JPH071665A - マーキングフィルム - Google Patents

マーキングフィルム

Info

Publication number
JPH071665A
JPH071665A JP14343493A JP14343493A JPH071665A JP H071665 A JPH071665 A JP H071665A JP 14343493 A JP14343493 A JP 14343493A JP 14343493 A JP14343493 A JP 14343493A JP H071665 A JPH071665 A JP H071665A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
thermoplastic resin
marking
layer
marking film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14343493A
Other languages
English (en)
Inventor
Shunichiro Komazawa
俊一郎 駒澤
Yuichi Kogo
勇一 向後
Atsushi Nakamura
厚 中村
Kenji Nukina
健次 貫名
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd filed Critical Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Priority to JP14343493A priority Critical patent/JPH071665A/ja
Publication of JPH071665A publication Critical patent/JPH071665A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 裏面に粘着剤層6を有する透明な保護フィル
ム2と、裏面に熱可塑性樹脂フィルム4がラミネートさ
れたマーキングフィルム層5と、熱可塑性樹脂フィルム
4の裏面に設けられた熱可塑性樹脂フィルム4と同系の
熱可塑性樹脂からなりかつ該熱可塑性樹脂の融点より低
い温度で熱押し出しされた透明な保護フィルム2に対し
て剥離可能に結合された結合層3とを備えているマーキ
ングフィルム。 【効果】 マーキングフィルムの基本物性(耐候性,接
着性等)を損なわず、いたずら等で容易に剥離すること
のできない、且つ貼り替え作業が簡便なマーキングフィ
ルムを提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、看板等に貼付したマー
キングフィルムを専用剥離剤等を使用せず、また被着体
に糊残りすることなく短時間で剥離作業を完了できるマ
ーキングフィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】これまでマーキングフィルムは別名貼る
塗料として企業のCI等に用いられて来た。しかし、マ
ーキングフィルムが使用されて5年以上が経過し、中に
はマーキングフィルムの貼り替え等の要求も出てきた。
マーキングフィルムの剥離は貼付時の作業性に比べはる
かに劣り、中には貼り替え作業を行うより、被着体自身
を取り替えてしまう方がコスト的にもメリットが高いと
も言われている。
【0003】このような状況下が看板等に貼付したマー
キングフィルムを敢えて剥離する方法は、専用の剥離剤
(ハロゲン系溶剤)を使用して剥離する方法、またはド
ライヤー等で加熱しながら引き剥す方法が一般的であっ
た。しかし、剥離剤を用いた場合は剥離剤の溶剤臭がき
つく作業者の人体に悪影響を及ぼしかねないこと、また
ドライヤー等で加熱しながら引き剥す場合は被着体に糊
残りが発生したり、作業時間がかなりかかる等の問題が
あった。
【0004】また一般的に言われている再剥離型マーキ
ングフィルムは、粘着剤自身に再剥離機能を持たせた構
成になっているものもあるが、再剥離型粘着剤を塗布し
たマーキングフィルムでは小人等のいたずらで剥された
り、従来必要なマーキングフィルム機能を持ち合わせて
いないものが多かった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、いたずら等で用意に剥離することができ
ず、また所定通り看板等に貼付、接着しているマーキン
グフィルムを専用の剥離処理剤やドライヤー等の熱媒を
使用せず、簡単に短時間で剥離可能なマーキングフィル
ムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、裏面に粘着剤
層6を有する透明な保護フィルム2と、裏面に熱可塑性
樹脂フィルム4がラミネートされたマーキングフィルム
層5と、熱可塑性樹脂フィルム4の裏面に設けられた熱
可塑性樹脂フィルム4と同系の熱可塑性樹脂からなりか
つ該熱可塑性樹脂の融点よりも低い温度で熱押し出しさ
れて透明な保護フィルム2に対して剥離可能に結合され
た結合層3とを備えていることを特徴とするマーキング
フィルムに関する。
【0007】マーキングフィルムの剥離方法としては、
端部を鋭利な刃物等で結合層3に剥離のきっかけを作る
ことによって初めて剥離可能なり、従来の再剥離型粘着
剤のように爪で簡単に剥離できないようにすることでい
たずら問題も解決される。
【0008】ここで本発明においては透明な保護フィル
ム2とマーキングフィルム層5とを貼り合わせるには、
本来融点よりも低い温度で熱押し出されて固化される熱
可塑性樹脂からなる結合層3を介在させて透明な保護フ
ィルム2と裏面に熱可塑性樹脂フィルム4が熱圧着され
たマーキングフィルム層5とを貼り合わせる場合と、透
明な保護フィルム2と熱可塑性樹脂フィルム4とを熱可
塑性樹脂フィルムによる結合層3によって結合させた
後、粘着剤層6を設けたマーキングフィルム層5を熱可
塑性樹脂フィルム4に貼付する場合の2通りがある。
