JPH0640292A - インストルメントパネルのグローブボックス - Google Patents

インストルメントパネルのグローブボックス

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Publication number
JPH0640292A
JPH0640292A JP19508392A JP19508392A JPH0640292A JP H0640292 A JPH0640292 A JP H0640292A JP 19508392 A JP19508392 A JP 19508392A JP 19508392 A JP19508392 A JP 19508392A JP H0640292 A JPH0640292 A JP H0640292A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
instrument panel
lower shelf
glove box
box
hinge
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP19508392A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriyuki Sasaki
則幸 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
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Publication of JPH0640292A publication Critical patent/JPH0640292A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】インストルメントパネル上部に衝撃力が作用し
て、グローブボックスに変位が生じても、グローブボッ
クスの構造部材等が飛散しにくいインストルメントパネ
ルのグローブボックスを提供する。 【構成】車両のインストルメントパネル10の下部に設
けられたグローブボックス12の下棚16であって、イ
ンストルメントパネル10の下側の外壁の一部を構成す
る下棚16と、下棚16の車体後方側に左右一対のヒン
ジ18を介して開閉自在に取り付けられたボックス本体
とを備えるインストルメントパネル10のグローブボッ
クス12において、下棚16とインストルメントパネル
10との左右の接続部のうちのいずれか一方の接続部1
6bを他方よりも強度的に弱く構成し、左右一対のヒン
ジ18のうち、一方の接続部16bと反対側に位置する
ヒンジを他方のヒンジよりも弱く構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両のインストルメント
パネルの下部に設けられたグローブボックスに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車両においては、一般的に、
助手席の前方のインストルメントパネルの部位にはグロ
ーブボックスが備えられている。このようなグローブボ
ックスの従来の構造としては、実開平1−142325
号公報に開示されている様なものが知られている。この
公報に開示されているグローブボックスでは、インスト
ルメントパネルの下部に設けられたブリッジ部にヒンジ
を介してグローブボックスのボックス本体が支持される
様な構造が採られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来例においては、車両が障害物に衝突し、助手席側の
乗員を介してインストルメントパネル上部に衝撃力が作
用した場合などにおいては、グローブボックスが上方か
ら衝撃的な力を受けて図8に示した様に、インストルメ
ントパネルのブリッジ部の両端が破断し、このブリッジ
部と、それに取り付けられたボックス本体とがインスト
ルメントパネルから分離する虞がある。
【0004】したがって、本発明は上述した課題に鑑み
てなされたものであり、その目的とするところは、イン
ストルメントパネル上部に衝撃力が作用して、グローブ
ボックスに変位が生じても、グローブボックスの構造部
材等が飛散しにくいインストルメントパネルのグローブ
ボックスを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決し、目
的を達成するために、本発明のインストルメントパネル
のグローブボックスは、車両のインストルメントパネル
の下部に設けられたグローブボックスの下棚であって、
前記インストルメントパネルの下側の外壁の一部を構成
する下棚と、該下棚の車体後方側に左右一対のヒンジを
介して開閉自在に取り付けられたボックス本体とを備え
るインストルメントパネルのグローブボックスにおい
て、前記下棚と前記インストルメントパネルとの左右の
接続部のうちのいずれか一方の接続部を他方よりも強度
的に弱く構成し、前記左右一対のヒンジのうち、前記一
方の接続部と反対側に位置するヒンジを他方のヒンジよ
りも弱く構成したことを特徴としている。
【0006】
【作用】以上の様に、この発明に係わるインストルメン
トパネルのグローブボックスは構成されているので、下
棚とインストルメントパネルの左右の接続部のうちの一
方が他方より強度的に弱いことにより、インストルメン
トパネルの上部に衝撃力が加わった時に、下棚が左右同
時に破断することなく一方のみが先に破断し、他方は破
断せずに残ることとなるので、グローブボックスのボッ
クス本体が車室内に飛散しにくくなる。また、下棚の左
右の接続部のうち強度の弱い側と反対側に位置するヒン
ジの強度を弱くすることにより、グローブボックスのボ
