12の振動が外乱として、モータ21Aに作用する。したがって、先端腕部12の振動状態によっては、モータ21Aの駆動指令と実際のモータ21Aの駆動状態とが、互いに対して相関性が低いものとなる。
実際のモータ21Aの駆動位置(駆動状態)は、エンコーダ22Aにより検出される(ステップS104)。検出されたモータ21Aの駆動位置情報は、駆動位置制御部31でのモータ21Aの駆動位置制御(ステップS101)において、フィードバックされる。また、エンコーダ22Aにより検出されたモータ21Aの駆動位置情報は、微分実施部33に入力される。そして、微分実施部でモータ21Aの駆動位置情報が微分され(ステップS105)、実際のモータ21Aの駆動速度が検出される。検出されたモータ21Aの駆動速度情報は、駆動速度制御部32でのモータ21Aの駆動速度制御(ステップS102)において、フィードバックされる。
振動検出部37には、モータ21Aの駆動指令が入力される。また、振動検出部37には、エンコーダ22Aにより検出されたモータ21Aの駆動位置(駆動状態)情報が入力される。振動検出部37は、モータ21Aの駆動指令とエンコーダ22Aで検出したモータ21Aの駆動状態(駆動位置)との相関関係に基づいて、先端腕部12の振動状態を経時的に検出する(ステップS106)。この際、先端腕部12が振動している場合は、振動の周波数(f)が検出される。そして、振動検出部37は、先端腕部12の振動状態を示す検出信号を生成する。すなわち、振動検出部37が、先端腕部12の振動状態を検出する状態検出部となっている。なお、振動検出部37での処理の詳細については、後述する。
先端腕部12の振動状態を示す検出信号は、サーボゲイン変更部35に入力される。サーボゲイン変更部35は、検出信号に基づいて、サーボ制御部27Aでのモータ21Aの駆動指令に対する駆動電流のサーボゲインGaを変更する(ステップS107)。サーボゲインGaを変更することにより、駆動指令に対するモータ21Aの駆動特性が変化する。モータ21Aの駆動特性が変化することにより、関節部15Aの作動特性が変化する。関節部15Aの作動特性が変化することにより、例えば、同一の駆動指令がサーボ制御部27Aに入力された場合でも、変化前と変化後で関節部15Aの作動速度が異なる。また、関節部15Aの作動特性が変化することにより、例えば、同一の外力が関節部15Aに作用した場合でも、変化前と変化後で関節部15Aの作動速度が異なる。
関節部15B,15Cの作動特性についても、関節部15Aと同様である。すなわち、サーボ制御部27Bでのモータ21Bの駆動指令に対する駆動電流のサーボケインGbを変更することにより、関節部15Bの作動特性が変化する。また、サーボ制御部27Cでのモータ21Cの駆動指令に対する駆動電流のサーボケインGcを変更することにより、関節部15Cの作動特性が変化する。関節部15A〜15Cの中の少なくとも1つの作動特性が変化することにより、先端腕部12の振動に対する周波数特性が変化する。
図6Aは、サーボ制御部27AでのサーボゲインGaと先端腕部12の振動に対する周波数特性との関係を示す図である。図6Bは、マニピュレータ2及び体壁を1つの振動系とした場合の、サーボ制御部27AでのサーボゲインGaと先端腕部12の振動に対する周波数特性との関係を示す図である。なお、以下の説明では、ある1つのサーボ制御部27AのサーボゲインGaと先端腕部12の周波数特性について説明するが、サーボ制御部27B,27CのサーボゲインGb,Gcについても、サーボ制御部27AのサーボゲインGaと同様である。図6A及び図6Bにおいて、縦軸が振幅(V)を示し、横軸が周波数(f)を示している。また、サーボゲインGaがGa1の状態での先端腕部12の周波数特性と、サーボゲインGaがGa1より小さいGa2の状態での先端腕部12の周波数特性と、が示されている。
ここで、マニピュレータ2の先端腕部12が体壁等に接触することなく空間で動作を行う場合は、先端腕部12は図6Aに示す振動に対する周波数特性を有する。このため、サーボゲインGaがいずれの大きさであっても、振動を発生させることなく先端腕部12は動作可能である。しかし、マニピュレータ2の先端腕部12が体壁に接触したり、先端腕部12が体壁から離れたりした場合、マニピュレータ2及び体壁を1つの振動系として捉えられる。このため、先端腕部12は、図6Bに示す振動に対する周波数特性を有する。このため、サーボ制御部27AでのサーボゲインGaがGa1の状態では、先端腕部12は、周波数f1において大きい振幅V1で振動する。この際、振動検出部37は、先端腕部12の振動の周波数f1を検出し、振動の周波数データを含む検出信号がサーボゲイン変更部35に入力される。
