JPH0717768Y2 - 内燃機関の動弁装置 - Google Patents

内燃機関の動弁装置

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JPH0717768Y2
JPH0717768Y2 JP1988153580U JP15358088U JPH0717768Y2 JP H0717768 Y2 JPH0717768 Y2 JP H0717768Y2 JP 1988153580 U JP1988153580 U JP 1988153580U JP 15358088 U JP15358088 U JP 15358088U JP H0717768 Y2 JPH0717768 Y2 JP H0717768Y2
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JP
Japan
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valve
cylinder
intake
rocker arm
upper seat
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JP1988153580U
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JPH0274505U (ja
Inventor
真 遠藤
Original Assignee
日野自動車工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、内燃機関の吸排気弁を開閉作動するオーバヘ
ッドカム機構による動弁装置に関する。
〈従来の技術〉 オーバヘッドカム機構による動弁機構は周知のように、
カムシャフトによって直接ロッカアームを揺動して吸排
気弁を開閉作動する構造である。
また、オーバヘッドカム機構による動弁機構において、
オーバラン防止や減筒運転のために油圧アクチュエータ
によりロッカアームの揺動を制御する構成のものが例え
ば特開昭59-32607号で公開されている。
〈考案が解決しようとする課題〉 上記従来の機構によると、ロッカアームはバルブステム
の端面を叩き、このロッカアームの揺動を制御する油圧
アクチュエータはバルブステム端よりはるかに上方位置
に設置される構成であるからエンジン全高が高くなる欠
点を有している。
〈課題を解決するための手段〉 本考案は、上記従来の欠点を改善した動弁装置を提供す
るもので、その特徴とする構成は、カムシャフトによっ
て直接ロッカアームを揺動するオーバヘッドカム動弁機
構において、前記ロッカアームを吸排気弁のバルブステ
ムに固着されているバルブスプリングを回避してアッパ
シートの下面に当接するよう位置し、前記アッパシート
の上方のバルブステムにピストンを固設し、このピスト
ンが摺動自在に嵌合されるシリンダを設け、オイルポン
プと前記シリンダとを電磁弁を介して圧油通路で接続
し、通常は前記シリンダ圧油を供給して吸排気弁を開閉
するバルブリフトを発生させ、エンジンオーバラン及び
減筒運転時には前記シリンダの圧油を排出してバルブス
プリングにより吸排気弁を閉止し、かつロッカアームを
アッパシートの下方で空揺動させるよう前記電磁弁を制
御するコンピュータを備えたものである。
〈作用〉 本考案は上記の構成により、吸排気弁を開閉するバルブ
リフトが必要な通常ではシリンダに圧油を供給して常に
吸排気弁を開き方向に押圧付勢し、カムシャフトによる
ロッカアームの揺動でアッパシートを介して開閉作動す
る。
また、エンジンオーバランあるいは減筒運転時シリンダ
の圧油を排出し、吸排気弁バルブスプリングにより常に
閉じられた状態とし、バルブリフトを発生させず、カム
シャフトによって揺動するロッカアームはアッパシート
の下方で空揺動させバルブ挙動を制止する。
〈実施例〉 以下本考案の実施例を図面に基づいて説明する。第1図
において、11はシリンダヘッド、1は吸排気弁であり、
そのバルブステム1aにアッパシート5が分割コレットに
より固着され、このアッパシート5とシリンダヘッド11
との間に介装されたバルブスプリング13により常に閉じ
方向に作動されている。
2はロッカアームであり、ロッカシャフト15により揺動
自在に軸支されている。このロッカアーム2の一端には
ローラ3が設けられ、カムシャフト4のカム面がこのロ
ーラ3に接触し、カムリフトに基づいてロッカアーム2
はロッカシャフト15を支点にして揺動運動するようにな
っている。
また、ロッカアーム2の他端は前記アッパシート5の下
面に当接するよう位置されている。その一実施例として
第2図で示すように、ロッカアーム2の他端を二股2aと
し、バルブスプリング13を回避してアッパシート5の下
面に臨ませる。
次いで、アッパシート5の上方のバルブステム1aにピス
トン6を分割リテーナ又はコッタによって固設し、この
ピストン6を摺動自在に嵌合するシリンダ7を設ける。
このシリンダ7にはオイルポンプ10の吐出圧油を供給す
るよう圧油通路14が接続され、この圧油通路14上にはコ
ンピュータ12によって開閉制御され、圧油をシリンダ7
