JP3061556B2 - 原稿自動給送装置及びそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

原稿自動給送装置及びそれを備えた画像形成装置

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JP3061556B2 JP7266043A JP26604395A JP3061556B2 JP 3061556 B2 JP3061556 B2 JP 3061556B2 JP 7266043 A JP7266043 A JP 7266043A JP 26604395 A JP26604395 A JP 26604395A JP 3061556 B2 JP3061556 B2 JP 3061556B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿自動給送装置
及びそれを備えた画像形成装置に関し、特に原稿束の最
上部又は最下部の原稿を確実に1枚づつ分離することが
できる構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ファクシミリと原稿複写(コピ
ー)において、原稿束を処理するページ順は、その使い
勝手からして次のように異なっている。即ち、ファクシ
ミリにおいては受信者が1ページ目から読めるようにす
るため原稿束の最上部の原稿である先頭ページの原稿か
ら順次送信し、コピーにおいては排紙トレー上で原稿束
と同じ順番に積載させるため原稿束の最下部の原稿であ
るラストページの原稿から順次コピーするようにしてい
る。
【0003】ところで、近年デジタル方式を用いたファ
クシミリとコピーとの複合機が開発されてきており、こ
のような機種においては原稿処理を行う一方、ファクシ
ミリにおいては先頭ページ送り、コピーにおいてはラス
トページ送りをするようにする必要がある。
【0004】図15は、このような機能を有している複
合機の内部構成を示す図であり、図中の上部二点鎖線内
は従来方式の原稿自動給送装置、下部二点鎖線内はデジ
タル方式の複合(ファクシミリとコピー)型画像形成装
置を示している。
【0005】この複合機では、原稿Dはユーザーの使用
上の混乱を避けるためにファクシミリ、コピーどちらの
場合も原稿面を上向き(以降フェイスアップと称する)
で積載し、ラストページから順に画像形成装置へ用紙を
送り順次原稿を読み取って行くようにしている。そし
て、コピーの場合はそのままの順番でコピーして行き、
ファクシミリの場合は全ページの情報を一旦メモリーに
蓄えた後、先頭ページから順に送信して行くようになっ
ている。
【0006】次に、この一連の動作を説明する。まず、
処理する原稿D1 は、ファクシミリ、コピーどちらの場
合もフェイスアップで原稿トレイ201上に積載され
る。そして、この後、重りローラー202にて加圧され
た状態でピックアップローラー215により、原稿束の
最下紙D1 から順に搬送されて行く。なお、216は束
重送を防ぐためのプレ分離板、204はフィードローラ
ー、203は図示せぬトルクリミッターを介して駆動伝
達を受けているリタードローラーであり、このローラー
対203,204を用いるリタード方式によって原稿は
1枚に分離され、搬送される。
【0007】205a,205bはレジストローラー対
であり、原稿をタイミングを合わせて原稿ガラス209
の上に搬送する。208は原稿搬送ベルトであり、ベル
ト駆動ローラー207、アイドラーローラー206によ
り架設され、矢印方向にベルトを駆動する。原稿搬送ベ
ルト208は原稿を原稿ガラス209の所定位置で一旦
停止させるものであり、このように原稿を停止した後、
ハロゲンランブ210a、反射笠2l0b、反射ミラー
210cからなるスキャナーユニット210が移動して
原稿を露光し、最大原稿幅分に並ぶCCDセンサー22
0により画像情報を読み取る。
【0008】ここで、この読み取られた画像情報は、フ
ァクシミリの場合は一旦メモリー230に蓄えられた
後、先頭原稿から順番に並び変えて送信されて行き、コ
ピーの場合はメモリーを介さず直接レーザードライバー
240に送り込まれ、読み取った順番に図示せぬ感光ド
ラム上に潜像を書き込まれて行く。なお、読み取りが終
了した原稿は再び原稿ベルト208、搬送コロ211を
介して原稿排出トレー212上に積載されて行く。
【0009】また、以上説明した方法の他に、ファクシ
ミリ、コピーに各々専用の原稿トレイを設け、ファクシ
ミリ用トレイからは積載紙の最上紙から順に用紙を搬送
し、コピー用トレイからは積載紙の最下紙から順に用紙
を搬送する方式なども提案されている。
【0010】さらに、1つの分離搬送手段の駆動方向を
正転、逆転させることにより、原稿搬送順序を最上紙か
らにするか、または最下紙からにするかを切り換え可能
とし、コピーモード時は最下紙(ラストページ)から、
FAXモード時は最上紙(先頭ページ)から搬送するよ
うにすることも提案されている。
【0011】これにより、コピーモード時はコピー出力
紙のページ順合わせ及び後処理装置(ソータ、フィニシ
ャ)との整合性のとれたシステムが可能となるように原
稿を順次画像形成装置に供給することができ、またFA
Xモード時は高価なページメモリの装着されていない画
像形成装置に接続されても先頭ページから順次送信可能
(一般的にファックスモードは原稿の先頭ページより送
受信し、先頭ページからの出力紙が得られるシステムを
とる)となり、システム全体のコストに寄与する構成を
可能とし、かつ読み取り、同時送信をも可能とし、ロス
タイム防止のシステムを構築することもできる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の原稿自動給送装置において、既述した明細書
にも記載されているように、先頭ページ又はラストペー
ジから原稿を給送する際に、分離手段、給紙手段の回転
方向を逆転するのみならず、各々の分離に適合した給紙
部入口ガイド形状を形成しないと、分離給送性が悪く給
送不良、重送等が発生し易くなる。
【0013】即ち、上分離時は、図16の(1) に示すよ
うに分離ニップ進入時、原稿束DXの上部から順に進入
するよう、あらかじめプレ分離的な作用をもたらすこと
が可能なガイド形状となる必要があり、下分離時は、図
16の(2) に示すように分離ニップ進入時、原稿束DX
の下部から順に進入するように原稿束DXがばらけるよ
うな形状となっていることが、安定した給紙を可能とす
る必須条件となる。
【0014】ところが、図17(1) 、(2) の構成を比較
しても理解できるように、同図の(2) に示す下分離の状
態においては、上方の分離ベルト21の領域では分離ニ
ップポイント100より上流側にプレ分離機能が期待で
きる反面、同図の(1) に示す上分離の状態では原稿束D
Xの状態を上分離に適した状態にさばくためには、原稿
束DXに当たって原稿束DXの角度を変える前分離部材
である分離前ガイド5を設ける必要がある。
【0015】ここで、このように分離前ガイド5を設け
た場合、この分離前ガイド5は、下分離の際には原稿を
