JP2003252187A - 車両用操作ペダルユニット - Google Patents

車両用操作ペダルユニット

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JP2003252187A JP2002060020A JP2002060020A JP2003252187A JP 2003252187 A JP2003252187 A JP 2003252187A JP 2002060020 A JP2002060020 A JP 2002060020A JP 2002060020 A JP2002060020 A JP 2002060020A JP 2003252187 A JP2003252187 A JP 2003252187A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車等の車両のブレーキペダルおよびアク
セルペダルを、ワンセットで、車体前後方向にアジャス
ト可能なユニット構造を提供する。 【解決手段】 ブレーキペダルおよびアクセルペダルを
所定のリンク機構を介して相互に連係させ、各々のペダ
ル位置を同時に所定の関係でアジャスト可能にアッセン
ブリしてなる車両用操作ペダルユニットであって、上記
ブレーキペダルは、所定のアクチュエータによって駆動
される第1のリンク機構を介して車体への取付ブラケッ
ト側支持軸に前後移動可能に支持されているとともに、
アクセルペダルは、第2のリンク機構を介してリンク機
構支持部材側支持軸に前後移動可能に支持され、かつ該
リンク機構支持部材は、その途中を上記車体への取付ブ
ラケットに対して回動可能に軸支されている一方、その
先端側支軸部がリンク片およびリンクレバーを介して上
記ブレーキペダルのブレーキ作動時の回動支点となる第
1のリンク機構の先端側支軸部に相対回動可能に連係さ
れるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、ブレーキペダ
ル、アクセルペダル等の車両用操作ペダルユニットの構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車両を安全かつ楽に運転する
には、例えばハンドル、シート、ブレーキおよびアクセ
ルペダルの各々とドライバーとの関係が適切な位置関係
にあることが必要である。
【0003】このような事情から、最近では電動式チル
トステアリング装置やパワーシート装置が開発され、一
般に普及する状況となっている。
【0004】その結果、少なくともハンドルと運転席シ
ートそのものは、それぞれドライバーの体格に合った適
切なチルト角、適切な前後および上下位置、並びに適切
な背もたれ角に調節することができ、例えば運転席シー
トの前後スライド位置およびヒップポイント高などを調
節することにより、一応ブレーキペダルやアクセルペダ
ル等の操作ペダルに対するアプローチ間隔の調節も可能
となる。
【0005】しかし、ドライバーの体格(身長、座高、
脚長等)はさまざまであり、大柄な人と小柄な人とで
は、上記の調節条件が大きく異なってくる。例えば小柄
な人の場合、足の長さが短かいために、必然的に運転席
シートを前端側にスライドさせて、ブレーキペダルおよ
びアクセルペダルの操作をしやすくすることになるが、
その場合、上体がハンドルに接近しすぎて、ハンドル操
作を窮屈にする課題が生じる。
【0006】また、最近ではエアバッグ装着車が多くな
っており、該エアバッグは、ドライバーの上体とハンド
ルとの間で作動するが、その点火位置とドライバー上体
との間隔が狭すぎると、エアバッグ本来の性能を発揮さ
せ得ない課題もある。
【0007】このような状況を考えると、上述のような
ハンドルおよび運転席シートのアジャスト機能だけで、
上記課題を解決し得る適切なドライビングポジションお
よびドライビングポスチャーを実現することは難しい。
【0008】本願発明は、このような事情に鑑み、上記
の課題を解決するためになされたもので、少なくともブ
レーキペダルおよびアクセルペダルとの関係において
は、必ずしも運転席シートの車体前後方向への移動を行
なわなくても済むように、ブレーキペダルおよびアクセ
ルペダルの前後方向位置を所望の位置にアジャスト操作
できるようにした車両用操作ペダルユニットを提供する
ことを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願発明は、上述の課題
を解決するために、次のような課題解決手段を備えて構
成されている。
【0010】(1) 請求項1の発明 この発明の車両用操作ペダルユニットは、ブレーキペダ
ルおよびアクセルペダルを所定のリンク機構を介して相
互に連係させ、各々のペダル位置を同時に所定の関係で
アジャスト可能にアッセンブリしてなる車両用操作ペダ
ルユニットであって、上記ブレーキペダルは、所定のア
クチュエータによって駆動される第1のリンク機構を介
して車体への取付ブラケット側支持軸に前後移動可能に
支持されているとともに、アクセルペダルは、第2のリ
ンク機構を介してリンク機構支持部材側支持軸に前後移
動可能に支持され、かつ該リンク機構支持部材は、その
途中を上記車体への取付ブラケットに対して回動可能に
