JP2005145405A - 車両の運転姿勢調整装置 - Google Patents

車両の運転姿勢調整装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005145405A
JP2005145405A JP2003390121A JP2003390121A JP2005145405A JP 2005145405 A JP2005145405 A JP 2005145405A JP 2003390121 A JP2003390121 A JP 2003390121A JP 2003390121 A JP2003390121 A JP 2003390121A JP 2005145405 A JP2005145405 A JP 2005145405A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat
driving posture
pedal
occupant
adjusting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003390121A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4341381B2 (ja
Inventor
Tomonori Otsubo
智範 大坪
Hiroki Kamimura
裕樹 上村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP2003390121A priority Critical patent/JP4341381B2/ja
Priority to US10/968,389 priority patent/US7419029B2/en
Priority to DE602004001654T priority patent/DE602004001654T2/de
Priority to EP04027199A priority patent/EP1533190B1/en
Publication of JP2005145405A publication Critical patent/JP2005145405A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4341381B2 publication Critical patent/JP4341381B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Seats For Vehicles (AREA)
  • Auxiliary Drives, Propulsion Controls, And Safety Devices (AREA)
  • Braking Elements And Transmission Devices (AREA)
  • Mechanical Control Devices (AREA)

Abstract

【課題】
シートの座面位置を調整するシート位置調整手段と、ペダルを操作する乗員の脚部が載置されるところのフロアパルネルの上下位置を調整するフロアパネル位置調整手段とを設け、かつ、これら両手段を操作する運転姿勢調整操作手段を設けることで、乗員の体格差に左右されることなく、適切な運転姿勢の設定と、前方視界の確保とが両立でき、またシートの前後方向への調整量が小さくても上述の適切な運転姿勢が得られ、さらにフロアを調整するので、適切なペダル操作を確保することができる車両の運転姿勢調整装置の提供を目的とする。
【解決手段】
乗員の運転姿勢を調整する車両の運転姿勢調整装置であって、シート4の座面位置を調整可能なシート位置調整手段17と、ペダル9を操作する乗員の脚部が載置されるフロアパネル10の少なくとも上下位置を調整可能なフロアパネル位置調整手段30とを備え、上記シート位置調整手段17と上記フロアパネル位置調整手段30とを操作可能な運転姿勢調整操作手段23とを備えたことを特徴とする。
【選択図】 図4

