JPH0720326Y2 - 排気ブレーキ弁を備えたエンジンの油圧タペット装置 - Google Patents

排気ブレーキ弁を備えたエンジンの油圧タペット装置

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JPH0720326Y2
JPH0720326Y2 JP1988118889U JP11888988U JPH0720326Y2 JP H0720326 Y2 JPH0720326 Y2 JP H0720326Y2 JP 1988118889 U JP1988118889 U JP 1988118889U JP 11888988 U JP11888988 U JP 11888988U JP H0720326 Y2 JPH0720326 Y2 JP H0720326Y2
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JP
Japan
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valve
tappet
oil
exhaust brake
engine
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正彦 大谷
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Isuzu Motors Ltd
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  • Valve Device For Special Equipments (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、排気ブレーキを備えたエンジンに適した油圧
タペット装置に関する。
[従来の技術] カムによりタペットを介しプッシュロッドを上下し、該
ロッドによりロッカアームを揺動して弁機構を開閉する
エンジンの動弁系では、バルブギャップ(弁間隙)の調
整は、プッシュロッドとロッカーアーム間に設けたアジ
ャストスクリューによって行なわれ、通常はエンジン調
整時に適正値に調整される。
しかしながら、ある程度の使用期間を経ると、動弁系と
バルブステム頂部との摩耗およびアジャストスクリュー
のゆるみ等により、バルブギャップが増大し、再調整を
行なう必要があり、これは排気ブレーキ弁を備えたエン
ジンにおいては頻度が高い。
このため、バルブギャップ等のクリアランスが調整なし
に常に零に保たれ、かつエンジンの作動中において、タ
ペットからの騒音を発生しないタペット、即ちエンジン
のオイルポンプによって給油されたオイルをタペットの
内部に導入し、油圧を利用してバルブギャップ等の調整
を行なう油圧タペットが近年より多く用いられるように
なってきている。
また、油圧タペットでも特開昭60-13908号公報に開示さ
れたもののように、内部にオイルを収納し、外部からの
オイルの供給を必要としない密封型のものもある。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、上述した前者の油圧タペットおよび後者
の特開昭のものは、バルブギャップを常に零に保つため
に度々調整する必要がない反面、これを排気ブレーキ弁
を備えたエンジンに使用した際、排気ブレーキ時に排気
ポート内の圧力が上昇して排気弁が押し下げられて開か
れた時、前者の油圧タペットではバルブギャップのクリ
アランスを常に零に保とうとして、油圧タペット内にオ
イルが流入し、あるいは特開昭のものではオイルが移動
して排気弁がシリンダ側に押し下げられた状態で保持さ
れてしまうため、排気ブレーキが終了して通常の走行状
態に戻ってもバルブギャップがそのままで、エンジンの
作動が不円滑になるという問題がある。
よって、本考案は排気ブレーキ時に、排気ポート内の圧
力が上昇して排気弁が押し下げられ開かれても、押し下
げられたままの状態で保持されないように、油圧タペッ
トへのオイルの供給を停止して油圧タペットの前記異常
作動の防止を図った、排気ブレーキを備えたエンジンの
油圧タペット装置を提供することを目的としている。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、上記目的を達成するために、エンジン内に摺
動自在に配設され底部がカムに接するタペットシリンダ
と、下端部が該シリンダに嵌合され上端が弁機構作動用
プッシュロッドに接するプランジャとの間に、オイルポ
ンプにより導入油路を介し圧油を導入して弁間隙を零に
保持する油圧タペットにおいて、前記導入油路に電磁弁
を設け、該電磁弁を前記エンジンに設けた排気ブレーキ
弁が閉じたとき連動して閉じるようにし、前記タペット
シリンダとプランジャ間の相対移動を停止し得るよう構
成したことを特徴としている。
[作用] 後記排気ブレーキスイッチ23を閉じると、バッテリ24か
らの電流により排気弁用三方電磁弁3が開くと同時に導
入油路27に設けた電磁弁7が閉じられる。
したがって、排気管1内に配設された排気ブレーキ弁2
を閉じ、また通常はオイルポンプ26によって汲み上げら
れ、メインオイルギャラリ18および逆止弁21を介して油
圧タペット25の油圧室22に供給されているオイルが遮断
される。そして、これによって前記タペットシリンダと
プランジャ間のオイルが保持され、上記シリンダ及びプ
ランジャ間の相対的移動は生じない。
[実施例] 本考案の実施例を図面にもとづいて詳細に説明する。
図において、1はエンジンのシリンダヘッド内の排気ポ
ート(図示しない)に連通された排気管で、排気管1内
には排気ブレーキ弁2が内装されており、排気ブレーキ
スイッチ23が入力された時に破線に示すように閉じられ
る。
排気ブレーキスイッチ23には、三方電磁弁3が接続さ
れ、三方電磁弁3には管材を介して夫々油圧またはエア
ー圧なる圧力源4と、アクチュエータ5とが接続され、
アクチュエータ5内を摺動するピストン5′には一端が
