JP4479233B2 - 車両の運転姿勢調整装置 - Google Patents

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この発明は、運転席に着座した乗員(ドライバ)の姿勢を調整するような車両の運転姿勢調整装置に関する。
一般に、従来の車両は図33に示すように、そのシート200、フロアパネル201、アクセルペダル202(またはブレーキペダル)のレイアウトは体格が標準(中位)の乗員Mに合わせて設計されている。
上述のシート200は、シートクッション203と、シートバック204と、ヘッドレスト205とを有し、図34にも示すようにシートスライド装置(図示せず)により、シートクッション203に着座した乗員L,M,SのヒップポイントP11,P12,P13が略水平方向に前後移動すべく構成されているが、アクセルペダル202の位置およびフロアパネル201の位置はそれぞれ固定されていた。
このため次のような問題点があった。すなわち、乗員L,M,Sはフロアパネル201上面に敷設されたフロアマット207に踵を付けてアクセルペダル202を操作する。この場合、体格の大きい乗員Lや体格が中位の標準の乗員Mについては特に問題はないが、体格の小さい乗員Sの場合、足が充分にアクセルペダル202に届かないので、フロアマット207に踵を付けてアクセルペダル202を操作すると、足先部にてペダル202を踏むことになり、かつアクセルペダル202の踏込み時には、該アクセルペダル202は車両前方方向に移動するので、適正なペダル操作が不可能となり、このような不具合を解消するため、体格の小さい乗員Sはシートクッション203に対して前寄りの位置に着座すると共に、
踵を一旦フロアマット207面から浮かせた後にアクセルペダル202を操作していた。
さらに、アクセルペダル202やブレーキペダルの操作性を適正に確保するため、従来においては乗員L,M,Sが自らその運転姿勢を調整していた。
このような問題点を解決するために、従来、図35に示すような車両の運転姿勢調整装置が既に発明されている(特許文献1参照)。
図35に示すこの従来装置は、シート300を前方上部と後方下部との間にスラント方向に位置調整すべく構成すると共に、ブレーキ用および/またはアクセル用のペダル301を略水平方向に前後位置調整し、ペダル301とシート300との間の位置関係を乗員の体格に応じて略一定に維持すべく構成したものである。
この図35に示す従来装置においては、体格が小さい乗員Sの足が充分にペダル301に届く利点がある反面、次のような問題点があった。
すなわち、人間の足首から下の部分(いわゆる足)は足関節を支点として上下動できるが、一定以上、上方には曲がらない。乗員がペダル301を操作する場合には、足関節を支点として足を上方に曲げた状態から、該足を下方に移動させてペダル301を操作することになるが、図35に示す従来装置にあっては、ペダル301の踏面の角度が一定であるため、乗員がペダル301を操作する時、ペダル301踏面の角度と、乗員の足関節を支点として足を上方に曲げた状態からペダル踏面を踏み込み操作する方向とが適合しなくなり、ペダルの操作性が悪い問題点があり、ペダルを操作する乗員の脚部角度とペダル操作方向の最適化を図ることが困難な問題点があった。
加えて、ステアリング303の位置が調整不可であるため、乗員の腕部角度の最適化を図ることも困難であった。
特開平7−96784号公報
そこで、この発明は、ステアリング位置を調整可能なステアリング位置調整手段と、ペダルを操作する乗員の脚部が該ペダルの操作時に載置される可動フロアの少なくとも上下位置を調整可能なフロア位置調整手段と、これら両手段を操作可能な運転姿勢調整操作手段とを備え、ステアリング位置調整手段によりステアリングホイールが上方に移動する時、上記フロア位置調整手段により可動フロアが下部から上部に移動されるように設定されると共に、ステアリングホイールが下方に移動する時、上記フロア位置調整手段により可動フロアが上部から下部に移動されるように設定されると共に、上記可動フロアの角度が該可動フロアが下方から上方へ移動するのに伴って前高後低状から水平に近づき、さらに前低後高状となるように調整されるように構成することで、乗員の体格差に左右されることなく適切な運転姿勢を確保することができ、特に乗員の脚部角度と腕部角度との最適化を図ることができる車両の運転姿勢調整装置の提供を目的とする。
この発明による車両の運転姿勢調整装置は、乗員の運転姿勢を調整する車両の運転姿勢調整装置であって、ステアリング位置を調整可能なステアリング位置調整手段と、ペダルを操作する乗員の脚部が該ペダルの操作時に載置される可動フロアの少なくとも上下位置を調整可能なフロア位置調整手段と、上記ステアリング位置調整手段と上記フロア位置調整手段とを操作可能な運転姿勢調整操作手段とを備え、上記フロア位置調整手段は、可動フロアの上下位置および角度を調整すべく構成され、上記運転姿勢調整操作手段は、上記ステアリング位置調整手段とフロア位置調整手段とを所定の関係で連動させて調整操作し、上記所定の関係は、ステアリング位置調整手段によりステアリングホイールが上方に移動する時、上記フロア位置調整手段により可動フロアが下部から上部に移動されるように設定されると共に、ステアリングホイールが下方に移動する時、上記フロア位置調整手段により可動フロアが上部から下部に移動されるように設定されると共に、上記可動フロアの角度が該可動フロアが下方から上方へ移動するのに伴って前高後低状から水平に近づき、さらに前低後高状となるように調整されるものである。
上記構成の可動フロアは、既存の固定構造のフロアパネルとは別に可動構造のフロアを設けることが望ましい。また上述のペダルは、アクセルペダル、ブレーキペダル、クラッチペダルの少なくとも何れか1つに設定してもよい。
上記構成によれば、ステアリング位置調整手段はステアリング位置を調整し、フロア位置調整手段は、ペダル(アクセルペダル、ブレーキペダル、クラッチペダルの少なくとも何れか1つ)を操作する乗員の脚部(踵参照)が載置されるところの可動フロアの少なくとも上下位置を調整し、運転姿勢調整操作手段はステアリング位置調整手段とフロア位置調整手段とを操作する。
このため、体格が小さい乗員の場合には可動フロアの位置を高く調整し、適切な脚部角度にてペダルが操作できるように調整することができ、体格が大きい乗員の場合には、可動フロアの位置を低く調整し、適切な脚部角度にてペダルが操作できるように調整することができ、体格が標準の乗員の場合には可動フロアの位置を中間位置に調整し、適切な脚部角度にてペダルが操作できるように調整することができ、加えてステアリング位置も乗員に対応して調整することができる。
この結果、乗員の体格差に左右されることなく適切な運転姿勢を確保することができ、特に、乗員の脚部角度(上腿、下腿、足の角度)と腕部角度(上腕、下腕、手の角度)との最適化を図ることができる。