ガイドする役割を果たすようになるため、原稿をスムー
ズにガイドすることのできるよう紙に対し抵抗の低い低
μ部材(一般的には、樹脂、詳細には、ABS:アクリ
ルニトリル・ブチレス・スティロールコポリマー、PO
M ポリアセタール系又は板金)で形成することが下分
離の信頼性を確保する意味で1つの制約条件となってい
た。
【0016】しかし、このように低μで分離前ガイド5
を構成すると、上分離の際、給紙開始時原稿束が分離部
に進入しても、要求される束くずし機能を十分満足せ
ず、プレ分離が不十分となり、例えば下部原稿が上部原
稿より先行して分離ニップ100に進入し、少数枚の逆
転現象ならともかく、多数枚の逆転現象の場合、分離ニ
ップ100のみでは戻しきれず、給紙不良及び重送につ
ながるというような問題点があった。
【0017】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、原稿束から原稿を確実に分離
することにより安定した分離給送性を確保できる原稿自
動給送装置及びそれを備えた画像形成装置を提供するこ
とを目的とするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、原稿トレイに
原稿束を積載すると共に、前記原稿トレイの下流側に設
けられた分離部にて前記原稿束の原稿を最上部又は最下
部から1枚づつ分離して給送する原稿自動給送装置にお
いて、前記分離部の上流端側に在って、最上部又は最下
部からの分離の切り換えに応じて姿勢状態が切り換わ
り、最上部からの分離のとき、上方からの原稿送り手段
側へ原稿束端を導く姿勢を形成し、最下部からの分離の
とき、下方からの原稿送り手段側へ原稿束端を導けるよ
うに前記姿勢を解除するガイド手段を有し、前記ガイド
手段は前記原稿トレイの先端で、揺動するガイド部材で
あることを特徴とするものである。
【0019】また本発明は、前記ガイド手段は、前記原
稿を最上部から分離させる場合には上方回動して通路よ
り上方に傾いた状態で突出した姿勢をとって前記分離部
に導かれる原稿束の端を上方に押上げる一方、前記原稿
を最下部から分離させる場合には下方回動して前記通路
より退避して前記姿勢を解除することを特徴とするもの
である。
【0020】また本発明は、前記分離部は上方側のベル
ト回転体と、下方側のローラ回転体とを有することを特
徴とするものである。
【0021】また本発明は、前記分離部は上方側のベル
ト回転体と下方側のローラ回転体を有し、前記ガイド手
段は最上部からの分離時に逆転する前記ローラ回転体よ
りも上方側に原稿を案内することを特徴とするものであ
る。
【0022】また本発明は、前記分離部は、上分離時に
は近づいて下分離時には離れる第1の上下一対の回転体
と、上分離時には離れて下分離時には近づく第2の上下
一対の回転体とを備え、前記ガイド手段の切り換わりは
前記回転体の接離動作に連動することを特徴とするもの
である。
【0023】また本発明は、 前記分離部は、モータの
回転方向の切り換えに連動して正逆転を切り換える分離
給送回転体を備え、前記ガイド手段の切り換わりは前記
モータの回転方向の切り換えに連動することを特徴とす
るものである。
【0024】また本発明は、前記ガイド手段の前記原稿
束との当接部分は、前記原稿束の原稿が最上部から1枚
づつずれるよう原稿間の摩擦係数よりも高い摩擦係数を
有していることを特徴とするものである。
【0025】また本発明は、前記ガイド手段の当接部分
には、前記原稿間の摩擦係数よりも高い摩擦係数を有し
た抵抗部材が貼り付け又はコーティングされていること
を特徴とするものである。
【0026】また本発明は、前記ガイド手段の当接部分
には、該当接部分が前記原稿間の摩擦係数よりも高い摩
擦係数を有するよう表面処理が施されていることを特徴
とするものである。
【0027】また本発明は、前記分離部は、用紙搬送方
向及び用紙逆送方向に選択的に回転自在の第1及び第2
の用紙搬送手段と、前記第1及び第2の用紙搬送手段に
対し接離自在に配設され、且つ該第1及び第2の搬送手
段の回転方向に対し逆方向に回転自在の第3及び第4の
用紙搬送手段を有し、前記第1の用紙搬送手段の用紙搬
送方向の回転時には、第3の用紙搬送手段は第1の用紙
搬送手段との間に用紙挟持部を形成して逆方向に回転
し、第4の用紙搬送手段は第2の搬送手段から離隔し、
前記第2の用紙搬送手段の用紙逆送方向の回転時には、
第4の用紙搬送手段は第2の用紙搬送手段との間に用紙
挟持部を形成して正方向に回転し、第3の用紙搬送手段
は第1の搬送手段から離隔することを特徴とするもので
ある。
【0028】また本発明は、更に、正転、逆転の両方向
への回転が可能なモーターを有し、前記モーターを駆動
源として前記第1及び第2の用紙搬送手段と概略平行な
駆動軸に第3、第4の用紙搬送手段を有し、前記モータ
ーの正転時には、第3の搬送手段は第1の搬送手段との
間に用紙挟持部を形成する位置に、第4の搬送手段は第
2の搬送手段との間に用紙挟持部を形成しない位置に設
定され、前記モーターの逆転時には、第3の搬送手段は
第1の搬送手段との間に用紙挟持部を形成しない位置
に、第4の搬送手段は第2の搬送手段との間に用紙挟持
部を形成する位置に設定されることを特徴とするもので
ある。
【0029】また本発明は、前記第3及び第4の搬送手
段の位置決めをする第1の移動手段を有し、前記モータ
ーの正転、逆転に対応した前記第3及び第4の搬送手段
の位置変更を前記第1の移動手段の位相変更により行な
い、前記第1の移動手段の位相変更を前記モーターの駆
動力により行なうことを特徴とするものである。
【0030】また本発明は、前記第1の移動手段はカム
部材であることを特徴とするものである。
【0031】また本発明は、前記ガイド部材の位置決め
をする第2の移動手段を有し、前記モーターの正転、逆
転に対応した前記ガイド部材の位置変更を前記第2の手
段の位相変更により行ない、前記第2の移動手段の位相
変更を前記モーターの駆動力により行なうことを特徴と
するものである。
【0032】また本発明は、前記第2の移動手段はカム
部材であることを特徴とするものである。
【0033】また本発明は、前記回転体は、くし歯状に
配列されていて、前記ガイド手段は回転体同士の間に出
没することを特徴とするものである。
【0034】また本発明は、前記原稿トレイ上の原稿束
の最上方に作用して原稿を分離部へ送る予備回転体と、
最下方に作用して原稿を分離部へ送る予備回転体とを備
えたことを特徴とするものである。
【0035】また本発明は、前記最上方の予備回転体の
回転により、ガイド手段上の原稿束の端は上方から順に
分離部側に捌かれることを特徴とするものである。
【0036】また本発明は、原稿トレイに原稿束を積載
すると共に、前記原稿トレイの下流側に設けられた分離
部にて前記原稿束の原稿を最上部又は最下部から1枚づ
つ分離して給送する原稿自動給送装置において、前記分
離部の上流端側に在って、最上部又は最下部からの分離
の切り換えに応じて傾斜状態が切り換わり、最上部から
の分離のとき、上方からの原稿送り手段側へ原稿束端を