【0009】また、結合層形成の場合、熱可塑性樹脂フ
ィルム4と結合層3に同系のポリエチレンを用いると、
比較的低い温度でかつ短時間に「疑似接着」が形成され
るので好ましい。
【0010】即ち、ポリエステルフィルムによって形成
された透明な保護フィルム2と熱可塑性樹脂フィルム4
との間に、例えば熱可塑性樹脂のフィルムと同系のポリ
エチレンを熱押し出し等によって融解して流し込み固化
させると、固化した結合層3は同系の熱可塑性樹脂フィ
ルム4側とは相溶して強固に一体化され、一方、保護フ
ィルム2側とは単に融解後の「濡れ」によっていわゆる
「疑似接着」のみによって結合される。この疑似接着は
通常の熱可塑性樹脂例えばポリエチレンフィルムとポリ
エステルフィルムとの間では180度剥離で10〜20
g/25mm程度の低い剥離力を示す(剥離速度500
mm/分、50mm幅、23℃/65RH%)。
【0011】この疑似接着されたフィルム常時の取扱い
では互いにずれたり剥がれたりする事はないが、端部か
ら90度ないし180度方向に剥離力を作用させると、
容易に剥離させることができる。この場合、特に看板等
に接着される保護フィルムの剥離力は1000g/25
mm以上であるから、透明な保護フィルム2を残した状
態でマーキングフィルム層5側が結合層3のところから
容易に剥離される。
【0012】ここで熱押し出しされる樹脂の温度が高け
ればラミネート側との接着が強固になるので好ましい
が、一方、押し出し温度が低ければ保護フィルム側との
疑似接着力が低下するので、やはり、疑似接着部分での
剥離が可能となる。例えば押し出される樹脂をポリエチ
レンとし保護フィルムをポリエチレンテレフタレート
(PET)とすればポリエチレンの融点にほぼ近い温度
で熱押し出しても保護フィルム側に対し容易な剥離が得
られる。したがって、ポリエチレンを結合層として使用
する際の押し出し温度は保護フィルムの材質によって融
点(例えば320℃)の近傍から約200℃までの広い
範囲から選択することができる。
【0013】
【実施例】
実施例1 PVC製マーキングフィルム(50μ)のマーキングフ
ィルム層5の裏面に対してポリエチレンによる厚さ25
μの熱可塑性樹脂フィルム4を熱圧着によって形成し
た。次いで厚さ約25μのポリエチレンテレフタレート
(PET)からなる透明な保護フィルム2と前記熱可塑
性樹脂フィルム4との間に熱可塑性樹脂フィルム4と同
種のポリエチレンよりなる熱可塑性樹脂をその通常のラ
ミネート温度(約320℃)よりも低い温度(約250
℃)で熱押し出しして固化させ結合層3を形成した。こ
の結合層3は同系のポリエチレンからなる熱可塑性樹脂
フィルム4とは熱押し出し時に相溶して強固に一体化す
るがポリエチレンテレフタレート(PET)からなる保
護フィルム2とは前記濡れによる剥離強度10〜20g
/25mm程度の「疑似接着」のみを形成していた。
【0014】次いで透明な保護フィルム2にマーキング
フィルム用感圧粘着剤6を施し剥離紙を貼り合わせマー
キングフィルムを得た。
【0015】アクリル塗装板にマーキングフィルムを図
1に示すように貼付後、約1ヶ月後にマーキングフィル
ム層5を結合層3とともに透明な保護フィルム2から剥
離させた。その結果を表1に示す。
【0016】実施例2 厚さ約25μの透明ポリエチレンテレフタレート(PE
T)からなる保護フィルム2とポリエチレンによる厚さ
25μの熱可塑性樹脂フィルム4の間に熱可塑性樹脂フ
ィルム4と同種のポリエチレンよりなる熱可塑性樹脂を
その通常のラミネート温度(約320℃)よりも低い温
度(約250℃)で熱押し出しして固化させ結合層3を
形成した。この結合層3は同系のポリエチレンからなる
熱可塑性樹脂フィルム4とは熱押し出し時に相溶して強
固に一体化するがポリエチレンテレフタレート(PE
T)からなる保護フィルム2とは前記濡れによる剥離強
度10〜20g/25mm程度の「疑似接着」のみを形
成していた。
【0017】次いで、熱可塑性樹脂フィルム4の表面に
粘着剤層6を有するマーキングフィルム層5を貼り合わ
せた後に、透明な保護フィルム2にマーキングフィルム
用感圧粘着剤層6を施し剥離紙を貼り合わせマーキング
フィルムを得た。
【0018】アクリル塗装板に図2に示すようにマーキ
ングフィルムを貼付後、約1ヶ月後にマーキングフィル
ム層5を結合層3とともに透明な保護フィルム2から剥
離させた。その結果を表1に示す。
【0019】比較例1 マーキングフィルムに再剥離型粘着剤を塗布して再剥離
型マーキングフィルムを形成した。
【0020】アクリル塗装板に図3に示すように貼付
後、約1ヶ月後にマーキングフィルムの剥離作業を行っ
た。その結果を表1に示す。
【0021】比較例2 通常強粘着マーキングフィルムを図4に示すようにアク
リル塗装板に貼付後、約1ヶ月後に専用剥離剤(ハロゲ
ン系溶剤)で剥離した。その結果を表1に示す。
【0022】比較例3 通常強粘着マーキングフィルムを図4に示すようにアク
リル塗装板に貼付後、約1ヶ月後にドライヤーで熱をか
けながらマーキングフィルムの剥離をした。その結果を
表1に示す。
【0023】
【表1】
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、マーキングフィルムの
基本物性(耐候性、接着性等)を損なわず、いたずら等
で容易に剥離することがない上に貼り替え作業が簡便に
できるマーキングフィルムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるマーキングフィルムを被着体に
貼り合わせた状態を示す断面図。
【図2】本発明に係わるマーキングフィルムを被着体に
貼り合わせた状態を示す断面図。
【図3】従来のマーキングフィルムを被着体に貼り合わ
せた状態を示す断面図。
【図4】従来のマーキングフィルムを被着体に貼り合わ
せた状態を示す断面図。
【符号の説明】
1 被着体 2 透明な保護フィルム 3 結合層 4 熱可塑性樹脂フィルム 5 マーキングフィルム層 6 粘着剤層 7 再剥離型粘着剤層