Description

この発明は、運転席に着座した乗員(ドライバ)の姿勢を調整するような車両の運転姿勢調整装置に関する。
一般に、従来の車両は図27に示すように。そのシート100、フロアパネル101、アクセルペダル102のレイアウトは体格が標準(中位)の乗員Mに合わせて設計されている。
上述のシート100はシートクッション103と、シートバック104と、ヘッドレスト105とを有し、図28に示すようにシートスライド装置(図示せず)により、シートクッション103に着座した乗員L,M,SのヒップポイントP11,P12,P13が略水平方向に前後移動すべく構成されているが、アクセルペダル102の位置およびフロアパネル101の位置はそれぞれ固定されていた。
このため大別して次のような2つの問題点があった。
すなわち、体格の大きい乗員Lはシート100に着座した状態下において、そのアイポイントが上方に位置するので、図27に視線ラインeLを点線で示すように充分な前方視界が確保されるが、体格の小さい乗員Sはシート100に着座した状態下において、そのアイポイントが下方に位置するので、図27に視線ラインeSを仮想線で示すように、ボンネット106に遮られて充分な前方視界の確保が困難で、特に手前部分の視認領域が小さくなる問題点があった。
また、乗員L,M,Sはフロアパネル101上面に敷設されたフロアマット107に踵を付けてアクセルペダル102を操作する。この場合、体格の大きい乗員Lや体格が中位の標準の乗員Mについては特に問題はないが、体格の小さい乗員Sの場合、足が充分にアクセルペダル102に届かないので、フロアマット107に踵を付けてアクセルペダル102を操作すると、足先部にてペダル102を踏むことになり、かつアクセルペダル102の踏込み時には該アクセルペダル102は車両前方方向に移動するので、適正なペダル操作が不可能となり、このような不具合を解消するため、体格の小さい乗員Sは踵を一旦フロアマット107面から浮かせた後にアクセルペダル102を操作していた。
さらに、アクセルペダル102やブレーキペダルの操作性および前方視界を適正に確保するため、従来においては乗員L,M,Sが自らその運転姿勢を調整していた。
このような問題点を解決するために、従来、図29に示すような車両の運転姿勢調整装置が既に発明されている(特許文献1参照)。
図29に示すこの従来装置は、シート200を前方上部と後方下部との間にスラント方向に位置調整すべく構成すると共に、ブレーキ用および/またはアクセル用のペダル201を略水平方向に前後位置調整し、ペダル201とシート200との間の位置関係を乗員の体格に応じて略一定に維持すべく構成したものである。
同図に示す従来装置においては、体格が小さい乗員の足が充分にペダル201に届く反面、上述のペダル201は単に水平前後方向に位置が可変するものに過ぎないので、図29に実線で示す位置(乗員に近づく方向)にペダル201の位置を調整したとしても、体格が小さい乗員がフロアパネル202上のマットに踵を付けてペダル201を操作する場合、ペダルセンタを踏むことができない問題点があった。
特開平7−96784号公報
乗員は着座位置が低い時は上腿と下腿とが開いた姿勢の時に安楽な状態となり、着座位置が高い時は上腿と下腿とが閉じた姿勢の時に安楽な状態となる。
そこで、体格の大きい乗員については上腿と下腿との開角が若干小さい安楽な姿勢を維持したままヒップポイントを下げると、このヒップポイントは従来の位置に対して下方かつ前方に設定でき、体格の小さい乗員については上腿と下腿との開角が若干大きい安楽な姿勢を維持したままヒップポイントを上げると、このヒップポイントは従来の位置に対して上方かつ後方に設定できる。このためには、ペダルの位置とフロアの高さとの関係を所定条件下に維持する必要がある。
このような要求を満足すべくシートを可動すると、各乗員の視界ラインを同等に設定でき、フロアを可動すると乗員の体格の如何にかかわらず、適切な運転姿勢およびペダル操作が得られる。
そこで、この発明は、シートの座面位置を調整するシート位置調整手段と、ペダルを操作する乗員の脚部が載置されるところのフロアパルネルの上下位置を調整するフロアパネル位置調整手段とを設け、かつ、これら両手段を操作する運転姿勢調整操作手段を設けることで、乗員の体格差に左右されることなく、適切な運転姿勢の設定と、前方視界の確保とが両立でき、またシートの前後方向への調整量が小さくても上述の適切な運転姿勢が得られ、さらにフロアを調整するので、適切なペダル操作を確保することができる車両の運転姿勢調整装置の提供を目的とする。
この発明による車両の運転姿勢調整装置は、乗員の運転姿勢を調整する車両の運転姿勢調整装置であって、シートの座面位置を調整可能なシート位置調整手段と、ペダルを操作する乗員の脚部が載置されるフロアパネルの少なくとも上下位置を調整可能なフロアパネル位置調整手段とを備え、上記シート位置調整手段と上記フロアパネル位置調整手段とを操作可能な運転姿勢調整操作手段とを備えたものである。
上記構成によれば、シート位置調整手段はシート座面位置を調整し、フロアパネル位置調整手段は、ペダルを操作する乗員の脚部(踵参照)が載置されるフロアパネルの少なくとも上下位置を調整し、運転姿勢調整操作手段はシート位置調整手段とフロアパネル位置調整手段とを操作する。
このため、体格が小さい乗員の場合にはシートの座面位置を高く調整し、かつフロアパネルの上下位置を上方に調整することができ、体格が大きい乗員の場合にはシートの座面位置を低く調整し、かつフロアパネルの上下位置を下方に調整することができる。
この結果、乗員の体格差に左右されることなく、適切な運転姿勢の設定と、前方視界の確保とが両立でき、またシートの前後方向への調整量が小さくても上述の適切な運転姿勢が得られ、さらにフロアパネルの上下位置を調整するので、適切なペダル操作を確保することができる。
この発明の一実施態様においては、上記フロアパネル位置調整手段はフロアパネルの上下位置およびパネル角度を調整すべく構成したものである。
上記構成によれば、フロアパネル位置調整手段は、フロアパネルの上下位置のみならず、フロアパネルの角度をも調整するので、フロアパネルの上下動時にペダルとフロアパネルとの成す角度を概ね一定に保つことができ、靴の大きさや踵の長さが多少変化しても、適切な位置でペダルが踏めて、ばらつきを吸収することができる。
この発明の一実施態様においては、上記運転姿勢調整操作手段は上記シート位置調整手段とフロアパネル位置調整手段とを所定の関係で連動させて調整操作すべく構成したものである。
上述の所定の関係は、シートが下部から斜め上方前部に移動する時、フロアパネルは下方から上方に移動し、シートが上部から斜め下方後部に移動する時、フロアパネルは上方から下方に移動する関係に設定してもよい。
上記構成によれば、シート位置調整手段とフロアパネル位置調整手段とをそれぞれ別々に調整しなくても、これら両手段が連動しているので、運転姿勢調整操作手段のみを操作すればよく、操作性の向上を図ることができる。
この発明の一実施態様においては、上記シート位置調整手段は、シートの座面高さと角度を調整すべく構成したものである。