サーボゲイン変更部35は、検出信号に基づいて、サーボ制御部27AでのサーボゲインGaをGa1からGa2に小さくする。サーボゲインGaが小さくなることにより、関節部15Aの作動特性が変化し、関節部15Aが柔軟になる。関節部15Aが柔軟になることにより、関節部15Aで振動が吸収される状態となる。したがって、サーボ制御部27AでのサーボゲインGaをGa1からGa2に小さくすることにより、先端腕部12の周波数特性が変化し、先端腕部12の振動が抑制される(図6B参照)。すなわち、サーボゲイン変更部35は、サーボゲインGaをGa2に変更することにより、振動検出部37で検出された周波数f1において振動が抑制される状態に、先端腕部12の振動に対する周波数特性を変化させる。
以上のように、先端腕部12の振動状態に基づいてサーボ制御部27AでのサーボゲインGaを変更することにより、先端腕部12の周波数特性を変化させ、発生した振動を抑制している。このため、先端腕部12の振動状態に対応して、リアルタイムで先端腕部12の周波数特性が変化し、先端腕部12で発生した振動が迅速に抑制される。
図7はサーボ制御部27Aの振動検出部37の構成を示す図であり、図8はサーボ制御部27Aの振動検出部37での処理を経時的に示す図である。なお、以下の説明では、ある1つのサーボ制御部27Aの振動検出部37を例に説明するが、サーボ制御部27B,27Cの振動検出部37についても、サーボ制御部27Aの振動検出部37と同様である。
図7及び図8に示すように、振動検出部37は、駆動指令生成部26からモータ21Aの駆動指令が入力される窓関数フィルタ41Aを備える。窓関数フィルタ41Aにより、モータ21Aの駆動指令データが、所定の時間範囲T0ごとに区切られる。窓関数フィルタ41Aは、データバッファ42Aに電気的に接続されている。所定の時間範囲T0ごとに区切られた駆動指令データは、データバッファ42Aに一時的に記憶される。データバッファ42Aでは、駆動指令生成部26での駆動指令の生成に対して微小時間だけ遅れて、駆動指令データが記憶される。
データバッファ42Aは、フーリエ変換部43Aに電気的に接続されている。フーリエ変換部43Aでは、所定の時間範囲T0ごとにモータ21Aの駆動指令データの高速フーリエ変換(FFT:fast Fourier transformation)が行われ、モータ21Aの駆動指令のFFTデータが所定の時間範囲T0ごとに区切られて生成される。フーリエ変換部43Aは、データバッファ45Aに電気的に接続されている。所定の時間範囲T0ごとに区切られたFFTデータは、データバッファ45Aに一時的に記憶される。データバッファ45Aでは、データバッファ42Aでの駆動指令データの記憶に対して、所定の時間範囲T0に等しい時間だけ遅れて、FFTデータが記憶される。
振動検出部37は、エンコーダ22Aからモータ21Aの駆動状態(駆動位置)が入力される窓関数フィルタ41Bを備える。窓関数フィルタ41Bにより、モータ21Aの駆動状態データが、所定の時間範囲T0ごとに区切られる。窓関数フィルタ41Bは、データバッファ42Bに電気的に接続されている。所定の時間範囲T0ごとに区切られた駆動状態データは、データバッファ42Bに一時的に記憶される。データバッファ42Bでは、エンコーダ22Aでの駆動状態の検出に対して微小時間だけ遅れて、駆動状態データが記憶される。
データバッファ42Bは、フーリエ変換部43Bに電気的に接続されている。フーリエ変換部43Bでは、所定の時間範囲T0ごとにモータ21Aの駆動状態データの高速フーリエ変換が行われ、モータ21Aの駆動状態のFFTデータが所定の時間範囲T0ごとに区切られて生成される。フーリエ変換部43Bは、データバッファ45Bに電気的に接続されている。所定の時間範囲T0ごとに区切られたFFTデータは、データバッファ45Bに一時的に記憶される。データバッファ45Bでは、データバッファ42Bでの駆動状態データの記憶に対して、所定の時間範囲T0に等しい時間だけ遅れて、FFTデータが記憶される。