また、上記フロア位置調整手段は、可動フロアの上下位置および角度を調整すべく構成されたものであるから、該フロア位置調整手段は、可動フロアの上下位置(つまり高さ調整)のみならず、可動フロアの角度をも調整する。このため、可動フロアの上下動時にペダルと可動フロアとの成す角度を概ね一定に保つことができ、靴の大きさや踵の長さが多少変化しても、適切な位置(ペダルセンタ参照)でペダルが踏めて、ばらつきを吸収することができる。
しかも、上記所定の関係は、ステアリング位置調整手段によりステアリングホイールが上方に移動する時、上記フロア位置調整手段により可動フロアが下部から上部に移動されるように設定したものであるから、ペダルを操作する乗員の脚部角度と、ステアリングホイールを操作する乗員の腕部角度とのさらなる最適化を図ることができる。
この発明の一実施態様においては、上記ステアリング位置調整手段は、上記ステアリングを、ペダルの回動センタを中心として位置調整するものである。
上記構成によれば、乗員の体格差に左右されることなく適切な運転姿勢を保った状態下において、上肢(つまり乗員の腕部)とステアリングホイールとの間の位置関係が適切となる。
この発明の一実施態様においては、上記ステアリング位置調整手段はステアリングの位置および角度を調整可能に構成したものである。
上記構成によれば、ステアリングの位置のみならず、ステアリングの角度をも調整できるので、ステアリングホイールの操作性がより一層向上する。
この発明の一実施態様においては、乗員が操作するペダルの操作位置を調整可能なペダル位置調整手段を備えたものである。
上記構成によれば、フロアの位置調整に加えて、ペダルの操作位置が調整できるので、体格が小さい乗員であっても、さらに、良好に足がペダルに届き、運転姿勢がよくなる。また、運転姿勢がよくなるために、ペダル、ステアリングホイールの操作性が向上し、さらには、足がペダルに届くので、シートに適正に着座でき、この結果、サイドミラーに対する視線角が小さくてよく、メータ視界も向上する。
この発明の一実施態様においては、乗員が着座するシートの着座面の位置を調整可能なシート位置調整手段を備えたものである。
上記構成によれば、ステアリング位置調整手段によるステアリング位置の調整、並びにフロア位置調整手段によるフロア上下位置の調整に加えて、シート位置調整手段で乗員が着座するシートの着座面の位置が調整できるので、特に体格が小さい乗員であってもペダルを適正に操作することができると共に、当該乗員の前方視界の大幅な向上を図ることができる。
この発明の一実施態様においては、上記シート位置調整手段によりシートが後部下方から前部上方に移動される時、フロア位置調整手段によりフロアが下方から上方に移動され、かつペダル位置調整手段によりペダルが回動センタを支点として乗員に近づく方向に移動されるものである。
上述のペダルが回動センタを支点として移動することは、ペダルの操作位置と、ペダルの操作角度とが同時に調整されることを意味する。
上記構成によれば、体格が小さい乗員の場合には、シートの着座面およびフロアの位置を高く調整し、ペダルの操作位置および操作角度を当該乗員に適合すべく調整することができ、体格が大きい乗員の場合には、シートの着座面およびフロアの位置を低く調整し、ペダルの操作位置および操作角度を当該乗員に適合すべく調整することができ、体格が標準の乗員の場合には、シートの着座面およびフロアの位置を中間位置に調整し、ペダルの操作位置および操作角度を当該乗員に適合すべく調整することができる。
この結果、乗員の体格差に左右されることなく、適切な運転姿勢の設定と、前方視界の確保とが両立でき、特に体格が小さい乗員であっても充分な前方視界が得られ、またシートの前後方向への調整量が小さくても、上述の適切な運転姿勢が得られ、さらにフロアの位置を調整するので、適切なペダル操作を確保することができ、加えて、ペダルの操作位置および操作角度、フロアの位置、シートの着座面の位置がそれぞれ調整できるので、ペダルを操作する乗員の脚部角度とペダル操作方向の最適化を図ることができ、さらにはステアリング位置の調整によりステアリングホイールを操作する乗員の腕部角度の最適化を達成することができる。
乗員の体格の差は、特に上腿と下腿との合計長さの差(つまり、下肢の長さの差)が大きく、シートに着座した乗員の上腿と下腿との開角は乗員の体格の差により異なり、乗員が足関節を支点として足を上方に曲げた状態からペダル踏面を踏み込み操作する方向も、乗員の体格の差によって異なってくるが、上述のシート位置調整手段でシートの着座面の位置が調整され、上述のペダル位置調整手段でペダルの操作位置および操作角度が調整され、これら各要素(着座面の位置と、ペダルの操作位置および操作角度)が乗員の体格に適合するように調整されるので、ペダルを操作する乗員の脚部角度とペダル操作方向の最適化を図ることができて、乗員の体格の差異に関係なく適切なペダル操作ができる。
この発明によれば、ステアリング位置を調整可能なステアリング位置調整手段と、ペダルを操作する乗員の脚部が載置される可動フロアの少なくとも上下位置を調整可能なフロア位置調整手段と、これら両手段を操作可能な運転姿勢調整操作手段とを備え、ステアリング位置調整手段によりステアリングホイールが上方に移動する時、上記フロア位置調整手段により可動フロアが下部から上部に移動されるように設定されると共に、ステアリングホイールが下方に移動する時、上記フロア位置調整手段により可動フロアが上部から下部に移動されるように設定され、さらに上記可動フロアの上下移動に伴って該フロアの角度が調整されるように構成したので、乗員の体格差に左右されることなく適切な運転姿勢を確保することができ、特に乗員の脚部角と腕部角度との最適化を図ることができる効果がある。
乗員の体格差に左右されることなく適切な運転姿勢を確保し、特に乗員の脚部角度と腕部角度との最適化を図るという目的を、乗員の運転姿勢を調整する車両の運転姿勢調整装置において、ステアリング位置を調整可能なステアリング位置調整手段と、ペダルを操作する乗員の脚部が該ペダルの操作時に載置される可動フロアの少なくとも上下位置を調整可能なフロア位置調整手段と、上記ステアリング位置調整手段と上記フロア位置調整手段とを操作可能な運転姿勢調整操作手段とを備え、上記フロア位置調整手段は、可動フロアの上下位置および角度を調整すべく構成され、上記運転姿勢調整操作手段は、上記ステアリング位置調整手段とフロア位置調整手段とを所定の関係で連動させて調整操作し、上記所定の関係は、ステアリング位置調整手段によりステアリングホイールが上方に移動する時、上記フロア位置調整手段により可動フロアが下部から上部に移動されるように設定されると共に、ステアリングホイールが下方に移動する時、上記フロア位置調整手段により可動フロアが上部から下部に移動されるように設定されると共に、上記可動フロアの角度が該可動フロアが下方から上方へ移動するのに伴って前高後低状から水平に近づき、さらに前低後高状となるように調整されるように構成するという構成にて実現した。
