JPH0220413Y2 - - Google Patents

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JPH0220413Y2
JPH0220413Y2 JP1984081866U JP8186684U JPH0220413Y2 JP H0220413 Y2 JPH0220413 Y2 JP H0220413Y2 JP 1984081866 U JP1984081866 U JP 1984081866U JP 8186684 U JP8186684 U JP 8186684U JP H0220413 Y2 JPH0220413 Y2 JP H0220413Y2
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JP
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oil
valve
chamber
adjuster
supply passage
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JP1984081866U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は分割運転制御式内燃機関に関する。
従来の技術 スロツトル弁により機関負荷を制御するように
した内燃機関ではスロツトル弁開度が小さくなる
につれて燃料消費率が悪化する。従つて、燃料消
費率を向上させるために機関低負荷運転時には一
部の気筒を休止させるとともに残りの気筒に高負
荷運転を行わせるようにした分割運転制御式内燃
機関が例えば特開昭54−57009号公報や特開昭56
−151230号公報に記載されている。これらの公報
によれば一部の気筒の休止は、動弁機構中のラツ
シユアジヤスタの油圧室の圧油を逃がすことによ
り吸気弁又は排気弁を閉鎖状態に保持することに
より行われる。
考案が解決しようとする問題点 従来のラツシユアジヤスタの油圧室は閉鎖され
ていてそこへ供給される油量はリーク等によつて
不足するわずかの量でよく、従つて、油供給通路
内での油の流動は小さく且つその通路内を逆流す
ることはなかつた。しかしながら、分割運転制御
式内燃機関においては、休止すべき気筒の吸気弁
又は排気弁を閉弁すべき時期にラツシユアジヤス
タの油圧室から圧油を逃がすことが必要である。
油圧室から逃がされた油は油供給通路内を逆流
し、吸気弁又は排気弁を開弁すべきときには再び
油圧室に油が供給される。このようにして、比較
的大量の油が油供給通路及び油圧室を周期的に順
逆流を繰返す。その結果、この油供給通路内にそ
の上流にあるカムシヤフト内の油通路又はメイン
オイルギヤラリの油が流れ込むことになる。とこ
ろが、前述のカムシヤフトの油通路又はメインオ
イルギヤラリの油には気泡が多く含まれ、且つ前
述の油の順逆流が激しいために、ラツシユアジヤ
スタの油圧室に多くの気泡が混入することにな
り、一部気筒運転から全気筒運転に移行する際に
気泡を多く含んだ油が油圧室に閉じ込められるこ
とになる。そのために油圧室内の気泡がつぶれて
バルブ打音が発生したり、バルブのリフトロスが
発生したりする。従つて、本考案の目的は前述し
たような油圧室への気泡の混入をできるだけ最小
限に押さえ、よつてバルブ打音やバルブリフトロ
スの発生を防止することにある。
問題点を解決するための手段 本考案は前述したような分割運転制御式内燃機
関において、ラツシユアジヤスタの油圧室へ油を
供給する油供給通路の途中に逆止弁を設け、この
逆止弁の下流側に予め定められた圧力以下で油を
溜めることのできる油貯溜室を設けたことを特徴
とする。
実施例 第1図は本考案の概略構成を示す図であり、そ
れぞれにプランジヤ13及び高圧室(油圧室)1
6を備えた4個のラツシユアジヤスタ12が示さ
れている。これらのラツシユアジヤスタ12の高
圧室16に油を供給する油供給通路18の入口が
カムシヤフト10(第2図)内に形成されたメイ
ンオイルギヤラリ30に連通される。第1図には
4個のラツシユアジヤスタ12が示されている
が、例えば4気筒機関において吸気弁及び排気弁
