JP2017145311A - 感圧転写粘着テープ - Google Patents

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智之 石黒
Tomoyuki Ishiguro
智之 石黒
公孝 熊谷
Kimitaka Kumagai
公孝 熊谷
剛士 宇佐美
Tsuyoshi Usami
剛士 宇佐美
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Abstract

【課題】
紙類等の被着材同士の貼り合せにおいて、貼り合せてから所定の時間経過後でも被着材同士を破壊することなくスムーズに剥離できて、貼り付け位置を容易にアレンジできる感圧転写粘着テープの提供。
【解決手段】
剥離性を有する基材の片面に粘着剤層を有する感圧転写粘着テープであって、該粘着剤層は粘着剤をドット状に塗布して形成され、粘着剤の塗布量が13.0〜18.0g/mであり、且つ、90度剥離の粘着力が0.9〜1.4N/10mmであり、ガラス板への貼付面積8.4mm×20mmに100gの荷重を1時間掛けた保持力試験の値が0.5mm以下であることを特徴とする感圧転写粘着テープ。
【選択図】なし

Description

本発明は、ノートや台紙に貼った紙類等をしっかり固定し、貼り付け作業時に位置ずれが発生した場合は、紙類等の被着材同士を傷めることなく剥離が可能であり、貼り付け位置を容易にアレンジできる感圧転写粘着テープに関する。
ノートや台紙にプリントや新聞雑誌の切り抜き或いは領収書等の紙類を貼る方法としては、従来、糊や両面粘着テープ或いは感圧転写粘着テープ等が用いられていた。これらを用いて紙類等の被着材同士を貼り付ける場合、一般的に高い粘着力を有することが好ましいとされてきた。しかしながら、貼り付け作業において位置ずれ等により、被着材同士を再度剥離し、貼り直しをしたい場合は、貼り付け直後から高い粘着力を発揮する従来の感圧転写粘着テープでは被着材同士の剥離が困難であり、無理に剥がすと被着材を傷めてしまうという問題点があった。
特許文献1には、剥離性を有する基材の片面にバリア層と粘着剤層とを順次積層した構成で、接着したい被着材の一方に転写して他方の被着材と貼り合せた直後は、バリア層の働きにより粘着剤が他方の被着材に浸透しないので、紙類等の被着材について貼り直しが可能な感圧転写粘着テープが開示されている。
特許第5684341号公報
特許文献1の感圧転写粘着テープは、紙類等の被着材を対象としており、バリア層の働きで被着材同士を貼り合せた直後は、粘着剤が他方の被着材に浸透しないので貼り直しが可能である。しかし、該感圧転写粘着テープはセキュリティ性を要求される封筒の封緘を要求品質としており、一旦粘着剤が他方の被着材に浸透すると強固な粘着力を発揮するため、貼り合せから時間が経過すると被着材同士の剥離が困難となる。
現在販売されている一般的な感圧転写粘着テープは、貼り合せ直後は紙類等の被着材でも貼り直しは可能であるが、時間の経過とともに粘着力が昂進するため、所定の時間経過後は、被着材同士の剥離が困難となり、最終的に貼り直しができなくなる。そこで、本発明は、紙類等の被着材を対象とする中でセキュリティ性が要求される封筒の封緘や改ざん防止は用途とせず、被着材を圧着するとしっかり付き、貼り合せてから所定の時間経過後でも被着材同士を破壊することなくスムーズに剥離できて、貼り付け位置を容易にアレンジできる感圧転写粘着テープを提供することを目的とする。
本発明は、剥離性を有する基材の片面に粘着剤層を有する感圧転写粘着テープであって、該粘着剤層は粘着剤をドット状に塗布して形成され、粘着剤の塗布量が13.0〜18.0g/mであることを特徴とする感圧転写粘着テープである。
粘着剤層には、例えばアクリル系粘着剤等を用いることができる。該粘着剤層は、粘着力と貼り直し性のバランスをとるため90度剥離の粘着力が0.9〜1.4N/10mmであり、ガラス板への貼付面積8.4mm×20mmに100gの荷重を1時間掛けた保持力試験の値が0.5mm以下となるように設計した。
