JPH07164934A - 車両の運転姿勢制御装置 - Google Patents

車両の運転姿勢制御装置

Info

Publication number
JPH07164934A
JPH07164934A JP5315009A JP31500993A JPH07164934A JP H07164934 A JPH07164934 A JP H07164934A JP 5315009 A JP5315009 A JP 5315009A JP 31500993 A JP31500993 A JP 31500993A JP H07164934 A JPH07164934 A JP H07164934A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat
driver
pedal
vehicle
movable support
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5315009A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3451685B2 (ja
Inventor
Yoshihiro Konno
良洋 今野
Naomune Moriyama
尚宗 森山
Takahito Yokouchi
敬人 横打
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP31500993A priority Critical patent/JP3451685B2/ja
Publication of JPH07164934A publication Critical patent/JPH07164934A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3451685B2 publication Critical patent/JP3451685B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Auxiliary Drives, Propulsion Controls, And Safety Devices (AREA)
  • Braking Elements And Transmission Devices (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)
  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 運転者用シートに着座する運転者による適正
なアイポイント位置をもって操作ペダルの操作を無理な
く確実に行える運転姿勢をとるための姿勢調整を極めて
容易に行う。 【構成】 シート4側とペダル7,8側とを、運転者用
シート4に乗員標準モデルが着座せしめられたとき、該
乗員標準モデルのアイポイントが適正な位置に置かれる
と共に上記乗員標準モデルが適正な運転姿勢に相当する
姿勢をとるような所定の関係を維持するように動力伝達
ケーブル23A〜23Cでもって機械的に連係する。駆
動モータ15でもってシートの配置位置を調整すると、
駆動力をケーブル23A〜23Cがペダル側に伝達し、
ペダルの配置位置が所定の関係を維持するように変化す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の車室内に配設さ
れる運転者用シートに着座する運転者が、運転者用シー
ト及びアクセルペダル,ブレーキペダル等の操作ペダル
の配置位置を変化させて、運転姿勢を調整することがで
きる車両の運転姿勢制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両の車室内に配設される運転者用シー
トは、そのシートに着座する運転者が適正な運転姿勢を
安定して維持できることが望まれる。このような運転者
用シートに着座する運転者にとっての適正な運転姿勢と
は、その乗員のアイポイントが、車両の前方視界、バッ
クミラーを介して得られる車両の後方視界、及び、左右
フェンダーミラー又はドアミラーを介して得られる車両
の左右側方視界等の運転に必要な視界を容易にかつ確実
に得ることができる適正な位置に置かれると共に、その
乗員の手足が、ステアリングホイールの操作,ステアリ
ングコラム,ダッシュボード,コンソール等に配設され
ている各種操作部の操作,シフトレバーの操作,ハンド
ブレーキの操作及びアクセルペダル,ブレーキペダル等
の操作ペダルの操作等を容易にかつ円滑に行なうことを
可能とする姿勢であり、とりわけ、アクセルペダル,ブ
レーキペダル等の操作ペダルの操作を無理なく、確実に
行えることは重要である。
【0003】運転者用シートは、通常、車両の車室内の
車体フロア上において車両の前後方向に延びるよう固設
されているレールを含むスライド機構を介して支持され
ており、スライド機構に設けられた操作レバー等の操作
部材を操作することにより、スライド機構によって車両
の前後方向に移動せしめられ、それにより配置位置の調
整が行われるように構成されている。従って、運転者用
シートに着座する運転者は、自分自身の体格に応じて、
運転者用シートの配置位置を主として操作ペダルの操作
を無理なく確実に行うことができるように調整すること
になる。しかしながら、このように車両の前後方向の配
置位置調整が可能とされる運転者用シートにあっても、
その調整範囲は車室内における各部との位置関係から自
ずとある範囲内に制限されることになり、それゆえ、運
転者用シートの配置位置及びその調整範囲は、通常、平
均的体格及びそれに比較的近い体格を有する乗員が想定
されて設定されている。
【0004】従って、運転者用シートに着座する運転者
が、平均的体格又は平均的体格に比較的近い体格から離
れた体格を有する場合には、運転者用シートの配置位置
を調整して適正なアイポイントの位置が得られる所望の
運転姿勢をとることが困難となるおそれがある。
【0005】このような車両の前後方向における配置位
置調整が可能とされた運転者用シートが伴う不都合を幾
分たりとも軽減すべく、車両の前後方向の配置位置調整
のみならず、車両の上下方向における配置位置調整も可
能とした運転者用シートも知られている。かかる車両の
前後方向及び上下方向の夫々における配置位置調整が可
能とされた運転者用シートによれば、それに着座する運
転者がアイポイントを適正な位置に置くことができる配
置位置調整の可能性が拡大されるが、アクセルペダル,
ブレーキペダル等の操作ペダルの操作を無理なく確実に
行える運転姿勢がとれるか否かの観点からは、効果的な
改善が図られるとはいい難い。
【0006】また、例えば特開昭63−34254号公
報に記載されるように、アクセルペダル,ブレーキペダ
ル等の操作ペダルであって、運転者用シートに着座する
運転者の足の長さに応じて車両の前後方向及び上下方向
に移動するように構成され、配置位置の調整が可能とさ
れたものが知られている。かかる配置位置の調整が可能
とされた操作ペダルを装備した車両にあっては、操作ペ
ダルを、所定の調整範囲内において調整することで、運
転者用シートに着座した運転者が、アイポイントの位置
を変動させることなく、操作ペダルに、その操作を行い
易い配置位置をとらせることができることになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た如く、運転者用シート及び該運転者用シートの前方に
配設される操作ペダルが、個々別々に、車両の前後方向
及び上下方向に所定の調整範囲をもって移動可能とさ
れ、夫々の配置位置調整が行われる場合には、運転者用
シートに着座する運転者について適正なアイポイントの
位置が得られ、かつ、運転者用シートに着座する運転者
が操作ペダルの操作を無理なく行うことができる所望の
運転姿勢をとるための姿勢調整がなされるにあたって
は、例えば、先ず、運転者用シートの配置位置の前後方
向及び上下方向の調整が行われ、その後さらに、操作ペ
ダルの配置位置の前後方向及び上下方向の調整が行われ
ることが必要とされる。それゆえ、運転者用シートに着
座する運転者に、その都度、煩雑で面倒な調整作業が課
せられることになる。
【0008】また、アクセルペダル,ブレーキペダル等
の操作ペダルは、各配置位置において、全く踏込操作が
なれていない状態でとる無踏込操作位置と最大の踏込操
作がなれた状態でとる最大踏込操作位置との間で変化す
る踏込操作量をとるものとされる。従って、操作ペダル
の配置位置調整にあたっては、そのとき操作ペダルの踏
込操作量が考慮されないと、操作ペダルの配置位置調整
が適正に行われないことになるおそれがあり、それゆ
え、操作ペダルの踏込操作量に応じた調整が要求され
て、調整作業がより一層煩雑なものとされている。
【0009】本発明は、運転者用シートに着座する運転
者による適正なアイポイント位置をもって操作ペダルの
操作を無理なく確実に行える運転姿勢をとるための姿勢
調整を極めて簡単かつ容易に行うことができる車両の運
転姿勢制御装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、車両の車室内
の車体フロア上に運転者の運転者用シートが、該運転者
用シートの前方に操作ペダルがそれぞれ配設され、上記
運転者用シートが、その配置位置が車両前方位置になれ
ばなるほど上方位置となるよう傾斜移動可能にシート可
動支持手段にて、上記操作ペダルが、その配置位置が上
記運転者用シートに向かう方向又は上記運転者用シート
から離れる方向に移動可能なるようにペダル可動支持手
段にてそれぞれ支持されている車両の運転姿勢制御装置
を前提とする。
【0011】請求項1の発明は、上記運転者用シートに
乗員標準モデルが着座せしめられたとき、該乗員標準モ
デルのアイポイントが適正な位置に置かれると共に上記
乗員標準モデルが適正な運転姿勢に相当する姿勢をとる
ように上記シート可動支持手段とペダル可動支持手段と
を機械的に連係する連係手段と、上記シート可動支持手
段又はペダル可動支持手段に連係され、上記シート可動
支持手段及びペダル可動支持手段に運転者用シート及び
操作ペダルの配置位置調整を行わせる単一の駆動モータ
とを備えている構成とする。そして、請求項2の発明に
おいては、駆動モータは、運転者用シートのシートクッ
ション部下側に配設され、請求項3の発明においては、
駆動モータは、運転者用シートと操作ペダルとの前後方
向の中間位置で車体フロア下側に配設されている構成と
する。
【0012】請求項4の発明は、前述した車両の運転姿
勢制御装置であって、上記運転者用シートに乗員標準モ
デルが着座せしめられたとき、該乗員標準モデルのアイ
ポイントが適正な位置に置かれると共に上記乗員標準モ
デルが適正な運転姿勢に相当する姿勢をとるように上記
シート可動支持手段とペダル可動支持手段とを機械的に
連係する連係手段と、上記操作ペダル側に配設されると
共に、上記シート可動支持手段及びペダル可動支持手段
に連係され、上記ペダル可動支持手段に運転者用シート
及び操作ペダルの配置位置調整を行わせる駆動モータと
を備えている構成とする。
【0013】そして、請求項5の発明においては、さら
に、駆動モータによる駆動をアシストするアシストモー
タを備え、請求項6の発明においては、アシストモータ
は、操作ペダル側に配設され、請求項7の発明において
は、アシストモータは、操作ペダルと運転者用シートと
の前後方向の中間部位で車体フロア下側に配設され、請
求項8の発明においては、アシストモータは、運転者用
シートのシートクッション部下側に配設され、請求項9
の発明においては、アシストモータに代えて、駆動モー
タによる駆動をアシストするアシストダンパーが用いら
れる。
【0014】請求項10の発明は、前述した車両の運転
姿勢制御装置であって、上記シート可動支持手段に連係
され、上記シート可動支持手段に上記運転者用シートの
配置位置調整を行わせるマニュアル操作部と、上記シー
ト可動支持手段に連係され、上記マニュアル操作部によ
り配置位置調整された運転者用シートの配置位置を検出
する位置検出手段と、上記ベダル可動支持手段に連係さ
れ、上記ペダル可動支持手段に上記操作ペダルの配置位
置調整を行わせる駆動モータと、該位置検出手段よりの
出力を受け、上記マニュアル操作部により配置位置調整
された運転者用シートの配置位置に応じて上記駆動モー
タを駆動制御し、上記運転者用シートに乗員標準モデル
が着座せしめられたとき、該乗員標準モデルのアイポイ
ントを適正な位置に置くと共に上記乗員標準モデルが適
正な運転姿勢に相当する姿勢をとるようにするモータ駆
動制御手段とを備えている構成とする。
【0015】請求項11の発明は、前述した車両の運転
姿勢制御装置であって、上記シート可動支持手段に連係
され、上記シート可動支持手段に上記運転者用シートの
配置位置調整を行わせる駆動モータと、上記ベダル可動
支持手段に連係され、上記ペダル可動支持手段に上記操
作ペダルの配置位置調整を行わせるマニュアル操作部
と、上記ペダル可動支持手段に連係され、上記マニュア
ル操作部により配置位置調整された操作ペダルの配置位
置を検出する位置検出手段と、該位置検出手段の出力を
受け、上記マニュアル操作部により配置位置調整された
操作ペダルの配置位置に応じて上記駆動モータを駆動制
御し、上記運転者用シートに乗員標準モデルが着座せし
められたとき、該乗員標準モデルのアイポイントを適正
な位置に置くと共に上記乗員標準モデルが適正な運転姿
勢に相当する姿勢をとるようにするモータ駆動制御手段
とを備えている構成とする。
【0016】請求項12の発明は、前述した車両の運転
姿勢制御装置であって、上記シート可動支持手段に連係
され、上記シート可動支持手段に上記運転者用シートの
配置位置調整を行わせる第1の駆動モータと、上記ベダ
ル可動支持手段に連係され、上記ペダル可動支持手段に
上記操作ペダルの配置位置調整を行わせる第2の駆動モ
ータと、上記運転者用シートに乗員標準モデルが着座せ
しめられたとき、該乗員標準モデルのアイポイントが適
正な位置に置かれると共に上記乗員標準モデルが適正な
運転姿勢に相当する姿勢をとるように上記第1及び第2
の駆動モータを機械的に連係する駆動モータ連係手段と
を備えている構成とする。
【0017】請求項13の発明は、前述した車両の運転
姿勢制御装置であって、上記シート可動支持手段に連係
され、上記シート可動支持手段に上記運転者用シートの
配置位置調整を行わせる第1の駆動モータと、上記ベダ
ル可動支持手段に連係され、上記ペダル可動支持手段に
上記操作ペダルの配置位置調整を行わせる第2の駆動モ
ータと、上記第1及び第2の駆動モータに電気的に連係
され、上記運転者用シートに乗員標準モデルが着座せし
められたとき、該乗員標準モデルのアイポイントが適正
な位置に置かれると共に上記乗員標準モデルが適正な運
転姿勢に相当する姿勢をとるように、上記第1及び第2
の駆動モータを駆動制御するモータ駆動制御手段とを備
えている構成とする。
【0018】そして、請求項14の発明においては、さ
らに、駆動モータによる駆動力をアシストするアシスト
モータを備え、請求項15の発明においては、アシスト