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は車両の運転姿勢調整装置を示すが、まず図1〜図4を参照して、その基本的構成の概要について説明する。
図1〜図4において、Lは体格が大きい乗員、Mは体格が標準(中位)の乗員、Sは体格が小さい乗員で、これら乗員L,M,Sはシートクッション1と、シートバック2と、ヘッドレスト3とを備えたシート4(運転席としてのドライバーズシート)に着座する。
また、5はボンネット、6はダッシュロアパネル(ダッシュパネル)、7はフロアパネル(いわゆる固定構造のベースフロア)であり、ダッシュロアパネル6側にはその回動センタ8を中心に可動するペダルとしてのアクセルペダル9が設けられている。
上述のフロアパネル7は固定構造であるが、アクセルペダル9および後述するブレーキペダル51(図14参照)を操作する乗員L,M,Sの脚部(踵参照)が載置される部分には可動フロア10が設けられていて、フロアパネル7(固定フロア)と可動フロア10との二重フロア構造に形成されている。
一般に人間(乗員)は、着座位置が低い時は、上腿と下腿とが開いた姿勢で人間工学的に安楽な状態となり、着座位置が高い時は、上腿と下腿とが閉じた姿勢で人間工学的に安楽な状態となる。
そこで、このような安楽な姿勢を維持した状態のままで、人間の姿勢をアクセルペダル9の回動センタ8をほぼ支点として回動させてヒップポイントを設定すれば、乗員は常に安楽な姿勢となることに着目して、次のようにヒップポイントを設定するものである。
体格が大きい乗員Lについては、従来の上腿と下腿との開角(135度前後)よりも若干小さい開角(128度前後)の安楽な姿勢を維持したままアクセルペダル9の回動センタ8を中心とする円弧に沿って図2に示すRVモードの乗員LのヒップポイントP1´を下げて同図のセダンモードのヒップポイントP1を設定して、このヒップポイントP1を従来のヒップポイントP11に対して下方かつ前方に設定している。
体格が小さい乗員Sについては、従来の上腿と下腿との開角(114度前後)よりも若干大きい開角(130度前後)の安楽な姿勢を維持したままアクセルペダル9の回動センタ8を中心とする円弧に沿ってヒップポイントを上げて、このヒップポイントP3(図1参照)を従来のヒップポイントP13に対して上方かつ後方に設定し、それぞれの乗員L,M,Sの視界ラインeが図1に示す如く同一ライン上に一致するように構成している。
図3、図4においては体格が大きい乗員Lに対応するシート4、アクセルペダル9、可動フロア10の位置a,h,dを点線で示し、体格が標準の乗員Mに対応するシート4、アクセルペダル9、可動フロア10の位置b,i,fを実線で示し、体格が小さい乗員Sに対応するシート4、アクセルペダル9、可動フロア10の位置c,j,gを仮想線で示している。
すなわち、シート4は図3に示す乗員L対応のヒップポイントP1と、乗員S対応のヒップポイントP3とを結ぶライン11に沿って、そのシートクッション1の座面12位置が後方下部から斜め上方前部に移動すべく構成し、かつ座面12の高さと同時に座面12の角度が調整されるように構成している。
ここで、シートクッション1の座面角度は図3から明らかなように、シート4が前方かつ上方に移動するのに伴って前高後低状から水平状に近づくように調整される。
また、アクセルペダル9は図4に示すように、体格が大きい乗員Lに対応する位置h(点線参照)から体格が小さい乗員Sに対応する位置j(仮想線参照)に向けて、該アクセルペダル9の回動センタ8を中心として順次乗員に近づく方向へ移動し、アクセルペダル9の操作角度が調整できるように構成されている。
さらに、可動フロア10は図4に示すように、アクセルペダル9が乗員に近づく方向へ移動するのに伴って、順次上方へ移動するが、この場合、アクセルペダル9と可動フロア10との成す角度θ、φが該可動フロア10のそれぞれの高さ位置d,f,gにおいて同一になるように、可動フロア10のフロア角度は該可動フロア10が下方から上方へ移動するのに伴って、前高後低状(位置d参照)から水平に近づき(位置f参照)、さらに前低後高状(位置g参照)となるように調整される。
図1に示すように、体格が大きい乗員Lに相当するヒップポイントP1を従来のヒップポイントP11に対して、下方かつ前方に設定することにより、距離L1だけシート4を前方に配置することができ、これにより、車両の前後空間やホイールベースが同一の車両であっても、この分だけ後席空間の拡大、並びにパッケージ効率の向上を図ることができると共に、このシート4の前方配置により乗員がセンタピラーに対して前方に着座でき、側突時におけるセンタピラーの車室内方向への変形を回避できるので、安全性についてもその向上を図ることができる。
また、図1に示すように、体格が小さい乗員Sに相当するヒップポイントP3を従来のヒップポイントP13に対して上方かつ後方に設定することにより、ヒップポイントP3,P1間の車両前後方向の長さが短縮できるので、距離L1と距離L2との合計分だけシート4の前後方向の調整量短縮を図ることができるうえ、体格が小さい乗員SのヒップポイントP3を従来のそれ(P13参照)と比較して後方に設定するので、サイドミラーに対する視線角が小さくてよく、さらにはメータ視界の向上をも図ることができる。
しかも、この実施例では図1に示すステアリングシャフト60およびステアリングホイール61も上述の回動センタ8を中心として位置調整すべく構成している。
図5は図1〜図4で示した基本的構成を具体化した実施例を示すものである。
図5において、シート4(ドライバーズシート)と対応するフロアパネル7(固定構造のベースフロア)にはロアレール13およびアッパレール14を取付け、乗員の好みに応じてシート4の前後動が可能なシートスライド機構15を構成している。なお、アッパレール14は通常時にあってはロアレール13に位置固定されている。
上述のアッパレール14と、シートクッション1が固定されるシートフレーム16との間には、シート4の座面前後位置、シート4の座面上下位置、シート4の座面の角度を同時に調整するシート位置調整手段17を設けている。
このシート位置調整手段17は図6、図7、図8に示すように構成している。
すなわち、アッパレール14の前後両部に支持ブラケット18,19を取付け固定し、前側の支持ブラケット18とシートフレーム16の前部との間にリンク20をピン連結し、後側の支持ブラケット19とシートフレーム16の後部との間に別のリンク21をピン連結し、前側のリンク20の長さを、後側のリンク21の長さに対して長く設定している。
また、アッパレール14にはギヤボックス22を取付け、運転姿勢調整操作手段を構成するところのレバー23の操作により爪車24を駆動し、この爪車24でギヤボックス22内のギヤ25を介してピニオン26(またはウオーム)を回転し、このピニオン26によりラック部材27を前後動すべく構成すると共に、ラック部材27の後端部のピン28を、後側のリンク21の長孔21aに挿入して、上述のラック部材27の前後動にてリンク21を起伏動するように構成している。