本発明によれば、ノートや台紙にプリントや新聞雑誌の切り抜き或いは領収書を貼るのに必要な初期粘着力があり、貼り付け作業時に位置ずれが発生した場合は、被着材同士を傷めることなく剥離が可能であり、更に時間の経過で粘着力がほとんど昂進しないため、貼り合せ後暫く経過してからも貼り付け位置を容易にアレンジできる感圧転写粘着テープを提供することができる。
本発明は、剥離性を有する基材の片面に粘着剤層を有する感圧転写粘着テープであって、該粘着剤層は粘着剤をドット状に塗布して形成され、粘着剤の塗布量が13.0〜18.0g/mであることを特徴とする感圧転写粘着テープである。以下、各構成要素について詳述する。
本願の剥離性を有する基材は、基材の両面上に離型剤を塗布して離型層を形成したものである。離型剤としては、フッ素樹脂、シリコーン樹脂等が挙げられる。
上記基材としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート(PET)等のプラスチックフィルムが挙げられる。基材の厚さは、基材強度や転写性およびテープ巻径の点から5〜50μmが好ましく、10〜30μmがより好ましい。
粘着剤層は粘着剤をドット状に塗布して形成された層である。ドット状としては、例えば、円形状、半円状、楕円状、多角状、星形状の形状等が挙げられ、粘着力と貼り直し性のバランスの観点から円形状であることが好ましい。円形状の複数のドットで、面積率が65〜95%のパターンであることが好ましく、70〜90%であることがより好ましい。ドット径は0.2〜1.0mmであることが好ましく、0.5〜0.7mmであることがより好ましい。隣接するドット間隔は0.5〜1.5mmであることが好ましく、0.8〜1.0mmであることがより好ましい。
粘着剤としては、ゴム系粘着剤、アクリル系粘着剤などを用いることができるが、耐候性の良いアクリル系粘着剤が好ましい。また、粘着剤には、粘着特性の調整のため、粘着付与樹脂や架橋剤等を添加してもよい。
粘着剤の塗布量は13.0〜18.0g/mの範囲であることが好ましい。粘着剤の塗布量が13.0g/m未満の場合、ノートや台紙にプリントや新聞雑誌の切り抜き或いは領収書を貼る粘着性が低下し、一方粘着剤の塗布量が18.0g/mを超える場合、被着材同士の剥離が困難となる傾向がある。
該粘着剤層の粘着力は、プライマー処理したポリエチレンテレフタレート(PET)の25μmフィルムで裏打ち後、JIS Z0237:2009に準じた剥離角度90度によるSUS板(ステンレス板)に対する粘着力(以下90度剥離と称する)を測定することができる。
90度剥離の粘着力は0.9〜1.4N/10mmの範囲とすることが好ましい。粘着力が0.9N/10mm以上あれば、ノートや台紙にプリントや新聞雑誌の切り抜き或いは領収書を貼る粘着性が十分に得られ、一方粘着力が1.4N/10mm以下であれば、被着材同士の剥離がし易くなるため好ましい。
該粘着剤層の保持力は、プライマー処理したポリエチレンテレフタレート(PET)の25μmフィルムで裏打ち後、JIS Z0237:2009に準じたガラス板への貼付面積8.4mm×20mmに100gの荷重を1時間掛けた時のズレ長さを測定する。
保持力試験の値が0.5mm以下であれば上記粘着力の範囲に入るが(上限の1.4N/10mmを超えることはないが)、貼り直し性を重視するためには粘着力を発揮しにくい硬い粘着剤の方が適しているので、保持力試験のズレ長さの値が短い0.3mm以下(粘着力の目安として1.2N/10mm程度)が好ましく、0.1mm以下(粘着力の目安として1.0N/10mm程度)がより好ましい。
≪実施例、比較例≫
以下に実施例、比較例の評価サンプルの構成を示す。
(実施例2)
両面に剥離処理を施した基材(ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム、厚さ12μm)上に、アクリル系粘着剤(ブチルアクリレートを主体として2エチルヘキシルアクリレート少々添加)を円形状の複数のドットで、面積率が70〜90%、ドット径が0.5〜0.7mm、隣接するドット間隔は0.8〜1.0mmのパターンで塗布量15.5g/mとして塗工した場合に粘着力が1.2N/10mm、保持力が0.3mmとなるように調整し、実施例2に係るサンプルを得た。
