JPH1171557A - ウェットティシュ用粘着シート - Google Patents

ウェットティシュ用粘着シート

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JPH1171557A
JPH1171557A JP23405097A JP23405097A JPH1171557A JP H1171557 A JPH1171557 A JP H1171557A JP 23405097 A JP23405097 A JP 23405097A JP 23405097 A JP23405097 A JP 23405097A JP H1171557 A JPH1171557 A JP H1171557A
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weight
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pressure
sensitive adhesive
manufactured
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JP23405097A
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English (en)
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Yutaka Igarashi
裕 五十嵐
Toshihide Maruyama
利英 丸山
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New Oji Paper Co Ltd
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Oji Paper Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ウェットティシュ包装材に対して糊残りが無
く、剥離音が小さく、剥離感の良好なウェットティシュ
用ラベルを提供する。 【解決手段】表面基材、粘着剤層、剥離シートを積層し
てなる粘着シートにおいて、表面基材がプラスチックフ
ィルム又は合成紙であり、粘着剤層がブチルアクリレー
ト80〜98重量%、カルボキシル基含有モノマー2〜
10重量%、その他の共重合可能なモノマー0〜18重
量%を共重合してなるアクリル酸エステル共重合体10
0重量部に架橋剤0.1〜5重量部及び可塑剤0.1〜
5重量部を配合した粘着剤であるウェットティシュ用粘
着シート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明に属する技術分野】本発明は、ウェットティシュ
等の携帯用や詰替え用の取り出し口に貼付して使用する
ウェットティシュ用ラベルに適した粘着シートに関し、
詳しくはポリエステル系フィルム包装材に再剥離、再貼
着可能なウェットティシュ用ラベルとして使用するウェ
ットティシュ用粘着シートに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ウェットティシュ、おしりふき、
ふきんなどは、医療用、衛生用など使用の用途が広がっ
ている。かかるウェットティシュ等は、携帯用や詰替え
用として、ポリエステル系フィルム包装材により包装さ
れ、その取り出し口に再剥離可能なウェットティシュ用
ラベルを貼着し、外部からの雑菌等の侵入を防止し、内
部の成分(水分や薬分)等の蒸発を防止している。通
常、該取り出し口は、その開口部が包装材から離れるこ
とがないようにハーフカット等の切込みにより形成され
ており、その上をウェットティシュ用ラベルで覆うよう
に貼着される。該ラベルを最初に剥がした時に、包装材
から開口部が剥がれる構成(以下、中抜きという)にな
っている。ラベルを剥離することで中抜きが抜け、ウェ
ットティシュ等の取り出しが可能となる。
【0003】このようなウェットティシュ用粘着シート
は、従来、中抜きが抜ける程度の粘着力が必要なため、
再剥離性粘着剤に粘着付与剤(タッキファイヤー)を配
合し、粘着力を上げ、架橋剤を添加し粘着剤のTgを上
げることで再剥離性を付与させていた。しかし、この粘
着剤では、耐薬液性及び再貼着性はあるが、ラベルを長
期間貼付させた後ラベルを剥離しようとすると、包装材
に糊残りが発生したり、ジッピングのため剥離音が大き
いなどの問題点があった。この剥離音対策として、架橋
剤を添加した再剥離性粘着剤に可塑剤を添加することで
ポリマー組成を変えずに粘着剤のTgを低下させた粘着
剤を開発し、剥離感が良く、剥離音も小さくなったが、
粘着力が低下し過ぎるため中抜きが抜けなかったり、経
時での糊残りの発生があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ウェットテ
ィシュ包装材に対して糊残りが無く、剥離音が小さく、
剥離感の良好なウェットティシュ用ラベルを提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記課題
を解決すべく鋭意研究を行った結果、粘着剤ポリマー組
成がブチルアクリレート主体でカルボキシル基含有モノ
マーを配合し、特定の割合で架橋剤及び可塑剤を加えた
アクリル系粘着剤を用いることにより解決できることを
見いだしたのである。
【0006】即ち、表面基材、粘着剤層、剥離シートを
積層してなる粘着シートにおいて、表面基材がプラスチ
ックフィルム又は合成紙であり、粘着剤層がブチルアク
リレート80〜98重量%、カルボキシル基含有モノマ
ー2〜10重量%、その他の共重合可能なモノマー0〜
18重量%を共重合してなるアクリル酸エステル共重合
体100重量部に架橋剤0.1〜5重量部及び可塑剤
0.1〜5重量部を配合した粘着剤で形成したことを特
徴とするウェットティシュ用粘着シートである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明は、アクリル系粘着剤の組
成に特徴があり、主モノマーとしてブチルアクリレート
80〜98重量%に、カルボキシル基含有モノマーとし
てメタクリル酸、アクリル酸、イタコン酸等を2〜10
重量%、その他共重合可能なモノマーとして、エチルア
クリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、酢酸ビ
ニル、アクリルニトリル、アクリルアマイド、スチレ
ン、メチルメタクリレート、メチルアクリレート、アク
リルアマイド、グリシジルメタクリレート、無水マレイ
ン酸、ヒドロキシエチルメタクリレート、ヒドロキシプ
ロピルメタクリレート、メチロールアクリルアマイド等
を0〜18重量%配合し、共重合したアクリル酸エステ
ル共重合体を用いる。
【0008】主モノマーをブチルアクリレートは、2−
エチルヘキシルアクリレートよりガラス転移温度が高
く、硬い粘着剤であるため、糊残りを起こしにくい。因
みに、ブチルアクリレートの配合割合が80重量%未満
であると、粘着力に乏しく、98重量%を越えると、凝
集力が乏しく糊残りが生じてしまう。
【0009】これに、カルボキシル基含有モノマーを配
合すると、粘着力の向上や粘着剤の凝集力が向上するた
め、糊残りを防ぐ効果がある。カルボキシル基含有モノ
マーの配合割合が2重量%未満であると、粘着剤の凝集
力が低いため、包装材に糊残りが生じ、10重量%を越
えると基材との密着不足や粘着力強度が強すぎるため糊
残りが生じる。
【0010】その他の共重合可能なモノマーのうち、ヒ
ドロキシエチルメタクリレート、ヒドロキシプロピルメ
タクリレート、メチロールアクリルアマイド等水酸基含
有モノマーを配合すると、表面基材と粘着剤との密着が
低下し糊残りの原因となるが、Tgの調整または架橋密
度を上げるため好ましい。
【0011】粘着剤に配合する架橋剤としては、イソシ
アナート系架橋剤や、エポキシ系架橋剤、金属キレート
系架橋剤等が挙げられる。中でも、トルイレンジイソシ
アナート、ナフチレン−1,5−ジイソシアナート、ジ
フェニルメタンジイソシアナート、ヘキサメチレンジイ
ソシアナート等のイソシアナート系架橋剤は、粘着剤の
凝集力を上げる他に基材との投錨性が良好となり好まし
く用いられる。かかる架橋剤は、アクリル酸エステル共
重合体100重量部に対し0.1〜5重量部、好ましく
は1〜4重量部使用すると良い。因みに0.1重量部に
満たないと包装材への糊残りや剥離不良の原因となり、
5重量部を越えると粘着力強度不足のため、中抜きが抜
けないことやラベル浮き等が生じる恐れがある。
【0012】粘着剤に配合する可塑剤としては、フタル
酸エステル系、トリメリット酸エステル系、脂肪族二塩
基酸エステル系、正リン酸エステル系、酢酸エステル系
等が挙げられるが、好ましくは、フタル酸エステル系可
塑剤であるジメチルフタレート、ジブチルフタレート、
ジ−2−エチルヘキシルフタレート、ジイソデシルフタ
レート、ブチルベンジルフタレート等である。かかる可
塑剤の配合割合は、アクリル酸エステル共重合体100
重量部に対し0.1〜5重量部、好ましくは、1〜4重
量部使用すると良い。因みに、0.1重量部に満たない
とラベル剥離時に剥離音が大きく、剥離感が悪い。5重
量部を越えると、可塑剤成分が粘着剤の凝集力を低下さ
せ、糊残りが生じる恐れがある。さらに、イソシアナー
ト系架橋剤とフタル酸エステル系可塑剤を併用すると、
粘着力と糊残りのバランスが良好となり好ましい。
【0013】粘着剤には、更に必要に応じて粘着付与
剤、各種顔料、粘度調整剤等の助剤を添加してもよい。
添加できる粘着付与剤としては、ロジン系樹脂であるガ
ムロジン、重合ロジン、水添ロジン、ロジンエステル
等、テルペン系樹脂であるテルペン樹脂、テルペンフェ
ノール樹脂、水添テルペン樹脂等、石油系樹脂等である
脂肪族系、芳香族系石油樹脂が挙げられる。かかる粘着
付与剤は、アクリル酸エステル共重合体100重量部に
対し0〜30重量部程度である。
【0014】表面基材としては、耐薬液性やラベルを繰
返し剥離、貼着した際の耐久性からプラスチックフィル
ムまたは合成紙が挙げられる。プラスチックフィルムと
しては、例えば、ポリエステルフィルムである東洋紡績
株式会社製E5100,E5101、東レ株式会社製ル
ミラー等、ポリ塩化ビニルフィルムであるバンドー化学
株式会社製塩ビフィルム、理研ビニル株式会社製アポニ
ール等が挙げられる。
【0015】合成紙としては、内部紙化方法による王子
油化合成紙株式会社製ユポSGSやユポVESなど、東
洋紡績株式会社製発泡ポリエステルフィルムであるクリ
スパー、ポリエチレンテレフタレートやポリプロピレン
等に表面塗工した日清紡績株式会社製ピーチコートSや
ピーチコートSE、単層構造である南亜プラスティクス
株式会社製PP SHEET BCBGO等が挙げられ
るが、好ましくは、ポリプロピレン系樹脂等の熱可塑性
樹脂を主原料とし、これに無機質充填剤と少量の添加剤
を配合した組成物を溶融、混練後、押し出し機により押
し出し成膜後、さらに2軸延伸して製造した内部紙化方
法による合成紙が、縦及び横方向に延伸配向されてお
り、主に強度,剛性等の機械的特性、延伸工程に於いて
生成するミクロボイドにより光が乱反射し白色不透明と
なり、印刷性,筆記性等の紙的性質が付与されることか
ら望ましい。
【0016】表面基材として使用される内部紙化法によ
る合成紙としては、上、下の表面層において、一方の表
面層にミクロボイドが存在し、他方の表面層にミクロボ
イドの存在しないもの、あるいは、上、下の表面層をな
す紙状層のミクロボイド数が異なり、片面のミクロボイ
ド数が多く印刷や筆記適性のよい面であり、もう一方の
面はミクロボイド数が少なく表面強度の強いパール状の
面となっているものが好ましく用いられる。粘着剤層は
ラベルを剥がすときの破れを防ぐため、ミクロボイドが
存在しない面、あるいはミクロボイド数の少ない強度の
強い面(パール面)に形成するのが好ましい。
【0017】また、ウェットティシュ包材への糊残りを
防ぐため、プラスチックフィルム又は合成紙の粘着剤層
を形成する面に予め、コロナ放電処理を施したり、ある
いはアンカー剤を塗布し、表面基材と粘着剤層の密着性
を確実にすることができる。また、該表面基材の粘着剤
を積層しない面には、通常、印刷(UV印刷など)が施
される。かかる面は、易印刷適性を付与するため、塗工
層を形成することができる。また、インクジェット記録
適性や熱転写記録適性を付与したり、あるいは感熱記録
層等を設けることも可能である。
【0018】剥離シートとしては、ポリエチレンテレフ
タレート、ポリプロピレン等であるプラスチックフィル
ムや、上質紙、ポリラミ紙、グラシン紙等の紙系のもの
が使用できる。特に、紙ベースの剥離シートは、表面の
平滑性を向上させるため、表面にポリエチレンラミネー
ト層を形成したものを使用し、より好ましくは、ポリラ
ミ剥離シートのベースにグラシン紙を使用する。更に、
表面の王研式平滑度測定法(紙パルプ試験法 紙−1
1)による平滑度は、600秒以上が好ましく、より好
ましくは800秒以上である。なお、剥離シートに塗工
する剥離剤としては、例えば、シリコーン系剥離剤や非
シリコーン系剥離剤が例示できる。
【0019】粘着剤、剥離剤、その他の塗工層等の形成
方法は特に限定されないが、例えばダイレクトグラビア
コート法、リバースロールコート法、リバースグラビア
コート法、キスコート法、コンマコート法、ダイコート
法、バーコート法、ナイフコート法等の適当な塗布方法
を適用できる。尚、塗布速度、塗膜乾燥条件は特に限定
されるものではないが、塗布乾燥条件は粘着剤層、剥離
層、基材の諸物性に悪影響を及ぼさない範囲で調節する
ことが望ましい。
【0020】剥離剤の塗工量としては、乾燥重量で0.
05〜3g/m2、好ましくは、0.2〜1.5g/m2
が適当である。因みに、0.05g/m2未満では剥離
層としての効果に乏しく、また、3g/m2 を越えるこ
とは経済性の面から必要性に乏しく、また、特に、剥離
力に制限のない場合には、ポリラミ原紙のみでも使用可
能である。本発明の粘着剤の上記基材への塗工法として
は、その各成分を溶剤、例えば、酢酸エチル、トルエ
ン、n−ヘキサンに混合、攪拌溶解させ、固形分含有量
10〜70重量%の粘着剤塗液として調整する。このよ
うに調整した粘着剤組成物を剥離シート上に乾燥厚0.
01〜0.2mmに塗布し、乾燥後、基材と貼合せ巻取
ることにより製造する。
【0021】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明をより具体的に
説明するが、勿論これらに限定されるものではない。
尚、実施例中の「部」および「%」は、特に断らない限
り、すべて「重量部」および「重量%」を示す。
【0022】[実施例1] 「粘着剤の調整」ブチルアクリレート87%とメタクリ
ル酸6%と酢酸ビニル7%を共重合したアクリル酸エス
テル共重合体100重量部に、イソシアナート系架橋剤
(日本ポリウレタン工業株式会社製,商品名:コロネー
トL)2重量部、フタル酸エステル系可塑剤(大八化学
株式会社製,ジ−2−エチルヘキシルフタレート)3重
量部を配合し、十分攪拌して粘着剤を得た。
【0023】「粘着シートの製造」片面ポリラミグラシ
ン紙にシリコーン系剥離剤層を設けた剥離シート(王子
製紙株式会社製,商品名:84GPS)に、上記粘着剤
を塗布量30g/m2(乾燥重量)となるようにアプリ
ケーターで塗工し、オ−ブンにより105℃の温度で2
分間乾燥し、表面基材を貼り合わせ粘着シートを作成し
た。表面基材としては軟質塩化ビニル(理研ビニル株式
会社製,商品名:アポニール80μm)を使用した。
【0024】[実施例2]ブチルアクリレート85%と
メタクリル酸8%と酢酸ビニル7%を共重合したアクリ
ル酸エステル共重合体100重量部に、イソシアナート
系架橋剤(日本ポリウレタン工業株式会社製,商品名:
コロネートL)2重量部、フタル酸エステル系可塑剤
(大八化学株式会社製,ジ−2−エチルヘキシルフタレ
ート)3重量部を配合した以外は実施例1と同様にし
て、粘着シートを作成した。
【0025】[実施例3]ブチルアクリレート87%と
メタクリル酸6%と酢酸ビニル7%を共重合したアクリ
ル酸エステル共重合体100重量部に、イソシアナート
系架橋剤(日本ポリウレタン工業株式会社製,商品名:
コロネートL)5重量部、フタル酸エステル系可塑剤
(大八工業株式会社製,ジ−2−エチルヘキシルフタレ
ート)3重量部を配合した以外は実施例1と同様にし
て、粘着シートを作成した。
【0026】[実施例4]ブチルアクリレート87%と
メタクリル酸6%と酢酸ビニル7%を共重合したアクリ
ル酸エステル共重合体100重量部に、イソシアナート
系架橋剤(日本ポリウレタン工業株式会社製,商品名:
コロネートL)0.5重量部、フタル酸エステル系可塑
剤(大八工業株式会社製,ジ−2−エチルヘキシルフタ
レート)3重量部を配合した以外は実施例1と同様にし
て、粘着シートを作成した。
【0027】[実施例5]ブチルアクリレート87%と
メタクリル酸6%と酢酸ビニル7%を共重合したアクリ
ル酸エステル共重合体100重量部に、イソシアナート
系架橋剤(日本ポリウレタン工業株式会社製,商品名:
コロネートL)2重量部、フタル酸エステル系可塑剤
(大八工業株式会社製,ジ−2−エチルヘキシルフタレ
ート)5重量部を配合した以外は実施例1と同様にし
て、粘着シートを作成した。
【0028】[実施例6]ブチルアクリレート87%と
メタクリル酸6%と酢酸ビニル7%を共重合したアクリ
ル酸エステル共重合体100重量部に、イソシアナート
系架橋剤(日本ポリウレタン工業株式会社製,商品名:
コロネートL)2重量部、フタル酸エステル系可塑剤
(大八工業株式会社製,ジ−2−エチルヘキシルフタレ
ート)0.5重量部を配合した以外は実施例1と同様に
して、粘着シートを作成した。
【0029】[実施例7]ブチルアクリレート87%と
メタクリル酸6%と酢酸ビニル7%を共重合したアクリ
ル酸エステル共重合体100重量部に、エポキシ系架橋
剤(三菱瓦斯化学株式会社製,商品名:テトラットC)
2重量部、フタル酸エステル系可塑剤(大八化学株式会
社製,ジ−2−エチルヘキシルフタレート)3重量部を
配合した以外は実施例1と同様にして、粘着シートを作
成した。
【0030】[実施例8]ブチルアクリレート87%と
メタクリル酸6%と酢酸ビニル7%を共重合したアクリ
ル酸エステル共重合体100重量部に、イソシアナート
系架橋剤(日本ポリウレタン工業株式会社製,商品名:
コロネートL)2重量部、正リン酸エステル系可塑剤
(大八化学株式会社製,トリブチルホスフェート)3重
量部を配合した以外は実施例1と同様にして、粘着シー
トを作成した。
【0031】[実施例9]ブチルアクリレート87%と
メタクリル酸6%と酢酸ビニル7%を共重合したアクリ
ル酸エステル共重合体100重量部に、エポキシ系架橋
剤(三菱瓦斯化学株式会社製,商品名:テトラットC)
2重量部、正リン酸エステル系可塑剤(大八化学株式会
社製,トリブチルホスフェート)3重量部を配合した以
外は実施例1と同様にして、粘着シートを作成した。
【0032】[実施例10]ブチルアクリレート81%
とアクリル酸3%とエチルアクリレート5%と酢酸ビニ
ル11%を共重合したアクリル酸エステル共重合体10
0重量部に、イソシアナート架橋剤(日本ポリウレタン
工業株式会社製,商品名:コロネートL)2重量部、フ
タル酸エステル系可塑剤(大八化学株式会社製,ジ−2
−エチルヘキシルフタレート)3重量部を配合した以外
は実施例1と同様にして、粘着シートを作成した。
【0033】[実施例11]ブチルアクリレート96%
とアクリル酸2%と酢酸ビニル2%を共重合したアクリ
ル酸エステル共重合体100重量部に、イソシアナート
系架橋剤(日本ポリウレタン工業株式会社製,商品名:
コロネートL)2重量部、フタル酸エステル系可塑剤
(大八化学株式会社製,ジ−2−エチルヘキシルフタレ
ート)3重量部を配合した以外は実施例1と同様にし
て、粘着シートを作成した。
【0034】[比較例1]ブチルアクリレート92%と
メタクリル酸1%と酢酸ビニル7%を共重合したアクリ
ル酸エステル共重合体100重量部に、イソシアナート
系架橋剤(日本ポリウレタン工業株式会社製,商品名:
コロネートL)2重量部、フタル酸エステル系可塑剤
(大八化学株式会社製,ジ−2−エチルヘキシルフタレ
ート)3重量部を配合した以外は実施例1と同様にし
て、粘着シートを作成した。
【0035】[比較例2]ブチルアクリレート78%と
メタクリル酸15%と酢酸ビニル7%を共重合したアク
リル酸エステル共重合体100重量部に、イソシアナー
ト系架橋剤(日本ポリウレタン工業株式会社製,商品
名:コロネートL)2重量部、フタル酸エステル系可塑
剤(大八化学株式会社製,ジ−2−エチルヘキシルフタ
レート)3重量部を配合した以外は実施例1と同様にし
て、粘着シートを作成した。
【0036】[比較例3]ブチルアクリレート87%と
ヒドロキシエチルメタクリレート6%と酢酸ビニル7%
を共重合したアクリル酸エステル共重合体100重量部
に、イソシアナート系架橋剤(日本ポリウレタン工業株
式会社製,商品名:コロネートL)2重量部、フタル酸
エステル系可塑剤(大八化学株式会社製,ジ−2−エチ
ルヘキシルフタレート)3重量部を配合した以外は実施
例1と同様にして、粘着シートを作成した。
【0037】[比較例4]ブチルアクリレート87%と
メタクリル酸6%と酢酸ビニル7%を共重合したアクリ
ル酸エステル共重合体100重量部に、イソシアナート
系架橋剤(日本ポリウレタン工業株式会社製,商品名:
コロネートL)0.05重量部、フタル酸エステル系可
塑剤(大八化学株式会社製,ジ−2−エチルヘキシルフ
タレート)3重量部を配合した以外は実施例1と同様に
して、粘着シートを作成した。
【0038】[比較例5]ブチルアクリレート87%と
メタクリル酸6%と酢酸ビニル7%を共重合したアクリ
ル酸エステル共重合体100重量部に、イソシアナート
系架橋剤(日本ポリウレタン工業株式会社製,コロネー
トL)6重量部、フタル酸エステル系可塑剤(大八化学
株式会社製,ジ−2−エチルヘキシルフタレート)3重
量部を配合した以外は実施例1と同様にして、粘着シー
トを作成した。
【0039】[比較例6]ブチルアクリレート87%と
メタクリル酸6%と酢酸ビニル7%を共重合したアクリ
ル酸エステル共重合体100重量部に、イソシアナート
系架橋剤(日本ポリウレタン工業株式会社製,コロネー
トL)2重量部、フタル酸エステル系可塑剤(大八化学
株式会社製,ジ−2−エチルヘキシルフタレート)0.
05重量部を配合した以外は実施例1と同様にして、粘
着シートを作成した。
【0040】[比較例7]ブチルアクリレート87%と
メタクリル酸6%と酢酸ビニル7%を共重合したアクリ
ル酸エステル共重合体100重量部に、イソシアナート
系架橋剤(日本ポリウレタン工業株式会社製,商品名:
コロネートL)2重量部、フタル酸エステル系可塑剤
(大八化学株式会社製,ジ−2−エチルヘキシルフタレ
ート)6重量部を配合した以外は実施例1を同様にし
て、粘着シートを作成した。
【0041】[比較例8]アクリル系粘着剤(総研化学
製,商品名:SKダイン DG−2)100重量部に、
イソシアナート系架橋剤(総研化学製,商品名:D−9
0)1.3重量部、フタル酸ジオクチル系可塑剤を2重
量部配合し、粘着シートを作成した。
【0042】(評価)得られた粘着シートについて、下
記の評価を行い、その結果を表1に示した。 「初期粘着力」粘着シートから剥離シートを取り除いた
後に、被着体(包装材)に貼付後、JIS Z 023
7に準じて粘着力を測定した。単位は、gf/25mm
である。
【0043】「経時粘着力」粘着シートから剥離シート
を取り除いた後に、被着体(包装材)に貼付し、22
℃、65%RHの環境に7日間放置後、JIS Z 0
237に準じて粘着力を測定した。単位は、gf/25
mmである。
【0044】「中抜き残り」粘着シートから剥離シート
を取り除いた後に、被着体(包装材)に貼付し、22
℃、65%RHの環境に1日間放置後、ラベル剥離時の
中抜け残りを下記の基準で評価した。 (評価基準) ○:中抜き残り無し △:若干中抜き残り有り ×:中抜き残り有り
【0045】「被着体汚染性」粘着シートから剥離シー
トを取り除いた後に、被着体(包装材)に貼付し、22
℃、65%RHの環境に7日間放置後の被着体への糊残
り(被着体汚染性)を目視にて下記の基準で評価した。 (評価基準) ○:被着体汚染なし △:若干被着体汚染有り ×:被着体汚染有り
【0046】「剥離音」粘着シートから剥離シートを取
り除いた後に、4両端を固定した被着体(包装材)に貼
付し、約140゜の角度で剥がした時の剥離音を測定し
た。測定位置は、測定機器より20cm離したところで
ある。 (評価基準) ○:剥離音が小さい △:若干剥離音が大きい ×:剥離音が大きい
【0047】「総合評価」 ◎:極めて良好 ○:実用性良好 △:実用可能レベル ×:実用性不十分
【0048】
【表1】
【0049】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
より包装材の中抜きが抜け、貼付後の粘着力の増加も少
なく、被着体汚染性や剥離音にも優れた粘着シートが得
られた。1

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面基材、粘着剤層、剥離シートを積層し
    てなる粘着シートにおいて、表面基材がプラスチックフ
    ィルム又は合成紙であり、粘着剤層がブチルアクリレー
    ト80〜98重量%、カルボキシル基含有モノマー2〜
    10重量%、その他の共重合可能なモノマー0〜18重
    量%を共重合してなるアクリル酸エステル共重合体10
    0重量部に架橋剤0.1〜5重量部及び可塑剤0.1〜
    5重量部を配合した粘着剤で形成したことを特徴とする
    ウェットティシュ用粘着シート。
  2. 【請求項2】架橋剤が、イソシアナート系架橋剤である
    請求項1記載のウェットティシュ用粘着シート。
  3. 【請求項3】可塑剤が、フタル酸エステル系可塑剤であ
    る請求項1または2記載のウェットティシュ用粘着シー
    ト。
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