JPH08184912A

JPH08184912A - 写真焼付処理装置における印字装置

Info

Publication number: JPH08184912A
Application number: JP32740194A
Authority: JP
Inventors: Junji Yamada; 純司山田; Atsuhiko Nakada; 敦彦中田
Original assignee: Noritsu Koki Co Ltd
Current assignee: Noritsu Koki Co Ltd
Priority date: 1994-12-28
Filing date: 1994-12-28
Publication date: 1996-07-16

Abstract

(57)【要約】【目的】印字する文字数、文字サイズおよび印字列を適
宜変更して所望の印画紙の裏面に印字できるようにした
写真焼付処理装置における印字装置を提供することにあ
る。【構成】印画紙の裏面に印字する写真焼付処理装置の印
字装置において、印画紙裏面に印字する印字手段と、印
字する文字数、文字サイズおよび印字列を適宜変更でき
る印字制御手段とからなり、印字制御手段によって印字
手段を制御して所望の文字や記号を、印画紙に（印画紙
毎に又は顧客毎の印画紙に）印字できるようにした構成
である。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、印画紙の裏面にプリン
ト条件等のデータを印字するための写真焼付処理装置に
おける印字装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】一般に写真焼付処理装置における印字装
置は、例えば図９に示すようにペーパーガイド１に設け
たプラテン（圧盤）２の上方を送行する印画紙３の裏面
３ａに、インクリボン４を介してドットインパクト印字
ヘッド５の複数のドットピン６を印字制御信号によって
適宜進退させ、写真焼付に関する各種データを印画紙３
の裏面３ａに打ち込んで印字するものであり、印字され
た各種データは次の焼増し時に効率よく露光するために
利用される。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の写真
焼付処理装置における印字装置においては、ドットイン
パクト印字ヘッド５に設けたドットピン６は７本（図１
１参照）であり、文字パターンは印字制御によって図１
０に示すようにタテ×ヨコ，７ドット×６ドットに設定
されている。そして、印字する文字の大きさやサイズ
は、印画紙の送り長さの小さいサイズに合わせて固定さ
れているため、印画紙の送り長さが大きくなっても、文
字の大きさは変わらず、文字が小さくて見にくかった。
また、印画紙の送り長さが小さい場合、データ数が少な
くなる。またより必要な部分の文字を大きく印字するこ
とができなかった。

【０００４】例えば、印画紙の送り長さが８２．０〜８
８．９ｍｍの場合、印画紙の裏面に印字される文字等の
大きさやサイズは，図４及び図５のａの欄に示すような
状態で印字される。この文字等の大きさで、印画紙の送
り長さが上記の長さより長くなった場合、印画紙の裏面
の大きさに対し、印字された文字等が小さくて見にく
い。

【０００５】本発明は上記のような点に鑑みて開発され
たものであり、その目的とするところは、印字する文字
数、文字サイズおよび印字列を適宜変更して所望の印画
紙の裏面に印字できるようにした写真焼付処理装置にお
ける印字装置を提供することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】そこで、本発明は上記目
的を達成するために、次のような構成にしてある。すな
わち、請求項１に記載の本発明の写真焼付処理装置にお
ける印字装置は、印画紙裏面に印字する写真焼付処理装
置の印字装置において、印画紙の裏面に印字する印字手
段と、印字する文字数、文字サイズおよび印字列を適宜
変更できる印字制御手段とからなり、印字制御手段によ
って印字手段を制御して所定の文字や記号等を印画紙裏
面に印字するようにした構成である。

【０００７】また、請求項２に記載の本発明の写真焼付
処理装置における印字装置は、上記請求項１に記載の構
成を有すると共に、印画紙の送り長さに応じて、印字制
御手段によって印字する文字数、文字サイズ及び印字列
を適宜変更できるようにした構成である。

【０００８】また、請求項３に記載の本発明の写真焼付
処理装置における印字装置は、上記請求項１又は２に記
載の構成を有すると共に、印字制御手段によって印字列
を変更して、印字手段で印画紙裏面に印字できるように
した構成である。

