JP2002196835A - 前後調節可能な車両用ペダル装置 - Google Patents

前後調節可能な車両用ペダル装置

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JP2002196835A JP2000391310A JP2000391310A JP2002196835A JP 2002196835 A JP2002196835 A JP 2002196835A JP 2000391310 A JP2000391310 A JP 2000391310A JP 2000391310 A JP2000391310 A JP 2000391310A JP 2002196835 A JP2002196835 A JP 2002196835A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 踏部の前後移動に伴ってその踏部の高さや姿
勢を適切に変化させることができるとともに製造が容易
で安価な車両用ペダル装置を提供する。 【解決手段】 互いに係合させられた一対の直線状の長
穴32、34およびガイド駒36、38を介して下部ア
ーム28が回動アーム26に連結され、相対移動装置4
0によって相対移動させられることにより、下部アーム
28に設けられた踏部18が車両の前後方向へ移動させ
られる。また、一対の長穴32、34が互いに交差する
ように設けられることにより、その踏部18が運転席に
近くなる車両後方側へ移動させられるに従って踏部18
の高さが低くなるとともに踏部18の足載せ面18fが
上向きになるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はブレーキペダルやア
クセルペダル等の車両用のペダル装置に係り、特に、踏
部の位置を車両の前後方向へ移動させることができる車
両用ペダル装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車体に固設されたブラケットに配設さ
れ、下端に設けられた踏部(ペダルパッドなど)が踏込
み操作されることにより所定の動力伝達部材を押圧また
は引張したり、踏込み操作量や踏込み操作力を電気的に
検出したりする車両用ペダル装置、例えばブレーキペダ
ルやアクセルペダル,クラッチペダルが広く知られてい
る。そして、このような車両用ペダル装置の一種に、非
踏込み操作時に上記踏部を車両の前後方向へ移動させる
ことができるようにしたものが提案されている。例えば
特公平6−40292号公報(従来例1)や特公平2−
39807号公報(従来例2)などに記載されている装
置はその一例で、このような車両用ペダル装置によれ
ば、運転者の体格などに応じて踏部の位置を車両の前後
へ移動させることができるため、運転操作が容易にな
る。
【0003】上記従来例1は、一対の平行な直線の長穴
によって踏部を含むペダルアームを一直線方向へ一定の
姿勢で平行移動させるもので、従来例2は、円弧形状の
長穴によって踏部を含むペダルアームを円弧運動させる
ものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ペダル
アームを一定の姿勢で平行移動させる従来例1の車両用
ペダル装置においては、脚の長さなどが異なる運転者に
対して必ずしも十分に満足できる踏込み操作性を確保す
ることができなかった。すなわち、運転席に近い車両後
方側では踏部は上方から踏込み操作されるようになるた
め、そのような車両後方側において踏部の姿勢、すなわ
ち足載せ面の向きを適切(比較的上向き)に設定する
と、車両前方側では足載せ面の向きが上向き過ぎて必ず
しも十分に満足できないのである。逆に、車両前方側に
おいて足載せ面の向きを適切(比較的横向き)に設定す
ると、車両後方側では足載せ面の向きが横向き過ぎて、
やはり十分に満足できない。
【0005】これに対し、従来例2では、運転席に近い
車両後方側程踏部の位置が低くなるとともに足載せ面の
向きが上向きになるため、踏部の前後調節に拘らず常に
優れた踏込み操作性が得られるが、円弧形状の長穴によ
ってガイドしているとともに円弧形状のラックを用いて
前後移動させるようになっているため、それ等の長穴や
ラックの加工が面倒で製造コストが高くなる。
【0006】本発明は以上の事情を背景として為された
もので、その目的とするところは、踏部の前後移動に伴
ってその踏部の高さや姿勢を適切に変化させることがで
きるとともに製造が容易で安価な車両用ペダル装置を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、第1発明は、車体に固設されたブラケットに配設
され、下端に設けられた踏部が踏込み操作されるととも
に、非踏込み操作時にその踏部を車両の前後方向へ移動
させる前後調節装置を備えている車両用ペダル装置であ
って、前記前後調節装置は、(a) 一対のガイドが設けら
れた第1部材と、(b) 車両の前後方向と略平行で且つ略
垂直なスライド平面内において前記第1部材に対して相
対移動可能に配設されるとともに、前記一対のガイドに
それぞれ係合させられる一対のガイド駒を有する第2部
材と、(c) 前記一対のガイドと前記ガイド駒とがそれぞ
れそのガイドに沿って相対移動させられることにより相
対位置が変化させられる前記第1部材および前記第2部
材を所定の相対位置で一体的に位置決めする位置決め装
置と、を備えており、(d) 前記第1部材および前記第2
部材のうち移動側の部材に前記踏部が配設されて、その
第1部材および第2部材の相対移動に伴ってその踏部は
車両の前後方向へ移動させられる一方、(e)その踏部の
前後移動に伴ってその踏部の姿勢が変化するように前記
一対のガイドが設けられていることを特徴とする。
【0008】第2発明は、車体に固設されたブラケット
に配設され、下端に設けられた踏部が踏込み操作される
とともに、非踏込み操作時にその踏部を車両の前後方向
へ移動させる前後調節装置を備えている車両用ペダル装
置であって、前記前後調節装置は、(a) 一対の直線ガイ
ドが設けられた第1部材と、(b) 車両の前後方向と略平
行で且つ略垂直なスライド平面内において前記第1部材
に対して相対移動可能に配設されるとともに、前記直線
ガイドにそれぞれ係合させられる一対のガイド駒を有す
