JPH0655167U - 開封用ラベル - Google Patents

開封用ラベル

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JPH0655167U
JPH0655167U JP8905092U JP8905092U JPH0655167U JP H0655167 U JPH0655167 U JP H0655167U JP 8905092 U JP8905092 U JP 8905092U JP 8905092 U JP8905092 U JP 8905092U JP H0655167 U JPH0655167 U JP H0655167U
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heat
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JP8905092U
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松幸 木村
公宣 前川
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冨士シール工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被着体フィルム4 にラベル本体3 上面から破
断起点7 を設ける際、加熱温度をかなり高温にしたとし
ても、前記ラベル本体3 を傷つけたり、変形させたりす
ることなく、フィルム4 を加熱することが可能であり、
また、前記フィルム4 の開封(ラベルの剥離)の際に、
途中でラベルが切断してしまったり、層間剥離してしま
ったりすることなく、スムース、且つ確実に被着体フィ
ルムの開封ができる開封用ラベルを提供することにあ
る。 【構成】 ラベル本体3 が貼着される被着体フィルム4
の一部分を加熱することにて、該被着体フィルム4 の破
断起点7 を設けるタイプの開封用ラベルであって、前記
被着体フィルム4 に貼着層5 を介して貼着されるラベル
本体3 を備え、該ラベル本体3 は、前記被着体フィルム
4 に貼着される内側の合成樹脂製フィルム層2 と、該合
成樹脂製フィルム層2 の外側に設けられ、且つ前記被着
体フィルム4 より耐熱性を有する耐熱性材質層1 とから
なることを特徴としている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、被着体フィルムに貼着され、且つ該被着体フィルムを容易に開封す るための開封用ラベルに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、図3(イ) の断面説明図で示すように、包装用の被着体フィルム14に貼着 され、該被着体フィルム14の開封をスムースにするための開封用ラベル13として は、合成樹脂製フィルム単体を使用したものがあった。
【0003】 該開封用ラベル13は、前記被着体フィルム14に貼着層15を介して貼着されると 共に、被着体フィルム14の一部分を、前記開封用ラベル13を介して、例えば熱刃 等の加熱機18にて押圧して加熱することにより、被着体フィルム14に歪みを刻印 し、その部分の該フィルム14を弱く、或いは切れやすくしたものがあり、この被 着体フィルム14を開封する際は、前記開封用ラベル13の端部16を引っ張って、前 記刻印を破断起点17として該被着体フィルム14の開封を行うものであった。
【0004】 ところが、前記合成樹脂製フィルム単体から構成された開封用ラベル13では、 図3(ロ) で示すように、該ラベル13と被着体フィルム14との一部分を加熱機18に て押圧する際に、その加熱温度が高いとラベル13そのものが溶融、或いは収縮変 形してしまい、被着体フィルム14が加熱刻印される前に前記開封用ラベル13が押 圧地点から切れてしまうことがあるので、前記加熱温度の範囲を非常に狭め、調 整しなければならないという欠点があった。
【0005】 また、たとえ、開封用ラベル13が切れずに加熱刻印できたとしても、破断起点 17を設けるために、前記開封用ラベル13の上面から加熱機18を押圧するので、開 封用ラベル13の引っ張り強度が劣化してしまい、開封の際、前記被着体フィルム 14より先に該ラベル13が切断されてしまい、前記被着体フィルム14は結局開封で きなかった。
【0006】 そこで、図4(イ) の断面説明図で示すように、前記合成樹脂製フィルム単体に 代わって、耐熱性に優れた紙基材から構成された開封用ラベル13が考案された。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、該紙基材からなるラベル13' は、被着体フィルム14の開封、即ち該 開封用ラベル13' の剥離の際に、図4(ロ) で示すように、紙の層間における剥離 が生じてしまい、ラベル13’を引っ張っている途中で該ラベル13’が横方向に亀 裂し、該開封用ラベル13’の一部が被着体フィルム14上に残存してしまい、結局 前記被着体フィルム14は開封できないという欠点があった。
【0008】 本考案は、上記従来の問題点に鑑みてなされたもので、ラベル本体3 が貼着さ れる被着体フィルム4 の一部分を加熱することにて、該被着体フィルム4 の破断 起点7 を設けるタイプの開封用ラベルであって、前記破断起点7 を設ける際に、 加熱温度をかなり高温にしたとしても、ラベル本体3 を傷つけたり、変形させた りすることなく、フィルム4 を加熱することが可能であり、また、前記フィルム 4 の開封(ラベルの剥離)の際に、途中でラベルが切断してしまったり、層間剥 離してしまったりすることなく、スムース、且つ確実に被着体フィルムの開封が できる開封用ラベルを提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記課題を解決するために、次の技術的手段を講じる。
【0010】 即ち、包装用の被着体フィルム4 に貼着層5 を介して貼着されるラベル本体3 を備え、該ラベル本体3 が貼着されたフィルム4 の一部分を加熱することにて該 被着体フィルム4 の破断起点7 が設けられる被着体フィルム4 の開封用ラベルに おいて、前記ラベル本体3 は、前記被着体フィルム4 に貼着される内側の合成樹 脂製フィルム層2 と、該合成樹脂製フィルム層2 の外側に設けられ、且つ前記被 着体フィルム4 より耐熱性を有する耐熱性材質層1 とからなることを特徴として いる。