【０００９】また、請求項４に記載の本発明の写真焼付
処理装置における印字装置は、上記請求項１，２又は３
に記載の構成を有すると共に、印字制御手段によって印
画紙毎に印字列を変更できるようにした構成である。

【００１０】また、請求項５に記載の本発明の写真焼付
処理装置における印字装置は、上記請求項１，２又は３
に記載の構成を有すると共に、印字制御手段によって顧
客毎の印画紙に応じて印字列を変更できるようにした構
成である。

【００１１】

【作用】上記のような構成からなる請求項１に記載の本
発明の写真焼付処理装置における印字装置では、印字制
御手段によって印字する文字数、文字サイズおよび印字
列を適宜変更して、所望の文字等を印字手段で印画紙裏
面に印字することができる。

【００１２】また、請求項２に記載の本発明の写真焼付
処理装置における印字装置では、印画紙の送り長さが変
化するのに対応させて、印字制御手段で印字する文字
数、文字サイズ及び印字列を適宜変更させ、各々印画紙
長さに合った大きさ等の文字や記号を印字手段で印画紙
裏面に印字することができる。

【００１３】また、請求項３に記載の本発明の写真焼付
処理装置における印字装置では、印字制御手段によって
印字列を変更させることによって、一行では印字できな
い量のデータを、印字手段で印画紙裏面に２行以上にし
て印字することができる。

【００１４】また、請求項４に記載の本発明の写真焼付
処理装置における印字装置では、印字制御手段によって
印画紙裏面に印字する行を、印画紙の送り長さに応じ
て、或いは連続した印画紙毎に又は所定の印画紙毎に印
字列を変更し、印字手段で印画紙裏面に２行以上にして
印字することができる。

【００１５】また、請求項５に記載の本発明の写真焼付
処理装置における印字装置では、印字制御手段によって
特定の顧客に対し、或いは各々顧客の印画紙に応じて印
字列を変更して、印字手段で印画紙裏面に印字すること
ができる。

【００１６】

【実施例】以下、本発明に係る実施例について説明す
る。実施例の写真焼付処理装置における印字装置の印字
手段としては、図１に示すようにプラテン（圧盤）２の
上方に、所定間隔を以てインクリボン４を介してドット
インパクト印字ヘッド５に複数のドットピン６が設けら
れ、上記プラテン２とインクリボン４との隙間を送行す
る印画紙３の裏面３ａに、印字制御手段による印字制御
信号によって各々ドットピン６を進退させ、写真焼付に
関する各種データを印画紙の裏面に印字する構成のもの
である。７はリボンマスク、８はリボンガイドである。

【００１７】また、印字制御手段は、プログラミングさ
れた電子制御機構（図示省略）が写真焼付処理装置に装
備されており、この電子制御機構による電気信号によっ
て、ドットインパクト印字ヘッド５のドットピン６を作
動させ、印字する文字数、文字サイズおよび印字列を適
宜変更することができる。また、印画紙の送り長さに応
じて、或いは印画紙毎に、又は顧客毎に印字パターンを
適宜変更することができる。

【００１８】例えば図２に示すように７ドット×６ドッ
トの通常の文字パターンから図３に示す７ドット×１２
ドットの文字パターンに変更することにより、上記した
図４及び図５のｂに示すようにデータの一部の記号や文
字、数字を大きくして印画紙の裏面に印字することがで
きる。また、図４及び図５のｃに示すようにデータ全体
を大きく印画紙の裏面に印字することができる。

【００１９】上記した図４及び図５のｂの印字の場合
は、印画紙の送り長さを８９．０〜１６９．９ｍｍにし
た場合の印字例であり、図４及び図５のｃの場合は、印
画紙の送り長さを１７０〜３０５．０ｍｍにした場合の
印字例である。

【００２０】また、図６に示す印字例の左からＢ．Ｐ、
コマＮＯ．、プリント枚数、プリントデータ、プリント
枚数、ズーム数の各々ブロックの全角印字長さは、図７
に示す印字長さで印字される。数字、記号、スペース、
コマＮＯ．の１文字当たりのドット数は、図８に示すド
ット数によって各々数字等が印字される。