つまり、手動操作用のレバー23を操作することにより、ダブルリンク構造のシート位置調整手段17を介してシート4が図6、図7、図8に示すそれぞれの位置a,b,cに調整される。ここで、図6に示す位置aは体格が大きい乗員Lの着座状態に対応し、図7に示す位置bは体格が標準の乗員Mの着座状態に対応し、図8に示す位置cは体格が小さい乗員Sの着座状態に対応するものであり、
前後のリンク20,21の長さを異ならせたことにより、座面の角度と座面の高さとを上述の如く同時に調整することができる。
しかも、上述のピニオン26には図5に示すように、連動手段としてのフレキシブルシャフト29(いわゆる、たわみ軸)または動力伝達ケーブルを取付けている。
一方、図5に示すように、アクセルペダル9や後述するブレーキペダル51(図14参照)を操作する乗員の脚部(踵参照)が載置されるところの可動フロア10の上下位置および可動フロア10のフロア角度を同時に調整するフロア位置調整手段としての可動フロア調整機構30を設けている。
この可動フロア調整機構30は図9、図10、図11に示すように構成している。
すなわち、固定構造のフロアパネル7の上面には支持ブラケット31を取付ける一方、上下動可能な可動フロア10の下面前後の両部にはブラケット32,33を取付けて、支持ブラケット31の前部と可動フロア10側の前側のブラケット32との間にリンク34をピン連結し、支持ブラケット31の後部と可動フロア10側の後側のブラケット33との間に別のリンク35をピン連結し、後側のリンク35の長さを、前側のリンク34の長さに対して長く設定している。
また、ダッシュロアパネル6の下端傾斜部6aには、その余剰空間を有効利用して、ブラケット36を介してギヤボックス37を取付け、このギヤボックス37内に軸架したピニオン38またはウオームでラック部材39を駆動すべく構成すると共に、このラック部材39の後端部のピン40を、前側のリンク34の長孔34aに挿入して、上述のラック部材39の前後動にてリンク34を起伏動するように構成している。
ここで、上述のピニオン38は図5にも示すようにフレキシブルシャフト29(または動力伝達ケーブル)にて回転操作されるように構成している。
つまり、フレキシブルシャフト29の回転時に、ダブルリンク構造の可動フロア調整機構30を介して可動フロア10が図9、図10、図11に示すそれぞれの位置d,f,gに調整される。この可動フロア10の上下位置および該可動フロア10のフロア角度は図4に点線、実線、仮想線で示したそれぞれの状態に対応し、図9に示す位置dは体格が大きい乗員Lの脚部載置状態に対応し、図10に示す位置fは体格が標準の乗員Mの脚部載置状態に対応し、図11に示す位置gは体格が小さい乗員Sの脚部載置状態に対応するものである。なお、図5に示すように、上述の可動フロア10の上面はフロアマット41で覆われるように構成している。ここで、ダブルリンク構造の可動フロア調整機構30において前後のリンク34,35の長さを異ならせることにより、可動フロア10の上下動と可動フロア10の角度変位とを同時に達成するように構成している。
さらに、図5に示すように、乗員L,M,Sが操作するアクセルペダル9の操作角度およびアクセルペダル9の踏面高さを同時に調整するペダル位置調整手段42を設けている。
このペダル位置調整手段42は図12、図13に示すように構成している。
すなわち、ダッシュロアパネル6に取付けたブラケット43にペダル9の回動センタ8を構成する支軸44を介して、ペダルブラケットアッパ45を枢支し、このペダルブラケットアッパ45の下部には、回動センタ8を中心とする円弧状のガイド溝46aをもったガイド部材46を一体または一体的に取付けている。
上述のガイド溝46aにはその円弧状に沿って可動するスライダ47を配設し、このスライダ47にペダルブラケットロア48を介してアクセルペダル9のペダル部(踏面部)を取付けている。
また、上述のスライダ47にはラック部49を一体に形成すると共に、このラック部49に常時噛合するウオーム50を設けており、このウオーム50を上述のフレキシブルシャフト29(詳しくは図14で示すアクセルペダル側のフレキシブルシャフト29A)で回転駆動すべく構成している。
そして、フレキシブルシャフト29の回転時に、ペダル位置調整手段42を介してアクセルペダル9を図4、図5に示す如く、その回動センタ8(支軸44参照)を中心として前後動すべく構成している。
図4、図5に示すアクセルペダル9の低位置hは体格が大きい乗員Lに対応し、中間位置iは体格が標準(中位)の乗員Mに対応し、高位置jは体格が小さい乗員Sに対応するものであって、フレキシブルシャフト29の回転により、ウオーム50、ラック部49、スライダ47を介して、アクセルペダル9がそれぞれの位置h,i,jに調整され、このペダル位置調整手段42によりペダル9の操作角度とペダル9の踏面高さとが同時に調整される。
図14に系統図で示すように、ブレーキペダル51についてもアクセルペダル9と同等のペダル位置調整手段42Bを介して、その回動センタ8を中心として前後動すべく構成しているので、両手段42,42Bにおいて同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略するが、フレキシブルシャフト29はギヤボックス52を介して、互に同方向に回転するアクセルペダル側のフレキシブルシャフト29Aと、ブレーキペダル側のフレキシブルシャフト29Bとに分かれている。
上述のギヤボックス52内には、1つの入力ギヤ53と2つの出力ギヤ54,55とを回転可能に軸架し、入力ギヤ53に対して各出力ギヤ54,55を噛み合わせている。
上述入力ギヤ53のインプット側にはインナシャフトクランプ56を介してフレキシブルシャフト29の先端を固定し、各出力ギヤ54,55のアウトプット側にはインナシャフトクランプ56A,56Bを介してアクセルペダル9側およびブレーキペダル51側のフレキシブルシャフト29A,29Bの基端をそれぞれ固定し、共通のフレキシブルシャフト29の回転時に各ギヤ53,54,55を介して、アクセルペダル9側およびブレーキペダル51側の各フレキシブルシャフト29A,29Bを同方向に回転すべく構成している。
なお、図中、57は筒状のアウタシャフト、58は該アウタシャフト57をギヤボックス52に固定する取付け部材である。
ところで、図5に示すようにステアリングシャフト60およびステアリングホイール61の位置および角度を同時に調整するステアリング位置調整手段62を設けている。
このステアリング位置調整手段62は図15、図16、図17、図18に示すように構成されている。
カウルパネル63とダッシュロアパネル6との間に取付けられたダッシュアッパパネル64の後部にはステアリング支持ブラケット65,66を介して車体剛性部材としてのステアリング支持メンバ67が車幅方向に向けて張架されている。
