JP2018145297A - 剥離シート付き透明粘着ラベル - Google Patents

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祐治 谷野
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【課題】透明性に優れるとともに貼り付けが容易な剥離シート付き透明ラベルを提供する。【解決手段】剥離シート付き透明粘着ラベル10は、透明基材11、粘着剤層12、剥離シート13の順に貼合された剥離シート付き透明粘着ラベル10であって、剥離シート13を剥離した後の透明ラベルにおけるASTM D−2979に基づく測定方法にて測定されるプローブ接触時間0.01秒でのプローブタック測定値が1000g以上である。【選択図】図1

Description

本発明は、剥離シート付き透明粘着ラベルに関する。
粘着剤層を有するラベルに所望の文字や図形等を印刷し、これを文具などの被着体に貼り付けることが一般的に行われており、ラベルに文字や図形等を印刷するためのラベルプリンターが広く用いられている。ラベルとしては、表面基材、粘着剤層、剥離シートが順に貼り合わされた粘着ラベルが用いられている。
現状では種々の色のラベルが市販されているが、被着体の色を損なわないよう、透明基材及び粘着剤層が透明な透明粘着ラベルが用いられている(例えば、特許文献1)。
特開2001−11595号公報
従来の透明粘着ラベルは、被着体に貼り付け後、ある程度の強い力で押し付けないとラベルが被着体から剥がれてしまうという問題があった。また、被着体に貼りつけた後の透明性が十分でないという問題もあった。
本発明者らは、被着体へのラベル貼り付け時に強い力を必要とせずとも、貼り付けが容易となるための、貼り付け直後のラベルのプローブタック値を見出した。さらに、平滑性の高い剥離シートを粘着剤層と組み合わせて使用することで、貼り付け直後のプローブタック値が一定値以上となることを見出し、貼り付けが容易かつ、貼り付け後も透明性の高い透明粘着ラベルを完成させた。
本発明に係る剥離シート付き透明粘着ラベルは、
透明基材、粘着剤層、剥離シートの順に貼合された剥離シート付き透明粘着ラベルであって、
前記剥離シートを剥離した後の透明粘着ラベルにおけるASTM D−2979に基づく測定方法にて測定されるプローブ接触時間0.01秒でのプローブタック測定値が1000g以上である、
ことを特徴とする。
また、前記プローブタック測定値が1050〜1150gであることが好ましい。
また、JIS P8119による平滑度試験方法により計測される前記剥離シートの前記粘着剤層に貼合される面の平滑度が4500秒以上であることが好ましい。
前記剥離シートの前記粘着剤層に貼合される面の平滑度が13000秒以上であることが好ましい。
本発明においては、剥離シート付き透明粘着ラベルでは、被着体への貼り付けが容易であるとともに、被着体への貼り付け後も透明性に優れる剥離シート付き透明粘着ラベルを提供することができる。
剥離シート付き透明粘着ラベルの構造を示す断面図である。
以下において、本発明の剥離シート付き透明粘着ラベルについて詳細に説明する。以下に記載する構成要件の説明は、本発明の代表的な実施態様や具体例に基づいてなされることがあるが、本発明はそのような実施態様や具体例に限定されるものではない。なお、本明細書において「〜」を用いて表される数値範囲は、「〜」の前後に記載される数値を下限値および上限値として含む範囲を意味する。
剥離シート付き透明粘着ラベルは、ラベルプリンターに用いられるものである。剥離シート付き透明粘着ラベル10は、図1に示すように、透明基材11、粘着剤層12、剥離シート13を備える。剥離シート付き透明粘着ラベルは、巻き取り状で使用することもできる。
剥離シート付き透明粘着ラベル10は、剥離シート13の剥離後におけるASTM D−2979に基づく測定方法にて測定されるプローブ接触時間0.01秒でのプローブタック測定値が1000g以上である。プローブ接触時間0.01秒でのプローブタック値が1000g以上であることにより、剥離シート13を剥離した後の透明粘着ラベル20(以下、単に透明粘着ラベル20とも言う)の被着体への貼り付け時に、強い力を必要とせずとも、容易に被着体に貼り付けることができる。
