JPH07157115A - 原稿分離装置 - Google Patents

原稿分離装置

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JPH07157115A
JPH07157115A JP5309115A JP30911593A JPH07157115A JP H07157115 A JPH07157115 A JP H07157115A JP 5309115 A JP5309115 A JP 5309115A JP 30911593 A JP30911593 A JP 30911593A JP H07157115 A JPH07157115 A JP H07157115A
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shaft
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田中  誠
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    • B65H2403/00Power transmission; Driving means
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 最上の原稿から分離する原稿分離装置におい
て、セパレートローラに原稿を移送するピックアップロ
ーラの上下動制御を機械的構成にて行うことを目的とす
る。 【構成】 原稿搬送方向に積極回転する回転軸A1に、
回動可能にアームAm、スプリングクラッチ11を介し
て、ギアg20、セパレートローラSrを設け、アーム
Amにはギアg20から回転を伝達されるギアg21、
ギアg22、ギアg22に接続されたピックアップロー
ラPrを設ける。アームAmは上方に付勢され、ギアg
21又はギアg22には負荷トルクが付与されている。
更に、セパレートローラSrの下方には原稿逆送方向に
積極回転する軸A2にトルクリミッタを介してセパレー
トローラSrに圧接してリタードローラRrを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はファクシミリ装置や複写
装置に用いられる原稿分離装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ装置や複写装置において
は、原稿上の画像を読み取って電気信号である画データ
に変換して処理するために、装置内部の読み取り装置へ
原稿を給送するための原稿給送装置が備えられている。
一般的にはスムーズに多数枚の原稿の読み取り動作を行
うため、原稿載置トレイに原稿を積層状態で載置して、
読み取り動作をスタートさせるキー操作を行うと、原稿
に接触するように原稿給送装置に設けられたローラが回
転して読み取り装置へ原稿を一枚ずつ給送するような構
成とされている。
【0003】一般に読み取り装置はその上部に設けられ
た読み取り部において光学的に原稿の読み取り動作を行
うため、原稿は下向きに読み取り装置に給送しなければ
ならないが、このため、従来では原稿面を下向きにして
原稿載置トレイに載置し、最下位のものから一枚ずつ読
み取り装置に給送していた。上記のような原稿給送装置
に対して、原稿の原稿面を上向きにして原稿載置トレイ
に載置し、最上位の原稿から読み取り装置に給送するも
のが提案されている。この種の原稿給送装置では装置内
部で原稿をUターンさせながら読み取り装置の読み取り
部へ原稿を給送している。
【0004】このように原稿をUターンさせて給送する
原稿給送装置は、原稿載置トレイと原稿排出トレイが上
下に並んだ位置関係となるため、原稿排出トレイのため
に原稿載置トレイとは別のスペースを占めることがな
く、設置面積を小さくできるという利点がある。更に原
稿を上向きでセットするため、原稿の内容の確認がで
き、ミスコピーや誤送信を未然に防ぐことができる。ま
た、最下位の原稿から給送するものは原稿が非常に多数
になると原稿の重さによって、分離ローラが正常に機能
しないことがあったが最上位の原稿から給送すればその
ようなことはない。
【0005】最下位から原稿を給送するタイプの原稿給
送装置では分離ローラ及び分離パッドの作用により、一
枚ずつ原稿を分離していたが、最上位の原稿から給送を
行う原稿給送装置では、原稿を一枚ずつ分離して給送す
るための原稿分離装置を一般に図20に示すような構成
としている。即ち、時計方向つまり原稿搬送方向に積極
回転する回転軸A1に設けられたセパレートローラSr
と、回転軸A1の下方に時計方向、即ち、原稿搬送方向
と逆方向(以下原稿逆送方向ともいう)に積極回転する
軸A2に図示しないトルクリミッタを介してセパレート
ローラSrに圧接されて設けられたリタードローラRr
と、図示しないソレノイドによってセパレートローラS
rと同軸に回動可能に設けられたアームAmと、アーム
Am端部に設けられ、ギア、ベルト等によってセパレー
トローラSrから回転力を伝達されるピックアップロー
ラPrとから構成される。
【0006】なお、アームAm端部にはコイルスプリン
グ等が設けられ、上方に付勢されており、常時はアーム
Am及びピックアップローラPrは原稿セット時に邪魔
にならないように上方に退避した状態にある。また、原
稿D同志の摩擦力よりも、原稿DとリタードローラRr
との間の摩擦力の方が大きくなるようにされている。
【0007】次に上記構成の原稿分離装置による原稿の
分離動作を説明する。先ず、ソレノイドが作動してアー
ムAmが時計方向即ち下方に回動し、積層状態の原稿D
の最上位の一枚にピックアップローラPrが接触する。
そうすると、ピックアップローラPrの回転によって原
稿DがセパレートローラSrとリタードローラRrとの
間に移送される。この際、リタードローラRrはトルク
リミッタの作用により軸A2の回転力が伝達されず、セ
パレートローラSrに従動して回転している。原稿Dが
セパレートローラSrとリタードローラRrの間に移送
されると、セパレートローラSrの回転によって原稿D
が、原稿搬送方向下流に設けられ原稿搬送方向に積極回
転する一対の搬送ローラr1、r2まで移送される。
【0008】原稿Dが搬送ローラr1、r2まで移送さ
れると、ソレノイドがオフされて、上記付勢力によって
アームAmが上方へ回動してピックアップローラPrが
原稿から離れ、一枚の原稿Dの分離動作が完了する。原
稿Dが多数枚からなる場合、最上位のものから搬送をす
ると原稿Dの高さが次第に低くなるが、アームAmを回
動させピックアップローラPrを上下動することによっ
て、下方にある原稿Dも確実にセパレートローラSrま
で移送することができる。
【0009】なお、複数枚の原稿Dがセパレートローラ
Sr・リタードローラRr間に移送された場合は、上述
のように原稿D間の摩擦係数より、リタードローラRr
と原稿Dとの間の摩擦係数の方が大きいため、リタード
ローラRrと接触した下位の原稿DはリタードローラR
rの回転により逆送され、複数枚の原稿Dが同時に搬送
ローラまで移送されるのを防いでいる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の原稿分離装
置においては、ピックアップローラPrの上下動にソレ
ノイドを用いているため、コスト高になるのみならず、
電気的制御が必要なため、構成が複雑化していた。本発
明は上記の問題点を解決して安価かつ簡単な機械的構成
でピックアップローラPrの上下動を可能とし、原稿の
分離を円滑かつ確実に行うことのできる原稿分離装置を
提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は原稿搬送方向に積極回転する
回転軸と、回転軸に設けられたセパレートローラと、セ
パレートローラの下方に圧接されたリタードローラと、
回転軸に対して自由回転可能に設けられ上下に回動可能
とされたアームと、アーム端部に設けられたピックアッ
プローラと、アームに設けられ、負荷トルクを介してピ
ックアップローラに回転を伝達する回転伝達機構と、回
転軸に設けられ回転伝達機構に回転を付与する回転部材
とから成る。尚、アームの下方への回動方向は回転軸の
回転方向と同方向である。
【0012】請求項2記載の発明は、上記セパレートロ
ーラに回転軸の回転方向と同方向の空回りを許容するよ
うなワンウェイクラッチを設けている。請求項3記載の
発明は、上記リタードローラをトルクリミッタを介して
上記原稿搬送方向と逆方向に積極回転する軸に設けると
ともに上記セパレートローラ及び上記回転伝達機構と回
転軸との接続を断続するクラッチを設け、更に、上記ア
ームが弾性部材によって上方に付勢され、上記負荷トル
クが該付勢力より大きくされている。
【0013】請求項4記載の発明は上記回転伝達機構に
回転を伝達する回転部材及び上記セパレートローラを各
々回転軸に対して自由回転可能に設けるとともに、一端
を回転軸に取り付け、他端をセパレートローラに取り付
けることによって回転軸の回転によって内径が狭くな
り、回転軸と同方向のセパレートローラの回転によって
内径が広くなるように設けられたコイルスプリングの内
周部によって上記回転部材を保持するスプリングクラッ
チを回転軸に設けている。
【0014】請求項5記載の発明は上記スプリングクラ
ッチが上記回転軸に対し一回転未満の自由回転を許容す
るようにされている。
【0015】
【作用】上記構成の請求項1記載の原稿分離装置によれ
ば、回転軸が回転するとセパレートローラが回転すると
ともに回転部材も回転し、回転伝達機構に回転を付与す
る。ところが、回転伝達機構には負荷トルクが付与され
ているため、回転部材の回転がピックアップローラに伝
達せずに回転伝達機構全体が回転し、それに追随してア
ームが下方に回動し原稿に接触した時点でアームの回動
が阻止され、回転軸による回転力が負荷トルクに抗する
ためピックアップローラが回転を開始して原稿をセパレ
ートローラ、リタードローラ間に移送する。また、セパ
レートローラが逆転するとアームが上方に回動し、ピッ
クアップローラが原稿から退避する。
【0016】請求項2記載の原稿分離装置によれば、セ
パレートローラの原稿搬送方向における下流側に設けら
れた搬送ローラの回転周速度がセパレートローラの回転
周速度より速い場合、原稿が搬送ローラ及びセパレート
ローラによって同時に搬送されている間、セパレートロ
ーラが原稿との間の摩擦によって回転軸の回転方向に空
回りして搬送ローラと等速度で回転する。
【0017】請求項3記載の原稿分離装置によれば、回
転軸にセパレートローラが接続して原稿搬送方向に回転
しているときは、リタードローラはトルクリミッタによ
って軸との接続が切断され、セパレートローラに従動し
て原稿搬送方向に回転する。また、回転伝達機構の負荷
トルクが弾性部材による付勢力より大きくされているた
め、回転部材が回転するとアームが下方に回動してピッ
クアップローラが原稿に接触した時点でアームの回動が
阻止され、回転軸による回転力が負荷トルクに抗してピ
ックアップローラが回転する。
【0018】そして、クラッチによってセパレートロー
ラと回転軸との接続が切断されると、リタードローラが
原稿搬送方向とは逆方向に回転するため、セパレートロ
ーラはリタードローラに従動して逆転し、原稿を逆送す
る。また、クラッチによって回転伝達機構と回転軸との
接続が切断されると、アームを下方に回動させる力が回
転軸から伝達されなくなるため、アームに加えられた付
勢力によってアームが上方に回動し、ピックアップロー
ラが原稿から離れる。
【0019】請求項4記載の原稿分離装置によれば、回
転軸が回転すると、コイルスプリングの軸に取り付けら
れた一端が回転し、コイルスプリングの内径が狭くな
る。コイルスプリングの内径が狭くなるとその内周部に
よって回転部材が保持され、回転部材が回転し、回転伝
達機構と回転軸が接続され、回転が伝達される。
【0020】また、原稿搬送方向の下流側にある搬送ロ
ーラの回転周速度がセパレートローラの回転周速度より
速い場合、原稿が搬送ローラ及びセパレートローラによ
って同時に搬送されている間、セパレートローラが原稿
との間の摩擦によって回転軸の回転方向に空回りして搬
送ローラと等周速度で回転する。その間、セパレートロ
ーラに取り付けられたコイルスプリングの一端が回転
し、コイルスプリングの内径が広くなる。コイルスプリ
ングの内径が広くなると、その内周部が回転部材を保持
しなくなり、回転軸と回転伝達機構の接続が切断され
る。
【0021】請求項5記載の原稿分離装置によるとクラ
ッチ又はスプリングクラッチが回転軸に対し一回転未満
の自由回転を許容するようにされているので、その分セ
パレートローラの自由回転も許容され、原稿がセパレー
トローラを離れ、搬送ローラに完全に移送されると、セ
パレートローラが原稿逆送方向に回転しているリタード
ローラに従動して、その許容された量だけ逆転する。こ
の際、上記回転部材とセパレートローラとが一体的にさ
れていれば、アームが上方へ回動し、ピックアップロー
ラが原稿から退避する。
【0022】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例の説明を
する。図1は本発明の一実施例である原稿分離装置を原
稿分離部に適用した原稿給送装置Fの外観を示す斜視図
である。図2は原稿給送装置Fの一部破断斜視図であ
る。図3乃至図4は原稿給送装置Fの分解斜視図であ
る。図5は原稿給送装置Fの部分拡大図である。図6乃
至図8は原稿給送装置Fの側面図である。図9は原稿給
送装置Fのギア配列を示す側面図である。図10(a)
は図9に示すギア配列の部分拡大斜視図である。図10
(b)はトルクリミッタtlの断面図である。図11は
原稿給送装置Fのローラ配置を示す断面図である。
【0023】先ず、原稿給送装置Fの全体構成の説明を
する。図1から図4に示すように、原稿給送装置Fは全
体としては略柱状であり、下部フレーム1、円筒状の原
稿ガイド部2、上部フレーム3に3分され、これらは全
て軸4によって図6乃至図8に示すように回動可能に支
持されている。また、上部フレーム3には軸5を介して
コの字型のロックレバー6が図示しないねじりバネによ
って時計方向に付勢されて回動可能に設けられる。ロッ
クレバー6の両端部にはロック溝7が設けられ、下部フ
レーム1に設けられたロックピン8と係合し、上部フレ
ーム3、原稿ガイド部2及び下部フレーム1を固定して
いる。
【0024】ロックを解除し、上部フレーム3を回動さ
せるときはロックレバー6の水平部分を持ってロックレ
バーを6上記付勢力に抗して反時計方向に回動させるこ
とによってロックレバー6とロック溝7との係合を解除
し、そのままロックレバー6を上方に引き上げることに
よって上部フレーム3を回動させる。原稿ガイド部2は
ロックレバー6によるロックを解除すれば上部フレーム
3と同様、自由に回動させることができる。また、図1
1に示すように、上部フレーム3・原稿ガイド部2材間
及び原稿ガイド部2・下部フレーム1間には原稿搬送経
路が形成される。
【0025】上記原稿搬送経路には、装置上部に設けら
れた原稿載置トレイtr1に積層状態でセットされた原
稿が原稿分離部Sによって分離されるとともに原稿が搬
送され、原稿搬送経路内に設けられた複数の搬送ローラ
によって原稿搬送経路内をUターンして、原稿排出口1
4から排出され、原稿排出口14に臨んで設けられる原
稿排出トレイtr2上に積み重ねられる。原稿載置トレ
イtr1と原稿搬送経路入口との間には透明フィルム9
が設けられ、原稿が円滑に原稿搬送経路内に移送される
ようにされている。なお、これは表面が滑らかな材料で
あれば透明フィルムでなくてもよい。
【0026】図4において、原稿搬送経路途中、下部フ
レーム1略中央部にはスキャナーガラス10が設けら
れ、このスキャナーグラス10の下方に、図示しない光
源、イメージセンサ等からなる読み取り装置が設けら
れ、原稿上の画像を読み取って電気信号である画データ
に変換する。図5に示すようにスキャナーガラス10の
両端部には突起部10bが設けられ、その突起部10b
がスキャナーガラス10両側に設けられた支持部10a
に設けられた孔10c内に挿入される。
【0027】更に突起部10bは支持部10aにビス1
0e止めされた板バネ10dを介して上方に付勢された
状態で支持される。この付勢力によって、図10に示す
ように読み取りローラr3、r4にスキャナーガラス1
0の上面が当接することによりスキャナーガラス10が
正確に位置決めされ、読み取り精度を確保している。な
お、図1乃至図4においては、原稿トレイtr1及び原
稿排出トレイtr2は省略してある。
【0028】図1乃至図3において、原稿ガイド部2の
内部には駆動源であるモータ(図示しない)が設けら
れ、側面の略中央部にはモータの駆動軸11が突出して
おり、図9に示すギア群を介して全ローラに回転力を付
与する。次に図9、図10(a)を参照してギア群の説
明をする。図9において、反時計方向に回転する駆動軸
11に設けられたギアg1に、その周囲に配設されたギ
アg2、ギアg3、ギアg4が噛み合っている。
【0029】ギアg1の図中左上方に位置するギアg2
の後方には一体的に同軸のギアg5が設けられ、ギアg
5にはその左上方に位置するギアg6が噛み合ってい
る。ギアg1の下方に位置するギアg3の後方には一体
的に同軸のギアg7が設けられ、ギアg7にはその左右
下方に設けられたギアg8、ギアg9が噛み合ってい
る。
【0030】ギアg1の右上方に設けられたギアg4に
はギアg10乃至ギアg19が接続されているが、これ
らのギア群の噛合関係を図9及び図10(a)を参照し
て説明する。図10において、ギアg4の後方には一体
的に同軸のギアg10が設けられ、ギアg10はその上
方に設けられたギアg12に噛み合っている。ギアg1
2の後方には一体的に同軸のギアg13が設けられ、更
にギアg13にはその上方に設けられたギアg19が噛
み合っている。
【0031】ギアg12にはその右方に設けられたギア
g14が噛み合い、ギアg14にはその下方に設けられ
たギアg15が噛み合っている。ギアg15の前方には
一体的に同軸のギアg16が設けられ、ギアg16には
ギアg12の前方に同軸に設けられたギアg11が噛み
合っている。なお、ギアg11、ギアg12、ギアg1
3は同軸に設けられているが、ギアg11のみが軸A2
にトルクリミッタtlを介して固定され、回転を軸A2
に伝達し、ギアg12、ギアg13は一体的に軸A2に
対し自由回転するように設けられている。また、図9に
おいて、ギアg15にはその右方に設けられたギアg1
7が噛み合い、ギアg17にはその下方に設けられたギ
アg18が噛み合っている。
【0032】ギアg11は図10(a)に示すようにト
ルクリミッタtlを介して軸A2に接続される。トルク
リミッタtlは図10(b)に示すように、ギアg11
を挟むように摩擦板18及び押さえ板17、押さえ板1
7をギアg11に対して押圧する方向に付勢されたスプ
リング19、摩擦板18と一体的に設けられ軸A2に固
定され、スプリング19を支持する軸受部18a、スプ
リング19の押さえ板17の反対側の端部が当接するフ
ランジ16から成る。上記構成のトルクリミッタtlに
より、ギアg11の回転が摩擦板18との摩擦を介して
軸A2に伝達され、その摩擦抵抗より大きなトルクが軸
A2に働くと、ギアg11と軸A2の接続は切断され
る。
【0033】上述のような噛合関係において、ギアg1
がモータの駆動軸11の回転によって反時計方向に回転
すると、ギアg2、ギアg5を介してギアg6が反時計
方向に回転する(図9参照)。また、ギアg3、ギアg
7を介して、ギアg8、ギアg9が反時計方向に回転す
る。更に、ギアg4、ギアg10、ギアg12、ギアg
13を介してギアg19が時計方向に回転する(図10
参照)。ギアg19の回転によって後述するセパレート
ローラSrを支持する回転軸A1が積極回転する。
【0034】更に、ギアg1の回転はギアg4、ギアg
10、ギアg12、ギアg14、ギアg15、ギアg1
6を介してギアg11に伝達され、ギアg11は時計方
向に回転する(図10参照)。ギアg11の回転によっ
て、トルクリミッタtlを介して、後述するリタードロ
ーラRrを支持する軸A2が回転する。また、ギアg1
5の回転はギアg17を介してギアg18に伝達され、
ギアg18は反時計方向に回転する(図9参照)。な
お、ギアg6、ギアg8、ギアg9、ギアg18は等周
速度で回転し、等周速度で回転するギアg11、ギアg
19の回転周速度よりも速い。
【0035】上記のギア群の回転によって原稿搬送用の
ローラ群が回転する。以下のローラ群について図9乃至
図11を参照して説明する。図11において、右上方か
ら原稿搬送方向に沿って、ピックアップローラPr、互
いに圧接されたセパレートローラSr・リタードローラ
Rr、互いに圧接された搬送ローラr1・r2、スキャ
ナーガラス10に圧接された読み取りローラr3・r
4、互いに圧接された搬送ローラr5・r6が設けられ
る。搬送ローラr1、r5、はそれぞれ、図9における
ギアg6、ギアg18の回転により、反時計方向即ち原
稿搬送方向に積極回転し、搬送ローラr1、r5の積極
回転に従動して搬送ローラr2、r6が時計方向即ち原
稿搬送方向に回転する。
【0036】読み取りローラr3、r4はそれぞれ、ギ
アg8、ギアg9の回転により反時計方向即ち原稿搬送
方向に積極回転する。ギアg19の回転によりセパレー
トローラSrを支持する回転軸A1が時計方向即ち原稿
搬送方向に積極回転する。ギアg11の回転により、リ
タードローラRrを支持する軸A2が時計方向即ち原稿
逆送方向に回転する。なお、リタードローラRrはトル
クリミッタtlを介して軸A2に取り付けられている。
【0037】本実施例においてはリタードローラRrと
軸A2とは摩擦部材による摩擦抵抗によって接続されて
いる。従って、その摩擦抵抗より大きいトルクが加えら
れると、軸A2とリタードローラRrの接続が切断され
る。ピックアップローラPrは後述するように回転軸A
1からギアを介して回転を伝達され、時計方向に回転す
る。
【0038】また、読み取りローラr3・r4がスキャ
ナーガラス10に圧接されていることにより、スキャナ
ーガラス10上を搬送される際に原稿がスキャナーガラ
ス10上面に密着した状態で搬送され、原稿がばたつか
ず、読み取り画像が安定する。
【0039】以下図12乃至19を参照して原稿給送装
置Fにおける本発明の実施例である原稿分離部Sの説明
をする。図12は原稿分離部Sの要部の外観を示す斜視
図である。図13は原稿分離部Sの要部断面図である。
図14乃至図19は原稿分離部Sの原稿分離動作を示す
断面略図である。図12、図13において、回転軸A1
に対し自由回転可能にアームAm、ギアg20が設けら
れている。ギアg20には一体的に円筒状の回転部材1
2が設けられている。
【0040】回転部材12は回転軸A1に対し自由回転
可能とされ、更に回転部材12の外側に回転部材12に
対して自由回転可能にセパレートローラSrが設けら
れ、アームAm、ギアg20、セパレートローラSrの
三者がそれぞれ回転軸A1に対し自由回転可能とされて
いる。なお、アームAmはスプリング21によって反時
計方向即ち上方に付勢されており、常時は上方に回動し
原稿から退避した状態で静止している。
【0041】セパレートローラSrの図中右側にはスプ
リングクラッチ11が設けられる。スプリングクラッチ
11は回転軸A1に設けられた円筒状のクラッチ支持部
材11a、クラッチ支持部材11aに一端を固定された
コイルスプリング11b、セパレートローラSrと一体
的に設けられ、コイルスプリング11bの他端に固定さ
れたセパレートローラ支持部材11c、回転部材12に
一体的に設けられコイルスプリング11bの内周側に位
置するクラッチ部11dから構成される。
【0042】クラッチ支持部材11aには回転軸A1外
周面まで導通した長孔14が設けられ、その長孔14に
回転軸A1外周面に設けられた突起部15が挿通してい
る。このような構成によって、突起部15は長孔14の
長手方向における長孔14内の一端面に当接した状態か
ら他端面に当接した状態までの位置変動を許容されてお
り、それによって、クラッチ支持部材11aは突起部1
5の長孔14内の位置変動に対応する回転軸A1に対す
る自由回転を許容されている。
【0043】コイルスプリング11bの巻き方向はクラ
ッチ支持部材11aの原稿搬送方向の回転によって内径
が狭くなり、セパレートローラSrの回転即ちセパレー
トローラ支持部材11cの原稿搬送方向の回転によって
内径が広くなるような方向にされている。また、クラッ
チ部11dの外径はコイルスプリング11bが外力を加
えられない状態の内径より小さい。
【0044】従って、回転軸A1の回転によってクラッ
チ支持部材11aが回転してコイルスプリング11bの
内径が狭くなりコイルスプリング11bの内周面によっ
て回転部材12のクラッチ部11dが保持されると回転
軸A1の回転が回転部材12に伝達されギアg20が回
転する。
【0045】セパレートローラSrの下方には、上述の
ようにセパレートローラSrと圧接してリタードローラ
Rrが軸A2にトルクリミッタtlを介して設けられ
る。原稿が両ローラ間に移送されていない状態では、セ
パレートローラSrの回転によるトルクがリタードロー
ラRrに働き、上述のトルクリミッタtlの作用により
軸A2とリタードローラRrとの接続が切断され、リタ
ードローラRrはセパレートローラSrに従動して反時
計方向即ち原稿搬送方向に回転するようにされている。
【0046】尚、回転軸A1は可撓性素材から成り、図
2に示すように上部フレーム3に固定された板バネ20
によってバネ受け23を介して下方に付勢され回転軸A
1が若干撓むことによって、セパレートローラSrがリ
タードローラRrに圧接されている。これによって、積
極回転するローラに圧接機構を設けるに当たって複雑な
回転伝達機構を不要とすることができる。
【0047】アームAmにはギアg21、ギアg22が
設けられ、ギアg20をアームAmの端部に設けられた
ピックアップローラPrに伝達する。なお、ギアg2
1、ギアg22の一方には、ギアと軸との間に適当な摩
擦抵抗を付与するなどして、負荷トルクが与えられ、一
定の回転力が与えられるまで回転しないようにされてい
る。また、ピックアップローラPrに回転を付与するギ
アg22とピックアップローラPrとの間にはスプリン
グクラッチ13が設けられている。
【0048】即ち、両者は軸A3を介して互いに自由回
転可能にされ、コイルスプリング13aによって接続さ
れている。コイルスプリング13aはギアg22の原稿
搬送方向の回転によって内径が狭くなりギアg22の回
転をピックアップローラPrに伝達し、ピックアップロ
ーラPrの原稿搬送方向の回転によって内径が広くな
り、ギアg22とピックアップローラPrとの接続を切
断するように設けられている。
【0049】次に図14乃至図19を参照して上記構成
の原稿分離部Sの原稿分離動作を説明する。図14は原
稿Dが原稿載置トレイtr1にセットされ、原稿分離動
作が開始された状態であり、モータが回転を開始し、そ
の回転によって、搬送ローラr1、r2、r5、r6、
読み取りローラr3、r4が原稿搬送方向に、軸A2及
びリタードローラRrが原稿逆送方向に回転するととも
に回転軸A1が回転し、クラッチ支持部材11aが時計
方向に回転する。
【0050】この際、回転軸A1に設けられた突起部1
5はクラッチ支持部材11aの長孔14の回転軸A1回
転方向における下流側端面に当接している。クラッチ支
持部材11aが回転し、コイルスプリング11bの内径
が狭くなると、コイルスプリング11b内周部によって
回転部材12のクラッチ部11dが保持され、セパレー
トローラSr及びギアg20が原稿搬送方向の回転を開
始する。
【0051】図15において、セパレートローラSrが
回転を開始すると、上述のようにトルクリミッタtlの
作用により、軸A2との接続が切断され、リタードロー
ラRrはセパレートローラSrに従動して、原稿搬送方
向に回転する。ギアg20が回転すると、ギアg20に
接続されたギアg21、ギアg22に回転が伝達される
が、上述のようにギアg21、ギアg22の一方は負荷
トルクが与えられ、上記スプリングによる上方への付勢
力よりも負荷トルクが大きくされているので、ギアg2
1、ギアg22は回転せず、アームAm全体に時計方向
の回転力が回転軸A1から付与され、アームAmが時計
方向即ち下方に回動する。
【0052】図16において、アームAmが下方に回動
して、ピックアップローラPrが積層状態の原稿Dの最
上位のものに接触すると、アームAmの回動が阻止さ
れ、回転軸A1からの回転力が上記負荷トルクよりも大
きくなった時点でギアg21及びギアg22が回転を開
始し、ピックアップローラPrが原稿Dに圧接した状態
で回転を開始する。ピックアップローラPrが回転する
と原稿DがセパレートローラSrの方へ移送される。
【0053】図17において、原稿Dがセパレートロー
ラSrとリタードローラRrの間に移送されると、セパ
レートローラSrの回転によって原稿Dが下流へ搬送さ
れる。この際、リタードローラRrにはセパレートロー
ラSrからトルクは付与されないが、トルクリミッタt
lによる摩擦を介した軸A2の回転による逆送方向の回
転力と、セパレートローラSrによって搬送される原稿
Dとの摩擦による搬送方向の回転力が付与される。上記
2つの回転力は均衡し、軸A2とリタードローラRrの
間、及びリタードローラRrと搬送される原稿Dとの間
にはすべりが生じ、リタードローラRr自体は回転しな
い。
【0054】図18において、ピックアップローラP
r、セパレートローラSr及びリタードローラRrによ
って分離された原稿Dは下流側にある搬送ローラr1、
r2間に移送される。実施例原稿給送装置Fが適用され
る読み取り装置は読み取られた画データをページ毎に区
切る必要があるため、先に搬送された原稿Dの終端と次
に搬送される原稿Dの始端との間の切れ目を大きくし
て、1枚の原稿Dの境界を明確にする必要がある。その
ため、搬送ローラr1、r2、r5、r6及び読み取り
ローラr3、r4はセパレートローラSrよりも回転速
度が速くされている。
【0055】従って、原稿Dが搬送ローラr1、r2と
セパレートローラSrによって同時に搬送されている間
はセパレートローラSrが原稿Dとの間の摩擦によって
搬送方向に搬送ローラr1、r2と等速度で回転され
る。即ち、回転軸A1の回転速度よりも速い速度でセパ
レートローラSrが回転軸A1と同方向に回転するた
め、回転軸A1との相対関係では、セパレートローラS
rは原稿搬送方向に空転することになる。
【0056】そのため、クラッチ支持部材11aが回転
軸A1に対して、原稿搬送方向に回転し、回転軸A1に
設けられた突起部15がクラッチ支持部材11aの長孔
14内を移動し、原稿搬送方向上流側の端面に当接す
る。引き続いてセパレートローラSrの原稿搬送方向へ
の回転によってコイルスプリング11bの内径が大きく
なり、コイルスプリング11b内周面は回転部材12の
クラッチ部11dを保持しなくなる。
【0057】従って、アームAmと回転軸A1との接続
が切れ、アームAmは上方に付勢するスプリングの付勢
力によって上方に回動し、ピックアップローラPrが原
稿面から離れる。ピックアップローラPrを退避させる
ことによって、ピックアップローラPrが原稿面に接触
して搬送ローラr1、r2による搬送に対して余分な抵
抗となるのを防いでいる。
【0058】また、上述のようにピックアップローラP
rはスプリングクラッチ11を介してギアg22と接続
されているため、原稿Dが搬送ローラr1、r2間に移
送され、速い速度で搬送され始めてからアームAmが上
方へ回動して原稿D面から離れるまでの間、搬送される
原稿Dとの間の摩擦により搬送ローラr1、r2と等速
度で原稿搬送方向に空転する。
【0059】図19において、原稿Dの終端がセパレー
トローラSrを離れて、搬送ローラr1、r2の方へ移
送されると、セパレートローラSrは再びリタードロー
ラRrと接触する。この時、セパレートローラSrは上
述のように原稿搬送方向に空転させられており、コイル
スプリング11bの内径が広がった状態即ちスプリング
が緩んだ状態にあり、回転軸A1の回転はセパレートロ
ーラSrには伝達されず、セパレートローラSrは原稿
逆送方向の回転を許容された状態にある。
【0060】従って、セパレートローラSrはリタード
ローラRrの原稿逆送方向の回転に従動して回転する。
この逆転によって、前の原稿Dを搬送ローラまで移送し
た直後にセパレートローラSrの直前まで次の原稿D’
がきていても、次の原稿D’を逆送するため、正確に原
稿Dを一枚ずつ分離することができる。また、原稿Dの
切れ目を十分に長くすることができるため、ページ毎に
画データを処理する必要があるファクシミリ装置の読み
取り部に原稿Dを給送するのに好適である。
【0061】上述のようにセパレートローラSrがリタ
ードローラRrに従動して逆転するとコイルスプリング
11bの内径が小さくなるとともにクラッチ支持部材1
1aが原稿逆送方向に回転し、回転軸A1の突起部15
が長孔14内を移動して再び原稿搬送方向下流側端面に
当接する。従って、回転軸A1の回転力が再びセパレー
トローラSr及びギアg20に伝達され、上述の動作を
繰り返す。
【0062】なお、本発明の原稿分離装置は原稿をUタ
ーンさせて読み取り部に給送する原稿給送装置に好適で
あるが、最上位の原稿から給送するものであれば、Uタ
ーンさせて読み取り部に給送するものに限定されない。
更に以下のような変更例も可能である。
【0063】(1)クラッチ機構を設けずに回転軸に直
接セパレートローラ、回転部材を設け、回転軸の回転を
負荷トルクを付与した回転伝達機構を介してピックアッ
プローラに伝達するようにし、回転軸の正転及び逆転に
応じてアームが上下に回動するような構成にする。本変
更例においては、回転軸の正転及び逆転を制御する機構
が必要となる。
【0064】(2)セパレートローラと回転部材を一体
的に回転するようにし、両者と回転軸との間にスプリン
グクラッチ機構を設ける。この場合、クラッチによって
回転軸とセパレートローラ及び回転部材との接続が切断
されると、リタードローラに従動してセパレートローラ
及び回転部材が逆転し、原稿を逆送するとともにアーム
が上方へ回動する。
【0065】
【発明の効果】上述のように、本発明の原稿分離装置に
よれば、従来のようにアームAmによるピックアップロ
ーラPrの上下動をソレノイドを用いて制御する必要が
なく、機械的な構成で行えるため、構造が簡単になり、
製造コストが大幅に低減する。また、原稿終端がセパレ
ートローラから離れると、セパレートローラが逆転し、
次の原稿がセパレートローラに達していても逆送するた
め、正確に分離動作を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である原稿分離装置を原稿分
離部に適用した原稿給送装置Fの斜視図である。
【図2】原稿給送装置Fの一部破断斜視図である。
【図3】原稿給送装置Fの原稿ガイド部及び下部フレー
ムの斜視図である。
【図4】原稿給送装置Fの下部フレームの斜視図であ
る。
【図5】原稿給送装置Fの部分拡大図である。
【図6】原稿給送装置Fの側面図である。
【図7】原稿給送装置Fの上部フレームを回動させた状
態の側面図である。
【図8】原稿給送装置Fの上部フレーム及び原稿ガイド
部を回動させた状態の側面図である。
【図9】原稿給送装置Fのギア群の配列を示す側面図で
ある。
【図10】原稿給送装置Fのギア群の配列を示す斜視図
である。
【図11】原稿給送装置Fのローラ群の配列を示す側断
面図である。
【図12】原稿給送装置Fの原稿分離部Sの斜視図であ
る。
【図13】原稿分離部Sの断面図である。
【図14】原稿分離部Sの原稿分離動作を示す断面略図
である。
【図15】原稿分離部Sの原稿分離動作を示す断面略図
である。
【図16】原稿分離部Sの原稿分離動作を示す断面略図
である。
【図17】原稿分離部Sの原稿分離動作を示す断面略図
である。
【図18】原稿分離部Sの原稿分離動作を示す断面略図
である。
【図19】原稿分離部Sの原稿分離動作を示す断面略図
である。
【図20】従来の原稿分離装置を示す断面略図である。
【符号の説明】
Sr セパレートローラ Rr リタードローラ Pr ピックアップローラ 11 スプリングクラッチ 11a クラッチ支持部材 11b コイルスプリング 11c セパレートローラ支持部 11d クラッチ部 12 回転部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿搬送方向に積極回転する回転軸と、
    回転軸に設けられたセパレートローラと、セパレートロ
    ーラの下方に圧接されたリタードローラと、回転軸に対
    して上下に回動可能とされたアームと、アーム端部に設
    けられたピックアップローラと、アームに設けられ、負
    荷トルクを介してピックアップローラに回転軸の回転を
    伝達する回転伝達機構とから成る原稿分離装置。
  2. 【請求項2】 上記セパレートローラに回転軸の回転方
    向と同方向の空回りを許容するようなワンウェイクラッ
    チを設けた請求項1記載の原稿分離装置。
  3. 【請求項3】 上記リタードローラをトルクリミッタを
    介して上記原稿搬送方向と逆方向に積極回転する軸に設
    けるとともに、上記セパレートローラ及び上記回転伝達
    機構と上記回転軸との接続を断続するクラッチを設け、
    更に、上記アームを弾性部材によって上方に付勢し、上
    記負荷トルクを該付勢力よりも大きくした請求項1記載
    の原稿分離装置。
  4. 【請求項4】 上記回転伝達機構に回転を伝達する回転
    部材、及び上記セパレートローラを各々回転軸に対して
    自由回転可能に設けるとともに、一端を回転軸に取り付
    け、他端をセパレートローラに取り付けることによって
    回転軸の回転によって内径が狭くなり、回転軸と同方向
    のセパレートローラの回転によって内径が広くなるよう
    に設けられたコイルスプリングの内周部によって上記回
    転部材を保持するスプリングクラッチを回転軸に設けた
    請求項3記載の原稿分離装置。
  5. 【請求項5】 上記スプリングクラッチが上記回転軸に
    対し一回転未満の自由回転を許容するようにされている
    請求項4記載の原稿分離装置。
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