導く傾斜を形成し、最下部からの分離のとき、この傾斜
を解除するガイド手段を有し、前記ガイド手段は、原稿
束先端を上方からの原稿送り手段側へ導くように傾斜し
ている第1のガイド部材と、この第1のガイド部材の傾
斜より突出したり、退避するように動作する第2のガイ
ド部材であることを特徴とするものである。
【0037】また本発明は、前記第1及び第2のガイド
部材は、各々下方のガイド部材であって、前記ガイド手
段は、更に、前記原稿束を前記分離部に導くガイド通路
を形成する動作可能な上方の第2のガイド部材と、前記
ガイド通路に突出するよう設けられ、それぞれ前記分離
部に導かれる原稿束に当接することにより該原稿束にず
れを生じさせる上方の第1のガイド部材と、を備え、前
記原稿を最上部から分離させる場合には前記下方の第1
のガイド部材が前記ガイド通路内に突出するよう上下一
対の前記第2のガイド部材を下方回動して前記上方の第
1のガイド部材を前記ガイド通路から退避させ、前記原
稿を最下部から分離させる場合には前記上方の第2のガ
イド部材が前記ガイド通路内に突出するよう前記上下一
対の第2ガイド部材を上方回動して前記下方の第1のガ
イド部材を前記ガイド通路から退避させるようにしたこ
とを特徴とするものである。
【0038】また本発明は、原稿トレイに原稿束を積載
すると共に、前記原稿トレイの下流側に設けられた分離
部にて前記原稿束の原稿を最上部又は最下部から1枚づ
つ分離して給送する原稿自動給送装置において、前記分
離部の上流端側に在って、最上部又は最下部からの分離
の切り換えに応じて傾斜状態が切り換わり、最上部から
の分離のとき、上方からの原稿送り手段側へ原稿束端を
導く傾斜を形成し、最下部からの分離のとき、この傾斜
を解除するガイド手段を有し、前記ガイド手段は、上下
一対のガイド部材を固定すると共に、上下一対の前分離
部材を回動可能とし、前記原稿を最上部から分離させる
場合には前記下部前分離部材がガイド通路内に突出する
よう前記上部前分離部材を上方回動してガイド通路から
退避させ、前記原稿を最下部から分離させる場合には上
部前分離部材が前記ガイド通路内に突出するよう前記下
部前分離部材を下方回動してガイド通路から退避させる
ようにしたことを特徴とするものである。
【0039】また本発明は、原稿を原稿載置部に給送す
る原稿自動給送装置と、この原稿自動給送装置にて給送
された原稿を読み取ってシートに画像を形成する画像形
成部と、を備える画像形成装置において、前記原稿自動
給送装置が請求項1乃至21記載の原稿自動給送装置で
あることを特徴とするものである。
【0040】また本発明のように、原稿束の最上部又は
最下部からの分離の切り換えに応じて姿勢状態が切り換
わるよう揺動するガイド部材を原稿トレイの先端に配
し、最上部からの分離のとき、このガイド部材を上方か
ら原稿送り手段側へ原稿束端を導く姿勢とし、最下部か
らの分離のとき、下方から原稿送り手段側へ原稿束端を
導けるように前記姿勢を解除するようにする。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。
【0042】図1は、本発明による原稿自動給送装置の
内部構成を示す図であり、この原稿自動給送装置Aは、
原稿トレイである給紙トレイ1上にユーザーが原稿束D
Xをフェイスアップ積載するものであり、コピー機能と
ともにFAX機能をも併せ持つデジタル複合複写機(以
下複合複写機と言う)Bに備えられたものである。
【0043】一方、同図において、2は揺動ガイド、3
はシャッター、4は半月ローラ、5は分離前ガイド、6
は搬送ベルト、7,8,12,13はガイド、14は排
紙ローラ、10,11,15はピンチローラ、16はア
ーム17の回動中心軸、19は原稿押え、20は分離ロ
ーラ、21は分離ベルト、22は駆動プーリ、23はベ
ルト支持体、24は従動プーリ、25はカム軸、51は
プラテン、52は左ジャンプ台である。
【0044】そして、このような構成の原稿自動給送装
置Aにおいて、原稿処理を行う際には、まず、原稿束D
Xを給紙トレイ1上にフェイスアップにてセットし、コ
ピーモー時においては、図2の(1)のように半月ロー
ラー4により原稿束DXの最下紙D3 が分離部Cに給紙
され、この分離部Cにて下分離されて最下紙D3 のみが
複合複写機B上面のプラテン51に載置される。
【0045】次に、複合複写機Bの複写動作のための画
像露光が終了すると、原稿(最下紙D3 )は、搬送ベル
ト6により図中矢印で示す左方向へ搬送され、搬送ロー
ラー9を通過し、排紙ローラー14も経由して再び給紙
トレイ1へ戻される。こうして、順次、原稿が給排紙さ
れ、全原稿が排出された時点で原稿束DXは初めてユー
ザーがセットした状態に戻ることになる。
【0046】一方、FAXモードでは、図2の(2)の
ように、原稿束DXは、排紙ローラー14がいわゆるピ
ックアップローラーの作用をすることにより分離部方向
に給紙される。なお、この排紙ローラー14は回動中心
軸16周りに回動可能なアーム17(図1参照)の先端
に保持されていて、FAXモード時は、原稿一枚給紙毎
に原稿束上に落下する仕組みになっている。
【0047】そして、この排紙ローラー14により最上
紙D1 が分離部Cに進入すると、分離部Cは上分離の機
能を果たし、これにより最上紙D1 のみが矢印方向へ給
紙され、プラテン51上に載置される。次に、このよう
に最上紙D1 がプラテン51上に載置されると、複合複
写機BはFAX送信のために原稿画像情報の読み取りを
行う。
【0048】なお、読み取られた原稿(最上紙D1 )は
搬送ベルト6により矢印に沿って図中右方向へ搬送さ
れ、右排紙ローラー対18Mを経由して複合複写機Bに
固定されている排紙トレイ18上にフェイスダウン(原
稿面下向き)で排紙され、順次積載されて行く。これに
より、全原稿の搬送、読み取りが終了すると、原稿束D
Xは、排紙トレイ18上に初めにセットした時と同じペ
ージ順で積載されることになる。
【0049】ところで、この原稿自動給送装置Aは、分
離部Cの上分離と下分離の機能の切り換えを行う切り換
え機構を備えており、この切り換え機構により既述した
ようにFAXモード及びコピーモードにおける分離部C
の上分離と下分離の機能の切り換えを行うようにしてい
る。
【0050】ここで、この切り換え機構は、図1に示す
ように分離部を形成する下方側のローラ回転体である分
離ローラー20及び上方側のベルト回転体である分離ベ
ルト21を互いに逆方向、即ち搬送方向と搬送逆方向に
回動させると共に、搬送方向に回動する部材の摩擦係数
を搬送逆方向に回動する部材の摩擦係数よりも高くする
ことにより、搬送方向に回動する部材に直接接する紙一
枚のみを給紙する一方、残りを搬送逆方向に回動する部
材により戻すという所謂クシ歯分離方式のものである。
【0051】図3は、この切り換え機構20Aの細部を
示すものであり、同図において20aは第1分離ローラ
ーであり、対紙摩擦係数2.0のEPDMである。な
お、この第1分離ローラー20aはP0M樹脂製のフラ
ンジ20a’に圧入により固定されている。また、21
aはそれぞれ第1分離ベルトであり、対紙摩擦係数1.