【0011】
【作用】
本考案に係る開封用ラベルは、外側に被着体フィルム4 より耐熱性を有する耐 熱性材質層1 が設けられているので、被着体フィルム4 の一部分に破断起点7 を 設けるために加熱をする場合でも、該ラベルの耐熱性材質層1 側から加熱させる ことによって、かなりの加熱温度が高温であっても、該ラベル本体3 が切断され たり、溶融、或いは収縮変形されてしまうことなく、被着体フィルム4 を確実に 加熱できるので、該フィルム4 のその部分だけが弱くなって、切れやすくなり、 開封の起点とすることができる。
【0012】 また、前記開封用ラベルは、内側に合成樹脂製フィルム層2 が設けられている ので、被着体フィルム4 の開封の際に、前記ラベル本体3 を引っ張っても、該ラ ベル本体3 が層間剥離等を生じることなく、前記破断起点7 が開封起点となって 、そこから先の被着体フィルム4 が破断され、前記ラベル本体3 と一体となって 非常にスムースに剥離されるので、簡単、且つ確実に被着体フィルム4 を開封す ることができる。
【0013】
【実施例】
以下、本考案の一実施例について図面に基づき説明する。
【0014】 本考案の開封用ラベルは、図1の(イ) 平面図、及び(ロ) 断面説明図で示すよう に、外側に耐熱性材質層1 、内側に合成樹脂製フィルム層2 を備えたラベル本体 3 からなり、例えば、ストレッチフィルムや、熱収縮フィルム等からなる包装用 の被着体フィルム4 の表面に貼着層5 を介し、その端縁部6 を除いた全体、或い は一部分を貼着したものである。
【0015】 前記ラベル本体3 の端縁部6 の内側近傍には、前記被着体フィルム4 の開封、 即ち前記ラベル本体3 の剥離のための破断起点7 を設けるために、例えば、熱刃 等の加熱機8 を使用して、前記耐熱性材質層1 の上面から、合成樹脂製フィルム 層2 、貼着層5 、被着体フィルム4 に亘って加熱刻印加工(本実施例では三日月 型の刻印)を施こしている。
【0016】 この際、加熱温度がかなり高温であってもラベル本体3 の外側が前記被着体フ ィルム4 より耐熱性を有する耐熱性材質層1 にすることで、その上部から加熱刻 印しても、ラベル本体3 が切断されたり、溶融、或いは収縮変形されてしまうこ とはなく、被着体フィルム4 を確実に加熱できるので、該フィルム4 のその部分 だけが弱くなって、切れやすくなり、確実に破断起点7 となり得る。
【0017】 前記耐熱性材質層1 に使用される素材としては、少なくとも前記被着体フィル ム4 より耐熱性を有するものが好ましく、かなりの高温に対しても切断されたり 、ラベル本体3 の剥離の際に切断されてしまうことが殆どありえない紙基材が適 切である。
【0018】 また、合成樹脂製フィルム層2 に使用される素材としては、ポリエチレンテレ フタレート(PET)フィルムや、延伸ポリプロピレン(OPP)フィルム等が 挙げられ、溶融や収縮変形しにくく、且つ引っ張り強度が強く、伸びにくいもの が好ましい。
【0019】 前記貼着層5 に使用される素材としては、一般の種々の接着剤、特に強粘着性 を有する粘着剤が使用可能であるが、ディレイドタック接着剤やホットメルト接 着剤等の感熱性接着剤も使用可能である。
【0020】 特に、ディレイドタック接着剤は塗布、乾燥後の接着剤面には、常温では粘着 性がないのであるが、加熱することによって結晶性の固体可塑剤がポリマーを軟 化させて、粘着力を発生し、その粘着力を冷却後も数時間〜数日間の一定時間持 続させることができるので、強固な接着力が得られると共に、一般の貼着剤のよ うに剥離紙が不要で取扱上、非常に便利である。
【0021】 上記のような感熱性接着剤を使用すれば、加熱刻印部分は更に強力に接着され 、開封性が非常に向上する。
【0022】 次に、前記のように構成された開封用ラベルを使用して、実際に被着体フィル ム4 の開封状態について説明する。
【0023】 図2に示すように、外側に耐熱性材質層1 、内側に合成樹脂製フィルム層2 が 設けられた引っ張り強度があるラベル本体3 の端縁部6 を指で把持して開封方向 (図2の矢印で示す。)に引っ張ると、前記加熱刻印された部分の被着体フィル ム4 が歪みを起こすか、一部溶断することにより、その部分のみ切れやすくなっ ているので、該被着体フィルム4 はこの部分を破断起点7 として、そこから先の 被着体フィルム4 が破断され、前記ラベル本体3 と一体となって非常にスムース に剥離され、簡単、且つ確実に被着体フィルム4 を開封することができる。
【0024】 従って、従来の紙基材単体のもののように紙層間剥離が生じたり、合成樹脂製 フィルム単体のもののように加熱刻印によって、ラベル本体3 そのものが溶融、 或いは収縮変形してしまったり、切れてしまうことがなく、被着体フィルム4 の 開封用ラベルとして非常に優れたものとなる。
【0025】
【考案の効果】
本考案の開封用ラベルは、外側に被着体フィルムより耐熱性を有する耐熱性材 質層、内側に合成樹脂製フィルム層が設けられたラベル本体からなり、該合成樹 脂製フィルム層側が、貼着層を介して被着体フィルムと貼着され、且つ該ラベル 本体が貼着された被着体フィルムの一部分を加熱して該被着体フィルムの破断起 点が設けられているので、前記加熱をたとえ高熱にて行ったとしても、前記耐熱 性材質層にて、該ラベル本体が溶融、或いは収縮変形してしまったり、切れてし まうことがなく、被着体フィルムを加熱することができる。
【0026】 従って、前記フィルムの加熱部分のみが劣化し、切れやすくなるので、フィル ム開封の際の破断起点となり、該被着体フィルムの開封の際に、前記ラベル本体 を開封方向に引っ張ることで、外側の耐熱性材質層と内側の合成樹脂製フィルム 層が一体となり、該ラベル本体に、層間亀裂が生じたり、切断されたりするとこ なく、更に、前記破断起点から被着体フィルムだけが破断されて、前記ラベル本 体と一体化し、確実に被着体フィルムを開封することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す、(イ)は平面図、
(ロ)は断面図。
【図2】同被着体フィルムの開封状態を示す断面説明
図。
【図3】従来例の、(イ)は破断起点の刻印状態を示す
断面説明図、(ロ)は開封状態を示す断面説明図。
【図4】他の従来例の、(イ)は破断起点の刻印状態を
示す断面説明図、(ロ)は開封状態を示す断面説明図。
【符号の説明】
1 耐熱性材質層 2 合成樹脂製フィルム層 3 ラベル本体 4 被着体フィルム 5 貼着層 7 破断起点

