JPH071753A - 熱転写プリンタ - Google Patents
熱転写プリンタInfo
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- JPH071753A JPH071753A JP33679193A JP33679193A JPH071753A JP H071753 A JPH071753 A JP H071753A JP 33679193 A JP33679193 A JP 33679193A JP 33679193 A JP33679193 A JP 33679193A JP H071753 A JPH071753 A JP H071753A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thermal transfer
- printhead
- heating elements
- power supply
- transfer printer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J25/00—Actions or mechanisms not otherwise provided for
- B41J25/304—Bodily-movable mechanisms for print heads or carriages movable towards or from paper surface
- B41J25/316—Bodily-movable mechanisms for print heads or carriages movable towards or from paper surface with tilting motion mechanisms relative to paper surface
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/315—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material
- B41J2/32—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads
- B41J2/35—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads providing current or voltage to the thermal head
Abstract
(57)【要約】
【目的】 熱転写プリンタの印刷の質と正確さを向上さ
せるために、プリントヘッドへの電力供給回路におい
て、過渡電流に伴って生じる問題点を解消すること。 【構成】 シート材Ｓに印刷像を生成するために選択的
に電力供給されあるいは電力供給が中断される複数の抵
抗加熱エレメントを備えるプリントヘッド３０を有す
る。印刷像の質を改善するためにコンデンサ手段７６
が、プリントヘッド３０への電力供給源におけるサージ
電圧を排除する目的で備えられている。コンデンサ手段
７６は、電力供給機構における誘導インピーダンスを最
小限にするために、プリントヘッドのごく近隣に搭載さ
れる。
せるために、プリントヘッドへの電力供給回路におい
て、過渡電流に伴って生じる問題点を解消すること。 【構成】 シート材Ｓに印刷像を生成するために選択的
に電力供給されあるいは電力供給が中断される複数の抵
抗加熱エレメントを備えるプリントヘッド３０を有す
る。印刷像の質を改善するためにコンデンサ手段７６
が、プリントヘッド３０への電力供給源におけるサージ
電圧を排除する目的で備えられている。コンデンサ手段
７６は、電力供給機構における誘導インピーダンスを最
小限にするために、プリントヘッドのごく近隣に搭載さ
れる。
Description
【０００１】
【技術分野】本発明は、シート材に多様なパターンの印
刷像を生成する熱転写プリンタに関する。特に本発明
は、安定した電力が供給される複数の加熱エレメントを
有する熱転写プリントヘッドを有する印刷機器に関す
る。
刷像を生成する熱転写プリンタに関する。特に本発明
は、安定した電力が供給される複数の加熱エレメントを
有する熱転写プリントヘッドを有する印刷機器に関す
る。
【０００２】
【従来技術およびその問題点】熱転写プリントヘッドを
利用した印刷機器はよく知られており、使いやすいため
に、多種多様な印刷像、特に、記憶あるいは転送された
デジタルデータプログラムによる像を生成するプリンタ
ーによく用いられている。この種のプリンターのうち、
広告やデザインや漢字などの多数のグラフィックイメー
ジを帯状シート材に生成させる印刷機器は、本件と同じ
譲受人により、１９９３年１月２２日に出願された米国
特許出願番号０８／００７，６６２に開示されている。
ここで開示された印刷機器は、印刷プログラムに記憶さ
れたグラフィックイメージを規定するデジタルデータを
読み出し、そのデータをマルチカラー像に変換するもの
である。
利用した印刷機器はよく知られており、使いやすいため
に、多種多様な印刷像、特に、記憶あるいは転送された
デジタルデータプログラムによる像を生成するプリンタ
ーによく用いられている。この種のプリンターのうち、
広告やデザインや漢字などの多数のグラフィックイメー
ジを帯状シート材に生成させる印刷機器は、本件と同じ
譲受人により、１９９３年１月２２日に出願された米国
特許出願番号０８／００７，６６２に開示されている。
ここで開示された印刷機器は、印刷プログラムに記憶さ
れたグラフィックイメージを規定するデジタルデータを
読み出し、そのデータをマルチカラー像に変換するもの
である。
【０００３】解像度の高い鮮明な印刷像を提供するため
に、プリントヘッドは、選択的に電力が供給され、小画
素単位での印刷像を生成するように、一本の列をなして
配設された多数の加熱エレメントを有する構造になって
いる。このようなプリントヘッドは、例えば、約３０．
４８センチ（１２インチ）の長さで、３００ｄｐｉの密
度で配設される列状の加熱エレメントを有している。