上記構成によれば、シートの座面高さとシートの座面の角度との双方が調整されるので、乗員の体格の如何にかかわらず前方視界を確保しつつ、より一層適切な運転姿勢を得ることができる。
この発明の一実施態様においては、乗員が操作するペダルの操作角度を調整可能なペダル位置調整手段とを備えたものである。
上記構成によれば、シートの座面位置の調整、並びにフロアパネルの上下位置の調整に加えて、ペダルの操作角度が調整できるので、乗員の体格差に左右されることなく適正なペダル操作を行なうことができる。
この発明の一実施態様においては、上記運転姿勢調整操作手段は、シート位置調整手段とフロアパネル位置調整手段と、ペダル位置調整手段とを所定の関係で連動させて調整操作すべく構成したものである。
上述の所定の関係は、シートが下部から斜め上方前部に移動する時、フロアパネルは下方から上方に移動し、ペダルはその回転センタを中心として乗員に近づく方向へ回動し、シートが上部から斜め下方後部に移動する時、フロアパネルは上方から下方に移動し、ペダルはその回転センタを中心として乗員から遠ざかる方向へ回動する関係に設定してもよい。
上記構成によれば、シート位置調整手段とフロアパネル位置調整手段とペダル位置調整手段とをそれぞれ別々に調整しなくても、これら各手段が連動しているので、運転姿勢調整操作手段のみを操作すればよく、操作性の向上を図ることができる。
この発明の一実施態様においては、上記シート位置調整手段によりシートが前方かつ上方に移動した時、フロアパネル位置調整手段によりフロアが上方に移動するように構成されたものである。
上記構成によれば、適切な運転姿勢の設定と、前方視界の確保とをより一層良好に両立することができる。
この発明によれは、シートの座面位置を調整するシート位置調整手段と、ペダルを操作する乗員の脚部が載置されるところのフロアパルネルの上下位置を調整するフロアパネル位置調整手段とを設け、かつ、これら両手段を操作する運転姿勢調整操作手段を設けたので、乗員の体格差に左右されることなく、適切な運転姿勢の設定と、前方視界の確保とが両立でき、またシートの前後方向への調整量が小さくても上述の適切な運転姿勢が得られ、さらにフロアを調整するので、適切なペダル操作を確保することができる効果がある。
乗員の体格差に左右されることなく、適切な運動姿勢の設定と、前方視界の確保とが両立でき、またシートの前後方向への調整量が小さくても上述の適切な運転姿勢が得られ、さらに適切なペダル操作を確保するという目的を、シートの座面位置を調整するシート位置調整手段と、ペダルを操作する乗員の脚部が載置されるところのフロアパネルの上下位置を調整するフロアパネル位置調整手段とを設け、かつ、これら両手段を操作する運転姿勢調整操作手段を設けるという構成にて実現した。
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は車両の運転姿勢調整装置を示すが、まず図1、図2、図3を参照して、その基本的構成(技術思想)の概要について説明する。
図1〜図3においてLは体格が大きい乗員、Mは体格が標準(中位)の乗員、Sは体格が小さい乗員で、これら乗員L,M,Sはシートクッション1と、シートバック2と、ヘッドレスト3とを備えたシート4(運転席としてのドライバーズシート)に着座する。
また、5はボンネット、6はダッシュロアパネル、7はフロアパネルであり、ダッシュロアパネル6側にはその回動センタ8を中心に可動するアクセルペダル9が設けられている。
上述のフロアパネル7は固定構造であるが、アクセルペダル9を操作する乗員L,M,Sの脚部(踵参照)が載置される部分には可動フロア10が設けられている。
体格の大きい乗員については従来の上腿と下腿との開角(135度前後)よりも若干小さい開角(128度前後)の安楽な姿勢を維持したままヒップポイントを下げて、このヒップポイントP1を従来のヒップポイントP11に対して下方かつ前方に設定している。
体格の小さい乗員については従来の上腿と下腿との開角(114度前後)よりも若干大きい開角(130度前後)の安楽な姿勢を維持したままヒップポイントを上げて、このヒップポイントP3を従来のヒップポイントP13に対して上方かつ後方に設定し、それぞれの乗員L,M,Sの視界ラインeが同一ライン上に一致するように構成している。
図2、図3においては乗員Lに対応するシート4、アクセルペダル9、可動フロア10の位置を点線で示し、乗員Mに対応するシート4、アクセルペダル9、可動フロア10の位置を実線で示し、乗員Sに対応するシート4、アクセルペダル9、可動フロア10の位置を仮想線で示している。
すなわち、シート4はヒップポイントP1とヒップポイントP3とを結ぶライン11に沿って、そのシートクッション1の座面12位置が下部から斜め上方前部に移動すべく構成し、かつ座面12の高さと同時に座面12の角度が調整されるように構成している。
ここで、シートクッション1の座面角度は図2から明らかなように、シート4が前方かつ上方に移動するのに伴って前高後低状から水平に近づくように調整される。
またアクセルペダル9は図3に示すように体格が大きい乗員Lに対応する位置(点線参照)から体格が小さい乗員Sに対応する位置(仮想線参照)に向けて、該アクセルペダル9の回動センタ8を中心として順次乗員に近づく方向へ移動し、アクセルペダル9の操作角度が調整できるように構成されている。
さらに可動フロア10はアクセルペダル9が乗員に近づく方向へ移動するのに伴って、順次上方へ移動するが、この場合、アクセルペダル9と可動フロア10との成す角度θが同一になるように、可動フロア10のフロアパネル角度は該可動フロア10が下方から上方へ移動するのに伴って、前高後低状から水平に近づき、さらに前低後高状となるように調整される。
図1に示すように、乗員Lに相当するヒップポイントP1を従来のヒップポイントP11に対して、下方かつ前方に設定することにより、距離L1だけシート4を前方に配置することができ、車両の前後空間やホイールベースが同一の車両であっても、この分だけ後席空間の拡大を図ることができると共に、このシート4の前方配置により乗員がセンタピラーに対して前方に着座でき、安全性についても向上することができる。
また、同図に示すように、乗員Sに相当するヒップポイントP3を従来のヒップポイントP13に対して上方かつ後方に設定することにより、ヒップポイントP3,P1間の前後方向の長さが短縮できるので、距離L1と距離L2との合計分だけシート4の前後方向の調整量短縮を図ることができ、またメータ視界の向上を図ることができる。
図4は図1〜図3で示した基本的構成(技術思想)を具体化した実施例を示すものである。
同図において、シート4と対応するフロアパネル7にはロアレール13およびアッパレール14を取付け、乗員の好みに応じてシート4の前後動が可能なシートスライド機構15を構成している。なお、アッパレール14は通常時にあってはロアレール13に位置固定されている。
上述のアッパレール14とシートフレーム16との間には、シート4の座面位置の高さ、シート4の座面の角度を調整可能なシート位置調整手段17を設けている。