また、JIS P8119による平滑度試験方法により計測した剥離シート13の平滑度が4500秒以上である。これにより、上記プローブ接触時間0.01秒でのプローブタック値を1000g以上にすることが可能であり、透明粘着ラベル20の被着体への貼り付けが容易であり、かつ透明性も高いという特性を有する。
剥離シート13を剥離した後の透明粘着ラベル20において、プローブタック測定値が上記以上であれば、透明粘着ラベル20として、被着体に貼り付ける際、透明粘着ラベル20を短い時間押し付けるだけで貼り付けることができる。接触時間0.01秒でのプローブタック測定値は、1000g以上であればよいが、1050〜1150gあることがより好ましい。この範囲であれば、貼り付けが容易であって、かつ糊残りせずに貼り直しがしやすい。
ここで、ASTM D−2979に基づく測定方法においては、倒立プローブタック試験器が用いられ、例えば、Hammondが開発した自立型の測定装置が用いられる。この装置においては、円柱状で上面が平滑なプローブが、その長さ方向が鉛直方向になるように配置されている。測定時には、プローブの上方に所定の間隔をあけて、剥離シート13を剥離して粘着剤層12を露出させた透明粘着ラベル20を、その粘着剤層12がプローブに対向するようセットする。
ついで、プローブを鉛直方向に上昇させて、粘着剤層12に0.01秒接触させた後、プローブを鉛直方向に下降させる。この際の粘着剤層12からプローブを引き剥がすのに要する力を測定する。この測定値がプローブタック測定値である。
なお、測定に用いられるプローブの材質はステンレス鋼であり、プローブ上面の二乗平均平方根粗さ(Rq)は250〜500nmである。また、プローブの接触速さおよび引き離し速さ(プローブ移動速度)は10±0.1mm/秒、接触荷重0.98±0.01N/cm{100±1gf/cm}の条件である。また、測定時の温度と湿度の条件は、23±2℃、50±5%RHであり、透明粘着ラベル20が通常使用される室温時の条件を想定した温度である。
続いて、剥離シート付き透明粘着ラベル10を構成する透明基材11、粘着剤層12、剥離シート13について説明する。
(透明基材)
透明基材11は、透明性を有する基材であればいかなる材料で構成されるものでもよいが、JIS−K7105に準じて測定したヘイズ値が5%以下のものが好ましく、3%以下がより好ましい。例えば、ポリエチレンテレフタラートなどのポリエステル、ポリプロピレンなどのポリオレフィン、ポリ塩化ビニルなどの合成樹脂からなる透明フィルムや、セルロースを主原料とする透明紙などを用いることができる。また、透明基材11には、耐候性や耐光性などを持たせるべく、酸化防止剤や紫外線吸収剤、帯電防止剤などの各種添加剤が練り込まれていたり、塗布したものを用いることができる。透明基材11には、印刷される面に、感熱発色層、熱転写受容層、インクジェット記録層などの記録層を設けてもよい。
(粘着剤層)
粘着剤層12を形成する粘着剤は、透明性の高い粘着剤が用いられる。粘着剤として、例えば、アクリル酸エステルと、アクリル酸、メタクリル酸、アクリルアミド、酢酸ビニル、スチレン、ポリオールなどとを共重合させたアクリル系共重合体を主成分とするアクリル系粘着剤;天然ゴムを主成分とする天然ゴム系粘着剤;スチレン−ブタジエン共重合体や、スチレン−イソプレンブロック共重合体を主成分とする合成ゴム系粘着剤;シリコーンを主成分とするシリコーン系粘着剤などが挙げられる。
透明性の観点からは、アクリル系共重合体を主成分とするアクリル系粘着剤が好ましい。その中でも、官能基を持たない(メタ)アクリル酸アルキルエステルを主成分とし、これに官能基を有する(メタ)アクリル酸系単量体との共重合体を用いることが好ましい。官能基を有する(メタ)アクリル酸系単量体は架橋剤を用いる場合の反応点となり、架橋により粘着力や凝集力や耐熱性の制御が可能となるためである。
官能基を持たない(メタ)アクリル酸アルキルエステルと(メタ)アクリル酸系アルキルエステル以外の官能基を有する(メタ)アクリル酸系単量体の使用量は、共重合体を構成する全単量体質量中に占める割合として0.1〜20質量%とすることが好ましい。より好ましくは0.5〜15質量%であり、さらに好ましくは1〜10質量%である。なお、本発明における「(メタ)アクリル酸」とは、アクリル酸およびメタクリル酸の総称である。