モータに代えて、アシストダンパーが用いられる。
【0019】請求項16の発明は、前述した車両の運転
姿勢制御装置であって、上記シート可動支持手段又はペ
ダル可動支持手段に連係され、上記シート可動支持手段
及びペダル可動支持手段に上記運転者用シート及び操作
ペダルの配置位置調整を行わせるマニュアル操作部と、
上記運転者用シートに乗員標準モデルが着座せしめられ
たとき、該乗員標準モデルのアイポイントが適正な位置
に置かれると共に上記乗員標準モデルが適正な運転姿勢
に相当する姿勢をとるように上記シート可動支持手段と
ペダル可動手段とを機械的に連係する連係手段とを備え
ている構成とする。そして、請求項17の発明において
は、マニュアル操作部は、上記シート可動支持手段及び
ペダル可動支持手段に運転者用シート及び操作ペダルの
配置位置調整を行わせる可動シリンダと、操作ペダルに
連係可能で該操作ペダルとの連係状態における該操作ペ
ダルによるポンピング操作によって可動シリンダを駆動
するポンプ手段とを備えるものであり、請求項18の発
明においては、さらに、マニュアル操作部による操作力
をアシストするアシストモータを備え、請求項19の発
明においては、アシストモータに代えて、マニュアル操
作部による操作力をアシストするアシストダンパーが用
いられる。
【0020】請求項20の発明は、前述した車両の運転
姿勢制御装置であって、上記運転者用シートに乗員標準
モデルが着座せしめられたとき、該乗員標準モデルのア
イポイントが適正な位置に置かれると共に上記乗員標準
モデルが適正な運転姿勢に相当する姿勢をとるように上
記シート可動支持手段とペダル可動支持手段とを機械的
に連係する連係手段と、上記シート可動支持手段又はペ
ダル可動支持手段に連係され上記シート可動支持手段及
びペダル可動支持手段に上記運転者用シート及び操作ペ
ダルの配置位置調整を行わせる複数の駆動アクチュエー
タと、上記シート可動支持手段に連係され運転者用シー
トの前進を検出するスライド方向検出手段と、上記運転
者用シートに配設され運転者の体重を検出する体重検出
手段と、上記スライド方向検出手段及び体重検出手段よ
りの信号を受け、運転者の体重に応じて、使用する駆動
アクチュエータの数を変更する駆動アクチュエータ切換
手段とを備えている。
【0021】請求項21の発明は、前述した車両の運転
姿勢制御装置であって、上記運転者用シートに乗員標準
モデルが着座せしめられたとき、該乗員標準モデルのア
イポイントが適正な位置に置かれると共に上記乗員標準
モデルが適正な運転姿勢に相当する姿勢をとるように上
記シート可動支持手段とペダル可動支持手段とを機械的
に連係する連係手段と、上記シート可動支持手段又はペ
ダル可動支持手段に連係され上記シート可動支持手段及
びペダル可動支持手段に上記運転者用シート及び操作ペ
ダルの配置位置調整を行わせる駆動モータと、上記シー
ト可動支持手段に連係され運転者用シートの前進を検出
するスライド方向検出手段と、上記スライド方向検出手
段よりの信号を受け、シート後退時には駆動モータへの
給電を停止する駆動モータ切換手段とを備えている構成
とする。
【0022】請求項22の発明は、前述した車両の運転
姿勢制御装置であって、上記運転者用シートに乗員標準
モデルが着座せしめられたとき、該乗員標準モデルのア
イポイントが適正な位置に置かれると共に上記乗員標準
モデルが適正な運転姿勢に相当する姿勢をとるように上
記シート可動支持手段とペダル可動支持手段とを機械的
に連係する連係手段と、上記シート可動支持手段又はペ
ダル可動支持手段に連係され上記シート可動支持手段及
びペダル可動支持手段に上記運転者用シート及び操作ペ
ダルの配置位置調整を行わせる駆動モータと、上記シー
ト可動支持手段に連係され運転者用シートの前進を検出
するスライド方向検出手段と、上記シート可動支持手段
に連係され上記運転者用シートの配置位置調整をアシス
トするダンパーと、上記スライド方向検出手段よりの信
号を受け、運転者用シートのスライド方向に応じて、ダ
ンパーにて運転者用シートの傾斜移動をフリクションコ
ントロールするダンパー制御手段とを備えている構成と
する。
【0023】請求項23の発明は、請求項21記載の駆
動モータ切換手段に代えて、スライド方向検出手段より
の信号を受け、シート前進時とシート後退時で駆動モー
タの駆動特性を変更する駆動モータ制御手段を備えてい
る。
【0024】請求項24の発明は、前述した車両の運転
姿勢制御装置であって、上記運転者用シートに乗員標準
モデルが着座せしめられたとき、該乗員標準モデルのア
イポイントが適正な位置に置かれると共に上記乗員標準
モデルが適正な運転姿勢に相当する姿勢をとるように上
記シート可動支持手段とペダル可動支持手段とを機械的
に連係する連係手段と、上記シート可動支持手段又はペ
ダル可動支持手段に連係され上記シート可動支持手段及
びペダル可動支持手段に上記運転者用シート及び操作ペ
ダルの配置位置調整を行わせる駆動モータと、該駆動モ
ータの駆動力をアシストするアシストモータと、上記シ
ート可動支持手段に連係され運転者用シートの前進を検
出するスライド方向検出手段と、上記スライド方向検出
手段よりの信号を受け、シート後退時にはアシストモー
タへの給電のみを停止する駆動アクチュエータ切換手段
とを備えている構成とする。
【0025】また、請求項25の発明は、前述した車両
の運転姿勢制御装置であって、上記運転者用シートに乗
員標準モデルが着座せしめられたとき、該乗員標準モデ
ルのアイポアイポイントが適正な位置に置かれると共に
上記乗員標準モデルが適正な運転姿勢に相当する姿勢を
とるように上記シート可動支持手段とペダル可動支持手
段とを機械的に連係する連係手段と、上記シート可動支
持手段又はペダル可動支持手段に連係され、上記シート
可動支持手段及びペダル可動支持手段に上記運転者用シ
ート及び操作ペダルの配置位置調整を行わせる複数の駆
動アクチュエータと、該各駆動アクチュエータに連係さ
れ該各駆動アクチュエータの異常を検出する異常検出手
段と、該異常検出手段よりの信号を受け、アクチュエー
タの異常時には、他のアクチュエータのみで上記運転者
用シート及び操作ペダルの配置位置調整を行わせるアシ
スト手段とを備えている構成とする。
【0026】
【作用】請求項1の発明によれば、シート可動支持手段
及びペダル可動支持手段が連係手段にて連係されている
ことから、単一の駆動モータを駆動すれば、運転者用シ
ートに乗員標準モデルが着座せしめられたとき、該乗員
標準モデルのアイポイントが適正な位置に置かれると共
に上記乗員標準モデルが適正な運転姿勢に相当する姿勢
をとるような所定の関係を維持するように、運転者用シ
ート、操作ペダルの配置位置調整が行われることとな
り、良好な視界を維持しつつ良好な運転姿勢が得られ
る。
【0027】請求項2の発明によれば、駆動モータが、
荷重負担の大きく操作ペダル側に比べて応答性が劣る運
転者用シート側に設けられているので、例えば運転者の
体重の大小、負荷の大小によってシートスライド速度が
変化しても、操作ペダル側への伝達速度も同様に変化
し、運転者用シートと操作ペダルとを所定の関係に保つ
ための配置調整にずれが生じない。
【0028】請求項3の発明によれば、運転者用シート
と操作ペダルとの前後方向の中間位置で車体フロア下側
に駆動モータが配設されているので、車体フロア下側の
デッドスペースが有効に利用されることとなるのに加え
て、車体フロアによって遮音されるので、駆動モータの
モータ音の低減の面においても有利となる。
【0029】請求項4の発明によれば、駆動モータが操
作ペダル側に設けられているので、操作ペダル側の剛性
が確保し易くなる。
【0030】請求項5の発明によれば、アシストモータ
によって、駆動モータの駆動力が効果的にアシストさ
れ、運転者用シートと操作ペダルの配置位置の調整がス
ムーズに行われる。
【0031】請求項6の発明によれば、操作ペダル側に
設けられたアシストモータによって、操作ペダルへの足
載せ状態の有無等による負荷変動を吸収することができ
る。
【0032】請求項7の発明によれば、アシストモータ
が操作ペダルと運転者用シートの前後方向の中間位置で
車体フロア下側に配設され、車体フロアの遮音効果によ
ってモータ騒音の問題を生ずることがなく、操作ペダル
側又は運転者用シート側の負荷変動による連係手段の動
力伝達ロスが低減される。
【0033】請求項8の発明によれば、アシストモータ
が運転者用シートのシートクッション部下側に配設され
ているので、運転者用シート側の荷重分担が、前進/後
退、運転者の体重等によって大きく変化しても、この変
化に応じてアシストモータを駆動することができ、この
ような変化に対しても効率よく対応せしめられる。
【0034】請求項9の発明によれば、アシストモータ
に代えてアシストダンパーが用いられているので、アシ
ストダンパーによって、駆動モータの駆動力が効果的に
アシストされるのに加えて、負荷変動の吸収も容易に行
われる。
【0035】請求項10の発明によれば、運転者用シー
ト側をマニュアル操作部により、操作ペダル側をそのマ
ニュアル操作に応じて駆動モータにより、所定の関係を
維持するように、運転者用シート及び操作ペダルの配置
位置調整が応答性よくかつ的確に行われる。
【0036】請求項11の発明によれば、操作ペダル側
をマニュアル操作部により、シート側をそのマニュアル
操作に応じて駆動モータにより、所定の関係を維持する
ように、運転者用シート及び操作ペダルの配置位置調整
が行われる。
【0037】請求項12の発明によれば、操作ペダル側
及びシート側の双方に駆動モータが設けられ、それらを
駆動モータ連係手段にて連係されていることから、両駆
動モータが駆動モータ連係手段によって同期して駆動せ
しめられて、運転用シート及び操作ペダルが所定の位置
関係を維持するようにそれらの配置位置の調整が行われ
る。
【0038】請求項13の発明によれば、操作ペダル側
及びシート側の双方に駆動モータが設けられ、それらが
駆動モータ制御手段によって電気的に制御されて、操作
ペダル及び運転用シートが所定の位置関係を維持するよ
うに、それらの配置位置の調整が行われる。
【0039】請求項14の発明によれば、アシストモー
タによって、駆動モータの駆動力が効果的にアシストさ
れ、運転用シート及び操作ペダルの配置位置調整がスム
ーズに行われる。
【0040】請求項15の発明によれば、アシストモー
タに代えてアシストダンパーを用いてられているので、
アシストダンパーによって、駆動モータの駆動力が効果
的にアシストされ、負荷変動の吸収も容易に行われる。
【0041】請求項16の発明によれば、シート可動支
持手段及びペダル可動支持手段が連係手段によって連係
されていることから、マニュアル操作部を操作すること
によって、操作ペダル及び運転用シートが所定の位置関
係を維持するための配置位置の調整が行われ、駆動モー
タを使用する場合に比べて省エネが図られる。
【0042】請求項17の発明によれば、操作ペダルに
よるポンピング操作によってポンプ手段が駆動され、シ
ート可動支持手段及びペダル可動支持手段に運転者用シ
ート及び操作ペダルの配置位置調整を行わせる可動シリ
ンダがポンプ手段によって駆動され、よって運転者用シ
ート及び操作ペダルの配置位置の調整のためのマニュア
ル操作が、大きな労力を必要とすることなく行われる。
【0043】請求項18の発明によれば、アシストモー
タによって、マニュアル操作部の操作力が効果的にアシ
ストされ、運転用シート及び操作ペダルの配置位置調整
がスムーズに行われる。
【0044】請求項19の発明によれば、アシストダン
パーによって、マニュアル操作部の操作力が効果的にア
シストされ、負荷変動の吸収も容易に行われる。
【0045】請求項20の発明によれば、運転者の体重
に応じて、使用する駆動アクチュエータの数が変更さ
れ、余分なモータが駆動されない。
【0046】請求項21の発明によれば、シート後退時
には、シート可動支持手段又はペダル可動支持手段に連
係された駆動モータへの給電が停止され、駆動モータは
回転フリーな状態となる。よって、運転者用シートがシ
ート可動支持手段によってその配置位置が車両前方位置
になればなるほど上方位置となるよう傾斜移動可能に配
設されているので、運転者の自重で運転者用シートは後
退することとなり、それに伴いシート可動支持手段とペ
ダル可動支持手段が連係手段にて連係されているので、
操作ペダルの配置位置も所定の関係を保ちながら変化す
る。
【0047】請求項22の発明によれば、運転席用シー
トのスライド方向に応じて、ダンパーによって、運転者
用シートの傾斜移動がフリクションコントロールされ
る。例えばシート前進時には駆動力をアシストし、シー
ト後退時には後退速度を抑制するようにフリクションコ
ントロールされる。
【0048】請求項23の発明によれば、シート前進時
とシート後退時で駆動モータの駆動特性が変更される。
例えばシート前進時には駆動力を高め、シート後退時に
は駆動力を抑制するように駆動特性を変更される。
【0049】請求項24の発明によれば、シート後退時
には、アシストモータへの給電が停止され、駆動モータ
は回転フリーな状態となる。よって、シートの後退は無
駄な動力を消費することなく行われる。
【0050】請求項25の発明によれば、アクチュエー
タの異常時には、アシスト手段によって、他のアクチュ
エータのみで運転者用シート及び操作ペダルの配置位置
の調整が行われるようになり、一部のモータの異常によ
る各モータの負荷アンバランスが生じるのが防止され、
モータの劣化等による同期にずれが生じない。
【0051】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に沿って詳細に
説明する。尚、各実施例において、同一の構成要素につ
いては同一の符号を用い、詳細な説明は省略する。
【0052】<実施例1>本例は、運転者用シートと操
作ペダルの配置調整を、共通の単一の駆動モータで行う
ようにしたものである。
【0053】車両の運転姿勢制御装置の全体構成を示す
図1に示される車両1の車室2内における車体フロア3
上に、シートクッション部4A及びシートバック部4B
を有する運転者用シート4が配設され、また、運転者用
シート4より車両の前方側の位置に、ステアリングコラ
ム5にて支持され運転者用シート4に対向するステアリ
ングホイール6が配設され、さらに、運転者用シート4
の前方に、アクセルペダル7及びブレーキペダル8が操
作ペダルとして配設されている。
【0054】運転者用シート4は、シートクッション部
4Aの下側に設置されたシート可動支持手段9により、
その配置位置が車両の前後方向において移動可能とさ
れ、前側位置になるほど上方位置となるように所定の傾
斜角度でもって移動するように構成されている。ここ
で、「所定の傾斜角度」とは、運転者用シートに乗員標
準モデルが着座せしめられたとき、シートをいずれの位
置にスライド移動しても、該乗員標準モデルのアイポイ
ントが適正な位置に置かれるような傾斜角度という意味
である。
【0055】即ち、車体フロア3に、車両の前後方向に
延びるように1対のロアレール11L,11Rが平行に
配設され、該ロアレール11L,11Rはそれぞれ前後