2のEPDMである。
【0052】ここで、これら第1分離ローラー20a
(第1の用紙搬送手段)及び第1分離ベルト21a(第
3の用紙搬送手段)は、コピーモード時対となって下分
離ニップを形成するものであり、分離ローラー20aを
搬送方向に、分離ベルト21aを搬送逆方向に回動させ
ることにより最下原稿のみを給紙するようになってい
る。
【0053】また、これら第1分離ローラー20a及び
第1分離ベルト21aの間には第2分離ローラー20b
(第2の用紙搬送手段)及び第2分離ベルト21b(第
4の用紙搬送手段)がそれぞれ設けられている。ここ
で、これら第2分離ローラー20b及び第2分離ベルト
21bは、FAXモード時対となると共に、分離ベルト
2lbを搬送方向に、分離ローラー20bを搬送逆方向
に回動することにより、最上原稿のみを給紙するように
なっている。なお、分離ローラー20bは対紙摩擦係数
1.2のEPDM、分離ベルト21bは対紙摩擦係数
2.0のEPDMである。
【0054】ところで、このように切り換え機構20A
を構成した場合、下分離時には上分離用分離対20b,
21bが分離の妨げになり、上分離時には下分離用分離
対20a,21aが同じく分離の妨げになる。このた
め、下分離時には第1分離ベルト21aの最下位置を図
中hの高さにすると共に第2分離ベルト21bを図中
h’の高さになるようにして上分離用分離対20b,2
1bのニップを解除し、上分離時には第2分離ベルト2
1bを図中hの高さにすると共に第1分離ベルト21a
を図中h’の高さになるようにして下分離用分離対20
a,21aのニップを解除するように構成している。
【0055】次に、このようなニップの解除のための機
構を図4を用いて説明する。
【0056】同図において、22は第1及び第2分離ベ
ルト21a,21bの駆動軸、22a,22bは樹脂製
のベルトプーリーであり、駆動軸22に一体成型により
固定されている。また、23a,23bは第1及び第2
分離ベルト21a,21bを引き伸ばして張架するよう
に第1及び第2分離ベルト21a,21bを保持する駆
動プーリー22a,22b及び従動プーリー24a,2
4bの軸間距離を保持するための第1及び第2ベルト支
持体であり、これらの第1及び第2ベルト支持体23
a,23bは、駆動軸22、従動プーリー24a,24
bに対し回動自在になっている。
【0057】そして、これらのベルト支持体23a,2
3bは、図中の位置決め面23Aの高さを変えることに
より、第1及び第2分離ベルト21a、21bと共に駆
動軸22を中心として回動し、分離ローラー20との高
さを図3で示したh、h’に変えることができる。これ
により、ニップ解除をする構成である。
【0058】次に、このようにベルト支持体23a,2
3bの位置決め面の高さの変更について図5を用いて説
明する。
【0059】同図において、カム軸25はCW(時計方
向)及びCCW(反時計方向)にそれぞれ90°回転す
るように設定されており、CWに90°回転した位置で
下分離状態に、CCWに90°回転した位置で上分離状
態に分離ベルト21の高さを設定するものである。
【0060】ところで、このカム軸25には第1の移動
手段である樹脂製の第1カム25a及び第2カム25b
が一体成形により固定されており、第1カム25aは第
1ベルト支持体23aの位置決め面23Aと長手方向で
対応する位置にあり、第2カム25bは第2ベルト支持
体23bの位置決め面と長手方向で対応する位置にあ
る。
【0061】なお、同図の(1)はコピー状態(下分離
状態)であり、カム位相により、第1ベルト支持体23
aが下げられており、第1カム25aに付いているビス
25Aのビス頭に位置決め面が当接している。また、第
2ベルト支持体23bは、第2カム25bにて位置決め
面が持ち上げられることにより、ニップ解除位置に来て
いる。なお、第1及び第2ベルト支持体23a,23b
は、図示せぬ付勢部材により常時図中P方向の力を受け
ており、位置決め面は常にカム25a,25bに沿って
変位するようになっている。
【0062】ここで、このコピー状態状態からFAX状
態(上分離状態)に変更させる場合は、カム軸25をC
CWを90°回転させるようにする。これにより、第1
カム25a及び第2カム25bは同図の(2)に示す状
態を経て、同図の(3)に示す上分離位置で停止する。
【0063】そして、この位置で第1カム25a及び第
2カム25bが停止すると、第1カム25aにて位置決
め面が持ち上げられることにより第1ベルト支持体23
aは上昇してベルトのニップは解除される一方、第2カ
ム25bの第2ベルト支持体23bとの当接が解除され
ることにより第2ベルト支持体23bは下降して上分離
用のニップが形成される。なお、この状態からカム軸2
5をCWへ90°回転させると、下分離位置に戻るよう
になっている。
【0064】一方、ニップ形成位置で位置決め面23A
がビス25Aのビス頭に乗っているのは、ニップでのベ
ルト高さは分離性能に大きな影響があることから高精度
な位置精度が必要となるので高さhを部品組み立て後に
実測し、規格内に入っていない場合はビス高さによって
調整可能とするためである。また、調整後に緩み防止と
して図示のナットを締めてダブルナットの構成とし、ビ
ス頭位置を維持している。
【0065】ところで、このように上分離と下分離とを
切り換えるのに際し、分離ニップ直前の原稿積載部分の
形状を変更する必要がある。即ち、図6に示すように上
分離では最上紙D1 が原稿束DXの中で最も分離ニップ
に近い位置に有り、また、下分離では最下紙D4 が最も
近い位置に来るようにする必要がある。なお、この際、
最上紙D1 または最下紙D4 以外は、その紙先端を分離
前ガイド5又は分離ローラー20に当接させて搬送を止
める、いわゆるプレ分離することが分離ニップ部での十
分な分離性能を確保するために重要である。
【0066】こうした事情により、本実施形態では、同
図に示すように分離ニップ前の原稿積載部分の形状を切
り換えている。即ち、同図の(1)に示すように上分離
においては原稿束DXを分離ニップまで導くガイド通路
である紙ガイド面Rは、給紙トレイ1、揺動ガイド2、
分離前ガイド5により構成するようにしている。
【0067】ここで、給紙トレイ1は装置本体に固定さ
れており、揺動ガイド2は支点32で後述する図11に
示すユニット側板40に回動自在に支持されると共に側
板40に設けられた固定部400との間に張られる引張
りバネ33でCCW方向の付勢を受けており、この付勢
力により側板40の切り起こし部35に当接し位置決め
されている。また、ガイド手段の一例であるガイド部材
である分離前ガイド5は支点軸34により、紙ガイド面
Rの先端部分を形成する揺動ガイド2に上下方向に回動
自在に支持されている。なお、31はユニット側板40
に設けられたカシメ軸であり、この上に分離前ガイド5
が自重で当接している。なお、この分離前ガイド5の長