る第2部材と、(c) 前記一対の直線ガイドと前記ガイド
駒とがそれぞれその直線ガイドに沿って一直線に相対移
動させられることにより相対位置が変化させられる前記
第1部材および前記第2部材を所定の相対位置で一体的
に位置決めする位置決め装置と、を備えており、(d) 前
記第1部材および前記第2部材のうち移動側の部材に前
記踏部が配設されて、その第1部材および第2部材の相
対移動に伴ってその踏部は車両の前後方向へ移動させら
れる一方、(e) その踏部の前後移動に伴ってその踏部の
姿勢が変化するように、前記一対の直線ガイドが互いに
交差するように設けられていることを特徴とする。この
第2発明は、実質的に第1発明の一実施態様に相当す
る。
【0009】第3発明は、第2発明の前後調節可能な車
両用ペダル装置において、前記一対の直線ガイドは、前
記踏部が運転席に近くなる車両後方側へ移動させられる
に従ってその踏部の高さが低くなるとともにその踏部の
足載せ面が上向きになるように配置されていることを特
徴とする。
【0010】第4発明は、第2発明または第3発明の前
後調節可能な車両用ペダル装置において、(a) 前記踏部
が設けられる移動側の部材は前記第2部材で、(b) 前記
位置決め装置は、(b-1) 前記一対の直線ガイドの何れか
一方と平行に前記第1部材に配設されて軸心まわりに回
転駆動される送りねじと、(b-2) その直線ガイドと係合
させられる一方のガイド駒に配設されて前記送りねじと
螺合されるとともに、前記第2部材に対して前記スライ
ド平面に垂直な軸まわりの相対回動可能なナット部材
と、を有し、(b-3) 前記送りねじを回転駆動して前記第
2部材を移動させるとともにその送りねじの回転を停止
することによってその第2部材を所定位置に位置決めす
る相対移動装置であることを特徴とする。
【0011】第5発明は、第1発明〜第4発明の何れか
の前後調節可能な車両用ペダル装置において、前記第1
部材および前記第2部材のうち前記踏部が配設される側
と反対側の部材は、前記ブラケットに設けられた支持軸
まわりの回動可能に配設された回動アームで、その踏部
が踏込み操作されることによりその支持軸まわりに回動
させられるものであることを特徴とする。
【0012】第6発明は、第5発明の前後調節可能な車
両用ペダル装置において、(a) 前記回動アームは、動力
伝達部材に連結されて前記踏部の踏込み操作力を出力す
るもので、(b) その回動アームと動力伝達部材との間に
は、ペダル比を調節可能なペダル比可変機構が設けられ
ていることを特徴とする。
【0013】なお、上記ペダル比は、踏部に対する踏込
み操作力を倍力して動力伝達部材を駆動する倍力割合、
或いは動力伝達部材を一定量だけ移動させるのに必要な
踏込み操作量の割合である。
【0014】第7発明は、第6発明の前後調節可能な車
両用ペダル装置において、(a) 前記ペダル比可変機構
は、(a-1) 前記支持軸と平行な取付軸まわりの回動可能
に前記ブラケットに配設されるとともに、その取付軸と
平行な第1連結軸まわりの相対回動可能に前記動力伝達
部材に連結されたレバー部材と、(a-2) そのレバー部材
に前記取付軸と平行な第2連結軸まわりの相対回動可能
に連結されるとともに、前記回動アームにその第2連結
軸と平行な第3連結軸まわりの相対回動可能に連結され
た連結リンクと、を有するもので、(b) 前記踏部の踏込
み操作力が前記回動アームから前記連結リンクおよび前
記レバー部材を経て前記動力伝達部材に伝達されること
を特徴とする。
【0015】第8発明は、第1発明〜第4発明の何れか
の前後調節可能な車両用ペダル装置において、(a) 前記
第1部材および前記第2部材のうち前記踏部が配設され
る側の部材には、支持軸まわりの回動可能にペダルアー
ムが取り付けられ、そのペダルアームの下端部にその踏
部が設けられている一方、(b) 前記第1部材および前記
第2部材のうち前記踏部が配設される側と反対側の部材
は、前記車体に固設された前記ブラケットであることを
特徴とする。
【0016】第9発明は、第8発明の前後調節可能な車
両用ペダル装置において、前記ペダルアームはアクセル
ペダル用のもので、そのペダルアームの踏込み操作量は
センサによって電気的に検出されることを特徴とする。
【0017】
【発明の効果】第1発明の前後調節可能な車両用ペダル
装置においては、一対のガイドおよびガイド駒を介して
互いに係合させられた第1部材および第2部材が相対移
動させられることにより、踏部が車両の前後方向へ移動
させられるとともに、その踏部の前後移動に伴って踏部
の姿勢が変化させられるため、例えば踏部が運転席に近
くなる車両後方側へ移動させられるに従ってその踏部の
足載せ面が上向きになるようにするなど、踏部の前後位
置と共に踏部の姿勢を適切に変化させることが可能で、
常に優れた踏込み操作性が得られるようにすることがで
きる。
【0018】また、このような前後調節に伴う踏部の姿
勢の変化が、一対のガイドおよびそのガイドと係合させ
られたガイド駒によって成立させられるため、例えば互
いに交差する直線ガイドなどを採用することにより、装
置を簡単且つ安価に製造できるとともに、一対のガイド
の位置を任意に設定できるため、必要な連結強度を確保
しつつ装置をコンパクトに構成することができる。
【0019】第2発明の前後調節可能な車両用ペダル装
置においては、一対の直線ガイドおよびガイド駒を介し
て互いに係合させられた第1部材および第2部材が相対
移動させられることにより、踏部が車両の前後方向へ移
動させられるとともに、上記一対の直線ガイドが互いに
交差するように設けられることにより、その踏部の前後
移動に伴って踏部の姿勢が変化させられるため、例えば
踏部が運転席に近くなる車両後方側へ移動させられるに
従ってその踏部の足載せ面が上向きになるようにするな
ど、踏部の前後位置と共に踏部の姿勢を適切に変化させ
ることが可能で、常に優れた踏込み操作性が得られるよ
うにすることができる。
【0020】また、このような前後調節に伴う踏部の姿
勢の変化が、延長線上において互いに交差するように設
けられた一対の直線ガイド、およびその直線ガイドと係
合させられたガイド駒によって成立させられるため、従
来のように円弧形状の長穴やラックを設ける場合に比較
して加工などが容易になり、装置を簡単且つ安価に製造
できる。また、一対の直線ガイドの位置を任意に設定で