ックス本体が無理なく下方に平行移動する様にグローブ
ボックスが破壊するので、破断しない側の接続部に無理
な力がかかって、こちら側も破断を起こし、グローブボ
ックスの構成部材が飛散してしまう様なことを防止でき
る。
【0007】
【実施例】以下、本発明の好適な一実施例について、添
付図面を参照して詳細に説明する。図1は、一実施例の
グローブボックス12において、車両のインストルメン
トパネル10からグローブボックス12のグローブリッ
ドを含むボックス本体20を取り外した状態を示した図
である。
【0008】図1において、インストルメントパネル1
0の下部には、グローブボックス12を配置する前方に
貫通した空間部14が形成されている。この空間部14
の下側を仕切る下棚16は、インストルメントパネル1
0の下側の外壁を兼ねており、合成樹脂等によりインス
トルメントパネル10と一体的に形成されている。ここ
で、この実施例の特徴的な部分について説明すると、こ
の下棚16のインストルメントパネル10との接続部1
6a,16bのうち図中右側の接続部16bには、図1
のA部拡大図である図2に示したように、切欠部16c
が形成されている。この切欠部16cの作用により、右
側の接続部16bは左側の接続部16aと比較して強度
が弱められており、この下棚16に白矢印で示した様な
荷重が加わった場合には、左右の接続部16a,16b
の内この右側の接続部16bが破断を起こす。このこと
については、後に詳述する。
【0009】なお、下棚16の車体後方側には、左右一
対の突起部18が形成されており、この突起部18に
は、図3に示した様に貫通穴18aが形成されている。
一方、ボックス本体20は、図4に示したように、イン
ストルメントパネル10の空間部14内に納まる様な大
きさの略長方形状に形成されており、その上部には、こ
のボックス本体20をインストルメントパネル10に対
して閉じた状態に保持する不図示のロック機構を解除す
るための把手22が設けられている。また、ボックス本
体20の下方には、下棚16に形成された突起部18と
係合するヒンジ部24,26が形成されている。
【0010】ここで、この実施例のもう一つの特徴的な
部分について説明する。図5は、図4のA−A断面図で
あり、図6は、図4のB−B断面図である。これらの図
に示す様に、図4において右側、すなわち、左右の接続
部16a,16bのうち強度が弱められた接続部16b
と同じ側のヒンジ部26は、図6に示した様な普通の形
状に形成されている。これに対し、図4において左側、
すなわち左右の接続部16a,16bのうち強度が弱め
られた接続部16bと反対側に位置するヒンジ部24に
は、図5に示したように、その下側に切欠部24aが形
成されており、この部分の強度が弱められている。
【0011】なお、ヒンジ部24は、図3に示した様に
左右一対のヒンジ片24b,24cの間に回転軸24d
が渡された形状にボックス本体20と一体成形されてい
る。そして、回転軸24dを、下棚16の突起部18の
上部に形成されたスリット18bを介して、貫通穴18
aに嵌合させることにより、ボックス本体20が、下棚
16に対して開閉自在に支持されることとなる。また、
ヒンジ部26は、切欠部24aを有していない点がヒン
ジ部24と異なるのみであり、その他の構造は、図3に
示したヒンジ部24と同様である。
【0012】次に、上記の様に構成されたグローブボッ
クス12において、インストルメントパネル10の上部
に衝撃力が加わった場合の破壊のされ方について説明す
る。車両が障害物等に衝突した場合においては、例えば
助手席側の乗員を伴って、インストルメントパネル10
の上面部には、図1にPで示した様な衝撃力が働くこと
となる。
【0013】この衝撃力Pは、ボックス本体20がイン
ストルメントパネル10に対して閉じられている通常の
状態においては、前述したボックス本体20をインスト
ルメントパネル10に対して閉状態にロックするための
不図示のロック機構を介して、ボックス本体20に伝達
され、このボックス本体20を押し下げる様に作用す
る。そして、この押し下げ力P′は、更にボックス本体
20からヒンジ部24,26と突起部18を順次介して
下棚16に作用する。この押し下げ力P′が許容値を越
えないうちは、下棚16は、弾性的に変形するのみで破
断するまでには至らないが、衝撃力Pが大きくなると、
ボックス本体20を介して下棚16に加わる押し下げ力
P′も大きくなり、下棚16は破断する。
【0014】このとき、前述した様に、下棚16のイン
ストルメントパネル10との接続部16a,16bのう
ち右側の接続部16bには、切欠部16cが形成されて
いるため、この切欠部16cの部分に応力集中が起き
て、図7に示したように下棚16はこの切欠部16cの
部分において破断することとなる。一方、下棚16が破
断すると、ボックス本体20は、図7に示したように、
グローブボックス12の左右のインストルメントパネル
10の部位10a,10bにガイドされて、下方に移動
することとなる。このとき、ボックス本体20の左側の
ヒンジ部24に大きな破断力が加わる。そして、左側の
ヒンジ部24には、前述した様に、切欠部24aが形成
されているので、この部分に応力集中が起き、図7に示
したように左側のヒンジ部24が破断することとなる。
【0015】このように、この実施例においては、イン
ストルメントパネル10の上面に衝撃力が作用すると、
まず、グローブボックス12の下棚16の右側のインス
トルメントパネル10との接続部16bが破断され、そ
の次にボックス本体20の左側のヒンジ部24が破断す
ることとなるので、グローブボックス12は、図7に示
したように、インストルメントパネル10から完全に切