手方向で分離ローラー20に相当する部分は破線で示さ
れる形状である。
【0068】ところで、この分離前ガイド5の破線で示
される先端部分5aは、後述するように上分離時、分離
前ガイド5が紙ガイド面Rより突出した際、原稿束DX
の側面に当接する当接部分であるが、この先端部分5a
は原稿間の摩擦係数(一般的には0.3〜0.7程度)
より高いμの抵抗部材M、摩擦係数μでいえばおよそ1
〜2程度の材質にて構成されている。
【0069】そして、このように先端部分5aの摩擦係
数を原稿間の摩擦係数よりも高くすることにより、上分
離時、原稿束DXは最上紙D1 から1枚づつずれるよう
になり、適正なプレ分離効果を発揮することができる。
なお、このような高いμの抵抗部材Mとしては、例えば
ウレタン系のゴムシートやCR系(又は同種)のゴムシ
ートがあるが、シーガルスウェード、フェルト等の非ゴ
ム類でもシートが接触して接触部材に適度の抵抗を与
え、かつダメージを与えない材料であれば同様の効果を
及ぼす。
【0070】さらに、シート状の部材であれば、分離前
ガイド5の先端部分5aに図7に示すように、給紙シー
トのリーディングエッジが段差によりひっかからないよ
うにあらかじめ抵抗部材Mの方を一段落して貼り付ける
か、あるいはコーティングしても良い。あるいはシート
状でなくても、図8に示すように分離前ガイド5の先端
部分5aのチップと抵抗部材Mのチップとを合体させて
1つのガイド5を構成するようにしても良い。
【0071】ところで、このように構成された先端部分
5aを有する分離前ガイド5は、上分離時には、図6の
(1) に示すように、支点軸34を支点として紙ガイド面
Rより上方に傾いた状態で分離ニップ100近傍に突出
するようになっている。そして、このように分離前ガイ
ド5が紙ガイド面Rより突出すると、自重で分離ニップ
100に向かう原稿束DXの側面が先端部分5aに当接
するようになる。
【0072】ここで、この先端部分5aの摩擦係数は、
原稿間の摩擦係数よりも高くなっているので、先端部分
5aに当接した原稿束DXは最上紙D1 から1枚づつず
れるようになり、原稿束DXの上分離に好適な束くずし
(プレ分離)が可能となる。なお、上分離時に分離前ガ
イド5の先端部分5aは最下紙D4 でである程度覆われ
ているために搬送の抵抗とはならず、1枚給紙の場合直
接原稿は先端部分5aに接触するが、この場合は原稿1
枚の自重が先端部分5aにかかるだけであり、ほとんど
搬送抵抗とならない。
【0073】一方、下分離時には、上分離に好適な束く
ずし(プレ分離)を可能とするよう同図の(2)に示す
ように、分離前ガイド5が分離ローラ20の内部に進入
し、抵抗部材Mが直接シートに接触しないようにしてい
る。
【0074】ところで、上分離時においては、給紙トレ
イ1、揺動ガイド2、分離前ガイド5により形成される
ガイドの概形は、図6の(1)に示すように下に凸のく
の字形になる。そして、この形状の作用及び抵抗部材M
の作用があいまって、原稿束DXは自重で図中左下方向
に滑べり、原稿束DXの側面が上方に傾いた状態で突出
している分離前ガイド5の先端部分5aに当接して停止
する。
【0075】ここで、このように原稿束DXの側面が分
離前ガイド5に当接して停止すると、原稿束DXにずれ
が生じ、最上紙D1 が最もニップに近くなるように積載
されてプレ分離されるので、この後排紙ローラー14が
原稿束DX上に落下し、搬送方向への駆動をかけると、
最上紙D1 は分離前ガイド5の傾斜面をのぼり、分離ニ
ップヘ進入するようになる。
【0076】一方、下分離時においては、同図の(2)
に示すようにカム軸25が上分離状態から90°CWへ
回動するようになっている。なお、同図において、25
cは第2の移動手段であるガイド切換用のカム、30は
分離ローラー20の中心軸20cに回動自在に保持され
る位置決めアームである。また、14aはウェイト板で
ある。
【0077】そして、このようにカム軸25が回転する
と、位置決めアーム30はカム軸25の回動に伴ないガ
イド切換用のカム25cにより押下げられ、中心軸20
cを中心にCCWに揺動し、その右端部が揺動ガイド2
の先端を持ち上げるようになる。ここで、このように揺
動ガイド2の先端が持ち上げられると、分離前ガイド5
の支点軸34が上昇し、これに伴って分離前ガイド5が
位置決め軸31に当接しなくなるので揺動ガイド2に対
して更にCCWに回動し、位置決め面5bが揺動ガイド
2の曲げ起こし部2aに当接して位置決めされる。
【0078】これにより、同図に示すような下分離時の
ガイド形状が構成され、この状態でユーザーが給紙トレ
イ1と揺動ガイド2で形成する用紙積載部に原稿をセッ
トし、コピーキーを押すとシャッター3が下降すると共
に半月ローラー4が回転し、これにより最下紙D4 はニ
ップ方向に搬送される。なお、この際、分離前ガイド5
は下方回動して紙ガイド面Rより退避しているので原稿
束DXに当接することなく、分離給送時の搬送負荷とな
らない。
【0079】ここで、揺動ガイド2の用紙積載面は分離
ニップ方向に向かっており、図示の如く、最下紙D4
最もニップに近づき、それ以外の紙は分離ベルト21で
戻されることによりプレ分離効果を確保している。
【0080】ところで、これまでの説明においては、分
離前ガイド5の抵抗部材Mを別部材にて構成する場合に
ついて述べてきたが、例えば樹脂の表面を荒らし(シー
トのエッジがひっかからないレベル、シボ等の表面処理
を施したもの)適正な抵抗を得るようにしても良い。ま
た、本実施形態においては、上側に分離ベルト21、下
側に分離ローラー20を配置したが、上側に分離ローラ
ー20、下側に分離ベルト21を配置するようにしても
良い。
【0081】さらに、図9に示すように、上下の分離部
材を共にベルト201,202で構成し、それぞれ上分
離、下分離時にベルト201,202の角度を変え、そ
れぞれ上分離、下分離に好適な分離部の形状が得られる
ようにしても良い。なお、同図において、2点鎖線は上
分離、実線は下分離に好適な各ベルト201,202の
状態を示しており、また203は給紙ガイドを、202
aは分離ベルトユニットの回動中心である。
【0082】また、この他の実施形態においては、給紙
ガイド203を固定し、上分離、下分離時にベルト20
1,202の角度を変えるようにしたが、本発明はこれ
に限らずベルト201,202を固定し、給紙ガイド2
03を揺動させるように構成しても良い。
【0083】さらに、これまでの説明において、クシ歯
分離を例にとって説明してきたが、例えば図10に示す
リタード方式においても上分離、下分離時に図示せぬ駆
動切換手段にて、上下2つのローラ300,301を逆
転可能な構成とし、上分離時は同図の(1)に示すよう
に上方のローラ300を給送ローラ、下方のローラ30
1をリタードローラとして機能させるようにする。
【0084】さらに、ガイド通路R’を形成するガイド