きるため、必要な連結強度を確保しつつ装置をコンパク
トに構成することができる。
【0021】第3発明では、踏部が運転席に近くなる車
両後方側へ移動させられるに従ってその踏部の高さが低
くなるとともにその踏部の足載せ面が上向きになるた
め、踏部の前後調節に拘らず常に優れた踏込み操作性が
得られるようになる。すなわち、一般に踏部を運転席側
へ移動させて使用する運転者は脚が短くて足の大きさも
小さい一方、踏部を運転席から離して使用する運転者は
脚が長くて足の大きさも大きいのが普通であるため、車
両前方側から後方側へ移動するに従って踏部の高さが低
くなるとともに足載せ面が上向きになるようにすれば、
小柄な運転者から大柄な運転者まで、楽にペダル操作で
きるようになるのである。
【0022】第4発明では、ガイド駒を有する第2部材
に踏部が配設されて前後移動させられるため、直線ガイ
ドが設けられた第1部材を移動させる場合に比較して移
動側の部材がコンパクトになり、配設スペースを節減で
きる。また、第1部材には、一対の直線ガイドの何れか
一方と平行に送りねじが配設され、その直線ガイドと係
合させられる一方のガイド駒に配設されたナット部材に
螺合されて、軸心まわりに回転駆動されることによりそ
のナット部材を介してガイド駒、更には第2部材を移動
させるとともに、送りねじの回転を停止することによっ
て第2部材を所定位置に位置決めするため、踏部の前後
調節を容易且つ迅速に行うことができる。また、送りね
じが第1部材に位置固定に配置されるため、相対移動装
置が簡単且つ安価に構成される。
【0023】第5発明では、踏部が踏込み操作されるこ
とにより車体に固設されたブラケットの支持軸まわりに
回動させられるため、構造的に高い機械的強度が容易に
得られ、ブレーキペダルなど大きな踏込み操作力が加え
られる場合にも好適に適用される。
【0024】第6発明では、回動アームと動力伝達部材
との間にペダル比を調節可能なペダル比可変機構が設け
られているため、ペダル比の大きさや、踏部の踏込みス
トロークに対するペダル比の変化特性の設定の自由度が
高くなり、踏部の前後調節と相まってペダル操作性が向
上する。
【0025】第7発明では、ペダル比可変機構として連
結リンクおよびレバー部材が介在させられ、踏込み操作
力が回動アームから連結リンクおよびレバー部材を経て
動力伝達部材に伝達されるようになっているため、その
レバー部材の姿勢や連結位置などを適宜設定することに
より、ペダル比の大きさや踏込みストロークに対する変
化特性を容易に変更することができる。
【0026】第8発明は、踏部の前後調節時に移動させ
られる部材に支持軸が設けられ、その支持軸まわりの回
動可能に取り付けられたペダルアームに踏部が設けられ
ていて、踏部が踏込み操作されることによりペダルアー
ムが支持軸まわりに回動させられる場合で、アクセルペ
ダルなど大きな踏込み操作力を必要としない場合に好適
に適用される。
【0027】第9発明は、アクセルペダルに関するもの
で、踏込み操作量がセンサによって電気的に検出される
ため、踏部の前後調節時に移動させられるペダルアーム
にアクセラレータケーブル(動力伝達部材)を機械的に
連結する場合に比較して、装置が簡単に構成される。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明は、ブレーキペダルやアク
セルペダル、クラッチペダル、パーキングブレーキペダ
ルなど、車両用の総てのペダル装置に適用され、例えば
ペダルの踏込み操作によって押圧されるブレーキブース
タのロッドや踏込み操作により引っ張られるアクセラレ
ータケーブル、パーキングブレーキケーブルなどの動力
伝達部材を介して、踏込み操作力や操作量を機械的に出
力するように構成されるが、それ等の踏込み操作力や操
作量をセンサにより電気的に検出して出力する場合であ
っても良い。センサは、例えば第5発明の回動アームの
回転角度やトルクなどを検出するように構成されるが、
上記動力伝達部材の荷重や移動量などを検出するように
しても良い。
【0029】第1部材に設けられる一対のガイドとして
は、第2発明のように直線ガイドが望ましいが、直線以
外の形状のガイドを採用することもできる。直線ガイド
としては、一直線の長穴が好適に用いられるが、一直線
のガイドレールやガイドロッドなどでも良い。ガイド駒
は、それ等の長穴やガイドレール、ガイドロッドなどの
直線ガイドに、一直線方向の相対移動可能に係合させら
れる軸受部材などであり、直線ガイドに対して一定の姿
勢で係合させられる場合など、必要に応じて第2部材に
対して回動可能に取り付けられる。
【0030】一対の直線ガイドは互いに交差するように
設けられるが、必ずしもL字状などのように連続してい
る必要はなく、一直線の延長線上で交差するように両者
が離間していても良い。また、必ずしも共通の平面内に
位置している必要もない。
【0031】位置決め装置としては、例えば第4発明の
ように第1部材および第2部材を相対移動させるととも
に所定の相対位置で位置決めする相対移動装置が好適に
用いられるが、直線ガイドおよびガイド駒に案内されつ
つ相対移動させられる第1部材および第2部材を、複数
の相対位置で一体的に固設するボルトおよびナットなど
の着脱可能な固定手段であっても良い。
【0032】第3発明では、踏部が運転席に近くなる車
両後方側へ移動させられるに従って、その踏部の高さが
低くなるとともに踏部の足載せ面が上向きになるよう
に、一対の直線ガイドが配置されているが、第1発明、
第2発明の実施に際しては、例えば踏部の前後調節に拘
らず踏部の高さが略一定であったり、踏部が運転席に近
くなる車両後方側へ移動させられるに従って踏部の高さ
が高くなるようにしても良いなど、種々の態様を採用で
きる。
【0033】第4発明では、第2部材に踏部が配設さ
れ、その踏部の前後調節時には第1部材に対して第2部
材が移動させられるが、他の発明の実施に際しては、第
1部材に踏部を配設し、踏部の前後調節時に第2部材に
対して第1部材が移動させられるようになっていても良
い。
【0034】第4発明では、送りねじおよびナット部材
を含んで相対移動装置が構成されているが、他の発明の
実施に際しては、ラックとピニオンなど他の直線移動機
構を用いることも可能である。また、送りねじをスライ
ド平面に対して垂直な軸まわりの回動可能に第1部材に