このシート位置調整手段17は図5、図6、図7に示すように構成している。
すなわち、アッパレール14の前後に支持ブラケット18,19を取付け、前側の支持ブラケット18とシートフレーム16の前部との間にリンク20をピン連結し、後側の支持ブラケット19とシートフレーム16の後部との間にリンク21をピン連結し、前側のリンク20の長さを、後側のリンク21の長さに対して大に設定している。
またアッパレール14にはギヤボックス22を取付け、レバー23の操作により爪車24を駆動し、この爪車24でギヤ25を介してピニオン26を回転し、このピニオン26によりラック部材27を前後動すべく構成すると共に、ラック部材27の後端のピン28を、後側のリンク21の長孔21aに挿入して、上述のラック部材27の前後動にてリンク21を起伏動するように構成している。
つまり、レバー23を操作することにより、シート位置調整手段17を介してシート4が図5、図6、図7に示すそれぞれの位置a,b,cに調整される。ここで、図5に示す位置aは乗員Lの着座状態に対応し、図6に示す位置bは乗員Mの着座状態に対応し、図7に示す位置cは乗員Sの着座状態に対応するものである。
しかも、上述のピニオン26には図4に示すように、連動手段としてのフレキシブルシャフト29(いわゆる、たわみ軸)を取付けている。
図4に示すように、アクセルペダル9を操作する乗員の脚部(踵参照)が載置されるところの可動フロア10の上下位置および可動フロア10のフロアパネル角度を調整するフロアパネル位置調整手段としての可動フロア調整機構30を設けている。
この可動フロア調整機構30は図8、図9、図10に示すように構成している。
すなわち、フロアパネル7の上面には支持ブラケット31を取付ける一方、可動フロア10の下面前後にはブラケット32,33を取付けて、支持ブラケット31の前部と可動フロア10側の前側のブラケット32との間にリンク34をピン連結し、支持ブラケット31の後部と可動フロア10側の後側のブラケット33との間にリンク35をピン連結し、後側のリンク35の長さを、前側のリンク34の長さに対して大に設定している。
またダッシュロアパネル6の下端傾斜部6aにはブラケット36を介してギヤボックス37を取付け、このギヤボックス37内に軸架したピニオン38でラック部材39を駆動すべく構成すると共に、このラック部材39後端のピン40を、前側のリンク34の長孔34aに挿入して、上述のラック部材39の前後動にてリンク34を起伏動するように構成している。
ここで、上述のピニオン38は図4にも示すようにフレキシブルシャフト29にて回転操作されるように構成している。
つまり、フレキシブルシャフト29の回転時に、可動フロア調整機構30を介して可動フロア10が図8、図9、図10に示すそれぞれの位置d,f,gに調整される。この可動フロア10の上下位置および該可動フロア10のフロアパネル角度は図3に点線、実線、仮想線で示した状態に対応し、図8に示す位置dは乗員Lの脚部載置状態に対応し、図9に示す位置fは乗員Mの脚部載置状態に対応し、図10に示す位置gは乗員Sの脚部載置状態に対応するものである。なお、上述の可動フロア10の上面はフロアマット41により覆われるように構成している。
図4に示すように、乗員L,M,Sが操作するアクセルペダル9の操作角度を調整するペダル位置調整手段42を設けている。
このペダル位置調整手段42は図11、図12に示すように構成している。
すなわち、ダッシュロアパネル6に取付けたブラケット43にペダルの回動センタ8を構成する支軸44を介して、ペダルブラケットアッパ45を枢支し、このペダルブラケットアッパ45の下部には、回動センタ8を中心とする円弧状のガイド溝46aをもったガイド部材46を一体または一体的に取付けている。
上述のガイド溝46aにはその円弧状に沿って可動するスライダ47を配設し、このスライダ47にペダルブラケットロア48を介してアクセルペダル9のペダル部を取付けている。
また、上述のスライダ47にはラック部49を一体に形成すると共に、このラック部49に常時噛合するウオーム50を設けており、このウオーム50を上述のフレキシブルシャフト29で回転駆動すべく構成している。
そして、フレキシブルシャフト29の回転時に、ペダル位置調整手段42を介してアクセルペダル9を図3、図4に示す如く、その回動センタ8を中心として前後動すべく構成している。
図3、図4に示すアクセルペダル9の位置hは体格が大きい乗員Lに対応し、位置iは体格が標準(中位)の乗員Mに対応し、位置jは体格が小さい乗員Sに対応するものであって、フレキシブルシャフト29の回転により、ウオーム50、ラック部49、スライダ47を介して、アクセルペダル9がそれぞれの位置h,i,jに調整されるものである。
なお、図面ではブレーキペダルの図示を省略したが、このブレーキペダルについてもペダル位置調整手段42と同等の機構を介して、ブレーキペダルの回動センタを中心として前後動すべく構成している。
しかも、この実施例においては、上述のシート位置調整手段17と、可動フロア調整機構30とペダル位置調整手段42との三者を操作可能な運転姿勢調整操作手段を設けている。この実施例では、該運転姿勢調整操作手段は、レバー23とフレキシブルシャフト29とで構成している。
そして、レバー23およびフレキシブルシャフト29から成る運転姿勢調整操作手段は、シート位置調整手段17と可動フロア調整機構30とペダル位置調整手段42とを所定の関係で連動させて調整操作すべく構成している。
すなわち、シート位置調整手段17によりシート4のシートクッション1が下部後方の位置aから中間位置bを経て前部上方の位置cに移動する時、可動フロア調整機構30による可動フロア10は下方位置dから中間位置fを経て上方位置gに移動し、またペダル位置調整手段42によるアクセルペダル9は乗員から遠い位置hから中間位置iを経て乗員に近い位置jに移動するように、互に連動して調整操作されるものである。
また、上述のシート位置調整手段17は、シートクッション1の座面高さのみならず、シートクッション1の座面の角度をも同時に調整するように構成されており、シートクッション1が位置aから位置bを介して位置cに移動するのに伴って、前高後低状から順次水平に近づくように座面角度が調整される。
さらに可動フロア調整機構30は、可動フロア10の上下位置のみならず、そのフロアパネル7に対する角度をも同時に調整するように構成されていて、可動フロア10が位置dから位置fを介して位置gに移動するのに伴って、可動フロア10は前高後低状から水平に近づき、さらに前低後高状となるように調整される。しかも可動フロア10の何れの位置d,f,gにおいても対応するペダル位置h,i,j,との成す角度θが一定に保たれるように構成している。
要するに各乗員L,M,Sとシートクッション1の位置、可動フロア10の位置、アクセルペダル9の位置の関係は、体格が大きい乗員Lの場合には各位置a,d,hに設定され、体格が標準の乗員Mの場合には各位置b,f,iに設定され、体格が小さい乗員Sの場合には各位置c,g,jに設定されるものである。