手段を構成する回動可能な第1及び第2のガイド部材で
ある給紙ガイド302a,302bのうちの上部給紙ガ
イド302aを下方回動させると共に、ガイド通路R’
に突出するよう設けられ、それぞれ分離部Cに導かれる
原稿束の側面に当接することにより原稿束にずれを生じ
させる上下一対の前分離部材303,304のうちの上
部前分離部材304をガイド通路R’から退避させるこ
とにより下部前分離部材303のみをガイド通路R’内
に突出させるようにして上分離に好適な束くずし(プレ
分離)を可能とすることもできる。
【0085】また、下分離時は同図の(2)に示すよう
に上方のローラ300をリタードローラ、下方のローラ
301を給送ローラとしての機能を持つように駆動を切
換え、かつ下部給紙ガイド302bを上方回動させて下
部前分離部材303をガイド通路R’から退避させるこ
とにより上部前分離部材304のみをガイド通路R’内
に突出させるようにして下分離に好適な束くずし(プレ
分離)を可能とすることもできる。
【0086】なお、この構成においては、前分離部材3
03,304を固定し、給紙ガイド302a,302b
を回動させるようにしているが、給紙ガイド302a,
302bを固定し、前分離部材303,304を可動と
しても同様の効果が期待できる。
【0087】以上説明したとおり、本実施形態では、分
離ベルト21の加圧、解除及び分離前の紙ガイド形状を
変えることにより、1つの分離部で上分離、下分離の両
方をできるようにしている。
【0088】ここで、本構成では、カム軸25の位相を
変えることにより、上分離と下分離とを切り換えるよう
にしているが、位相を変えるための方法としては、ソレ
ノイド、電磁クラッチ等を用いた電気的制御による手段
も考えられるが、本実施形態では次に示すような機械的
な手段を用いることにより、コストダウン、電気制御の
簡単化を実現している。
【0089】図11は、カム軸切換え機構を説明するた
めの分離部上視図であり、同図において、36,37は
分離ローラー軸20cに嵌合しているワンウェイクラッ
チ入りの第1及び第2アームである。ここで、第1アー
ム36は分離ローラー軸20cがCWに回転する時のみ
駆動が伝達されるものであり、第2アーム37は分離ロ
ーラー軸20cがCCWに回転する時のみ駆動が伝達さ
れるものである。
【0090】また、カム軸25には、第3及び第4アー
ム25d,25eが固定されており、この第3アーム2
5dは第1アーム36に、第4アーム25eは第2アー
ム37に対応する部分に取り付けられている。
【0091】さらに、カム軸25の端部には、バネ支板
38がビス止めされ、このバネ支板38と側板40の切
り起こし部40aとの間には、図11のB矢視図である
図12に示すように引張りバネ39が掛けられており、
カム軸25には引張りバネ39の張力によりトグル力が
作用するようになっている。
【0092】ところで、同図におけるカム軸25は、中
立位相であり、このようにカム軸25が中立位相にある
時はバネ39による回転モーメントは0であるが、カム
軸25がCCWに動かされるとCCWへの回転モーメン
トが、またCWに動かされるとCWへの回転モーメント
が生ずる構成となっている。
【0093】ここで、カム軸25がCWに回動して行く
と、バネ支板38が側板40の切り起こし部であるスト
ッパー40bに当接し、バネ力がうけとめられて回動を
停止する。この状態がコピーの下分離時である。また、
CCWに回動するとバネ支板38がストッパー40cに
当接し、回動を停止する。この状態がFAXの上分離時
である。
【0094】一方、図13はカム軸25の位相切換えを
するアームの作用を示す本実施形態の正面から見たとこ
ろの断面図であり、同図の(1)は上分離状態を示して
いる。ここで、この上分離では分離ローラー軸20cは
CWに回転しているため、第1アーム36にはワンウェ
イクラッチを介して駆動伝達されるが、対応する第3ア
ーム25dは第1アーム36が回動しても干渉又は係合
しない位置になっている。なお、第4アーム25eは、
対応する第2アーム37が回動すると干渉する位置にあ
るが、第2アーム37にはワンウェイクラッチにより駆
動伝達されないので問題にならない。
【0095】次に、上分離から下分離へ切換わる動作を
説明する。切換えに際し、図示せぬ分離部駆動モーター
が逆転し、これにより駆動される分離ローラー軸20C
も回転方向をCWからCCWに変わる。これにより、第
2アーム37は駆動伝達可能となり、第4アーム25e
とかみ合ってカム軸25をCWに回動させる。
【0096】そして、カム軸25が同図の(2)に示す
トグル中立位置を超えた地点まで回動すると、後は引張
りバネ39による回転モーメントにより同図の(3)に
示す下分離状態の位置まで回動して行く。ここで、この
状態となると、今度は第4アーム25eは対応する第2
アーム37と干渉しない位置に、また第3アーム25d
は第1アーム36と干渉する位置関係になるように設定
している。
【0097】これにより、下分離状態から再び分離部駆
動モーターが逆転すると、第1アーム36は駆動伝達可
能となり、第3アーム25dとかみ合ってカム軸25を
CCWに回動させる。そして、カム軸25がトグル中立
位置を超えた地点まで回動すると、後は引張りバネ39
による回転モーメントにより同図の(1)に示す上分離
状態の位置まで回動して行く。
【0098】このように本実施形態では、分離ベルト2
1と分離ローラー20を駆動する分離部駆動モーターの
正逆転により、分離対(ベルト、ローラー)の回転方向
を逆転させ、上分離、下分離を切り換えると共に、カム
軸の位相を切換え、これに伴ない、分離前の紙ガイド形
状を変更し、また、分離ニップの加圧、解除を行なうと
いった作用を得ている。
【0099】ところで、本実施形態では、クシ歯分離方
式による分離部を例示したが、本発明による効果は、リ
タード分離等の他の分離方式を用いた場合でも同様の効
果が得られる。
【0100】また、上分離、下分離の切り換えのための
分離部構成(ニップ加圧、分離前の紙ガイド形状)の変
更を、分離部駆動モーターの回転方向変更にともなう機
械的作用により行なうことにより、電気的な駆動手段
(ソレノイド、電磁クラッチ等)が不用となり、コスト
ダウンが可能になるうえに、電気制御方法も簡略化され
る。
【0101】次に上記のような用紙給送装置又は自動原
稿自動給送装置を用いて画像を形成する画像形成装置の
実施形態について図14を参照して説明する。
【0102】同図において搬送ベルト6により搬送され
た原稿はプラテン51上に載置され、下方に配置された
画像形成装置により画像が形成される。即ち、図示しな
いランプにより照射され、プラテン51上の原稿から反
射された光101はCCD等の光学読取装置102によ
り画像情報信号に変換される一方、レーザスキャナユニ
ット103からは画像情報信号に応じてレーザが照射さ