配設するとともに、ナット部材を同じくスライド平面に
対して垂直な軸まわりの回動可能に第2部材に配設する
ようにしても良い。相対移動装置は、手動操作で送りね
じを回転させるなどして第1部材と第2部材とを相対移
動させるものでも良いし、電動モータなどの駆動手段を
用いてスイッチ操作などにより自動的に相対移動させる
ものでも良い。
【0035】第5発明は、例えばペダルアームが2分割
されて、第1部材および第2部材を構成し、その下部側
の部材に踏部が設けられるが、ペダルアームおよび踏部
を分割して第1部材および第2部材の一方および他方と
して構成しても良い。すなわち、回動アームがペダルア
ームの一部を構成するものでも良いし、ペダルアーム全
体を構成するものでも良いのである。
【0036】第6発明のペダル比可変機構は、例えば第
7発明のようにレバー部材および連結リンクを有して構
成されるが、(a) 支持軸と平行な取付軸まわりの回動可
能に前記ブラケットに配設されるとともに、該取付軸と
平行な連結軸まわりの相対回動可能に前記動力伝達部材
に連結されたレバー部材と、(b) 該レバー部材と前記回
動アームとに跨がって設けられ、該回動アームの回動に
伴って該レバー部材を回動させる長穴などのスライド係
合機構やカム機構などの係合装置と、を有するものな
ど、種々の態様が可能である。第7発明では、レバー部
材と動力伝達部材とが第1連結軸まわりの相対回動可能
に連結されているが、回動アーム側と同様に連結リンク
を介してレバー部材と動力伝達部材とを連結することも
可能である。
【0037】第9発明はアクセルペダルに適用された場
合であるが、第8発明の実施に際しては、ブレーキペダ
ルやクラッチペダルなど他のペダル装置にも適用可能
で、操作量などをセンサにより電気的に検出してブレー
キ力制御やクラッチ制御などを行うことが望ましい。
【0038】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ
詳細に説明する。図1は、本発明が車両用ペダル装置と
しての車両用ブレーキペダル装置10に適用された場合
の一例を示す一部を切り欠いた正面図で、車両に配設さ
れた状態を示す図であり、図の左側が車両の前方で右側
が車両の後方すなわち運転席側である。かかるブレーキ
ペダル装置10は、車体12に固設されたブラケット1
4に配設されており、ペダルアーム16の下端部に設け
られたペダルパッド等の踏部18が図1に実線で示す原
位置から踏込み操作されると、ブラケット14に設けら
れた支持軸20まわりに回動させられ、支持軸20と平
行な連結軸22およびクレビス23を介して連結された
ブレーキブースタのロッド24を押圧することにより、
図示しないマスターシリンダのプッシュロッドを押し込
んでブレーキ油圧を発生させるようになっている。本実
施例ではブレーキブースタのロッド24が動力伝達部材
に相当する。また、支持軸20は、その軸心が略水平で
車両の幅方向と略平行になる姿勢でブラケット14に取
り付けられている。
【0039】ペダルアーム16は上下に2分割されてお
り、支持軸20まわりの回動可能に配設された回動アー
ム26と、踏部18が一体的に設けられた下部アーム2
8とを備えており、回動アーム26にロッド24が連結
されているとともに、通常は一体的に支持軸20まわり
に回動させられるようになっている。回動アーム26
は、非踏込み操作時にはロッド24により支持軸20の
左まわりに押し戻されて、図1、図2に示す一定の基準
位置に位置決めされるようになっており、踏部18が踏
込み操作されることにより支持軸20の右まわりに回動
させられて、ロッド24を押圧する。この回動アーム2
6が基準位置に保持された状態がブレーキペダル装置1
0の原位置である。回動アーム26の基準位置は、ロッ
ド24のブレーキブースタからの突出寸法によって規定
されるようになっていても良いが、ブラケット14に配
設された図示しないストッパなどで規定されるようにし
ても良い。
【0040】回動アーム26および下部アーム28は略
平板形状を成しており、互いに面接触する状態で相対移
動可能、すなわち支持軸20の軸心に対して略垂直な平
面内、言い換えれば車両の前後方向と略平行で且つ略垂
直なスライド平面(図1の紙面と平行な平面)内におい
て、相対移動可能とされており、踏部18の非踏込み操
作時に基準位置の回動アーム26に対して下部アーム2
8を相対移動させて、踏部18の位置を車両の前後方向
へ移動させることができるようになっている。すなわ
ち、回動アーム26および下部アーム28を含んで前後
調節装置30が構成されており、非踏込み操作時すなわ
ち原位置における踏部18を図1に実線で示す前側移動
端から図2に実線で示す後側移動端までの間の任意の位
置に調節できるのである。図1に一点鎖線で示す踏部1
8は後側移動端の位置で、実線で示す前側移動端におけ
る踏部18の位置や姿勢との比較を容易にするために示
したものである。また、図1、図2において二点鎖線で
示す踏部18は、踏込み操作された位置を表している。
【0041】前後調節装置30は、回動アーム26に直
線ガイドとして設けられた一対の一直線の長穴32、3
4と、下部アーム28に配設されてそれぞれ長穴32、
34に係合させられて直線移動させられる一対のガイド
駒36、38と、一方のガイド駒36を長穴32の長手
方向へ直線往復移動させる相対移動装置40と、を有し
て構成されている。そして、ガイド駒36が長穴32に
案内されて直線移動させられるのに伴い、ガイド駒38
が長穴34に案内されて直線移動させられることによ
り、下部アーム28が回動アーム26に対して相対移動
させられて踏部18が車両の前後方向へ移動させられる
が、一対の長穴32、34の位置や方向は、踏部18が
運転席に近くなる車両後方側へ移動させられるに従って
踏部18の高さが低くなるとともに踏部18の足載せ面
18fが上向きになるように、延長線上において互いに
交差するように設定されている。図1に示す中心点S
は、長穴32、34の垂直二等分線の交点で、踏部18
を含む下部アーム28は、この中心点Sを中心として回
動した姿勢になり、後側移動端は中心点Sの略真下の位
置に設定されている。また、車両のフロアと略平行な水
平面に対する足載せ面18fの傾斜角度θ1 、θ2 は、
中心点Sまわりの回動角度をαとすると、θ1 +α=θ