排気ブレーキ弁2に連結されたロッド6の他端が接続さ
れている。
25はエンジンのシリンダブロック19のタペット室20に嵌
装された油圧タペットで、底部8aがカム軸9に取付けら
れたカム10に当接してタペット室20内で図中上下に駆動
されるタペットシリンダ8と、該タペットシリンダ8に
嵌合し、上部凹部12aにプッシュロッド11を枢支するプ
ランジャ12が摺動自在に嵌装されており、タペットシリ
ンダ8とプランジャ12との間には油圧室22が形成され、
かつばね13が挿入されている。
14はロッカーアームで、プッシュロッド11の作動により
弁ばね15に抗してシリンダヘッド17の排気路16aに装備
された排気弁16を開閉するようになっている。
18はシリンダブロック19に形成されたメインギャラリ
で、図示しないオイルパンからオイルポンプ26によって
常開型の給油用電磁弁7を介して給油され、さらに逆止
弁21を介して油圧タペット8の油圧室22に油を供給する
よう導入油路27が形成されている。
前記両電磁弁7は排気ブレーキスイッチ23を介して電源
24に連結されており、排気ブレーキスイッチ23の開路時
には油圧タペット25の油圧室22に給油が行なわれ、排気
ブレーキスイッチ23が閉路時には、油圧室22へのオイル
の導入を遮断するように構成されている。
以上の構成により、排気ブレーキスイッチ23を閉路状態
とすれば、バッテリ24と三方電磁弁3及び給油用電磁弁
7が導通状態になり、この時三方電磁弁3は開放し、圧
力源4の油圧またはエア圧がアクチュエータ5のピスト
ン5′に作用し、ロッド6を作動させ、排気管1内に配
設された排気ブレーキ弁2を破線のようにして、排気管
を密閉する。
また、通常は図示しないオイルパンからオイルポンプ26
によってオイルが汲み上げられ常開型の給油用電磁弁7,
メインオイルギャラリ18および導入油路27さらには逆止
弁21を介して油圧タペット25の油圧室22にオイルが供給
されているが、前記排気ブレーキスイッチ23が閉路状態
になると、常開型の給油用電磁弁7は閉状態になり、オ
イルの供給が遮断される。従って、前記タペットシリン
ダ8とプランジャ12間のオイルは前記電磁弁7の閉鎖時
の状態に保持され、これによって排気ポート16a内の圧
力上昇により排気弁16が押下げられ開かれてもタペット
シリンダ8とプランジャ12との相対的移動はなく、それ
らの間隔を一定に保つ。
排気ブレーキスイッチ23を開路すると、三方電磁弁3が
閉じ前記給油用電磁弁7が開かれ、オイルは導入油路27
を経て再び逆止弁21を開きつつ油圧室22に供給される。
したがって、油圧タペット装置は正常作動に戻り、排気
弁16を正常に開閉する。
[考案の効果] 本考案の排気ブレーキ弁を備えたエンジンの油圧タペッ
ト装置は、エンジン内に摺動自在に配設され底部がカム
に接するタペットシリンダと、下端部が該シリンダに嵌
合され上端が弁機構作動用プッシュロッドに接するプラ
ンジャとの間に、オイルポンプにより導入油路を介し圧
油を導入して弁間隙を零に保持する油圧タペットにおい
て、前記導入油路に電磁弁を設け、該電磁弁を前記エン
ジンに設けた排気ブレーキ弁が閉じたとき連動して閉じ
るようにし、前記タペットシリンダとプランジャ間の相
対移動を停止し得るよう構成したので、排気ブレーキ弁
ヲ閉じたとき、これと連動して油圧タペットへのオイル
の供給を遮断し、これにより排気ポート内の圧力上昇に
より排気弁が押下げられ開かれてもタペットシリンダと
プランジャの間隔は一定に保たれ、従来のように油圧タ
ペットが伸張したままになることが防止され、排気ブレ
ーキ弁開放後のエンジンをただちに正常に作動せしめる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示す。 1……排気管、2……排気ブレーキ弁、7……給油用電
磁弁、8……タペットシリンダ、9……カム軸、10……
カム、11……プッシュロッド、12……プランジャ、14…
…ロッカアーム、16……排気弁、17……シリンダヘッ
ド、18……メインギャラリ、21……逆止弁、23……排気
ブレーキスイッチ、25……油圧タペット、27……導入油
路、28……還元用油路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジン内に摺動自在に配設され底部がカ
    ムに接するタペットシリンダと、下端部が該シリンダに
    嵌合され上端が弁機構作動用プッシュロッドに接するプ
    ランジャとの間に、オイルポンプにより導入油路を介し
    圧油を導入して弁間隙を零に保持する油圧タペットにお
    いて、前記導入油路に電磁弁を設け、該電磁弁を前記エ
    ンジンに設けた排気ブレーキ弁が閉じたとき連動して閉
    じるようにし、前記タペットシリンダとプランジャ間の
    相対移動を停止し得るよう構成したことを特徴とする排
    気ブレーキ弁を備えたエンジンの油圧タペット装置。
JP1988118889U 1988-09-12 1988-09-12 排気ブレーキ弁を備えたエンジンの油圧タペット装置 Expired - Lifetime JPH0720326Y2 (ja)

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JPH0240906U JPH0240906U (ja) 1990-03-20
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5832109U (ja) * 1981-08-28 1983-03-02 いすゞ自動車株式会社 油圧タペツトの給油装置
JPS6015940U (ja) * 1983-07-13 1985-02-02 三菱重工業株式会社 排気ブレ−キシステム

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JPH0240906U (ja) 1990-03-20

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