データバッファ45A及びデータバッファ45Bは、相関データ算出部47に電気的に接続されている。相関データ算出部47は、データバッファ45AのFFTデータ及びデータバッファ45BのFFTデータに基づいて、モータ21Aの駆動指令とエンコーダ22Aで検出したモータ21Aの駆動状態との相関関係を示す相関データを算出する。相関データは、所定の時間範囲T0ごとに、経時的に算出される。相関データ算出部47は、データバッファ48に電気的に接続されている。所定の時間範囲T0ごとに区切られた相関データは、データバッファ48に一時的に記憶される。データバッファ48では、データバッファ45AでのFFTデータの記憶及びデータバッファ45BでのFFTデータの記憶に対して微小時間だけ遅れて、相関データが記憶される。
以上のように、相関データ算出部47では、エンコーダ22Aでの駆動状態の検出に対して所定の時間範囲T0と略同一の時間だけ遅れて、相関データが算出される。したがって、所定の時間範囲T0を小さくすることにより、先端腕部12の振動状態に対応させて、モータ21Aの駆動指令とエンコーダ22Aで検出したモータ21Aの駆動状態との相関関係を示す相関データが、リアルタイムで算出される。
図9は、相関データ算出部47での処理を説明する図である。ここで、相関データは、周知の交互相関関数の処理を用いて、算出される。すなわち、データバッファ45Aに記憶された駆動指令のFFTデータのデータ列、及び、データバッファ45Bに記憶された駆動状態のFFTデータのデータ列に対して、畳込み積分が行われる。図9に示すように、先端腕部12に振動が発生した状態では、モータ21Aの駆動指令を示す信号と比較して、モータ21Aの駆動状態を示す信号にノイズNが発生する。駆動状態を示す信号にノイズNが発生する状態では、モータ21Aの駆動指令とエンコーダ22Aで検出したモータ21Aの駆動状態との相関性は低くなる。一方、先端腕部12に振動しない状態では、モータ21Aの駆動状態を示す信号にノイズNが発生しない。駆動状態を示す信号にノイズNが発生しない状態では、モータ21Aの駆動指令とエンコーダ22Aで検出したモータ21Aの駆動状態との相関性は高くなる。なお、先端腕部12の振動の周波数(f)は、モータ21Aの駆動状態を示す信号でのノイズNの発生状態に基づいて、検出される。
モータ21Aの駆動指令とエンコーダ22Aで検出したモータ21Aの駆動状態との相関性が高くなるにつれて、相関データ算出部47での相関データの相関値Pは1に近づく。一方、モータ21Aの駆動指令とエンコーダ22Aで検出したモータ21Aの駆動状態との相関性が低くなるにつれて、相関データ算出部47での相関データの相関値Pは0に近づく。すなわち、先端腕部12での振動が発生しない状態では相関データの相関値Pは1に近づき、先端腕部12が大きく振動している状態では相関データの相関値Pは0に近づく。以上のように、相関データに基づいて、先端腕部12の振動状態が検出される。
データバッファ48に記憶された相関データは、サーボゲイン変更部35に出力される。サーボゲイン変更部35は、相関データに基づいて、サーボ制御部27AでのサーボゲインGaを変更する。図10は、相関データ算出部47で算出された相関データとサーボ制御部27AでのサーボゲインGaの関係を示す図である。図10に示すように、変更前のサーボ制御部27AのサーボゲインGaをGa1とすると、相関データの相関値Pが1の場合、変更後のサーボゲインGaはGa1以上となる。一方、相関データの相関値Pが1より小さい場合、変更後のサーボゲインGaはGa1より小さくなる。そして、相関データの相関値Pが0に近づくにつれて、変更後のサーボゲインGaは小さくなる。
以上のように、相関データに基づいて、サーボ制御部27AでのサーボゲインGaが変更される。ここで、所定の時間範囲T0を小さくすることにより、先端腕部12の振動状態に対応させて、モータ21Aの駆動指令とエンコーダ22Aで検出したモータ21Aの駆動状態との相関関係を示す相関データが、リアルタイムで算出される。したがって、所定の時間範囲T0を小さくすることにより、先端腕部12の振動状態に対応させて、リアルタイムでサーボ制御部27AのサーボゲインGaが変更され、先端腕部12の振動に対する周波数特性がリアルタイムで変化する。