軸支されている一方、その先端側支軸部がリンク片およ
びリンクレバーを介して上記ブレーキペダルのブレーキ
作動時の回動支点となる第1のリンク機構の先端側支軸
部に相対回動可能に連係されている。
【0011】該構成では、例えば上記所定のアクチュエ
ータを電動又は手動タイプのもので構成し、電動又は手
動操作で作動させると、先ず上記第1のリンク機構が駆
動される。
【0012】そして、該第1のリンク機構が駆動される
と、該第1のリンク機構を介して車体への取付ブラケッ
ト側支持軸に回動可能に支持されているブレーキペダル
が所定量前後方向にアジャスト移動する。
【0013】一方、これに対してアクセルペダルも、第
2のリンク機構を介してリンク機構支持部材側支持軸に
対して前後移動可能に支持され、かつ該リンク機構支持
部材は、その途中を上記車体への取付ブラケットに対し
て所定の支持軸を介して回動可能に支持されており、さ
らに、その先端側支軸部がリンク片およびリンクレバー
を介して上記ブレーキペダルの第1のリンク機構の先端
側ブレーキ作動時の回動支点でもある支軸部に相対回動
可能に連係されている。
【0014】したがって、上記のように所定のアクチュ
エータにより、第1のリンク機構が駆動されると、それ
に連動してリンク片およびリンクレバーを介して同第2
のリンク機構側リンク機構支持部材が駆動され、アクセ
ルペダル側第2のリンク機構が作動する。そして、それ
によってアクセルペダルを車体前後方向に所望距離アジ
ャスト移動させる。
【0015】この結果、上記所定のアクチュエータの駆
動量如何により、上記ブレーキペダルおよびアクセルペ
ダルが、それぞれ同時に所定の関係で、所望の距離、車
体前後方向にアジャスト可能となる。
【0016】したがって、その分運転席シートを大きく
ハンドル方向前方に寄せる必要がなくなり、ハンドルと
ドライバー上体との間隔を、ハンドル操作が自由で、エ
アバッグ性能を有効に発揮させるに足る十分なものとす
ることができるようになる。
【0017】(2) 請求項2の発明 この発明の車両用操作ペダルユニットは、上記請求項1
の発明の構成において、上記第1のリンク機構を支持す
る車体への取付ブラケット側支持軸は、前後一対の支持
軸より、該前後一対の支持軸は、両方共に上記車体への
取付ブラケットに固定して設けられていることを特徴と
している。
【0018】このように、上記ブレーキペダルをアジャ
スト作動させる第1のリンク機構を前後方向に一対の2
組の支持軸を介して車体側取付ブラケットに支持固定す
るようにすると、上記ブレーキペダルのレバー比の変化
を小さくでき、またアジャスト時、上記ブレーキペダル
の先端側アーム部が車室内後方へ競り出す量が少なくな
るので、車内衝突時のクラッシュスペースを制約するこ
とがなくなる。
【0019】(3) 請求項3の発明 この発明の車両用操作ペダルユニットは、上記請求項1
又は2の発明の構成において、リンク機構支持部材先端
側のリンク片の支軸部は、ブレーキペダル側第1のリン
ク機構の先端側支軸部よりも所定寸法後方側にオフセッ
トされていることを特徴としている。
【0020】このように構成されていると、例えばブレ
ーキペダルユニット側にアクセルペダルユニットを連結
一体化させるに際し、リンク片およびリンクレバーを、
全く障害物のない状態で、容易にリンク機構支持部材の
先端側支持部および第1のリンク機構の先端側支持軸に
連結することができ、組付および分解作業が容易にな
る。
【0021】(4) 請求項4の発明 この発明の車両用操作ペダルユニットは、上記請求項
1,2又は3の発明の構成において、リンクレバーは、
上方から見て左右両端側方向にクランク形状をなし、か
つ同左右両端側方向に所定のオフセット寸法を有してリ
ンク片の一端および第1のリンク機構の先端側支軸部と
各々枢着されていることを特徴としている。
【0022】このように、リンクレバーが構成されてい
ると、そのオフセット寸法を任意に選択することによ
り、相互に並列するブレーキペダルユニット側第1のリ
ンク機構とアクセルペダルユニット側リンク機構支持部
材との連結を、その並設間隔の大きさに対応して容易に
実現することができる。
【0023】(5) 請求項5の発明 この発明の車両用操作ペダルユニットは、上記請求項
1,2又は3の発明の構成において、アジャスト駆動レ
バー側にラック部を備える一方、所定のアクチュエータ
は、所定の操作スイッチにより回転駆動されるモーター
と該モーターにより回転作動され、上記ラック部と係合
して上記アジャスト駆動レバーを作動させるウオームギ
ヤ軸とからなり、該ウオームギヤ軸およびラック部を介
して上記モーターにより上記アジャスト駆動レバーをア
ジャスト駆動することにより、上記ブレーキペダルおよ
びアクセルペダルを電気的にアジャスト作動させるよう
に構成されていることを特徴としている。
【0024】このように構成されていると、上記所定の
操作スイッチを用いて、必要に応じて必要な時間だけモ
ーターを所望の回転方向に駆動することにより、ブレー
キペダルおよびアクセルペダルの所望の距離のアジャス
トを可能にすることができ、アジャスト操作が容易かつ
楽になる。
【0025】(6) 請求項6の発明 この発明の車両用操作ペダルユニットは、上記請求項