(実施例1)
実施例2の粘着剤塗布量を13.0g/mに変更した以外は、実施例2と同様にサンプルを得た。
(実施例3)
実施例2の粘着剤塗布量を18.0g/mに変更した以外は、実施例2と同様にサンプルを得た。
(比較例1)
実施例2の粘着剤塗布量を10.5g/mに変更した以外は、実施例2と同様にサンプルを得た。
(比較例2)
実施例2の粘着剤塗布量を20.5g/mに変更した以外は、実施例2と同様にサンプルを得た。
(比較例3)
市販の感圧転写粘着テープ(コクヨ株式会社ドットライナーフィッツ)を比較例3とした。
(比較例4)
市販の感圧転写粘着テープ(株式会社トンボ鉛筆ピットリトライC)を比較例4とした。
(比較例5)
実施例2の粘着剤塗布量は15.5g/mのままで、粘着剤の塗工パターンをドット状からベタ塗りに変更した以外は、実施例2と同様にサンプルを得た。
≪評価1≫
ドット状に塗工したアクリル系粘着剤の塗布量による貼り直し性、粘着性の影響を評価した。
(貼り直し性)
コピー用紙に各サンプルの粘着剤を8.4mm×180mm転写して、ノートに貼り付け200gローラーで300mm/分のスピードで圧着後、剥離速度1500mm/分で90度剥離して紙剥けの有無および貼り直し性を評価する。
コピー用紙:FUJI Xerox製 W−Paper 坪量64g/m
ノート:コクヨ製 Campus
○:紙剥けが無く、貼り直せる。
×:紙剥けして、貼り直せない。
(固定性)
コピー用紙に各サンプルの粘着剤を8.4mm×180mm転写して、ノートに貼り付け1000gローラーで300mm/分のスピードで圧着後、剥離速度3000mm/分で90度剥離して紙剥けの有無を評価する。
○:紙剥けして、軽量物の固定として十分な粘着性がある。
×:紙剥けせず、軽量物の固定として粘着性が足りない。
結果は表1に示す。
≪評価2≫
コピー用紙に各サンプルの粘着剤を8.4mm×180mm転写してノートに貼り付け、やさしく貼り付ける想定の200gローラーで300mm/分のスピードの圧着と強めに貼り付ける想定の1000gローラーで300mm/分のスピードの圧着にて貼り付けた後、剥離速度300mm/分で90度剥離した際に、いつまで紙破れがなく貼り直しが出来るのか検討した。
結果は表2に示す。
≪評価3≫
各サンプルの粘着剤を8.4mm×180mm転写してコピー用紙同士を貼り合せて、圧着後、所定の時間が経過してから、剥離速度300mm/分で90度剥離した際の粘着力を評価して、圧着後の時間経過による粘着力の変化を確認した。圧着の際、圧着力を段階的に変化させて圧着力と粘着力の関係も併せて評価した。
結果は表3に示す。
表1から、ドット状粘着剤の塗布量を13.0〜18.0g/mの範囲にすることで、目標とする貼り直し性と固定力を有するバランスの良い粘着剤が得られたと判断した。
表2から、粘着剤は圧着6時間後でも貼り直し出来ることが分かった。1000g圧着でも、比較的ゆっくり剥離する速度1500mm/分であれば、剥離可能であった。
表3から、圧着してから24時間後までの粘着力を評価すると、殆ど昂進していないことが分かった。この効果により、圧着6時間後でも貼り直しできることが分かった。また、非常にゆっくり剥離する速度300mm/分であれば、2000g圧着でも、貼り直しすることができた。

Claims (3)

  1. 剥離性を有する基材の片面に粘着剤層を有する感圧転写粘着テープであって、該粘着剤層は粘着剤をドット状に塗布して形成され、粘着剤の塗布量が13.0〜18.0g/mであることを特徴とする感圧転写粘着テープ。
  2. 前記粘着剤層は、90度剥離の粘着力が0.9〜1.4N/10mmであり、ガラス板への貼付面積8.4mm×20mmに100gの荷重を1時間掛けた保持力試験の値が0.5mm以下であることを特徴とする請求項1記載の感圧転写粘着テープ。
  3. 前記粘着剤層は、アクリル系粘着剤を含む、請求項1又は2記載の感圧転写粘着テープ。
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