に車体フロア3に取付けるためのブラケット11a,1
1bを有する。そして、ブラケット11a,11bによ
って、ロアレール11L,11Rは前側部分が後側部分
より上側位置になるように傾斜するように取付けられて
いる。また、各ロアレール11L,11R上には、それ
ぞれアッパレール12L,12Rがスライド可能に係合
されており、各アッパレール12L,12Rは、ロアレ
ール11L,11Rに沿って、ロアレール11L,11
Rに設けられたストッパ13,…によって規制される一
定範囲内で車両の前後方向に移動し得るものとされてい
る。
【0056】また、一方のアッパレール12Rには、図
2〜図4に詳細を示すように、モータサポートブラケッ
ト14を介して単一の駆動モータ15がその軸線がシー
ト幅方向に合致するように取付固定されている。駆動モ
ータ15のモータ軸15aは、その先端部が他方のアッ
パレール12L側の軸受部材16にて回転可能に支承さ
れている。他方のアッパレール12Lには、アッパレー
ル12Lに沿って車両の前後方向に延びる別のスクリュ
ウ軸部材17Lが回転自在に取付けられている。即ち、
このスクリュウ軸部材17Lの前端部は、軸受部材16
において、回転可能に支承されると共にモータ軸15a
によって回転駆動されるねじ(図示せず)と噛合する一
方、後端部は、アッパレール12Lより立設された支持
部材18により回転可能に支持されている。このスクリ
ュウ軸部材17Lには、軸受部材16と支持部材18と
の中間位置において、ロアレール11L側に取付固定さ
れている樹脂ナット部材19Lが回転可能に螺合せしめ
られている。
【0057】また、一方のアッパレール12Rも、アッ
パレール12Rに沿って車両の前後方向に延びるスクリ
ュウ軸部材17Rが回転可能に取付けられ、該スクリュ
ウ軸部材17Rの前端部が、所定の減速装置20を介し
て、駆動モータ15に連係され、後端部がアッパレール
12Rに設けられたギヤボックス21にて回転可能に支
承されている。このスクリュウ軸部材17Rも、減速装
置20とギヤボックス21との中間位置において、ロア
レール11R側に取付固定されている樹脂ナット部材1
9Rが回転可能に螺合せしめられている。尚、シートク
ッション部4Bの側部には、閉成状態を保持している
間、駆動モータ15の駆動を維持できる操作スイッチ2
2が配設されている。
【0058】これによって、操作スイッチ22の閉成に
よる駆動モータ15の駆動により、アッパレール12
L,12R側のスクリュウ軸部材17L,17Rが回転
し、該スクリュウ軸部材17L,17Rに樹脂ナット部
材19L,19Rが螺合していることから、アッパレー
ル12L,12Rとロアレール11L,11Rとの係合
関係で、アッパレール12L,12R(運転者用シート
4)がロアレール11L,11Rに対して車体前後方向
において、運転者用シート4の配置位置が車両前方位置
になればなるほど上方位置となるよう傾斜スライド移動
するようになっている。その際、アッパレール12L,
12Rの移動方向は、駆動モータ15の回転方向(正転
方向若しくは逆転方向)に応じて決定され、また、移動
範囲は、スクリュウ軸部材17L,17Rに設けたスト
ッパ13,…の位置に応じて一定の範囲内に規制され
る。
【0059】また、ギヤボックス21においては、スク
リュウ軸部材17Rの後端部が、操作ペダル即ちアクセ
ルペダル7及びブレーキペダル8側へ駆動力を伝達する
動力伝達ケーブル23Aの一端部に関連づけられてい
る。第1動力伝達ケーブル23Aの他端部は、中間ギヤ
ボックス24に連係され、該中間ギヤボックス24にお
いて、動力伝達ケーブル23Aによって伝達されてきた
駆動力が、アクセルペダル7及びブレーキペダル8に動
力を伝達する第2及び第3動力伝達ケーブル23B,2
3Cに動力分配するように構成されている。尚、動力伝
達ケーブル23A〜23Cは、それぞれ、動力を伝達す
るインナケーブル23aと、それを被覆し保護するアウ
タケーブル23bとにより構成される。
【0060】中間ギヤボックス24は、図5及び図6に
示すように、そのケーシング24a内において、軸受2
5,25にて軸部26aが回転可能に支承された第1ギ
ヤ26に対して、軸受27,27,28,28にて軸部
29a,30aが回転可能に支承されアクセルペダル7
及びブレーキペダル8のスライド量が同期するように同
一歯数である第2及び第3ギヤ29,30が噛合してい
る。第1ギヤ26は第1動力伝達ケーブル23Aのイン
ナケーブル23aに連係せしめられ、該インナケーブル
23aによって回転駆動される。また、第2及び第3ギ
ヤ29,30には、第2及び第3動力伝達ケーブル23
B,23Cがそれぞれ連係しており、第1動力伝達ケー
ブル23Aにより伝達される駆動力が、第2及び第3動
力伝達ケーブル23B,23Cに分配されるようになっ
ている。尚、第1動力伝達ケーブル23Aのアウタケー
ブル23bは取付部材24bにてケーシング24aに取
付固定されており、第2及び第3動力伝達ケーブル23
B,23Cのアウタケーブルも、同様に取付固定されて
いる。
【0061】第2及び第3ギヤ29,30の第1ギヤ2
6に対するギヤ比は、シートスライド総量とペダルスラ
イド総量との比率と等しくなるように設定されている。
【0062】即ち、 (ペダルスライド総量)/(シートスライド総量)=
(第2又は第3ギヤの歯数)/(第1ギヤの歯数) 上記アクセルペダル7は、図7及び図8に詳細を示すよ
うに、ペダルアーム部7aを有し、周知の如く運転者用
シート3に着座する運転者による踏込操作により揺動し
て踏込操作状態に応じた踏込操作位置をとり、アクセル
ワイヤー31を介して連結された、エンジン(図示せ
ず)の吸気通路に配設されたスロットルバルブの開度を
制御するように構成されている。即ち、車室の前方部分
を形成しエンジンルームと車室2とを仕切るするダッシ
ュパネル32にアクセルペダル可動支持手段33が取付
けられ、該アクセルペダル可動支持手段33によって、
アクセルペダル7が揺動可能とされると共に、その配置
位置が車両1の前後方向に移動可能とされて支持されて
いる。
【0063】アクセルペダル7を、その配置位置が車両
の前後方向に移動可能なるように支持するアクセルペダ
ル可動支持手段33は、ダッシュアッパ32及びダッシ
ュロア32bとにより構成されるダッシュパネル32の
ダッシュロア32bの車室内側の面に取付けられたブラ
ケット部材34を有している。ブラケット部材34は、
ダッシュロア32bにスペーサ部材35,…を介して取
付けられる取付部34aと、該取付部34aの両側縁よ
り後方向に延びる側板部34b,34bとを有し、該各
側板部34b,34bの上下に上下レール部36,3
6,37,37が配設されている。上下レール部36,
36,37,37の間には、スクリュウ軸部材38が回
転可能に支承されており、該スクリュウ軸部材38の前
端部がギヤボックス39において、動力伝達ケーブル2
3Bに連係され、それによって駆動モータ15から回転
駆動力が、動力伝達ケーブル23Bを通じてスクリュウ
軸部材38に付与されるようになっている。
【0064】上記各レール部36,36,37,37に
対してはスライダ41,42がスライド可能に配設さ
れ、該スライダ41,42には、スクリュウ軸部材38
に螺合するねじ孔を有するアクセルペダル支持部材43
が設けられている。アクセルペダル支持部材43の下端
部には、アクセルペダル7のペダルアーム部7aの上端
部が回動可能に軸支され、上端部にはアクセルワイヤー
ブラケット44が固設されている。そして、アクセルワ
イヤーブラケット44には、アクセルワイヤー31のア
ウタケーブル31aが取付固定され、アウタケーブル3
1aよりインナケーブル31bが引き出されている。ま
た、ペダルアーム部7aの上端部には、側板部34b,
34bの間を上下方向に延びる延長ロッド部材45の下
端部が固着され、該延長ロッド部材45の上端部にアク
セルワイヤー31のインナケーブル31bの端部が連結
されている。
【0065】これにより、駆動モータ15が回転駆動状
態とされることにより、動力伝達ケーブル23A,23
Bを介してスクリュウ軸部材38が回転駆動されるの
で、それに螺合するアクセルペダル支持部材43がスラ
イダ41,42を介してレール部35,35,36,3
6に沿って前後方向に移動することとなり、アクセルペ
ダル支持部材43により揺動可能に保持されたアクセル
ペダル7の配置位置が、アクセルペダル支持部材43の
移動可能範囲において車両の前後方向に移動せしめられ
ることになる。
【0066】従って、アクセルペダル7の移動に伴って
アクセルワイヤーブラケット44も一緒に移動し、アク
セルワイヤー31に影響を与えないように、それらの相
対位置関係は変化しないようになっている。よって、ア
クセルペダル7の配置位置にかかわりなく、アクセルペ
ダル7の踏込量に応じて、同様にスロットルバルブの開
度が変化することになる。
【0067】また、アクセルペダル7と並設されるブレ
ーキペダル8は、図9及び図10に示すように、ブレー
キペダル可動支持手段51によって、その配置位置を調
整できるよう車両の前後方向に移動可能に支持されてい
る。ブレーキペダル可動支持手段51は、ダッシュパネ
ル32の車室内側の面に取付けられたブレーキペダルブ
ラケット52を有し、該ブレーキペダルブラケット52
には、ブレーキペダル保持部材53が回動可能に支持さ
れている。
【0068】ブレーキペダル保持部材53は、後端部に
ブレーキ装置54の作動ロッド部54aの先端部が連結
されており、ブレーキペダル保持部材53が回動するこ
とで(図9二点鎖線参照)、ブレーキ装置54を作動さ
せるようになっている。
【0069】ブレーキペダル保持部材53は、車両の前
後方向に平行に配設された1対の側板部53a,53a
を有し、該各側板部53a,53aの上下に上下レール
部55,55,56,56がそれぞれ配設されている。
上下レール部55,55,56,56の間には、スクリ
ュウ軸部材57が回転可能に支承されており、該スクリ
ュウ軸部材57の前端部が、アクセルペダル7の場合と
同様に、ギヤボックス58において、第3動力伝達ケー
ブル23Cに連係され、それによって駆動モータ15か
ら回転駆動力が、第3動力伝達ケーブル23Cからギヤ
ボックス58を通じて付与されるようになっている。
【0070】上記各レール部55,56にはスライダ5
9,60がスライド可能に配設され、該スライダ59,
60には、スクリュウ軸部材57に螺合するねじ孔を有
するブレーキペダル8のペダルアーム部8aが設けられ
ている。従って、ブレーキペダル8は、運転者用シート
4に着座する運転者による踏込操作により、ブレーキペ
ダル保持部材53と一体的に揺動して踏込操作状態に応
じた踏込操作位置をとり(図9二点鎖線参照)、ブレー
キ装置54を作動させるようになっている。
【0071】このように構成されるブレーキペダル可動
支持手段51にあっては、操作スイッチ22の操作によ
って駆動モータ15が回転状態とされるとき、その回転
が第1動力伝達ケーブル23A,中間ギヤボックス24
及び第3動力伝達ケーブル23Cを介してギヤボックス
58に伝達され、それによってスクリュウ軸部材57が
回転駆動されるようになっている。そのスクリュウ軸部
材57が回転駆動することで、スクリュウ軸部材57が
螺合するねじ孔が形成された、ブレーキペダル8(ペダ
ルアーム部8a)が、ブレーキペダル保持部材53に対
し、レール部55,55,56,56に沿って車両1の
前後方向に移動せしめられる。その際、ペダルアーム部
8aの移動の向きは、スクリュウ軸部材57の回転方向
(正転方向若しくは逆転方向)に応じて定められ、ま
た、その移動範囲も一定範囲に制限されると共に、アク
セルペダル7の移動と同期して移動せしめられる。
【0072】このようにして、駆動モータ15が回転状
態とされることにより、ブレーキペダル保持部材53に
保持されたブレーキペダル8の配置位置が、ブレーキペ
ダル保持部材53の移動可能範囲において車両の前後方
向に移動せしめられることになる。
【0073】従って、駆動モータ15の駆動によってア
クセルペダル7及びブレーキペダル8は、車両の前後方
向において同期して移動するように構成されており、ま
た、これらペダル7,8の移動と、運転者用シート4の
移動とは、運転席用シート4に乗員標準モデルが着座せ
しめられたとき、該乗員標準モデルのアイポイントが適
正な位置に置かれると共に上記乗員標準モデルが適正な
運転姿勢に相当する姿勢をとることができるように(図
11参照)、動力伝達ケーブル23A〜23C(連係手
段)によって機械的に連係されている。そして、これら
は、シートクッション部4Aの側部に設けた操作スイッ
チ22を閉成している限り、駆動モータ15の駆動が維
持されるので、運転者が希望の配置位置になった時点で
操作スイッチ22を開放することで駆動モータ15を停
止させることが必要である。
【0074】『乗員標準モデルのアイポイントが適正な
位置に置かれると共に上記乗員標準モデルが適正な運転
姿勢に相当する姿勢をとることができる』という点につ
いてさらに詳述すれば、例えば、比較的大柄な体格の男
性に相当する乗員標準モデルA,平均的体格の男性若し
くは比較的大柄な体格の女性に相当する乗員標準モデル
B,比較的小柄な体格の男性若しくは平均的体格の女性
に相当する乗員標準モデルC、及び比較的小柄な体格の
女性に相当する乗員標準モデルDが用意され、乗員標準
モデルAが運転者用シート4に着座せしめられたとき、
乗員標準モデルAのアイポイントが適正な位置に置かれ
ると共に乗員標準モデルAが適正な運転姿勢に相当する
姿勢をとるものとされることになる運転者用シート14
の適正配置位置及びアクセルペダル7,ブレーキペダル
8の夫々の適正配置位置,乗員標準モデルBが運転者用
シート4に着座せしめられたとき、乗員標準モデルBの
アイポイントが適正な位置に置かれると共に乗員標準モ
デルBが適正な運転姿勢に相当する姿勢をとるものとさ
れることになる運転者用シート4の適正配置位置及びア
クセルペダル7,ブレーキペダル8の夫々の適正配置位
置,乗員標準モデルCが運転者用シート4に着座せしめ
られたとき、乗員標準モデルCのアイポイントが適正な
位置に置かれると共に乗員標準モデルCが適正な運転姿
勢に相当する姿勢をとるものとされることになる運転者
用シート4の適正配置位置及びアクセルペダル7,ブレ
ーキペダル8の夫々の適正配置位置、及び、乗員標準モ
デルDが運転者用シート4に着座せしめられたとき、乗
員標準モデルDのアイポイントが適正な位置に置かれる
と共に乗員標準モデルDが適正な運転姿勢に相当する姿
勢をとるものとされることになる運転者用シート4の適
正配置位置及びアクセルペダル7,ブレーキペダル8の
夫々の適正配置位置が定められる。
【0075】次に、運転者用シート4に乗員標準モデル
Aが着座せしめられた場合,運転者用シート4に乗員標
準モデルBが着座せしめられた場合,運転者用シート4
に乗員標準モデルCが着座せしめられた場合、及び運転
者用シート4に乗員標準モデルDが着座せしめられた場
合の夫々において設定された運転者用シート4の適正配
置位置、及び、アクセルペダル7,ブレーキペダル8の
夫々の適正配置位置が、夫々、シート可動支持手段にお