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 包装用の被着体フィルム(4) に貼着層
    (5) を介して貼着されるラベル本体(3) を備え、該ラベ
    ル本体(3) が貼着されたフィルム(4) の一部分を加熱す
    ることにて該被着体フィルム(4) の破断起点(7) が設け
    られる被着体フィルム(4) の開封用ラベルにおいて、前
    記ラベル本体(3) は、前記被着体フィルム(4) に貼着さ
    れる内側の合成樹脂製フィルム層(2) と、該合成樹脂製
    フィルム層(2) の外側に設けられ、且つ前記被着体フィ
    ルム(4) より耐熱性を有する耐熱性材質層(1) とからな
    ることを特徴とする開封用ラベル。
JP8905092U 1992-12-25 1992-12-25 開封用ラベル Expired - Lifetime JPH0717096Y2 (ja)

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JPH0655167U true JPH0655167U (ja) 1994-07-26
JPH0717096Y2 JPH0717096Y2 (ja) 1995-04-19

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ID=13960056

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JP (1) JPH0717096Y2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1015196A (ja) * 1996-07-01 1998-01-20 Sankyo Kk 遊技機の回路基板上の封印電子部品
JPH1015195A (ja) * 1996-07-01 1998-01-20 Sankyo Kk 遊技機の封印構造を有する回路基板収納ボックス
JPH1043402A (ja) * 1996-08-06 1998-02-17 Sankyo Kk 遊技機の封印構造を有する回路基板収納ボックス
JP2007017491A (ja) * 2005-07-05 2007-01-25 Sumitomo Shoji Machinex Co Ltd シュリンクラベル用筒状フィルム及びシュリンクラベル付き容器

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