ともにラツシユアジヤスタを設けるとすると合計
8個のラツシユアジヤスタが必要になり、第1図
では油供給通路18は中断して示されているが実
際にはその他のラツシユアジヤスタまで延長さ
れ、その最先端はシリンダヘツド内で終端する。
従つて、いずれかのラツシユアジヤスタ12内で
油量の変動がある場合には、油は必ず油供給通路
18を通つて順流又は逆流する。もし、いずれか
のラツシユアジヤスタ12内の油が押しのけられ
るとその分の油は油供給通路18の第1図に垂直
に示される入口通路部分からメインオイルギヤラ
リ30に逆流し、次に空白となつたそのラツシユ
アジヤスタ12に油が供給されるべきときにメイ
ンオイルギヤラリ30から油がどつと流入し、こ
れが気泡の原因となることは前述した通りであ
る。
第2図はラツシユアジヤスタ12を用いて休止
されることのできる内燃機関の一気筒を示すもの
であり、主に動弁機構が示されたものである。1
は機関本体、2はシリンダヘツドを示し、燃焼室
3、吸気弁(又は排気弁)4、吸気ポート5を有
している。10は機関によつて駆動されるカムシ
ヤフト、11はカムシヤフト10によつて駆動さ
れるロツカーアームを示す。ロツカーアーム11
の左端は吸気弁4の頂部と係合可能に配置され、
ロツカーアーム11の右端はラツシユアジヤスタ
12のプランジヤ13によつて支持される。プラ
ンジヤ13は上下動可能であつて一対のばね1
4,15によつて常時上方に付勢されている。
プランジヤ13の下方には高圧室16が形成さ
れ、さらにその下方に低圧室17が形成されてい
る。低圧室17は前述の油供給通路18に連通さ
れていて、機関駆動のオイルポンプからの圧力が
かけられるようになつている。これらの高圧室1
6と低圧室17とはチエツクボール19により通
常は遮断されている。さらに、低圧室17にはピ
ボツト20上に回動可能に取付けられたレバー2
1が配置され、このレバー21はソレノイド22
の制御ロツド23が当接する。レバー21にはチ
エツクボール19と選択的に係合可能な上向き突
起24が形成されている。
第2図はソレノイド22が消勢されているとき
を示すものである。このとき、カムシヤフト10
が回転し、カムシヤフト10によつてロツカーア
ーム11が下方に押されると、吸気弁4及びプラ
ンジヤ13が共に下方に押される。しかしながら
このときチエツクボール19が閉じたままなので
プランジヤ13はほとんど下降することができ
ず、従つてプランジヤ13を支点として吸気弁4
が下降して開弁する。一方、ソレノイド22が付
勢されると制御ロツド23が突出するために、レ
バー21がピボツト21回りに回動し、レバー2
1の突起24がチエツクボール19を上方に持ち
上げる。従つて、このときロツカーアーム11に
よつてプランジヤ13が下方に押圧されると、高
圧室16内の油が低圧室17及び油供給通路18
を通つて逃げるためにプランジヤ13が下降する
ことができ、今度は逆に吸気弁4が支点となつて
プランジヤ13が下降する。吸気弁4のリターン
スプリング及びラツシユアジヤスタ12の各ばね
は吸気弁4及びプランジヤ13の上述の運動を許
容するように調節されることは言うまでもない。
斯くして吸気弁4はカムシヤフト10の回転にも
かかわらず閉弁状態に保持される。尚、ソレノイ
ド22の力はさほど強くないために、チエツクボ
ール19を持ち上げることができるのはプランジ
ヤ13に下向きの力が加わつていないとき、即ち
ロツカーアーム11がカムシヤフト10のカムの
ベース円部分と係合しているときである。従つ
て、吸気弁4が開弁しているときにはチエツクボ
ールを持ち上げて吸気弁4を強制的に閉弁させる
ことはできない。
このようにして、ラツシユアジヤスタ12の高
圧室16の圧油を逃がすことにより吸気弁又は排
気弁を閉鎖状態に保持してその気筒を休止させ、
その他の気筒は高圧室の圧力を逃がさないので通
常通りにカムシヤフトの回転に従つて運転され
る。
第1図に戻つて、前述した油供給通路18の途
中又はその入口付近に油の逆流を阻止する逆止弁
31が配置される。さらに、油供給通路18の逆
止弁31より下流側に油貯溜室32が設けられ
る。油貯溜室32は筒上の固定外壁構造33とこ
の外壁構造33内で液密に摺動可能なピストン3
4とからなり、ピストン34はばね35により油