このように、図1〜図12で示した実施例の車両の運転姿勢調整装置は、乗員L,M,Sの運転姿勢を調整する車両の運転姿勢調整装置であって、シート4の座面位置を調整可能なシート位置調整手段17と、アクセルペダル9を操作する乗員L,M,Sの脚部が載置される可動フロア10の少なくとも上下位置を調整可能な可動フロア調整機構30とを備え、上記シート位置調整手段17と上記可動フロア調整機構30とを操作可能な運転姿勢調整操作手段(レバー23、フレキシブルシャフト29参照)とを備えたものである。
この構成によれば、シート位置調整手段17はシート4の座面位置を調整し、可動フロア調整機構30は、アクセルペダル9を操作する乗員の脚部(踵参照)が載置される可動フロア10の少なくとも上下位置を調整し、運転姿勢調整操作手段(レバー23、フレキシブルシャフト29参照)はシート位置調整手段17と可動フロア調整機構30とを操作する。
このため、体格が小さい乗員Sの場合にはシート4の座面位置を高く調整し、かつ可動フロア10の上下位置を上方に調整することができ、体格が大きい乗員Lの場合にはシート4の座面位置を低く調整し、かつ可動フロア10の上下位置を下方に調整することができる。
この結果、乗員L,M,Sの体格差に左右されることなく、適切な運転姿勢の設定と、前方視界の確保とが両立でき、またシート4の前後方向への調整量が小さくても上述の適切な運転姿勢が得られ、さらに可動フロア10の上下位置を調整するので、適切なペダル操作を確保することができる。
また、上記可動フロア調整機構30は可動フロア10の上下位置およびその角度を調整すべく構成したものである。
この構成によれば、可動フロア調整機構30は、可動フロア10の上下位置のみならず、可動フロア10の角度をも調整するので、可動フロア10の上下動時にペダル9と可動フロア10との成す角度θを概ね一定に保つことができ、靴の大きさや踵の長さが多少変化しても、適切な位置でペダル9が踏めて、ばらつきを吸収することができる。
さらに、上記運転姿勢調整操作手段(レバー23、フレキシブルシャフト29参照)は上記シート位置調整手段17と可動フロア調整機構30とを所定の関係で連動させて調整操作すべく構成したものである。
上述の所定の関係は、シート4が下部から斜め上方前部に移動する時、可動フロア10は下方から上方に移動し、シート4が上部から斜め下方後部に移動する時、可動フロア10は上方から下方に移動する関係に設定されている。
この構成によれば、シート位置調整手段17と可動フロア調整機構30とをそれぞれ別々に調整しなくても、これら両手段が連動しているので、運転姿勢調整操作手段(レバー23、フレキシブルシャフト29参照)のみを操作すればよく、操作性の向上を図ることができる。
加えて、上記シート位置調整手段17は、シート4の座面高さと角度を調整すべく構成したものである。
この構成によれば、シート4の座面高さとシート4の座面の角度との双方が調整されるので、乗員L,M,Sの体格の如何にかかわらず前方視界を確保しつつ、より一層適切な運転姿勢を得ることができる。
しかも、乗員が操作するペダル9の操作角度を調整可能なペダル位置調整手段42とを備えたものである。
この構成によれば、シート4の座面位置の調整、並びに可動フロア10の上下位置の調整に加えて、ペダル9の操作角度が調整できるので、乗員L,M,Sの体格差に左右されることなく、ペダルセンタを踏むことができる等、適正なペダル操作を行なうことができる。
また、上記運転姿勢調整操作手段(レバー23、フレキシブルシャフト29参照)は、シート位置調整手段17と可動フロア調整機構30と、ペダル位置調整手段42とを所定の関係で連動させて調整操作すべく構成したものである。
上述の所定の関係は、シート4が下部から斜め上方前部に移動する時、可動フロア10は下方から上方に移動し、ペダル9はその回転センタ8を中心として乗員に近づく方向へ回動し、シート4が上部から斜め下方後部に移動する時、可動フロア10は上方から下方に移動し、ペダル9はその回転センタ8を中心として乗員から遠ざかる方向へ回動する関係に設定されている。
この構成によれば、シート位置調整手段17と可動フロア調整機構30とペダル位置調整手段42とをそれぞれ別々に調整しなくても、これら各手段が連動しているので、運転姿勢調整操作手段(レバー23、フレキシブルシャフト29参照)のみを操作すればよく、操作性の向上を図ることができる。
さらに、上記シート位置調整手段17によりシート4が前方かつ上方に移動した時、可動フロア調整機構30により可動フロア10が上方に移動するように構成されたものである。
この構成によれば、それぞれの乗員に対応した適切な運転姿勢の設定と、前方視界の確保とをより一層良好に両立することができる。
図13、図14、図15は上述の車両の運転姿勢調整装置により同じ体格の前席乗員Xがスポーツモード、セダンモード、RVモード(リクリエーショナル・ビークル・モード)を選定した場合を示し、シートクッション1およびアクセルペダル9をそれぞれ位置a,hに選定すると図13に示すように、スポーツモード態様と成すことができ、それぞれ位置b,iに選定すると図14に示すように、セダンモード態様と成すことができ、それぞれ位置c,jに選定すると図15に示すように、RVモード態様と成すことができ、特に図15に示す状態を選定した場合には後席乗員Yの充分広い足元スペースを確保することができる。
図16〜図19は車両の運転姿勢調整装置の他の実施例を示し、先の実施例においてはシート位置調整手段17におけるギヤボックス22内のピニオン26を、爪車24に連動されたレバー23により手動操作すべく構成したが、図16〜図19で示すこの実施例においてはピニオン26をモータ60で駆動すべく構成すると共に、シートフレーム16にはスイッチボックス61を設け、このスイッチボックス61にモータ60を正転させる第1スイッチ62と、モータ60を逆転させる第2スイッチ63とを取付けたものである。
換言すれば、上述の第1および第2の各スイッチ62,63とフレキシブルシャフト29とによって、シート位置調整手段17、可動フロア調整機構30、ペダル位置調整手段42を操作可能な運転姿勢調整操作手段を構成したものである。
このように運転姿勢調整操作手段を電動タイプに構成しても、先の実施例とほぼ同様の作用、効果を奏するので、図16、図17、図18、図19において図4、図5、図6、図7と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
図20〜図25は可動フロア調整機構の他の実施例を示すものである。
図20に示す可動フロア調整機構64は、可動フロア10の下面にネジ孔65aを有する複数のガイド筒65を固定し、上述のネジ孔65aに螺合させた複数のスクリュ66の下部に従動ベベルギヤ67を嵌合する一方、フレキシブルシャフト29の所定箇所には、これら従動ベベルギヤ67に噛合する原動ベベルギヤ68を取付け、フレキシブルシャフト29の回転時に、各要素68,67,66,65a,65を介して、可動フロア10を上下動すべく構成したものである。
この図20に示す可動フロア調整機構64においては、ペダル9を操作する乗員の踵が上載される可動フロア10を水平上下動させることができる。