また、モータ21A〜21C及びエンコーダ22A〜22Cは先端腕部12より基端方向側の保持部13に設けられている。このため、医療処置において体内に挿入される管状部11及び先端腕部12が大型化することはない。
そこで、前記構成のマニピュレータ装置1では、以下の効果を奏する。すなわち、マニピュレータ装置1では、それぞれのサーボ制御部27A〜27Cの振動検出部37において、対応するモータ21A〜21Cの駆動指令と対応するエンコーダ22A〜22Cで検出した対応するモータ21A〜21Cの駆動状態との相関関係に基づいて、先端腕部12の振動状態を検出する。そして、それぞれのサーボ制御部27A〜27Cのサーボゲイン変更部35において、先端腕部12の振動状態に基づいて、それぞれのサーボ制御部27A〜27CでのサーボゲインGa〜Gcを変更している。それぞれのサーボ制御部27A〜27CのサーボゲインGa〜Gcを変更することにより、対応する関節部15A〜15Cの作動特性が変化する。関節部15A〜15Cの中の少なくとも1つの作動特性が変化することにより、先端腕部12の周波数特性を変化し、発生した振動が抑制される。したがって、先端腕部12の振動状態に対応して、リアルタイムで先端腕部12の周波数特性が変化し、先端腕部12で発生した振動を迅速に抑制することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について、図11乃至図13を参照して説明する。なお、第1の実施形態と同一の部分及び同一の機能を有する部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
図11は、本実施形態の先端腕部12の構成を示す図である。図11に示すように、先端腕部12は、第1の実施形態と同様に、3つの関節部15A〜15Cと、3つのリンク部17A〜17Cと、を備える。リンク部17Cの先端方向側には、先端処置部である把持部51がメス部19の代わりに設けられている。把持部51は、作動されることにより、生体組織等の把持対象(処置対象)を把持可能である。
図12は、関節部15A〜15C及び把持部51を作動する構成を示す図である。図12に示すように、駆動指令生成部26は、第1の実施形態と同様に、操作指令に含まれる把持部51(先端処置部)の目標位置データ及び目標姿勢データに基づいて、それぞれのモータ21A〜21Cの駆動指令を生成する。それぞれのモータ21A〜21Cの駆動指令を生成する際には、Denavit-Hartenberg法に基づく座標変換が用いられる。そして、それぞれのモータ21A〜21Cの駆動状態に対応して、対応する関節部15A〜15Cが作動される。これにより、先端腕部12が動作を行う。
また、マニピュレータ2の保持部13には、モータ21A〜21Cとは別に、駆動部材であるモータ52が設けられている。マニピュレータ2の内部では、線状部材であるワイヤ53が長手軸Cに沿って延設されている。ワイヤ53は、モータ52と先端腕部12との間で、延設されている。ワイヤ53の先端は、把持部51に接続されている。ワイヤ53は、モータ52の駆動状態に対応して、長手軸Cに沿って移動する。ワイヤ53が長手軸Cに沿って移動することにより、把持部51が作動される。
制御ユニット3には、駆動指令生成部26とは別に、駆動指令生成部55が設けられている。駆動指令生成部55は、制御ユニット3の指令受信部25に電気的に接続されている。駆動指令生成部55は、操作指令入力部5での操作指令に含まれる把持部51(先端処置部)の目標位置データ及び目標姿勢データを検出する。そして、操作指令に含まれる把持部51の目標位置データ及び目標姿勢データに基づいて、モータ52の駆動指令を生成する。駆動指令生成部55は、制御ユニット3に設けられるサーボ制御部57に電気的に接続されている。サーボ制御部57には、モータ52の駆動指令が、駆動指令生成部55から入力される。サーボ制御部57は、モータ52に電気的に接続され、駆動指令に基づいてモータ52に駆動電流を供給する。これにより、モータ52の駆動状態が制御される。
