JPH0727366Y2 - ラッシュアジャスタ装置 - Google Patents

ラッシュアジャスタ装置

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JPH0727366Y2
JPH0727366Y2 JP1988065523U JP6552388U JPH0727366Y2 JP H0727366 Y2 JPH0727366 Y2 JP H0727366Y2 JP 1988065523 U JP1988065523 U JP 1988065523U JP 6552388 U JP6552388 U JP 6552388U JP H0727366 Y2 JPH0727366 Y2 JP H0727366Y2
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JP
Japan
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oil
hole
valve
communication hole
supply
Prior art date
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Application number
JP1988065523U
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JPH01173307U (ja
Inventor
克身 古谷
山本  憲
Original Assignee
エヌティエヌ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、内燃機関の動弁機構に組込まれ、動弁系に
おける隙間を自動的に調整するラッシュアジャスタ装置
に関するものである。
〔従来の技術〕
カムの回転によりロッカアームを揺動し、そのロッカア
ームの動弁側端部によりバルブステムを押上げて弁を開
放させるようにした内燃機関の動弁機構においては、弁
と弁駆動系統との間にラッシュアジャスタ装置を組込
み、そのラッシュアジャスタ装置の作動によってエンジ
ンの温度上昇に伴なう熱膨張を吸収し、弁隙間の発生に
よって生じる不都合の解消と、弁の制御性能の向上とを
図るようにしている。
近年、エンジンは高出力、高性能を実現する為に、1つ
のシリンダに複数の吸気弁、並びに複数の排気弁を設け
る多弁化の傾向にある。しかし、低速域では、この多弁
は不必要であり、その為低速域に於いて弁の一部の開便
を停止出来る弁停止機構や動弁制御装置が開発されてい
る。
上記ラッシュアジャスタ装置として、例えば第6図に示
したものがある(実開昭61-162509号公報参照)。
これは油圧式ラッシュアジャスタに於いて、弁停止時に
ソレノイド30によりチェックバルブ31を強制的に開くこ
とにより、ラッシュアジャスタの圧力室32の油圧が抜け
て、プランジャ33が押し下げられるように構成されたも
のである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
このような構成では、 (イ)チェックバルブを開くためのアクチュエータや制
御装置がラッシュアジャスタの数だけ必要であり、装置
全体が高価で複雑となり、エンジン廻りが大型化する。
(ロ)振動や温度条件が厳しく、アクチュエータや制御
装置の信頼性に欠ける。
(ハ)油圧経路中にアクチュエータがあり、シール性の
確保がむずかしい。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の問題点を解決するために、この考案は、筒形ボデ
ィの一端にプランジャを嵌挿し、他端に給排油切替え装
置を設け、該給排油切替え装置と上記プランジャとの間
に圧力室を設け、上記切替え装置本体に半径方向の連通
孔を設け、該連通孔の一端を油導入口に、他端を油排出
口にそれぞれ連通せしめ、上記切替え装置本体に上記連
通孔と圧力室との間を連通する給油孔と排油孔とを該給
油孔を前記油導入口側に、また該排油孔を前記油排出口
側にそれぞれ設け、上記給油孔に上記連通孔側が高圧時
にこれを開放するチェックバルブを設け、上記連通孔に
液密を保持して挿入したピストンにより、油導入口と給
油孔との組及び油排出くちと排油孔との組の各組を択一
的に開閉せしめ、上記ピストンをばねにより付勢して常
時油導入口と給油孔の組を常時閉塞した構成としたもの
である。
〔作用〕
加圧された作動油が油導入口に供給されると、ピストン
が後退して油導入口と給油孔とが連通する。この状態に
おいては、給油孔のチェックバルブが開放され、作動油
が給油孔のチェックバルブが開放され、作動油が圧力室
に導入されるので、プランジャが上昇し、ロッカアーム
を押し上げ、カムをこれに押し付ける。
このため、カムの回転に伴ないバルブが開閉される弁作
動状態となる。
一方、作動油の供給を停止すると、ピストンがその付勢
力によて前進し、油導入口と給油孔を閉塞すると共に、
排油孔と油排出口を開放するので、プランジャが下降し
てロッカアームとの間に隙間が生じ、カム軸が回転して
もバルブが閉じたままの弁停止状態となる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を第1図〜第5図に基づいて詳細
に説明する。
第1図は、本考案の第1の実施例を示す縦断正面図で、
弁作動状態を示す。第2図は同上弁停止状態を示す。第
3図は本考案の第1の実施例を示す要部断面図である。
閉塞端を有する筒形ボデイ1の内径2に、先端が凸球面
3をなすプランジャ4が摺動自在に挿通されている。ボ
デイ1の閉塞端には給排油切替え装置5が設けられてお
り、その装置5の本体5′の半径方向の連通孔10が突設
される。その連通孔10の一端はボデイ1の油導入口11に
通じ、他端は油排出口12に通じる。
また、本体5′には、前記油導入口11に寄った位置に、
連通孔10と圧力室6とを通じる給油孔8が設けられてい
る。更に、上記本体5′には、前記油排出口12に寄った
位置に、連通孔10と圧力室6とを通じる排油孔7が設け
られる。