に、プリントヘッドは、選択的に電力が供給され、小画
素単位での印刷像を生成するように、一本の列をなして
配設された多数の加熱エレメントを有する構造になって
いる。このようなプリントヘッドは、例えば、約３０．
４８センチ（１２インチ）の長さで、３００ｄｐｉの密
度で配設される列状の加熱エレメントを有している。
【０００４】多数の加熱エレメントを持つプリントヘッ
ドには、調整電力を供給する必要があり、しかもその電
力供給源は、すべての加熱エレメントに、実質的に同時
に電力を供給する能力（供給可能な容量）を有していな
ければならない。しかしそのような電力供給は、相当の
負荷を必要とする。また印刷される像が、断続印刷の場
合、つまり、印刷方向にインクのついた部分とインクの
つかない部分とが連続する印刷像の場合、電気供給源の
調整電源回路はプリントヘッドのピーク時の電力需要と
ゼロ電力需要あるいは低電力電力需要に対応することが
できない場合がある。電力供給とプリントヘッド間の電
気回路における負荷サイクルと誘導インピーダンスの結
果、プリントヘッドへの供給電力回路における過渡現象
として起こる急激な電流変化（サージ電圧）のため、印
刷像の濃度や階調は低下する。そのような過渡電流によ
り、印刷像の質は損なわれ、実際の印刷像が、印刷像を
規定するプログラム中のデジタルデータとは異なったも
のとなる。
ドには、調整電力を供給する必要があり、しかもその電
力供給源は、すべての加熱エレメントに、実質的に同時
に電力を供給する能力（供給可能な容量）を有していな
ければならない。しかしそのような電力供給は、相当の
負荷を必要とする。また印刷される像が、断続印刷の場
合、つまり、印刷方向にインクのついた部分とインクの
つかない部分とが連続する印刷像の場合、電気供給源の
調整電源回路はプリントヘッドのピーク時の電力需要と
ゼロ電力需要あるいは低電力電力需要に対応することが
できない場合がある。電力供給とプリントヘッド間の電
気回路における負荷サイクルと誘導インピーダンスの結
果、プリントヘッドへの供給電力回路における過渡現象
として起こる急激な電流変化（サージ電圧）のため、印
刷像の濃度や階調は低下する。そのような過渡電流によ
り、印刷像の質は損なわれ、実際の印刷像が、印刷像を
規定するプログラム中のデジタルデータとは異なったも
のとなる。
【０００５】プリントヘッドの感度（対応）を改善する
解決法は、数多く知られているが、電力供給能力の容量
を増大させることもその一つである。しかし勿論、電力
供給は、典型的な場合、容量の５０％以下で駆動してい
るので、効率を現実的に考えると、この解決法は現実的
でない。
解決法は、数多く知られているが、電力供給能力の容量
を増大させることもその一つである。しかし勿論、電力
供給は、典型的な場合、容量の５０％以下で駆動してい
るので、効率を現実的に考えると、この解決法は現実的
でない。
【０００６】実際に使用されているプリントヘッドの駆
動部を利用した別の解決方法としては、プリントヘッド
の加熱エレメントに位相差を与えて電気を供給する方法
がある。例えば、約３０．４８センチ（１２インチ）の
長さのプリントヘッドは、４つに区分され、各区分の加
熱エレメントが同時に電力供給されないように、４つの
別々のストローブあるいはクロック信号によって作動さ
れる。各部分は印刷像を見ても確認できないような、千
分の１秒単位の時間で区切られた間隔をおいて、電力供
給される。これによってより長時間に渡って電力供給へ
の急激な電力要求にも応えることができるようになる。
動部を利用した別の解決方法としては、プリントヘッド
の加熱エレメントに位相差を与えて電気を供給する方法
がある。例えば、約３０．４８センチ（１２インチ）の
長さのプリントヘッドは、４つに区分され、各区分の加
熱エレメントが同時に電力供給されないように、４つの
別々のストローブあるいはクロック信号によって作動さ
れる。各部分は印刷像を見ても確認できないような、千
分の１秒単位の時間で区切られた間隔をおいて、電力供
給される。これによってより長時間に渡って電力供給へ
の急激な電力要求にも応えることができるようになる。
【０００７】今日まで過渡電流を最小限にする目的でと
られた諸技術にもかかわらず、印刷速度を早くするべ
く、プリントヘッドの多数の加熱エレメントに、同時に
電力を供給しあるいは電力供給を中断しようとする場合
には、プリントヘッドへの電気供給に関する問題は解決
されていない。
られた諸技術にもかかわらず、印刷速度を早くするべ
く、プリントヘッドの多数の加熱エレメントに、同時に
電力を供給しあるいは電力供給を中断しようとする場合
には、プリントヘッドへの電気供給に関する問題は解決
されていない。
【０００８】従って、本発明の主要な目的は、印刷の質
と正確さを向上させるために、熱転写プリントヘッドへ
の電力供給回路において、過渡電流に伴って生じるいく
つかの困難を解消することにある。
と正確さを向上させるために、熱転写プリントヘッドへ
の電力供給回路において、過渡電流に伴って生じるいく
つかの困難を解消することにある。
【０００９】本発明は、印刷像を生成する複数の抵抗加
熱エレメントを含むプリントヘッドを有する熱転写プリ
ンタに関する。加熱エレメントはシート材に印刷像を生
成する目的で、印刷材に熱エネルギーを与える為に、選
択的に電力供給または電力供給中断される。
熱エレメントを含むプリントヘッドを有する熱転写プリ
ンタに関する。加熱エレメントはシート材に印刷像を生
成する目的で、印刷材に熱エネルギーを与える為に、選
択的に電力供給または電力供給中断される。
【００１０】熱転写プリンタは、加熱エレメントに一定
の電圧で電力を供給する為に、プリントヘッドの複数の
抵抗加熱エレメントのそれぞれと接続した出力端子を持
つ電力供給手段を有する。加熱エレメントは、電力供給
されると、電気エネルギーを熱エネルギーに転換し、そ
のエネルギーを放出することにより、シート材に目に見
える点を生成する。
の電圧で電力を供給する為に、プリントヘッドの複数の
抵抗加熱エレメントのそれぞれと接続した出力端子を持
つ電力供給手段を有する。加熱エレメントは、電力供給
されると、電気エネルギーを熱エネルギーに転換し、そ