また、本実施形態では、先端腕部12に、負荷センサ61が設けられている。負荷センサ61は、制御ユニット3に設けられる負荷検出部63に電気的に接続されている。負荷検出部63は、把持有無検出部65を備える。負荷検出部63は、サーボ制御部27A〜27C及びサーボ制御部57に電気的に接続されている。負荷検出部63での処理については、後述する。なお、本実施形態では、それぞれのサーボ制御部27A〜27Cには、振動検出部37が設けられていない。ただし、それぞれのサーボ制御部27A〜27Cは、第1の実施形態と同様に、駆動位置制御部31と、駆動速度制御部32と、微分実施部33と、サーボゲイン変更部35と、を備える。
図13は、サーボ制御部27A、モータ21A、エンコーダ22A及び負荷検出部63での処理を説明する図である。なお、以下の説明では、ある1つのサーボ制御部27A、及び、そのサーボ制御部27Aに対応するモータ21A及びエンコーダ22Aについてのみ説明するが、サーボ制御部27B,27C、モータ21B,21C及びエンコーダ22B,22Cについても、サーボ制御部27A、モータ21A及びエンコーダ22Aと構成及び処理は、同様である。
図13に示すように、本実施形態では第1の実施形態と同様に、駆動指令に含まれるモータ21Aの駆動位置データに基づいて、駆動位置制御部31がモータ21Aの駆動位置の制御を行う(ステップS101)。そして、駆動指令に含まれるモータ21Aの駆動速度データに基づいて、駆動速度制御部32がモータ21Aの駆動速度の制御を行う(ステップS102)。駆動位置制御部31でのモータ21Aの駆動位置の制御、及び、駆動速度制御部32でのモータ21Aの駆動速度の制御に基づいて、駆動電流がモータ21Aに供給される。
モータ21Aに駆動電流が供給されることにより、モータ21Aが駆動される(ステップS103)。これにより、関節部15Aが作動される。この際、先端腕部12の振動状態が、モータ21Aの駆動に外乱として影響を及ぼす。実際のモータ21Aの駆動位置(駆動状態)は、エンコーダ22Aにより検出される(ステップS104)。検出されたモータ21Aの駆動位置情報は、駆動位置制御部31でのモータ21Aの駆動位置制御(ステップS101)において、フィードバックされる。また、エンコーダ22Aにより検出されたモータ21Aの駆動位置情報は、微分実施部33によって微分され(ステップS105)、実際のモータ21Aの駆動速度が検出される。検出されたモータ21Aの駆動速度情報は、駆動速度制御部32でのモータ21Aの駆動速度制御(ステップS102)において、フィードバックされる。
ただし、本実施形態では第1の実施形態とは異なり、振動検出部37が設けられていない。代わりに、本実施形態では、先端腕部12に負荷センサ61が設けられ、負荷センサ61からのセンサ信号が負荷検出部63に入力される。負荷検出部63は、センサ信号に基づいて先端腕部12の負荷状態を検出する(ステップS111)。すなわち、負荷検出部63が、先端腕部12の負荷状態を検出する状態検出部となっている。そして、先端腕部12の負荷状態に基づいて、把持部51での把持対象の把持の有無が把持有無検出部65により検出される(ステップS112)。例えば、把持部51で把持対象を把持した状態では、先端腕部12に作用する負荷は大きくなる。一方、把持部51で把持対象が把持されない状態では、先端腕部12に作用する負荷は小さくなる。そして、先端腕部12の負荷状態及び把持部51での把持対象の把持の有無を示す検出信号が生成される。
先端腕部12の負荷状態を示す検出信号は、サーボゲイン変更部35に入力される。サーボゲイン変更部35は、検出信号に基づいて、サーボ制御部27Aでのモータ21Aの駆動指令に対する駆動電流のサーボゲインGaを変更する(ステップS113)。サーボゲインGaを変更することにより、駆動指令に対するモータ21Aの駆動特性が変化する。モータ21Aの駆動特性が変化することにより、関節部15Aの作動特性が変化する。 関節部15B,15Cの作動特性についても、関節部15Aと同様である。すなわち、サーボ制御部27Bでのモータ21Bの駆動指令に対する駆動電流のサンボケインGbを変更することにより、関節部15Bの作動特性が変化する。また、サーボ制御部27Cでのモータ21Cの駆動指令に対する駆動電流のサーボケインGcを変更することにより、関節部15Cの作動特性が変化する。関節部15A〜15Cの中の少なくとも1つの作動特性が変化することにより、先端腕部12の振動に対する周波数特性が変化する。それぞれのサーボ制御部27A〜27CのサーボゲインGa〜Gcと先端腕部12の周波数特性との関係は、第1の実施形態で前述した通りである(図6A、図6B参照)。