1,2又は3の発明の構成において、アジャスト駆動レ
バー側にブレーキペダルおよびアクセルペダルのアジャ
スト距離に対応した回転角幅のラチェット部を備える一
方、所定のアクチュエータは、ストロークロッドと、手
動操作により上記ストロークロッドをストローク作動さ
せるストロークロッド作動機構と、該ストロークロッド
作動機構により上記ストロークロッドを介して回動操作
され、上記ラチェット部の所望の位置に係合する係合ブ
ラケットと、上記アジャスト駆動レバーおよびブレーキ
ペダルの相対角を最大角方向に拡開付勢するリターンス
プリングとからなり、上記ストロークロッド作動機構を
作動させて上記係合ブラケットと上記ラチェット部との
係合を解除し、上記ブレーキペダルを踏み込んだ所望の
位置で両者を再び係合させることにより、上記ブレーキ
ペダルおよびアクセルペダルをマニュアル的にアジャス
ト作動させるように構成されていることを特徴としてい
る。
【0026】このように構成されていると、例えば所定
の操作レバーとプッシュプルケーブル等を用いて手動操
作によりストロークロッド作動機構を作動させ、上記係
合ブラケットの上記アジャスト駆動レバー側ラチェット
部との係合を解除すると、上記リターンスプリングのリ
ターン作用により、上記ラチェット部およびブレーキペ
ダルが相互に最大アジャスト位置まで回動変位される。
【0027】そこで、最大アジャスト位置から当該ブレ
ーキペダルを所望のアジャスト位置まで踏み込んで、同
所望の踏み込み位置において、再び上記ストロークロッ
ド作動機構を作動させて上記係合ブラケットを上記ラチ
ェット部の対応する係合溝位置に係合させてロックす
る。
【0028】すると、上記所望の踏み込み位置で、上記
ブレーキペダルがアジャストされてロックされ、アクセ
ルペダルも、それに対応した適切な位置にセットされる
ことになる。
【0029】したがって、同構成では、例えば所定の手
動操作レバーを用いて、必要に応じて上記ストロークロ
ッド作動機構を作動させることにより、簡単にブレーキ
ペダルおよびアクセルペダルの所望の距離のマニュアル
式のアジャストを可能にすることができ、シンプルかつ
低コストなアジャスト機構を提供することができる。
【0030】
【発明の効果】以上の結果、本願発明の車両用操作ペダ
ルユニットによると、運転席シートを大きくハンドル方
向前方に寄せる必要がなくなり、ハンドルとドライバー
上体との間隔を、ハンドル操作が自由で、エアバッグ性
能を有効に発揮させ得るに足る十分なものとすることが
できるようになる。
【0031】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)図1〜図7は、
本願発明の実施の形態1に係る車両用操作ペダルユニッ
トの構成を示している。
【0032】(添付図面の概略)先ず図1は、同車両用
操作ペダルユニットを上方から見た状態、図2は、同車
両用操作ペダルユニットを運転席のシートレベル位置か
ら正面方向に見た状態、図3は、同車両用操作ペダルユ
ニットを右後方の斜め上方位置から見た状態、図4は、
同車両用操作ペダルを左側方から見た状態、図5は同車
両用操作ペダルを右側方から見た状態、図6は、同車両
用操作ペダルのブレーキペダルアジャスト時の移動軌
跡、図7は、同車両用操作ペダルのアクセルペダルアジ
ャスト時の移動軌跡、をそれぞれ示している。
【0033】(本実施の形態の特徴)この実施の形態
は、図示の如くブレーキペダルおよびアクセルペダルを
電動アクチュエータによって、容易かつ楽にアジャスト
操作できるようにしたことを特徴とするものである。
【0034】(全体の構成)これら図1〜図7中、符号
1は、アーム部1aおよびフット部1bよりなるブレー
キペダル、2は、同ブレーキペダル1のアーム部1aの
先端側をそれぞれブレーキ作動およびアジャスト作動可
能な状態に支持する第1のリンク機構(その詳細につい
ては後述)、3A,3Bは、上記ブレーキペダル1のブ
レーキ作動時のレバー比を可能な限り変化させることな
く同第1のリンク機構2をアジャスト作動可能に支持す
る前後(上下)一対の第1,第2の固定支軸、4は、車
体側ダッシュアッパーパネル5Aおよびダッシュアロア
パネル5B各々の取付ベース5a,5bに対して取付け
られ(図4、図5参照)、上記第1,第2の固定支軸3
A,3Bを固定状態に保持する断面U字形状のブレーキ
ペダルユニット側車体への取付ブラケット、4Cは、同
取付ブラケット4のダッシュアッパーパネル5A前方側
の図示しないマスターバッグと上記ブレーキペダル1側
の図示しない作動ロッドとの接続を行うための接続口、
6は、ウォーム機構7および駆動軸方向直交変換機構8
を介して上記第1のリンク機構2をアジャスト駆動する
電動アクチュエータ(なお、この電動アクチュエータ
は、例えばドアハンドルのようなマニュアルタイプに変
更することも可能)としてのモータ、6aは、同モータ
6の出力軸、9は、アクセルペダル、10は、同アクセ
ルペダル9を後述するリンク機構支持部材12とともに
アクセル作動およびアジャスト作動可能な状態に支持す
る第2のリンク機構、11A,11Bは、同第2のリン
ク機構10をリンク作動可能に支持するアクセルペダル
ユニット側前後一対の第1,第2の支軸、12は、同第