けるシートフレームの後方部分の、運転者用シート4が
基準位置にあるときの位置からの移動量であるシート移
動量XS、及び、アクセルペダル可動支持手段における
アクセルペダル支持部材,ブレーキペダル可動支持手段
におけるブレーキペダル保持部材の夫々の、アクセルペ
ダル7,ブレーキペダル8の夫々が基準位置にあるとき
の位置からの移動量であるペダル移動量XPをもってあ
らわされる。ここで、アクセルペダル7、ブレーキペダ
ル8の基準位置とは、それぞれ、最も運転者用シート4
に対する離隔側に寄った前端位置である。
【0076】そして、運転者用シート4に乗員標準モデ
ルAが着座せしめられた場合,運転者用シート4に乗員
標準モデルBが着座せしめられた場合,運転者用シート
4に乗員標準モデルCが着座せしめられた場合、及び、
運転者用シート4に乗員標準モデルDが着座せしめられ
た場合の夫々におけるシート移動量XS及びペダル移動
量XPに基づいて、例えば図11に示される特性図にお
いて曲線によりあらわされる如くの、運転者用シート4
及びアクセルペダル7,ブレーキペダル8の夫々の配置
位置についての移動特性が求められる。ここで、シート
移動量XSは、運転者用シ−ト4のシートクッションフ
レームの後方部分がスライド機構(アッパレール12
R,12L、ロアレール11R,11L)による前後方
向の移動範囲における最後端位置である。
【0077】図11において、点P0 は運転者用シート
4及びアクセルペダル7,ブレーキペダル8の夫々が基
準位置にある状態に対応し、点P1 ,P2 ,P3 及びP
4 は、夫々、運転者用シート4に乗員標準モデルAが着
座せしめられた場合,運転者用シート4に乗員標準モデ
ルBが着座せしめられた場合,運転者用シート4に乗員
標準モデルCが着座せしめられた場合、及び、運転者用
シート4に乗員標準モデルDが着座せしめられた場合に
対応している。
【0078】上記実施例においては、単一の駆動モータ
15を運転者用シート4のシートクッション部4Aの下
側に配設するようにしているが、図12に概略構成を示
すように、車体フロア3の車体前後方向に延びるトンネ
ル部3a内に配設し、モータ音の低減を図ることともで
きる。
【0079】即ち、キャタリスト61及びプリサイレン
サ62を有する排気管63が配設されるトンネル部3a
の下壁部(内壁部)に単一の駆動モータ64が、各ペダ
ル7,8側へ動力を分配するためのギヤユニット65と
共に取付固定されている。駆動モータ64によって直接
的に回転駆動される動力伝達ケーブル66Aの端部が、
シート4側の一方のスクリュウ軸部材17Rの後端部に
おけるギヤボックス21に連係され、スクリュウ軸部材
17Rを機械的に回転駆動するようになっている。尚、
67はギヤユニット65を取付けるための取付部材であ
る。
【0080】また、駆動モータ64の駆動力は、該駆動
モータ64に隣接して配設されたギヤユニット65によ
って、各ペダル7,8に動力を伝達する動力伝達ケーブ
ル66B,66Cに分配されるように構成されている。
【0081】また、上記実施例のように、シート近傍に
駆動モータ15,64を設けるのではなく、図13に示
すように、ペダル7,8側に駆動モータ71A,71B
を設け、該駆動モータ71A,71Bによってベダル
7,8だけでなく、シート4の配置位置の調整をも行う
ようにすることもできる。
【0082】即ち、例えばアクセルペダル7において
は、駆動モータ71Aがギヤボックス58Aの下側に組
付けられ(図14参照)、該ギヤボックス39Aにおい
て駆動モータ71Aのモータ軸(図示せず)が、アクセ
ルペダル7の配置位置の調整を行うためのスクリュウ軸
部材38に直接的に連係せしめられ、駆動モータ71A
がスクリュウ軸部材38をダイレクト駆動するように構
成されている。また、ブレーキペダル8側も、同様に、
駆動モータ71Bによってギヤボックス58Aを介して
スクリュウ軸部材57がダイレクト駆動されるように構
成されている。
【0083】各駆動モータ71A,71Bは制御手段7
2に連係され、該制御手段72によって駆動制御され
る。また、各駆動モータ71A,71Bは、上記スクリ
ュウ軸部材38,57と共に、動力伝達ケーブル23
B,23Cも回転駆動するようになっており、これらの
ケーブル23B,23Cによる駆動力は、中間ギヤボッ
クス24において合わされて、運転者用シート4側のス
クリュウ軸部材17R,17Lをギヤボックス21を介
して回転することとなる動力伝達ケーブル23Aに伝達
されるように構成されている。尚、本例では、運転者用
シート4の下側にモータを配設しないことから、図2に
示す実施例とは異なり、スクリュウ軸部材17Rの前端
部には、左右方向に延びるスクリュウ軸部材73に動力
を伝達するためのギヤボックス74が配設されている。
スクリュウ軸部材73の他端部は、ギヤボックス75を
介してスクリュウ軸部材17Lの前端部に連係されてい
る。
【0084】また、各ペダル7,8に対しては、ポジシ
ョンセンサ76A,76Bが連係され、両ペダル7,8
が同期して移動するのをセンシングし、その信号を制御
手段72に入力するようになっている。それと共に、例
えばブレーキペダル8の場合は、図15に示すように、
ブレーキペダル保持部材53の前後に検知ブラケット7
7,78が配設され、ペダル7と共に移動するリミット
スイッチ79がそれらに当接してそれらを検知すること
で、ブレーキペダル8が前端位置又は後端位置に達した
ことが検出され、その検出で一旦イニシャライズするよ
うに構成されている。即ち、リミットスイッチ79によ
ってイニシャライズされ、ポジションセンサ76Aから
送出される検出出力信号によって、ブレーキペダル8の
基準位置に対する相対配置位置が検知されることにな
る。
【0085】<実施例2>本例は、主動力を負担する駆
動モータに加えて、ペダル駆動及び動力伝達ケーブルの
フリクション等を負担するアシストモータ又はアシスト
ダンパー(空気バネ)を設けたものである。
【0086】概略構成を図16に示す実施例は、アシス
トモータを設けた点を除き、基本的には図1に示す実施
例と同様に構成されており、運転者用シート4のシート
クッション部4B下側に主動力を負担する駆動モータ1
5が配設され、該駆動モータ15によって回転駆動され
るスクリュウ軸部材17Rの後端部にギヤボックス21
が配設され、該ギヤボックス21に対し、第1アシスト
モータ81を介して動力伝達ケーブル23Aが連係され
(図17参照)、該第1アシストモータ81によってベ
ダル7,8側に動力を伝達する動力伝達ケーブル23A
をアシスト回転駆動するようになっている。また、動力
伝達ケーブル23Aの途中に第2アシストモータ82
が、各ペダル7,8に対して第3及び第4アシストモー
タ83,84がそれぞれ設けられている。尚、第1〜第
4アシストモータ81〜84は、駆動モータ15と同期
回転するようになっている。
【0087】この第1及び第2アシストモータ81,8
2によって、動力伝達ケーブル23A〜23Cのフリク
ションを負担するようになっており、特に第1アシスト
モータ81は、荷重分担の最も大きいシート4側に設け
ているため、荷重(乗員の体重)の変化によりシート4
の移動速度が変化しても、ペダル7,8の移動速度がそ
れに追従して、速度差が生じるのを防止することができ
る。また、駆動モータ15のみではシート4とペダル
7,8間でケーブル23Aのフリクションによる同期ず
れが生じやすいので、フリクションを負担する中間位置
で第2アシストモータ82によってアシストすることが
できる。さらに、第3及び第4アシストモータ83,8
4によってベダル7,8の移動を直接的にアシストでき
るため、ケーブル23B,23Cの捩れによる同期の遅
れが生じない。また、ケーブル23B,23Cの捩れの
許容範囲でアシストモータ83,84の動力によるペダ
ル7,8の微調整が可能である。尚、上記第1〜第4ア
シストモータ81〜84は必ずしもすべてを設ける必要
はなく、必要に応じて省略することもできる。
【0088】上記実施例では、シート4の下側にアシス
ト手段としてアシストモータ81を設けているが、アシ
ストモータに代えて、アシストダンパーを使用すること
もできる。
【0089】即ち、例えば図18に示すように、シート
クッション部4Bのシートフレーム85と、ロアレール
11L,11R間のフロア側に設けられた取付ブラケッ
ト86との間にアシストダンパー87を介装し、該アシ
ストダンパー87によって、シートクッション部4Bの
前進時に、その前進に要する駆動力をアシストし、後退
時には、シート荷重による後退力を減衰するようにアシ
スト力を付与するようになっている。また、図19に示
すように、アッパレール12Lより突設されたブラケッ
ト88に、アシストダンパー89のピストンロッド89
aの先端を、ロアレール11Lより突設されたブラケッ
ト90にアシストダンパー89のダンパー本体89bの
基端をそれぞれ連結するようにすることもできる。
【0090】ところで、重力によりシートの前進時と後
退時とでは駆動モータ15の負荷が大きく異なり、スラ
イド速度が異なることになるので、このようなアシスト
ダンパー87,89を用いて運転者用シート4の傾斜移
動をフリクションコントロールして、スライド速度の速
度差を調整することができる。即ち、アシストダンパー
87,89により、シート前進時には、前進方向にアシ
スト力を付与して速度を速める傾向とする一方、シート
後退時には、前進方向に抵抗力を付与して、減衰作用を
呈するようにして速度を遅くする傾向とし、それによっ
てスライド速度の速度差を減少させることが可能であ
る。
【0091】上記実施例では、シート側にアシスト手段
を設けるようにしているが、運転者が、ブレーキペダル
8に足を置いてペダル配置位置を調整することが多いオ
ートマチック車では、ブレーキペダル8の配置位置調整
を行う際には、車両後方向への移動については足荷重に
よる抵抗を受け、逆に車両前方向への移動では足荷重に
アシストされるような力を受けるようになり、車両の前
後方向で駆動速度が異なり、アクセルペダル7やシート
クッション部4Bの移動との間に同期のずれが生ずるお
それがあるので、そのような不具合が生ずるのを解消す
るために、図20に示すように、操作ペダル側、具体的
にはブレーキペダル8側において、アシストダンパー9
1を設けるようにすることもできる。
【0092】このようにすれば、ブレーキペダル8に対
して配設されたアシストダンパー91によるアシスト力
を、車両後方向への移動の際には駆動補助力として、車
両前方向への移動では逆に減衰力として作用させること
ができることとなり、運転者の足荷重をキャンセルし、
駆動速度を一定に保つことができる。
【0093】<実施例3>本例は、シート側はマニュア
ル操作で配置位置を調整する一方、ペダル側に駆動モー
タにて調整するようにしたものである。
【0094】図21及び図22に示すように、運転者用
シート4のシートクッション部4Bの側部に、シート配
置位置調整用ハンドル101が配設され、該ハンドル1
01を所定方向に回転するというマニュアル操作で、シ
ート4のロック手段(図示せず)が解除され、ロアレー
ル11L,11Rに対してアッパレール12L,12R
がフリーな状態となり、運転者は、ロアレール11L,
11Rとアッパレール12L,12Rとの係合関係で、
前後方向において配置位置を自由に調整することができ
る。
【0095】このとき、運転者用シート4のスライド移
動量がシートポジションセンサ102によって検知さ
れ、信号として制御手段103に入力される。そのスラ
イド移動量に応じて、制御手段103は、ペダル側の駆
動モータ61A,61Bを駆動制御して、アクセルペダ
ル及びブレーキペダルが車両の前後方向において移動さ
せ、それによって、運転者用シート4の移動に伴って,
運転者用シート4の配置位置に対してアクセルペダル7
及びブレーキペダル8の配置位置が一定の位置関係を保
つように配置位置調整が行われる。その結果、運転者の
アイラインが略一定の範囲内に位置するように運転姿勢
調整が行われる。
【0096】シートポジションセンサ102は、図22
及び図23に示すように、リニアタイプで、アッパレー
ル12R側より側方に突出する係合部材104を、ロア
レール11R側の可動部材105に係合せしめ、シート
4(アッパレール12E)の移動により、係合部104
と可動部材105との係合関係で可動部材105がケー
シング106内を摺動して抵抗を変化させ、シート4の
スライド量を抵抗値として検出するように構成されてい
る。尚、ケーシング106はロアレール11Rに支持部
材107を介して取付固定されている。
【0097】また、上述した実施例とは逆に、シート4
は駆動モータ15で、各ペダル7,8はマニュアル操作
で、配置位置を調整するようにすることもできる。
【0098】即ち、図24〜図29に示すように、ステ
アリングコラム5にレギュレータ111が配設され、該
レギュレータ111は、レギュレータハンドル111a
と、該レギュレータハンドル111aによって回転され
るレギュレータプーリ111bとを有する。レギュレー
タプーリ111bは、動力伝達ワイヤー112Aを介し
て中間プーリ113に連係されている。中間プーリ11
3には、各ペダル7,8のスクリュウ軸部材37,58
に対して設けられたプーリ114A,114Bに連係さ
れる動力伝達ワイヤー112B,112Cが、ローラ1
16,116を介して連係されている。これによって、
レギュレータハンドル111aを回転することで、動力
伝達ワイヤー112A、中間プーリ113、ローラ11
6,116、動力伝達ワイヤー112B,112C、プ
ーリ114A,114Bを介して、スクリュウ軸部材3
7,58が回転駆動され、各ペダル7,8を車両の前後
方向において移動させるようになっている。また、各ペ
ダル7,8には、ペダルポジションセンサ117A,1
17Bが連係され、各ペダル7,8の移動量を電気的に
検出するようになっている。
【0099】また、運転者用シート4には、シートポジ
ションセンサ102、駆動モータ15及び制御手段10
3Aが設けられ、ペダルポジションセンサ117A,1
17Bよりの信号を制御手段103Aが受け、該制御手
段103Aが、ペダル7,8の配置位置に対応したシー
ト4の配置位置を設定し、シートポジションセンサ10
2が設定された位置を検出するまで駆動モータ15を駆
動制御するようになっている。
【0100】また、図30に示すように、レギュレータ
111をシート側部に配設することもできる。この場
合、レギュレータ111のケーシング111cが、左右
方向に延びるクロスメンバ118に支持されている。
【0101】<実施例4>本例は、シート側もペダル側
も共にマニュアル駆動するようにしたものである。 図
31〜図35に示すように、シート側部にレギュレータ
121が配設され、該レギュレータ121は、レギュレ
ータハンドル121aと、該レギュレータハンドル12
1aによって回転されるレギュレータプーリ121b
と、プーリ軸121cとを有する。レギュレータプーリ
121bは、動力伝達ワイヤー122Aを介して中間プ
ーリ123に連係されている。中間プーリ123には、
各ペダル7,8のスクリュウ軸部材37,58に対して