図21に示す可動フロア調整機構69は、可動フロア10の下面に支持ブラケット70,70を取付ける一方、フロアパネル7側には支持部材71を設けて、X字状に組合わせた2つのリンク72,73の両端部を、支持ブラケット70および支持部材71のそれぞれの長孔に対してピン連結し、フレキシブルシャフト29を2つのリンク72,73の交差部に配設し、このフレキシブルシャフト29の回転力を2つのリンク72,73のうちの一方のリンク72にのみ動力伝達すべく構成し、フレキシブルシャフト29の回転時に、各リンク72,73を介して可動フロア10を上下動すべく構成したものである。
この図21に示す可動フロア調整機構69においては、ペダル9を操作する乗員の踵が上載される可動フロア10を水平上下動させることができる。
図22に示す可動フロア調整機構74は、可動フロア10の下面に複数のラック部材75,75を固定する一方、これら各ラック部材75,75と対応するフレキシブルシャフト29の所定箇所には、ラック部材75,75に噛合するピニオン76,76またはウオームを取付けて、フレキシブルシャフト29の回転時に、ラック&ピニオン機構を介して可動フロア10を上下動すべく構成したものである。
この図22に示す可動フロア調整機構74においては、ペダル9を操作する乗員の踵が上載される可動フロア10を水平上下動させることができる。
図23〜図25に示す可動フロア調整機構77は、可動フロア10の下面前後に支持ブラケット78,79を取付ける一方、フロアパネル7側には支持部材80を固定して、支持部材80の前部と、可動フロア10の後部のブラケット79における長孔79aとの間にリンク81をピン連結し、支持部材80後部の長孔80aと、可動フロア10側の前部のブラケット78との間に別のリンク82をピン連結している。
そして、上述の2つの各リンク81,82をX字状に組合わせた交差部にフレキシブルシャフト29を配設するが、交差部とリンク前端との間が、交差部とリンク後端との間よりも短くなるように設定している。
また、上述の交差部に配設したフレキシブルシャフト29の回転力を2つのリンク81,82のうちの一方のリンク81にのみ動力伝達すべく構成し、フレキシブルシャフト29の回転時に、各リンク81,82を介して可動フロア10を図23、図24、図25に示す各位置d,f,gに上下動すべく構成したものである。
この図23〜図25に示す可動フロア調整機構77においては、ペダル9を操作する乗員の踵が上載される可動フロア10を図3で示したように上下位置調整および角度調整することができる。つまり図23に示す低位置dにおいては可動フロア10は前高後低状に傾斜し、図24に示す中間位置fにおいては可動フロア10はほぼ水平状となり、図25に示す高位置gにおいては可動フロア10は
前低後高状に傾斜する。なお、図23〜図25において矢印Fは車両前方を示すものである。
図26は車両の運転姿勢調整装置のさらに他の実施例を示し、図4、図16で示した先の実施例においては、シート位置調整手段17と可動フロア調整機構30とペダル位置調整手段42とをそれぞれ連動させて調整操作するように構成したが、図26に示すこの実施例においては、シート位置調整手段7と可動フロア調整機構30とをそれぞれ連動させて調整操作するように構成したものである。
すなわち、図26に示す実施例のものは、乗員の運転姿勢を調整する車両の運転姿勢調整装置であって、シート4の座面位置を調整可能なシート位置調整手段17と、ペダル9を操作する乗員の脚部が載置される可動フロア10の少なくとも上下位置を調整可能な可動フロア調整機構30とを備え、上記シート位置調整手段17と上記可動フロア調整機構30とを操作可能な運転姿勢調整操作手段(レバー23、フレキシブルシャフト29参照)とを備えたものである。
この構成によれば、シート位置調整手段17はシート4座面位置を調整し、可動フロア調整機構30は、ペダル9を操作する乗員の脚部(踵参照)が載置される可動フロア10の少なくとも上下位置を調整し、運転姿勢調整操作手段(レバー23、フレキシブルシャフト29参照)はシート位置調整手段17と可動フロア調整機構30とを操作する。
このため、体格が小さい乗員の場合にはシート4の座面位置を高く調整し、かつ可動フロア10の上下位置を上方に調整することができ、体格が大きい乗員の場合にはシート4の座面位置を低く調整し、かつ可動フロア10の上下位置を下方に調整することができる。
この結果、乗員の体格差に左右されることなく、適切な運転姿勢の設定と、前方視界の確保とが両立でき、またシート4の前後方向への調整量が小さくても上述の適切な運転姿勢が得られ、さらに可動フロア10の上下位置を調整するので、適切なペダル操作を確保することができる。
この図26に示す実施例においても、その他の構成、作用、効果については先の実施例とほぼ同様であるから、図26において前図と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明の乗員の脚部が載置されるフロアは、実施例の可動フロア10に対応し、以下同様に、
フロアパネル位置調整手段は、可動フロア調整機構30に対応し、
運転姿勢調整操作手段は、レバー23、フレキシブルシャフト29、第1スイッチ62、第2スイッチ63に対応し、
ペダルは、アクセルペダル9に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
本発明の車両の運転姿勢調整装置を示す側面図。 シート位置調整手段によるシートの調整を示す側面図。 可動フロアとペダルの連動調整を示す側面図。 車両の運転姿勢調整装置の具体的構造を示す側面図。 シートの低位置を示す側面図。 シートの中間位置を示す側面図。 シートの高位置を示す側面図。 可動フロアの低位置を示す側面図。 可動フロアの中間位置を示す側面図。 可動フロアの高位置を示す側面図。 ペダル位置調整手段を示す斜視図。 図11の要部断面図。 スポーツモード態様の説明図。 セダンモード態様の説明図。 RVモード態様の説明図。 車両の運転姿勢調整装置の他の実施例を示す側面図。 シートの低位置を示す側面図。 シートの中間位置を示す側面図。 シートの高位置を示す側面図。 可動フロア調整機構の他の実施例を示す説明図。 可動フロア調整機構のさらに他の実施例を示す説明図。 可動フロア調整機構のさらに他の実施例を示す説明図。 可動フロア調整機構のさらに他の実施例を示す側面図。 可動フロアの中間位置を示す側面図。 可動フロアの高位置を示す側面図。 車両の運転姿勢調整装置のさらに他の実施例を示す側面図。 従来の車両の問題点を示す側面図。 従来の車両のシート調整を示す側面図。 従来の車両の運転姿勢調整装置を示す側面図。
符号の説明
4…シート
9…アクセルペダル(ペダル)
10…可動フロア
17…シート位置調整手段
23…レバー(運転姿勢調整操作手段)
29…フレキシブルシャフト(運転姿勢調整操作手段)
30…可動フロア調整機構(フロアパネル位置調整手段)
42…ペダル位置調整手段
62、63…スイッチ(運転姿勢調整操作手段)
64、69、74、77…可動フロア調整機構(フロアパネル位置調整手段)