1の支軸11Aを介して軸受ホルダー14に枢支され、
同第1の支軸11Aを支点として上下方向に回動可能に
なっているとともに、上記第2の支軸11Bを固定保持
している断面U字形状のリンク機構支持部材、14は、
上記車体への取付ブラケット4側に一体化されたアクセ
ルペダルユニット側支持ブラケット24上に固定され、
上記第1の支軸11Aを固定保持する断面U字形状の軸
受ホルダー、15は、上記リンク機構支持部材12の先
端部12aに設けられた上記ブレーキペダルユニット側
第1のリンク機構2との連結用枢着軸、16は、同枢着
軸15を上記ブレーキペダルユニット側第1のリンク機
構2側の先端側回動支点軸30側のアジャスト作動量伝
達レバー17に連結するリンク片、17は、その中間部
17bを上記回動支点軸30に、また先端部17a(図
示省略)を上記第1の固定支軸3Aに、さらに後端部1
7cを上記リンク片16の他端に、それぞれ枢着されて
いて、同リンク片16側に上述したブレーキペダルユニ
ット側のアジャスト作動量を伝える上下方向にクランク
形状をなした鉤状のアジャスト作動量伝達用のリンクレ
バー(連結リンクレバー)、18は、上記第2のリンク
機構10の先端側第1のリンク片51の回動に応じて回
動されるアクセル作動量ピックアップレバー、19は、
同アクセル作動量ピックアップレバー18により前後方
向にストローク移動される中間レバー、20は、同中間
レバー19によって前後方向に所定角回動されるアクセ
ル回動レバー、21は、同アクセル回動レバー20を回
転可能に支持する回転支軸、22は同回転支軸21を支
持ブラケット24に対して支持する軸受ホルダー、23
は、上記アクセル回動レバー20によって回動せしめら
れ、その先端側で図示しないアクセルワイヤーをプッシ
ュ/プル両方向に作動させてエンジン側スロットル弁を
開閉するアクセルワイヤー作動ロッド、24は、上記軸
受ホルダー14およびアクセル回動レバー支持軸用軸受
ホルダー22をそれぞれ保持固定するアクセルペダルユ
ニット側車体への支持ブラケットである。該支持ブラケ
ット24は、上記ブレーキペダルユニット側車体への取
付ブラケット4の側面に一体化されている。
【0035】一方、上記ブレーキペダルユニット側第1
のリンク機構2およびアクセルペダルユニット側第2の
リンク機構10は、それぞれ次のように構成されてい
る。
【0036】(ブレーキペダルユニット側第1のリンク
機構2の構成)該第1のリンク機構2は、先ず上記ブレ
ーキペダル1のアーム部1aの先端をブレーキ作動可能
に回動支点として支持する回動支点軸30と、該回動支
点軸30をアジャスト駆動可能に上記先端側第1の固定
支軸3Aに対して相対回動可能に枢着するとともに上記
ウォーム機構7のウォームギヤ軸7aと係合するラック
軸31の一端に枢着された全体としてくの字形状のアジ
ャスト駆動レバー32と、先端17aを上記第1の固定
支軸3Aの一側端に枢着するとともに、中間部17bを
上記回動支点軸30の他端に相対回動可能に枢着し、さ
らに後端部17cを上述したリンク片16の他端側に枢
着軸25を介して相対回動可能に枢着した側面鉤形のア
ジャスト作動量伝達レバー17と、先端部33aを上記
後端側第2の固定支軸3Bに相対回動可能に軸支された
ブレーキ作動アーム(オペレーティングアーム)33
と、該ブレーキ作動アーム33の後端部33bと上記ブ
レーキペダル1のアーム部1aの途中とを枢着軸34,
35を介して各々相対回動可能に略台形リンク状に枢着
する左右2枚のリンク片よりなるリンク部材36とから
構成されている。上記ブレーキ作動アーム33の後端部
は、例えば、所定の作動ロッドを介して図示しないマス
ターバッグと接続される。
【0037】一方、上記ラック軸31の中央部31a
は、上記ウォーム機構7のウォームギヤ軸7aの直径よ
りも十分に大径の円柱体よりなり、その中間位置にはウ
ォームギヤ軸7aが螺合状態で挿入される軸直交方向の
筒状のラック溝が形成されている。そして、該ラック溝
内に上記ウォーム機構7の所定の長さのウォームギヤ軸
7aが回動可能に螺合挿通されている。該ウォーム機構
7のウォームギヤ軸7aは、上記駆動軸方向直交変換機
構8を介して、上述のモータ6の出力軸6aに連結され
ており、同モータ6によって所定の回転トルク、所定の
回転速度で回転駆動されるようになっている。
【0038】なお、上記駆動軸方向直交変換機構8は、
例えば傘歯車等の組合せによって容易に実現され、また
必要に応じて減速機構並びに回転数ピックアップセンサ
が組合わされて回転速度制御(アジャスト速度制御)が
行われる。
【0039】また、以上の場合、上記モータ6は、もち
ろん正逆両方向に任意に切換回転できるように構成され
ており、その回転操作、すなわち、ブレーキペダル1等
のアジャスト操作は、車体インストルメントパネル側の
所定の操作スイッチによってなされるようになってい
る。
【0040】(ブレーキペダルのアジャスト作動)した
がって、以上の構成では、今例えば上記車体インストル
メントパネル側の操作スイッチを、正逆何れかのON方
向に操作して、上記駆動モータ6の出力軸6aを回転さ
せると、それに対応して上記ウォーム機構7のウォーム
ギヤ軸7aが回転される。