に供給し、かつ排出する電磁弁9が設けられている。さ
らに、圧油通路14上には調圧弁8も設けられている。
本考案は上記の通りの構造であるから、電磁弁9を開口
するとオイルポンプ10から吐出する圧油は調圧弁8で一
定圧に制御してシリンダ7に供給される。これにより、
ピストン6が受圧して吸排気弁1を常に開き方向に押圧
付勢する。この状態でカムシャフト4によるロッカアー
ム2の揺動運動に基づいてバルブリフトが発生し、吸排
気弁1は開閉作動する。
すなわち、ロッカアーム2の他端の二股2aは常にアッパ
シート5の下面に当接している。従って、二股2aが下降
動するとシリンダ7内に油圧力によりバルブスプリング
13の力に抗して吸排気弁1は下降して開口し、二股2aが
上昇動するとアッパシート5を押し上げて吸排気弁1を
閉じ作動するのである。尚、このバルブリフト量はカム
シャフト4のカムリフトによって定められる。
一方、オーバランや減筒運転の場合は電磁弁9を閉止
し、シリンダ7内の圧油とオイルポンプ10からの吐出圧
油をオイルタンクへドレンする。これにより、吸排気弁
1はバルブスプリング13の力によって閉止状態となり、
カムシャフト4によって揺動するロッカアーム2は上昇
端に位置しているアッパシート5の下面で空揺動するた
め、バルブリフトは発せず、吸排気弁1は閉止状態を保
持する。
〈考案の効果〉 以上のように本考案によると、ロッカアームをバルブス
プリングを回避してアッパシートの下面に位置し、吸排
気弁を開口方向に押圧付勢する油圧シリンダ内にバルブ
ステムを臨ませ、このバルブステムにピストンを固設
し、吸排気弁を開閉するバルブリフトが必要なときには
シリンダに圧油を供給し、シリンダの圧油を排出して吸
排気弁バルブスプリングにより常に閉じられた状態とし
て、ロッカアームをアッパシートの下方で空揺動するよ
うにした構成であるから、オーバヘッドカムによる動弁
機構のエンジンの全高を短縮すると共に、エンジンオー
バランや減筒運転時にバルブ挙動を制止する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の断面図、第2図は第1図II-II線断面
図である。 1……吸排気弁、1a……バルブステム、2……ロッカア
ーム、4……カムシャフト、5……アッパシート、6…
…ピストン、7……シリンダ、9……電磁弁、10……オ
イルポンプ、12……コンピュータ、13……バルブスプリ
ング、14……圧油通路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】カムシャフトによって直接ロッカアームを
    揺動するオーバヘッドカム動弁機構において、前記ロッ
    カアームを吸排気弁のバルブステムに固着されているバ
    ルブスプリングを回避してアッパシートの下面に当接す
    るよう位置し、前記アッパシートの上方のバルブステム
    にピストンを固設し、このピストンが摺動自在に嵌合さ
    れるシリンダを設け、オイルポンプと前記シリンダとを
    電磁弁を介して圧油通路で接続し、通常は前記シリンダ
    に圧油を供給して吸排気弁を開閉するバルブリフトを発
    生させ、エンジンオーバランあるいは減筒運転時には前
    記シリンダの圧油を排出してバルブスプリングにより吸
    排気弁を閉止し、かつロッカアームをアッパシートの下
    方で空揺動させるよう前記電磁弁を制御するコンピュー
    タを備えたことを特徴とする内燃機関の動弁装置。
JP1988153580U 1988-11-28 1988-11-28 内燃機関の動弁装置 Expired - Lifetime JPH0717768Y2 (ja)

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JPH0274505U JPH0274505U (ja) 1990-06-07
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010131084A (ja) * 2008-12-02 2010-06-17 Bandai Co Ltd パン成型玩具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS614810A (ja) * 1984-06-20 1986-01-10 Suzuki Motor Co Ltd 4サイクルエンジンの吸排気バルブ強制開閉装置
JPH0762442B2 (ja) * 1986-10-24 1995-07-05 株式会社日本自動車部品総合研究所 内燃機関の弁駆動制御装置

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JP2010131084A (ja) * 2008-12-02 2010-06-17 Bandai Co Ltd パン成型玩具

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JPH0274505U (ja) 1990-06-07

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