一方、上述のステアリングシャフト60は第1シャフト68と第2シャフト69とを有し、これら両シャフト68,69をステアリングジョイントとしてのユニバーサルジョイント70で連結し、第1シャフト68の下部が前述の回動センタ8と車幅方向に一致するように構成し、この第1シャフト68が回動センタ8を中心として位置調整されるように構成している。
上述の第2シャフト69の下部にはステアリングギヤが設けられ、上述の第1シャフト68の上部にはステアリングホイール61が設けられ、第1シャフト68の主要部は軸管としてのステアリングコラム71で囲繞されている。
このステアリングコラム71の上方において該ステアリングコラム71と交差するステアリング支持メンバ67には図16、図17に示すように、上下一対のステアリング支持部材72,73を取付けている。つまり上側のステアリング支持部材72における下部フランジ72aと下側のステアリング支持部材73における上部フランジ73aとを、ボルトナット74にて締結することで、これら上下のステアリング支持部材72,73をステアリング支持メンバ67に固定している。
下側のステアリング支持部材73はL字状に形成されていて、左右一対のステアリング支持部材73,73の対向側前後両部には図18に示すように、折り返し片73b,73bが一体形成され、これらの折り返し片73bにより門形状のスライダ75を昇降案内する左右一対のガイド溝73G,73Gが形成されている。
上述のスライダ75はその内側に一体または一体的に設けられた一対のクランプ部75a,75aでステアリングコラム71を両サイドから保持し、ガイド溝73G,73Gに沿って上下動するもので、門形状のスライダ75において上下方向に延びる少なくとも一方の側片部にはラック部76(図15参照)が形成されている。
このラック部76は図15に示すように、回動センタ8を中心とする半径Rの曲率と一致するように湾曲形成されている。一方、固定側のステアリング支持部材73の外面にはフレキシブルシャフト29Cのホルダ77を取付け、このフレキシブルシャフト29Cにより上述のラック部76に常時噛合させたウオーム78を回転駆動すべく構成している。
上述のフレキシブルシャフト29Cはメインのフレキシブルシャフト29からペダル位置調整手段42の配設部位において分岐させたもので、この分岐部には図14を参照して説明したギヤボックス52と同様のものを設けることで、フレキシブルシャフト29Cを分岐させることができる。
つまり、上述のステアリング位置調整手段62は、フレキシブルシャフト29Cの回転によりウオーム78およびラック部76を介して門形状のスライダ75をガイド溝73G,73Gに沿って上下動させ、このスライダ75によりステアリングコラム71を介して第1シャフト68およびステアリングホイール61の位置および角度を同時に調整すべく構成したものである。
ここで、図5、図15の実線位置および図16の位置xは体格が大きい乗員Lに対応し、図5、図15の仮想線位置および図17の位置yは体格が小さい乗員Sに対応し、体格が標準の乗員Mについてはこれら両位置x,yの中間位置となる。なお、図15において79はフロントウインドガラス、80はインストルメントパネル、81は空調用のダクト、82はメータである。
さらに、この実施例においては、図5、図14に示すように、上述のシート位置調整手段17と、可動フロア調整機構30とペダル位置調整手段42,42Bと、ステアリング位置調整手段62とを操作可能な運転姿勢調整操作手段を設けている。この実施例では、この運転姿勢調整操作手段は、レバー23(図5参照)とフレキシブルシャフト29,29A,29B(図14参照),29Cとで構成している。
そして、レバー23およびフレキシブルシャフト29,29A,29B,29Cから成る運転姿勢調整操作手段は、シート位置調整手段17と、可動フロア調整機構30と、ペダル位置調整手段42と、ステアリング位置調整手段62とを所定の関係で連動させて同時に調整操作すべく構成している。
すなわち、シート位置調整手段17によりシート4のシートクッション1が後部下方の位置aから中間位置bを経て前部上方の位置cに移動して、それぞれの乗員L,M,Sの視界ラインeを図1に示すように同一ライン上に一致させるように調整する時、可動フロア調整機構30による可動フロア10は下方位置dから中間位置fを経て上方位置gに移動し、またペダル位置調整手段42,42Bによるアクセルペダル9およびブレーキペダル51は乗員から遠い位置hから中間位置iを経て乗員に近い位置jに移動し、ステアリング位置調整手段62によるステアリング60の位置および角度は回動センタ8を中心として位置xから位置yに移動するように、互に連動して調整操作されるものである。
また、上述のシート位置調整手段17は、シートクッション1の座面前後位置、座面上下位置のみならず、シートクッション1の座面の角度をも同時に調整するように構成されており、シートクッション1が図6に示す位置aから図7の位置bを介して図8の位置cに移動するのに伴って、シートクッション1の着座面角度は図3に示すように、前高後低状から順次水平に近づくように可変調整される。
さらに、可動フロア調整機構30は、可動フロア10の上下位置のみならず、そのフロアパネル7に対する角度をも同時に調整するように構成されていて、可動フロア10が下方位置d(図9参照)から中間位置f(図10参照)を介して上方位置g(図11参照)に移動するのに伴って、可動フロア10は前高後低状(図9参照)から水平に近づき(図10参照)、さらに前低後高状(図11参照)となるように調整される。しかも可動フロア10の何れの位置d,f,gにおいても対応するペダル位置h,i,j,との成す角度θ、φ(図4参照)が一定に保たれるように構成している。
加えて、上述のペダル位置調整手段42,42Bは、図5に示すそれぞれの位置h,i,jにおいて乗員がペダル9,51を操作する操作角度(図4の角度θ,φ参照)が一定になるように調整されると共に、ペダル9,51の踏面の高さをも可動フロア10と連動して調整し、可動フロア10が低位置dの時(図9参照)には踏面高さが低く、可動フロア10が中間位置fの時(図10参照)には踏面高さも中間で、可動フロア10が高位置g(図11参照)の時には踏面高さが高くなるように、それぞれの位置h,i,jに調整される。
要するに、各乗員L,M,Sとシートクッション1の位置、可動フロア10の位置、ペダル9,51の位置、ステアリング位置の関係は、体格が大きい乗員Lの場合には各位置a,d,h,xに設定され、体格が標準の乗員Mの場合には各位置b,f,iに設定され、体格が小さい乗員Sの場合には各位置c,g,j,yに設定されるものである。