り離されない状態が長く設定し得る。
【0016】なお、本発明は、その主旨を逸脱しない範
囲で上記実施例を修正または変形したものに適用可能で
ある。例えば、上記実施例においては、下棚16の右側
の接続部16bに切欠部16cを設け、ボックス本体2
0の左側のヒンジ部24に切欠部24aを設ける様に説
明したが、逆に、下棚16の左側の接続部16aに切欠
部を設け、ボックス本体20の右側のヒンジ部26に切
欠部を設ける様にしても良いことは言うまでもない。
【0017】また、ヒンジ部24の下側に切欠部24a
を設ける様に説明したが、ヒンジ部24の上側に切欠部
を設ける様にしてもよい。
【0018】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明のインストル
メントパネルのグローブボックスによれば、下棚とイン
ストルメントパネルの左右の接続部のうちの一方が他方
より強度的に弱いことにより、インストルメントパネル
の上部に衝撃力が加わった時に、下棚が左右同時に破断
することなく一方のみが先に破断し、他方は破断せずに
残ることとなるので、グローブボックスの構成部材が車
室内に飛散することがなく、より安全性を向上させるこ
とができる。また、下棚の左右の接続部のうち強度の弱
い側と反対側に位置するヒンジの強度を弱くすることに
より、グローブボックスの蓋体が無理なく下方に平行移
動する様にグローブボックスが破壊するので、破断しな
い側の接続部に無理な力がかかって、こちら側も破断を
起こし、グローブボックスの構成部材が飛散してしまう
様なことを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例のグローブボックスが配置されるイン
ストルメントパネルの構造を示した図である。
【図2】図1におけるA部の拡大図である。
【図3】ボックス本体をインストルメントパネルに対し
て開閉自在に支持するためのヒンジ部分の構造を示した
図である。
【図4】ボックス本体の構造を示した図である。
【図5】図4におけるA−A断面図である。
【図6】図4におけるB−B断面図である。
【図7】一実施例のグローブボックスが破壊する様子を
示した図である。
【図8】従来のグローブボックスが破壊する様子を示し
た図である。
【符号の説明】
10 インストルメントパネル 12 グローブボックス 14 空間部 16 下棚 18 突起部 20 ボックス本体 22 把手 24,26 ヒンジ部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のインストルメントパネルの下部に
    設けられたグローブボックスの下棚であって、前記イン
    ストルメントパネルの下側の外壁の一部を構成する下棚
    と、該下棚の車体後方側に左右一対のヒンジを介して開
    閉自在に取り付けられたボックス本体とを備えるインス
    トルメントパネルのグローブボックスにおいて、 前記下棚と前記インストルメントパネルとの左右の接続
    部のうちのいずれか一方の接続部を他方よりも強度的に
    弱く構成し、前記左右一対のヒンジのうち、前記一方の
    接続部と反対側に位置するヒンジを他方のヒンジよりも
    弱く構成したことを特徴とするインストルメントパネル
    のグローブボックス。
JP19508392A 1992-07-22 1992-07-22 インストルメントパネルのグローブボックス Withdrawn JPH0640292A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6782775B2 (en) 2000-12-22 2004-08-31 Toyoda Iron Works Co., Ltd. Vehicle pedal device wherein non-operated position of operating portion is adjustable in longitudinal direction of vehicle
JP2005067313A (ja) * 2003-08-21 2005-03-17 Calsonic Kansei Corp 車両用ポケット部リッド構造

Cited By (3)

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US6782775B2 (en) 2000-12-22 2004-08-31 Toyoda Iron Works Co., Ltd. Vehicle pedal device wherein non-operated position of operating portion is adjustable in longitudinal direction of vehicle
US7047837B2 (en) 2000-12-22 2006-05-23 Toyoda Iron Works Co., Ltd. Vehicle pedal device wherein non-operated position of operating portion is adjustable in longitudinal direction of vehicle
JP2005067313A (ja) * 2003-08-21 2005-03-17 Calsonic Kansei Corp 車両用ポケット部リッド構造

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

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Effective date: 19991005