れ、このレーザにより像担持体としての感光ドラム10
4が露光され、潜像が形成される。
【0103】そして、この潜像は現像装置のトナー10
5により現像され、現像された現像像は転写手段10
6,107によりレジストローラ108により給送され
るシートPに転写される。なお、このシートPは、着脱
カセット109,110、デッキ111又は手差しトレ
イ112からレジストローラ108に給送されるように
なっている。
【0104】一方、現像像を転写されたシートPは搬送
ベルト113により定着装置114へ送られて定着さ
れ、片面コピーの場合は、搬送ローラにより排紙トレイ
115に排紙される。両面コピーの場合は、片面定着後
のシートPはフラッパ116の切換により、搬送ベルト
117,118、反転ガイド119により反転・搬送さ
れ、中問トレイ120上に一時載置され、そこから半月
ローラ121、ローラ122等によりレジストローラ1
08に搬送され、前記同様の画像形成行程により用紙の
他の1面に前記同様現像像が転写され、定着される。ま
た前記定着された同一面に再度画像を形成する場合は、
フラッパ123によりシートPは124方向に搬送さ
れ、そこから前記両面画像形成時と同様にシートPは搬
送されて画像が形成される。
【0105】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
最上部又は最下部からの分離給送に合わせて原稿束の分
離部側端を上方側、下方側に移動させるので、簡単な構
成で確実な上下分離給送ができる。又、前分離部材の原
稿束との当接部分が原稿間の摩擦係数よりも高い摩擦係
数を有するようにすることにより、原稿束の原稿が最上
部から1枚づつずれるようになり、適正なプレ分離効果
を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る原稿自動給送装置の内部構成を示
す図。
【図2】上記原稿自動給送装置の紙搬送説明図。
【図3】上記原稿自動給送装置の分離部説明図。
【図4】上記原稿自動給送装置の分離部要部拡大説明
図。
【図5】上記原稿自動給送装置分離部のベルト加圧、解
除説明図。
【図6】上記原稿自動給送装置の紙ガイド構成説明図。
【図7】分離前ガイドの抵抗部材貼付部詳細図。
【図8】分離前ガイドを構成する他の実施形態の構成
図。
【図9】本発明の他の実施形態に係る原稿自動給送装置
の分離部の一部を示す図。
【図10】本発明の他の実施形態に係る原稿自動給送装
置の分離部の概略構成図。
【図11】上記原稿自動給送装置の分離部の上視図。
【図12】上記分離部の要部側面拡大図。
【図13】上記原稿自動給送装置のカム軸位相切換え説
明図。
【図14】本発明に係る画像形成装置の全体該略図。
【図15】従来の原稿自動給送装置の説明図。
【図16】上分離及び下分離における好適な原稿束のさ
ばき状態(プレ分離状態)を表わす図。
【図17】従来の原稿自動給送装置の紙ガイド構成説明
図。
【符号の説明】
1 排紙トレイ 5 分離前ガイド 5a 先端部分 25a 第1カム 25b 第2カム 25c ガイド切換用のカム 302a,302b 給紙ガイド 303,304 前分離部材 C 分離部 R,R’ ガイド通路 DX 原稿束

Claims (22)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿トレイに原稿束を積載すると共に、
    前記原稿トレイの下流側に設けられた分離部にて前記原
    稿束の原稿を最上部又は最下部から1枚づつ分離して給
    送する原稿自動給送装置において、 前記分離部の上流端側に在って、最上部又は最下部から
    の分離の切り換えに応じて姿勢状態が切り換わり、最上
    部からの分離のとき、上方からの原稿送り手段側へ原稿
    束端を導く姿勢を形成し、最下部からの分離のとき、下
    方からの原稿送り手段側へ原稿束端を導けるように前記
    姿勢を解除するガイド手段を有し、 前記ガイド手段は前記原稿トレイの先端で、揺動するガ
    イド部材であ ることを特徴とする原稿自動給送装置。
  2. 【請求項2】 前記ガイド手段は、前記原稿を最上部か
    ら分離させる場合には上方回動して通路より上方に傾い
    た状態で突出した姿勢をとって前記分離部に導かれる原
    稿束の端を上方に押上げる一方、前記原稿を最下部から
    分離させる場合には下方回動して前記通路より退避して
    前記姿勢を解除することを特徴とする請求項1記載の原
    稿自動給送装置。
  3. 【請求項3】 前記分離部は上方側のベルト回転体と、
    下方側のローラ回転体とを有することを特徴とする請求
    記載の原稿自動給送装置。
  4. 【請求項4】 前記分離部は上方側のベルト回転体と下
    方側のローラ回転体を有し、前記ガイド手段は最上部か
    らの分離時に逆転する前記ローラ回転体よりも上方側に
    原稿を案内することを特徴とする請求項1記載の原稿自
    動給送装置。
  5. 【請求項5】 前記分離部は、上分離時には近づいて下
    分離時には離れる第1の上下一対の回転体と、上分離時
    には離れて下分離時には近づく第2の上下一対の回転体
    とを備え、 前記ガイド手段の切り換わりは前記回転体の接離動作に
    連動することを特徴とする請求項1記載の原稿自動給送
    装置。
  6. 【請求項6】 前記分離部は、モータの回転方向の切り
    換えに連動して正逆転を切り換える分離給送回転体を備
    え、 前記ガイド手段の切り換わりは前記モータの回転方向の
    切り換えに連動することを特徴とする請求項1記載の原
    稿自動給送装置。
  7. 【請求項7】 前記ガイド手段の前記原稿束との当接部
    分は、前記原稿束の原稿が最上部から1枚づつずれるよ
    う原稿間の摩擦係数よりも高い摩擦係数を有しているこ
    とを特徴とする請求項1記載の原稿自動給送装置。
  8. 【請求項8】 前記ガイド手段の当接部分には、前記原
    稿間の摩擦係数よりも高い摩擦係数を有した抵抗部材が
    貼り付け又はコーティングされていることを特徴とする
    請求項7記載の原稿自動給送装置。
  9. 【請求項9】 前記ガイド手段の当接部分には、該当接
    部分が前記原稿間の摩擦係数よりも高い摩擦係数を有す
    るよう表面処理が施されていることを特徴とする請求項
    7記載の原稿自動給送装置。
  10. 【請求項10】 前記分離部は、用紙搬送方向及び用紙
    逆送方向に選択的に回転自在の第1及び第2の用紙搬送
    手段と、前記第1及び第2の用紙搬送手段に対し接離自
    在に配設され、且つ該第1及び第2の搬送手段の回転方
    向に対し逆方向に回転自在の第3及び第4の用紙搬送手
    段を有し、 前記第1の用紙搬送手段の用紙搬送方向の回転時には、