2 となり、後側移動端では回動角度αだけ足載せ面18
fが上向きになる。本実施例では回動アーム26が第1
部材で、下部アーム28が第2部材である。なお、下部
アーム28は、中心点Sを中心として回動させられるわ
けではないので、前側移動端と後側移動端との間の途中
の姿勢は、中心点Sを中心として回動した姿勢とは異な
る。
【0042】相対移動装置40は、長穴32と平行に回
動アーム26に配設されて軸心まわりに回転駆動される
送りねじ42と、その長穴32に係合させられるガイド
駒36に配設されて送りねじ42と螺合されたナット部
材44と、電動モータおよびギヤなどを有して運転者の
スイッチ操作に従って送りねじ42を正逆両方向へ回転
駆動する電動式回転駆動装置46と、を備えている。ナ
ット部材44は、スライド平面に垂直な軸まわりの回動
可能にガイド駒36に配設されており、下部アーム28
の姿勢変化に伴うガイド駒36の回転に拘らず送りねじ
42と同心に維持される。また、下部アーム28の姿勢
変化に拘らずガイド駒36、38が長穴32、34内を
移動できるとともに、回動アーム26との間でガタツキ
が生じないように、ガイド駒36、38の長穴32、3
4との係合部分は、長穴32、34の幅寸法と略等しい
直径寸法の円柱形状とされている。但し、それ等のガイ
ド駒36、38をスライド平面に垂直な軸まわりの回動
可能に下部アーム28に配設した場合は、長穴32、3
4の幅寸法と等しい幅寸法の角柱形状などでも良く、そ
の場合はナット部材44をガイド駒36に一体的に固設
するようにしても良い。この相対移動装置40は、踏部
18の踏込み操作時にナット部材44から送りねじ42
に作用する荷重、或いは車両走行中の振動などで、送り
ねじ42が回転して下部アーム28が移動することがな
いように、送りねじ42のリードや電動式回転駆動装置
46の減速比などが定められており、スイッチOFFで
送りねじ42の回転が停止させられることにより下部ア
ーム28を回動アーム26に対して一体的に位置決めす
る位置決め装置を兼ねている。
【0043】このようなブレーキペダル装置10におい
ては、互いに係合させられた一対の直線状の長穴32、
34およびガイド駒36、38を介して下部アーム28
が回動アーム26に連結され、相対移動装置40によっ
て相対移動させられることにより、下部アーム28に設
けられた踏部18が車両の前後方向へ移動させられると
ともに、上記一対の長穴32、34が互いに交差するよ
うに設けられることにより、その踏部18の前後移動に
伴って踏部18の姿勢が変化させられるため、踏部18
の前後位置と共に踏部18の姿勢を適切に変化させて、
常に優れた踏込み操作性を得られるようにすることがで
きる。
【0044】本実施例では踏部18が運転席に近くなる
車両後方側へ移動させられるに従ってその踏部18の高
さが低くなるため、踏部18の前後位置と共に高さが運
転者の体格に合わせて適切に調節されるようになり、ペ
ダル操作が容易になる。すなわち、一般に踏部18を運
転席側へ移動させて使用する運転者は脚が短くて足の大
きさも小さい一方、踏部18を運転席から離して使用す
る運転者は脚が長くて足の大きさも大きいのが普通であ
るため、車両前方側から後方側へ移動するに従って踏部
18の高さが低くなるようにすれば、小柄な運転者から
大柄な運転者まで、楽にペダル操作できるようになるの
である。
【0045】また、本実施例では踏部18が運転席に近
くなる車両後方側へ移動させられるに従ってその踏部1
8の足載せ面18fが上向きになるため、踏部18の前
後位置と共に足載せ面18fの向きが運転者の体格に合
わせて適切に調節されるようになり、ペダル操作が一層
容易になる。すなわち、運転席に近い車両後方側程ブレ
ーキペダル装置10の踏部18は上方から踏込み操作さ
れるため、車両後方側程足載せ面18fが上向きになる
ようにすれば、踏部18の高さ変化と相まって、踏部1
8の前後位置と共に高さおよび足載せ面18fの向きが
運転者の体格に合わせて適切に調節されるようになり、
踏部18の踏込み操作性が大幅に向上する。
【0046】また、このような前後調節に伴う踏部18
の姿勢の変化が、互いに交差するように設けられた一対
の長穴32、34とガイド駒36、38との係合によっ
て成立させられるため、従来のように円弧形状の長穴や
ラックを設ける場合に比較して加工などが容易になり、
ブレーキペダル装置10を簡単且つ安価に製造できる。
また、一対の長穴32、34の位置を任意に設定できる
ため、必要な連結強度を確保しつつブレーキペダル装置
10をコンパクトに構成することができる。
【0047】また、踏部18の前後調節時に移動させら
れる下部アーム28にガイド駒36、38が設けられて
いるため、下部アーム28に長穴32、34を設ける場
合に比較して下部アーム28をコンパクトに構成でき、
ブレーキペダル装置10の配設スペースを節減できる。
【0048】また、回動アーム26には、長穴32と平
行に送りねじ42が配設され、その長穴32と係合させ
られる一方のガイド駒36に配設されたナット部材44
に螺合されて、軸心まわりに回転駆動されることにより
そのナット部材44を介してガイド駒36、更には下部
アーム28を移動させるとともに、送りねじ42の回転
を停止することによって下部アーム28を所定位置に位
置決めするため、踏部18の前後調節を容易且つ迅速に
行うことができる。特に、本実施例では電動式回転駆動
装置46によって送りねじ42を回転駆動するとともに
回転停止するため、スイッチ操作するだけで踏部18を
任意の前後位置に調節することが可能で、調節作業が極
めて容易である。
【0049】また、送りねじ42が回動アーム26に位
置固定に配置されるため、相対移動装置40が簡単且つ
安価に構成される。
【0050】また、本実施例のペダルアーム16は、踏
部18が踏込み操作されることにより車体12に固設さ
れたブラケット14の支持軸20まわりに回動させられ
るため、構造的に高い機械的強度が容易に得られ、ブレ
ーキ操作時に大きな踏込み操作力が加えられるブレーキ
ペダル装置10においても十分な耐久性が得られる。
【0051】次に、本発明の他の実施例を説明する。な
お、以下の実施例において前記実施例と実質的に共通す
る部分には同一の符号を付して詳しい説明を省略する。
【0052】図3、図4は前記図1、図2に対応する図