貯溜室32を挟める方向に付勢される。このよう
な構成により、逆止弁31の下方側の油はメイン
オイルギヤラリ30方向に逆流することなく高圧
室16及び油供給通路18及び油貯溜室32内に
閉じこめられ、リーク等により油量が減少した場
合のみ油が補給されることができる。全気筒運転
時には各ラツシユアジヤスタ12の高圧室16内
に油が満たされるために油貯溜室32内の油量が
少なくなる。部分気筒運転時には休止された気筒
のラツシユアジヤスタ12の高圧室16の油がプ
ランジヤ13により押のけられたり吸入されたり
し、この油量の変動は油貯溜室32を形成するピ
ストン34の運動により吸収される。ピストン3
4がばね35により付勢されつつ油貯溜室32の
体積を変化させることができることにより、逆止
弁31の下流側に閉じ込められた油の圧力は少な
くともばね35の付勢力以上には上らない。ばね
35の付勢力はこの閉じこめられた油の圧力が休
止気筒のプランジヤ13の下降運動を妨げない程
度になるような値以下になるように設定される。
考案の効果 以上の説明から明らかなように、逆止弁により
その下流の油が閉じ込められて逆止弁上流にある
さらに気泡の多く含まれた油が混入されないの
で、ラツシユアジヤスタの油圧室に供給される油
が気泡の少ないものとなる。よつて、気泡に起因
していたバルブ打音やバルブリフトロスが防止さ
れる。
さらに、逆止弁の下流側に油貯溜室を設けてあ
るため、部分気筒運転から全気筒運転への切換え
がこの油貯溜室の油をラツシユアジヤスタの油圧
室に移動させるのみで素早く行うことが可能とな
り潤滑系の油圧によらずラツシユアジヤスタの油
圧を全気筒統一でき、また外部からの多量の油の
補給を要せずそのためオイルポンプの容量アツプ
の必要性や油圧系統の油圧低下を招来することが
ないものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の概略構成図、第2図は第1図
のラツシユアジヤスタの詳細を含む内燃機関の断
面図である。 1……機関本体、12……ラツシユアジヤス
タ、13……プランジヤ、16……高圧室、18
……油供給通路、22……ソレノイド、30……
メインオイルギヤラリ、31……逆止弁、32…
…油貯溜室。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 動弁機構に油圧式ラツシユアジヤスタを設け、
    一部の気筒のラツシユアジヤスタ油圧室の圧油を
    逃がすことにより吸気弁又は排気弁を閉鎖状態に
    保持してその気筒を休止させるようにした分割運
    転制御式内燃機関において、ラツシユアジヤスタ
    の油圧室へ油を供給する油供給通路の途中に油の
    逆流を阻止する逆止弁を設け、該逆止弁の下流側
    に予め定められた圧力以下で油を溜めることので
    きる油貯溜室を設けたことを特徴とする分割運転
    制御式内燃機関。
JP8186684U 1984-06-04 1984-06-04 分割運転制御式内燃機関 Granted JPS60194110U (ja)

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JPS60194110U JPS60194110U (ja) 1985-12-24
JPH0220413Y2 true JPH0220413Y2 (ja) 1990-06-04

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0727366Y2 (ja) * 1988-05-18 1995-06-21 エヌティエヌ株式会社 ラッシュアジャスタ装置
JP6165528B2 (ja) * 2013-07-12 2017-07-19 日野自動車株式会社 可変バルブシステム

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JPS582302B2 (ja) * 1979-12-18 1983-01-14 三洋電機株式会社 ポンプ内蔵シスタ−ン

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