このように、図1〜図18で示した実施例の車両の運転姿勢調整装置は、乗員L,M,Sの運転姿勢を調整する車両の運転姿勢調整装置であって、ステアリング位置を調整可能なステアリング位置調整手段62と、ペダル9,51を操作する乗員の脚部が載置される可動フロア10の少なくとも上下位置を調整可能な可動フロア調整機構30とを備え、上記ステアリング位置調整手段62と可動フロア調整機構30とを操作可能な運転姿勢調整操作手段(レバー23、フレキシブルシャフト29,29A,29B,29C参照)を備えたものである。
この構成によれば、ステアリング位置調整手段62はステアリング位置を調整し、可動フロア調整機構30は、ペダル(アクセルペダル、ブレーキペダル、クラッチペダルの少なくとも何れか1つ)を操作する乗員L,M,Sの脚部(踵参照)が載置されるところの可動フロア10の少なくとも上下位置を調整し、運転姿勢調整操作手段(各要素23,29,29A,29B,29C参照)はステアリング位置調整手段62と可動フロア調整機構30とを操作する。
このため、体格が小さい乗員Sの場合には可動フロア10の位置を高く調整し、適切な脚部角度にてペダルが操作できるように調整することができ、体格が大きい乗員Lの場合には、可動フロア10の位置を低く調整し、適切な脚部角度にてペダルが操作できるように調整することができ、体格が標準の乗員Mの場合には可動フロア10の位置を中間位置に調整し、適切な脚部角度にてペダルが操作できるように調整することができ、加えてステアリング位置(ステアリングシャフト60およびステアリングホイール61の位置参照)も乗員に対応して調整することができる。
この結果、乗員L,M,Sの体格差に左右されることなく適切な運転姿勢を確保することができ、特に、乗員の脚部角度(上腿、下腿、足の角度)と腕部角度(上腕、下腕、手の角度)との最適化を図ることができる。
また、上記ステアリング位置調整手段62は、上記ステアリングを、ペダル9,51の回動センタ8を中心として位置調整するものである。
この構成によれば、乗員の体格差に左右されることなく適切な運転姿勢を保った状態下において、上肢(つまり乗員の腕部)とステアリングホイール61との間の位置関係が適切となる。
さらに、上記可動フロア調整機構30は、可動フロア10の上下位置および角度を調整すべく構成したものである。
この構成によれば、可動フロア調整機構30は、可動フロア10の上下位置(つまり高さ調整)のみならず、可動フロア10の角度をも調整するので、可動フロア10の上下動時にペダル9,51と可動フロア10との成す角度θ,φを概ね一定に保つことができ、靴の大きさや踵の長さが多少変化しても、適切な位置(ペダルセンタ参照)でペダル9,51が踏めて、ばらつきを吸収することができる。
加えて、上記運転姿勢調整操作手段(レバー23、フレキシブルシャフト29,29A,29B,29C参照)は、上記ステアリング位置調整手段62と可動フロア調整機構30とを所定の関係で連動させて調整操作するものである。
この構成によれば、ステアリング位置調整手段62と可動フロア調整機構30とをそれぞれ別々に調整しなくても、これら両手段62,30が連動しているので、運転姿勢調整操作手段(各要素23,29,29A,29B,29C参照)にて両手段62,30を連動調整することができて、操作性の向上を図ることができる。
上述の所定の関係は、ステアリング位置調整手段62によりステアリングホイール61が上方に移動する時、可動フロア調整機構30により可動フロア10が下部から上部に移動されるように設定したものである。
この構成によれば、ペダル9,51を操作する乗員L,M,Sの脚部角度と、ステアリングホイール61を操作する乗員の腕部角度とのさらなる最適化を図ることができる。
しかも、上記ステアリング位置調整手段62はステアリングの角度(ステアリングシャフト60、ステアリングホイール61の角度参照)を調整可能に構成したものである。
この構成によれば、ステアリングの位置のみならず、ステアリングの角度をも調整できるので、ステアリングホイール61の操作性がより一層向上する。
また、乗員L,M,Sが操作するペダル9,51の操作位置を調整可能なペダル位置調整手段42,42Bを備えたものである。
この構成によれば、可動フロア10の位置調整に加えて、ペダル9,51の操作位置が調整できるので、体格が小さい乗員Sであっても、さらに良好に足がペダルに届き、運転姿勢がよくなる。また運転姿勢がよくなるために、ペダル9,51、ステアリングホイール61の操作性が向上し、さらには足がペダル9,51に届くので、シート4に適正に着座でき、この結果、サイドミラーに対する視線角が小さくてよく、メータ視界も向上する。
さらに、乗員L,M,Sが着座するシート4の着座面の位置を調整可能なシート位置調整手段17を備えたものである。
この構成によれば、ステアリング位置調整手段62によるステアリング位置の調整、並びに可動フロア調整機構30による可動フロア10の上下位置の調整に加えて、シート位置調整手段17で乗員が着座するシート4の着座面の位置が調整できるので、特に体格が小さい乗員Sであってもペダル9,51を適正に操作することができると共に、当該乗員Sの前方視界の大幅な向上を図ることができる。
さらには、上記シート位置調整手段17によりシート4が後部下方から前部上方に移動される時、可動フロア調整機構30により可動フロア10が下方から上方に移動され、かつペダル位置調整手段42によりペダル9,51が回動センタ8を支点として乗員に近づく方向に移動されるものである。
上述のペダル9,51が回動センタ8を支点として移動することは、ペダルの操作位置と、ペダルの操作角度とが同時に調整されることを意味する。
この構成によれば、体格が小さい乗員Sの場合には、シート4の着座面および可動フロア10の位置を高く調整し、ペダル9,51の操作位置および操作角度を当該乗員Sに適合すべく調整することができ、体格が大きい乗員Lの場合には、シート4の着座面および可動フロア10の位置を低く調整し、ペダル9,51の操作位置および操作角度を当該乗員Lに適合すべく調整することができ、体格が標準の乗員Mの場合には、シート4の着座面および可動フロア10の位置を中間位置に調整し、ペダル9,51の操作位置および操作角度を当該乗員Mに適合すべく調整することができる。
この結果、乗員L,M,Sの体格差に左右されることなく、適切な運転姿勢の設定と、前方視界の確保とが両立でき、特に体格が小さい乗員Sであっても充分な前方視界が得られ、またシート4の前後方向への調整量が小さくても、上述の適切な運転姿勢が得られ、さらに可動フロア10の位置を調整するので、適切なペダル操作を確保することができ、加えて、ペダル9,51の操作位置および操作角度、可動フロア10の位置、シート4の着座面の位置がそれぞれ調整できるので、ペダル9,51を操作する乗員の脚部角度とペダル操作方向の最適化を図ることができ、さらにはステアリング位置の調整によりステアリングホイール61を操作する乗員の腕部角度の最適化を達成することができる。