【００２１】また、２行にわたって印字する文字パター
ンの場合は、７ドット×６ドットで印字し、４ドットの
スペースを空けて２行目に同じく７ドット×６ドットで
印字する。

【００２２】

【発明の効果】以上、上記説明でも明らかなように本発
明の写真焼付処理装置における印字装置では、印字制御
手段によって印字する文字数、文字サイズおよび印字列
を適宜変更して印字することができるので、データ全体
を大きくしたり、利用度の多いデータの部分を大きくす
ることによって、データを見やすくすることができる。
また、印字列を適宜変更することによって、データ内容
が制限されないという利点がある。

【００２３】また、印画紙の送り長さに応じて文字等の
大きさを変更でき、印画紙の長さに合った文字や記号の
大きさ、並びにデータ印字スペースを確保できる。

【００２４】また、印字制御手段によって印字列を変更
させることによって、一行では印字できない場合のデー
タを、２行以上に分割して印字することができ、上記同
様にデータ内容が制限されない。

【００２５】また、印字制御手段によって印画紙裏面に
印字する行を、印画紙の送り長さに応じて、或いは連続
した印画紙毎に又は所定の印画紙毎に印字列を変更し、
送られてくる印画紙に応じて印字行を順次変更すること
ができて、ドットピンの消耗を抑えることが出来る。

【００２６】また、特定の顧客に対し、或いは各々顧客
の印画紙に応じて印字列を変更して印字することがで
き、印字するデータ内容に変化をもたせることができ
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のドットインパクト印字ヘッド５によっ
て印画紙３の裏面３ａにリボン４を介して印字される状
態を示す説明図である。

【図２】実施例の７ドット×６ドットの文字パターンを
示す説明図である。

【図３】７ドット×１２ドットの文字パターンを示す説
明図である。

【図４】印画紙の裏面に印字されるａ〜ｃのパターンを
示す説明図である。

【図５】印画紙の裏面に印字されるａ〜ｃの他のパター
ンを示す説明図である。

【図６】印画紙の裏面に印字されるブロック毎のデータ
の一例を示す説明図である。

【図７】各ブロックの全角印字長さを示す説明図であ
る。

【図８】１文字のドット数を示す説明図である。

【図９】従来のドットインパクト印字ヘッド５によって
印画紙３の裏面３ａにリボン４を介して印字される状態
を示す説明図である。

【図１０】従来の７ドット×６ドットの文字パターンを
示す説明図である。

【図１１】ドットインパクト印字ヘッド５に設けたドッ
トピン６を示す説明図である。

【符号の説明】

３印画紙３ａ裏面５ドットインパクト印字ヘッド６ドットピン

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】印画紙の裏面に印字する写真焼付処理装
置の印字装置において、印画紙裏面に印字する印字手段
と、印字する文字数、文字サイズおよび印字列を適宜変
更できる印字制御手段とからなり、印字制御手段によっ
て印字手段を制御して所定の文字や記号を印画紙裏面に
印字するようにしたことを特徴とする写真焼付処理装置
における印字装置。
【請求項２】印画紙の送り長さに応じて、印字制御手
段によって印字する文字数、文字サイズ及び印字列を適
宜変更できるようにしたことを特徴とする請求項１に記
載の写真焼付処理装置における印字装置。
【請求項３】印字制御手段によって印字列を変更し
て、印字手段で印画紙裏面に印字できるようにしたこと
を特徴とする請求項１又は２に記載の写真焼付処理装置
における印字装置。
【請求項４】印字制御手段によって印画紙毎に印字列
を変更できるようにしたことを特徴とする請求項１，２
又は３に記載の写真焼付処理装置における印字装置。
【請求項５】印字制御手段によって顧客毎の印画紙に
応じて印字列を変更できるようにしたことを特徴とする
請求項１，２又は３に記載の写真焼付処理装置における
印字装置。