設けられたプーリ124A,124Bに連係される動力
伝達ワイヤー122B,122Cが連係されている。こ
れによって、レギュレータハンドル121aを回転する
ことで、動力伝達ワイヤー122A、中間プーリ12
3、動力伝達ワイヤー122B,122C、プーリ12
4A,124Bを介して、スクリュウ軸部材37,58
が回転駆動され、各ペダル7,8を車両の前後方向にお
いて移動させるようになっている。
【0102】また、プーリ軸121cは、ギヤボックス
126を介してスクリュウ軸部材17Rに連係されてい
る。それと共にギヤボックス126及びアシストモータ
127を介して回転軸128に連結されている。回転軸
128は別のギヤボックス129を介してスクリュ軸部
材17Lと連係されている。これによって、レギュレー
タハンドル121aの回転で、ペダル7,8だけでな
く、シート4の配置位置も同時に調整されるようになっ
ている。レグレータプーリ121bには、アシストモー
タスイッチ130が設けられ、、ハンドル121aの回
動に連動して端子部130aが回動し、外端支部130
aが正転接点130b又は逆転接点130cに接触し、
アシストモータ127を正転又は逆転させるようになっ
ている。
【0103】上記実施例では、アシストモータを設ける
ようにしているが、図36及び図37に示すように、ア
シストダンパーを設けるようにすることもできる。アッ
パレール12Lより突設されたブラケット134に、ア
シストダンパー133のピストンロッド133aの先端
を、ロアレール11Lより突設されたブラケット135
にアシストダンパー133のダンパー本体133bの基
端をそれぞれ連結して、シート側部とすることもでき
る。このようにすれば、レギュレータハンドル121a
を回転することで、ギヤボックス126を介してスクリ
ュウ軸部材17Rが直接回転駆動されると共に、回転軸
136及びギヤッボックス129を介して別のスクリュ
ウ軸部材17Lが回転駆動され、シートの配置位置が調
整されるようになっている。
【0104】また、図38に示すように、図32に示す
アシストモータ127を用いた構造において、さらにア
シストダンパー137,137を用いるようにすること
もできる。この場合、各アシストダンパー137は、ロ
アレール11R,11L間に架設された取付部材138
にダンパー本体137aの後端部が、ピストンロッド1
37bの前端部がシートクッションフレーム(図示省
略)にそれぞれ連結されている。
【0105】ところで、マニュアル操作によると、かな
りの操作力を要するので、その負担を軽減するために、
いわゆるポンピングシステムを利用することもできる。
【0106】具体的には、例えば図39及び図40に示
すように、ロアレール141に対しアッパレール142
が移動可能に係合せしめられ、アッパレール142とフ
ロアとの間にシート可動シリンダ143が介設されてい
る。即ちシート可動シリンダ143のピストンロッド1
43aがアッパレール142に連結され、シリンダ本体
143bがフロアに固定され、シート可動シリンダ14
3が伸張動作することで、アッパレール142従ってシ
ートが前進するように構成されている。そして、シート
可動シリンダ143に作用する油圧が解放されれば、シ
ートリターンスプリング144によって、アッパレール
142は基準位置まで後退するようになっている。ま
た、アクセルペダル145も、シリンダ本体146bが
車体側に固定されたペダル可動シリンダ146のピスト
ンロッド146aの先端部に連結され、該ペダル可動シ
リンダ146が作動することで、ペダル145が移動す
るように構成され、ペダル可動シリンダ146の油圧を
解放することで、リターンスプリング147によってペ
ダルは基準位置にまで前進するようになっている。
【0107】上記シート可動シリンダ143及びペダル
可動シリンダ146は、共に、第1〜第3バルブユニッ
ト151,152,153を介してリザーブタンク15
4に接続されている。
【0108】第1バルブユニット151は、ケーシング
155a中にピストン155bのみが配設されてなるバ
ルブ部155を有し、該バルブ部155においてピスト
ン155bがペダル145に連係され、ペダル145の
踏込み、踏込み解除によって移動するようになってい
る。また、第1バルブユニット151は、ボール156
a,157aとスプリング156b,157bを有しシ
リンダ143,146側への流れのみを許容する逆止弁
156,157を介してシート可動シリンダ143及び
ペダル可動シリンダ146に油圧回路158を介して接
続されると共に、第2バルブユニット152を介してリ
ザーブタンク154に接続されている。第2バルブユニ
ット152は、ケーシング152a内に、ボール152
bと、該ボール152bをリザーブタンク154と第1
バルブユニット151との連通を遮断する方向に常時付
勢するスプリング152cとを有する。ボール152c
には、ロッド部材159を介してポンピングセットスイ
ッチ160が連係され、該ポンピングセットスイッチ1
60は、ボール152cをロッド部材159を介して押
圧して、油をリザーブタンク154に戻す調整完了位置
と、ボール152cによって連通を遮断する調整位置と
を択一的にとるようになっている。そして、調整完了位
置になると、第1バルブユニット151のケーシング1
51a内の油がリザーブタンク154に導かれ、通常の
ペダル操作が可能な状態となる。
【0109】第3バルブユニット153は、第1バルブ
ユニット151の各逆止弁156,157の下流の通路
と、リザーブタンク154との間に介装される第1及び
第2バルブ部161,162を有し、各バルブ部16
1,162が、ボール161a,162aと、該ボール
161a,162aをリザーブタンク154と逆止弁1
56,157下流の通路との連通を遮断する方向に常時
付勢するスプリング161b,162bとを有する。そ
して、それらには、リターン用スイッチ164がロッド
部材165,166を介して連係され、リターン用スイ
ッチ164を押圧することで、ロッド部材165,16
6を介してボール161a,162aが解放側に移動
し、各バルブ部161,162の油をリザーブタンク1
54に戻すようになっている。
【0110】上記のように構成すれば、シートの配置調
整を行うときには、ポジション・セト・スイッチ160
を調整位置とし、ロッド部材159を介してボール15
2bをスプリング152cの付勢力に抗して変位して、
第2バルブユニット152を解放状態(作動状態)とす
る。この状態では、第1バルブユニット151のバルブ
部155がリザーブタンク154に連通している。
【0111】従って、この状態で、ペダル145をポン
ピング操作すれば、油はリザーブタンク154より、各
可動シリンダ143,146に導かれる。その際、逆止
弁156,157によって逆流は防止される。
【0112】各可動シリンダ143,146に導かれた
油は、リターンスプリング144,147に抗して、シ
ート及びペダルを移動させる。
【0113】また、リタ−ン用スイッチ164を押圧す
れば、第3バルブユニット153が連通状態(作動状
態)となって、各可動シリンダ143,146より油が
リザーブタンク154に戻るので、リターンスプリング
の付勢力によって、シート及びペダルは逆方向に移動す
ることになる。
【0114】このようにして、シートの配置位置を調整
することができる。
【0115】操作力の軽減のために、図41〜図46に
示すように、アシストモータとアクチュエータとを併用
することもできる。
【0116】即ち、シート側部において、アッパレール
12Rに、シート4及びペダル7,8の配置位置を調整
するためのレギュレータハンドル151aを有するレギ
ュレータ151が取付固定されている。レギュレータ1
51は、前述した実施例と同様に、ハンドル151aを
回転することで、軸受部材152〜154及び回転軸1
56等を介して、スクリュウ軸部材17R,17Lを回
転し、シート4の配置位置を調整すると共に、動力伝達
ワイヤー122A,122B,122C及び中間ギヤボ
ックス24A等を介して、ペダル7,8側のスクリュウ
軸部材37,58を回転駆動するようになっている。
【0117】そして、アッパレール12L及びロアレー
ル11Lに立設されたブラケット157,158にアシ
ストダンパー159のピストンロッド159aの先端部
及びダンパー本体159bの後端部がそれぞれ連結され
て、シート4の配置位置のマニュアル操作をアシストす
るアシストダンパー159が設けられている。また、ス
クリュウ軸部材17Rの後端部に、それを支持する軸受
部材154を介してアシストモータ160が連係されて
いる。尚、161はインパネメンバである。
【0118】上記中間ギヤボックス24Aは、前述した
ギヤボックス24と同様に構成されている。即ち、図4
5及び図46に示すように、そのケーシング24b内に
おいて、回転可能に支承された第1ギヤ162に対し
て、回転可能に支承されアクセルペダル7及びブレーキ
ペダル8のスライド量が同期するように同一歯数である
第2及び第3ギヤ163,164が噛合している。第1
ギヤ162は第1動力伝達ワイヤー122Aに連係せし
められ、該ワイヤー122Aによって回転駆動される。
また、第2及び第3ギヤ163,164には、第2及び
第3動力伝達ワイヤー122B,122Cがそれぞれ連
係しており、第1動力伝達ワイヤー122Aにより伝達
される駆動力が、第2及び第3動力伝達ワイヤー122
B,122Cに分配されるようになっている。そして、
第2及び第3ギヤ163,164の第1ギヤ162に対
するギヤ比は、シートスライド総量とペダルスライド総
量との比率と等しくなるように設定されている。
【0119】即ち、 (ペダルスライド総量)/(シートスライド総量)=
(第2又は第3ギヤの歯数)/(第1ギヤの歯数) <実施例5>本例は、シート側及びペダル側共に駆動モ
ータにて駆動するようにしたものである。
【0120】図47に示すように、シート側には駆動モ
ータ15を設け、ペダル7,8側には、動力伝達ケーブ
ル23Aの途中に駆動モ−タ165を設けている。シー
ト4側とペダル7,8側とは、動力伝達ケーブル23A
〜23Cによって連係されており、前述した実施例と同
様に、アイラインが略一定となる範囲を操作スイッチ2
2の閉成で移動することとなる。
【0121】また、そのような場合には、図48に示す
ように、シート側駆動モータ15Aもペダル側駆動モー
タ165Aも共にトンネル部3a内に配設するようにす
ることもできる。その場合は、駆動モータ15A,16
5A及びギヤボックス24は取付ブラケット166〜1
68によって、トンネル部3aの内壁面に取付固定され
る。
【0122】さらに、図49に示すように、シート4及
び各ペダル7,8に対して駆動モータ15,61A,6
1Bをそれぞれ設け、それらを動力伝達ケーブルで連係
することもできる。また、シート4側及び動力伝達ケー
ブル23Aの途中にはアシストモータ81,82が配設
されている。
【0123】また、シート4側駆動モータ15にはトル
クセンサ171Aが連係され、モータ15に作用する負
荷を検出するようになっている。
【0124】そして、制御手段172は、駆動モータ1
5に連係されその回転方向によりシート前進か後退かを
検出するシート前進・後退検出手段172Aと、トルク
センサ171Aの出力を受け負荷の大きさにより体重が
大きいか小さいかを検出する体重検出手段として機能す
る負荷検出手段172Bと、シート前進・後退検出手段
172A及び負荷検出手段172Bの出力を受け、シー
ト前進時において、体重が重いときは、すべてのモータ
15,61A,61B,81,82を駆動するが、体重
が軽いときは、シート4側のアシストモータ81の駆動
を停止するモータ駆動制御手段172Cとを備える。
尚、各モータ15,61A,61B,81,82は、駆
動を停止した状態では、フリー回転し、回転抵抗を生じ
ないように構成されている。
【0125】このように、体重の大小即ち負荷の大小に
応じて、シート4側のアシストモータ81の駆動の有
無、即ち駆動するモータの数を制御することで、余分な
モータの駆動を停止することができるので、省エネを図
ることが可能となる。
【0126】また、シート後退時には、シート4自体の
自重により、シート前進時ほど大きな出力を必要としな
いことから、モータ駆動制御手段172Cに、シート前
進時には、すべてのモータ15,61A,61B,8
1,82を駆動するが、シート後退時には、シート側ア
シストモータ81の駆動のみを停止することで、省エネ
を図ることもできる。また、シート4の自重及び運転者
の体重により、シートの後退を特別な駆動力なく行うこ
ともできるので、すべてのモータ15,61A,61
B,81,82への給電を停止し、駆動しないようにす
ることもできる。さらに、シート前進時には、シート後
退時よりも、大きな出力が出るように、モータ15,6
1A,61B,81,82の作動特性それ自体をを変更
することもできる。
【0127】また、各ペダル7,8側の駆動モータ61
A,61Bにもトルクセンサ171B,171Cが連係
されており、それらのよりの信号を受ける負荷検出手段
172Bが、負荷が大きいか小さいかを検出し、その検
出結果を受けたモータ駆動制御手段172Cが負荷が大
きいときは、すべてのモータ15,61A,61B,8
1,82を駆動するが、負荷が小さいときは、ベダル
7,8側のアシストモータ82の駆動を停止するように
制御することもできる。
【0128】<実施例6>本例は、複数のモータを有す
る場合に、いずれかのモータが劣化あるいは片方のペダ
ルへの異常な荷重により出力回転数が低下し、各部の同
期ずれが生じてしまうようなときに、他のモータによっ
てアシストするようにしたものである。
【0129】図50に示すように、シート4及び各ペダ
ル7,8に対し、駆動モータ15,61A,61B及び
アシストモータ81が設けられ、それらが前述した実施
例と同様に、動力伝達ケーブル23A〜23C及び中間
ギヤボックス24を介して連係され、同期回転するよう
になっている。また、それらのモータ15,61A,6
1B,81は制御手段181に連係されている。制御手
段181は、モータの異常を検出する異常検出手段18
1Aと、該異常検出手段181Aよりの信号を受け、異
常検出時には、正常に作動しているモータの駆動力を高
め、一部のモータの異常による各モータの負荷アンバラ
ンスを防止して、同期にずれが生じないようにしてい
る。
【0130】具体的には、制御手段181による処理
は、図51に示すように行われる。
【0131】操作スイッチ22のONによりスタートす
ると、まず、カウンタXがリセットされて0とされ(ス
テップS1 )、各モータ15,61A,61B,81の
出力回転数が検出される(ステップS2 )。
【0132】それから、各モータの出力回転数差が一定
誤差以内であるか否かが判定され(ステップS3 )、一
定誤差以内であれば、異常ではないので、ステップS1
に戻る一方、一定誤差以内でなければ、カウンタXが5
以下であるか否かを判定する(ステップS4 )。カウン
タXが5以下であれば、出力の低いモータの出力を一定