アクリル重合体を構成する官能基を持たない(メタ)アクリル酸アルキルエステルの単量体としては、例えば、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、オクチル(メタ)アクリレート、イソオクチル(メタ)アクリレート、イソノニル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリル酸アルキルエステル単量体が挙げられるが、これらは必要に応じ2種類以上を併用しても良い。
また、官能基を有する(メタ)アクリル酸系単量体としては(メタ)アクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、イタコン酸、フマル酸、無水フマル酸等のカルボキシル基含有単量体、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコール(メタ)アクリレート等の水酸基含有単量体、(メタ)アクリルアミド、モルホリルアクリルアミド、N,N−ジメチルアミノエチルアクリレート、N−tert−ブチルアミノエチルアクリレート等のアミノ基含有(メタ)アクリル酸エステル、グリシジル(メタ)アクリレート等のエポキシ基などが挙げられ、これらは必要に応じ2種類以上を併用しても良い。
粘着剤を重合する際には、例えば、溶液重合法を適用することができる。溶液重合法としては、イオン重合法やラジカル重合法など挙げられる。その際に使用される溶媒としては、例えば、テトラヒドロフラン、クロロホルム、酢酸エチル、トルエン、ヘキサン、アセトン、メチルエチルケトンなどが挙げられる。
本発明では、有機溶剤を用いた溶液重合法や活性エネルギー線硬化型の粘着剤を用いることが好ましい。
本発明で用いる粘着剤が前記官能基を有する単量体を用いた共重合体の場合は、架橋剤を配合することにより架橋処理を施すことができる。
架橋剤としては、例えば、イソシアネート化合物、エポキシ化合物、オキサゾリン化合物、アジリジン化合物、金属キレート化合物、ブチル化メラミン化合物などが挙げられ、これらは必要に応じ2種類以上を併用しても良い。
これら架橋剤の中でも、アクリル重合体を容易に架橋できることから、イソシアネート化合物、エポキシ化合物が好ましい。
イソシアネート化合物としては、例えば、トリレンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネートなどが挙げられる。
本発明の剥離シート付き透明粘着ラベル10は、剥離シート13の平滑度が4500秒以上であることと粘着剤層12を形成する粘着剤組成物の主剤や、配合する架橋剤の種類と量を変更することによりプローブ接触時間0.01秒でのプローブタック値を1000g以上とすることができる。例えば粘着性を示す主成分たるアクリル系共重合体などの架橋度が大きくなると、プローブタック値は小さくなる。そして、同種の架橋剤であれば、架橋剤の量が多い程、プローブタック値は小さくなる。架橋剤としては、例えばイソシアネート系、エポキシ系、金属キレート系、などを用いることができ、凝集力などの調整のしやすさからイソシアネート系、金属キレートなどが好ましい。配合量は、粘着剤組成物の主剤や架橋剤の種類にもよるが、例えば主剤100質量部に対して0.05〜4.0質量部が好ましく、0.5〜3.0質量部がより好ましい。
なお、粘着剤には、その他、本発明の構成要件および透明性を損ねない範囲で、粘着付与剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤などの各種添加剤が配合されていてもよい。
これらの粘着剤は、例えば溶剤系、水性エマルジョン系、ホットメルト系、液状硬化型などのものを使用することができるが、中でも溶剤系が好ましい。
(剥離シート)
剥離シート13としては、例えば、剥離シート用基材と、剥離シート用基材の粘着剤層12側に設けられた剥離剤層とを有するものが挙げられる。
剥離シート用基材としては、例えば、上質紙、ポリエチレンラミネート紙、グラシン紙、クレーコート紙、水系樹脂コート紙などの紙類、ポリエチレンテレフタラートフィルム、ポリプロピレンフィルムなどのプラスチックフィルム類などが挙げられる。
剥離剤層を構成する剥離剤としては、例えば、汎用の付加型もしくは縮合型のシリコーン系剥離剤や長鎖アルキル基含有化合物が用いられる。特に、反応性が高い付加型シリコーン系剥離剤が好ましく用いられる。
シリコーン系剥離剤としては、具体的には、東レ・ダウコーニングシリコーン社製のBY24−4527、SD−7220等や、信越化学工業(株)製のKS−3600、KS−774、X62‐2600などが挙げられる。また、シリコーン系剥離剤中にSiO2単位と(CH3)3SiO1/2単位あるいはCH2=CH(CH3)SiO1/2単位を有する有機珪素化合物であるシリコーンレジンを含有することが好ましい。シリコーンレジンの具体例としては、東レ・ダウコーニングシリコーン社製のBY24−843、SD−7292、SHR−1404等や、信越化学工業(株)製のKS−3800、X92‐183等が挙げられる。
なお、剥離シート13は、透明粘着ラベル20との視認性を高めるために、不透明であったり、着色されている方が好ましい。
そして、JIS P8155に基づく測定方法において、剥離シート13の粘着剤層12に貼り合わされる面の平滑度が4500秒以上である。平滑度が上記以上であれば、透明粘着ラベル20のヘイズ値が低く、透明性に優れるとともに、剥離シートを剥がした後の粘着剤層12の表面の平滑性が高くなることにより、貼り付け直後のプローブタック値も良好になる。剥離シート13の平滑度は、より大きいほど好ましく、13000秒以上、更に好ましくは18000秒以上である。
(厚み)
剥離シート付き透明粘着ラベル10を構成する各層の厚さは、本明細書で規定するプローブタック測定値、及び、平滑度の測定値の条件を満たす限り、特に限定されるものではないが、例えば以下の様な範囲とされる。・剥離シート付き透明ラベル10の厚さは60〜200μmであることが好ましく、80〜175μmであることがより好ましく、100〜150μmであることがさらに好ましい。
透明10〜100μmが好ましく、20〜75μmがより好ましく、30〜50μmがさらに好ましい。透明基材11の厚みが上記範囲内であれば、粘着剤層12の厚みは5〜50μmであることが好ましく、10〜35μmであることがより好ましく、15〜25μmであることがさらに好ましい。
剥離シート13の厚みは20〜150μmであることが好ましく、25〜100μmであることがより好ましく、50〜80μmであることがより好ましい。
剥離シート付き透明粘着ラベル10を構成する各層の厚みが上記範囲内であれば、透明性が高く貼り付け時の操作性も容易である。
(剥離シート付き透明粘着ラベルの製造方法)
剥離シート付き透明粘着ラベル10は、例えば剥離シート13の上に粘着剤組成物を塗工し、硬化させて粘着剤層12を形成し、その後、透明基材11を貼り合わせることにより製造することができる。また、透明基材11の片面に粘着剤組成物を塗工し、硬化させて粘着剤層12を形成し、その後、剥離シート13を貼り合わせることによっても製造することができる。粘着剤組成物の塗工量は、5〜50g/mが好ましく、10〜35g/mがより好ましく、15〜25g/mがさらに好ましい。前期範囲内であれば、粘着剤層12を上記厚みの範囲内とすることができる。
粘着剤組成物の塗工装置としては、例えば、コンマコーター、ロールコーター、ナイフコーター、バーコーター、エアーナイフコーター、グラビアコーター、カーテンコーター、リップコーター、ダイコーターなどが使用できる。
剥離シート付き透明粘着ラベル10は、剥離シート13を剥離して粘着剤層12を露出させ、露出させた粘着剤層12を被着体に貼着することにより使用される。
被着体はいかなる材質であってもよく、プラスチック、ステンレス等の金属類、木材
ガラス、紙などが挙げられる。特にプラスチックの中でもABS樹脂や、アクリル樹脂に好ましく用いられる。被着体の形状もいかなる形状であってもよく、例えば平面や曲面でもよく、凹凸を有する面であってもよい。
(実施例1)
主剤としてアクリル酸エステル系共重合物(東洋インキ株式会社製、オリバインBPS5789KOP)と、硬化剤としてウレタン樹脂(東洋インキ株式会社製、BXX5627)が配合された粘着剤組成物(配合比:硬化剤/主剤=2.52kg/180kg)を、乾燥後の粘着剤層の厚みが17μmとなるようにコンマコーターで剥離シートAの上に塗工し、乾燥して粘着剤層を形成した。その後、粘着剤層に透明基材A(ポリエチレンテレフタラート、東レフィルム加工株式会社製ルミラーEYK#50、厚み50μm)を貼り合わせて剥離シート付き透明粘着ラベルを得た。剥離シートAは、基材である片面ポリラミ付きグラシン紙(王子エフテックス株式会社製、64GPS(M)アサギ、厚み82μm)に剥離剤層が形成されたものを使用した。剥離シートAの平滑度を、JIS P8119による平滑度試験方法に準じて、測定した。剥離シートAの平滑度は18000秒であった。