のエネルギーを放出することにより、シート材に目に見
える点を生成する。
【００１１】本発明によれば、コンデンサ手段は、電力
供給によって生成される電圧を一定に維持するための電
力供給手段の複数端子と接続する。電圧を安定させるこ
とによって、プリントヘッドの全部の加熱エレメント
に、あるいはかなりの数の加熱エレメントに同時に、あ
るいは実質的に同時に電力供給及び電力供給中断がなさ
れる際に発生する急激な電流変化（サージ電圧）が回避
される。コンデンサ手段は、電力供給手段と接続した１
あるいは複数のコンデンサを有し、誘導インピーダンス
の影響を低減する為に、プリントヘッドの近隣に位置す
ることが好ましい。例えば、機器の底部に電気供給手段
が位置し、プリントヘッドが機器の上部に位置すれば、
コンデンサはプリントヘッドのごく近隣の上部枠に位置
するのがよい。
供給によって生成される電圧を一定に維持するための電
力供給手段の複数端子と接続する。電圧を安定させるこ
とによって、プリントヘッドの全部の加熱エレメント
に、あるいはかなりの数の加熱エレメントに同時に、あ
るいは実質的に同時に電力供給及び電力供給中断がなさ
れる際に発生する急激な電流変化（サージ電圧）が回避
される。コンデンサ手段は、電力供給手段と接続した１
あるいは複数のコンデンサを有し、誘導インピーダンス
の影響を低減する為に、プリントヘッドの近隣に位置す
ることが好ましい。例えば、機器の底部に電気供給手段
が位置し、プリントヘッドが機器の上部に位置すれば、
コンデンサはプリントヘッドのごく近隣の上部枠に位置
するのがよい。
【００１２】本発明は特に、プリントヘッドが、印刷過
程で、プリントヘッドの下方を移動するシート材を横切
って伸びるプリントヘッドを有する印刷機器に有効であ
る。このような印刷機器では、電圧が安定しないと、電
圧変化によって、印刷像の濃度が、インクリボンの移動
の方向に変化してしまうが、本発明を用いた機器では、
電力供給からの過渡電流ないし急激な電圧変化（サージ
電圧）が最小限になる。本件で開示する発明は、急激な
電圧変化（サージ電圧）の影響を低減するのに単独で用
いてもよいし、電力供給回路における負荷サイクルや誘
導インピーダンスの影響を最小限にする他の技術と共に
利用してもよい。
程で、プリントヘッドの下方を移動するシート材を横切
って伸びるプリントヘッドを有する印刷機器に有効であ
る。このような印刷機器では、電圧が安定しないと、電
圧変化によって、印刷像の濃度が、インクリボンの移動
の方向に変化してしまうが、本発明を用いた機器では、
電力供給からの過渡電流ないし急激な電圧変化（サージ
電圧）が最小限になる。本件で開示する発明は、急激な
電圧変化（サージ電圧）の影響を低減するのに単独で用
いてもよいし、電力供給回路における負荷サイクルや誘
導インピーダンスの影響を最小限にする他の技術と共に
利用してもよい。
【００１３】
【発明の実施例】図１は本発明を具体化する熱転写プリ
ンタあるいは熱転写プリンタ１０を説明する図である。
プリンタ１０はメモリ１２に記憶された印刷プログラム
に応じて、印刷用シート材Ｓに印刷像を生成する。シー
ト材は機械の後方のプラットフォーム１４に支持される
ロールから供給され、案内ローラー１６上を通って機械
中に引き込まれ、印刷像を伴って機械の前部から外に出
される。例えば、シート材Ｓは感圧接着剤によって剥離
可能に母材に貼付されるビニール材でもよい。
ンタあるいは熱転写プリンタ１０を説明する図である。
プリンタ１０はメモリ１２に記憶された印刷プログラム
に応じて、印刷用シート材Ｓに印刷像を生成する。シー
ト材は機械の後方のプラットフォーム１４に支持される
ロールから供給され、案内ローラー１６上を通って機械
中に引き込まれ、印刷像を伴って機械の前部から外に出
される。例えば、シート材Ｓは感圧接着剤によって剥離
可能に母材に貼付されるビニール材でもよい。
【００１４】図１に示されるようなデザインやイメージ
画がシート材にプリントされた後、シート材は切断器に
移動され、切断された部分は母材から剥され、看板など
に貼布させることも可能である。印刷及び切断機構全体
に関しては、上述の１９９３年１月２２日に出願された
米国特許出願番号０８／００７，６６２においてより詳
しく説明されている。
画がシート材にプリントされた後、シート材は切断器に
移動され、切断された部分は母材から剥され、看板など
に貼布させることも可能である。印刷及び切断機構全体
に関しては、上述の１９９３年１月２２日に出願された
米国特許出願番号０８／００７，６６２においてより詳
しく説明されている。
【００１５】シート材Ｓに印刷されたデザイン画は、メ
モリ１２にデジタル方式で記憶されていて、制御パネル
１８を介して、プリンタ操作者が印刷プログラムを呼び
出すと、マイクロプロセッサを有する制御部２０がプロ
グラムをメモリからダウンロードし、機械に命令を出
す。その命令は図示されるように、プリンタ内の熱転写
プリントヘッド３０と駆動機構３２に伝えられ、印刷処
理がなされる際、シート材Ｓをプリンタ内で移動させ
る。
モリ１２にデジタル方式で記憶されていて、制御パネル
１８を介して、プリンタ操作者が印刷プログラムを呼び
出すと、マイクロプロセッサを有する制御部２０がプロ
グラムをメモリからダウンロードし、機械に命令を出
す。その命令は図示されるように、プリンタ内の熱転写
プリントヘッド３０と駆動機構３２に伝えられ、印刷処
理がなされる際、シート材Ｓをプリンタ内で移動させ
る。
【００１６】プリンタは機枠２４に軸止されたカバー２
２を有しており、プリンタを開けて予めシート材Ｓをプ
リンタ内のプリントヘッドの下方にセットできるように
なっている。
２を有しており、プリンタを開けて予めシート材Ｓをプ
リンタ内のプリントヘッドの下方にセットできるように
なっている。
【００１７】図２はカバー２２を取り外したプリンタ１
０の内部を詳細に説明する図である。印刷中に、シート
材Ｓを、プリンタ内において図２中の矢印に示される方
向に移動させる駆動機構として、機枠２４内で駆動軸３
６に回転可能に係止保持される一対の駆動スプロケット
３４（図２、５）が備えられている。機枠２４内に搭載
