JP2626930B2 - 封印用テープ - Google Patents

封印用テープ

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JP2626930B2
JP2626930B2 JP2416275A JP41627590A JP2626930B2 JP 2626930 B2 JP2626930 B2 JP 2626930B2 JP 2416275 A JP2416275 A JP 2416275A JP 41627590 A JP41627590 A JP 41627590A JP 2626930 B2 JP2626930 B2 JP 2626930B2
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信弘 羽藤
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日本製紙 株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は封書、給料袋、買い物袋
等の封緘部に使用する封印用テープに関し、更に詳しく
は、剥離容易で再封印の困難な改ざん防止効果を有する
封印用テープに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、書類の郵送等に封筒類を用いてい
るが、特に郵送に使用する封筒類は、機密性の観点か
ら、糊、セロハンテープ、両面接着テープ等で完全密着
して投函している。又、最近においては、上記の糊等に
よる封緘作業の煩雑さを解消するために、予め封筒の封
緘部に再湿接着剤を設けたものや、剥離紙で被覆された
接着テープを設けたもの等が開発されるに到っている。
【0003】しかしながら、上記従来の方法により封緘
した封筒類は、封緘部を鋏やナイフ等で切断して開封す
るために再利用に供することができないという欠点を有
していた。
【0004】そこで封筒類の再利用を可能にするため
に、繰り返し接着可能な粘着テープを使用する方法が考
えられるが、機密性を有する書類等の場合には改ざんを
誘発する恐れがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等は、上記の
欠点を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、高分子フィル
ムの一方の面に熱可塑性樹脂層、他方の面に剥離紙で被
覆した感圧粘着剤層を設けてなる封印用テープを使用し
て予め封筒に熱可塑性樹脂層を熱圧着し、封緘時に剥離
紙を剥がして感圧粘着剤層で封印すれば、高分子フィル
ムと熱可塑性樹脂層とが剥離可能であるので、封緘部を
切除しなくても容易に開封することができ、しかも、高
分子フィルムと熱可塑性樹脂層は一度剥離すると再接着
が困難であることから、改ざん防止効果をも有する封印
用テープとすることができることを見出し本発明に到達
した。
【0006】従って、本発明の目的は、封緘部を切除す
ることなく開封することができると共に再接着が困難な
改ざん防止効果を有する封印用テープを提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の上記の目的は、
高分子フィルム(1)の一方の面に熱可塑性樹脂層
(2)、他方の面に表面を剥離紙(4)で被覆した感圧
粘着剤層(3)を有する封印用テープであって、前記高
分子フィルム(1)と熱可塑性樹脂層(2)との界面接
着強度が、熱可塑性樹脂層(2)及び感圧粘着剤層
(3)の被着体(5)に対する界面接着強度よりも小さ
いことを特徴とする封印用テープによって達成された。
【0008】以下、本発明の封印用テープを図面に基づ
いて詳述するが、本発明はこれによって限定されるもの
ではない。
【0009】図1及図2は、本発明の封印用テープの
断面構成図である。図及び図は、図1の封印用テー
プを封筒の封緘部に貼着固定した状態を示す図であり、
その正面図、図は図のA−A線上を切断した
ところの部分拡大断面図である。
【0010】図中、符号(1)は高分子フィルム、符号
(2)は熱可塑性樹脂層、符号(3)及び(6)は感圧
粘着剤層、符号(4)及び(7)は剥離紙及び符号
(5)は被着体としての封筒である。
【0011】本発明の封印用テープは、図1に示した如
く、上記の高分子フィルム(1)の一方の面に熱可塑性
樹脂層(2)、他方の面に表面を剥離紙(4)で被覆し
た感圧粘着剤層(3)を積層せしめたものであり、前記
高分子フィルム(1)と熱可塑性樹脂層(2)との界面
接着強度が、熱可塑性樹脂層(2)及び感圧粘着剤層
(3)の被着体(5)に対する界面接着強度よりも小さ
い封印用テープである。従って、本発明の封印テープを
使用して封緘した封筒類を開封する場合、高分子フィル
ム(1)と熱可塑性樹脂層(2)との間が剥離して開封
されることになる。
【0012】又、本発明の封印用テープに、必要に応じ
て、図2に示した如く、上記の熱可塑性樹脂層(2)の
表面に、表面を剥離紙(7)で保護した感圧粘着剤層
(6)を更に設けて使用することもできる。
【0013】図1に示した本発明の封印用テープにおい
ては、高分子フィルム(1)と熱可塑性樹脂層(2)と
のT型剥離強度を20℃、65%RH、剥離速度300
mm/分で30g/25mm〜100g/25mm、熱
可塑性樹脂層(2)及び感圧粘着剤層(3)と被着体
(5)とのT型剥離強度を300g/25mm以上と
することが好ましい。
【0014】又、第2図に示した封印用テープにおける
感圧粘着剤層(3)及び(6)と被着体(5)とのT型
剥離強度は、300g/25mm以上であることが好ま
しい。
【0015】本発明における熱可塑性樹脂層(2)は公
知の材料の中から適宜選択して使用することができ、特
にエチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−酢
酸ビニル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、