【0041】その結果、例えば図6に示すように、同ラ
ック軸31を介して、上記アジャスト駆動レバー32
が、上記第1の固定支軸3Aを支点として、図示実線の
状態から図示仮想線の状態に所定角だけ回動し、その他
端側ブレーキペダル1の回動支点軸30を同じく図示実
線の位置から図示仮想線の位置に所定距離移動させる。
【0042】一方、その時、上記ブレーキ作動アーム3
3自体は、マスターバッグの反力が作用しているために
動かないが、上記ブレーキペダル1の先端側アーム部1
aは、上述のように相互に枢着されたリンク部材36お
よびブレーキ作動アーム33を介して上記後端側第2の
固定支軸3Bにリンクされているので、同リンク部材3
6との枢着軸35も、図示実線の位置から図示仮想線の
位置に変位し、ブレーキペダル1の全体が、図示のよう
に変位し、そのアーム部1aの下端側およびフット部1
bが、そのフロア面からの高さを殆ど変化させることな
く、運転席側後方に移動せしめられることになる。
【0043】そして、該図6の仮想線の状態から、上記
とは逆方向にモータ6が回転されると、上記の場合とは
逆にアジャスト駆動レバー32が、図示仮想線の状態か
ら図示実線の状態に回動して、ブレーキペダル1は図示
仮想線の状態から実線の状態に変位し、そのアーム部1
a下端側およびフット部1bを車体前方側ダッシュロア
パネル5B方向に移動させることになる。
【0044】以上の場合、上記第1,第2の固定支軸3
A,3B、回動支点軸30、アジャスト駆動レバー3
2、リンク部材36各々の支点位置および相互の関係を
所望に変えることによって、ブレーキペダル1のレバー
比を変化幅の小さい適切な値に調節コントロールするこ
とができ、そのフット部1bの回動軌跡(床面からの高
さを含めた)を最適なものに設定することが可能であ
る。
【0045】もちろん、これは必要があれば逆にレバー
比を大きく設定することもできることを意味する。
【0046】また、以上の場合、特に車体への取付ブラ
ケット4側に相互に所定の間隔を置いて、第1,第2の
2本の固定支軸3A,3Bが並設されているが、これに
より上記のようにレバー比変化を小さくできるだけでな
く、ブレーキペダル1をアジャストした時にブレーキペ
ダル1のアーム部1aの先端が車室内後方へ競り出す突
出量が少なくなり、車両衝突時のクラッシュスペースの
制約度も小さくなる。
【0047】(アクセルペダルユニット側第2のリンク
機構10の構成)該第2のリンク機構10は、上記リン
ク機構支持部材12の先端側第1の支軸11Aに対して
第1のリンク片51の一端を回動可能に、また後端側第
2の支軸11Bに対して逆三角形状の第2のリンク片5
2の一端を回動可能に各々設け、それらの他端部同士を
長尺の平行リンク片53で結んで平行リンク機構を構成
している。
【0048】そして、その先端側第1のリンク片51に
対して、上記アクセル作動量ピックアップレバー18が
同軸回動可能に取付けられている一方、他方、後端側第
2のリンク片52に対して、アクセルペダル9のアーム
部9aの先端が回動作動可能に係合されている。
【0049】そして、同アクセルペダル9が踏まれる
と、上記第2のリンク片52が手前側に所定角回動して
上記平行リンク片53を手前側に引き、上記第1のリン
ク片51が手前側に所定角回動する。
【0050】そして、この回動が、上記アクセル作動量
ピックアップレバー18によって、上述の中間レバー1
9に伝達されて、アクセル回動レバー20が回動され、
最終的にアクセル作動ロッド23がアクセルワイヤーを
プル(又はプッシュ)する方向に作動せしめられる。
【0051】(アクセルペダルユニット側アクセルペダ
ルのアジャスト作動)上記のように、モータ6が駆動さ
れ、上記ブレーキペダルユニット側のアジャスト駆動レ
バー32が回動されると、上記ブレーキペダル1の回動
支点軸30が、例えば図6の実線−仮想線のように回動
変位する。したがって、当該回動支点軸30に対して枢
着されている上記アジャスト作動量伝達レバー17も同
様に回動変位し、その回動変位量が上述のアクセルペダ
ルユニット側の上記連係用リンク片16の回動変位とし
て取り出され、その回動変位量に対応して、例えば図7
に示すように、上記リンク機構支持部材12の先端部1
2aの第1のリンク片16との枢着軸15部分が、上記
リンク機構支持部材12の先端側第1の支軸11Aを回
動支点として図示実線から仮想線又はその逆のように回
動変位する。
【0052】その結果、上記アクセルペダル9は、アー
ム部9aおよびフット部9bを含む、その全体が図示の
ように、車体後方側又は前方側に、車体フロア面からの
高さを変えることなく、平行に移動せしめられる。
【0053】以上のように、この発明の実施の形態の車
両用操作ペダルユニットは、先ずブレーキペダル1およ
びアクセルペダル9を所定のリンク機構を介して相互に
連係させ、各々のペダル位置を同時に所定の関係でアジ
ャスト可能に一体にアッセンブリしてなる車両用操作ペ
ダルユニットであって、上記ブレーキペダル1は、モー
タ等所定のアクチュエータ6によって駆動される第1の
リンク機構2を介して車体への取付ブラケット4側支持
軸3A,3Bに前後移動可能に支持されているととも
に、アクセルペダル9は、第2のリンク機構10を介し