された駆動モーター（図示なし）は駆動軸３６に回転可
能に接続している。スプロケット３４は、図１、図５に
示される通り、長いシート材の側端にそって縦方向に伸
びるフィード穴列に係合している。
０の内部を詳細に説明する図である。印刷中に、シート
材Ｓを、プリンタ内において図２中の矢印に示される方
向に移動させる駆動機構として、機枠２４内で駆動軸３
６に回転可能に係止保持される一対の駆動スプロケット
３４（図２、５）が備えられている。機枠２４内に搭載
された駆動モーター（図示なし）は駆動軸３６に回転可
能に接続している。スプロケット３４は、図１、図５に
示される通り、長いシート材の側端にそって縦方向に伸
びるフィード穴列に係合している。
【００１８】一対のスプロケット３４の内側には、その
軸方向に延びる回転プラテン４０が位置している。この
回転プラテン４０は、その頂点が両端のスプロケット３
４を結ぶ仮想筒の内周に正接し、一対のスプロケット３
４間にシート材Ｓを支持する。本発明の一実施例では、
シート材は幅約３８．１センチ（１５インチ）で、回転
プラテンは約３０．４６（約１２インチ）であり、シー
ト材の両端がスプロケット３４と係合し、中間部分が回
転プラテン４０と重なる。プラテン４０は必要があれ
ば、駆動軸３６によって回転駆動されてもよい。プラテ
ン４０の外面は、摩擦面になるような硬質ゴムスリーブ
で形成されるのが好ましい。摩擦面は、図２に最も明ら
かなように、帯状のシート材と係合し、熱転写プリント
ヘッドの真下でシート材を保持する。
軸方向に延びる回転プラテン４０が位置している。この
回転プラテン４０は、その頂点が両端のスプロケット３
４を結ぶ仮想筒の内周に正接し、一対のスプロケット３
４間にシート材Ｓを支持する。本発明の一実施例では、
シート材は幅約３８．１センチ（１５インチ）で、回転
プラテンは約３０．４６（約１２インチ）であり、シー
ト材の両端がスプロケット３４と係合し、中間部分が回
転プラテン４０と重なる。プラテン４０は必要があれ
ば、駆動軸３６によって回転駆動されてもよい。プラテ
ン４０の外面は、摩擦面になるような硬質ゴムスリーブ
で形成されるのが好ましい。摩擦面は、図２に最も明ら
かなように、帯状のシート材と係合し、熱転写プリント
ヘッドの真下でシート材を保持する。
【００１９】図２に示されるように、熱転写プリントヘ
ッド３０は、軸４４で機枠２４と軸接続する支持枠４６
に支持されていて、上下に移動可能であり、プラテン４
０の上を通り過ぎるシート材Ｓと出会える。プリントヘ
ッド３０は、該ヘッド３０とシート材Ｓの印刷圧力が制
御可能であるように、ヒートシンク及びマウント面とし
て作用するプレートによって、枠４６に弾性的に支持さ
れている。
ッド３０は、軸４４で機枠２４と軸接続する支持枠４６
に支持されていて、上下に移動可能であり、プラテン４
０の上を通り過ぎるシート材Ｓと出会える。プリントヘ
ッド３０は、該ヘッド３０とシート材Ｓの印刷圧力が制
御可能であるように、ヒートシンク及びマウント面とし
て作用するプレートによって、枠４６に弾性的に支持さ
れている。
【００２０】熱転写プリントヘッド３０は図５に示され
るように、実質的にシート材Ｓを横切っており、シート
材の下にある回転プラテン４０の長さとほぼ同じ長さで
ある。プリントヘッド３０は、ヘッドの一端から他端ま
で一列に密に配設された多数の加熱エレメントを有する
熱転写プリントヘッドである。例えば、加熱エレメント
は、１インチあたり３００ドットの密度を有し、回転プ
ラテン４０の曲折（屈曲）部によって確保される接触線
あるいは接触帯に沿ってシート材と接触する位置に配設
される。そのようなプリントヘッド３０は、例えば、日
本の京都の京セラ インダストリアル セラミックス
(Kyocera Inductrial Ceramics, Inc.)によって製造さ
れている。
るように、実質的にシート材Ｓを横切っており、シート
材の下にある回転プラテン４０の長さとほぼ同じ長さで
ある。プリントヘッド３０は、ヘッドの一端から他端ま
で一列に密に配設された多数の加熱エレメントを有する
熱転写プリントヘッドである。例えば、加熱エレメント
は、１インチあたり３００ドットの密度を有し、回転プ
ラテン４０の曲折（屈曲）部によって確保される接触線
あるいは接触帯に沿ってシート材と接触する位置に配設
される。そのようなプリントヘッド３０は、例えば、日
本の京都の京セラ インダストリアル セラミックス
(Kyocera Inductrial Ceramics, Inc.)によって製造さ
れている。
【００２１】ビニール材のように、それ自体は感熱性で
ないシート材Ｓに像を印刷するには、図２に示されるよ
うに、熱で放出される印刷インクを保有するインクリボ
ンＷがプリントヘッド３０とシート材との間に供給され
る。インクリボンＷは、支持枠４６内に搭載された供給
及び巻き取りスプール（図示なし）に支持され、印刷操
作中に、インクリボンＷとシート材との摩擦係合によ
り、プリンタヘッドの下方のシート材Ｓと一緒に進行す
る。インクリボンＷとシート材Ｓが熱転写プリントヘッ
ドの下を通過すると、プリントヘッドの加熱エレメント
が選択的に電力供給され、図１中のメモリ１２内の印刷
プログラムで規定された印刷パターンに基づいて、イン
クリボンＷの印刷インクがシート材に転写される。
ないシート材Ｓに像を印刷するには、図２に示されるよ
うに、熱で放出される印刷インクを保有するインクリボ
ンＷがプリントヘッド３０とシート材との間に供給され
る。インクリボンＷは、支持枠４６内に搭載された供給
及び巻き取りスプール（図示なし）に支持され、印刷操
作中に、インクリボンＷとシート材との摩擦係合によ
り、プリンタヘッドの下方のシート材Ｓと一緒に進行す
る。インクリボンＷとシート材Ｓが熱転写プリントヘッ
ドの下を通過すると、プリントヘッドの加熱エレメント
が選択的に電力供給され、図１中のメモリ１２内の印刷
プログラムで規定された印刷パターンに基づいて、イン
クリボンＷの印刷インクがシート材に転写される。
【００２２】多数の加熱エレメントの実質的に全部に、
実質的に同時に、電力を供給しあるいは電力供給を中断