量高め(ステップS5 )、カウンタXを1だけ加算して
X+1とし(ステップS6 )、ステップS2 に戻る。
【0133】また、ステップS4 において、カウンタX
が5を越えるときには、黄色のワーニングランプを点灯
し(ステップS7 )、カウンタXを1だけ加算してX+
1とする(ステップS8 )。それから、カウンタXが1
0以下であるか否かを判定する(ステップS9 )。
【0134】カウンタXが10以下であれば、出力が低
下したモータの位置、即ちペダル側であるかシート側で
あるかを判定し(ステップS10)、ペダル側であれば、
正常なペダル7,8側のモータの出力を一定量高めると
共に、シート4側のモータ15,81の出力を一定量下
げ(ステップS11)、ステップS2 に戻る。また、シー
ト側であれば、正常に作動しているシート4側のモータ
の出力を一定量高めると共に、ペダル7,8側のモータ
61A,61Bの出力を一定量下げ(ステップS12)、
ステップS2 に戻る。このようにして、一部のモータの
異常による各モータの負荷アンバランスが生じるのを防
止して、同期にずれが生じないようにしている。但し、
全体としては、スピードダウンする。
【0135】また、カウンタXが10以下でなければ、
赤色のワーニングランプを点灯し(ステップS13)、調
整を停止し(ステップS14)、そのまま終了する。
【0136】尚、モータの焼付きや2個以上のモータの
異常の場合には、メータ内に配置されている赤色のワー
ニングランプが点灯表示され、調整は停止されるように
なっている。
【0137】
【発明の効果】請求項1の発明は、上記のように、シー
ト可動支持手段及びペダル可動支持手段が連係手段にて
機械的に連係されていることから、単一の駆動モータに
よって、運転者用シートに乗員標準モデルが着座せしめ
られたとき、該乗員標準モデルのアイポイントが適正な
位置に置かれると共に上記乗員標準モデルが適正な運転
姿勢に相当する姿勢をとるような所定の関係を維持する
ように、運転者用シート、操作ペダルの配置位置調整が
行うことができることとなり、簡単な構造で、特別な制
御を行うこともなく、良好な視界を維持して良好な運転
姿勢が得られ、また、運転状態での疲労も少なく、安全
性の点でも有利となる。また、運転者用シート、操作ペ
ダルの配置位置調整により、運転者のアイポイントが常
に適正な位置となるので、メータ、ミラーの位置等を含
めて車室内の設計がし易くなり、設計の自由度も高ま
る。
【0138】請求項2の発明は、駆動モータを、荷重負
担の大きく操作ペダル側に比べて応答性が劣る運転者用
シート側に設けているので、例えば運転者の体重の大小
によってシートスライド速度が変化しても、操作ペダル
側への伝達速度も同様に変化することとなり、運転者用
シートと操作ペダルとを所定の関係に保つための配置調
整にずれが生じることがない。
【0139】請求項3の発明は、運転者用シートと操作
ペダルとの前後方向の中間位置で車体フロア下側に駆動
モータを配設しているので、デッドスペースを有効に利
用して、一定の配置スペースを要する駆動モータを配設
することができ、駆動モータのモータ音の低減の面にお
いても有利となるのに加えて、シート側やペダル側に設
けるよりも、レイアウト上有利である。
【0140】請求項4の発明は、駆動モータを操作ペダ
ル側に設けているので、操作ペダル側の剛性を確保し易
くなり、連係手段による操作ペダル側への動力伝達のロ
スを少なくすることができる。
【0141】請求項5の発明は、駆動モータによる駆動
をアシストするアシストモータを設けたので、アシスト
モータによって、駆動モータの駆動力を効果的にアシス
トすることが可能となり、運転者用シート及び操作ペダ
ルの配置位置調整をスムーズに行うことができる。
【0142】請求項6の発明は、操作ペダル側にアシス
トモータを設けているので、操作ペダルへの足載せ状態
の有無等による負荷変動を吸収することができ、運転者
用シートと操作ペダルとを所定の関係に保つための配置
調整の際、負荷変動の影響を受けることがない。
【0143】請求項7の発明は、アシストモータを、操
作ペダルと運転者用シートの前後方向の中間位置で車体
フロア下側に配設しているので、モータ騒音の問題を生
ずることなく、操作ペダル側又はシート側の負荷変動に
よる、連係手段の動力伝達ロスを低減することができ
る。
【0144】請求項8の発明は、アシストモータを運転
者用シートのシートクッション部下側に配設しているの
で、荷重分担が前進/後退、運転者の体重等によって大
きく変化しても、その変化に応じてアシストモータを駆
動、駆動解除することで、荷重分担の変化に無理なく対
応することが可能となる。
【0145】請求項9の発明は、アシストモータに代え
てアシストダンパーを用いているので、アシストダンパ
ーによって、駆動モータの駆動力を効果的にアシストす
ることができるのに加えて、負荷変動の吸収も容易に行
うことができる。
【0146】請求項10の発明は、シート側をマニュア
ル操作部により、操作ペダル側をそのマニュアル操作に
応じて駆動モータにより所定の関係を維持するように運
転者用シート及び操作ペダルの配置位置調整を行うよう
にしているので、応答性、伝達効率の点で不利である機
械的連係手段を用いる必要がなくなり、構造が簡単とな
り、コスト面でも有利となる。
【0147】請求項11の発明は、操作ペダル側をマニ
ュアル操作部により、シート側をそのマニュアル操作に
応じて駆動モータにより所定の関係を維持するように運
転者用シート及び操作ペダルの配置位置調整を行うよう
にしているので、請求項10の発明と同様に、応答性、
伝達効率の点で不利である機械的連係手段を用いる必要
がなくなり、構造が簡単となり、コスト面でも有利とな
る。
【0148】請求項12の発明は、操作ペダル側及びシ
ート側の双方に駆動モータを設け、それらを駆動モータ
連係手段にて連係し、運転者用シート及び操作ペダルの
配置位置調整を行うようにしているので、充分な駆動力
でもって、操作ペダル及び運転用シートが所定の位置関
係を維持するようにそれらの配置位置の調整を行うこと
ができる。
【0149】請求項13の発明によれば、操作ペダル側
及びシート側の双方に駆動モータを設け、それらを駆動
モータ制御手段によって電気的に制御し、運転者用シー
ト及び操作ペダルの配置位置調整を行うようにしている
ので、機械的連係手段を用いることなく、簡単な構造
で、操作ペダル及び運転用シートが所定の位置関係を維
持するようにそれらの配置位置の調整を行うことができ
る。
【0150】請求項14の発明は、アシストモータを用
いているので、アシストモータによって、駆動モータの
駆動力を効果的にアシストすることができる。
【0151】請求項15の発明は、アシストモータに代
えてアシストダンパーを用いているので、アシストダン
パーによって、駆動モータの駆動力を効果的にアシスト
することができるのに加えて、負荷変動の吸収も容易に
行うことができる。
【0152】請求項16の発明は、操作ペダル及び運転
用シートが所定の位置関係を維持するための配置位置の
調整を、シート可動支持手段又はペダル可動支持手段に
連係されたマニュアル操作部によって行うようにしてい
るので、駆動モータを使用する場合に比べて、消費電力
が少なく、省エネの点で有利であり、マニュアル操作に
よる細かい調整も可能である。
【0153】請求項17の発明は、マニュアル操作部を
構成する可動シリンダを、操作ペダルによるポンピング
操作によってポンプ手段を駆動し、可動シリンダをポン
プ手段によって駆動して、運転者用シート及び操作ペダ
ルの配置位置の調整を行うようにしているので、運転用
シート及び操作ペダルの配置位置の調整のためのマニュ
アル操作に大きな労力を必要とせず、それらの配置位置
の調整を容易に行うことができる。
【0154】請求項18の発明は、アシストモータを設
けたので、アシストモータによって、マニュアル操作部
の操作力を効果的にアシストすることができ、運転用シ
ート及び操作ペダルの配置位置の調整をスムーズに行う
ことができる。
【0155】請求項19の発明によれば、アシストダン
パーを用いているので、アシストダンパーによって、マ
ニュアル操作部の操作力を効果的にアシストすることが
できるのに加えて、負荷変動の吸収も容易となり、負荷
変動の影響を受けることなくマニュアル操作による配置
位置の調整を行うことができる。
【0156】請求項20の発明は、少なくともシート前
進時において、運転者の体重に応じて、使用する駆動ア
クチュエータの数を変更し、駆動力を必要としないとき
には余分なモータを駆動しないようしているので、少な
い消費電力で効率よく、運転用シート及び操作ペダルの
配置位置の調整を行うことができる。
【0157】請求項21の発明は、シート後退時には、
シート可動支持手段に連係された駆動モータへの給電を
停止するようにしたので、少ない消費電力で効率よく、
運転用シート及び操作ペダルの配置位置の調整を行うこ
とができる。特に、シート後退時には、運転者の自重で
後退することとなるので、無駄な消費電力の消耗もな
い。
【0158】請求項22の発明は、運転席用シートのス
ライド方向に応じて、ダンパーによって、シートの傾斜
移動をフリクションコントロールするようにしているの
で、例えばシート前進時には駆動力をアシストし、シー
ト後退時には後退速度を抑制するフリクションコントロ
ールが可能となり、無駄に消費電力を消耗するのを防止
できるし、運転用シート及び操作ペダルの配置位置の調
整を的確に行うことができる。
【0159】請求項23の発明は、シート前進時とシー
ト後退時で駆動モータの駆動特性を変更するようにして
いるので、シート前進時には駆動力を高め、シート後退
時には駆動力を抑制する制御が可能となり、簡単な制御
で、運転用シート及び操作ペダルの配置位置の調整を的
確に行うことができる。
【0160】請求項24の発明は、シート後退時には、
アシストモータへの給電を停止し、駆動力を必要とする
とき以外はアシストモータを駆動しないようにしている
ので、省エネを図って、運転用シート及び操作ペダルの
配置位置の調整を無理なく行うことができる。
【0161】請求項25の発明によれば、アクチュエー
タの異常時には、アシスト手段によって、他のアクチュ
エータのみでアシストして運転者用シート及び操作ペダ
ルの配置位置の調整を行うようにしているので、一部の
モータの異常による各モータの負荷アンバランスが生じ
るのを防止することができ、モータの劣化等によって同
期にずれが生じることをなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両の運転姿勢制御装置の全体構成図である。
【図2】駆動モータを運転者用シートの下側に配設した
実施例の概略構成図である。
【図3】運転者用シートの下側を示す斜視図である。
【図4】運転者用シートの側部の説明図である。
【図5】中間ギヤボックスの斜視図である。
【図6】同概略断面図である。
【図7】アクセルペダル可動支持手段の側面図である。
【図8】同断面図である。
【図9】ブレーキペダル可動支持手段の側面図である。
【図10】同断面図である。
【図11】運転者用シートとアクセルペダル及びブレー
キペダルとの配置位置の関係を示す図である。
【図12】駆動モータをトンネル部に配設した実施例を
示す概略斜視図である。
【図13】駆動モータをペダル側に配設した実施例の概
略構成図である。
【図14】ギヤボックスと駆動モータとの関係を示す図
である。
【図15】アクセルペダルについての検知ブラケットと
リミットスイッチとの関係の説明図である。
【図16】アシストモータを設けた実施例の概略構成図
である。
【図17】運転者用シートの下側を示す斜視図である。
【図18】アシストダンパーを設けた実施例の説明図で
ある。
【図19】運転者用シートの下側を示す斜視図である。
【図20】ベダル側にアシストモータを設けた実施例の
概略構成図である。
【図21】シート側の配置調整をマニュアル操作とした
実施例の全体構成図である。
【図22】運転者用シートの下側を示す斜視図である。
【図23】シートポジションセンサの説明図である。
【図24】ペダル側の配置調整をマニュアル操作とした
実施例の全体構成図である。
【図25】レギュレータの概略構成の説明図である。
【図26】ペダル側の配置調整をマニュアル操作とした
実施例のペダル側の概略構成図である。
【図27】ペダル側の配置調整をマニュアル操作とした
実施例のシート側の概略構成図である。
【図28】ペダル側スクリュウ軸部材と動力伝達ケーブ
ルとの関係を示す図である。
【図29】ペダル側スクリュウ軸部材と動力伝達ケーブ
ルとの関係を示す図である。
【図30】運転者用シートの下側を示す斜視図である。
【図31】レギュレータをシート側に設けた実施例の全
体構成図である。
【図32】同概略構成図である。
【図33】レギュレータの概略構成の説明図である。
【図34】シート側面の説明図である。
【図35】運転者用シートの下側を示す斜視図である。
【図36】シート側面の説明図である。
【図37】運転者用シートの下側を示す斜視図である。
【図38】他の実施例の概略構成図である。
【図39】ポンピングシステムを利用した実施例の全体
構成図である。
【図40】同概略斜視図である。
【図41】シートの概略側面図である。
【図42】ペダル側の概略側面図である。
【図43】シート下部の概略正面図である。
【図44】アシストモータを設けた部分の背面図であ
る。
【図45】中間ギヤボックスの概略平面図である。
【図46】同概略側面図である。
【図47】シート側及びペダル側に駆動モータを設けた
実施例の概略構成図である。
【図48】駆動モータをトンネル部に配設した実施例を
示す概略斜視図である。
【図49】駆動するモータの数を変化させる実施例の概
略構成図である。
【図50】他の実施例の概略構成図である。
【図51】制御の流れを示すフローチャト図である。
【符号の説明】
1 車両 3 車体フロア 3A トンネル部 4 運転者用シート 4A シートクッション部 7 アクセルペダル 8 ブレーキペダル 9 シート可動支持手段 11L,11R ロアレール 12L,12R アッパレール 15,15A,64,165,165A 駆動モータ 17L,17R スクリュウ軸部材 19L,19R 樹脂ナット部材 22 操作スイッチ 23A 〜23C 動力伝達ケーブル 24,24A 中間ギヤボックス 33 アクセルペダル可動支持手段 51 ブレーキペダル可動支持手段 66A 〜66C 動力伝達ケーブル 76A,76B ポジションセンサ 81〜84,160 アシストモータ 87,89,91,133,159 アシストダンパー 101 シート位置調整用ハンドル 102 シートポジションセンサ 103,103A 制御手段 111,121,151 レギュレータ 112A〜112C,122A 〜122C 動力伝達ワイヤー ワイヤー 117A,117B ペダルポジションセンサ 143 シート可動シリンダ 146 ペダル可動シリンダ 171A〜171C トルクセンサ 172,181 制御手段 172A シート前進・後退検出手段 172B 負荷検出手段 173C,181B モータ駆動制御手段 181A 異常検出手段