てリンク機構支持部材12側支持軸11A,11Bに前
後移動可能に支持され、かつ該リンク機構支持部材12
は、その途中を上記車体への取付ブラケット24に対し
て回動可能に軸支されている一方、その先端側支軸部1
5がリンク片16、アジャスト作動量伝達レバー17を
介して上記ブレーキペダル1のブレーキ作動時の回動支
点となる上記第1のリンク機構2の先端側支軸部30に
対して相対回動可能に連係されている。
【0054】該構成では、例えば上記所定のアクチュエ
ータ6を作動させると、先ず上記第1のリンク機構2が
駆動される。
【0055】そして、該第1のリンク機構2が駆動され
ると、該第1のリンク機構2を介して車体への取付ブラ
ケット4側支持軸3A,3Bに回動可能に支持されてい
るブレーキペダル1が所定量前後方向にアジャスト移動
する。
【0056】一方、これに対してアクセルペダル9も、
上記第2のリンク機構10を介して上記リンク機構支持
部材12側支持軸11A,11Bに対して前後移動可能
に支持され、かつ該リンク機構支持部材12は、その途
中を上記車体への取付ブラケット24に対して所定の支
持軸11Aを介して回動可能に支持されており、さら
に、その先端側支軸部15がリンク片16、アジャスト
作動量伝達レバー17を介して上記ブレーキペダル1の
第1のリンク機構2の先端側ブレーキ作動時の回動支点
でもある支軸部30に相対回動可能に連係されている。
【0057】したがって、上記のように所定のアクチュ
エータ6により、第1のリンク機構2が駆動されると、
それに連動してアジャスト作動量伝達レバー17および
リンク片16を介して同第2のリンク機構側リンク機構
支持部材12が駆動され、アクセルペダル9側第2のリ
ンク機構12が平行移動する。そして、それによってア
クセルペダル9を車体前後方向に所望距離アジャストさ
せる。
【0058】この結果、上記所定のアクチュエータ6の
駆動量如何により、上記ブレーキペダル1およびアクセ
ルペダル9が、それぞれ同時に所定の関係で、所望の距
離、車体前後方向にアジャスト可能となる。
【0059】したがって、その分、運転席シートを大き
くハンドル方向前方に寄せる必要がなくなり、ハンドル
とドライバー上体との間隔を、ハンドル操作が自由で、
エアバッグ性能を有効に発揮させ得るに足る十分なもの
とすることができるようになる。
【0060】また、同車両用操作ペダルユニットでは、
上記第1のリンク機構2を支持する車体への取付ブラケ
ット4側前後一対の支持軸3A,3Bは、両方共に上記
車体への取付ブラケット4に固定して設けられている。
【0061】このように、上記ブレーキペダル1をアジ
ャスト作動させる第1のリンク機構2を、前後方向に一
対の2組の支持軸3A,3Bを介して車体側取付ブラケ
ット4に支持固定するようにすると、上記ブレーキペダ
ル1のレバー比の変化を小さくでき、またアジャスト
時、上記ブレーキペダル1の先端側アーム部1aが車室
内後方へ競り出す量が少なくなるので、車両衝突時のク
ラッシュスペースを制約することがなくなる。
【0062】また、同車両用操作ペダルユニットでは、
上記リンク機構支持部材12の先端部側のリンク片16
の支軸部15は、上記ブレーキペダルユニット側第1の
リンク機構2の先端側支軸部30よりも所定寸法後方側
にオフセットされている。
【0063】このように構成されていると、例えば上記
ブレーキペダルユニット側にアクセルペダルユニット側
を連結一体化させるに際し、リンク片16およびアジャ
スト作動量伝達レバー17を、全く障害物のない状態
で、容易にリンク機構支持部材12の先端部支持部15
および第1のリンク機構2の先端側支持軸30に連結す
ることができ、組付および分解作業が非常に容易にな
る。
【0064】また、同車両用操作ペダルユニットでは、
上記アジャスト作動量伝達レバー17は、上方から見て
左右両端側方向にクランク形状をなし、かつ同左右両端
側方向に所定のオフセット寸法を有してリンク片16の
一端および第1のリンク機構2の先端側支軸部30と各
々枢着されている。
【0065】このように構成されていると、そのオフセ
ット寸法を任意に選択することにより、相互に並列する
ブレーキペダルユニット側第1のリンク機構2とアクセ
ルペダルユニット側リンク機構支持部材12との連結
を、その並設間隔の大きさに対応して容易に実現するこ
とができる。
【0066】以上の結果、同車両用操作ペダルユニット
によると、運転席シートを大きくハンドル方向前方に寄
せる必要がなくなり、ハンドルとドライバー上体との間
隔を、ハンドル操作が自由で、エアバッグ性能を有効に
発揮させ得るに足る十分なものとすることができるよう
になる。
【0067】また、以上の構成では、車体への取付ブラ
ケット4と支持ブラケット24は、最初は一体でも別体
でもよく、最終的に1ユニット化されることで足りる。
【0068】また、以上のような構成の場合、アッパー
カウル部分を変更するだけで、現在量産中の車両に任意
に組込むことができる。
【0069】さらに、また上記の構成では、電気的に駆
動される電動アクチュエータにより、高精度かつ迅速に
アジャスト操作されるから、アジャスト操作が相当に容
易かつ楽になる。
【0070】(実施の形態2)次に図8〜図10は、本
願発明の実施の形態2に係る車両用操作ペダルユニット
の構成を示している。
【0071】(添付図面の概略)図8は、同車両用操作
ペダルユニットをセット状態(最小アジャスト量)にお
いて、左側方から見た図、図9は、同車両用操作ペダル
ユニットをアジャストロック解除状態において、左側方
から見た図、図10は、同車両用操作ペダルユニットを
フルアジャスト可能なリターン状態において、左側方か
ら見た図である。
【0072】(本実施の形態の特徴)この実施の形態
は、図示の如く上述の実施の形態1の構成における上記
電動アクチュエータの構造を手動式のアクチュエータ構
造に変更したことを特徴とするものであって、その構造
は、上記実施の形態1のものに比較してシンプルかつ低
コストなものとなっている。
【0073】その他の部分の構成については、上記実施
の形態1のものと全く同様であり、同様の作用効果を奏
する。
【0074】すなわち、本実施の形態の車両用操作ペダ
ルユニットは、先ず上述した実施の形態1の車両用操作
ペダルユニット(図1〜図7)の構成において、そのア
ジャスト駆動レバー32の先端32a側(実施の形態1
のラック軸31側)にブレーキペダル1等の最大アジャ
スト距離に対応した回転角幅θのラチェット部(凹凸溝
構造のギヤ部)40を備えている一方、上記アジャスト
用のアクチュエータは、例えばプッシュプルケーブルを
介して車体のインストールメントパネル側に設けられた
手動操作レバーの手動操作により作動操作されるストロ
ークロッド41と、該ストロークロッド41を上記プッ
シュプルケーブルのプッシュ/プル動作に対応してスト
ローク作動させるストロークロッド作動機構42と、該
ストロークロッド作動機構42によりストローク作動さ
れる上記ストロークロッド41を介し、基端側回転支軸
43aを支点として上下方向(ラチェット部40に当接
又は離間する方向)に回動操作される係合ブラケット
(ラチェット爪)43と、上記アジャスト駆動レバー3
2および上記ブレーキペダル1相互の共通の回動支軸3
0を中心とする相対角を最大相対角方向に拡開付勢する
リターンスプリング44とからなっている。そして、先
ず上記係合ブラケット43の爪部43bと上記ラチェッ
ト部40の凹溝部40a,40a・・・との係合を一旦
解除し、上記ブレーキペダル1を所望の距離まで踏み込
んだ位置で再び係合させることにより、上記ブレーキペ
ダル1およびアクセルペダル9を所望の位置にマニュア
ル的にアジャスト作動させて確実にロックできるように
構成されている。
【0075】このような構成によると、例えば第1のス
トッパー部45によって規制される図8のセット状態
(最小アジャスト位置)から上記所定の手動操作レバー
およびプッシュプルケーブルを用いて上記ストロークロ
ッド作動機構42を作動操作し、図9に示すように、係
合ブラケット43の爪部43bのアジャスト駆動レバー
32の先端32a側ラチェット部40の凹溝部40aと
の係合を解除すると、図10に示すように、上記リター
ンスプリング44の拡開方向へのリターン作用により、
上記ラチェット部40およびブレーキペダル1が相互に
第2のストッパー部46によって規制される最大アジャ
スト位置まで回動変位(開放)される。
【0076】そこで、同位置から当該ブレーキペダル1
をアジャストしたい所望の位置まで踏み込んで、同所望
の踏み込み位置において、再び上記手動操作レバーによ
り上記ストロークロッド作動機構42を作動させて上記
係合ブラケット43の爪部43bを上記ラチェット部4
0の対応する凹溝部40a位置に係合させてロックす
る。
【0077】すると、上記所望の踏み込み位置で、上記
ブレーキペダル1がアジャストされて確実にロックさ
れ、上記実施の形態1の場合と同様の第1,第2のリン
ク機構2,10の構成と作用で、アクセルペダル9も、
それに対応した適切な位置にセットされることになる。
【0078】したがって、同構成によれば所定の手動操
作レバー等を用いて、必要に応じて上記ストロークロッ
ド作動機構42を作動させ、それに対応してブレーキペ
ダル1を希望する位置に踏み込むか、又はそのままの状
態にして、アジャスト駆動レバー32側のラチェット部
40に係合ブラケット43を係合させることにより、ブ
レーキペダル1およびアクセルペダル9の所望の距離の
アジャストを可能にすることができ、上述した電動構造
の場合に比べて、モータ6等が不要で、よりシンプルか
つ低コストなアジャスト機構を提供することができる。
また、スペースファクターも大きく改善される。
【0079】この結果、同構成の車両用操作ペダルユニ
ットによると、やはり運転席シートを大きくハンドル方
向前方に寄せる必要がなくなり、ハンドルとドライバー
上体との間隔を、ハンドル操作が自由で、エアバッグ性
能を有効に発揮させ得るに足る十分なものとすることが
できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施の形態1に係る車両用操作ペダ
ルユニットの上面図である。
【図2】同ユニットの正面図である。
【図3】同ユニットの右後部上方からの斜視図である。
【図4】同ユニットの左側面図である。
【図5】同ユニットの右側面図である。
【図6】同ユニットのブレーキペダル側アジャスト時の
動作と作用を示す説明図である。
【図7】同ユニットのアクセルペダル側アジャスト時の
動作と作用を示す説明図である。
【図8】本願発明の実施の形態2に係る車両用操作ペダ
ルユニットのセット状態における側面図である。
【図9】同ユニットのアジャスト開始時の動作と作用を
示す側面図である。
【図10】同ユニットのアジャスト可能時の動作と作用
を示す側面図である。
【符号の説明】 1はブレーキペダル、1aはアーム部、1bはフット
部、2は第1のリンク機構、3Aは第1の固定支軸、3
Bは第2の固定支軸、4は車体への取付ブラケット、6
はモータ、7はウォーム機構、7aはウォームギヤ軸、
8は直交変換機構、9はアクセルペダルユニット、9a
はアーム部、9bはフット部、10は第2のリンク機
構、11Aは第1の固定支軸、11Bは第2の固定支
軸、12はリンク機構支持部材、13は第1のリンク片
連結用枢着軸、19は中間レバー、40はラチェット
部、42はストロークロッド作動機構、43は係合ブラ
ケット、43aは回転支軸、44はリターンスプリング
である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレーキペダルおよびアクセルペダルを
    所定のリンク機構を介して相互に連係させ、各々のペダ
    ル位置を同時に所定の関係でアジャスト可能にアッセン
    ブリしてなる車両用操作ペダルユニットであって、上記
    ブレーキペダルは、所定のアクチュエータによって駆動
    される第1のリンク機構を介して車体への取付ブラケッ
    ト側支持軸に前後移動可能に支持されているとともに、
    アクセルペダルは、第2のリンク機構を介してリンク機
    構支持部材側支持軸に前後移動可能に支持され、かつ該
    リンク機構支持部材は、その途中を上記車体への取付ブ
    ラケットに対して回動可能に軸支されている一方、その
    先端側支軸部がリンク片およびリンクレバーを介して上
    記ブレーキペダルのブレーキ作動時の回動支点となる第
    1のリンク機構の先端側支軸部に相対回動可能に連係さ
    れていることを特徴とする車両用操作ペダルユニット。
  2. 【請求項2】 第1のリンク機構を支持する車体への取
    付ブラケット側支持軸は、前後一対の支持軸よりなり、
    該前後一対の支持軸は、両方共に上記車体への取付ブラ
    ケットに固定して設けられていることを特徴とする請求
    項1記載の車両用操作ペダルユニット。
  3. 【請求項3】 リンク機構支持部材先端側のリンク片の
    支軸部は、ブレーキペダル側第1のリンク機構の先端側
    支軸部よりも所定寸法後方側にオフセットされているこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の車両用操作ペダル
    ユニット。
  4. 【請求項4】 リンクレバーは、上方から見て左右両端
    側方向にクランク形状をなし、かつ同左右両端側方向に
    所定のオフセット寸法を有してリンク片の一端および第
    1のリンク機構の先端側支軸部と各々枢着されているこ
    とを特徴とする請求項1,2又は3記載の車両用操作ペ
    ダルユニット。
  5. 【請求項5】 アジャスト駆動レバー側にラック部を備
    える一方、所定のアクチュエータは、所定の操作スイッ
    チにより回転駆動されるモーターと該モーターにより回
    転作動され、上記ラック部と係合して上記アジャスト駆
    動レバーを作動させるウオームギヤ軸とからなり、該ウ
    オームギヤ軸およびラック部を介して上記モーターによ
    り上記アジャスト駆動レバーをアジャスト駆動すること
    により、上記ブレーキペダルおよびアクセルペダルを電
    気的にアジャスト作動させるように構成されていること
    を特徴とする請求項1,2,3又は4記載の車両用操作
    ペダルユニット。
  6. 【請求項6】 アジャスト駆動レバー側にブレーキペダ
    ルおよびアクセルペダルのアジャスト距離に対応した回
    転角幅のラチェット部を備える一方、所定のアクチュエ
    ータは、ストロークロッドと、手動操作により上記スト
    ロークロッドをストローク作動させるストロークロッド
    作動機構と、該ストロークロッド作動機構により上記ス
    トロークロッドを介して回動操作され、上記ラチェット
    部の所望の位置に係合する係合ブラケットと、上記アジ
    ャスト駆動レバーおよびブレーキペダルの相対角を最大
    角方向に拡開付勢するリターンスプリングとからなり、
    上記ストロークロッド作動機構を作動させて上記係合ブ
    ラケットと上記ラチェット部との係合を解除し、上記ブ
    レーキペダルを踏み込んだ所望の位置で両者を再び係合
    させることにより、上記ブレーキペダルおよびアクセル
    ペダルをマニュアル的にアジャスト作動させるように構
    成されていることを特徴とする請求項1,2,3又は4
    記載の車両用操作ペダルユニット。
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