上述の乗員L,M,Sの体格の差は、特に上腿と下腿との合計長さの差(つまり、下肢の長さの差)が大きく、シート4に着座した乗員の上腿と下腿との開角は乗員の体格の差により異なり、乗員が足関節を支点として足を上方に曲げた状態からペダル踏面を踏み込み操作する方向も、乗員の体格の差によって異なってくるが、上述のシート位置調整手段17でシート4の着座面の位置が調整され、上述のペダル位置調整手段42,42Bでペダル9,51の操作位置および操作角度が調整され、これら各要素(着座面の位置と、ペダル9,51の操作位置および操作角度)が乗員の体格に適合するように調整されるので、ペダル9,51を操作する乗員の脚部角度とペダル操作方向の最適化を図ることができて、乗員L,M,Sの体格の差異に関係なく適切なペダル操作ができる。
また、実施例で示したように、所定の乗員姿勢(人間工学的に安楽な姿勢)を維持した状態下においてペダル9,51の回動センタ8を中心とする円弧に沿って乗員が移動し得うるようにシート4、ペダル9,51、可動フロア10およびステアリングを調整すべく構成すると、何れの調整位置においても乗員は安楽な運転姿勢を確保することができる。
図19はステアリング位置調整手段62の他の実施例を示し、この実施例においてはステアリングコラム71の左右両側方に、ステアリング支持メンバ67およびステアリング支持ブラケット65に接合されたステアリング支持部材83(但し、図面では一方のステアリング支持部材のみを示す)を設け、このステアリング支持部材83には回動センタ8を中心とする半径Rの曲率状の長孔84を形成すると共に、ステアリングコラム71に突設したピン85を上記長孔84に摺動自在に貫設している。
また、上述のピン85が長孔84からステアリング支持部材83の外方に突出した突出部にはリング86を介してナット部材87を取付け、このナット部材87に螺合するネジ部材88をフレキシブルシャフト29Cで駆動すべく構成して、このフレキシブルシャフト29Cの回転時にアタッチメント89を介してネジ部材88を回転させるように構成し、ステアリングシャフト60およびステアリングホイール61を長孔84に沿って位置x,yに移動調整すべく構成したものである。
このように構成しても、先の実施例とほぼ同様の作用、効果を奏するので、図19において前図と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
図20、図21、図22は上述の車両の運転姿勢調整装置により同じ体格の前席乗員Xがスポーツモード、セダンモード、RVモード(リクリエーショナル・ビークル・モード)を選定した場合を示し、シートクッション1およびアクセルペダル9をそれぞれ位置a,hに選定(但し、図示の便宜上、可動フロア10の選定位置については、その図示を省略している)すると、図20に示すように、スポーツモード態様と成すことができ、それぞれ位置b,iに選定すると、図21に示すように、セダンモード態様と成すことができ、それぞれ位置c,jに選定すると図22に示すように、RVモード態様と成すことができ、特に図22に示す状態を選定した場合には、後席乗員Yの充分広い足元スペースの確保、並びに後席空間の拡大、パッケージ効率のさらなる向上を図ることができる。
図23〜図26は車両の運転姿勢調整装置の他の実施例を示し、先の実施例においてはシート位置調整手段17におけるギヤボックス22内のピニオン26(またはウオーム)を、爪車24に連動されたレバー23により手動操作すべく構成したが、図23〜図26で示すこの実施例においてはピニオン26またはウオームをモータ90(可逆モータ)で駆動すべく構成すると共に、シートフレーム16にはスイッチボックス91を設け、このスイッチボックス91にモータ90を正方向に回転させる第1スイッチ92(モータ正転用スイッチ)と、モータ90を逆方向に回転させる第2スイッチ93(モータ逆転用スイッチ)とを取付けたものである。
換言すれば、モータ正逆用の第1および第2の各スイッチ92,93とフレキシブルシャフト29,29A,29B,29Cとによって、シート位置調整手段17、可動フロア調整機構30、ペダル位置調整手段42,42B、ステアリング位置調整手段62を操作可能な電動タイプの運転姿勢調整操作手段を構成したものである。
このように運転姿勢調整操作手段を電動タイプに構成しても、先の実施例とほぼ同様の作用、効果を奏するので、図23〜26において図5〜図8と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
図27〜図32は可動フロア調整機構の他の実施例を示すものである。
図27に示す可動フロア調整機構94は、可動フロア10の下面にネジ孔95aを有する複数のガイド筒95を固定し、これら各ネジ孔95aに螺合させた複数のスクリュ96(ネジ軸)の下部に従動ベベルギヤ97を一体的に嵌合する一方、フレキシブルシャフト29の所定箇所には、これら従動ベベルギヤ97に噛合する原動ベベルギヤ98を取付け、フレキシブルシャフト29の回転時に、各要素98,97,96,95a,95を介して、可動フロア10を上下動すべく構成したものである。
この図27に示す可動フロア調整機構94においては、ペダル9,51を操作する乗員の踵が上載される可動フロア10を水平方向に上下動させることができる。
図28に示す可動フロア調整機構99は、可動フロア10の下面に支持ブラケット100,100を取付ける一方、固定構造のフロアパネル7(前図参照)側には支持部材101を設けて、X字状に組合わせた2つのリンク102,103の両端部を、支持ブラケット100および支持部材101のそれぞれの長孔100a,101aに対してピン連結し、フレキシブルシャフト29を2つのリンク102,103の交差部に配設し、このフレキシブルシャフト29の回転力を2つのリンク102,103のうちの一方のリンク102にのみ動力伝達すべく構成し、このフレキシブルシャフト29の回転時に、各リンク102,103を介して可動フロア10を上下動すべく構成したものである。
この図28に示す可動フロア調整機構99においては、ペダル9,51を操作する乗員L,M,Sの踵が上載される可動フロア10を水平方向に上下動させることができる。
図29に示す可動フロア調整機構104は、可動フロア10の下面に複数のラック部材105,105を固定する一方、これら各ラック部材105,105と対応するフレキシブルシャフト29の所定箇所には、ラック部材105,105に噛合するピニオン106,106またはウオームを取付けて、フレキシブルシャフト29の回転時に、ラック&ピニオン機構を介して可動フロア10を上下動すべく構成したものである。
この図29に示す可動フロア調整機構104においては、ペダル9,51を操作する乗員L,M,Sの踵が上載される可動フロア10を水平方向に上下動させることができる。