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の車室内の車体フロア上に運転者用
    シートが、該運転者用シートの前方に操作ペダルがそれ
    ぞれ配設され、上記シートが、その配置位置が車両前方
    位置になればなるほど上方位置となるよう傾斜移動可能
    にシート可動支持手段にて、上記操作ペダルが、その配
    置位置が上記運転者用シートに向かう方向又は上記運転
    者用シートから離れる方向に移動可能なるようにペダル
    可動支持手段にてそれぞれ支持されている車両の運転姿
    勢制御装置であって、 上記運転者用シートに乗員標準モデルが着座せしめられ
    たとき、該乗員標準モデルのアイポイントが適正な位置
    に置かれると共に上記乗員標準モデルが適正な運転姿勢
    に相当する姿勢をとるように上記シート可動支持手段と
    ペダル可動支持手段とを機械的に連係する連係手段と、 上記シート可動支持手段又はペダル可動支持手段に連係
    され、上記シート可動支持手段及びペダル可動支持手段
    に運転者用シート及び操作ペダルの配置位置調整を行わ
    せる単一の駆動モータとを備えていることを特徴とする
    車両の運転姿勢制御装置。
  2. 【請求項2】 駆動モータは、運転者用シートのシート
    クッション部下側に配設されているところの請求項1記
    載の車両の運転姿勢制御装置。
  3. 【請求項3】 駆動モータは、運転者用シートと操作ペ
    ダルとの前後方向の中間位置で車体フロア下側に配設さ
    れているところの請求項1記載の車両の運転姿勢制御装
    置。
  4. 【請求項4】 車両の車室内の車体フロア上に運転者用
    シートが、該運転者用シートの前方に操作ペダルがそれ
    ぞれ配設され、上記シートが、その配置位置が車両前方
    位置になればなるほど上方位置となるよう傾斜移動可能
    にシート可動支持手段にて、上記操作ペダルが、その配
    置位置が上記運転者用シートに向かう方向又は上記運転
    者用シートから離れる方向に移動可能なるようにペダル
    可動支持手段にてそれぞれ支持されている車両の運転姿
    勢制御装置であって、 上記運転者用シートに乗員標準モデルが着座せしめられ
    たとき、該乗員標準モデルのアイポイントが適正な位置
    に置かれると共に上記乗員標準モデルが適正な運転姿勢
    に相当する姿勢をとるように上記シート可動支持手段と
    ペダル可動支持手段とを機械的に連係する連係手段と、 上記操作ペダル側に配設されると共に、上記ペダル可動
    支持手段に連係され、上記シート可動支持手段及びペダ
    ル可動支持手段に運転者用シート及び操作ペダルの配置
    位置調整を行わせる駆動モータとを備えていることを特
    徴とする車両の運転姿勢制御装置。
  5. 【請求項5】 さらに、駆動モータによる駆動をアシス
    トするアシストモータを備えるところの請求項1記載の
    車両の運転姿勢制御装置。
  6. 【請求項6】 アシストモータは、操作ペダル側に配設
    されているところの請求項5記載の車両の運転姿勢制御
    装置。
  7. 【請求項7】 アシストモータは、操作ペダルと運転者
    用シートとの前後方向の中間部位で車体フロア下側に配
    設されているところの請求項6記載の車両の運転姿勢制
    御装置。
  8. 【請求項8】 アシストモータは、運転者用シートのシ
    ートクッション部下側に配設されているところの請求項
    6記載の車両の運転姿勢制御装置。
  9. 【請求項9】 請求項5記載のアシストモータに代え
    て、駆動モータによる駆動をアシストするアシストダン
    パーが用いられるところの請求項5記載の車両の運転姿
    勢制御装置。
  10. 【請求項10】 車両の車室内の車体フロア上に運転者
    用シートが、該運転者用シートの前方に操作ペダルがそ
    れぞれ配設され、上記シートが、その配置位置が車両前
    方位置になればなるほど上方位置となるよう傾斜移動可
    能にシート可動支持手段にて、上記操作ペダルが、その
    配置位置が上記運転者用シートに向かう方向又は上記運
    転者用シートから離れる方向に移動可能なるようにペダ
    ル可動支持手段にてそれぞれ支持されている車両の運転
    姿勢制御装置であって、 上記シート可動支持手段に連係され、上記シート可動支
    持手段に上記運転者用シートの配置位置調整を行わせる
    マニュアル操作部と、 上記シート可動支持手段に連係され、上記マニュアル操
    作部により配置位置調整された運転者用シートの配置位
    置を検出する位置検出手段と、 上記ベダル可動支持手段に連係され、上記ペダル可動支
    持手段に上記操作ペダルの配置位置調整を行わせる駆動
    モータと、 該位置検出手段よりの出力を受け、上記マニュアル操作
    部により配置位置調整された運転者用シートの配置位置
    に応じて上記駆動モータを駆動制御し、上記運転者用シ
    ートに乗員標準モデルが着座せしめられたとき、該乗員
    標準モデルのアイポイントを適正な位置に置くと共に上
    記乗員標準モデルが適正な運転姿勢に相当する姿勢をと
    るようにするモータ駆動制御手段とを備えていることを
    特徴とする車両の運転姿勢制御装置。
  11. 【請求項11】 車両の車室内の車体フロア上に運転者
    用シートが、該運転者用シートの前方に操作ペダルがそ
    れぞれ配設され、上記シートが、その配置位置が車両前
    方位置になればなるほど上方位置となるよう傾斜移動可
    能にシート可動支持手段にて、上記操作ペダルが、その
    配置位置が上記運転者用シートに向かう方向又は上記運
    転者用シートから離れる方向に移動可能なるようにペダ
    ル可動支持手段にてそれぞれ支持されている車両の運転
    姿勢制御装置であって、 上記シート可動支持手段に連係され、上記シート可動支
    持手段に上記運転者用シートの配置位置調整を行わせる
    駆動モータと、 上記ベダル可動支持手段に連係され、上記ペダル可動支
    持手段に上記操作ペダルの配置位置調整を行わせるマニ
    ュアル操作部と、 上記ペダル可動支持手段に連係され、上記マニュアル操
    作部により配置位置調整された操作ペダルの配置位置を
    検出する位置検出手段と、 該位置検出手段の出力を受け、上記マニュアル操作部に
    より配置位置調整された操作ペダルの配置位置に応じて
    上記駆動モータを駆動制御し、上記運転者用シートに乗
    員標準モデルが着座せしめられたとき、該乗員標準モデ
    ルのアイポイントを適正な位置に置くと共に上記乗員標
    準モデルが適正な運転姿勢に相当する姿勢をとるように
    するモータ駆動制御手段とを備えていることを特徴とす
    る車両の運転姿勢制御装置。
  12. 【請求項12】 車両の車室内の車体フロア上に運転者
    用シートが、該運転者用シートの前方に操作ペダルがそ
    れぞれ配設され、上記シートが、その配置位置が車両前
    方位置になればなるほど上方位置となるよう傾斜移動可
    能にシート可動支持手段にて、上記操作ペダルが、その
    配置位置が上記運転者用シートに向かう方向又は上記運
    転者用シートから離れる方向に移動可能なるようにペダ
    ル可動支持手段にてそれぞれ支持されている車両の運転
    姿勢制御装置であって、 上記シート可動支持手段に連係され、上記シート可動支
    持手段に上記運転者用シートの配置位置調整を行わせる
    第1の駆動モータと、 上記ベダル可動支持手段に連係され、上記ペダル可動支
    持手段に上記操作ペダルの配置位置調整を行わせる第2
    の駆動モータと、 上記運転者用シートに乗員標準モデルが着座せしめられ
    たとき、該乗員標準モデルのアイポイントが適正な位置
    に置かれると共に上記乗員標準モデルが適正な運転姿勢
    に相当する姿勢をとるように上記第1及び第2の駆動モ
    ータを機械的に連係する駆動モータ連係手段とを備えて
    いることを特徴とする車両の運転姿勢制御装置。
  13. 【請求項13】 車両の車室内の車体フロア上に運転者
    用シートが、該運転者用シートの前方に操作ペダルがそ
    れぞれ配設され、上記シートが、その配置位置が車両前
    方位置になればなるほど上方位置となるよう傾斜移動可
    能にシート可動支持手段にて、上記操作ペダルが、その
    配置位置が上記運転者用シートに向かう方向又は上記運
    転者用シートから離れる方向に移動可能なるようにペダ
    ル可動支持手段にてそれぞれ支持されている車両の運転
    姿勢制御装置であって、 上記シート可動支持手段に連係され、上記シート可動支
    持手段に上記運転者用シートの配置位置調整を行わせる
    第1の駆動モータと、 上記ベダル可動支持手段に連係され、上記ペダル可動支
    持手段に上記操作ペダルの配置位置調整を行わせる第2
    の駆動モータと、 上記第1及び第2の駆動モータに電気的に連係され、上
    記運転者用シートに乗員標準モデルが着座せしめられた
    とき、該乗員標準モデルのアイポイントが適正な位置に
    置かれると共に上記乗員標準モデルが適正な運転姿勢に
    相当する姿勢をとるように、上記第1及び第2の駆動モ
    ータを駆動制御するモータ駆動制御手段とを備えている
    ことを特徴とする車両の運転姿勢制御装置。
  14. 【請求項14】 さらに、駆動モータによる駆動力をア
    シストするアシストモータを備えるところの請求項12
    又は請求項13記載の車両の運転姿勢調整装置。
  15. 【請求項15】 アシストモータに代えて、アシストダ
    ンパーが用いられるところの請求項14記載の車両の運
    転姿勢制御装置。
  16. 【請求項16】 車両の車室内の車体フロア上に運転者
    用シートが、該運転者用シートの前方に操作ペダルがそ
    れぞれ配設され、上記シートが、その配置位置が車両前
    方位置になればなるほど上方位置となるよう傾斜移動可
    能にシート可動支持手段にて、上記操作ペダルが、その
    配置位置が上記運転者用シートに向かう方向又は上記運
    転者用シートから離れる方向に移動可能なるようにペダ
    ル可動支持手段にてそれぞれ支持されている車両の運転
    姿勢制御装置であって、 上記シート可動支持手段又はペダル可動支持手段に連係
    され、上記シート可動支持手段及びベダル可動支持手段
    に上記運転者用シート及び操作ペダルの配置位置調整を
    行わせるマニュアル操作部と、 上記運転者用シートに乗員標準モデルが着座せしめられ
    たとき、該乗員標準モデルのアイポイントが適正な位置
    に置かれると共に上記乗員標準モデルが適正な運転姿勢
    に相当する姿勢をとるように上記シート可動支持手段と
    ペダル可動手段とを機械的に連係する連係手段とを備え
    ていることを特徴とする車両の運転姿勢制御装置。
  17. 【請求項17】 マニュアル操作部は、上記シート可動
    支持手段及びペダル可動支持手段に運転者用シート及び
    操作ペダルの配置位置調整を行わせる可動シリンダと、
    操作ペダルに連係可能で該操作ペダルとの連係状態にお
    ける該操作ペダルによるポンピング操作によって可動シ
    リンダを駆動するポンプ手段とを備えるところの請求項
    16記載の車両の運転姿勢制御装置。
  18. 【請求項18】 さらに、マニュアル操作部による操作
    力をアシストするアシストモータを備えるところの請求
    項16記載の車両の運転姿勢制御装置。
  19. 【請求項19】 アシストモータに代えて、マニュアル
    操作部による操作力をアシストするアシストダンパーが
    用いられるところの請求項18記載の車両の運転姿勢制
    御装置。
  20. 【請求項20】 車両の車室内の車体フロア上に運転者
    用シートが、該運転者用シートの前方に操作ペダルがそ
    れぞれ配設され、上記シートが、その配置位置が車両前
    方位置になればなるほど上方位置となるよう傾斜移動可
    能にシート可動支持手段にて、上記操作ペダルが、その
    配置位置が上記運転者用シートに向かう方向又は上記運
    転者用シートから離れる方向に移動可能なるようにペダ
    ル可動支持手段にてそれぞれ支持されている車両の運転
    姿勢制御装置であって、 上記運転者用シートに乗員標準モデルが着座せしめられ
    たとき、該乗員標準モデルのアイポイントが適正な位置
    に置かれると共に上記乗員標準モデルが適正な運転姿勢
    に相当する姿勢をとるように上記シート可動支持手段と
    ペダル可動支持手段とを機械的に連係する連係手段と、 上記シート可動支持手段又はペダル可動支持手段に連係
    され上記シート可動支持手段及びペダル可動支持手段に
    上記運転者用シート及び操作ペダルの配置位置調整を行
    わせる複数の駆動アクチュエータと、 上記シート可動支持手段に連係され運転者用シートの前
    進を検出するスライド方向検出手段と、 上記運転者用シートに配設され運転者の体重を検出する
    体重検出手段と、 上記スライド方向検出手段及び体重検出手段よりの信号
    を受け、運転者の体重に応じて、使用する駆動アクチュ
    エータの数を変更する駆動アクチュエータ切換手段とを
    備えていることを特徴とする車両の運転姿勢制御装置。
  21. 【請求項21】 車両の車室内の車体フロア上に運転者
    用シートが、該運転者用シートの前方に操作ペダルがそ
    れぞれ配設され、上記シートが、その配置位置が車両前
    方位置になればなるほど上方位置となるよう傾斜移動可
    能にシート可動支持手段にて、上記操作ペダルが、その
    配置位置が上記運転者用シートに向かう方向又は上記運
    転者用シートから離れる方向に移動可能なるようにペダ
    ル可動支持手段にてそれぞれ支持されている車両の運転
    姿勢制御装置であって、 上記運転者用シートに乗員標準モデルが着座せしめられ
    たとき、該乗員標準モデルのアイポイントが適正な位置
    に置かれると共に上記乗員標準モデルが適正な運転姿勢
    に相当する姿勢をとるように上記シート可動支持手段と
    ペダル可動支持手段とを機械的に連係する連係手段と、 上記シート可動支持手段又はペダル可動支持手段に連係
    され上記シート可動支持手段及びペダル可動支持手段に
    上記運転者用シート及び操作ペダルの配置位置調整を行
    わせる駆動モータと、 上記シート可動支持手段に連係され運転者用シートの前
    進を検出するスライド方向検出手段と、 上記スライド方向検出手段よりの信号を受け、シート後
    退時には駆動モータへの給電を停止する駆動モータ切換
    手段とを備えていることを特徴とする車両の運転姿勢制
    御装置。
  22. 【請求項22】 車両の車室内の車体フロア上に運転者
    用シートが、該運転者用シートの前方に操作ペダルがそ
    れぞれ配設され、上記シートが、その配置位置が車両前
    方位置になればなるほど上方位置となるよう傾斜移動可
    能にシート可動支持手段にて、上記操作ペダルが、その
    配置位置が上記運転者用シートに向かう方向又は上記運
    転者用シートから離れる方向に移動可能なるようにペダ
    ル可動支持手段にてそれぞれ支持されている車両の運転
    姿勢制御装置であって、 上記運転者用シートに乗員標準モデルが着座せしめられ
    たとき、該乗員標準モデルのアイポイントが適正な位置
    に置かれると共に上記乗員標準モデルが適正な運転姿勢
    に相当する姿勢をとるように上記シート可動支持手段と
    ペダル可動支持手段とを機械的に連係する連係手段と、 上記シート可動支持手段又はペダル可動支持手段に連係
    され上記シート可動支持手段及びペダル可動支持手段に
    上記運転者用シート及び操作ペダルの配置位置調整を行
    わせる駆動モータと、 上記シート可動支持手段に連係され運転者用シートの前
    進を検出するスライド方向検出手段と、 上記シート可動支持手段に連係され上記運転者用シート
    の配置位置調整をアシストするダンパーと、 上記スライド方向検出手段よりの信号を受け、運転者用
    シートのスライド方向に応じて、ダンパーにて運転者用
    シートの傾斜移動をフリクションコントロールするダン
    パー制御手段とを備えていることを特徴とする車両の運
    転姿勢制御装置。
  23. 【請求項23】 請求項21記載の駆動モータ切換手段
    に代えて、スライド方向検出手段よりの信号を受け、シ
    ート前進時とシート後退時で駆動モータの駆動特性を変
    更する駆動モータ制御手段を備えているところの請求項
    21記載の車両の運転姿勢制御装置。
  24. 【請求項24】 車両の車室内の車体フロア上に運転者
    用シートが、該運転者用シートの前方に操作ペダルがそ
    れぞれ配設され、上記シートが、その配置位置が車両前
    方位置になればなるほど上方位置となるよう傾斜移動可
    能にシート可動支持手段にて、上記操作ペダルが、その
    配置位置が上記運転者用シートに向かう方向又は上記運
    転者用シートから離れる方向に移動可能なるようにペダ
    ル可動支持手段にてそれぞれ支持されている車両の運転
    姿勢制御装置であって、 上記運転者用シートに乗員標準モデルが着座せしめられ
    たとき、該乗員標準モデルのアイポイントが適正な位置
    に置かれると共に上記乗員標準モデルが適正な運転姿勢
    に相当する姿勢をとるように上記シート可動支持手段と
    ペダル可動支持手段とを機械的に連係する連係手段と、 上記シート可動支持手段又はペダル可動支持手段に連係
    され上記シート可動支持手段及びペダル可動支持手段に
    上記運転者用シート及び操作ペダルの配置位置調整を行
    わせる駆動モータと、 該駆動モータの駆動力をアシストするアシストモータ
    と、 上記シート可動支持手段に連係され運転者用シートの前
    進を検出するスライド方向検出手段と、 上記スライド方向検出手段よりの信号を受け、シート後
    退時にはアシストモータへの給電のみを停止する駆動ア
    クチュエータ切換手段とを備えていることを特徴とする
    車両の運転姿勢制御装置。
  25. 【請求項25】 車両の車室内の車体フロア上に運転者
    用シートが、該運転者用シートの前方に操作ペダルがそ
    れぞれ配設され、上記シートが、その配置位置が車両前
    方位置になればなるほど上方位置となるよう傾斜移動可
    能にシート可動支持手段にて、上記操作ペダルが、その
    配置位置が上記運転者用シートに向かう方向又は上記運
    転者用シートから離れる方向に移動可能なるようにペダ
    ル可動支持手段にてそれぞれ支持されている車両の運転
    姿勢制御装置であって、 上記運転者用シートに乗員標準モデルが着座せしめられ
    たとき、該乗員標準モデルのアイポイントが適正な位置
    に置かれると共に上記乗員標準モデルが適正な運転姿勢
    に相当する姿勢をとるように上記シート可動支持手段と
    ペダル可動支持手段とを機械的に連係する連係手段と、 上記シート可動支持手段及びペダル可動支持手段に連係
    され、上記シート可動支持手段及びペダル可動支持手段
    に上記運転者用シート及び操作ペダルの配置位置調整を
    行わせる複数の駆動アクチュエータと、 該各駆動アクチュエータに連係され該各駆動アクチュエ
    ータの異常を検出する異常検出手段と、 該異常検出手段よりの信号を受け、アクチュエータの異
    常時には、他のアクチュエータのみで上記運転者用シー
    ト及び操作ペダルの配置位置調整を行わせるアシスト手
    段とを備えていることを特徴とする車両の運転姿勢制御
    装置。
JP31500993A 1993-12-15 1993-12-15 車両の運転姿勢制御装置 Expired - Fee Related JP3451685B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31500993A JP3451685B2 (ja) 1993-12-15 1993-12-15 車両の運転姿勢制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31500993A JP3451685B2 (ja) 1993-12-15 1993-12-15 車両の運転姿勢制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07164934A true JPH07164934A (ja) 1995-06-27
JP3451685B2 JP3451685B2 (ja) 2003-09-29