    第3の用紙搬送手段は第1の用紙搬送手段との間に用紙
    挟持部を形成して逆方向に回転し、第4の用紙搬送手段
    は第2の搬送手段から離隔し、 前記第2の用紙搬送手段の用紙逆送方向の回転時には、
    第4の用紙搬送手段は第2の用紙搬送手段との間に用紙
    挟持部を形成して正方向に回転し、第3の用紙搬送手段
    は第1の搬送手段から離隔することを特徴とする請求項
    記載の原稿自動給送装置。
  11. 【請求項11】 更に、正転、逆転の両方向への回転が
    可能なモーターを有し、 前記モーターを駆動源として前記第1及び第2の用紙搬
    送手段と概略平行な駆動軸に第3、第4の用紙搬送手段
    を有し、 前記モーターの正転時には、第3の搬送手段は第1の搬
    送手段との間に用紙挟持部を形成する位置に、第4の搬
    送手段は第2の搬送手段との間に用紙挟持部を形成しな
    い位置に設定され、 前記モーターの逆転時には、第3の搬送手段は第1の搬
    送手段との間に用紙挟持部を形成しない位置に、第4の
    搬送手段は第2の搬送手段との間に用紙挟持部を形成す
    る位置に設定されることを特徴とする請求項10記載の
    原稿自動給送装置。
  12. 【請求項12】 前記第3及び第4の搬送手段の位置決
    めをする第1の移動手段を有し、前記モーターの正転、
    逆転に対応した前記第3及び第4の搬送手段の位置変更
    を前記第1の移動手段の位相変更により行ない、 前記第1の移動手段の位相変更を前記モーターの駆動力
    により行なうことを特徴とする請求項11記載の原稿自
    動給送装置。
  13. 【請求項13】 前記第1の移動手段はカム部材である
    ことを特徴とする請求項12記載の原稿自動給送装置。
  14. 【請求項14】 前記ガイド部材の位置決めをする第2
    の移動手段を有し、 前記モーターの正転、逆転に対応した前記ガイド部材の
    位置変更を前記第2の手段の位相変更により行ない、 前記第2の移動手段の位相変更を前記モーターの駆動力
    により行なうことを特徴とする請求項12記載の原稿自
    動給送装置。
  15. 【請求項15】 前記第2の移動手段はカム部材である
    ことを特徴とする請求項14記載の原稿自動給送装置。
  16. 【請求項16】 前記回転体は、くし歯状に配列されて
    いて、前記ガイド手段は回転体同士の間に出没すること
    を特徴とする請求項記載の原稿自動給送装置。
  17. 【請求項17】 前記原稿トレイ上の原稿束の最上方に
    作用して原稿を分離部へ送る予備回転体と、最下方に作
    用して原稿を分離部へ送る予備回転体とを備えたことを
    特徴とする請求項1乃至16のいづれかに記載の原稿自
    動給送装置。
  18. 【請求項18】 前記最上方の予備回転体の回転によ
    り、ガイド手段上の原稿束の端は上方から順に分離部側
    に捌かれることを特徴とする請求項17記載の原稿自動
    給送装置。
  19. 【請求項19】 原稿トレイに原稿束を積載すると共
    に、前記原稿トレイの下流側に設けられた分離部にて前
    記原稿束の原稿を最上部又は最下部から1枚づつ分離し
    て給送する原稿自動給送装置において、 前記分離部の上流端側に在って、最上部又は最下部から
    の分離の切り換えに応じて傾斜状態が切り換わり、最上
    部からの分離のとき、上方からの原稿送り手段側へ原稿
    束端を導く傾斜を形成し、最下部からの分離のとき、こ
    の傾斜を解除するガイド手段を有し、 前記ガイド手段は、原稿束先端を上方からの原稿送り手
    段側へ導くように傾斜している第1のガイド部材と、こ
    の第1のガイド部材の傾斜より突出したり、退避するよ
    うに動作する第2のガイド部材であることを特徴とする
    原稿自動給送装置。
  20. 【請求項20】 前記第1及び第2のガイド部材は、各
    々下方のガイド部材であって、前記ガイド手段は、
    に、前記原稿束を前記分離部に導くガイド通路を形成す
    動作可能な上方の第2のガイド部材と、前記ガイド通
    路に突出するよう設けられ、それぞれ前記分離部に導か
    れる原稿束に当接することにより該原稿束にずれを生じ
    させる上方の第1のガイド部材と、を備え、 前記原稿を最上部から分離させる場合には前記下方の第
    1のガイド部材が前記ガイド通路内に突出するよう上下
    一対の前記第2のガイド部材を下方回動して前記上方の
    第1のガイド部材を前記ガイド通路から退避させ、前記
    原稿を最下部から分離させる場合には前記上方の第2ガ
    イド部材が前記ガイド通路内に突出するよう前記上下一
    対の第2ガイド部材を上方回動して前記下方の第1のガ
    イド部材を前記ガイド通路から退避させるようにしたこ
    とを特徴とする請求項19記載の原稿自動給送装置。
  21. 【請求項21】 原稿トレイに原稿束を積載すると共
    に、前記原稿トレイの下流側に設けられた分離部にて前
    記原稿束の原稿を最上部又は最下部から1枚づつ分離し
    て給送する原稿自動給送装置において、 前記分離部の上流端側に在って、最上部又は最下部から
    の分離の切り換えに応じて傾斜状態が切り換わり、最上
    部からの分離のとき、上方からの原稿送り手段側へ原稿
    束端を導く傾斜を形成し、最下部からの分離のとき、こ
    の傾斜を解除するガイド手段を有し、 前記ガイド手段は、上下一対のガイド部材を固定すると
    共に、上下一対の前分離部材を回動可能とし、前記原稿
    を最上部から分離させる場合には前記下部前分 離部材が
    ガイド通路内に突出するよう前記上部前分離部材を上方
    回動してガイド通路から退避させ、前記原稿を最下部か
    ら分離させる場合には上部前分離部材が前記ガイド通路
    内に突出するよう前記下部前分離部材を下方回動してガ
    イド通路から退避させるようにしたことを特徴とする原
    稿自動給送装置。
  22. 【請求項22】 原稿を原稿載置部に給送する原稿自動
    給送装置と、この原稿自動給送装置にて給送された原稿
    を読み取ってシートに画像を形成する画像形成部と、を
    備える画像形成装置において、 前記原稿自動給送装置が請求項1乃至21記載の原稿自
    動給送装置であることを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101693126B1 (ko) * 2015-11-27 2017-01-05 주식회사 인앤인시스템 빨래건조대

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