で、この車両用ブレーキペダル装置50は、前記実施例
に比較して、回動アーム26とロッド24との間にペダ
ル比可変機構52が介在させられている点が相違する。
ペダル比可変機構52は、支持軸20と平行な取付軸5
4まわりの回動可能にブラケット14に配設されたレバ
ー部材56を主体として構成されており、そのレバー部
材56に、取付軸54と平行な連結軸58まわりの相対
回動可能に前記ロッド24が連結されている。また、そ
のレバー部材56には、取付軸54からの距離が連結軸
58よりも短い位置において、同じく取付軸54と平行
な連結軸60まわりの相対回動可能に連結リンク62の
一端部が連結されており、連結リンク62の他端部は、
連結軸60と平行な連結軸64まわりの相対回動可能に
前記回動アーム26に連結されている。連結軸58、6
0、64は、それぞれ第1連結軸、第2連結軸、第3連
結軸に相当する。
【0053】このような前後調節可能なブレーキペダル
装置50においては、回動アーム26とロッド24との
間に連結リンク62およびレバー部材56が介在させら
れ、踏部18に対する踏込み操作力が回動アーム26か
ら連結リンク62およびレバー部材56を経てロッド2
4に伝達されるため、そのレバー部材56の姿勢や連結
位置すなわちレバー部材56の形状や取付軸54、連結
軸58、60の位置などを適宜設定することにより、踏
込みストロークに対するペダル比の特性を容易に変更す
ることが可能で、ペダル比特性の設定の自由度が高くな
り、踏部18の前後調節と相まってペダル操作性が大幅
に向上する。
【0054】上記ペダル比は、踏込み操作力を倍力して
ロッド24を押圧する倍力割合、或いはロッド24の一
定の押込み量に対して必要な踏込み操作量の割合であ
る。図5は、踏部18の踏込みストローク、すなわち支
持軸20まわりの踏込み量に対するペダル比の変化特性
の一例で、踏込みストロークが大きい領域でペダル比が
小さくなり、ロッド24の押込み量に対する踏込み操作
量が少なくなる場合である。なお、踏部18の前後調節
に伴って支持軸20から踏部18までの寸法が変化する
ため、踏部18の前後調節に伴ってペダル比の特性が変
化する。具体的には、例えば踏部18が図3に実線で示
すように車両前方側の位置に保持されている場合のペダ
ル比特性が図5とすると、踏部18が図3に一点鎖線で
示すように運転席側すなわち車両の後方へ移動させられ
ると、支持軸20から踏部18までの寸法が長くなるた
め、ペダル比は踏込みストロークの全域に亘って図5よ
りも大きくなる。
【0055】図6は、本発明が車両用ペダル装置として
の車両用アクセルペダル装置70に適用された場合の一
例を示す正面図で、車両に配設された状態を示す図であ
り、図の左側が車両の前方で右側が車両の後方すなわち
運転席側である。かかるアクセルペダル装置70は、車
体72に固設されたブラケット74に配設されており、
ペダルアーム76の下端部に設けられたペダルパッド等
の踏部78が図6に実線で示す原位置から踏込み操作さ
れると、調節プレート80に設けられた支持軸82まわ
りに回動させられ、その回動量すなわち踏込み操作量
が、同じく調節プレート80に配設された回転センサな
どのセンサ84によって電気的に検出される。支持軸8
2は、その軸心が略水平で車両の幅方向と略平行になる
ように調節プレート80に配設されている。ペダルアー
ム76は、非踏込み操作時には図示しないリターンスプ
リングによって支持軸82の左まわりに付勢され、調節
プレート80のストッパ86に当接する原位置に位置決
めされるようになっている。
【0056】ブラケット74および調節プレート80は
略平板形状を成しており、互いに面接触する状態で相対
移動可能、すなわち車両の前後方向と略平行で且つ略垂
直なスライド平面(図6の紙面と平行な平面)内におい
て、相対移動可能とされており、ペダルアーム76が原
位置に保持されている踏部78の非踏込み操作時に、位
置固定のブラケット74に対して調節プレート80を相
対移動させて、踏部78の位置を車両の前後方向へ移動
させることができるようになっている。すなわち、ブラ
ケット74および調節プレート80を含んで前後調節装
置90が構成されており、非踏込み操作時すなわち原位
置における踏部78を図6に実線で示す前側移動端から
図7に実線で示す後側移動端までの間の任意の位置に調
節できるのである。図6に一点鎖線で示す踏部78は後
側移動端の位置で、実線で示す前側移動端における踏部
78の位置や姿勢との比較を容易にするために示したも
のである。また、図6、図7において二点鎖線で示す踏
部78は、踏込み操作された位置を表している。
【0057】前後調節装置90は、ブラケット74に直
線ガイドとして設けられた一対の一直線の長穴92、9
4と、調節プレート80に配設されてそれぞれ長穴9
2、94に係合させられて直線移動させられる一対のガ
イド駒96、98と、一方のガイド駒96を長穴92の
長手方向へ直線往復移動させる相対移動装置100と、
を有して構成されている。そして、ガイド駒96が長穴
92に案内されて直線移動させられるのに伴い、ガイド
駒98が長穴94に案内されて直線移動させられること
により、調節プレート80がブラケット74に対して相
対移動させられて踏部78が車両の前後方向へ移動させ
られるが、一対の長穴92、94の位置や方向は、踏部
78が運転席に近くなる車両後方側へ移動させられるに
従って踏部78の高さが低くなるとともに踏部78の足
載せ面78fが上向きになるように、延長線上において
互いに交差するように設定されている。この場合も、ペ
ダルアーム76や調節プレート80は、前記図1と同様
に長穴92、94の垂直二等分線の交点を中心として回
動した姿勢になる。本実施例ではブラケット74が第1
部材で、調節プレート80が第2部材である。
【0058】相対移動装置100は、長穴92と平行に
ブラケット74に配設されて軸心まわりに回転駆動され
る送りねじ102と、その長穴92に係合させられるガ
イド駒96に配設されて送りねじ102と螺合されたナ
ット部材104と、電動モータおよびギヤなどを有して
運転者のスイッチ操作に従って送りねじ102を正逆両
方向へ回転駆動する電動式回転駆動装置106と、を備
えている。ナット部材104は、スライド平面に垂直な
軸まわりの回動可能にガイド駒96に配設されており、