先端処置部として把持部51を備えるマニピュレータ2では、把持対象を把持部51に把持し、把持対象を切除する(resect)処置が行われる。このような処置では、把持対象を切除する際に、先端腕部12で振動が発生し易い。そこで、本実施形態では、把持有無検出部65が、先端腕部12の負荷状態に基づいて、把持部51での把持対象の把持の有無を検出している。把持部51で把持対象が把持している状態では、少なくとも1つのサーボ制御部27A〜27CでのサーボゲインGa〜Gcを小さくする。これにより、先端腕部12の振動に対する周波数特性が変化する。したがって、把持対象を把持部51で把持した状態で把持対象を切除した際に、先端腕部12での振動の発生が防止される。
以上のように本実施形態では、先端腕部12の負荷状態から、把持部51での把持対象の把持の有無を検出している。そして、把持対象が把持部51で把持されている場合は、先端腕部12の周波数特性を変化させている。これにより、把持対象を把持部51で把持した状態で把持対象を切除した際に、先端腕部12での振動の発生が防止される。すなわち、先端腕部12の負荷状態に対応して、リアルタイムで先端腕部12の振動に対する周波数特性が変化し、先端腕部12での振動の発生を前もって防止している。
(変形例)
なお、前述の実施形態では、3つの関節部15A〜15Cが設けられているが、これに限るものではない。例えば、関節部(15A〜15C)の数は2つでもよく、4つ以上でもよい。また、関節部(15A〜15C)の数が1つであってもよい。そして、それぞれの関節部(15A〜15C)に対応して、駆動部材であるモータ(21A〜21C)及びサーボ制御部(27A〜27C)が設けられていればよい。
また、第1の実施形態では先端処置部としてメス部19が設けられ、第2の実施形態では先端処置部として把持部51が設けられているが、これに限るものではない。例えば、先端処置部(先端機能部)として処置対象を引掛けて処置を行うフック状部が設けられてもよい。また、マニピュレータ装置1は、医療用のマニピュレータ装置であるが、管路等に挿入される工業用のマニピュレータ装置であってもよい。この場合、先端腕部12の先端部に先端機能部として撮像素子が設けられる。
また、第1の実施形態では先端腕部12の振動状態に基づいてそれぞれのサーボ制御部(27A〜27C)のサーボゲイン(Ga〜Gc)を変更し、第2の実施形態では先端腕部12の負荷状態に基づいてそれぞれのサーボ制御部(27A〜27C)のサーボゲイン(Ga〜Gc)を変更しているが、これに限るものではない。例えば、第1の実施形態の構成及び第2の実施形態の構成を組み合わせて、先端腕部12の振動状態及び先端腕部12の負荷状態に基づいて、それぞれのサーボ制御部(27A〜27C)のサーボゲイン(Ga〜Gc)を変更してもよい。すなわち、先端腕部12の振動状態及び負荷状態の少なくとも一方を示す検出信号を生成する状態検出部(37,63)が設けられていればよい。また、状態検出部(37,63)での検出信号に基づいて、サーボゲイン変更部35がサーボ制御部(27A〜27C)での駆動指令に対する駆動電流のサーボゲイン(Ga〜Gc)を変更すればよい。そして、サーボゲイン(Ga〜Gc)を変更することにより、先端腕部12の振動状態又は負荷状態に対応させて、先端腕部12の振動に対する周波数特性がリアルタイムで変化すればよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形ができることは勿論である。

Claims (7)

  1. 長手軸に沿って延設されるマニピュレータであって、先端部に動作可能に設けられる先端腕部を備え、前記先端腕部は先端部に先端機能部を備えるマニピュレータと、
    前記先端機能部の目標位置及び目標姿勢を示す操作指令が入力される操作指令入力部と、
    駆動電流が供給されることにより駆動され、駆動されることにより前記先端腕部を動作させる駆動部材と、