図30〜図32に示す可動フロア調整機構107は、移動可能な可動フロア10の下面前後に支持ブラケット108,109を取付ける一方、固定構造のフロアパネル7(前図参照)側には支持部材110を固定して、支持部材110の前部と、可動フロア10の後部のブラケット109における長孔109aとの間にリンク111をピン連結し、支持部材110後部の長孔110aと、可動フロア10側の前部のブラケット108との間に別のリンク112をピン連結している。
そして、上述の2つの各リンク111,112をX字状に組合わせた交差部にフレキシブルシャフト29を配設するが、交差部とリンク111,112前端との間が、交差部とリンク111,112後端との間よりも短くなるように設定している。
また、上述の交差部に配設したフレキシブルシャフト29の回転力を2つのリンク111,112のうちの一方のリンク111にのみ動力伝達すべく構成し、このフレキシブルシャフト29の回転時に、各リンク111,112を介して可動フロア10を図30、図31、図32に示す各位置d,f,gに上下動および角度変位すべく構成したものである。
この図30〜図32に示す可動フロア調整機構107においては、交差部のオフセット配置により、ペダル9,51を操作する乗員L,M,Sの踵が上載される可動フロア10を図4で示したように上下位置調整および角度調整することができる。つまり図30に示す低位置dにおいては、可動フロア10は前高後低状に傾斜し、図31に示す中間位置fにおいては、可動フロア10はほぼ水平状となり、図32に示す高位置gにおいては、可動フロア10は前低後高状に傾斜する。なお、図30〜図32において矢印Fは車両前方を示すものである。
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明のステアリングは、実施例のステアリングシャフト60、ステアリングホイール61に対応し、
以下同様に、
乗員の脚部が載置されるフロアは、可動フロア10に対応し、
フロア位置調整手段は、可動フロア調整機構30に対応し、
運転姿勢調整操作手段は、レバー23、フレキシブルシャフト29,29A,29B,29C、第1スイッチ91、第2スイッチ93に対応し、
ペダルは、アクセルペダル9、ブレーキペダル51に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
例えば、上述の実施例の構成をアクセルペダル、ブレーキペダルおよびクラッチペダルを備えたメカニカルトランスミッション方式の車両いわゆるMT車に適用してもよいことは勿論である。
本発明の車両の運転姿勢調整装置を示す側面図。 ヒップポイント設定時の説明図。 シート位置調整手段によるシートの調整を示す側面図。 可動フロアとペダルの連動調整を示す側面図。 車両の運転姿勢調整装置の具体的構造を示す側面図。 シートの低位置を示す側面図。 シートの中間位置を示す側面図。 シートの高位置を示す側面図。 可動フロアの低位置を示す側面図。 可動フロアの中間位置を示す側面図。 可動フロアの高位置を示す側面図。 ペダル位置調整手段を示す斜視図。 図12の要部断面図。 フレキシブルシャフトによる両ペダルの位置調整構造を示す系統図。 ステアリング位置調整手段を示す側面図。 体格が大きい乗員に対応するステアリング位置の説明図。 体格が小さい乗員に対応するステアリング位置の説明図。 図16のA−A線矢視断面図。 ステアリング位置調整手段の他の実施例を示す側面図。 スポーツモード態様の説明図。 セダンモード態様の説明図。 RVモード態様の説明図。 車両の運転姿勢調整装置の他の実施例を示す側面図。 シートの低位置を示す側面図。 シートの中間位置を示す側面図。 シートの高位置を示す側面図。 可動フロア調整機構の他の実施例を示す説明図。 可動フロア調整機構のさらに他の実施例を示す説明図。 可動フロア調整機構のさらに他の実施例を示す説明図。 可動フロア調整機構のさらに他の実施例を示す側面図。 可動フロアの中間位置を示す側面図。 車両の運転姿勢調整装置のさらに他の実施例を示す側面図。 従来の車両の問題点を示す側面図。 従来の車両のシート調整を示す側面図。 従来の車両の運転姿勢調整装置を示す側面図。
4…シート
8…回動センタ
9,51…ペダル
10…可動フロア
17…シート位置調整手段
23…レバー(運転姿勢調整操作手段)
29,29A,29B,29C…フレキシブルシャフト(運転姿勢調整操作手段)
30…可動フロア調整機構(フロア位置調整手段)
42,42B…ペダル位置調整手段
60…ステアリングシャフト
61…ステアリングホイール
62…ステアリング位置調整手段
92,93…スイッチ(運転姿勢調整操作手段)
94,99,104,107…可動フロア調整機構(フロア位置調整手段)

Claims (6)

  1. 乗員の運転姿勢を調整する車両の運転姿勢調整装置であって、
    ステアリング位置を調整可能なステアリング位置調整手段と、
    ペダルを操作する乗員の脚部が該ペダルの操作時に載置される可動フロアの少なくとも上下位置を調整可能なフロア位置調整手段と、
    上記ステアリング位置調整手段と上記フロア位置調整手段とを操作可能な運転姿勢調整操作手段とを備え、
    上記フロア位置調整手段は、可動フロアの上下位置および角度を調整すべく構成され、
    上記運転姿勢調整操作手段は、上記ステアリング位置調整手段とフロア位置調整手段とを所定の関係で連動させて調整操作し、
    上記所定の関係は、ステアリング位置調整手段によりステアリングホイールが上方に移動する時、上記フロア位置調整手段によりフロアが下部から上部に移動されるように設定されると共に、
    ステアリングホイールが下方に移動する時、上記フロア位置調整手段により可動フロアが上部から下部に移動されるように設定されると共に、
    上記可動フロアの角度が該可動フロアが下方から上方へ移動するのに伴って前高後低状から水平に近づき、さらに前低後高状となるように調整される
    車両の運転姿勢調整装置。
  2. 上記ステアリング位置調整手段は、上記ステアリングを、ペダルの回動センタを中心として位置調整する
    請求項1記載の車両の運転姿勢調整装置。
  3. 上記ステアリング位置調整手段はステアリングの位置および角度を調整可能に構成した
    請求項1または2に記載の車両の運転姿勢調整装置。
  4. 乗員が操作するペダルの操作位置を調整可能なペダル位置調整手段を備えた
    請求項1〜3の何れか1に記載の車両の運転姿勢調整装置。
  5. 乗員が着座するシートの着座面の位置を調整可能なシート位置調整手段を備えた
    請求項1〜4の何れか1に記載の車両の運転姿勢調整装置。
  6. 上記シート位置調整手段によりシートが後部下方から前部上方に移動される時、フロア位置調整手段によりフロアが下方から上方に移動され、かつペダル位置調整手段によりペダルが回動センタを支点として乗員に近づく方向に移動される
    請求項5記載の車両の運転姿勢調整装置。
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