しなければならないような種類の印字パターンの印刷像
もある。例えば、図５の印刷像には印刷材Ｓを横切っ
て、プリントヘッド３０に平行に伸びた修飾線がある。
さらに、「ＯＩＬ」という文字も印刷材を横切って、イ
ンクリボンＷに平行に伸びている。線も文字もプリント
ヘッドとほぼ同じ長さであるため、印刷材Ｓが、印刷さ
れた線の垂直方向に図示された矢の方向に移動するに従
って、プリントヘッドの加熱エレメントの全部あるいは
実質的に全部が同時に電力供給を受け、あるいは電力供
給が中断されなければならない。全部の加熱エレメント
に急激に電力を供給し、その電力の供給を急激に中断す
ると、その加熱エレメントへの電力供給源で過渡電流が
引き起される可能性がある。そしてその結果、加熱エレ
メントの濃度あるいは階調が、負荷サイクルがもたらす
急激な電流変化（サージ電圧）の影響を受ける可能性も
ある。概して濃度のムラは、印刷プログラムによってプ
リントヘッドに供給されるデジタルデータによって消費
される電力の急激な変化に、調整電圧が即時に対応でき
ないために発生する。
実質的に同時に、電力を供給しあるいは電力供給を中断
しなければならないような種類の印字パターンの印刷像
もある。例えば、図５の印刷像には印刷材Ｓを横切っ
て、プリントヘッド３０に平行に伸びた修飾線がある。
さらに、「ＯＩＬ」という文字も印刷材を横切って、イ
ンクリボンＷに平行に伸びている。線も文字もプリント
ヘッドとほぼ同じ長さであるため、印刷材Ｓが、印刷さ
れた線の垂直方向に図示された矢の方向に移動するに従
って、プリントヘッドの加熱エレメントの全部あるいは
実質的に全部が同時に電力供給を受け、あるいは電力供
給が中断されなければならない。全部の加熱エレメント
に急激に電力を供給し、その電力の供給を急激に中断す
ると、その加熱エレメントへの電力供給源で過渡電流が
引き起される可能性がある。そしてその結果、加熱エレ
メントの濃度あるいは階調が、負荷サイクルがもたらす
急激な電流変化（サージ電圧）の影響を受ける可能性も
ある。概して濃度のムラは、印刷プログラムによってプ
リントヘッドに供給されるデジタルデータによって消費
される電力の急激な変化に、調整電圧が即時に対応でき
ないために発生する。
【００２３】図３はプリントヘッド３０を操作する主要
な制御及び電力構成を説明するブロック図である。制御
部２０は印刷像を規定するデジタルデータをソリッドス
テートドライバ６０に供給する。ソリッドステートドラ
イバ６０は、印刷処理の各段階で、プリントヘッドの加
熱エレメントの必要な励起状態を規定するデジタルデー
タを供給する一連のデータ出力ライン６２を有する。デ
ータパルスは連続的にライン６２に供給され、プリント
ヘッドの加熱エレメントの多くの部位に分配される。更
に、駆動回路６０は、プリントヘッドの加熱エレメント
の異なる部位に対する電力供給のタイミングを僅かずつ
異ならせ、各加熱エレメントの電力の需要を僅かづつず
らすようにする為のストローブパルスを与える数本のス
トローブ用ラインを有する。例えば、図示されたよう
に、２本のラインがある場合、一方のライン６４のスト
ローブパルスが正のデータパルスを有するプリントヘッ
ドの半分の加熱エレメントに電力供給すれば、他方のラ
イン６４のストローブパルスは、プリントヘッドのもう
半分の正のデータパルスを有する加熱エレメントに電力
供給する。２つのラインのストローブパルスは、千分の
１秒の単位でずらされているので、印刷像を見ても印刷
パルスの僅かな変化を確認することは不可能である。
な制御及び電力構成を説明するブロック図である。制御
部２０は印刷像を規定するデジタルデータをソリッドス
テートドライバ６０に供給する。ソリッドステートドラ
イバ６０は、印刷処理の各段階で、プリントヘッドの加
熱エレメントの必要な励起状態を規定するデジタルデー
タを供給する一連のデータ出力ライン６２を有する。デ
ータパルスは連続的にライン６２に供給され、プリント
ヘッドの加熱エレメントの多くの部位に分配される。更
に、駆動回路６０は、プリントヘッドの加熱エレメント
の異なる部位に対する電力供給のタイミングを僅かずつ
異ならせ、各加熱エレメントの電力の需要を僅かづつず
らすようにする為のストローブパルスを与える数本のス
トローブ用ラインを有する。例えば、図示されたよう
に、２本のラインがある場合、一方のライン６４のスト
ローブパルスが正のデータパルスを有するプリントヘッ
ドの半分の加熱エレメントに電力供給すれば、他方のラ
イン６４のストローブパルスは、プリントヘッドのもう
半分の正のデータパルスを有する加熱エレメントに電力
供給する。２つのラインのストローブパルスは、千分の
１秒の単位でずらされているので、印刷像を見ても印刷
パルスの僅かな変化を確認することは不可能である。
【００２４】プリントヘッド３０の電力供給源７０は、
正出力端子７２と負端子あるいは接地端子７４を有する
調整直流電源であることが好ましい。これらの端子は抵
抗加熱エレメントに電力供給するプリントヘッドの端子
６２に接続されている。電力供給源７０は、インクリボ
ンＷの感熱インクを放出させ、そのインクをシート材Ｓ
上に配置させる熱エネルギーに変換される電力をすべて
供給する。電力供給源７０はその他に、プリントヘッド
を操作するための電力を供給してもよい。プリントヘッ
ドの抵抗加熱エレメントが印刷プログラムと同じ像を供
給するように、７２、７４の端子における直流電圧は一
定であることが理想的である。
正出力端子７２と負端子あるいは接地端子７４を有する
調整直流電源であることが好ましい。これらの端子は抵
抗加熱エレメントに電力供給するプリントヘッドの端子
６２に接続されている。電力供給源７０は、インクリボ
ンＷの感熱インクを放出させ、そのインクをシート材Ｓ
上に配置させる熱エネルギーに変換される電力をすべて
供給する。電力供給源７０はその他に、プリントヘッド
を操作するための電力を供給してもよい。プリントヘッ
ドの抵抗加熱エレメントが印刷プログラムと同じ像を供
給するように、７２、７４の端子における直流電圧は一
定であることが理想的である。
【００２５】本発明によれば、必要な出力電圧を維持
し、プリントヘッドの加熱エレメントへの電力供給及び
電力供給中断によって起こる急激な電圧変化を抑止する
ために、一あるいは複数のコンデンサ７６が電力供給源
７０の端子間に接続されている。コンデンサは、出力電
圧を安定させ、プリントヘッドによって印刷される印刷
の階調と質を、印刷プログラムが志向したそれらに確実
に対応させる。
し、プリントヘッドの加熱エレメントへの電力供給及び
電力供給中断によって起こる急激な電圧変化を抑止する
ために、一あるいは複数のコンデンサ７６が電力供給源
７０の端子間に接続されている。コンデンサは、出力電
圧を安定させ、プリントヘッドによって印刷される印刷
の階調と質を、印刷プログラムが志向したそれらに確実
に対応させる。
【００２６】図２に示される通り、コンデンサ７６は、
印刷機器の支持枠４６内の回路板７８に搭載されてい
る。コンデンサーの搭載位置がプリントヘッドの近隣で
あると、電力供給源７０とプリントヘッド３０に相互接
続する回路の誘導インピーダンスが最小限になる。電力
供給源７０は、一般にかさばり、重いものなので、通常
はプリンターの機枠２４に搭載される。さらに電気供給
源７０は一般に、機枠２４に搭載された回路板の構成要
素によって確保されるソリッドステートドライバ６０や
制御部２０のような他の電動機器に電力を供給する複数
の出力を持つ。従って図２に示されるようなプリンタ１
０には、長いケーブルが軸４４をめぐって電力供給源７
０からプリントヘッド３０まで、やや遠回りに延びてい
る。コンデンサ７６が機枠２４に搭載されていれば、周
囲の機構との実質的な誘導インピーダンスが、プリント
ヘッド３０に与えられる電圧を著しく妨害する可能性が
ある。これに対し、コンデンサ７６を支持枠４６に搭載
すれば、このようなインピーダンスを補償することがで
きる。
印刷機器の支持枠４６内の回路板７８に搭載されてい
る。コンデンサーの搭載位置がプリントヘッドの近隣で
あると、電力供給源７０とプリントヘッド３０に相互接
続する回路の誘導インピーダンスが最小限になる。電力
供給源７０は、一般にかさばり、重いものなので、通常
はプリンターの機枠２４に搭載される。さらに電気供給
源７０は一般に、機枠２４に搭載された回路板の構成要
素によって確保されるソリッドステートドライバ６０や
制御部２０のような他の電動機器に電力を供給する複数
の出力を持つ。従って図２に示されるようなプリンタ１
０には、長いケーブルが軸４４をめぐって電力供給源７
０からプリントヘッド３０まで、やや遠回りに延びてい
る。コンデンサ７６が機枠２４に搭載されていれば、周
囲の機構との実質的な誘導インピーダンスが、プリント
ヘッド３０に与えられる電圧を著しく妨害する可能性が
ある。これに対し、コンデンサ７６を支持枠４６に搭載
すれば、このようなインピーダンスを補償することがで
きる。
【００２７】図４は、コンデンサ７６の電気接続と共に
プリントヘッドの電気回路を示す回路図である。電力供
給源７０の正端子７２は、実質的にプリントヘッドの長
手方向全体に渡って延びる正電力バス８０と接続してい
る。プリントヘッドの半分を占める各抵抗加熱エレメン
ト８２（図示されているのは２つだけ）と、プリントヘ
ッドのもう片方の半分である各加熱エレメント８４（図
示は１つだけ）はそれぞれその一端が電力バス８０と接
続している。加熱エレメント８２の他端は、加熱エレメ
ント８２への電気の供給及び非供給を制御するサーミス
タースイッチあるいは電界効果トランジスタ８６を介し
て、接地バス８９と接続している。同様に、電力バス８
０の反対側の加熱エレメント８４の端部も同じ目的でサ
ーミスタースイッチあるいは電界効果トランジスタ８８
を介して接地バス８９と接続している。コンデンサ７６
は、加熱エレメント８２、８４と並列に、電界効果トラ
ンジスタ８６、８８と電力バス８０、８９を介して効率
よく接続されている。これによって、コンデンサは各部
を通して所定電圧を維持し、各部の動作によって引き起
こされる急激な電圧変化（サージ電流）を抑制する。
プリントヘッドの電気回路を示す回路図である。電力供
給源７０の正端子７２は、実質的にプリントヘッドの長
手方向全体に渡って延びる正電力バス８０と接続してい
る。プリントヘッドの半分を占める各抵抗加熱エレメン
ト８２（図示されているのは２つだけ）と、プリントヘ
ッドのもう片方の半分である各加熱エレメント８４（図
示は１つだけ）はそれぞれその一端が電力バス８０と接
続している。加熱エレメント８２の他端は、加熱エレメ
ント８２への電気の供給及び非供給を制御するサーミス
タースイッチあるいは電界効果トランジスタ８６を介し
て、接地バス８９と接続している。同様に、電力バス８
０の反対側の加熱エレメント８４の端部も同じ目的でサ
ーミスタースイッチあるいは電界効果トランジスタ８８
を介して接地バス８９と接続している。コンデンサ７６
は、加熱エレメント８２、８４と並列に、電界効果トラ
ンジスタ８６、８８と電力バス８０、８９を介して効率
よく接続されている。これによって、コンデンサは各部
を通して所定電圧を維持し、各部の動作によって引き起
こされる急激な電圧変化（サージ電流）を抑制する。
【００２８】電界効果トランジスタ８６の制御ゲート８
６は、ＮＡＮＤゲート９０を介してストローブライン６
４のひとつと接続している。他方の電界効果トランジス
タ８８の制御ゲート８６はＮＡＮＤゲート９２を介して
他のストローブライン６４と接続している。このように
して加熱エレメント８２には、電力供給源７０が電力供
給への要求により広く対応できるように、加熱エレメン
ト８４に対するのとは僅かにずれて、短い間隔をおいて
ストローブ信号が送られる。
６は、ＮＡＮＤゲート９０を介してストローブライン６
４のひとつと接続している。他方の電界効果トランジス
タ８８の制御ゲート８６はＮＡＮＤゲート９２を介して
他のストローブライン６４と接続している。このように
して加熱エレメント８２には、電力供給源７０が電力供
給への要求により広く対応できるように、加熱エレメン
ト８４に対するのとは僅かにずれて、短い間隔をおいて
ストローブ信号が送られる。
【００２９】印刷プログラムのデジタルデータに対応す
る各部の個々の制御は、図３中のＮＡＮＤゲート９０、
９２の他の入力のうちの一つと接続するデータライン６
２を介して行なわれる。
る各部の個々の制御は、図３中のＮＡＮＤゲート９０、
９２の他の入力のうちの一つと接続するデータライン６
２を介して行なわれる。
【００３０】以上、本発明をいくつかの実施例に基づい
て説明したが、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲に
おいて変更が可能であることは言うまでもない。例え
ば、プリントヘッドの多様な加熱エレメントへの電力供
給を制御する方法は、個々の加熱エレメントの操作が可
能で、印刷プログラムの変更を許容する限り、多種多様
考え得る。熱転写プリンタの形状は大幅に変更可能であ
るし、シート材をプリントヘッドに応じて移動させる駆
動機構も同様である。プリントヘッドが印刷するシート
材は感熱材でもよいが、その場合はシート材にインクを
転移させるインクリボンＷを用いる必要はない。電力供
給端子と接続されるコンデンサの数や容量は、プリント
ヘッドに電力を供給する電力供給システムの需要と特質
に見合うように決定されるべきである。さらに電力供給
と熱転写プリントヘッドの間のコンデンサの位置は、電
気供給システムの誘導インピーダンスの影響を最小限に
するように選択されるべきである。従って、本発明はい
くつかの好ましい実施例において、図を使って説明した
が、それだけに限定されるものではない。
て説明したが、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲に
おいて変更が可能であることは言うまでもない。例え
ば、プリントヘッドの多様な加熱エレメントへの電力供
給を制御する方法は、個々の加熱エレメントの操作が可
能で、印刷プログラムの変更を許容する限り、多種多様
考え得る。熱転写プリンタの形状は大幅に変更可能であ
るし、シート材をプリントヘッドに応じて移動させる駆
動機構も同様である。プリントヘッドが印刷するシート
材は感熱材でもよいが、その場合はシート材にインクを
転移させるインクリボンＷを用いる必要はない。電力供
給端子と接続されるコンデンサの数や容量は、プリント
ヘッドに電力を供給する電力供給システムの需要と特質
に見合うように決定されるべきである。さらに電力供給
と熱転写プリントヘッドの間のコンデンサの位置は、電
気供給システムの誘導インピーダンスの影響を最小限に
するように選択されるべきである。従って、本発明はい
くつかの好ましい実施例において、図を使って説明した
が、それだけに限定されるものではない。
【００３１】本発明によれば、熱転写プリンタにおい
て、印刷像を劣化させる急激な電流変化（サージ電圧）
を抑止することができる。
て、印刷像を劣化させる急激な電流変化（サージ電圧）
を抑止することができる。
【図１】本発明の熱転写プリンタの実施例を示す斜視図
である。
である。
【図２】図１の熱転写プリンタの熱転写プリントヘッド
と、印刷操作中プリントヘッドの下方で帯状のシート材
の移動させる駆動機構を示す部分図である。
と、印刷操作中プリントヘッドの下方で帯状のシート材
の移動させる駆動機構を示す部分図である。
【図３】図１の熱転写プリンタの制御部と電力回路を説
明するブロック図である。
明するブロック図である。
【図４】熱転写プリントヘッドのいくつかの加熱エレメ
ントを含む駆動回路を示す回路図である。
ントを含む駆動回路を示す回路図である。
【図５】プリントヘッドと、プリントヘッドによって印
刷像が生成されたシート材の略図である。
刷像が生成されたシート材の略図である。
１０ プリンタ １２ メモリ １４ プラットフォーム １６ 案内ローラー １８ 制御パネル ２０ 制御部 ２２ カバー ２４ 機枠 ３０ 熱転写プリントヘッド ３２ 駆動機構 ３４ 駆動スプロケット ３６ 駆動軸 ４０ 回転プラテン ４４ 軸 ４６ 支持枠 ６０ ソリッドステートドライバ（駆動回路） ６２ データ出力ライン ６４ ライン ７０ 電力供給源 ７２ 正出力端子 ７４ 負出力端子或は接地端子 ７６ コンデンサ ７８ 回路板 ８０ 電力バス ８２ ８４ 加熱エレメント ８６ ８８ サーミスタースイッチ又は電界効果トラン
ジスタ ８９ 接地バス ９０ ９２ ＮＡＮＤゲート Ｓ シート材 Ｗ インクリボン
ジスタ ８９ 接地バス ９０ ９２ ＮＡＮＤゲート Ｓ シート材 Ｗ インクリボン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｂ４１Ｊ 3/20 １１５ Ｂ
Claims (7)
- 【請求項１】 選択的に電力が供給されまたは電力供給
が中断される、シート材に印刷像を生成するための熱エ
ネルギーを与える複数の抵抗加熱エレメントと；この複
数の加熱エレメントに、熱エネルギーに変換するための
電力を供給するべく、プリントヘッドの複数の抵抗加熱
エレメントのそれぞれと接続した出力端子を有する電力
供給源と；を有する熱転写プリンタにおいて、 上記電力供給源の上記出力端子間に、上記複数の加熱エ
レメントに実質的に同時に電力を供給しまたは電力供給
を中断する際に起こる急激な電流変化を防止するコンデ
ンサを接続したことを特徴とする熱転写プリンタ。 - 【請求項２】 請求項１において、印刷像の生成中にシ
ート材を支持する機枠が配設され、この機枠に、電力供
給源と、移動可能な支持枠とが支持され、この支持枠に
熱転写プリントヘッドとコンデンサが搭載されている熱
転写プリンタ。 - 【請求項３】 請求項２において、上記支持枠は上記機
枠に軸止されている熱転写プリンタ。 - 【請求項４】 請求項２において、上記機枠に、支持枠
に搭載されたプリントヘッドに対してシート材を移動さ
せる駆動機構が搭載されている熱転写プリンタ。 - 【請求項５】 請求項１において、上記電力供給源が２
つの出力端子を持つ直流電力供給源であり、上記コンデ
ンサはこの２つの出力端子間に接続されている熱転写プ
リンタ。 - 【請求項６】 請求項１ないし５のいずれか１項におい
て、上記熱転写プリントヘッドが、一列に配列された複
数の加熱エレメントを持ち、 上記駆動回路が、この複数の加熱エレメントと接続し、