    前記操作指令入力部での前記操作指令に基づいて前記駆動部材の駆動指令が入力され、前記駆動指令に基づいて前記駆動部材に前記駆動電流を供給するサーボ制御部と、
    前記先端腕部の振動状態及び前記先端腕部の負荷状態の少なくとも一方を経時的に検出し、前記先端腕部の前記振動状態及び前記負荷状態の少なくとも一方を示す検出信号を生成する状態検出部と、
    前記状態検出部で生成された前記検出信号に基づいて前記サーボ制御部での前記駆動指令に対する前記駆動電流のサーボゲインを変更するサーボゲイン変更部であって、前記サーボゲインを変更することにより、前記先端腕部の前記振動状態又は前記負荷状態に対応させて、前記先端腕部の振動に対する周波数特性をリアルタイムで変化させるサーボゲイン変更部と、
    を具備するマニピュレータ装置。
  2. 前記状態検出部は、前記先端腕部が振動している状態において振動の周波数を検出する振動検出部であり、
    前記サーボゲイン変更部は、前記サーボゲインを変更することにより、検出された前記周波数において前記振動が抑制される状態に、前記先端腕部の前記振動に対する前記周波数特性を変化させる、
    請求項1のマニピュレータ装置。
  3. 前記先端腕部は、関節部と、前記関節部の先端方向側に延設されるリンク部と、を備え、
    前記先端機能部は、前記関節部より先端方向側に位置し、
    前記駆動部材は、駆動されることにより前記関節部を作動し、前記関節部を作動することにより前記先端腕部において前記関節部を中心として前記関節部より前記先端方向側の部位を回動させ、
    前記サーボゲイン変更部は、前記サーボゲインを変更することにより前記関節部の作動特性を変化させ、前記先端腕部の前記振動に対する前記周波数特性を変化させる、
    請求項1のマニピュレータ装置。
  4. 前記関節部は、複数の前記関節部であり、
    前記リンク部は、それぞれが対応する前記関節部の前記先端方向側に延設される複数の前記リンク部であり、
    前記先端機能部は、最も前記先端方向側の前記関節部より前記先端方向側に位置し、
    前記駆動部材は、駆動されることによりそれぞれが対応する前記関節部を作動する複数の前記駆動部材であり、
    前記サーボ制御部は、それぞれに対応する前記駆動部材の前記駆動指令が入力され、それぞれが前記駆動指令に基づいて対応する前記駆動部材に前記駆動電流を供給する複数の前記サーボ制御部であり、
    前記サーボゲイン変更部は、それぞれが対応する前記サーボ制御部での前記駆動指令に対する前記駆動電流の前記サーボゲインを変更し、それぞれが対応する前記関節部の前記作動特性を変化させる複数の前記サーボゲイン変更部である、
    請求項3のマニピュレータ装置。
  5. 前記駆動部材の駆動状態を検出するエンコーダをさらに具備し、
    前記状態検出部は、前記駆動部材の前記駆動指令と前記エンコーダで検出した前記駆動部材の前記駆動状態との相関関係を示す相関データを経時的に算出する相関データ算出部を備え、前記相関データに基づいて前記先端腕部の前記振動状態を検出する振動検出部であり、
    前記サーボゲイン変更部は、前記相関データに基づいて前記サーボゲインを変更する、
    請求項1のマニピュレータ装置。
  6. 前記駆動部材及び前記エンコーダは、前記先端腕部の基端より基端方向側に位置し、
    前記マニピュレータは、前記駆動部材と前記先端腕部との間で前記長手軸に沿って延設され、前記駆動部材の前記駆動状態に対応して前記長手軸に沿って移動することにより、前記先端腕部を動作させる線状部材を備える、
    請求項5のマニピュレータ装置。
  7. 前記状態検出部は、前記先端腕部の前記負荷状態を検出する負荷検出部であり、
    前記先端腕部は、把持対象を把持可能な把持部を備え、
    前記負荷検出部は、前記先端腕部の前記負荷状態に基づいて、前記把持部での前記把持対象の把持の有無を検出する把持有無検出部を備え、
    前記サーボゲイン変更部は、前記把持対象の前記把持の前記有無に基づいて、前記サーボゲインを変更する、
    請求項1のマニピュレータ装置。
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