Claims (7)

  1. 乗員の運転姿勢を調整する車両の運転姿勢調整装置であって、
    シートの座面位置を調整可能なシート位置調整手段と、
    ペダルを操作する乗員の脚部が載置されるフロアパネルの少なくとも上下位置を調整可能なフロアパネル位置調整手段とを備え、
    上記シート位置調整手段と上記フロアパネル位置調整手段とを操作可能な運転姿勢調整操作手段とを備えた
    車両の運転姿勢調整装置。
  2. 上記フロアパネル位置調整手段はフロアパネルの上下位置およびパネル角度を調整すべく構成した
    請求項1記載の車両の運転姿勢調整装置。
  3. 上記運転姿勢調整操作手段は上記シート位置調整手段とフロアパネル位置調整手段とを所定の関係で連動させて調整操作すべく構成した
    請求項1または2記載の車両の運転姿勢調整装置。
  4. 上記シート位置調整手段は、シートの座面高さと角度とを調整すべく構成した
    請求項1〜3の何れか1に記載の車両の運転姿勢調整装置。
  5. 乗員が操作するペダルの操作角度を調整可能なペダル位置調整手段を供えた
    請求項1〜4の何れか1に記載の車両の運転姿勢調整装置。
  6. 上記運転姿勢調整操作手段は、シート位置調整手段とフロアパネル位置調整手段と、ペダル位置調整手段とを所定の関係で連動させて調整操作すべく構成した
    請求項5記載の車両の運転姿勢調整装置。
  7. 上記シート位置調整手段によりシートが前方かつ上方に移動した時、フロアパネル位置調整手段によりフロアが上方に移動するように構成された
    請求項1〜4の何れか1に記載の車両の運転姿勢調整装置。
JP2003390121A 2003-11-20 2003-11-20 車両の運転姿勢調整装置 Expired - Fee Related JP4341381B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003390121A JP4341381B2 (ja) 2003-11-20 2003-11-20 車両の運転姿勢調整装置
US10/968,389 US7419029B2 (en) 2003-11-20 2004-10-20 Driver driving position adjustable device of vehicle
DE602004001654T DE602004001654T2 (de) 2003-11-20 2004-11-16 Vorrichtung und Methode zur Einstellung der Fahrerposition
EP04027199A EP1533190B1 (en) 2003-11-20 2004-11-16 Driver position adjusting device and method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003390121A JP4341381B2 (ja) 2003-11-20 2003-11-20 車両の運転姿勢調整装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005145405A true JP2005145405A (ja) 2005-06-09
JP4341381B2 JP4341381B2 (ja) 2009-10-07