Family

ID=18060325

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31500993A Expired - Fee Related JP3451685B2 (ja) 1993-12-15 1993-12-15 車両の運転姿勢制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3451685B2 (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6293584B1 (en) 1998-09-23 2001-09-25 Vehicle Safety Systems, Inc. Vehicle air bag minimum distance enforcement apparatus, method and system
JP2002019545A (ja) * 2000-07-05 2002-01-23 Daihatsu Motor Co Ltd 自動車におけるハーネス等の配置構造およびその固定具
US6820895B2 (en) 1998-09-23 2004-11-23 Vehicle Safety Systems, Inc. Vehicle air bag minimum distance enforcement apparatus, method and system
JP2005145405A (ja) * 2003-11-20 2005-06-09 Mazda Motor Corp 車両の運転姿勢調整装置
JP2005161911A (ja) * 2003-12-01 2005-06-23 Mazda Motor Corp 車両の運転姿勢調整装置
JP2005162074A (ja) * 2003-12-04 2005-06-23 Mazda Motor Corp 車両の運転姿勢調整装置
US6916040B1 (en) 1998-09-23 2005-07-12 Vehicle Safety Systems, Inc. Vehicle air bag minimum distance enforcement apparatus, method and system
JP2006048294A (ja) * 2004-08-03 2006-02-16 Mazda Motor Corp 自動車の運転姿勢調整装置
JP2007216734A (ja) * 2006-02-14 2007-08-30 Mazda Motor Corp 運転姿勢調整装置およびその組立方法
US7404584B2 (en) 2005-06-24 2008-07-29 Honda Motor Co., Ltd. Seat apparatus for vehicles
CN108237983A (zh) * 2016-12-26 2018-07-03 江苏卡威汽车工业集团有限公司 一种空间利用率高的油电混合汽车
EP3492310A1 (en) * 2017-11-29 2019-06-05 Schukra Gerätebau GmbH Adjustment mechanism for motorized multi-way seat adjustment
US11413988B2 (en) 2017-11-29 2022-08-16 Schukra Geratebau Gmbh Clutch-based adjustment mechanism for motorized multi-way seat adjustment
CN115385272A (zh) * 2022-08-30 2022-11-25 杭叉集团股份有限公司 一种操作机构可调的前移式叉车及其控制方法

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57182531A (en) * 1981-04-30 1982-11-10 Shiraki Kinzoku Kogyo Kk Driver's seat of automobile
JPS62151131U (ja) * 1986-03-19 1987-09-25
JPS6334254A (ja) * 1986-07-28 1988-02-13 Nissan Motor Co Ltd 自動車用足踏み操作装置
JPS6369655U (ja) * 1986-10-28 1988-05-11
JPH04138939A (ja) * 1990-09-29 1992-05-13 Mazda Motor Corp 自動車のドライビングポジション調整装置
JPH0558206A (ja) * 1990-09-29 1993-03-09 Mazda Motor Corp 自動車のドライビングポジシヨン調整装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57182531A (en) * 1981-04-30 1982-11-10 Shiraki Kinzoku Kogyo Kk Driver's seat of automobile
JPS62151131U (ja) * 1986-03-19 1987-09-25
JPS6334254A (ja) * 1986-07-28 1988-02-13 Nissan Motor Co Ltd 自動車用足踏み操作装置
JPS6369655U (ja) * 1986-10-28 1988-05-11
JPH04138939A (ja) * 1990-09-29 1992-05-13 Mazda Motor Corp 自動車のドライビングポジション調整装置
JPH0558206A (ja) * 1990-09-29 1993-03-09 Mazda Motor Corp 自動車のドライビングポジシヨン調整装置

Cited By (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6293584B1 (en) 1998-09-23 2001-09-25 Vehicle Safety Systems, Inc. Vehicle air bag minimum distance enforcement apparatus, method and system
US6634669B2 (en) 1998-09-23 2003-10-21 Vehicle Safety Systems, Inc. Vehicle air bag minimum distance enforcement apparatus, method and system
US6820895B2 (en) 1998-09-23 2004-11-23 Vehicle Safety Systems, Inc. Vehicle air bag minimum distance enforcement apparatus, method and system
US6916040B1 (en) 1998-09-23 2005-07-12 Vehicle Safety Systems, Inc. Vehicle air bag minimum distance enforcement apparatus, method and system
US7097202B2 (en) 1998-09-23 2006-08-29 Vehicle Safety Systems, Inc. Vehicle air bag minimum distance apparatus, method and system
US7703801B2 (en) 1998-09-23 2010-04-27 Vehicle Safety Systems, Inc. Vehicle air bag minimum distance apparatus, method and system
US7364186B2 (en) 1998-09-23 2008-04-29 Vehicle Safety Systems, Inc. Vehicle air bag minimum distance apparatus, method and system
JP2002019545A (ja) * 2000-07-05 2002-01-23 Daihatsu Motor Co Ltd 自動車におけるハーネス等の配置構造およびその固定具
JP2005145405A (ja) * 2003-11-20 2005-06-09 Mazda Motor Corp 車両の運転姿勢調整装置
JP2005161911A (ja) * 2003-12-01 2005-06-23 Mazda Motor Corp 車両の運転姿勢調整装置
JP2005162074A (ja) * 2003-12-04 2005-06-23 Mazda Motor Corp 車両の運転姿勢調整装置
JP2006048294A (ja) * 2004-08-03 2006-02-16 Mazda Motor Corp 自動車の運転姿勢調整装置
US7404584B2 (en) 2005-06-24 2008-07-29 Honda Motor Co., Ltd. Seat apparatus for vehicles
JP2007216734A (ja) * 2006-02-14 2007-08-30 Mazda Motor Corp 運転姿勢調整装置およびその組立方法
CN108237983A (zh) * 2016-12-26 2018-07-03 江苏卡威汽车工业集团有限公司 一种空间利用率高的油电混合汽车
CN108237983B (zh) * 2016-12-26 2023-08-22 江苏卡威汽车工业集团有限公司 一种空间利用率高的油电混合汽车
EP3492310A1 (en) * 2017-11-29 2019-06-05 Schukra Gerätebau GmbH Adjustment mechanism for motorized multi-way seat adjustment
WO2019105836A1 (en) * 2017-11-29 2019-06-06 Schukra Gerätebau Gmbh Adjustment mechanism for motorized multi-way seat adjustment
KR20200068717A (ko) * 2017-11-29 2020-06-15 슈크라 게라테바우 게엠베하 전동식 멀티-웨이 시트 조정을 위한 조정 기구
CN111417538A (zh) * 2017-11-29 2020-07-14 舒克拉机械制造有限公司 用于电动多向座椅调节的调节机构
US11377007B2 (en) 2017-11-29 2022-07-05 Schukra Geratebau Gmbh Adjustment mechanism for motorized multi-way seat adjustment
CN111417538B (zh) * 2017-11-29 2022-08-09 舒克拉机械制造有限公司 用于电动多向座椅调节的调节机构
US11413988B2 (en) 2017-11-29 2022-08-16 Schukra Geratebau Gmbh Clutch-based adjustment mechanism for motorized multi-way seat adjustment
CN115385272A (zh) * 2022-08-30 2022-11-25 杭叉集团股份有限公司 一种操作机构可调的前移式叉车及其控制方法
CN115385272B (zh) * 2022-08-30 2023-06-27 杭叉集团股份有限公司 一种操作机构可调的前移式叉车及其控制方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3451685B2 (ja) 2003-09-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3451685B2 (ja) 車両の運転姿勢制御装置
KR101969743B1 (ko) 차량 시트의 등받이를 조절하기 위한 자동 잠김 방지 구동 장치를 포함하는 차량 시트
US10829008B2 (en) Vehicle seat
US7419029B2 (en) Driver driving position adjustable device of vehicle
US6755275B2 (en) Controller positioning structure for vehicle
JP3387984B2 (ja) 車両の運転姿勢調整装置
JP2004519766A (ja) 乗物用のフットレスト及びこれを用いた自動車
JP3145430B2 (ja) 自動車のドライビングポジション調整装置
JP3025292B2 (ja) 自動車のドライビングポジション調整装置
JP3513890B2 (ja) 車両の運転姿勢調整装置
JP2003502762A (ja) 自動車用操作装置
JP2003341393A (ja) シートバーチカル装置
JPS6194829A (ja) 自動車
JP3703681B2 (ja) 前後調節可能な車両用ペダル装置
WO2021070286A1 (ja) セレクタスイッチを備えたスライド可能なセンタコンソール
JP3313477B2 (ja) 車両の運転姿勢調整装置
JPH0796787A (ja) 車両の運転姿勢調整装置
JPH10506730A (ja) 調整可能な自動車のペダル装置
JPH0636776Y2 (ja) シートリクライニング装置
JP2569423Y2 (ja) 車両用シートの電動移動装置
JP2006248447A (ja) 自動車の着座姿勢調整装置
JP2004114964A (ja) 農用車両の変速操作装置
JPH0796785A (ja) 車両の運転姿勢調整装置
JPH0471937A (ja) 動力式シートスライド装置
JPH04138938A (ja) 自動車のドライビングポジション調整装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030617

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070718

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080718

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090718

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090718

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100718

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110718

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120718

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130718

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees