JP2000211753A - シ―ト供給装置及び該装置を備えた画像形成装置 - Google Patents

シ―ト供給装置及び該装置を備えた画像形成装置

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JP2000211753A
JP2000211753A JP11012150A JP1215099A JP2000211753A JP 2000211753 A JP2000211753 A JP 2000211753A JP 11012150 A JP11012150 A JP 11012150A JP 1215099 A JP1215099 A JP 1215099A JP 2000211753 A JP2000211753 A JP 2000211753A
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JP
Japan
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sheet
roller
pair
sheet feeding
sheets
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JP11012150A
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English (en)
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Toshinori Iwasaki
寿紀 岩崎
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シート供給装置において、シートの束搬送を
防止する。 【解決手段】 シート供給装置50は、シート積載手段
53に積載されたシートSをシート積載手段から給送す
るシート給送手段55と、シート給送手段とシートとを
接離させる接離手段81と、シート給送手段の下流側に
配設されシート積載手段から搬送されてきたシートを1
枚ずつ分離して搬送する1対の回転体56,57と、1
対の回転体の間において、シートの先端を検知するシー
ト検知手段54,58と、シート検知手段がシートを検
知したとき、シート給送手段とシートとが離間するよう
に接離手段を制御する制御手段97とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シートを供給する
シート供給装置と、このシート供給装置を備えてシート
供給装置から送られてくるシートに画像を形成する画像
形成装置とに関する。
【0002】
【従来の技術】図7乃至図9に基づいて、従来のシート
供給装置1を説明する。
【0003】このシート供給装置1は、図7の左側に設
置されている不図示の画像形成装置にシートSを供給す
るようになっている。
【0004】なお、シートには、普通紙、普通紙の代用
品である厚みの薄い樹脂製のシート、葉書、ボール紙、
封書、プラスチック製の薄板等がある。
【0005】図7に示すように、シート供給装置1は、
図示しない積載台上に複数枚のシートSが積み重ねられ
て収納されたシート収納装置3から最上位のシートSを
1枚ずつ給送するピックアップローラ5と、このピック
アップローラ5によりシート収納装置3から給送された
シートSを図示しない画像形成装置本体内(図示矢印b
方向)へ搬送するフィードローラ6と、このフィードロ
ーラ6に対向して配置されて、シート収納装置3から複
数枚のシートSが送られてきたとき、シートをシート搬
送方向の上流側へ搬送する方向に回転してシートSを1
枚に分離するリタードローラ7と、画像形成装置本体の
手前に配置された搬送ローラ対9,9とを具備してい
る。
【0006】ピックアップローラ5を軸支するピックア
ップローラ軸14は、フィードローラ6を軸支するフィ
ードローラ軸15を回動中心とする揺動板29に回転可
能に支持されている。揺動板29は、ソレノイド31の
吸引部に設けられたレバー30により回動するようにな
っている。ピックアップローラ5は、シート収納装置3
に積み重ねられて収納された複数枚のシートSに対し
て、ソレノイドOFF(非通電状態)時に自重で接し、
ソレノイドON(通電状態)時に離間させられる。
【0007】ピックアップローラ5、ならびにフィード
ローラ6およびリタードローラ7との間のシート通過領
域10にはガイド11が配設されている。なお、以下、
フィードローラ6およびリタードローラ7の両方を「シ
ート分離搬送ローラ対」と称し、符号を「6,7」とす
る。
【0008】シート分離搬送ローラ対6,7と、搬送ロ
ーラ対9,9との間にガイド12が配設されている。さ
らに、搬送ローラ対9,9と不図示の画像形成装置本体
との間にもガイド12が配設されている。それぞれ、ガ
イド11,12,12はシートSを案内するようになっ
ている。
【0009】さらに、シート分離搬送ローラ対6,7
と、搬送ローラ対9,9との間にシート検知センサー4
が配設され、シート通過領域12を挟んで対向する位置
に反射板8が配置されている。シート検知センサー4
は、LEDにより発光する不図示の発光部と、反射板8
により反射された光を受光する不図示の受光部とで構成
され、シートSによって遮光されることで受光部の受光
量が減り、シートの到達を検知するようになっている。
【0010】ピックアップローラ5と、シート分離搬送
ローラ対6,7とは、図8、図9に示す駆動力伝達装置
13によって駆動されるようになっている。
【0011】図8に示すように、駆動力伝達装置13に
は、ピックアップローラ軸14と、フィードローラ6が
軸支されるフィードローラ軸15とが略平行に配列され
ている。さらに、フィードローラ軸15の端部には、図
示しない画像形成装置本体のメイン駆動手段から駆動入
力ベルト21を介して伝達された駆動力をフィードロー
ラ軸15に伝達する電位クラッチ22が設けられてい
る。
【0012】また、ピックアップローラ軸14とフィー
ドローラ軸15とには、ピックアッププーリ対26,2
6が設けられ、ピックアッププーリ対26,26に掛け
渡されたピックアップ駆動ベルト27によって、フィー
ドローラ軸15に伝達された回転駆動力がピックアップ
ローラ軸14に伝達されるようになっている。
【0013】図9に示すように、駆動力伝達装置13に
は、フィードローラ軸15、ならびにリタードローラ7
を軸支するリタードローラ軸16およびこのリタードロ
ーラ軸16に連結されたリタードローラ駆動軸17とが
略平行に配設されている。
【0014】リタードローラ軸16は、図示しない揺動
自在な支持部材に支持されてフィードローラ軸15に対
して平行に接離可能となっている。リタードローラ軸1
6とリタードローラ駆動軸17との間にはカップリング
19およびトルクリミッタ20が接続されている。
【0015】また、フィードローラ軸15とリタードロ
ーラ駆動軸17とに設けられたリタードプーリ対24,
24には、リタード駆動ベルト23が巻き掛けられてい
る。
【0016】なお、カップリング19は、リタードロー
ラ7が変位しても、駆動力をリタードローラ駆動軸17
からリタードローラ軸16に伝達できるようにする継手
である。
【0017】駆動力伝達装置13によるピックアップロ
ーラ5、シート分離搬送ローラ対6,7の駆動について
説明する。
【0018】図示しない画像形成装置本体のメイン駆動
手段から与えられた回転駆動力は、駆動入力ベルト21
に伝達され、シート給送タイミングに応じてON−OF
F制御される電磁クラッチ22のアマチュア部に設けら
れたプーリ25に入力される。
【0019】ここで、電磁クラッチ22のロータ部と一
体に回転するフィードローラ軸15とピックアップロー
ラ軸14が、ピックアップ駆動ベルト27によって連結
され、また、フィードローラ軸15、ならびにリタード
ローラ駆動軸17およびリタードローラ軸16が、リタ
ード駆動ベルト23によって連結されているため、ピッ
クアップローラ軸14、フィードローラ軸15、ならび
にリタードローラ軸16およびリタードローラ駆動軸1
7は、シート給送タイミングON時に、同方向に回転す
る。また、ピックアップローラ5とフィードローラ6と
リタードローラ7は、同期して回転駆動される。
【0020】駆動力伝達装置13により、シートSをシ
ート搬送方向(図7乃至図9に示す矢印b方向)に1枚
ずつ送る際、リタードローラ7は、フィードローラ6お
よびシートSとの間の摩擦力によりトルクリミッタ20
が空転して、リタードローラ駆動軸17の駆動回転方向
と逆方向(図7中、矢印c方向)に回転する。
【0021】また、シートSが複数枚給送された際は、
リタードローラ7とシートSとの間の摩擦力に対して、
複数枚のシートS間の摩擦力が小さいことからトルクリ
ミッタ20は空転しない。このため、リタードローラ7
はリタードローラ駆動軸17の回転駆動方向と同方向
(図7中、矢印a方向)に回転する。これにより、複数
枚送られたシートSの内、矢印a方向に回転するフィー
ドローラ6側すなわち最上位のシートSとそれ以外のシ
ートSとが分離され、画像形成装置本体内へのシートS
の重送が防止される。
【0022】次に、シート供給動作を説明する。
【0023】画像形成装置本体からのシート供給開始信
号により電磁クラッチ22がON(通電状態)され、図
7において矢印aに回転するピックアップローラ5によ
ってシートSが搬送される。
【0024】次に、シート分離搬送ローラ対6,7と、
搬送ローラ対9,9との間に配置されたシート検知セン
サー4は、フィードローラ6とリタードローラ7との間
をシートSの先端が通過したか否かを検知する。
【0025】シート検知センサー4が、フィードローラ
6とリタードローラ7との間をシートの先端が通過した
ことを検知した時点で、ソレノイド31は、ON(通電
状態)され、ピックアップローラ5をシートSから離間
させる。その後、搬送ローラ対9,9より搬送方向下流
にシートSの先端が搬送されると、電磁クラッチ22が
OFF(非通電状態)になる。また、シート検知センサ
ー4が、シートSの後端が通過したことを検知すると、
ソレノイド31がOFF(非通電状態)され、ピックア
ップローラ5はシートSに接し、次のシート供給動作に
備える。
【0026】シートは互いに逆方向a,bに回転する搬
送ローラ対9,9によって搬送される。
【0027】なお、シート検知センサー4を上記構成の
位置に設置することなく、フィードローラ6とリタード
ローラ7の接触部位にシートの先端が到達する計算上の
時間と、フィードローラ6とリタードローラ7とからシ
ートの後端が抜ける計算上の時間とからタイマーにより
ソレノイド31をON−OFFさせてもよい。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のシート供給装置に、以下の課題があった。なお、以
下、シート収納装置3からリタードローラ7までシート
Sが複数枚送られる現象を「束搬送」、リタードローラ
7で分離しきれずに画像形成装置本体内へ複数枚のシー
トSが送られる現象を「重送」と称する。
【0029】通常使用されるシートSの中には、同一種
類のシートであってもシート間の摩擦係数にばらつきが
ある。また、ユーザーによっては異なる種類のシートを
混在させてシート収納装置3の積載台上に積載すること
がある。この場合においても、シート間の摩擦係数にば
らつきがある。
【0030】このように、シート間に摩擦係数のばらつ
きがあると、図10に示すように、シート収納装置3内
に積載された複数枚のシートSの内、シートNo.3と
その直下のシートS間の摩擦係数μPP3がその周辺の
シートS間の摩擦係数に比べて著しく小さい場合は、図
10に示すような束搬送が発生する(図10では3枚の
シートSが束になっている)。
【0031】さらに、束搬送されたシートSは、フィー
ドローラ6とリタードローラ7の接触部位(ニップ)ま
で搬送され、リタードローラ7により分離されながら画
像形成装置本体内へ搬送される。
【0032】しかし、束搬送されたシートSは、フィー
ドローラ6とリタードローラ7のニップ部を過ぎ搬送方
向下流のシート検知センサー4に到達するまでの間、ピ
ックアップローラ5が接しているため、ピックローラ5
により発生する荷重Wが加わっている。
【0033】したがって、シート供給装置1は、シート
検知センサー4まで束搬送する可能性が高くなる。
【0034】この間、リタードローラ7がシートを戻そ
うとしても、ピックローラ5により発生する荷重Wによ
りシート間の摩擦力が増大し、シートNO.3をとどめ
るだけでシートNO.2は、シートNO.1に引きずら
れて、所定の距離だけ装置内に送り込まれことがある。
そしてシートNO.2がシートNO.1とともに、搬送
ローラ対9,9に突入してしまうと、結果として重送と
なる。
【0035】次に、シート給送開始信号により電磁クラ
ッチ22がONされた時、既に、シート検知センサー4
に束搬送されたシートSが到達しているが、ソレノイド
31がOFFのため、ソレノイドがONするまでの間、
ピックアップローラ5はシートSに当接した状態で回転
している。
【0036】したがって、ピックローラ5により発生す
る荷重Wにより、さらにシートは束搬送される可能性が
高くなる。また、シート間の摩擦力が増大する。この結
果、リタードローラ7は、シートNo.3をとどめるだ
けでシートNO.2までとどめることができない。この
結果、シートNO.2は、シートNO.1に引きずられ
て、所定の距離だけ装置内に送り込まれる。そして、シ
ートNO.2が搬送ローラ対9,9に突入し、結果とし
て重送となる。
【0037】また、画像形成装置は、上記のシート供給
装置を備えていると、シートが重送されてくるので、シ
ート詰まりが生じたり、シートに画像を確実に形成する
ことができないことがある。
【0038】(目的)本発明は、シートの束搬送を防止
したシート供給装置と、この装置を備えた画像形成装置
とを提供することを目的とする。
【0039】
【課題を解決するための手段】本発明のシート供給装置
は、シート積載手段に積載されたシートを該シート積載
手段から給送するシート給送手段と、前記シート給送手
段と前記シートとを接離させる接離手段と、前記シート
給送手段の下流側に配設され前記シート積載手段から搬
送されてきたシートを1枚ずつ分離して搬送する1対の
回転体と、前記1対の回転体同士が接触する部分に前記
シートの先端が進入したことを検知するシート検知手段
と、前記シート検知手段が前記シートを検知したとき、
前記シート給送手段と前記シートとが離間するように前
記接離手段を制御する制御手段と、を備えたことを特徴
としている。
【0040】上記シート供給装置において、1対の回転
体の接触部位(ニップ)にシートの先端が到達すると、
シート検知手段がシートの先端を検知して、制御手段が
接離手段を制御して、シート給送手段をシートから離間
させる。これによって、接触部位の下流まで束搬送が防
止され、且つシート積載手段上のシート同士間の摩擦力
が減少し、1対の回転体に束搬送されてきたシートがあ
る場合には、1対の回転体の一方は束搬送されてきたシ
ート同士を分離して戻しやすい状態になる。さらに、1
対の回転体の接触部位内にシートの先端が存在する場合
には、シートNO.3をとどめるだけでシートNO.2
が、シートNO.1に引きずられても1対の回転体の一
方の回転体とシートNO.2が直ちに接触し重送を防止
することができる。
【0041】本発明のシート供給装置は、前記シート検
知手段が、前記シートに接触しないで前記シートの先端
を検知する被接触センサであることを特徴としている。
【0042】本発明のシート供給装置は、前記シート検
知手段が、前記シートに接触して、前記シートの搬送方
向に回動可能なシート検知片を有することを特徴として
いる。
【0043】本発明のシート供給装置は、前記制御手段
が、シートの給送開始時に、前記シート検知手段が前記
シートを検知したとき、前記接離手段を制御して前記シ
ート給送手段と前記シートとを離間させた後に、前記1
対の回転体を始動制御することを特徴としている。
【0044】上記シート供給装置において、シートの給
送開始時に、まずシート検知手段が1対の回転体間にシ
ートが有るか無いかを確認し、既に、シートが到達して
いることをシート検知手段が検知した場合、制御手段が
シート給送手段とシートとを離間させることで、シート
が束搬送されていても、シート給送手段がシートSに当
接した状態でシートを給送させることがない。従って、
さらに、束搬送される可能性が低くなる。また、シート
同士間の摩擦力が減少し、1対の回転体の一方の回転体
が、シートSを戻しやすい状態に速やかに移行すること
ができる。
【0045】本発明のシート供給装置は、前記1対の回
転体の少なくとも一方の回転体がシートの幅方向に複数
に配列され、前記シート検知手段が該複数の回転体の間
に配設されていることを特徴としている。
【0046】上記シート供給装置は、シートの幅方向の
中間を検知するため、シートが斜めになって搬送されて
いる場合でも、シートの平均的な位置を検知することが
できる。特に、シート検知手段がシート検知片を有して
いる場合、シート検知片がシートの幅方向の中間に接触
するため、シートのスキュー(曲がり)を防止できる。
【0047】本発明のシート供給装置は、前記1対の回
転体の一方の回転体が、シート搬送方向に回転するフィ
ードローラであり、他方の回転体が、前記シートが1枚
のときシート搬送方向に回転し、前記シートが束状に搬
送されてきたとき前記シート搬送方向と逆方向に回転す
るリバースローラであり、該1対のローラの接触部位
の、前記シート搬送方向の幅を、前記シート検知手段の
検知位置の誤差の範囲より広くしたことを特徴としてい
る。
【0048】上記シート供給装置において、フィードロ
ーラとリバースローラの接触部位(ニップ)の幅を、シ
ート検知手段の検知位置の誤差の範囲より広くしてある
ため、シート検知手段は、フィードローラとリバースロ
ーラとの接触部位内にあるシートの先端を確実に検知で
きる。これによって、シート供給装置は、シートの重送
を確実に防止する。
【0049】本発明のシート供給装置は、前記フィード
ローラと前記リバースローラとの少なくとも一方のロー
ラが、発泡ゴム製であることを特徴としている。
【0050】上記シート供給装置において、フィードロ
ーラとリバースローラとの両方または一方が発泡ゴム製
であると、接触部位の、シート搬送方向の幅が広がる。
シート検知手段の検知位置の誤差の範囲が同一である場
合、シートの先端を確実に検知できる。これによって、
シート供給装置は、シートの重送を確実に防止する。ま
た、シート検知手段の検知位置の誤差の範囲の広い精度
の低いシート検知手段であっても、シートの重送が確実
に防止される。
【0051】本発明のシート供給装置は、前記1対の回
転体の一方の回転体がローラであり、他方の回転体がベ
ルトであり、前記ローラと前記ベルトの一方が、シート
搬送方向に回転し、他方が、前記シートが1枚のときシ
ート搬送方向に回転し、前記シートが束状に搬送されて
きたとき前記シート搬送方向と逆方向に回転し、前記ロ
ーラとベルトとの接触部位の、前記シート搬送方向の幅
を、前記シート検知手段の検知位置の誤差の範囲より広
くしたことを特徴としている。
【0052】上記シート供給装置において、ローラとベ
ルトとの接触部位にシートの先端が到達すると、シート
検知手段がシートの先端を検知して、制御手段が接離手
段を制御して、シート給送手段をシートから離間させ
る。これによって、接触部位の下流まで束搬送が防止さ
れ、且つシート積載手段上のシート同士間の摩擦力が減
少し、1対の回転体に束搬送されてきたシートがある場
合には、1対の回転体の一方は束搬送されてきたシート
同士を分離して戻しやすい状態になる。さらに、1対の
回転体の接触部位内にシートの先端が存在する場合に
は、シートNO.3をとどめるだけでシートNO.2
が、シートNO.1に引きずられても1対の回転体の一
方の回転体とシートNO.2が直ちに接触し重送を防止
する。
【0053】また、1対の回転体の一方の回転体がロー
ラであり、他方の回転体がベルトであると、接触部位の
搬送方向の幅が広がり、重送が確実に防止される。
【0054】本発明のシート供給装置は、前記ローラが
発泡ゴム製であることを特徴としている。
【0055】上記シート供給装置において、ローラが発
泡ゴム製であると、ローラとベルトとの接触部位の、シ
ート搬送方向の幅が広がる。シート検知手段の検知位置
の誤差の範囲が同一である場合、シートの先端を確実に
検知できる。これによって、シート供給装置は、シート
の重送を確実に防止する。また、シート検知手段の検知
位置の誤差の範囲の広い精度の低いシート検知手段であ
っても、シートの重送が確実に防止される。
【0056】本発明の画像形成装置は、上記いずれか1
つのシート供給装置と、該シート供給装置から送られて
きたシートに画像を形成する画像形成手段と、を備えた
ことを特徴としている。
【0057】
【発明の実施の形態】本発明のシート供給装置の実施の
形態を図1乃至図6に基づいて説明する。
【0058】シート供給装置50は図6に示す画像形成
装置の本体(図1の左側に配置されている)である複写
機200の本体201にシートSを供給するようになっ
ている。
【0059】図1に示すように、シート供給装置50
は、図示しない積載台上に積み重ねられた複数枚のシー
トSを収納するシート積載手段であるシート収納装置5
3から最上位のシートSを1枚ずつ給送するピックアッ
プローラ55と、このピックアップローラ55によりシ
ート収納装置53から給送されてきたシートSを複写機
本体201内(図示矢印b方向)へ搬送する回転体であ
るフィードローラ56と、このフィードローラ56に対
向配置されてシート収納装置53から給送されたシート
Sが複数枚のとき、フィードローラ56の回転方向と逆
方向に回転して1枚のシートSに分離するための回転体
であるリタードローラ57と、複写機本体201の手前
に配置された搬送ローラ対59,59とを具備してい
る。
【0060】リタードローラ57は、発泡ゴムからな
り、ソリットのゴムよりつぶれ易くなっており、フィー
ドローラ56とリタードローラ57とが互いに接触する
接触部位の搬送方向幅であるニップ(接触部位)幅Xが
広くなるようになっている。
【0061】ピックアップローラ55が軸支されるピッ
クアップローラ軸64は、入力歯車77a,77bが軸
支される入力軸68を回動中心とする揺動板79に回転
自在に支持され、揺動板79は、ソレノイド81の吸引
部に設けられたレバー80により上下方向に回動される
ようになっている。揺動板79、レバー80、ソレノイ
ド81等の接離手段を構成している。
【0062】ピックアップローラ55は、シート収納装
置53に積み重ねられて収納された複数枚のシートSに
対して、ソレノイドOFF(非通電状態)時に自重で接
し、ソレノイドON(通電状態)時に離間させられる。
【0063】ピックアップローラ55、ならびにフィー
ドローラ56およびリタードローラ57の間のシート通
過領域60には、ガイド61が配設されている。なお、
以下、フィードローラ56とリタードローラ57の両方
を「シート分離搬送ローラ対56,57」と称し、符号
を「56,57」とする。
【0064】シート分離搬送ローラ対56,57と、搬
送ローラ対59,59の間にガイド62が配設されてい
る。搬送ローラ対59,59と複写機本体201との間
にもガイド62が配置されている。ガイド61,62,
62は、それぞれシートSを案内搬送するようになって
いる。
【0065】さらに、ニップ幅X内にシート検知センサ
ー54が配設され、シート通過領域60を挟んで対向す
る位置に反射板58が配設されている。シート検知セン
サー54と反射板58とはシート検知手段を構成してい
る。
【0066】シート検知センサー54は、LEDにより
発光する発光部と、反射板58により反射された光を受
光する受光部とで構成され、シートSによって遮光され
ることで受光部の受光量が減りシートの到達を検知する
ようになっている。
【0067】シート検知センサー54がシートの先端を
検知する位置の誤差(検知位置の誤差)は、LEDのス
ポット径や取り付け位置の誤差によるが、ニップ幅Xよ
り狭く設定されている。
【0068】ピックアップローラ55、シート分離搬送
ローラ対56,57は、図2および図3に示す駆動力伝
達装置63によって駆動される。
【0069】図2に示すように、駆動力伝達装置63に
は、ピックアップローラ軸64と、フィードローラ56
が軸支されるフィードローラ軸65a、65bと、入力
軸68が略平行に設けられている。さらに、入力軸68
の端部には、複写機本体210のメイン駆動手段から駆
動入力ベルト71を介して伝達された駆動力を入力軸6
8に伝達する電磁クラッチ72が設けられている。
【0070】また、入力軸68上に設けられた入力歯車
77aは、ピックアップローラ軸64に設けられたピッ
クアップ歯車78に噛合して、入力軸68に伝達された
回転駆動力をピックアップローラ軸64に伝達するよう
になっている。入力軸68上に設けられた入力歯車77
b,77bは、フィードローラ軸65a,65bに設け
られたフィード歯車76,76に噛合して、入力軸68
に伝達された回転駆動力をフィードローラ軸65a,6
5bに伝達するようになっている。
【0071】さらに、図3に示すように、フィードロー
ラ軸65a,65bと、リタードローラ57を軸支する
リタードローラ軸66およびこのリタードローラ軸66
に連結されたリタードローラ駆動軸67とが互いに略平
行に配設されている。リタードローラ軸66は、図示し
ない揺動自在な支持部材に支持されてフィードローラ軸
65a,65bに対して平行に接離可能となっている。
リタードローラ軸66とリタードローラ駆動軸67との
間にはカップリング69およびトルクリミッタ70が配
置されている。
【0072】また、フィードローラ軸65aとリタード
ローラ駆動軸67とには、リタードプーリ対74,74
が設けられている。このリタードプーリ対74,74に
掛け渡されたリタード駆動ベルト73によって、フィー
ドローラ軸65aの回転力がリタードローラ駆動軸67
に伝達されるようになっている。
【0073】なお、カップリング69はリタードローラ
57が変位しても、回転駆動力をリタードローラ駆動軸
67からリタードローラ軸66に伝達する継手である。
【0074】複写機本体201のメイン駆動手段から与
えられた回転駆動力は、駆動入力ベルト71に伝達さ
れ、シート供給タイミングに応じてON−OFF制御さ
れる電磁クラッチ72のアマチュア部に設けられたプー
リ75に入力される。ここで、電磁クラッチ72のロー
タ部と一体に回転する入力軸68とピックアップローラ
軸64およびフィードローラ軸65a、65bは、入力
歯車77a,77b,77bとピックアップ歯車78お
よびフィード歯車76,76によって互いに連結され、
またフィードローラ軸65aとリタードローラ駆動軸6
7およびリタードローラ軸66は、リタード駆動ベルト
73によって連結されているので、ピックアップローラ
軸64とフィードローラ軸65a,65bとリタードロ
ーラ軸66およびリタードローラ駆動軸67は同方向に
回転し、ピックアップローラ55とシート分離搬送ロー
ラ対56,57は、シート供給タイミングON時に同期
して回転駆動される。
【0075】上記駆動力伝達装置63により、シートS
がシート搬送方向(図1および図3に示す矢印b方向)
に1枚ずつ送られるとき、リタードローラ57はフィー
ドローラ56およびシートSとの間の摩擦力によりトル
クリミッタ20が空転して、リタードローラ駆動軸67
の駆動回転方向と逆方向(図1中、矢印c方向)に回転
する。
【0076】また、複数枚のシートSが複数枚給送され
たときは、リタードローラ57とシートSとの間の摩擦
力に対して、複数枚のシートS間の摩擦力が小さいこと
からトルクリミッタ70は空転しない。このため、リタ
ードローラ57はリタードローラ駆動軸67の回転駆動
方向と同方向(矢印a方向)に回転する。これにより、
複数枚送られたシートSの内、矢印a方向に回転するフ
ィードローラ56側すなわち最上部のシートSとそれ以
外のシートSとを分離し、複写機本体201内へのシー
トSの重送を防止するようになっている。
【0077】シート検知センサー54、電磁クラッチ7
2およびソレノイド81等は、制御手段97に接続され
ている。
【0078】次に、シート供給動作を説明する。
【0079】図4のフローチャート図に示すように、複
写機本体201からのシート供給開始信号(ステップ
(ステップをSと略称及び略記する)101)により、
制御手段97は、まず、シート検知センサー54によっ
て、シート分離搬送ローラ対56,57にシートSが到
達しているか否かを確認する(S102)。
【0080】シートSが到達していた場合、制御手段9
7は、ソレノイド81をON(通電状態)した(S10
3)後に、電磁クラッチ72もON(通電状態)する
(S104)。
【0081】シートSが到達していない場合、制御手段
97は、ソレノイド81をOFF(非通電状態)のまま
にしておき、電磁クラッチ72をON(通電状態)する
(S105)。シート検知センサー54によって、シー
ト分離搬送ローラ対56,57にシートSが到達したこ
とが検知された時点で(S106)、制御手段97は、
ソレノイド81をON(通電状態)し(S107)、ピ
ックアップローラ55をシートSから離す。
【0082】その後、搬送ローラ対59より搬送方向下
流にシートSの先端が搬送されると(S108)、制御
手段97は、電磁クラッチ72をOFF(非通電状態、
S109)し、シート検知センサー54によって、シー
トSの後端がシート分離搬送ローラ対56,57を抜け
たことが検知されると(S110)、ソレノイド81を
OFF(非通電状態に)する(S111)。ピックアッ
プローラ55はシートSに接し、次のシート供給動作に
備える。
【0083】なお、上記シート検知センサー54のかわ
りに、図4に示すシート検知手段であるシート検知機構
90を設けてもよい。
【0084】シート検知片であるレバー91は軸92に
回転自在に軸支され、レバー91の上端側がばね93に
より側板94に回転付勢されている。シートSが矢印b
方向に搬送され、シートSがレバー91に当接し、ばね
93の付勢方向とは反対にレバー91が回動し、レバー
91の、シートSとの当接部と反対側(レバー91の上
端側)でフォトインタラプター95のLEDにより発光
する発光部と受光部96の間を遮る。
【0085】この結果、受光部96の受光量が減り、シ
ートの到達が検知される。
【0086】また、検知位置誤差は、発光部と受光部9
6に設けられた受光部のスリット幅の寸法誤差や取り付
け位置の誤差によるが、レバー91が発光部と受光部9
6とを完全に遮る移動距離Yは、上記ニップ幅Xより狭
く設定されている。
【0087】なお、レバー91は、シートがシート通過
領域60を通過するとき、仮想線の位置よりさらに右に
回転するが、その状態においても、発光部と受光部96
とを完全に遮るだけの図5において左右方向の幅を有し
ている。
【0088】また、上記実施の形態で、シートを分離し
て搬送する機構を構成するシート分離搬送ローラ対5
6,57の内、リタードローラ57のみ発泡ゴムを使用
したが、上記ニップ幅Xを広げる構成であればよく、フ
ィードローラ56とリタードローラ57との少なくとも
一方が発泡ゴム、または、一方を2本のローラに架張さ
れたベルトであっても良い。ベルトである場合、シート
の幅方向に複数配列し、ベルト間にシート検知センサを
配設してもよい。
【0089】以上の実施の形態のシート供給装置50
は、次の利点を有している。 ニップ幅X内にシート検
知センサー54あるいはシート検知機構90を配設する
ことで、シートSがフィードローラ56とリタードロー
ラ57による搬送力が確実に発生してから、直ちにピッ
クアップローラ55をシートSから離間することで、重
送を防止することができる。
【0090】また、シートSの搬送方向と直交するシー
ト幅方向の概略中央にシート検知センサー54あるいは
シート検知機構90を配設することで、シートSが曲が
る(スキューする)ことなく重送を防止することができ
る。
【0091】さらに、シート供給開始信号により電磁ク
ラッチ72がONされる以前に、まず、シート検知セン
サー54あるいはシート検知機構90によってシートを
確認し、既に、シート検知センサー54にシートSが到
達している場合、ソレノイド81をONした後、電磁ク
ラッチ72をONすることで、シートSが束搬送されて
いても、ピックアップローラ55がシートSに当接した
状態で回転することがなく、重送を防止することができ
る。
【0092】また、シートを分離して搬送する機構の構
成を、フィードローラ56とリタードローラ57との少
なくとも一方が発泡ゴム、または、一方を2本のローラ
に架張されたベルトにすることによって、ニップ幅Xが
広がり、重送防止の効果を高めることができる。
【0093】次に、図6に基づいて、シート供給装置5
0を備えた画像形成装置である複写機200を説明す
る。シート供給装置50は、サイドデッキ204に組み
込まれている。サイドデッキ204は、複写機200の
本体201の側面に画像形成手段202よりシートの搬
送方向の上流側の搬送経路203に臨むように設置され
ている。
【0094】サイドデッキ204は、シートを積載させ
るリフター板205を底部に昇降可能に設けたシート積
載手段としてのシート積載部11と、リフター板205
上の複数枚のシートを上面から1枚ずつ分離して給送す
るシート供給装置50と、これらシート積載部11およ
びシート供給装置50を収納する筐体208と、サイド
デッキ204を画像形成装置本体である複写機本体20
1に対して設置する際にサイドデッキ204を摺動する
ガイドレール209とを備えている。
【0095】画像形成手段202は、ドラム形の電子写
真感光体215と、この周囲に電子写真感光215を一
次帯電する帯電器216と、レーザ光が照射させて静電
潜象が形成された電子写真感光体215にトナーを付着
させてトナー画像を形成する現像器217と、電子写真
感光体215上のトナー画像をシートを転写させる転写
器218と等で構成されている。
【0096】以上の構成の複写機200において、プラ
テン219上に載置された不図示の原稿の画像は、光学
読取手段219によって読み取られ、電子写真感光体2
15上に静電潜象として形成され、シート供給装置50
から送られてきたシートに転写される。シートに形成さ
れた画像は、定着手段220によって定着される。画像
が定着されたシートは、トレイ221に排出される。
【0097】また、シート供給装置50は、上記複写機
のみならず、プリンタ、ファクシミリ、これらの複合機
等にも備えることもできる。
【0098】上記の複写機200は、シートを重送する
ことの少ないシート供給装置50を備えているので、シ
ートに画像を確実に形成することができる。
【0099】
【発明の効果】本発明のシート供給装置は、1対の回転
体の接触部位(ニップ)にシートの先端が到達すると、
シート検知手段がシートの先端を検知して、制御手段が
接離手段を制御して、シート給送手段をシートから離間
させようになっているため、接触部位の下流まで束搬送
を防止でき、且つシート積載手段上のシート同士間の摩
擦力が減少し、1対の回転体に束搬送されてきたシート
がある場合には、1対の回転体の一方によって、束搬送
されてきたシート同士を分離して戻すことができる。さ
らに、1対の回転体の接触部位内にシートの先端が存在
する場合には、シートNO.3をとどめるだけでシート
NO.2が、シートNO.1に引きずられても1対の回
転体の一方の回転体とシートNO.2が直ちに接触し重
送を防止することができる。
【0100】本発明のシート供給装置は、シートの給送
開始時に、シート検知手段が、1対の回転体に既にシー
トが到達していることを検知した場合、制御手段がシー
ト給送手段とシートとを離間させるようになっている
と、シートが束搬送されていも、さらに束搬送される可
能性を低くすることができる。また、シート同士間の摩
擦力が減少し、1対の回転体の一方の回転体が、シート
を戻しやすい状態にして、シートの重送を防止すること
ができる。
【0101】本発明のシート供給装置は、1対の回転体
の少なくとも一方の回転体がシートの幅方向に複数に配
列され、シート検知手段が該複数の回転体の間に配設さ
れていると、シートのスキュー(曲がり)を防止するこ
とができる。
【0102】本発明のシート供給装置は、1対の回転体
をフィードローラとリバースローラとし、そのローラ同
士の接触部位(ニップ)の幅を、シート検知手段の検知
位置の誤差の範囲より広くしておくと、シート検知手段
が、フィードローラとリバースローラとの接触部位内に
あるシートの先端を確実に検知でき、シートの重送を確
実に防止することができる。
【0103】本発明のシート供給装置は、フィードロー
ラとリバースローラとの少なくとも一方のローラが、発
泡ゴム製であると、接触部位の、シート搬送方向の幅が
広がり、シートの先端を確実に検知でき、シートの重送
を確実に防止することができる。
【0104】本発明のシート供給装置は、1対の回転体
の一方の回転体がローラであり、他方の回転体がベルト
であると、接触部位の搬送方向の幅を広げることがで
き、重送をより確実に防止することができる。
【0105】本発明の画像形成装置は、シートの重送を
防止できる上記いずれか1つのシート供給装置を備えて
いるので、シートに確実に画像を形成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のシート供給装置の正面断面
図であり、図2中1−1矢視断面図でもある。
【図2】図1のシート供給装置の平面図である。
【図3】図1のシート供給装置におけるシートを分離し
て搬送する機構の斜視図である。
【図4】図1のシート供給装置の動作を示すフローチャ
ート図である。
【図5】他の実施形態のシート検知機構の正面断面図で
ある。
【図6】図1のシート供給装置を複写機本体(画像形成
装置本体)に備えた複写機(画像形成装置)の正面断面
図である。
【図7】従来のシート供給装置の正面断面図でもあり、
図8中7−7矢視断面図でもある。
【図8】図7のシート供給装置の平面図である。
【図9】図7のシート供給装置におけるシートを分離し
て搬送する機構の斜視図である。
【図10】図7のシート供給装置において束搬送が生じ
た状態を示す模式図である。
【符号の説明】
S シート 50 シート供給装置 53 シート収納装置(シート積載手段) 54 シート検知センサー(シート検知手段) 55 ピックアップローラ(シート給送手段) 56 フィードローラ(回転体) 57 リタードローラ(回転体) 58 反射板(シート検知手段) 59 搬送ローラ対 63 駆動力伝達装置 69 カップリング 70 トルクリミッタ 72 電磁クラッチ 79 揺動板(接離手段) 80 レバー(接離手段) 81 ソレノイド(接離手段) 90 シート検知機構(シート検知手段) 91 レバー(シート検知片) 95 フォトインタラプター 96 発光部 97 制御手段 200 複写機(画像形成装置) 201 複写機本体 202 画像形成手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3F343 FA02 FA05 FA06 FA09 FA16 FB01 FC01 GA01 GB01 GC01 GD01 HA12 HB04 JA19 JD03 JD09 JD33 JD34 LA04 LA15 LC11 LC19 LD11 MA03 MA14 MA33 MB03 MB14 MC17 MC21 MC22

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート積載手段に積載されたシートを該
    シート積載手段から給送するシート給送手段と、 前記シート給送手段と前記シートとを接離させる接離手
    段と、 前記シート給送手段の下流側に配設され前記シート積載
    手段から搬送されてきたシートを1枚ずつ分離して搬送
    する1対の回転体と、 前記1対の回転体同士が接触する部分に前記シートの先
    端が進入したことを検知するシート検知手段と、 前記シート検知手段が前記シートを検知したとき、前記
    シート給送手段と前記シートとが離間するように前記接
    離手段を制御する制御手段と、 を備えたことを特徴とするシート供給装置。
  2. 【請求項2】 前記シート検知手段が、前記シートに接
    触しないで前記シートの先端を検知する被接触センサで
    あることを特徴とする請求項1に記載のシート供給装
    置。
  3. 【請求項3】 前記シート検知手段が、前記シートに接
    触して、前記シートの搬送方向に回動可能なシート検知
    片を有することを特徴とする請求項1に記載のシート供
    給装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段が、シートの給送開始時
    に、前記シート検知手段が前記シートを検知したとき、
    前記接離手段を制御して前記シート給送手段と前記シー
    トとを離間させた後に、前記1対の回転体を始動制御す
    ることを特徴とする請求項1,2又は3に記載のシート
    供給装置。
  5. 【請求項5】 前記1対の回転体の少なくとも一方の回
    転体がシートの幅方向に複数に配列され、前記シート検
    知手段が該複数の回転体の間に配設されていることを特
    徴とする請求項1乃至4に記載の内、いずれか1項に記
    載のシート供給装置。
  6. 【請求項6】 前記1対の回転体の一方の回転体が、シ
    ート搬送方向に回転するフィードローラであり、他方の
    回転体が、前記シートが1枚のときシート搬送方向に回
    転し、前記シートが束状に搬送されてきたとき前記シー
    ト搬送方向と逆方向に回転するリバースローラであり、
    該1対のローラの接触部位の、前記シート搬送方向の幅
    を、前記シート検知手段の検知位置の誤差の範囲より広
    くしたことを特徴とする請求項1乃至5に記載の内、い
    ずれか1項に記載のシート供給装置。
  7. 【請求項7】 前記フィードローラと前記リバースロー
    ラとの少なくとも一方のローラが、発泡ゴム製であるこ
    とを特徴とする請求項6に記載のシート供給装置。
  8. 【請求項8】 前記1対の回転体の一方の回転体がロー
    ラであり、他方の回転体がベルトであり、前記ローラと
    前記ベルトの一方が、シート搬送方向に回転し、他方
    が、前記シートが1枚のときシート搬送方向に回転し、
    前記シートが束状に搬送されてきたとき前記シート搬送
    方向と逆方向に回転し、前記ローラとベルトとの接触部
    位の、前記シート搬送方向の幅を、前記シート検知手段
    の検知位置の誤差の範囲より広くしたことを特徴とする
    請求項1乃至5に記載の内、いずれか1項に記載のシー
    ト供給装置。
  9. 【請求項9】 前記ローラが発泡ゴム製であることを特
    徴とする請求項8に記載のシート供給装置。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至9の内、いずれか1項に
    記載のシート供給装置と、 該シート供給装置から送られてきたシートに画像を形成
    する画像形成手段と、を備えたことを特徴とする画像形
    成装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004210488A (ja) * 2003-01-06 2004-07-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd 読取装置
JP2008260613A (ja) * 2007-04-12 2008-10-30 Murata Mach Ltd 原稿分離供給装置及びこれを備えた画像読取装置
JP2010042873A (ja) * 2008-08-08 2010-02-25 Canon Inc シート給送装置及び画像形成装置

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