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 裏面に粘着剤層6を有する透明な保護フ
    ィルム2と、裏面に熱可塑性樹脂フィルム4がラミネー
    トされたマーキングフィルム層5と、熱可塑性樹脂フィ
    ルム4の裏面に設けられた熱可塑性樹脂フィルム4と同
    系の熱可塑性樹脂からなりかつ該熱可塑性樹脂の融点よ
    りも低い温度で熱押し出しされて透明な保護フィルム2
    に対して剥離可能に結合された結合層3とを備えている
    ことを特徴とするマーキングフィルム。
  2. 【請求項2】 マーキングフィルム層5が熱圧着によっ
    て熱可塑性樹脂フィルム4にラミネートされている請求
    項1記載のマーキングフィルム。
  3. 【請求項3】 マーキングフィルム層5が粘着剤層6に
    よって熱可塑性樹脂フィルム4にラミネートされている
    請求項1記載のマーキングフィルム。
JP14343493A 1993-06-15 1993-06-15 マーキングフィルム Pending JPH071665A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14343493A JPH071665A (ja) 1993-06-15 1993-06-15 マーキングフィルム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14343493A JPH071665A (ja) 1993-06-15 1993-06-15 マーキングフィルム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH071665A true JPH071665A (ja) 1995-01-06

Family

ID=15338625

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14343493A Pending JPH071665A (ja) 1993-06-15 1993-06-15 マーキングフィルム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH071665A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102010002305A1 (de) 2009-03-27 2010-09-30 Fuji Electric Fa Components & Systems Co., Ltd. Thermisches Überlastrelais
DE102010001959A1 (de) 2009-03-27 2010-09-30 Fuji Electric Fa Components & Systems Co., Ltd. Thermisches Überlastrelais
DE102010002499A1 (de) 2009-03-27 2010-09-30 Fuji Electric Fa Components & Systems Co., Ltd. Thermisches Überlastrelais
CN101958204A (zh) * 2009-07-15 2011-01-26 大陆株式会社 一种热过载继电器

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102010002305A1 (de) 2009-03-27 2010-09-30 Fuji Electric Fa Components & Systems Co., Ltd. Thermisches Überlastrelais
DE102010001959A1 (de) 2009-03-27 2010-09-30 Fuji Electric Fa Components & Systems Co., Ltd. Thermisches Überlastrelais
DE102010002499A1 (de) 2009-03-27 2010-09-30 Fuji Electric Fa Components & Systems Co., Ltd. Thermisches Überlastrelais
CN101958204A (zh) * 2009-07-15 2011-01-26 大陆株式会社 一种热过载继电器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5061326B2 (ja) 感熱ラベルを用いたロール体
JPH071665A (ja) マーキングフィルム
JPH09111196A (ja) 両面粘着材
KR200159923Y1 (ko) 스티커
JPH09111203A (ja) 感熱性粘着材
JP5117144B2 (ja) 積層ラベル
JPH10219207A (ja) 両面接着シート
CN213085859U (zh) 一种热增粘胶带
JP2607569Y2 (ja) 複合粘着ラベル
JP2000265123A (ja) マーキングフィルム及び複合マーキングフィルム
JP2003238913A (ja) 粘着ラベル原反及び粘着ラベルの製造方法
JP2001113615A (ja) ラベルの製造方法
JP2593316B2 (ja) 脆質ラベル
JP2017134253A (ja) 易剥離感熱樹脂ラベル
JPH11166163A (ja) 感圧接着用積層体及び貼り付け方法
JPH0655167U (ja) 開封用ラベル
JP2626930B2 (ja) 封印用テープ
JP2791927B2 (ja) 粘着テープ
JPH0834960A (ja) 粘着テープの製造方法
JPH07100963A (ja) シートの接着方法
JP2017145311A (ja) 感圧転写粘着テープ
JP2565306Y2 (ja) 窓ガラス用フィルム
US20020132110A1 (en) Repositionable/ultra removable transfer tape
KR100622974B1 (ko) 풀없이 바르는 벽지
JP2008197262A (ja) 収納ラベル