配列された全部の加熱エレメントに同時に電力供給する
ことを抑制するストローブ回路を有する熱転写プリン
タ。 - 【請求項７】 請求項６において、上記ストローブ回路
が、僅かに異なる時に各加熱エレメントを作動させるた
めに、一列に配列され２グループに区分けされた加熱エ
レメント群に接続する少なくとも２つの出力端子を有す
る熱転写プリンタ。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US08/054,544 | 1993-04-27 | ||
| US08/054,544 US5376953A (en) | 1993-04-27 | 1993-04-27 | Thermal printing apparatus with improved power supply |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH071753A true JPH071753A (ja) | 1995-01-06 |
| JP2672776B2 JP2672776B2 (ja) | 1997-11-05 |
Family
ID=21991849
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33679193A Expired - Fee Related JP2672776B2 (ja) | 1993-04-27 | 1993-12-28 | 熱転写プリンタ |
Country Status (7)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5376953A (ja) |
| EP (1) | EP0622216B2 (ja) |
| JP (1) | JP2672776B2 (ja) |
| AU (1) | AU660380B2 (ja) |
| CA (1) | CA2108517C (ja) |
| DE (1) | DE69303469T3 (ja) |
| ES (1) | ES2091542T5 (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| USD458295S1 (en) | 2000-07-27 | 2002-06-04 | Iimak | Printer cassette |
| USD453179S1 (en) | 2000-07-27 | 2002-01-29 | Iimak | Printer cassette |
| US7461910B2 (en) * | 2005-12-05 | 2008-12-09 | Silverbrook Research Pty Ltd | Printing system having power storage printhead cartridge interface |
| US7722185B2 (en) * | 2005-12-05 | 2010-05-25 | Silverbrook Research Pty Ltd | Cradle for printhead cartridge having power storage interface |
| US7465020B2 (en) * | 2005-12-05 | 2008-12-16 | Silverbrook Research Pty Ltd | Printhead cartridge interface having power storage |
| US20070126796A1 (en) * | 2005-12-05 | 2007-06-07 | Silverbrook Research Pty Ltd | Printhead cartridge interface having power regulation |
| US7467853B2 (en) | 2005-12-05 | 2008-12-23 | Silverbrook Research Pty Ltd | Cradle for printhead cartridge having power regulation interface |
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| EP1960207A4 (en) * | 2005-12-05 | 2009-04-08 | Silverbrook Res Pty Ltd | PRESSURE HEADPATRON INTERFACE WITH POWER CONTROL |
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-
1993
- 1993-04-27 US US08/054,544 patent/US5376953A/en not_active Expired - Fee Related
- 1993-10-15 CA CA002108517A patent/CA2108517C/en not_active Expired - Fee Related
- 1993-12-01 AU AU52096/93A patent/AU660380B2/en not_active Ceased
- 1993-12-08 ES ES93119800T patent/ES2091542T5/es not_active Expired - Lifetime
- 1993-12-08 DE DE69303469T patent/DE69303469T3/de not_active Expired - Fee Related
- 1993-12-08 EP EP93119800A patent/EP0622216B2/en not_active Expired - Lifetime
- 1993-12-28 JP JP33679193A patent/JP2672776B2/ja not_active Expired - Fee Related
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