Family

ID=34696607

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003390121A Expired - Fee Related JP4341381B2 (ja) 2003-11-20 2003-11-20 車両の運転姿勢調整装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4341381B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007216734A (ja) * 2006-02-14 2007-08-30 Mazda Motor Corp 運転姿勢調整装置およびその組立方法
US7517019B2 (en) 2006-02-15 2009-04-14 Mazda Motor Corporation Vehicle driving posture adjusting device
US7533936B2 (en) 2006-08-24 2009-05-19 Mazda Motor Corporation Vehicle seat assembly
US7556307B2 (en) 2006-02-02 2009-07-07 Mazda Motor Corporation Automobile movable floor apparatus
EP2098408A1 (en) 2008-03-04 2009-09-09 Mazda Motor Corporation Driver-side floor structure of vehicle
JP2009208636A (ja) * 2008-03-04 2009-09-17 Mazda Motor Corp 自動車運転席のフロア構造
US7712816B2 (en) 2006-08-25 2010-05-11 Mazda Motor Corporation Movable floor apparatus for vehicle
DE102011011725A1 (de) 2010-03-26 2012-03-22 Mazda Motor Corp. Bodenplattenstruktur eines Fahrzeugs
CN108725286A (zh) * 2017-04-25 2018-11-02 佛吉亚汽车内部设备工业公司 包括可变形的脚支撑装置的车辆

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5870971U (ja) * 1981-11-10 1983-05-13 トヨタ自動車株式会社 車体フロア構造
JPS6369655U (ja) * 1986-10-28 1988-05-11
JPH0796784A (ja) * 1993-09-29 1995-04-11 Mazda Motor Corp 車両の運転姿勢調整装置
JPH07164934A (ja) * 1993-12-15 1995-06-27 Mazda Motor Corp 車両の運転姿勢制御装置
JP2002196835A (ja) * 2000-12-22 2002-07-12 Toyoda Iron Works Co Ltd 前後調節可能な車両用ペダル装置
WO2003044614A1 (en) * 2001-11-20 2003-05-30 Saab Autombile Ab Arrangement at a driver's compartment in a motor vehicle, and a pedal arrangement

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5870971U (ja) * 1981-11-10 1983-05-13 トヨタ自動車株式会社 車体フロア構造
JPS6369655U (ja) * 1986-10-28 1988-05-11
JPH0796784A (ja) * 1993-09-29 1995-04-11 Mazda Motor Corp 車両の運転姿勢調整装置
JPH07164934A (ja) * 1993-12-15 1995-06-27 Mazda Motor Corp 車両の運転姿勢制御装置
JP2002196835A (ja) * 2000-12-22 2002-07-12 Toyoda Iron Works Co Ltd 前後調節可能な車両用ペダル装置
WO2003044614A1 (en) * 2001-11-20 2003-05-30 Saab Autombile Ab Arrangement at a driver's compartment in a motor vehicle, and a pedal arrangement

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7556307B2 (en) 2006-02-02 2009-07-07 Mazda Motor Corporation Automobile movable floor apparatus
JP2007216734A (ja) * 2006-02-14 2007-08-30 Mazda Motor Corp 運転姿勢調整装置およびその組立方法
US7517019B2 (en) 2006-02-15 2009-04-14 Mazda Motor Corporation Vehicle driving posture adjusting device
US7533936B2 (en) 2006-08-24 2009-05-19 Mazda Motor Corporation Vehicle seat assembly
US7712816B2 (en) 2006-08-25 2010-05-11 Mazda Motor Corporation Movable floor apparatus for vehicle
EP2098408A1 (en) 2008-03-04 2009-09-09 Mazda Motor Corporation Driver-side floor structure of vehicle
JP2009208636A (ja) * 2008-03-04 2009-09-17 Mazda Motor Corp 自動車運転席のフロア構造
US7946641B2 (en) 2008-03-04 2011-05-24 Mazda Motor Corporation Driver-side floor structure of vehicle
DE102011011725A1 (de) 2010-03-26 2012-03-22 Mazda Motor Corp. Bodenplattenstruktur eines Fahrzeugs
CN108725286A (zh) * 2017-04-25 2018-11-02 佛吉亚汽车内部设备工业公司 包括可变形的脚支撑装置的车辆

Also Published As

Publication number Publication date
JP4341381B2 (ja) 2009-10-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5087974B2 (ja) 車両用シート
JP2007216751A (ja) 運転姿勢調節装置
US7695045B2 (en) Driving position adjusting device
EP1533190B1 (en) Driver position adjusting device and method
JP2008247287A (ja) 運転姿勢調整装置
JP2009208636A (ja) 自動車運転席のフロア構造
CN110316029A (zh) 车辆座椅
JP4341381B2 (ja) 車両の運転姿勢調整装置
JP4492383B2 (ja) 自動車のシート位置調整装置
JP4479233B2 (ja) 車両の運転姿勢調整装置
JP4894787B2 (ja) 自動車運転席のフロア構造
JP4534831B2 (ja) 自動車のシート位置調整装置
JP4501581B2 (ja) 自動車の運転姿勢調整装置
JP4259301B2 (ja) 車両の運転姿勢調整装置
JP4341389B2 (ja) 車両の運転姿勢調整装置
EP1849651A2 (en) Seat for earth-moving machines or the like
JP4306431B2 (ja) 車両の運転姿勢調整装置
JP5251180B2 (ja) 運転姿勢調整装置
JP2005271829A (ja) 自動車の運転姿勢調整装置
JP4341468B2 (ja) 自動車の運転姿勢調整装置
JP5277666B2 (ja) 自動車運転席のフロア構造
JP5233145B2 (ja) 運転姿勢調整装置
JP4661123B2 (ja) 自動車の運転姿勢調整装置
JP4665577B2 (ja) 自動車の可動フロア装置
JP4894786B2 (ja) 自動車運転席のフロア構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061116

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090120

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090316

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090616

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090629

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120717

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130717

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees