JP6976802B2 - ラベル用ラミネートフィルムおよびラベル - Google Patents
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(1) 印刷体としてのラベルを構成するラミネートフィルムであって、
紫外線硬化型のインクジェットインクを用いて形成された印刷部を有する被着体であるラベル本体の前記印刷部を被覆するものであり、
ポリエステル、ポリオレフィンの少なくとも一方を含む材料で構成されたフィルム基材と、粘着剤層とを備え、
前記粘着剤層を構成する粘着剤は、構成モノマーとして水酸基またはカルボキシル基を有するモノマーを5質量%以上20質量%以下の割合で含むものであり、
前記粘着剤層は、主剤としての前記粘着剤100質量部に対して、架橋剤を0.05質量部以上1.5質量部以下の割合で含む組成物を用いて形成されたものであり、
23℃において、質量2kgのゴムローラを1往復させて、ラベルマイスターインク シアン LM−C(岩崎通信機社製)を用いて形成されたベタ印刷の印刷面に対して圧着し、24時間放置した後に、JIS Z 0237:2009に規定される方法に準拠して測定される、前記印刷面に対する粘着力が3.0N/25mm以上10N/25mm以下であることを特徴とするラベル用ラミネートフィルム。
[ラミネートフィルム]
まず、本発明のラミネートフィルムについて説明する。
これにより、前述したような効果がより顕著に発揮される。
フィルム基材11は、粘着剤層12を支持する機能を有する部位である。
これにより、ラミネートフィルム10は十分な透明性を有するものとなり、ラミネートフィルム10で被覆された印刷部22の視認性の低下をより効果的に防止することができる。
このような表面処理としては、例えば、コロナ処理等が挙げられる。
粘着剤層12は、粘着剤を含む材料で構成されており、被着体20に接合する部位である。
これにより、前述したような効果がより顕著に発揮される。
これにより、前述したような効果がより顕著に発揮される。
次に、本発明の印刷体について説明する。
図2は、本発明の印刷体の第1実施形態を示す模式的な縦断面図である。
本実施形態において、被着体20は、印刷基材21と、印刷部22とを有している。
印刷基材21は、形状のものであってもよいが、以下の説明では、シート状をなすものである場合について中心的に説明する。
印刷部22は、紫外線硬化型のインクジェットインクを用いて形成されたものである。より具体的には、紫外線硬化型のインクを、インクジェット法により吐出した後に紫外線の照射により硬化させて形成されたものである。
図3は、本発明の印刷体の第2実施形態を示す模式的な縦断面図である。
第2の粘着剤層23を構成する粘着剤は、特に制限されないが、例えば、アクリル系粘着剤、ポリエステル系粘着剤、ウレタン系粘着剤、ゴム系粘着剤、シリコーン系粘着剤等を使用することができる。
剥離ライナー24としては、例えば、剥離基材の片面に剥離処理が施されたものを用いることができる。
(実施例1)
(1)粘着剤組成物の調製
まず、モノマーとして、ブチルアクリレート(BA)と、酢酸ビニル(VAc)と、アクリル酸(AA)とを90:1:9の質量比で含む共重合体(主剤)を有機溶媒であるトルエンに溶解した溶液を用意した。
上記のようにして調製した粘着剤組成物を、ロールコーターを用いて25μmの塗布厚で、厚さ16μmのポリエチレンテレフタレート(PET)製のフィルム基材上に塗布し、その後、100℃で3分間の加熱処理を施すことにより、塗膜の乾燥、架橋反応を進行させ、粘着剤層を形成した。これにより図1に示すようなラミネートフィルムを得た。
主剤の組成、架橋剤の種類・添加量を、表1に示すようにした以外は、前記実施例1と同様にして、粘着剤組成物を調製し、ラミネートフィルムを作製した。
主剤の組成、架橋剤の種類・添加量を、表1に示すようにした以外は、前記実施例1と同様にして、粘着剤組成物を調製し、ラミネートフィルムを作製した。
前記各実施例および比較例のラミネートフィルムを試料として以下のようにして粘着力を測定した。まず、JIS Z0237:2009の粘着力の測定法に準拠して、各ラミネートフィルム10を幅25mm、長さ250mmに切断し、試験片を得た。
厚さ50μmのポリエチレンテレフタレート製の印刷基材と、アクリル系粘着剤からなる厚さ20μmの第2の粘着剤層と、剥離ライナーとが、この順に積層された被着体を用意した。
前記各実施例および比較例のラミネートフィルムを、粘着剤層が前記被着体の印刷部に対向するように積層し、その後、質量2kgのゴムローラを1往復させて圧着することにより、各印刷体を作製した。
前記各印刷体を、幅20mm長さ25mmの大きさに切断し、剥離ライナーを剥離し、直径10mmの円柱状のガラス棒の周面(曲面部)に貼着した。
B:ラミネートフィルムの剥がれがわずかに認められる。
C:ラミネートフィルムの剥がれが顕著に認められる。
これらの結果を表2に示す。
10…ラミネートフィルム
11…フィルム基材
12…粘着剤層
20…被着体
21…印刷基材
22…印刷部(印刷層)
23…第2の粘着剤層
24…剥離ライナー
Claims (5)
- 印刷体としてのラベルを構成するラミネートフィルムであって、
紫外線硬化型のインクジェットインクを用いて形成された印刷部を有する被着体であるラベル本体の前記印刷部を被覆するものであり、
ポリエステル、ポリオレフィンの少なくとも一方を含む材料で構成されたフィルム基材と、粘着剤層とを備え、
前記粘着剤層を構成する粘着剤は、構成モノマーとして水酸基またはカルボキシル基を有するモノマーを5質量%以上20質量%以下の割合で含むものであり、
前記粘着剤層は、主剤としての前記粘着剤100質量部に対して、架橋剤を0.05質量部以上1.5質量部以下の割合で含む組成物を用いて形成されたものであり、
23℃において、質量2kgのゴムローラを1往復させて、ラベルマイスターインク シアン LM−C(岩崎通信機社製)を用いて形成されたベタ印刷の印刷面に対して圧着し、24時間放置した後に、JIS Z 0237:2009に規定される方法に準拠して測定される、前記印刷面に対する粘着力が3.0N/25mm以上10N/25mm以下であることを特徴とするラベル用ラミネートフィルム。 - 23℃における前記粘着剤層の表面に対する水の接触角が50°以上90°以下である請求項1に記載のラベル用ラミネートフィルム。
- 前記粘着剤は、アクリル系粘着剤であり、前記構成モノマーとしてアクリル酸を含んでいる請求項1または2に記載のラベル用ラミネートフィルム。
- 前記紫外線硬化型のインクジェットインクは、アクリル系のインクである請求項1ないし3のいずれか1項に記載のラベル用ラミネートフィルム。
- 前記印刷部が設けられ、かつ、前記印刷部が形成された面とは反対側の面に第2の粘着剤層を有する被着体であるラベル本体と、前記印刷部を被覆するように貼着された請求項1ないし4のいずれか1項に記載のラベル用ラミネートフィルムとを有することを特徴とするラベル。
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