アクリル樹脂、ポリオレフィン樹脂及びアイオノマー樹
脂の何れか若しくはこれらの2種以上を混合したものを
使用することが好ましい。
【0016】又、本発明において使用する高分子フィル
ム(1)は、公知の高分子フィルムの中から適宜選択し
て使用することができるが、特にポリエチレンテレフタ
レート、セロハン及びポリプロピレンを使用することが
好ましい。又、高分子フィルム(1)の裏面には『これ
は再接着できません。』、『開封済』等の反転文字等を
記載して、開封後にそれが見えるようにすることもで
き、この場合には、高分子フィルムとしては実質的に透
明なものを使用することが好ましい。
【0017】本発明の封印用テープの使用方法は、図3
及び図4に示した如く熱可塑性樹脂層(2)を下にして
封筒(5)の封緘部(11)に熱圧着固定した後、剥離
紙(4)を剥がして封緘部(11)を折り曲げ感圧粘着
剤層(3)を封筒(5)の裏面に貼着して封印する(図
5及び図6参照)。又、図2に示した封印用テープのよ
うにして使用する場合には、剥離紙(7)を剥がして感
圧粘着剤層(6)を封筒(5)の封緘部(11)に貼着
固定した後、上記と同様にして封印する。
【0018】以上のようにして封印した封筒(5)の封
緘部(11)を剥がすと、高分子フィルム(1)と熱可
塑性樹脂層(2)との間で剥離し、高分子フィルム
(1)は感圧粘着剤層(3)を介して封筒(5)の裏面
に残留し、熱可塑性樹脂層(2)は封緘部(11)に残
留する。高分子フィルム(1)と熱可塑性樹脂層(2)
とはそのままでは再接着することができないので、本発
明の封印用テープは改ざんを未然に防止することもでき
る。
【0019】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明の封印用テー
プを使用して封筒を封印をすれば、封緘部を除去するこ
となく容易に開封することができるので、使用済の封筒
再利用に供することができる。又、本発明の封印用テ
ープを使用して封印した封筒類は、一度開封したら痕跡
を残さずに再び封印することができないので、改ざんを
未然に防止するという心理的効果を有する。以下、本発
明を実施例に基づいて詳述するが、本発明はこれによっ
て限定されるものではない。
【0020】
【実施例】実施例1.厚さ6μmの透明フィルム(ポリ
エチレンテレフタレートフィルム)の一方の面にエチレ
ン−アクリル酸エチル共重合体樹脂を厚さ10μmにな
るように積層して熱可塑性樹脂層を設けた。この時の界
面接着強度は20℃、65%RH、剥離速度300mm
/分で85g/25mmであった。
【0021】次いで、他方の面にアクリル系感圧性接着
剤を20g/m2になるように予め剥離紙の上に塗布
し、これを積層し転写した。この時の感圧性粘着剤の封
筒に対する接着力、即ち感圧性粘着剤と封筒の界面接着
強度は20℃、65%RH、剥離速度300mm/分で
850g/25mmであった。これを幅15mmに切断
して本発明の封印用テープを得た。得られた本発明の封
印用テープを、熱可塑性樹脂層を下にして100℃の温
度で封筒の封緘部に熱圧着固定した後、剥離紙を剥がし
て封印した。以上のようにして封印した封筒を剥がした
ところ、透明フィルムと熱可塑性樹脂層との界面で容易
に剥離することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の封印用テープの断面構成図で
あり、4層構成の場合を示す。
【図2】図2は、本発明の封印用テープに、更に感圧貼
着剤層を付加して使用した場合の断面構成図である。
【図3】図3は、本発明の封印用テープを封筒の封緘部
に貼着固定した状態を示す正面図である。
【図4】図4は、図3のA−A線上を切断したところの
部分拡大断面図である。
【図5】図5は、本発明の封印用テープを使用した封筒
の封緘部を示す部分拡大断面図である。
【図6】図6は、本発明の封印用テープを使用した封筒
を封緘した状態を示す部分拡大断面図である。
【図7】図7は、本発明の封印用テープを使用した封筒
を開封した状態を示す部分拡大断面図である。
【符号の説明】
1 高分子フィルム 2 熱可塑性樹脂層 3 感圧粘着剤層 4 剥離紙 5 封筒 6 感圧粘着剤層 7 剥離紙 10 封印用テープ 11 封緘部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高分子フィルム(1)の一方の面に熱可
    塑性樹脂層(2)、他方の面に表面を剥離紙(4)で被
    覆した感圧粘着剤層(3)を有する封印用テープであっ
    て、前記高分子フィルム(1)と熱可塑性樹脂層(2)
    との界面接着強度が、熱可塑性樹脂層(2)及び感圧粘
    着剤層(3)の被着体(5)に対する界面接着強度より
    も小さいことを特徴とする封印用テープ。
  2. 【請求項2】 高分子フィルム(1)と熱可塑性樹脂層
    (2)とのT型剥離強度が、20℃、65%RH、剥離
    速度300mm/分で30g/25mm〜100g/2
    5mmであり、熱可塑性樹脂層(2)及び感圧粘着剤層
    (3)と被着体(5)とのT型剥離強度が300g/2
    5mm以上である請求項1に記載の封印用テープ。
  3. 【請求項3】 熱可塑性樹脂層(2)が、エチレン−ア
    クリル酸エチル共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合
    体、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、アクリル樹脂、
    ポリオレフィン樹脂、アイオノマー樹脂の何れか若しく
    はこれらの2種以上を混合してなる層である請求項1又
    は2に記載の封印用テープ。
  4. 【請求項4】 高分子フィルム(1)が、ポリエチレン
    テレフタレート、セロハン又はポリプロピレンの何れか
    である請求項1〜3の何れかに記載の封印用テープ。
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