調節プレート80の姿勢変化に伴うガイド駒96の回転
に拘らず送りねじ102と同心に維持される。また、調
節プレート80の姿勢変化に拘らずガイド駒96、98
が長穴92、94内を移動できるとともに、ブラケット
74との間でガタツキが生じないように、ガイド駒9
6、98の長穴92、94との係合部分は、長穴92、
94の幅寸法と略等しい直径寸法の円柱形状とされてい
る。但し、それ等のガイド駒96、98をスライド平面
に垂直な軸まわりの回動可能に調節プレート80に配設
した場合は、長穴92、94の幅寸法と等しい幅寸法の
角柱形状などでも良く、その場合はナット部材104を
ガイド駒96に一体的に固設するようにしても良い。こ
の相対移動装置100は、踏部78の踏込み操作時にナ
ット部材104から送りねじ102に作用する荷重、或
いは車両走行中の振動などで、送りねじ102が回転し
て調節プレート80が移動することがないように、送り
ねじ102のリードや電動式回転駆動装置106の減速
比などが定められており、スイッチOFFで送りねじ1
02の回転が停止させられることにより調節プレート8
0をブラケット74に対して一体的に位置決めする位置
決め装置を兼ねている。
【0059】このようなアクセルペダル装置70におい
ては、互いに係合させられた一対の直線状の長穴92、
94およびガイド駒96、98を介して調節プレート8
0がブラケット74に連結され、相対移動装置100に
よって相対移動させられることにより、調節プレート8
0に設けられたペダルアーム76の踏部78が車両の前
後方向へ移動させられるとともに、上記一対の長穴9
2、94が互いに交差するように設けられることによ
り、その踏部78の前後移動に伴って踏部78の姿勢が
変化させられるため、踏部78の前後位置と共に踏部7
8の姿勢を適切に変化させて、常に優れた踏込み操作性
を得られるようにすることができる。
【0060】本実施例では踏部78が運転席に近くなる
車両後方側へ移動させられるに従ってその踏部78の高
さが低くなるとともに足載せ面78fが上向きになるた
め、前記実施例と同様に踏部78の前後位置と共に高さ
や足載せ面78fの向きが運転者の体格に合わせて適切
に調節されるようになり、ペダル操作が容易になる。
【0061】また、このような前後調節に伴う踏部78
の姿勢の変化が、互いに交差するように設けられた一対
の長穴92、94とガイド駒96、98との係合によっ
て成立させられるため、従来のように円弧形状の長穴や
ラックを設ける場合に比較して加工などが容易になり、
アクセルペダル装置70を簡単且つ安価に製造できる。
また、一対の長穴92、94の位置を任意に設定できる
ため、必要な連結強度を確保しつつアクセルペダル装置
70をコンパクトに構成することができる。
【0062】また、踏部78の前後調節時に移動させら
れる調節プレート80にガイド駒96、98が設けられ
ているため、調節プレート80に長穴92、94を設け
る場合に比較して調節プレート80をコンパクトに構成
でき、アクセルペダル装置70の配設スペースを節減で
きる。
【0063】また、ブラケット74には、長穴92と平
行に送りねじ102が配設され、その長穴92と係合さ
せられる一方のガイド駒96に配設されたナット部材1
04に螺合されて、軸心まわりに回転駆動されることに
よりそのナット部材104を介してガイド駒96、更に
は調節プレート80を移動させるとともに、送りねじ1
02の回転を停止することによって調節プレート80を
所定位置に位置決めするため、踏部78の前後調節を容
易且つ迅速に行うことができる。特に、本実施例では電
動式回転駆動装置106によって送りねじ102を回転
駆動するとともに回転停止するため、スイッチ操作する
だけで踏部78を任意の前後位置に調節することが可能
で、調節作業が極めて容易である。
【0064】また、送りねじ102がブラケット74に
位置固定に配置されるため、相対移動装置100が簡単
且つ安価に構成される。
【0065】また、踏部78の踏込み操作量がセンサ8
4によって電気的に検出されるため、踏部78の前後調
節時に移動させられるペダルアーム76にアクセラレー
タケーブル(動力伝達部材)を機械的に連結する場合に
比較して、アクセルペダル装置70が簡単に構成され
る。
【0066】以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明したが、これ等はあくまでも一実施形態であ
り、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更,改良
を加えた態様で実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が車両用ブレーキペダル装置に適用され
た場合の一実施例を説明する一部を切り欠いた正面図
で、踏部が前側移動端に位置決めされている状態であ
る。
【図2】図1のブレーキペダル装置において、踏部が後
側移動端に位置決めされている状態である。
【図3】本発明の他の実施例を示す図で、図1の実施例
にペダル比可変機構が設けられた場合である。
【図4】図3のブレーキペダル装置において、踏部が後
側移動端に位置決めされている状態である。
【図5】図3のブレーキペダル装置のペダル比特性の一
例を示す図である。
【図6】本発明が車両用アクセルペダル装置に適用され
た場合の一例を示す正面図で、踏部が前側移動端に位置
決めされている状態である。
【図7】図6のアクセルペダル装置において、踏部が後
側移動端に位置決めされている状態である。
【符号の説明】
10、50:ブレーキペダル装置(車両用ペダル装置)
14:ブラケット 18:踏部 20:支持軸 24:ロッド(動力伝
達部材) 26:回動アーム(第1部材) 28:
下部アーム(第2部材) 30:前後調節装置 3
2、34:長穴(直線ガイド) 36、38:ガイド
駒 40:相対移動装置(位置決め装置) 42:
送りねじ 44:ナット部材 52:ペダル比可変
機構 56:レバー部材 62:連結リンク 7
0:アクセルペダル装置(車両用ペダル装置) 7
4:ブラケット(第1部材) 76:ペダルアーム 78:踏部 80:調節プレ
ート(第2部材) 82:支持軸 84:センサ
90:前後調節装置 92、94:長穴(直線ガイ
ド) 96、98:ガイド駒 100:相対移動装
置(位置決め装置) 102:送りねじ 104:
ナット部材

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に固設されたブラケットに配設さ
    れ、下端に設けられた踏部が踏込み操作されるととも
    に、非踏込み操作時に該踏部を車両の前後方向へ移動さ
    せる前後調節装置を備えている車両用ペダル装置であっ
    て、 前記前後調節装置は、 一対のガイドが設けられた第1部材と、 車両の前後方向と略平行で且つ略垂直なスライド平面内
    において前記第1部材に対して相対移動可能に配設され
    るとともに、前記一対のガイドにそれぞれ係合させられ
    る一対のガイド駒を有する第2部材と、 前記一対のガイドと前記ガイド駒とがそれぞれ該ガイド
    に沿って相対移動させられることにより相対位置が変化
    させられる前記第1部材および前記第2部材を所定の相
    対位置で一体的に位置決めする位置決め装置と、 を備えており、前記第1部材および前記第2部材のうち
    移動側の部材に前記踏部が配設されて、該第1部材およ
    び該第2部材の相対移動に伴って該踏部は車両の前後方
    向へ移動させられる一方、 該踏部の前後移動に伴って該踏部の姿勢が変化するよう
    に前記一対のガイドが設けられていることを特徴とする
    前後調節可能な車両用ペダル装置。
  2. 【請求項2】 車体に固設されたブラケットに配設さ
    れ、下端に設けられた踏部が踏込み操作されるととも
    に、非踏込み操作時に該踏部を車両の前後方向へ移動さ
    せる前後調節装置を備えている車両用ペダル装置であっ
    て、 前記前後調節装置は、 一対の直線ガイドが設けられた第1部材と、 車両の前後方向と略平行で且つ略垂直なスライド平面内
    において前記第1部材に対して相対移動可能に配設され
    るとともに、前記直線ガイドにそれぞれ係合させられる
    一対のガイド駒を有する第2部材と、 前記一対の直線ガイドと前記ガイド駒とがそれぞれ該直
    線ガイドに沿って一直線に相対移動させられることによ
    り相対位置が変化させられる前記第1部材および前記第
    2部材を所定の相対位置で一体的に位置決めする位置決
    め装置と、 を備えており、前記第1部材および前記第2部材のうち
    移動側の部材に前記踏部が配設されて、該第1部材およ
    び該第2部材の相対移動に伴って該踏部は車両の前後方
    向へ移動させられる一方、 該踏部の前後移動に伴って該踏部の姿勢が変化するよう
    に、前記一対の直線ガイドが互いに交差するように設け
    られていることを特徴とする前後調節可能な車両用ペダ
    ル装置。
  3. 【請求項3】 前記一対の直線ガイドは、前記踏部が運
    転席に近くなる車両後方側へ移動させられるに従って該
    踏部の高さが低くなるとともに該踏部の足載せ面が上向
    きになるように配置されていることを特徴とする請求項
    2に記載の前後調節可能な車両用ペダル装置。
  4. 【請求項4】 前記踏部が設けられる移動側の部材は前
    記第2部材で、 前記位置決め装置は、前記一対の直線ガイドの何れか一
    方と平行に前記第1部材に配設されて軸心まわりに回転
    駆動される送りねじと、該直線ガイドと係合させられる
    一方のガイド駒に配設されて前記送りねじと螺合される
    とともに、前記第2部材に対して前記スライド平面に垂
    直な軸まわりの相対回動可能なナット部材と、を有し、
    前記送りねじを回転駆動して前記第2部材を移動させる
    とともに該送りねじの回転を停止することによって該第
    2部材を所定位置に位置決めする相対移動装置であるこ
    とを特徴とする請求項2または3に記載の前後調節可能
    な車両用ペダル装置。
  5. 【請求項5】 前記第1部材および前記第2部材のうち
    前記踏部が配設される側と反対側の部材は、前記ブラケ
    ットに設けられた支持軸まわりの回動可能に配設された
    回動アームで、該踏部が踏込み操作されることにより該
    支持軸まわりに回動させられるものであることを特徴と
    する請求項1〜4の何れか1項に記載の前後調節可能な
    車両用ペダル装置。
  6. 【請求項6】 前記回動アームは、動力伝達部材に連結
    されて前記踏部の踏込み操作力を出力するもので、 該回動アームと該動力伝達部材との間には、ペダル比を
    調節可能なペダル比可変機構が設けられていることを特
    徴とする請求項5に記載の前後調節可能な車両用ペダル
    装置。
  7. 【請求項7】 前記ペダル比可変機構は、 前記支持軸と平行な取付軸まわりの回動可能に前記ブラ
    ケットに配設されるとともに、該取付軸と平行な第1連
    結軸まわりの相対回動可能に前記動力伝達部材に連結さ
    れたレバー部材と、 該レバー部材に前記取付軸と平行な第2連結軸まわりの
    相対回動可能に連結されるとともに、前記回動アームに
    該第2連結軸と平行な第3連結軸まわりの相対回動可能
    に連結された連結リンクと、 を有するもので、 前記踏部の踏込み操作力が前記回動アームから前記連結
    リンクおよび前記レバー部材を経て前記動力伝達部材に
    伝達されることを特徴とする請求項6に記載の前後調節
    可能な車両用ペダル装置。
  8. 【請求項8】 前記第1部材および前記第2部材のうち
    前記踏部が配設される側の部材には、支持軸まわりの回
    動可能にペダルアームが取り付けられ、該ペダルアーム
    の下端部に該踏部が設けられている一方、 前記第1部材および前記第2部材のうち前記踏部が配設
    される側と反対側の部材は、前記車体に固設された前記
    ブラケットであることを特徴とする請求項1〜4の何れ
    か1項に記載の前後調節可能な車両用ペダル装置。
  9. 【請求項9】 前記ペダルアームはアクセルペダル用の
    もので、該ペダルアームの踏込み操作量はセンサによっ
    て電気的に検出されることを特徴とする請求項8に記載
    の前後調節可能な車両用ペダル装置。
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