(実施例2)
主剤としてアクリル酸エステル系共重合物(綜研化学株式会社製、SKダイン1259FN)と、硬化剤としてTDI−TMP付加物(綜研化学株式会社製、SL−46)が配合された粘着剤組成物(配合比:硬化剤/主剤=460g/16kg)を使用した以外は、実施例1と同様にして剥離シート付き透明粘着ラベルを得た。
(実施例3)
剥離シートBとして、基材である片面ポリラミ付きグラシン紙(王子エフテックス株式会社製、85GPS(M)アサギミラー改、厚み90μm)に剥離剤層が形成されたものを使用した以外は、実施例1と同様にして剥離シート付き透明粘着ラベルを得た。剥離シートBの平滑度は13000秒であった。
(実施例4)
剥離シートCとして、基材である片面ポリラミ付き上質紙(王子エフテックス株式会社製、110EPS(M)クリーム、厚み146μm)に剥離剤層が形成されたものを使用した以外は、実施例1と同様にして剥離シート付き透明粘着ラベルを得た。剥離シートCの平滑度は4500秒であった。
(実施例5)
透明基材Bとして、ポリエチレンテレフタラート(東洋紡株式会社製、A−4300#38、厚み38μm)を使用した以外は、実施例2と同様にして剥離シート付き透明粘着ラベルを得た。
(比較例1)
剥離シートDとして、基材であるダイレクトグラシン紙(王子エフテックス株式会社製、72GS(2)(M)ブルー、厚み67μm)に剥離剤層が形成されたものを使用した以外は、実施例1と同様にして剥離シート付き透明粘着ラベルを得た。剥離シートDの平滑度は1600秒であった。
(比較例2)
剥離シートDを使用した以外は、実施例2と同様にして剥離シート付き透明粘着ラベルを得た。
作製した剥離シート付き透明粘着ラベルから剥離シートを剥離後、透明粘着ラベルについて、上述したASTM D−2979に基づく測定方法により、接触時間0.01秒でのプローブタック価を測定した(プローブ接触時間:0.01秒)。また、透明粘着ラベルの透明基材側のヘイズをJIS−K7105に準じてヘイズメーター(日本電色工業株式会社 NDH4000)により測定した。その結果を表1に示す。
Figure 2018145297
実施例1〜5では、プローブタック測定値が1052〜1137gであり、1000gを超え、貼り付け直後のプローブタック値が強いことがわかる。また、実施例1〜5では、ヘイズが1.3〜3.4%であり、透明性も良好である。一方、比較例1〜3では、プローブタック測定値が523〜850であり、実施例1〜5に比べて貼り付け直後のプローブタック値が弱い。また、比較例1、2では、ヘイズが8.4%、9.3%と透明性も劣っている。
さらに、実施例1〜5の透明粘着ラベルをABS板に貼り付けたところ、比較例の透明粘着ラベルよりも軽い力で貼り付けることができた。
10 剥離シート付き透明粘着ラベル
11 透明基材
12 粘着剤層
13 剥離シート
20 透明粘着ラベル

Claims (4)

  1. 透明基材、粘着剤層、剥離シートの順に貼合された剥離シート付き透明粘着ラベルであって、
    前記剥離シートを剥離した後の、透明粘着ラベルにおけるASTM D−2979に基づく測定方法にて測定されるプローブ接触時間0.01秒でのプローブタック測定値が1000g以上である、剥離シート付き透明粘着ラベル。
  2. 前記プローブタック測定値が1050〜1150gである、請求項1に記載の剥離シート付き透明粘着ラベル。
  3. JIS P8119による平滑度試験方法により計測される前記剥離シートの前記粘着剤層に貼合される面の平滑度が4500秒以上である、請求項1又は2に記載の剥離シート付き透明粘着ラベル。
  4. 前記剥離シートの前記粘着剤層に貼合される面の平滑度が13000秒以上である、請求項3に記載の剥離シート付き透明粘着ラベル。
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