なお、油排出口12は外部に通じている。
前記の給油孔8にはチェックバルブ9が装着され、油導
入口11側の圧力が高くなると連通孔10から圧力室6への
油の通過を許容し、逆の場合に圧力室6から油が外部に
漏れるのを阻止する。
連通孔10内にはピストン13が液密を保持して摺動自在に
嵌挿され、常時バネ14にて油導入口11方向に付勢されて
いる。排油孔7と給油孔8とは、ボディ1の中心線に対
し、略等距離の位置に形成されている。
上記のピストン13は、油導入口11と給油孔8との組を同
時に開放して連通せしめる(第1図参照)。このとき油
排出口12と排油孔7の組とを同時に閉塞する。
次に第1図(弁作動状態)、第2図(弁停止状態)を用
いて作動の説明をする。
第1図において、油圧ポンプPで加圧された油を3方弁
15にてボデイ1の油導入口11に供給すると、ピストン13
は油圧により図面左方向に押込まれ、チェックバルブ9
が開いて、給油孔8を通り、圧力室6に油圧が供給され
る。これによりプランジャ4が上昇し、ロッカアーム16
が上昇してカム軸17の回転により、バルブ18が作動す
る。このとき排油孔7はピストン13により閉じている。
19はオイルパンである。
一方、第2図において、エンジンの低速回転時、3方弁
15を切替えてボデイ1への供給油圧を下げると、バネ14
の付勢力により、ピストン13が図面右方向に移動し、チ
ェックバルブ9が給油孔8を閉塞すると共に、排油孔7
と連通孔10及び排出口12を連通せしめる。これにより、
プランジャ4が下降すると共に圧力室6の油がボデイ1
の外部(オイルバン19)に排出される。これにより、ロ
ッカアーム16が降下し、ロッカアーム16とカム軸17との
間に隙間が生じ、カム軸17が回転してもバルブ18は常に
閉じた状態、即ち、弁停止状態となる。
第3図は給排油切替え装置5の要部断面図で、給排油通
路の位置関係は次のようになっている。
l1≦L≦l2≒l3 又、ピストン13の断面積をA、排油孔7によるピストン
13の受圧面積をB、給油圧をPr、バネ力をFとすれば、 μPrB<F<PrA ここで、μはピストン13と連通孔10との摩擦係数であ
る。
第4図は本考案の第2の実施例を示す要部断面図で、同
一部品同一部品には同じ符号を付してその説明を省略す
る。
給排油切替え機構において、連通孔10に嵌挿されたピス
トン13を付勢するバネ14の曲りや座屈防止する為に、ガ
イドピン20を挿入したものである。これにより、ピスト
ン13の作動性及びバネ14の寿命を向上することができ
る。
第5図は本考案の第3の実施例で、ボデイ21の内径22に
螺合する雄ネジ23を一体に有するピボット24、端面が凸
球状をなすプランジャ25、及び上述した給排油切替え装
置5とからなるラッシュアジャスタ装置である。
この場合の作動も基本的には第1の実施例とほぼ同じで
あるが、ピボット24がプランジャ25からの推力の有無に
より、回転しながら上昇、下降を行なう点が異なる。
尚、この方式ではバルブやカムからピボット24に作用す
る力をねじ部の摩擦力と圧力室26の油圧が分担して受け
もつ為、第1の実施例の完全な油圧方式に比べ、油の圧
縮性による悪影響を受けにくく、剛性の高いラッシュア
ジャスタ装置を提供できる。
〔効果〕
以上の構成にしたので、本考案のラッシュアジャスタ装
置は次に挙げるような格別な効果を有する。
(イ)ラッシュアジャスタへの油圧供給をON、OFFにす
るだけで簡単に弁の作動・停止の切替えができる。
(ロ)油圧供給をOFFにすると、自動的に排油通路が開
いて、圧力室の油を速やかに、且つ確実に排出でき、弁
停止がスムーズになる。
(ハ)給排油通路がピストンの移動により、交互に開閉
する為、弁の作動・停止が確実にできる。
(ニ)ラッシュアジャスタ内に給排油切替え機構を設け
た為、複数のラッシュアジャスタへの油圧のON、OFFを
1つの電磁弁で、同時に操作できる。従って、弁停止シ
ステムが簡単でコンパクト、低コスト化が可能になっ
た。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の第1の実施例を示す建て正
面図、第3図は同上要部拡大断面図、第4図は本考案の
第2の実施例を示す要部断面図、第5図は本考案の第3
の実施例を示す断正面図、第6図は従来例を示す断正面
図である。 1、21……ボデイ、4、25……プランジャ 5……給排油切替え装置、5′……本体 6、26……圧力室、7……排油孔 8……給油孔、9……チェックバルブ 10……連通孔、11……油導入口 12……油排出口、13……ピストン 24……ピボット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒形ボディの一端にプランジャを嵌挿し、
    他端に給排油切替え装置を設け、該給排油切替え装置と
    上記プランジャとの間に圧力室を設け、上記切替え装置
    本体に半径方向の連通孔を設け、該連通孔の一端を油導
    入口に、他端を油排出口にそれぞれ連通せしめ、上記切
    替え装置本体に上記連通孔と圧力室との間を連通する給
    油孔と排油孔とを該給油孔を前記油導入口側に、また該
    排油孔を前記油排出口側にそれぞれ設け、上記給油孔に
    上記連通孔側が高圧時にこれを開放するチェックバルブ
    を設け、上記連通孔に液密を保持して挿入したピストン
    により、油導入口と給油孔との組及び油排出口と排油孔
    との組の各組を択一的に開閉せしめ、上記ピストンをば
    ねにより付勢して常時油導入口と給油孔の組を閉塞して
    なるラッシュアジャスタ装置。
JP1988065523U 1988-05-18 1988-05-18 ラッシュアジャスタ装置 Expired - Lifetime JPH0727366Y2 (ja)

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JPH01173307U JPH01173307U (ja) 1989-12-08
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